JP2009146186A - ウエブページ作成支援装置 - Google Patents

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孝一 山浦
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由美子 井上
Takahiro Morishita
貴弘 森下
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Abstract

【課題】ウエブページ関係者がページを簡便に開設変更できる装置を提供する。
【解決手段】ウエブページ作成支援装置であって、ユーザ指示を受付ける画面でありウエブページに表示する情報を入力するための編集画面を表示する編集画面表示手段と、編集画面表示手段で設定された情報に基づきウエブページのソースコードを生成するソースコード生成手段とを備え、編集画面は、ウエブページに表示され得る項目として予め用意された所定の項目が表示されその表示された項目についてユーザによる項目選択及び詳細情報入力を可能とする第1の編集画面と、ワープロと同様の機能で文字サイズ及びフォント設定並びにテキスト及び画像配置を行ってウエブページの作成編集を可能とする第2の編集画面と、HTMLテキストによるソースコードの直接記述を行う第3の編集画面とを含み、編集画面表示手段はユーザ指示に基づき第1〜第3の編集画面の何れかを表示する。
【選択図】図12

Description

本発明は、ウエブ(Web)ページ(ウエブ(Web)サイト)の作成及び編集を支援するための装置に関する。
WWW(World Wide Web)上では、夥しい数のウエブ(Web)ページ(ホームページとも称される。)や、ウエブ(Web)サイト(以下、総称してウエブページという。)が、提示されている。
その用途は様々であるが、例えば、企業が自らを広く社会に知らしめるためにウエブページを開設することは、企業の営業戦略として実効的な手段であると考えられている。ここで企業が知らしめる内容とは、企業理念、会社概要、事業内容、事業所所在地などである。
一般にウエブページは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)を通信プロトコルとし、HTML(Hyper Text Markup Language)を利用したハイパーテキストにより構築される。ところが、このHTMLを利用するハイパーテキストでウエブページを構築する技術に習熟することは、必ずしも容易ではない。更に、この技術に習熟するエンジニアも、必ずしも多いとはいえない。
ウエブページを開設する企業において、上記の企業理念、会社概要、事業内容、事業所所在地に変動が生じたら、その変動と同期を採ってウエブページでの記載内容が変更されることが望ましいといえる。しかしながら、上述のように、ウエブページでの記載内容を機動的に変更できる技術を持つ者が多くないため、企業のウエブページの記載変更のタイミングが遅れがちになる、という問題が生じている。そうなると、ウエブページ開設が企業の営業戦略として実効的な手段にならなくなってしまう。
一方で、HTMLを利用するハイパーテキストでウエブページを構築する技術に習熟する者は、自分の技量を発揮して創造的なウエブページを提供することを望むものであるといえる。このような要望を満たしつつ上記問題点を解消するような手段(装置、システム、方法など)は現在、十分に準備されているとは言い難い状況といえる。
なお、特許文献1は、編集結果をユーザが確認しながらホームページを編集することができるホームページ作成支援システムを開示している。また、特許文献2は、ユーザが送信した識別画像を受信する受信部と、識別画像とホームページ作成に必要な設計情報とを対応付けて格納する格納部と、受信部が受信した識別画像に格納部内で対応する設計情報に基づいてホームページを作成するホームページ作成部とを備えるホームページ作成支援サーバを開示する。
特開2007−149016号公報 特開2002−318762号公報
本発明は、HTMLに関する知識・技能がある、無いに拘わらず、(開設予定の、若しくは開設された)ウエブページの関係者、例えば、ウエブページ開設企業に属する一般従業員が、HTMLの習熟度合いに応じて、ウエブページを簡便に開設でき変更できるような装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するためになされたものである。本発明に係るウエブページ作成支援装置は、
ユーザによるウエブページの作成作業を支援する装置であって、
