JP2009148425A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】軟便や水様便を性器周りに付着させ難くし、性器周りを汚す事態を防止する効果が高い使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】トップシート18のうち便落下領域52Aより前方の領域の少なくとも一部を被覆するように配置された吸収パッド50Aと、を備え、吸収パッド50Aは、第2吸収体54Aと、少なくとも一部が液透過性材料からなり、第2吸収体54Aの上面を被覆するように配置された上被覆シート56Aと、第2吸収体54Aの下面を被覆するように配置された下被覆シート58Aと、吸収パッド50Aを立体的に起立させる起立用伸縮材60Aとを有するものであり、起立用伸縮材60Aは、おむつの前後方向に沿って配置され、吸収パッド50Aは、トップシート18の表面に対して接合されており、吸収パッド50Aとトップシート18との接合部62Aは、吸収パッド50Aの前端縁部に形成されている使い捨ておむつ1A。
【選択図】図4

Description

本発明は、吸収体、トップシート、バックシートを備えた使い捨ておむつに関するものである。詳しくは、軟便や水様便が性器周りに付着し難い使い捨ておむつに関するものである。
近年、乳幼児用、或いは高齢者・障害者用のおむつとして、吸収体と、少なくとも一部が液透過性材料からなり、吸収体の上面を被覆するように配置されたトップシートと、液不透過性材料からなり、吸収体の下面を被覆するように配置されたバックシートとを備えた使い捨ておむつが汎用されている。
このような使い捨ておむつは、トップシートの表面を着用者の肌に接するように宛がって使用することにより、着用者の排泄した尿はトップシートを透過して、吸収体によって吸収・保持されるとともに、防漏性に優れたバックシートによって、排泄物のおむつ外部への漏洩が防止されるものである。
しかしながら、前記のような構成の使い捨ておむつは、尿の吸収・保持を念頭に作られたものであり、軟便や水様便の吸収・保持についてはあまり考慮されていなかった。即ち、軟便や水様便は固形分を含み粘性があるため、尿と比較してトップシートを透過し難い。従って、トップシートを透過し、吸収体に吸収される前に、トップシートの表面上を流動して広い領域に拡散し、性器周りを汚してしまい易いという問題がある。
そこで、吸水性シートによって被包された吸収性芯材からなる吸水性パネル(吸収パッド)を表面シート(トップシート)上の前身頃側の領域に配置するとともに、その吸水性パネルに吸水性パネルを起立させるためのスペーサー(起立用伸縮材)を配置した使い捨ておむつが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
前記使い捨ておむつは、スペーサーの収縮によって、吸水性パネルが表面シートから弧を描くように離間するため、性器が直接接触している吸水性パネルを、軟便や水様便が流動・拡散する表面シートから離間させることができる。従って、軟便や水様便を性器に付着させ難くし、性器が汚される事態を防止することができるとされている。
特開2005−334537号公報
しかしながら、前記の使い捨ておむつは、必ずしも吸水性パネルを表面シートから離間させることができるものではなく、軟便や水様便が性器に付着し、性器が汚される不具合が発生するおそれがあった。即ち、軟便や水様便を性器周りに付着させ難くし、性器周りが汚される事態を防止するという効果の面で未だ不十分なものであり、解決すべき課題が残されていた。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであって、軟便や水様便を性器周りに付着させ難くし、性器周りを汚す事態を防止する効果が高い使い捨ておむつを提供するものである。
本発明者らは、前記の従来技術の課題を解決するために鋭意検討した結果、特許文献1に記載の使い捨ておむつは、吸水性パネル(吸収パッド)を起立させるためのスペーサー(起立用伸縮材)がおむつの左右方向に向かって配置されているために、吸水性パネルを十分に起立させることができず、表面シート(トップシート)との離間が不十分となっているという知見を得た。そして、吸収パッドに配置する起立用伸縮材の配置方法を工夫することによって、前記課題が解決されることに想到し、本発明を完成させた。具体的には、本発明により、以下の使い捨ておむつが提供される。
[1] 前身頃、股下部、後身頃の各部から形成され、第1吸収体と、少なくとも一部が液透過性材料からなり、前記第1吸収体の上面を被覆するように配置されたトップシートと、液不透過性材料からなり、前記第1吸収体の下面を被覆するように配置されたバックシートと、前記トップシートのうち便落下領域より前方の領域の少なくとも一部を被覆するように配置された吸収パッドと、を備え、前記吸収パッドは、第2吸収体と、少なくとも一部が液透過性材料からなり、前記第2吸収体の上面を被覆するように配置された上被覆シートと、前記第2吸収体の下面を被覆するように配置された下被覆シートと、前記吸収パッドを立体的に起立させる起立用伸縮材とを有するものであり、前記起立用伸縮材は、おむつの前後方向に沿って配置され、前記吸収パッドは、前記トップシートの表面に対して接合されており、前記吸収パッドと前記トップシートとの接合部は、前記吸収パッドの前端縁部に形成されている使い捨ておむつ。
[2] 前記吸収パッドは、前記トップシートの表面に対して接合されており、前記吸収パッドと前記トップシートとの接合部は、前記吸収パッドの左側縁部、前端縁部及び右側縁部が前記トップシートの表面に対して連続的に接合されるように形成されており、前記吸収パッドの後端縁部は、前記トップシートの表面に対して非接合の状態となっている前記[1]に記載の使い捨ておむつ。
[3] 前記起立用伸縮材は、その後端が、前記吸収パッドの左側縁部及び右側縁部に形成された前記接合部の後端より後方に突出するように配置されている前記[2]に記載の使い捨ておむつ。
本発明の使い捨ておむつは、軟便や水様便を性器周りに付着させ難くし、性器周りを汚す事態を防止する効果が高いものである。
以下、本発明の使い捨ておむつを実施するための最良の形態について説明する。但し、本発明はその発明特定事項を備える使い捨ておむつを広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。
