JP2009145642A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の現像室に収容されて帯電量が異なる現像剤を用いても、画質及び生産性が低下することを防止して画像を形成する。
【解決手段】制御ユニット66は、算出した印刷ページ数の差(比較カウンタ166の変数mの差)が所定値以上であるか否かを判定し、所定値以上である場合にはトナーの仮想補給量nの既定値を設定する。また、制御ユニット66は、記録媒体上に画像を形成するために必要なトナー量Kを必要トナー量算出部158によって算出する。そして、制御ユニット66は、ディスペンス部材110が現像室86に補給すべきトナー量(補給量:K−n)を算出し、算出結果に応じてディスペンス部材110を停止又は所定時間の回転をするよう制御する。
【選択図】図9

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
特許文献1は、現像器が作動して現像剤が攪拌され始めたとき、現像器の作動終了後から電源オン時を含む作動開始までの時間が所定時間以上であれば、一定時間の間トナー補給部によるトナー補給を禁止し、過剰のトナー供給を防止する画像形成装置を開示する。また、特許文献2は、モノカラーモードのキャリブレーションの実行間隔がフルカラーモードのキャリブレーションの実行間隔より長くなるように、キャリブレーション実行タイミングを設定した多色画像形成装置を開示する。また、特許文献3は、現像休止状態からの起動時に、現像ローラ及び像担持体を駆動させずに攪拌ローラを駆動させて現像剤のトナーを帯電させる前攪拌工程を行い、その後に現像工程を行う画像形成装置を開示する。
特開平9−6120号公報 特開2006−201457号公報 特許第3774123号
本発明は、複数の現像室に収容されて帯電量が異なる現像剤を用いても、画質及び生産性が低下することを防止して画像を形成することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る本発明は、複数の像保持体と、前記複数の像保持体に静電潜像を書き込む光書込み手段と、現像剤を収容する複数の現像室と、前記複数の現像室が収容する現像剤により、前記複数の像保持体に書き込まれた静電潜像を可視化する複数の現像部材と、前記複数の現像部材が静電潜像を可視化する場合に、前記複数の現像室に収容された現像剤を攪拌しつつ搬送することにより、前記複数の現像部材に現像剤を供給する複数の現像剤供給部材と、前記現像剤供給部材の少なくともいずれかが現像剤を攪拌しつつ搬送し、前記現像剤供給部材のその他の少なくともいずれかが停止している期間を検知する期間検知手段と、前記期間検知手段が検知した期間が所定期間に達したか否かを判定する判定手段と、前記複数の現像室に現像剤を個別に補給する現像剤補給手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記現像剤補給手段が現像剤の補給を個別に開始する時機を制御する補給時機制御手段とを有する画像形成装置である。
請求項2に係る本発明は、前記複数の現像部材が可視化した現像剤像を転写する複数の転写部材と、前記複数の転写部材及び前記複数の現像部材に電圧を印加する電源部と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記電源部が前記複数の転写部材及び前記複数の現像部材に印加する電圧を個別に制御する電圧制御手段とをさらに有する請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に係る本発明は、前記期間検知手段が検知した期間が所定期間に達したと前記判定手段が判定した場合に、停止していなかった前記現像剤供給部材が現像剤を供給する前記現像部材に印加する電圧の大きさが増大し、現像剤を供給していた前記現像剤供給部材から供給された現像剤により可視化された現像剤像を転写する前記転写部材に印加する電圧の大きさが減少するように、前記電圧制御手段は、前記電源部を制御する請求項2記載の画像形成装置である。
請求項4に係る本発明は、前記複数の現像剤供給部材を駆動する複数の駆動部をさらに有し、前記期間検知手段は、前記複数の駆動部の駆動時間を検知することにより、前記期間を検知する請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置である。
本発明によれば、複数の現像室に収容されて帯電量が異なる現像剤を用いても、画質及び生産性が低下することを防止して画像を形成することができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2において、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12内に画像形成部14と、画像形成部14に用紙などの記録媒体を供給する記録媒体供給装置54と、電源ユニット16などが配設されている。また、画像形成装置本体12の上部に画像形成がなされた記録媒体が排出される記録媒体排出部15が設けられている。