ユーザからの指示を受け付ける画面であり、ウエブページ上に表示する種々の情報を入力するためのページ編集画面を表示する編集画面表示手段と、
上記編集画面表示手段上で設定された情報に基づき、ウエブページのソースコードを生成するソースコード生成手段と、
生成したソースコードを記憶する記憶手段とを備え、
上記ページ編集画面は、
ウエブページ上に表示され得る項目として予め用意された所定の項目が表示され、その表示された項目についてユーザによる所望の項目の選択及び詳細情報の入力を可能とする第1の編集画面と、
ワードプロセッサで提供される機能と同様の機能を用いて、文字サイズおよびフォントの設定並びにテキスト及び画像の配置を行うことでウエブページの作成、編集を可能とする第2の編集画面と、
HTMLテキストによるソースコードの直接的な記述を可能とする第3の編集画面とを含み、
上記編集画面表示手段は、ユーザの指示に基づき、上記第1から第3の編集画面のいずれかを表示する、
ことを特徴とする。
本発明を利用することにより、ウエブページの開設及びウエブページの変更を望む者は、自らの技量に応じて効率よく望む作業を行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る好適な実施形態を説明する。
[[第1の実施形態]]
[システムの全体]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るウエブページ作成支援システム2の全体概要図である。図1に示すウエブページ作成支援システム2は、サーバ6、データ格納部8、通信回線網4、及びユーザ端末機10を含む。通信回線網4は、例えば、インターネットである。ユーザ端末機10は、インターネット4に接続可能なパーソナルコンピュータであればよい。
サーバ6は、インターネット(通信回線網)4との通信インターフェースを制御する通信インターフェース部12と、適切なプログラムをメモリ部にロードし適宜データ通信やデータ処理を行う制御部14とを含む。更に、サーバ6にはデータ格納部8が付属する。該データ格納部8には、各種ファイルライブラリ、例えば制御プログラムライブラリ16(図9参照)や、各種データベース18が格納される。
[データベース]
図1に示す各種データベース18には様々なものが含まれる。図2には、それらのうちの一部のデータベース(サービス管理データベース20、利用者データベース22)の概略構成図を示している。このうち、サービス管理データベース20は、ウエブページ作成支援システム2がユーザに提供するサービス全体の管理に係るデータを格納するデータベースである。利用者データベース22は、利用者(ユーザ)の構築する、若しくは構築しようとするウエブページに係るデータを利用者(ユーザ)毎に格納するデータベース(22−(1)、22−(2)、22−(3)・・・22−(n);nは自然数)である。
図2に示すように、サービス管理データベース20は、テーブルとして、利用者情報テーブル24、及びテンプレート情報テーブル26などを含む。なお、本実施形態における「テンプレート」とは、主としてページの背景を構成するデザインテンプレートのことである。利用者情報テーブル24は、図3(1)に示すように、ユーザID(識別子)をキーとし、(ユーザの)メールアドレスや(ユーザの)パスワードなどをフィールドとするレコードを複数含む。テンプレート情報テーブル26は、同じく図3(1)に示すように、テンプレートID(識別子)をキーとし、テンプレートタイプやテンプレートナンバをフィールドとするレコードを複数含む。
利用者データベース22は、図2に示すように、利用者(ユーザ)毎に作成される(22−(1)、22−(2)、22−(3)・・・22−(n);nは自然数)。また、利用者データベース22は、テーブルとして、サイトデザインテーブル28、ページ管理テーブル30、及び、ページ種別に応じたデータ項目テーブル34などを含む。サイトデザインテーブル28は、図3(2)に示すように、デザインID(識別子)をキーとし、テンプレートID(識別子)などをフィールドとするレコードを複数含む。
利用者データベース22に含まれるページ管理テーブル30は、ユーザが構築するウエブページ群の管理をするためのテーブルであり、図3(2)に示すように、ページID(識別子)をキーとし、ページ種別やページ内容などをフィールドとするレコードを複数含む。このページ管理テーブル30を構成する個々のレコードにおけるフィールドである「ページ内容」には、後で説明するように、ウエブページを表示するためのHTMLデータが保存される。