なお、「前身頃」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の腹側(身体前方)を覆う部分、「股下部」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の股下を覆う部分、「後身頃」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の背側(身体後方)を覆う部分を意味するものとする。
また、本明細書において、「股下部領域」というときは、各構成部材(例えば、トップシート等)のうち、おむつの股下部に相当する部分に存在する領域を意味するものとする。「前身頃領域」、「後身頃領域」も同様である。また、「便落下領域」とは、おむつを着用した状態において、着用者の肛門の直下に位置する領域を意味し、通常は、トップシートの股下部領域及び/又は後身頃領域の一部に存在する。
[1]本発明の使い捨ておむつの特徴部分の構成:
本発明の使い捨ておむつは、図1〜図4に示す使い捨ておむつ1Aのように、トップシート18のうち便落下領域52Aより前方の領域の少なくとも一部を被覆するように配置された吸収パッド50Aを備え、吸収パッド50Aは、第2吸収体54Aと、少なくとも一部が液透過性材料からなり、第2吸収体54Aの上面を被覆するように配置された上被覆シート56Aと、第2吸収体54Aの下面を被覆するように配置された下被覆シート58Aと、吸収パッド50Aを立体的に起立させる起立用伸縮材60Aとを有するものである。そして、起立用伸縮材60Aは、おむつの前後方向に沿って配置され、吸収パッド50Aは、トップシート18の表面に対して接合されており、吸収パッド50Aとトップシート18との接合部62Aは、吸収パッド50Aの前端縁部に形成されている点に特徴がある。
起立用伸縮材60Aをおむつの前後方向に沿って配置すると、吸収パッド50Aに、おむつの前後方向に収縮する力が作用する。しかし、剛性の高い第2吸収体54Aが前記収縮を阻害するため、吸収パッド50Aは上下いずれかの方向に反る変形をし易くなる。また、吸収パッド50Aはその前端縁部が、剛性の高い第1吸収体22と一体的に形成されたトップシート18に固定されている。従って、図5に示すように、吸収パッド50Aの後端側が上側に向かって反り返り、その部分が立体的に起立する。このような構成は、トップシート18と吸収パッド50Aとを大きく離間させることができるので、便を収容する内部空間64Aの容積を大きくとることができる。従って、吸収パッド50Aの下(即ち、内部空間64A)に流入した便が、吸収パッド50Aの両側縁の隙間から漏れ出して、着用者66の肌を汚す事態を回避することができる。
このように、本発明の使い捨ておむつは、吸収パッド50Aを上側に向かって大きく反り返らせることができるので、吸収パッド50Aを十分に起立させることが可能となる。従って、着用者の性器が直接接触している吸収パッド50Aを、軟便や水様便が流動・拡散するトップシート18から十分に離間させることが可能となる。
また、吸収パッド50Aとトップシート18との間に比較的大きな内部空間64Aを形成することができる。従って、一時に大量の軟便や水様便が排泄された場合でも、軟便や水様便を内部空間64Aに流入させることができ、内部空間64Aで軟便や水様便の吸収・捕捉を行うことが可能となる。即ち、軟便や水様便がトップシート18上で広く拡散してしまった場合でも、着用者の肌や性器とは非接触の内部空間64Aにおいて軟便や水様便を吸収・捕捉させることができるため、軟便や水様便が性器周りに付着し難く、性器周りが汚される事態を有効に防止することができる。
[1−1]吸収パッド:
本発明の使い捨ておむつは、トップシートのうち便落下領域より前方の領域の少なくとも一部を被覆するように配置された吸収パッドを備えている。このような構成により、着用者の性器はトップシートの表面ではなく、吸収パッドの上面に当接することになる。
一般に、「吸収パッド」とは、吸収体を何らかのシート材で被包した吸収性物品を指す。但し、本発明の使い捨ておむつにおいては、吸収パッドは、第2吸収体と、少なくとも一部が液透過性材料からなり、第2吸収体の上面を被覆するように配置された上被覆シートと、第2吸収体の下面を被覆するように配置された下被覆シートと、吸収パッドを立体的に起立させる起立用伸縮材とを有する部材を意味するものとする。
第2吸収体は、後述する第1吸収体と同様の構成を採用することができる。第2吸収体の形状は特に限定されないが、矩形状のものを好適に用いることができる。
上被覆シートは、第2吸収体の上面を被覆するように配置されるシート材であり、少なくとも一部が液透過性材料からなるものである。このような構成により、排泄された尿が上被覆シートを透過して、第2吸収体に吸収される。上被覆シートは、後述するトップシートの構成に準じたものとすればよい。但し、上被覆シートについては、尿の透過性を向上させる観点から、その全体が液透過性材料からなるものが好ましい。
下被覆シートは、第2吸収体の下面を被覆するように配置されるシート材である。下被覆シートは、バックシートのようにおむつ外部への漏れを考慮する必要はないため、シートの材質は特に限定されない。但し、上被覆シート同様に液透過性材料によって構成することが好ましい。液透過性材料で構成することによって、第2吸収体によって吸収し切れなかった尿が下被覆シートを透過してトップシート上に落下するため、その尿を第2吸収体に吸収させることが可能となる。
上被覆シートと下被覆シートは、第2吸収体の周縁部に延在するフラップ部を形成している。即ち、上被覆シートと下被覆シートは、第2吸収体を上下から挟み込んだ状態で、周縁部が封着されており、上被覆シートと下被覆シートとの間に第2吸収体が介装されている。上被覆シートと下被覆シートの周縁部は、例えば、ホットメルト接着剤等で貼り合わせられる。
吸収パッドは便落下領域より前方の領域の少なくとも一部(即ち、全部又は一部)を被覆するように配置する。「便落下領域より前方の領域」であるから、おむつを着用した状態において、吸収パッドの後端が、着用者の肛門、好ましくは着用者の会陰部よりも前方に位置するように配置する。
また、1対の立体ギャザーが形成されている場合においては、吸収パッドは、その右端及び左端が、各立体ギャザーの固定端(下端縁、起立線と称する場合もある。)の近傍まで配置されていることが好ましい。これにより、吸収パッドの幅を最大限利用することが可能となる。このように、吸収パッドを幅広に配置することにより、着用者の性器と軟便・水様便との接触をより確実に回避することができ、吸収パッドとトップシートの間の内部空間に繋がる開口部を広くとることができる。通常、立体ギャザーの固定端の内側5mm程度の位置に吸収パッドの右端及び左端が位置するように配置すればよい。但し、おむつの製造時に、立体ギャザーとの干渉を起こさないよう、適宜設計することが好ましい。