画像形成部14は、カラー画像を形成する電子写真方式のもので、イエローの現像剤を用いてイエロー画像を形成する画像形成部18Yと、マゼンダの現像剤を用いてマゼンダ画像を形成する画像形成部18Mと、シアンの現像剤を用いてシアン画像を形成する画像形成部18Cと、ブラックの現像剤を用いてブラック画像を形成する画像形成部18Bとを有している。これらの画像形成部は、後述する搬送ベルト46に沿って、記録媒体搬送方向上流である重力方向下方から順に、画像形成部18Y、画像形成部18M、画像形成部18C、画像形成部18Bの順に配置されている。
画像形成部18Y、18M、18C、18Bは、形成する画像の色が異なるものの同じ構成であるので、以下、特に番号にY、M、C、Bを付して説明する場合を除き、画像形成部18として構成を説明する。画像形成部18は、像保持体として用いられるドラム形状の感光体22をそれぞれが有する。また、画像形成部18は、感光体22を一様に帯電する帯電ロールを備える帯電装置24と、感光体22に光を照射して静電潜像を書き込む光書き込み装置26と、感光体22に書き込まれた静電潜像をトナーで現像する現像装置28と、感光体に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写装置50と、転写装置による転写がなされた後に、感光体22の表面に残留したトナー像を除去するクリーニング装置30とをそれぞれが有している。光書き込み装置26はレーザ露光装置からなり、画像データ又は後述するトナー排出パターン(所定画像データ)に応じてレーザ光を発し各感光体22にそれぞれ静電潜像を書き込むようになっている。
画像形成部18が有する部材のうち感光体22、帯電装置24、現像装置28及びクリーニング装置30は、交換ユニットとして用いられるプロセスカートリッジ32として一体化され、画像形成装置本体12に着脱自在に装着される。また、このプロセスカートリッジ32には、現像装置28に供給される現像剤(トナー)を収容するトナーカートリッジ34と、クリーニング装置30により除去された現像剤(廃トナー)を回収する廃トナーボトル36とが、プロセスカートリッジ32と一体に又は着脱自在に設けられている。
転写装置50Y、50M、50C、50Bは、他の部材と共に転写ユニット42として一体化され、画像形成装置本体12から着脱することができるようになっている。転写ユニット42は、転写装置50Y、50M、50C、50Bと併せて、2つの支持ロール44a、44bと、搬送ベルト46と、吸着ロール48と、クリーニング装置45とを有している。搬送ベルト46は、無端帯状の搬送部材として用いられ、支持ロール44a、44bよって回転可能に支持されている。支持ロール44a、44bのいずれかは駆動ロールとして用いられ、例えばモータ等の駆動源(不図示)に連結されていて、駆動源からの駆動を受けて回転駆動し搬送ベルト46を回転させる。吸着ロール48は、記録媒体を搬送ベルト46に電荷的に吸着させる静電吸着手段として用いられている。
クリーニング装置45は、搬送ベルト46の表面に付着したトナーを除去する除去手段として用いられ、例えばクリーニングブレード等からなる掻き落とし部材47により、搬送ベルト46の表面に残留する廃トナーの回収を実施又は中止するように、後述する制御ユニット66により制御されている。また、クリーニング装置45には、掻き落とし部材47が掻き落としたトナー(廃トナー)の量を検出する廃トナー量検出部51が設けられている。
搬送ベルト46は、吸着ロール48からの電荷注入を受けて帯電し、記録媒体を静電的に吸着した状態で搬送する。吸着ロール48には、電源ユニット16により電圧の印加がなされる。搬送ベルト46が記録媒体を良好に搬送するものであれば、吸着ロール48による搬送ベルト46への電荷注入は必ずしも行う必要はない。
搬送ベルト46により搬送中の記録媒体に、感光体22Y、22M、22C、22Bに形成されたトナー像が、ぞれぞれの転写装置50Y、50M、50C、50Bによって転写され、記録媒体にイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの4色のトナー像が重ねられたフルカラーのトナー像(カラー画像)が形成される。また、搬送ベルト46により搬送中の記録媒体に、感光体22Bに形成されたトナー像だけを転写することにより、ブラック単色の画像(白黒画像)が形成される。このように、画像形成装置10は、フルカラーの画像(カラー印刷)とブラック単色の画像(白黒印刷)とを選択して形成することができるように構成されている。