「ページ種別」とは、略1枚のウエブページで表示されるデータのまとまりにおける共通の属性をそのウエブページの属性データとして持たせたものである。後でも述べるように、一つの企業のウエブページ(群)では、「会社案内」、「企業理念」、「事業概要」、「交通アクセス」、「採用情報」などが、「ページ種別」となり得る。
更に、利用者データベース22に含まれる、ページ種別に応じたデータ項目テーブル34は、上述のページ種別に応じて(即ち、ページ種別毎に違えて)ページ内に配置されるデータ項目のデータを格納・管理するためのテーブルであり、同じく図3(2)に示すように、項目ID(識別子)をキーとし、項目種別、項目名、項目内容、項目順、及び参照ページID(識別子)などをフィールドとするレコードを複数含む。
図3(2)の最下部に、例として、「会社案内」におけるデータ項目テーブル、即ち、ページ種別が「会社案内」であるページ内に配置されるデータ項目のためのテーブルの、具体的なレコード及びフィールドの内容を示している。ここで、項目種別とは、データ項目を区分けするための種別コードである(図5等参照。図5及び図8では、画像、会社概要、会社沿革が項目種別である。)。項目内容には実際のウエブページでの表示内容が格納される。参照ページIDは、これらデータ項目が配置されるページのIDである(図3(2)の「ページ管理テーブル」30参照)。項目順は、ウエブページにおける配置順である(図5等参照)。この項目順は、変更できるようにされている。
[ウエブページ作成・編集処理と、作成・編集画面]
図10、図11及び図12は、本発明の第1の実施形態に係るウエブページ作成支援システム2で接続するユーザ端末機10及びサーバ6における、ウエブページ作成・編集処理の概要を示すフローチャートである。図4、図5、図6及び図7は、そのウエブページ作成・編集処理が実施されるときの、ユーザ端末機10における概略の表示画面図である。
なお、図8は、構築されたウエブページの画面例を表示したものである。また、フローチャートにおいて、「ユーザ」の記載の下部のチャートはユーザ端末機で処理されるチャートであることを示し、「サーバ」の記載の下部のチャートはサーバで処理されるチャートであることを示している。
本発明の第1の実施形態に係るウエブページ作成支援システム2においては、ユーザは、自らの技術レベルに応じて、ウエブページの作成・編集を行うことができるように構成されている。つまり、
(1)スタンダード、
(2)スタンダードプラス、及び、
(3)プロ
の3つのレベルの編集画面(以下では、それら各画面による動作モードを「編集モード」と言う。)が用意されており、ユーザは自らの技術レベルに応じて編集画面を選ぶことができるように構成されている。図5、図6、図7は、夫々、「スタンダード」、「スタンダードプラス」、「プロ」の各編集モードに対する編集画面の一例を示した図である。なお、これらの編集画面は、これら編集画面に共通して表示されるタブの選択によって切り換えられる。
上記3つの編集モード(編集画面)のうち、「スタンダード」が初心者に向けられたモードであり、「プロ」が最も習熟者に向けられたモードである。「スタンダードプラス」は、両者の中位の技術を持つ利用者(ユーザ)に向けられたモードである。「プロ」の編集画面(編集モード)では、タグにより論理構造が表現されるHTMLのソースコードを、ユーザが直接記述することが求められる(図7参照)。「スタンダードプラス」の編集モードでは、ワードプロセッサ(例えば、マイクロソフト社のMS−Word(登録商標))で提供される機能と同様の機能により動作する編集ツールが実装されている。この編集ツールを用いることで、ユーザは、文字サイズ及びフォントの設定並びにテキスト及び画像の配置を実際の表示に近い編集画面で行うことができる(図6参照)。なお、図6における(エディターツールバー)は、コンピュータ表示画面上の一般的なウィンドウの上部に存在する編集用ツールのアイコンが並ぶ場所のことである。「スタンダード」の編集画面(編集モード)では、ページ種別毎のページにおいて配置すべきデータ項目の全部又は一部が予め設定されており、ユーザは、予め設定されているデータ項目に具体的な項目内容(図3(2)参照)を入力することが最低限、求められる(図5参照)。
上記のように、ウエブページ作成技術に関して初級、中級、上級夫々のレベルに応じた編集画面を用意しておくことで、ユーザは自己のレベルに応じた好適な編集画面を選択できる。つまり、ユーザが初級者であれば「スタンダード」を選択することで、HTMLに関する技術を知らなくてもウエブページの作成・編集を容易に行うことができる。「スタンダード」の場合、作成編集できるウエブページの内容に制限があるので、より自由に作成編集したい場合には「スタンダードプラス」を選択することで、HMTLに関する技術の知識が十分に無くてもより自由にウエブページの作成・編集ができる。ユーザが上級者であれば「プロ」を選択することで、所望のウエブページを自在に作成・編集することができる。