吸収パッドは、トップシートの表面に対して接合されており、吸収パッドとトップシートとの接合部は、吸収パッドの前端縁部に形成されている。既に述べたように、吸収パッドの前端縁部を固定しておくことにより、トップシートと吸収パッドとを大きく離間させることができ、便を収容する内部空間の容積も大きくとることができる。トップシートの表面であれば、第1吸収体の直上に固定端が位置するように固定してもよいし、第1吸収体周縁のフラップ部に固定端が位置するように固定してもよい。
また、本発明の使い捨ておむつは、図6〜図9に示す使い捨ておむつ1Bのように、吸収パッド50Bとトップシート18との接合部62Bは、吸収パッド50Bの左側縁部、前端縁部及び右側縁部がトップシート18の表面に対して連続的に接合されるように形成されるとともに、吸収パッド50Bの後端縁部は、トップシート18の表面に対して非接合の状態となっていることが好ましい。例えば、吸収パッドが矩形状に形成されている場合であれば、吸収パッドの四辺のうち、左側縁部、前端縁部及び右側縁部の三辺を連続的に、全体がコの字状を呈するように接合して固定し、後端縁部の一辺のみを開放した状態とする。
前記のような構成では、起立用伸縮材が収縮すると、吸収パッドが立体的に起立し、トップシートから吸収パッドが離間するとともに、吸収パッドの後端側に、トップシートと吸収パッドの間の内部空間への開口部が形成される。従って、便落下空間に排泄された軟便や水様便を前記空間に流入させることが可能となる。一方、吸収パッドの左側縁部、前端縁部及び右側縁部は接合部によって連続的に封着されているので、前記内部空間に流入した軟便や水様便が脚周り開口部や前身頃側の端部から漏れる事態を効果的に抑制することができる。
吸収パッドは、吸収パッドを立体的に起立させる起立用伸縮材を有している。吸収パッドを立体的に起立させるためには、吸収パッドの一部に伸張状態で起立用伸縮材を固定することが必要である。
起立用伸縮材は、上被覆シートと第2吸収体の間に配置することが好ましい。第2吸収体の上側に伸縮材を配置することにより、第2吸収体に対して直接的に伸縮力を作用させることが可能となり、第2吸収体が上側に向かって反り返り易くなる。但し、吸収パッドの中央部に、あまりに多くの起立用伸縮材を配置すると、着用者がデリケートな性器部分に異物感を感じ、着用感を低下させる場合がある。従って、起立用伸縮材は吸収パッドの両側縁部に配置することが好ましい。
本発明の使い捨ておむつは、吸収パッドの起立用伸縮材を、おむつの前後方向に沿って配置する点に特徴がある。既に述べたように、起立用伸縮材をおむつの前後方向に沿って配置すると、吸収パッドは上側に向かって反り返り、後端縁がトップシートより離れることによって吸収パッドを立体的に起立させる。
一方、おむつの左右方向に沿って起立用伸縮材を配置した場合(例えば、フラップ部のうち第2吸収体の後側の領域に、吸収パッドの後端に沿って起立用伸縮材を配置した場合)には、吸収パッドの左右方向(横方向)に収縮力が作用する。従って、吸収パッドは水平方向に向かって収縮するだけで、上側に向かって反り返ることはない。即ち、吸収パッドとトップシートの間の内部空間及び内部空間への開口部とも大きく形成することが期待できない。
なお、「おむつの前後方向に沿って」とは、概ねおむつの前身頃側から後身頃側に向かって配置されていることを意味する。例えば、吸収パッドが矩形状に形成されている場合には、例えば、吸収パッドの側縁に沿って起立用伸縮材を配置すればよい。
起立用伸縮材の材質、固定方法、固定時の伸張率等は、後述する立体ギャザー伸縮材と同様の構成を採用することができる。但し、起立用伸縮材は、その後端が、吸収パッドの左側縁部及び右側縁部に形成された接合部の後端より後方に突出するように配置されていることが好ましい。
換言すれば、吸収パッドの左側縁部及び右側縁部においては、接合部を吸収パッドの後端まで形成せず、吸収パッドの後端側に一部非接合の領域を形成し、起立用伸縮材については、吸収パッドの左側縁部及び右側縁部の接合部を超えて、吸収パッドとトップシートとが接合されていない非接合の領域にまで配置する。
こうすることにより、起立用伸縮材が収縮すると、吸収パッドの後端縁部が捲くれ上がるように開口し、吸収パッドとトップシートとの間に形成される空間への開口部を大きく開口させることが可能となる。従って、便落下空間に排泄された軟便や水様便を前記内部空間に流入させ易くなる。また、吸収パッドの後端側を固定せず自由端とすれば、着用者の体圧がかかると吸収パッドは下側に押し付けられる。従って、吸収パッドの端部(後端部)が着用者の肌に当たって、肌を刺激することを回避できる。
前記の効果をより確実に得るためには、起立用伸縮材の後端が、吸収パッドの後端まで配置されていることが更に好ましい。一方、起立用伸縮材の前端は、トップシートと固定されているため、起立用伸縮材の収縮力によって変形させることは好ましくない。従って、起立用伸縮材の前端を吸収パッドの前端まで配置する必要はない。
以下、起立用伸縮材の配置形態について、図面を参照しながら説明する。
図10Aは、図1に示す使い捨ておむつ1Aの吸収パッド50Aの部分を上面側から見た状態を示す模式図である。そして、図10Bは、図10Aに示す吸収パッド50AのA−A’断面を示す模式図である。符号62Aはトップシートとの接合部を示す。
図10A及び図10Bに示す吸収パッド50Aは、上被覆シート56Aと下被覆シート58Aとによって形成されたフラップ部のうち、第2吸収体54Aの左右側縁より外側の部分に、各2本ずつの起立用伸縮材60Aを配置した例である。
この構成は、起立用伸縮材60Aが第2吸収体54Aに重ならないため、図11Aに示す吸収パッド50C等と比較すると、第2吸収体54Aを反らせる力は弱い。しかしながら、このような形態でも起立用伸縮材60Aの収縮力によって、第2吸収体54Aを反らせることは可能である。中でも、第2吸収体54Aが比較的薄い場合等、第2吸収体54Aが反り返り易い形態の場合には、十分に本発明の効果を発揮させることができる。
図11Aは、使い捨ておむつの吸収パッド50Cの部分を上面側から見た状態を示す模式図である。そして、図11Bは、図11Aに示す吸収パッド50CのA−A’断面を示す模式図である。符号62Cはトップシートとの接合部を示す。