また、画像形成装置本体12内の上部には、記録媒体に転写されたトナー像を記録媒体へと定着させる定着装置52が設けられている。定着装置52は、加熱ロール52aと加圧ロール52bとからなり、加熱ロール52aと加圧ロール52bとの間を通過する記録媒体を過熱し加圧することで、記録媒体にトナー像を定着するようになっている。
また、画像形成装置本体12内には、記録媒体供給装置54から供給された記録媒体を記録媒体排出部15まで搬送する搬送路60が設けられていて、この搬送路60に沿って、記録媒体搬送方向上流側から順に、レジストロール対62、転写ユニット42、定着装置52及び排出ロール40が配置されている。排出ロール40は、定着装置52から搬送された記録媒体を記録媒体排出部15へと排出する。
また、画像形成装置10は、制御ユニット66、温度湿度センサ67、表示装置及びキーボードなどを含むユーザインタフェース装置(UI装置)68、HDD・CD装置などの記憶装置70及び通信装置72などを有する。制御ユニット66は、CPU74及びメモリ76などを含み、画像形成装置10を構成する各部を制御する。温度湿度センサ67は、温度及び湿度(環境条件)を検出し、制御ユット66に対して出力する。
つまり、画像形成装置10は、コンピュータとしての機能を含み、記憶媒体78又は通信装置72を介して受け入れたプログラムを実行することにより、印刷などの処理を行う。
図3及び図4において、現像装置28の詳細が示されている。
現像装置28は、例えば二成分現像方式を採用したものである。現像装置28は、現像装置本体80を有し、この現像装置本体80内は現像剤収容空間82と現像ロール84が配置された現像室86とに分かれている。
現像剤収容空間82にはトナーが収容されており、制御ユニット66の制御によって動作する攪拌搬送部材(図示せず)により、現像剤収容空間82から後述するディスペンス室108にトナーが供給されるようになっている。
現像室86内には、非磁性のトナー及び磁性のキャリアからなる現像剤が収容されている。現像ロール84は、一部が現像室86から露出して感光体22に対向するようにされており、現像装置本体80の周壁に回転自在に支持されている。また、現像ロール84は、現像剤中に含まれたキャリアを磁力で吸着し、該現像ロール84表面に現像剤の磁気ブラシを形成し、キャリアに吸着したトナーを感光体22と対向する現像領域へ搬送する。現像ロール84が搬送するキャリアとトナーとからなる現像剤は、層厚規制部材85によって磁気ブラシの層厚が規制されるようになっている。そして、感光体22上に形成された静電潜像が、現像ロール84表面に形成された現像剤の磁気ブラシによって可視化される。
第1の攪拌搬送部材88及び第2の攪拌搬送部材90は、現像ロール84の軸方向に沿って該現像ロール84の下方に配設されている。図4に示すように、第1の攪拌搬送部材88及び第2の攪拌搬送部材90は、それぞれ回転軸88a、90aを備えており、該回転軸88a、90aは現像装置本体80の周壁にそれぞれ回転自在に支持されている。第1の攪拌搬送部材88及び第2の攪拌搬送部材90には、螺旋羽根88b、90bが所定のピッチで螺旋状に巻き付けられて形成されている。第1の攪拌搬送部材88及び第2の攪拌搬送部材90がそれぞれ回転すると、螺旋羽根88b、90bによって、現像室86内に収容された現像剤が攪拌されながら第1の攪拌搬送部材88及び第2の攪拌搬送部材90の軸方向へ搬送されるようになっている。
ここで、第1の攪拌搬送部材88は、現像室86に収容された現像剤を攪拌しつつ現像ロール84の長手方向に搬送することにより、現像ロール84に現像剤を供給する。つまり、第1の攪拌搬送部材88は、現像剤搬送方向の上流側Aから下流側Bへ現像剤を攪拌しつつ搬送することにより、現像ロール84に対して現像剤を供給する現像剤供給部材となっている。
第1の仕切り壁92は、第1の攪拌搬送部材88と第2の攪拌搬送部材90との間に設けられており、この第1の仕切り壁92によって現像室86内は、第1の攪拌搬送部材88が配設された第1の攪拌路94と、第2の攪拌搬送部材90が配設された第2の攪拌路96との2つに分割されている。この第1の仕切り壁92の長手方向の両端部には、接続口98、100が形成されており、これら接続口98、100によって第1の攪拌路94と第2の攪拌路96とが接続されている。したがって、現像室86内の現像剤は、第1の攪拌搬送部材88及び第2の攪拌搬送部材90の回転によって、それぞれ第1の攪拌路94及び第2の攪拌路96内で攪拌されると共に互い違いの方向に搬送され、トナーがキャリアによって所定の極性に摩擦帯電されて第1の攪拌路94と第2の攪拌路96との間を循環するようになっている。