なお、本発明の第1の実施形態に係るウエブページ作成支援システム2におけるウエブページの作成編集では、多くの初心者レベルのユーザが本発明を利用するであろうことを想定して、最初に(デフォルトとして)「スタンダード」編集モードが起動される。
次に、図10、図11及び図12に示すフローチャート、及び、図4、図5、図6、図7及び図8に示す表示画面図を用いて、ウエブページ作成・編集処理について説明する。
まず、ウエブページ作成支援システム2の提供するウエブページ作成編集サイトに、ユーザ端末機10からアクセスされる(図10(1)・ステップS02)。そうすると、図4(1)に示すようなログイン画面がユーザ端末機10に表示される(ステップS04)。ユーザ端末機10からユーザにより必要なログイン情報(Eメールアドレス、パスワードなど)が入力され(ステップS06、ステップS08)、入力されたログイン情報が正しければ(ステップS10)、サーバ6はログイン情報に応じた利用者情報を取得して(ステップS12)、それら情報に基づいて図4(2)に示すような管理画面をユーザ端末機10に表示する(ステップS14)。続いて、「ページ作成又は編集の処理」に入る(ステップS16)。
図10(2)に概略のフローチャートが示される「ページ作成又は編集の処理」(ステップS30以降)では、ユーザにより、まずページの作成を行うのか又は編集を行うのかが、ユーザ端末機10を介して選択される(ステップS32)。ここで、「ページの作成」は新たなページ種別の追加を表し、「ページの編集」は既に作成されているページ(種別)における変更を表す。ユーザ端末機10からの選択により、「ページの作成の処理」、若しくは「ページの編集の処理」に分岐する。
図11(1)は「ページの作成の処理」(図10(2)・ステップS36、図11(1)・ステップS50〜)の概略のフローチャートを示し、図11(2)は「ページの編集の処理」(図10(2)・ステップS38、図11(2)・ステップS90〜)の概略のフローチャートを示す。
図11(1)に示す「ページの作成の処理」では、「ページの追加」(図4(2)(3)に示す画面の左部参照)が選択されていること(図11(1)・ステップS52)から、サーバ6の制御プログラムは構築される可能性のあるページ種別を全て決定し(ステップS54)、図4(2)の右下部に示すようにユーザ端末機10にページ種別一覧を表示する(ステップS56)。ここではページ種別として、「会社案内」、「企業理念」、「事業概要」、「交通アクセス」、「採用情報」、「フリーページ」が規定されている。ユーザによりユーザ端末機10を介してページ種別が選択され(ステップS58)、そして決定され(ステップS60)、サーバ6はページ種別データを取得する(ステップS62)。
取得されたページ種別データに基づいて、サーバ6は、データ格納部8の制御プログラムライブラリから、ページ種別に応じたフォームプログラムを読み込む(ステップS64)。本発明におけるフォームプログラムとは、ウエブページの構造の骨格を定義するプログラムであり、ページ種別毎に用意されている。フォームとは、入力項目の配置を含むウエブページの構造の骨格である。後述のように、骨格たる「ページ種別に応じたフォームプログラム」と、ウエブページの含有する情報の具体的内容である「ページ種別に応じたデータ項目テーブル」のレコードと(、後述のテンプレート詳細データと)により、具体的なウエブページを表示するためのHTMLデータが生成され得る。
この「ページ種別に応じたフォームプログラム」は、データ格納部8の制御プログラムライブラリにおいて、例えば、図9に示すようなディレクトリ(「ページ種別に応じたフォームが格納されるディレクトリ」)に格納されているのが、好ましい。なお、「ページ種別に応じたフォームプログラム」は、適切なプログラミング言語、例えば、PHP(Hypertext Preprocessor)で記述されているのが好ましい。
続いて、サーバ6は、骨格たる「ページ種別に応じたフォームプログラム」に基づいてページ編集画面を作成し、そのページ編集画面をユーザ端末機10に表示して(ステップS66)、「ページの内容の編集の処理」を行う(ステップS68)。ページ編集画面では、前述のように、デフォルトとして「スタンダード」編集モード(編集画面)が起動される(図5参照)。「ページの内容の編集の処理」については、後述する。