図11A及び図11Bに示す吸収パッド50Cは、上被覆シート56Cと下被覆シート58Cとによって形成されたフラップ部のうち、第2吸収体54Aの左右側縁より外側の部分に、各1本ずつの起立用伸縮材60Cを配置し、上被覆シート56Cと第2吸収体54Cの間にも、各1本ずつの起立用伸縮材60Cを配置した例である。
この構成は、起立用伸縮材60Cの一部(4本中2本)が第2吸収体54Cと重なるように配置されているため、図10Aに示す吸収パッド50Aと比較して、第2吸収体54Cが反り返り易いという利点がある。また、起立用伸縮材60Cの一部を第2吸収体54C上に配置しているため、専ら起立用伸縮材60Cの配置のためにフラップ部の面積を広げる必要がない。即ち。図10Aに示す吸収パッド50Aと比較して、フラップ部を狭く(面積を少なく)構成することができる。
図12Aは、使い捨ておむつの吸収パッド50Dの部分を上面側から見た状態を示す模式図である。そして、図12Bは、図12Aに示す吸収パッド50DのA−A’断面を示す模式図である。符号62Dはトップシートとの接合部を示す。
図12A及び図12Bに示す吸収パッド50Dは、上被覆シート56Dと下被覆シート58Dとによって形成されたフラップ部のうち、第2吸収体54Dの左右側縁より外側の部分に、各1本ずつの起立用伸縮材60Dを配置し、上被覆シート56Dと第2吸収体54Dの間には、第2吸収体54Dの左右側縁近傍に、各5本ずつの起立用伸縮材60Dを配置した例である。
この構成は、第2吸収体54Dと重なるように配置された起立用伸縮材60Dが10本(左右各5本)と多いため、例えば、第2吸収体54Dが比較的厚い場合等、第2吸収体54Dが反り返り難い形態の場合であっても、十分に本発明の効果を発揮させることができる。
図13Aは、使い捨ておむつの吸収パッド50Eの部分を上面側から見た状態を示す模式図である。そして、図13Bは、図13Aに示す吸収パッド50DのA−A’断面を示す模式図である。符号62Eはトップシートとの接合部を示す。
図13A及び図13Bに示す吸収パッド50Eは、フラップ部を有しない吸収パッドの例である。吸収パッド50Eは、上被覆シート56Eの側縁部によって、第2吸収体54Eと下被覆シート58Eを包み込むように構成し、上被覆シート56Eと第2吸収体54Eの間には、第2吸収体54Eの左右側縁近傍に、各2本ずつの起立用伸縮材60Eを配置した例である。即ち、上被覆シート56Eと第2吸収体54Eの間にのみ起立用伸縮材60Eが配置されている。
この構成は、フラップ部を有しないため、吸収パッド50Eの幅方向全域で吸収を行うことが可能である。また、フラップ部を有しない分だけ、吸収パッド50Eを幅狭に構成することができるので、狭い部分に配置する吸収パッドとして好適に用いることができる。
起立用伸縮材としては、従来の使い捨ておむつで使用されてきた伸縮材を用いることができる。具体的には、天然ゴムや合成ゴム(ウレタンゴム等)の弾性材からなる糸ゴム、平ゴムの他、伸縮性ネット、伸縮性フィルム、伸縮性フォーム(ウレタンフォーム等)を用いることができる。
起立用伸縮材は、熱可塑性樹脂(例えば、ホットメルト接着剤等)を用いて、被覆シートと第2吸収体に対して、又は上被覆シートと下被覆シートに対して、固定すればよい。また、被覆シートと第2吸収体、又は上被覆シートと下被覆シートを、起立用伸縮材とともに熱溶着させて接着することもできる。熱溶着の方法としては、例えば、ヒートシール、超音波溶着等の方法を用いることができる。
[2]本発明の使い捨ておむつの他の部分の構成:
本発明の使い捨ておむつは、例えば、図1〜図4に示す使い捨ておむつ1Aのように、前身頃2、股下部4、後身頃6の各部から形成され、第1吸収体22と、少なくとも一部が液透過性材料からなり、第1吸収体22の上面を被覆するように配置されたトップシート18と、液不透過性材料からなり、第1吸収体22の下面を被覆するように配置されたバックシート20と、を備えた使い捨ておむつである。
[2−1]第1吸収体:
第1吸収体は、着用者の尿を吸収し、保持するための部材である。第1吸収体は、着用者の尿や体液を吸収し保持する必要から、吸収性材料によって構成される。
第1吸収体を構成する吸収性材料としては、使い捨ておむつ、その他の吸収性物品に通常使用される従来公知の吸収性材料、例えば、木材パルプや非木材パルプを綿状にしたフラッフパルプを主材とし、これに高吸水性ポリマー(Super Absorbent Polymer;以下、「SAP」と記す。)を併用したものが好ましい。また、前記フラッフパルプの他に、熱可塑性樹脂からなる繊維やアセテート、レーヨン等からなる繊維を用いることもできる。これらの材料は、吸水紙等で全体を包み込むことにより、SAPが外部に漏れ出すことを防止できるので好ましい。更には、不織布や吸水紙の表面にSAPを固定し、或いは複数の不織布や吸水紙の層間にSAPを挟持するように固定したSAPシートを吸収性材料として用いることもできる。
これらの吸収性材料は、通常、単層又は複層のマット状として用いられる。この際、前記の吸収性材料のうち1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。中でも、フラッフパルプ100質量部に対して、10〜500質量部程度のSAPを併用したものが好ましい。この際、SAPはフラッフパルプの各マット中に均一に混合されていてもよいし、複層のフラッフパルプの層間に層状に配置されていてもよい。
第1吸収体は、トップシートとバックシートの間の少なくとも一部に介装されることが好ましい。通常、第1吸収体は、トップシートとバックシートの間に挟み込まれ、その周縁部が封着されることによって、トップシートとバックシートとの間に介装される。従って、第1吸収体の周縁部にはトップシートとバックシートの間に第1吸収体が介装されていないフラップ部が形成されることになる。
第1吸収体は、その全体が親水性シートによって包み込まれていることが好ましい。このような構成は、第1吸収体からSAPが漏洩することを防止し、第1吸収体に形状安定性を付与することができるという利点がある。
第1吸収体の形状については特に制限はないが、従来の使い捨ておむつ、その他の吸収性物品において使用される形状、例えば、矩形状、砂時計型、ひょうたん型、T字型等を挙げることができる。
[2−2]トップシート:
トップシートは、第1吸収体の上面(おむつの装着時において着用者の肌側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。トップシートは、その下面側に配置された第1吸収体に、着用者の尿を吸収させる必要から、その少なくとも一部(全部又は一部)が液透過性材料により構成される。
トップシートを構成する液透過性材料としては、例えば、織布、不織布、多孔性フィルム等を挙げることができる。中でも、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等の熱可塑性樹脂からなる不織布に親水化処理を施したものを用いることが好ましい。
トップシートは単一のシート材によって構成されていてもよいが、複数のシート材によって構成されていてもよい。テープ型使い捨ておむつにおいては、おむつの中央部には液透過性材料からなるトップシート(センターシート)を配置し、おむつのサイドフラップ部分には撥水性材料からなるトップシート(サイドシート)を配置する形態がよく利用される。
サイドシートを構成する撥水性材料としては、スパンボンドやカードエンボス等の不織布を用いることができる。中でも、SMS(スパンボンド/メルトブロー/スパンボンド)、SMMS(スパンボンド/メルトブロー/メルトブロー/スパンボンド)等の不織布は耐水圧が高いという利点があり、好適に用いることができる。
[2−3]バックシート:
バックシートは、第1吸収体の下面(おむつの装着時において着用者の着衣側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。バックシートは、着用者の尿がおむつ外部に漏洩してしまうことを防止する必要から、液不透過性材料によって構成される。
バックシートを構成する液不透過性材料としては、例えば、ポリエチレン等の樹脂からなる液不透過性フィルム等を挙げることができ、中でも、微多孔性ポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。この微多孔性ポリエチレンフィルムは、0.1〜数μmの微細な孔が多数形成されており、液不透過性ではあるが透湿性を有するため、おむつ内部の蒸れを防止することができるという利点がある。
なお、バックシートには、その外表面側にシート材(カバーシート)を貼り合わせてもよい。このカバーシートは、バックシートを補強し、バックシートの手触り(触感)を良好なものとするために用いられる。
カバーシートを構成する材料としては、例えば、織布、不織布等を挙げることができる。中でも、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂からなる乾式不織布、湿式不織布を用いることが好ましい。
[2−4]立体ギャザー:
本発明の使い捨ておむつは、例えば、図1及び図2に示す使い捨ておむつ1Aのように、トップシート18の表面のうち、第1吸収体22の両側縁に沿って、撥水性シートからなり、立体的に起立可能に構成された、一対の立体ギャザー26が付設されていることが好ましい。
立体ギャザーは、着用者の排泄した尿の横漏れを防止するための部材であり、立体的に起立可能なように構成された防漏壁である。この立体ギャザーを形成することにより、立体ギャザーが防波堤となり、おむつの脚周り開口部等からの漏れ(いわゆる「横漏れ」)を有効に防止することができる。
立体ギャザーの構成は、従来の使い捨ておむつ、その他の吸収性物品に使用される構成を採用することができる。例えば、シート材の一部に伸縮材(立体ギャザー伸縮材)を配置し、その立体ギャザー伸縮材によってシート材にギャザー(襞)を形成したもの等を好適に用いることができる。
立体ギャザーを構成するシート材としては、立体ギャザーの防漏性を向上させるという観点から、撥水性材料からなるシート(撥水性シート)を用いることが好ましい。
立体ギャザー伸縮材としては、従来の使い捨ておむつで使用されてきた伸縮材を好適に用いることができる。具体的には、天然ゴムや合成ゴム(ウレタンゴム等)の弾性材からなる糸ゴム、平ゴムの他、伸縮性ネット、伸縮性フィルム、伸縮性フォーム(ウレタンフォーム等)等を挙げることができる。
前記のような立体ギャザー伸縮材は、撥水性シートに対して、接着剤その他の手段により固定される。固定方法としては、例えば、ホットメルト接着剤、その他の流動性の高い接着剤を用いた接着であってもよいし、ヒートシールをはじめとする熱や超音波等による溶着であってもよい。
立体ギャザー伸縮材は、立体ギャザーに十分な伸縮力を作用させるため、伸長状態で固定することが好ましい。立体ギャザー伸縮材が天然ゴムや合成ゴムから構成される場合には、120〜400%の伸長状態で固定することが好ましく、200〜300%の伸長状態で固定することがより好ましい。このような範囲の伸長状態で固定することにより、十分な伸縮力を作用させることが可能となり、立体ギャザーを確実に起立させることができる。
立体ギャザーの種類としては、(1)おむつの内側に向かって傾倒する内倒しギャザー、(2)おむつの外側に向かって傾倒する外倒しギャザー、(3)高さ方向の一部に、曲げ部や折り返し部を形成した立体ギャザー(C折りギャザーやZ折りギャザー等)等を挙げることができる。これらの中では、防漏性が高い点において内倒しギャザーが好ましい。
なお、立体ギャザーは、第1吸収体の両側縁全域に渡って形成することが好ましいが、尿の横漏れを防止するという目的から、少なくともおむつの股下部に相当する部分に配置されていればよい。
「第1吸収体の各側縁に沿って」とは、概ね第1吸収体の側縁と同方向に付設されていることを意味する。但し、第1吸収体の側縁は、脚周り開口部に沿って曲線的に形成される場合もあり、直線的に形成されているとは限らない。従って、必ずしも第1吸収体の側縁に接するように付設されている必要はなく、第1吸収体の側縁と同一の軌跡を描くように付設されている必要もない。通常は、第1吸収体の形状に拘らず、直線的に立体ギャザーを配置することが多い。
[2−5]各種伸縮材:
使い捨ておむつにおいては、漏れ防止やフィット性向上を目的として、各種伸縮材が配置される。本発明の使い捨ておむつは、テープ型使い捨ておむつの場合であれば、例えば、図1及び図2に示す使い捨ておむつ1Aのように、脚周り伸縮材40を配置し、ウエスト周り伸縮材42を配置することが好ましい。一方、パンツ型の使い捨ておむつにおいては、これに加えて腹周り伸縮材を配置することも行われている。