図11(2)に示す「ページの編集の処理」では、「ページ一覧」(図4(2)(3)に示す画面の左部参照)が選択されていること(図11(2)・ステップS92)から、サーバ6は当該ユーザのページ管理テーブル30より、作成中の既存のウエブページの情報を取得し(ステップS94)、図4(3)の右下部に示すようにユーザ端末機10に現存のページ一覧を表示する(ステップS96)。ここではページ(ページ種別)として、「会社案内」、「企業理念」、「事業概要」、「お問い合わせ」が既に存在している。ユーザによりユーザ端末機10を介してページ(ページ種別)が選択される(ステップS98)。
サーバ6は、ページ種別データを取得する(ステップS62)。サーバ6は取得したページ種別データに応じて、データ項目テーブル34(図3(2)参照)よりデータを取得する(ステップS100)。図11(1)に示す「ページの作成の処理」の場合と異なり、図11(2)に示す「ページの編集の処理」の場合、既に「ページ種別に応じたデータ項目テーブル」のデータが格納されているので、それらデータが用いられることになる。それと並行して、サーバ6は、取得されたページ種別データに基づいて、データ格納部8の制御プログラムライブラリから、ページ種別に応じたフォームプログラムを読み込む(ステップS64)。
続いて、サーバ6は、読み込んだ「ページ種別に応じたフォームプログラム」に基づいてページ編集画面を作成し、そのページ編集画面をユーザ端末機10に表示して(ステップS66)、「ページの内容の編集の処理」を行う(ステップS68)のであるが、この図11(2)に示す「ページの編集の処理」の場合では、過去に入力されたデータ項目の具体的データが予め設定されることになる(図11(1)に示す「ページの作成の処理」の場合、データ項目はブランクである)。ページ編集画面では、前述のように、デフォルトとして「スタンダード」編集モードが起動される(図5参照)。
データ項目がブランクであるか、データ項目に過去に入力された具体的データが予め設定されているか、という差異はあるものの、図11(1)に示す「ページの作成の処理」も図11(2)に示す「ページの編集の処理」も、いずれも「ページの内容の編集の処理」(ステップS68)に移行する。
図12(1)は、「ページの内容の編集の処理」の概略のフローチャートである。まず、ユーザ端末機10から、ページの内容の編集モード(編集画面)の切り替えが入力されることがある(図12(1)・ステップS112)。切り換えは、例えば図5に示す画面の右上部の「スタンダード」、「スタンダードプラス」及び「プロ」と示されたタブの何れかをクリックすることにより為される。編集モードの切り換えがなければ(ステップS114・No)、そのまま「編集モードを切り替えない処理」(ステップS116)に移行し、編集モードの切り換えがあれば(ステップS114・Yes)、「編集モードを切り替えた処理」(ステップS118)に移行する。
以下に説明する(図12(2)に示す)「編集モードを切り替えない処理」は、編集モードが「スタンダード」である(即ち、初心者向けである)としている。(図12(3)に示す)「編集モードを切り替えた処理」では、編集モードが「スタンダード」から「スタンダードプラス」若しくは「プロ」に切り替えられた(即ち、中級者若しくは上級者向けに切り替えられた)としている。
図12(2)は、「編集モードを切り替えない処理」の概略のフローチャートである。ユーザ端末機10から、入力されたデータ項目のデータと共に、フォームプログラムによるフォームがサーバ6に送信される(図12(2)・ステップS132)。サーバ6は、フォームへの入力内容(データ)を、ページ種別に応じたデータ項目テーブル34へ記録(保存)する(ステップS134)。更にサーバ6は、フォームへの入力内容からページに関するデータ(ページタイトル、ページIDなど)を、ページ管理テーブル30の個々のレコードの該当フィールドへ保存する(ステップS136)。
サーバ6は、ページ編集画面若しくはフォームで利用されている選択テンプレートデータを参照し(ステップS138)、データ格納部8に格納されているテンプレートファイルから該当するテンプレート詳細データを読み込む(ステップS140)。続いて、サーバ6は、ページ管理テーブル30と、ページ種別に応じたフォームプログラムと、ページ種別に応じたデータ項目テーブル34とに保存されたデータを参照し(ステップS142)、これらデータとテンプレート詳細データとを合わせて具体的なHTMLデータを作成する(ステップS144)。
このように作成されるHTMLデータは、ページ管理テーブル30の個々のレコードの「ページ内容」に保存される(ステップS146)。前に説明したように、編集モードは、
(A)スタンダードからスタンダードへと維持される場合、及び、
(B)スタンダードから、スタンダードプラス若しくはプロへ、アップされる場合
が想定される。
(A)の場合には、サーバ6は、ページ種別に応じたフォームプログラムと、ページ種別データに応じたデータ項目テーブル34の具体的データとから、(スタンダードの)ページ編集画面を作成することになる(ステップS62、S64、S100、S66参照)。
一方、(B)の場合には、サーバ6は、上記のようにページ管理テーブル30の個々のレコードの「ページ内容」に保存されるHTMLデータから、(スタンダードの)ページ編集画面を作成する。即ち、(B)の場合が発生するのに備えて、ページ管理テーブル30の個々のレコードの「ページ内容」にHTMLデータが保存される、ということができる。
図12(3)は、「編集モードを切り替えた処理」の概略のフローチャートである。まず、サーバ6は、編集モードを把握し(図12(3)・ステップS152)、ページ管理テーブル30の個々のレコードの「ページ内容」に保存されるHTMLデータを読み込み(ステップS154)、これを用いて編集モードに応じたページ編集画面(図6、図7参照)を表示する(ステップS156)。
ユーザ端末機10から、入力されたデータがサーバ6に送信される(ステップS158)。サーバ6は、入力内容(データ)を、HTMLデータにして、ページ管理テーブル30の個々のレコードの「ページ内容」に保存する。同時に、サーバ6は、入力内容からページに関するデータ(ページタイトル、ページIDなど)を、ページ管理テーブル30の個々のテーブルの該当フィールドに保存する(ステップS160)。
この「編集モードを切り替えた処理」の場合には、入力内容がページ種別に応じたデータ項目テーブル34へ保存されること(ステップS134参照)は発生しない。
[[その他の実施形態]]
本発明は、前述の第1の実施形態に限定されるものではない。第1の実施形態では、企業が自らを紹介するためのウエブページを作成する場合を例として取り上げたが、第1の実施形態に係るウエブページ作成支援システム2を構成する考え方は、各種学校、各種法人、各種団体若しくは地方自治体などが様々な情報を提供するウエブページを作成するのをサポートするシステムにおいても、利用可能である。
また、第1の実施形態に係るウエブページ作成支援システム2では、ユーザ端末機10とサーバ6がインターネットを介して接続する。ここでサーバ6に実装されるプログラムが適当なワークステーションに搭載されユーザが直接そのワークステーションを操作するというような形態であっても、本発明は実現され得る。
本発明の好適な実施形態は、前述の第1の第1の実施形態に係るウエブページ作成支援システム2に係るサーバ6で動作(稼動)する適切なコンピュータプログラム、及び、上記ワークステーション動作(稼動)する適切なコンピュータプログラムにより、実現されるものである。
本発明の第1の実施形態に係るウエブページ作成支援システムの全体概要図である。 図1に示す各種データベースのうちの一部のデータベースの概略構成図である。 図2に示すデータベースに含まれる各種テーブルの構成図である。 本発明の第1の実施形態に係るウエブページ作成支援システムで利用されるログイン画面(図4(1))、ページ追加画面(図4(2))、及びページ一覧画面(図4(3))である。 本発明の第1の実施形態に係るウエブページ作成支援システムで利用されるページ編集画面(スタンダード)である。 本発明の第1の実施形態に係るウエブページ作成支援システムで利用されるページ編集画面(スタンダードプラス)である。 本発明の第1の実施形態に係るウエブページ作成支援システムで利用されるページ編集画面(プロ)である。 本発明の第1の実施形態に係るウエブページ作成支援システムにより構築されたウエブページの画面例である。 「ページ種別に応じたフォームプログラム」が格納される制御プログラムライブラリの例である。 本発明の第1の実施形態に係るウエブページ作成支援システムを構成するユーザ端末機及びサーバにおける、ウエブページ作成・編集処理の概要を示すフローチャートの一部である。 本発明の第1の実施形態に係るウエブページ作成支援システムを構成するユーザ端末機及びサーバにおける、ウエブページ作成・編集処理の概要を示すフローチャートの一部である。 本発明の第1の実施形態に係るウエブページ作成支援システムを構成するユーザ端末機及びサーバにおける、ウエブページ作成・編集処理の概要を示すフローチャートの一部である。
符号の説明