脚周り伸縮材は、脚周り開口部に配置される伸縮材である。この脚周り伸縮材を配置することによって、脚周り開口部に伸縮性に富むギャザー(レグギャザー)を形成することができる。従って、脚周りに隙間が形成され難くなり、脚周り開口部からの尿漏れを効果的に防止することができる。
脚周り伸縮材は、テープ型使い捨ておむつの場合であれば、脚周り開口部に内接するように直線的に配置する構成等を採用することができる。一方、パンツ型使い捨ておむつの場合には、脚周り開口部の軌跡に沿って曲線的に配置する構成等を採用することができる。
ウエスト周り伸縮材は、ウエスト周り開口部に配置される伸縮材である。ウエスト周り伸縮材を配置することによって、ウエスト開口部に伸縮性に富むギャザー(ウエストギャザー)を形成することができる。このウエストギャザーにより、ウエスト周りに隙間が形成され難くなり、ウエスト周りからの尿漏れを防止することができる他、着用者へのおむつのフィット性が良好となり、おむつのずり下がりが防止される。
ウエスト周り伸縮材は、テープ型使い捨ておむつの場合であれば、少なくともおむつの後身頃側の端部に沿って、好ましくは後身頃側及び前身頃側の端部に沿って、帯状の伸縮材(ウレタンフォーム等)を幅方向の中央部に配置する構成等を採用することができる。一方、パンツ型使い捨ておむつの場合には、ウエスト周り開口部に沿って線状の伸縮材(糸ゴムや平ゴム等)を全周に渡って配置する構成等を採用することができる。
腹周り伸縮材は、パンツ型使い捨ておむつのウエスト周り開口部と脚周り開口部との間の部分(即ち、着用者の腹周りに相当する部分)に配置される伸縮材である。腹周り伸縮材を配置することによって、着用者の腹周りに伸縮性に富むタミーギャザーを形成することができる。このタミーギャザーは、ウエストギャザーと相俟って、おむつのフィット性やずり下がり防止効果を一層優れたものとすることができる。
これらの伸縮材については、既に述べた立体ギャザー伸縮材と同様の構成を採用することができる。そして、ギャザーの収縮の程度等を勘案した上で、構成材料、その材料の伸長率、固定時の伸長状態等を決定すればよい。
本発明の使い捨ておむつについて、図面を参照しながら更に具体的に説明する。但し、本発明の使い捨ておむつは、その発明特定事項を備えた使い捨ておむつを全て包含するものであり、以下の実施例に限定されるものではない。
なお、「テープ型使い捨ておむつ」とは、図1〜図4に示す使い捨ておむつ1Aのように、前身頃2、股下部4、後身頃6の各部から形成され、第1吸収体22と、少なくとも一部が液透過性材料からなり、第1吸収体22の上面を被覆するように配置されたトップシート18と、液不透過性材料からなり、第1吸収体22の下面を被覆するように配置されたバックシート20と、後身頃6の左右の各側縁部6a,6bから延出するように配置され、前身頃2と後身頃6とを固定するための止着テープ10を備えた使い捨ておむつを意味する。
(実施例1)
実施例1として、図1〜図4に示すテープ型の使い捨ておむつ1Aについて説明する。
[1]吸収パッドの構成:
使い捨ておむつ1Aは、トップシート18のうち便落下領域52Aより前方の領域の少なくとも一部を被覆するように配置された吸収パッド50Aを備えている。
吸収パッド50Aは、第2吸収体54Aと、液透過性材料からなり、第2吸収体54Aの上面を被覆するように配置された上被覆シート56Aと、第2吸収体54Aの下面を被覆するように配置された下被覆シート58Aと、吸収パッド50Aを立体的に起立させる起立用伸縮材60Aとを有している。
第2吸収体54Aは、フラッフパルプ100質量部に対して、100質量部のSAPを含む吸収体であり、その全体がティシュによって包み込まれている。第2吸収体54Aは幅100mm×長さ173mmの矩形状である。第2吸収体54Aは、上被覆シート56Aと下被覆シート58Aの間に挟み込まれ、その周縁部が封着されることによって、上被覆シート56Aと下被覆シート58Aとの間に介装されている。
上被覆シート56Aは、親水化処理を施したポリプロピレン繊維をウェブとした液透過性のエアスルー不織布により形成されている。下被覆シート58Aも、ポリプロピレン製のスパンボンド不織布に親水化処理を施した液透過性のスパンボンド不織布により形成されている。上被覆シート56A及び下被覆シート58Aは、縦195mm×横120mmのシート材である。
上被覆シート56Aと下被覆シート58Aは、第2吸収体54Aを上下から挟み込んだ状態でホットメルト接着剤によって貼り合わされ、周縁部が封着されている。即ち、上被覆シート56Aと下被覆シート58Aとの間に第2吸収体54Aが介装されるとともに、第2吸収体54Aの周縁部に延在するフラップ部が形成されている。吸収パッド50A前端側のフラップ部は幅15mm、左側縁及び右側縁側のフラップ部は幅10mm、後端側のフラップ部は幅7mmである。
使い捨ておむつ1Aの前後方向の長さは480mmであり、左右方向の最大幅は330mmである。吸収パッド50Aは、その後端が、使い捨ておむつ1Aを長さ方向と直交するように二分割する直線より10mm前に位置するように配置されている。また、吸収パッド50Aは、その右側縁及び左側縁が、1対の立体ギャザー26の内側の領域であって、各立体ギャザー26の固定端の内側10mmの位置に位置するように配置されている。
吸収パッド50Aは、トップシート18の表面に固定されている。吸収パッド50Aとトップシート18との接合部62Aは、吸収パッド50Aの前端縁部のみがトップシート18の表面に対して接合されるように形成されるとともに、吸収パッド50Aの左側縁部、右側縁部及び後端縁部は、トップシート18の表面に対して非接合の状態となっている。
吸収パッド50Aは、起立用伸縮材60Aを有している。起立用伸縮材60Aは、上被覆シート56Aと下被覆シート58Aとによって形成されるフラップ部に配置されており、より具体的には、おむつの前後方向、即ち、第2吸収体54Aの側縁に沿って、フラップ部のうち第2吸収体54Aの左右両側の領域に直線的に配置されている。また、起立用伸縮材60Aは、第2吸収体54Aの左右両側に各2本ずつ、250%の伸張率で固定されている。
起立用伸縮材60Aは、その後端が、吸収パッド50Aの後端に至るまで配置されている。一方、起立用伸縮材60Aの前端は、吸収パッド50Aの後端から140mm前方の位置まで配置されている。
[2]他の部分の構成:
第1吸収体22は、フラッフパルプ100質量部に対して、100質量部のSAPを含む吸収体であり、その全体がティシュによって包み込まれている。第1吸収体22は矩形状であり、トップシート18とバックシート20の間に挟み込まれ、その周縁部が封着されることによって、トップシート18とバックシート20との間に介装されている。