2・・・ウエブページ作成支援システム、4・・・インターネット、6・・・サーバ、8・・・データ格納部、10・・・ユーザ端末機、16・・・制御プログラムライブラリ、18・・・各種データベース、20・・・サービス管理データベース、22・・・利用者データベース、24・・・利用者情報テーブル、26・・・テンプレート情報テーブル、28・・・サイトデザインテーブル、30・・・ページ管理テーブル、34・・・ページ種別に応じたデータ項目テーブル。

Claims (9)

  1. ユーザによるウエブページの作成作業を支援する装置であって、
    ユーザからの指示を受け付ける画面であり、ウエブページ上に表示する種々の情報を入力するためのページ編集画面を表示する編集画面表示手段と、
    上記編集画面表示手段上で設定された情報に基づき、ウエブページのソースコードを生成するソースコード生成手段と、
    生成したソースコードを記憶する記憶手段とを備え、
    上記ページ編集画面は、
    ウエブページ上に表示され得る項目として予め用意された所定の項目が表示され、その表示された項目についてユーザによる所望の項目の選択及び詳細情報の入力を可能とする第1の編集画面と、
    ワードプロセッサで提供される機能と同様の機能を用いて、文字サイズおよびフォントの設定並びにテキスト及び画像の配置を行うことでウエブページの作成、編集を可能とする第2の編集画面と、
    HTMLテキストによるソースコードの直接的な記述を可能とする第3の編集画面とを含み、
    上記編集画面表示手段は、ユーザの指示に基づき、上記第1から第3の編集画面のいずれかを表示する、
    ことを特徴とするウエブページ作成支援装置。
  2. ネットワークを介してユーザ端末機と接続され、
    上記編集画面表示手段は、上記ユーザ端末機に対して上記ページ編集画面を表示するための情報を送信し、上記ユーザ端末機上で上記ページ編集画面が表示され、上記ユーザ端末を介してユーザの指示を受信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のウエブページ作成支援装置。
  3. ユーザによるウエブページの作成作業を支援する装置であって、
    制御部とデータ格納部とを備え、
    上記データ格納部は、
    ユーザが構築する若しくは構築しようとするウエブページに係るデータをユーザ毎に格納する利用者データベースと、
    ページ種別に応じたフォームプログラムを格納する制御プログラムライブラリとを
    少なくとも保存し、
    上記利用者データベースは、
    ページ種別と、ウエブページを記述するHTMLデータを格納するページ内容と関連付けて管理するページ管理テーブルと、
    ページ種別に応じたデータ項目を格納するデータ項目テーブルとを含み、
    上記制御部は、
    ウエブページが作成編集される際に、
    ページ種別に応じて選ばれるフォームプログラムと、ページ種別に応じたデータ項目を格納するデータ項目テーブルに格納されているデータとに基づいて、ユーザがウエブページの作成・編集のための必要な情報を入力するページ編集画面を作成する第1の編集モードと、
    ページ種別に応じて選ばれる、ページ管理テーブルの個々のレコードにおけるページ内容に格納されるHTMLデータに基づいて、ページ編集画面を作成する第2の編集モードとを有し、
    ユーザの指示に従い第1の編集モードと第2の編集モードの何れかが選択されることを特徴とするウエブページ作成支援装置。
  4. 上記第1の編集モードでは、ページ編集終了時に、
    (イ)ページ種別に応じたデータ項目を格納するデータ項目テーブルにデータ項目データを保存し、
    (ロ)ページ管理テーブルにおける対応するページ種別のレコードと、ページ種別に応じたフォームプログラムと、データ項目を格納するデータ項目テーブルに保存されたデータ項目データとに基づいて、ウエブページを記述するHTMLデータを作成して、ページ管理テーブルにおける対応するページ種別のレコードのページ内容のフィールドに保存し、
    上記第2の編集モードでは、ページ編集終了時に、
    (ハ)入力内容に基づいて、ウエブページを記述するHTMLデータを作成して、ページ管理テーブルにおける対応するページ種別のレコードのページ内容のフィールドに保存することを特徴とする請求項3に記載のウエブページ作成支援装置。
  5. 上記第2の編集モードが、
    タグにより論理構造が表現されるHTMLのソースコードを直接記述することでウエブページの編集が可能になる第3の編集モードと、
    ワードプロセッサで提供される機能と同様の機能により動作する編集ツールが実装されている第4の編集モードと
    を含むことを特徴とする請求項3又は4に記載のウエブページ作成支援装置。
  6. ネットワークを介してユーザ端末機と接続され、
    上記制御部は、上記ユーザ端末機に対して上記ページ編集画面を表示するための情報を送信し、上記ユーザ端末機上で上記ページ編集画面が表示され、上記ユーザ端末を介してユーザの指示を受信する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のウエブページ作成支援装置。
  7. ユーザからの指示を受け付ける画面であり、ウエブページ上に表示する種々の情報を入力するためのページ編集画面を表示手段に表示する編集画面表示ステップと、
    上記編集画面上で設定された情報に基づき、ウエブページのソースコードを制御部で生成するソースコード生成ステップと、
    生成したソースコードを記憶手段に記憶する記憶ステップとを
    コンピュータに実行させる、ウエブページ作成支援のためのコンピュータプログラムであって、
    上記ページ編集画面は、
    ウエブページ上に表示され得る項目として予め用意された所定の項目が表示され、その表示された項目についてユーザによる所望の項目の選択及び詳細情報の入力を可能とする第1の編集画面と、
    ワードプロセッサで提供される機能と同様の機能を用いて、文字サイズおよびフォントの設定並びにテキスト及び画像の配置を行うことでウエブページの作成、編集を可能とする第2の編集画面と、
    HTMLテキストによるソースコードの直接的な記述を可能とする第3の編集画面とを含み、
    更に、上記編集画面表示ステップは、ユーザの指示に基づき、上記第1から第3の編集画面のいずれかを表示手段に表示するステップを含む
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. (1)ページ種別に応じたフォームプログラムを格納する制御プログラムライブラリを予め記憶手段に保存するプログラムライブラリ保存ステップと、
    (2)ユーザが構築する若しくは構築しようとするウエブページに係るデータをユーザ毎に格納する利用者データベースを記憶手段に保存するステップであって、上記利用者データベースが、ウエブページを記述するHTMLデータを格納するページ内容とページ種別とを関連付けて管理するページ管理テーブルと、ページ種別に応じたデータ項目を格納するデータ項目テーブルとを含む、利用者データベース保存ステップと、
    (3)ウエブページが作成編集される際に、ページ種別に応じて選ばれるフォームプログラムと、ページ種別に応じたデータ項目を格納するデータ項目テーブルに格納されているデータとに基づいて、ユーザがウエブページの作成・編集のための必要な情報を入力するページ編集画面を第1の編集モードとして制御部で作成する第1のページ編集画面作成ステップと、
    (4)同じくウエブページが作成編集される際に、ページ種別に応じて選ばれる、ページ管理テーブルの個々のレコードにおけるページ内容に格納されるHTMLデータに基づいて、ページ編集画面を第2の編集モードとして制御部で作成する第2のページ編集画面作成ステップと、
    (5)ユーザの指示に従って第1の編集モードと第2の編集モードの何れかの選択を制御部で行い表示手段に表示する選択ステップとを
    コンピュータに実行させることを特徴とするウエブページ作成支援のためのコンピュータプログラム。
  9. (6)上記第1の編集モードのページ編集終了時に、
    (6−イ)記憶手段にて、ページ種別に応じたデータ項目を格納するデータ項目テーブルに、データ項目データを保存し、更に、
    (6−ロ)ページ管理テーブルにおける対応するページ種別のレコードと、ページ種別に応じたフォームプログラムと、データ項目を格納するデータ項目テーブルに保存されたデータ項目データとに基づいて、ウエブページを記述するHTMLデータを制御部で作成して、記憶手段に設定されているページ管理テーブルにおける対応するページ種別のレコードのページ内容のフィールドに保存する第1の編集モード終了時保存ステップと、
    (7)上記第2の編集モードのページ編集終了時に、
    (7−ハ)入力内容に基づいて、ウエブページを記述するHTMLデータを制御部で作成して、記憶手段に設定されているページ管理テーブルにおける対応するページ種別のレコードのページ内容のフィールドに保存する第2の編集モード終了時保存ステップと
    を、更に、コンピュータに実行させることを特徴とする請求項8に記載のコンピュータプログラム。
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