トップシート18は、複数のシート材によって構成されている。おむつの中央部に液透過性材料からなるトップシート(センターシート18a)が配置され、おむつのサイドフラップ8部分に撥水性材料からなるトップシート(サイドシート18b)が配置されている。センターシート18aは、親水化処理を施したポリプロピレン繊維を原綿として製造された、液透過性のエアレイド不織布により形成されている。一方、サイドシート18bは、撥水性で耐水圧が高いSMS不織布によって構成されている。
バックシート20は、水蒸気は通過するが、水は通過しない大きさの微細な孔(孔径0.1〜数μm程度)が多数形成された微多孔性ポリエチレンフィルムによって構成されている。そして、バックシート20の外表面側にはポリプロピレン製の不織布からなるカバーシート28が貼り合わされている。
また、使い捨ておむつ1Aは、後身頃6の左右の側縁部6a,6bに、止着テープ10が1個ずつ配置されている。この止着テープ10は、不織布からなる基材48と基材48の表面に付設されたメカニカルファスナーのフック材44とからなるものである。一方、前身頃2には、図示されないメカニカルファスナーのループ材からなるフロントパッチが配置されており、フック材44を固定することが可能なように構成されている。
使い捨ておむつ1Aにおいては、おむつの前後方向に向かって直線的に、一対の立体ギャザー26が付設されている。この立体ギャザー26は撥水性シートからなり、サイドシート18bと一体的に構成された内倒し式の立体ギャザーである。そして、立体ギャザー26の高さ(下端縁38から上端縁34までの長さ)は、40mmである。また、立体ギャザー26は、使い捨ておむつ1Aの長手方向全域をカバーする長さに形成されている。
立体ギャザー26の上端縁34近傍には立体ギャザー伸縮材36が配置されている。この立体ギャザー26は、撥水性シート32の自由端側(トップシート18に固定されていない側の端部)を折り返し、その折り返し部分に2本の立体ギャザー伸縮材36を挟み込むように配置したものである。この立体ギャザー伸縮材36は、250%の伸張率で撥水性シート32に固定されている。
使い捨ておむつ1Aは、おむつの長手方向に沿って、立体ギャザー26の下端縁38(固定端、起立線)より外側の部分に、直線的に三本の脚周り伸縮材40を配置している。また、使い捨ておむつ1Aは、おむつの前身頃2の端縁及び後身頃6の端縁に沿って帯状のウエスト周り伸縮材42を配置している。この帯状のウエスト周り伸縮材42は、ウレタンフォームによって構成されている。
[3]製造方法:
以下、本発明の使い捨ておむつの製造方法を、図1〜図4に示す使い捨ておむつ1Aを製造する場合の例で説明する。
まず、下被覆シート58Aの上面に、フラッフパルプとSAPの混合マットをティシュで包んだ第2吸収体54Aを配置し、更にその上面に上被覆シート56Aを配置する。次いで、第2吸収体54Aの周縁部を上被覆シート56Aと下被覆シート58Aとで挟み込むように封着することによって吸収パッド50Aを得る。
一方、バックシート20の材料となる長尺のシート材(バックシート材)の表面に、ティシュに包まれた第1吸収体22及び脚周り伸縮材40を載置し、更にその表面にトップシート18の材料となる長尺のシート材(トップシート材)及び予め形成しておいた吸収パッド50Aを載置することにより、おむつの中間体となる積層体(おむつ連続体)を得る。
この際、トップシート材は、センターシート18aに相当するトップシート材(センターシート材)と、サイドシート18bに相当するトップシート材(サイドシート材)の2種類が使用される。
センターシート材には、予め形成しておいた吸収パッド50Aを貼り合わせておく。吸収パッド50Aは、その左側縁部、前端縁部及び右側縁部を連続的に、全体がコの字状を呈するように、センターシート材に貼り合わせる。一方、サイドシートシート材は折り返し部分を設けることによって、立体ギャザー26となる部分を形成しておく。その後、センターシート材に対して、サイドシート材を貼り合わせる。
前記のようにして得られたおむつ連続体は、おむつの脚周り開口部に相当する部分を円弧状に切り抜いて切除し(Rカット)、脚周り開口部を形成する。最後に、おむつの後身頃6の側縁部6a,6bに、止着テープ10を付設し、おむつ連続体を個々のおむつに切断することにより、使い捨ておむつ1Aを製造する。この際、後身頃6の左右の側縁部6a,6bと止着テープ10の末端部とはホットメルト接着剤によって接合する。
なお、上記のような方法の他、予めトップシート材に伸縮性止着テープを付設しておき、バックシート材の表面に、親水性シートに包まれた第1吸収体及び脚周り伸縮材を載置し、更にその表面に伸縮性止着テープが付設されたトップシート材を載置することにより、おむつ連続体を得てもよい。
また、前記のような一連の工程は、機械的な手段によって連続的に行うことが可能である。例えば、長尺のシート材をローラーから連続的に送出する等の方法・装置を採用することにより、テープ型おむつの連続製造が可能となり、生産性の向上に資する。
(実施例2)
実施例2として、図6〜図9に示すテープ型の使い捨ておむつ1Bについて説明する。実施例2の使い捨ておむつ1Bは、接合部62Bの構成を除いては、実施例1の使い捨ておむつ1Aと同様に構成してある。以下、接合部62Bの構成を中心に説明する。
吸収パッド50Bは、トップシート18の表面、より具体的には、第1吸収体22の左右両側のフラップ部に固定端が位置するように固定されている。吸収パッド50Bとトップシート18との接合部62Bは、吸収パッド50Bの左側縁部、前端縁部及び右側縁部がトップシート18の表面に対して連続的に接合されるように形成されるとともに、吸収パッド50Bの後端縁部は、トップシート18の表面に対して非接合の状態となっている。具体的には、吸収パッド50Bの四辺のうち、左側縁部、前端縁部及び右側縁部の三辺をコの字型に接合されて固定されており、後端縁部の一辺のみが開放されて、開口部を形成している。
接合部62Bは、吸収パッド50Bの左側縁部及び右側縁部において、吸収パッド50Bの後端から170mm前方の位置を起点として、吸収パッド50Bの前端部に至るまで形成されている。即ち、接合部62Bは、吸収パッド50Bの後端からその170mm前方の部分までは非接合の状態となっている。
これに対し、起立用伸縮材60Bは、吸収パッド50Bの後端から140mm前方の位置を起点として、吸収パッド50Bの前端部に至るまで形成されている。即ち、起立用伸縮材60Bは、その後端が、吸収パッド50Bの左側縁部及び右側縁部に形成された接合部62Bの後端より30mm後方に突出するように配置されている。
本発明の使い捨ておむつは、乳幼児用、或いは介護を必要とする高齢者や障害者等の成人用のおむつとして好適に利用することができる。
なお、本発明の使い捨ておむつは、テープ型の使い捨ておむつの他、パンツ型の使い捨ておむつにも適用することができる。
「パンツ型の使い捨ておむつ」とは、前身頃と後身頃の対応する側縁部同士を接合することによって、一つのウエスト周り開口部及び一対の脚周り開口部が形成され、予めパンツ型に構成されたおむつを意味するものとする。
例えば、着用者の排泄物を吸収し、保持する機能(吸収・保持機能)を担う吸収性本体と、着用者の身体を被包する機能(装着機能)を担う外装部材とから構成され、外装部材の内側に吸収性本体が配置された2ピースタイプのパンツ型の使い捨ておむつであれば、吸収性本体を構成するトップシートの表面上に流動阻害領域を形成すること等によって、本発明の効果を享受することができる。
本発明の使い捨ておむつの一の実施形態を示す平面図であり、使い捨ておむつを展開し、おむつのトップシート側から見た状態を示す平面図である。 本発明の使い捨ておむつの一の実施形態を示す模式図であり、図1に示す使い捨ておむつをX−X’線に沿って切断した断面を示す模式図である。 本発明の使い捨ておむつの一の実施形態を示す模式図であり、図1に示す使い捨ておむつをY−Y’線に沿って切断した断面を示す模式図である。 本発明の使い捨ておむつの一の実施形態を示す部分平面図であり、図1に示す使い捨ておむつのセンターシート部分のみを示す平面図である。 本発明の使い捨ておむつの一の実施形態を示す模式図であり、図1に示す使い捨ておむつの使用状態を示す模式図である。 本発明の使い捨ておむつの別の実施形態を示す平面図であり、使い捨ておむつを展開し、おむつのトップシート側から見た状態を示す平面図である。 本発明の使い捨ておむつの別の実施形態を示す模式図であり、図6に示す使い捨ておむつをX−X’線に沿って切断した断面を示す模式図である。 本発明の使い捨ておむつの別の実施形態を示す模式図であり、図6に示す使い捨ておむつをY−Y’線に沿って切断した断面を示す模式図である。 本発明の使い捨ておむつの別の実施形態を示す部分平面図であり、図6に示す使い捨ておむつのセンターシート部分のみを示す平面図である。 本発明の使い捨ておむつの一の実施形態を示す部分平面図であり、図1に示す使い捨ておむつの吸収パッド部分のみを示す平面図である。 本発明の使い捨ておむつの一の実施形態を示す模式図であり、図10Aに示す吸収パッドをA−A’線に沿って切断した断面を示す模式図である。 本発明の使い捨ておむつの別の実施形態を示す部分平面図であり、使い捨ておむつの吸収パッド部分のみを示す平面図である。 本発明の使い捨ておむつの別の実施形態を示す模式図であり、図11Aに示す吸収パッドをA−A’線に沿って切断した断面を示す模式図である。 本発明の使い捨ておむつの更に別の実施形態を示す部分平面図であり、使い捨ておむつの吸収パッド部分のみを示す平面図である。 本発明の使い捨ておむつの更に別の実施形態を示す模式図であり、図12Aに示す吸収パッドをA−A’線に沿って切断した断面を示す模式図である。 本発明の使い捨ておむつの更にまた別の実施形態を示す部分平面図であり、使い捨ておむつの吸収パッド部分のみを示す平面図である。 本発明の使い捨ておむつの更にまた別の実施形態を示す模式図であり、図13Aに示す吸収パッドをA−A’線に沿って切断した断面を示す模式図である。
符号の説明
1A,1B:使い捨ておむつ、2:前身頃、2a,2b:側縁部、4:股下部、6:後身頃、6a,6b:側縁部、8:サイドフラップ、10:止着テープ、18:トップシート、18a:センターシート、18b:サイドシート、20:バックシート、22:第1吸収体、26:立体ギャザー、28:カバーシート、32:撥水性シート、34:上端縁、36:立体ギャザー伸縮材、38:下端縁、40:脚周り伸縮材、42:ウエスト周り伸縮材、44:フック材、48:基材、50A,50B,50C,50D,50E:吸収パッド、52:便落下領域、54A,54B,54C,54D,54E:第2吸収体、56A,56B,56C,56D,56E:上被覆シート、58A,58B,58C,58D,58E:下被覆シート、60A,60B,60C,60D,60E:起立用伸縮材、62A,62B,62C,62D,62E:接合部、64A,64B:内部空間、66:着用者。

Claims (3)

  1. 前身頃、股下部、後身頃の各部から形成され、
    第1吸収体と、少なくとも一部が液透過性材料からなり、前記第1吸収体の上面を被覆するように配置されたトップシートと、液不透過性材料からなり、前記第1吸収体の下面を被覆するように配置されたバックシートと、前記トップシートのうち便落下領域より前方の領域の少なくとも一部を被覆するように配置された吸収パッドと、を備え、
    前記吸収パッドは、第2吸収体と、少なくとも一部が液透過性材料からなり、前記第2吸収体の上面を被覆するように配置された上被覆シートと、前記第2吸収体の下面を被覆するように配置された下被覆シートと、前記吸収パッドを立体的に起立させる起立用伸縮材とを有するものであり、
    前記起立用伸縮材は、おむつの前後方向に沿って配置され、
    前記吸収パッドは、前記トップシートの表面に対して接合されており、
    前記吸収パッドと前記トップシートとの接合部は、前記吸収パッドの前端縁部に形成されている使い捨ておむつ。
  2. 前記吸収パッドは、前記トップシートの表面に対して接合されており、
    前記吸収パッドと前記トップシートとの接合部は、前記吸収パッドの左側縁部、前端縁部及び右側縁部が前記トップシートの表面に対して連続的に接合されるように形成されており、
    前記吸収パッドの後端縁部は、前記トップシートの表面に対して非接合の状態となっている請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記起立用伸縮材は、その後端が、前記吸収パッドの左側縁部及び右側縁部に形成された前記接合部の後端より後方に突出するように配置されている請求項2に記載の使い捨ておむつ。
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