現像剤収容空間82と現像室86との間には、第2の仕切り壁102、第3の仕切り壁104及び第4の仕切り壁106が設けられている。第3の仕切り壁104は第2の仕切り壁102の下部から現像剤収容空間82側へ延びるように形成され、現像装置本体80の底部にトンネル状のディスペンス室108を形成している。ディスペンス室108内には、長手方向に沿ってトナーの攪拌搬送を行なうディスペンス部材110が設けられている。第3の仕切り壁104の長手方向の一方の端部近傍には、現像剤収容空間82とディスペンス室108を接続する第1のトナー排出口112が形成されている。現像剤収容空間82内に収容されたトナーは、図示しない攪拌搬送部材によって攪拌されると共に現像剤収容空間82内を搬送され、第1のトナー排出口112からディスペンス室108に排出されるようになっている。
一方、第4の仕切り壁106の長手方向の他方の端部には、ディスペンス室108と現像室86とを接続する第2のトナー排出口114が形成されている。ディスペンス室108内のトナーは、ディスペンス部材110によって該ディスペンス部材110の軸方向に搬送され、第2のトナー排出口114から現像室86に供給されるようになっている。この第2のトナー排出口114は、下端部が現像室86に収容されている現像剤の表面位置よりも下方に位置するように形成されている。これにより、第2のトナー排出口114の少なくとも一部が、現像室86に収容された現像剤に埋もれた状態となっており、ディスペンス室108から現像室86へ供給されたトナーが現像剤の中に潜り込み、現像室86に収容された現像剤とトナーとが混合しやすくなっている。
ディスペンス部材110は、図4に示すように、回転軸110aを備え、該回転軸110aが現像装置本体80の周壁に回転自在に支持されている。この回転軸110aには螺旋羽根110bが所定のピッチで巻き付けられている。螺旋羽根110bは、回転軸110aが所定の方向に回転することにより、トナーを第2のトナー排出口114に向けて搬送するように形成されている。
また、ディスペンス部材110は、制御ユニット66の制御に応じて、第1の攪拌搬送部材88が現像ロール84に供給した現像剤量に応じて回転し、現像剤収容空間82からディスペンス室108を介して現像室86へ現像剤を補給する現像剤補給手段を構成する。
そして、画像形成装置10は、画像密度が所定値以下の画像形成を記録媒体に連続して行う場合、現像室86内の現像剤が長時間循環することによって感光体22に対する現像剤の吸着性が悪くなり(劣化し)画像劣化を起こすことを防止するために、現像装置28から劣化した現像剤を排出(トナー排出パターンを用いて強制現像)するようにされている。
なお、第1の攪拌搬送部材88及び第2の攪拌搬送部材90は、駆動部115により駆動されている。この駆動部115は、図7を用いて後述する駆動制御部150の制御に応じて、第1の攪拌搬送部材88及び第2の攪拌搬送部材90をトナーの色ごとにそれぞれ駆動するようにされている。また、ディスペンス部材110は、駆動部117により駆動されている。この駆動部117は、図7を用いて後述するトナー補給量制御部164の制御に応じて、ディスペンス部材110をトナーの色ごとにそれぞれ駆動するようにされている。
次に、感光体22Bの搬送ベルト46に対する接触、及び感光体22Y、22M、22Cの搬送ベルト46から離間について説明する。
図5は、画像形成装置がカラー印刷をするために、各色の感光体が搬送ベルトに圧接されている状態を示す画像形成装置の側面図である。図6は、画像形成装置が白黒印刷をするために、黒のトナー像を保持する感光体のみが搬送ベルトに圧接されている状態を示す画像形成装置の側面図である。
プロセスカートリッジ32Bは支持部材120により画像形成装置本体12に装着されている。支持部材120は画像形成装置本体12に固定されていて、重力方向下方からプロセスカートリッジ32Bを支持する。支持部材120に支持された状態で、プロセスカートリッジ32Bは図示を省略する付勢手段によって搬送ベルト46方向へと付勢され、感光体22Bが搬送ベルト46に当接している。
プロセスカートリッジ32Y、32M、32Cは、手前側支持板122と奥側支持板(不図示)とにより画像形成装置本体12に装着されている。手前側支持板122には、プロセスカートリッジ32Y、32M、32Cの外形に合わせて切欠が形成されていている。奥側支持板は手前側支持板122と同形状であり、奥側支持板にもプロセスカートリッジ32Y、32M、32Cの外形に合わせて切欠が形成されていている。そして、手前側支持板122及び奥側支持板に形成された切欠に、プロセスカートリッジ32Y、32M、32Cがそれぞれ装着されている。手前側支持板122と奥側支持板とは図示を省略する連結部材によって連結されている。
手前側支持板122には、ガイド用の孔部124、124が形成されている。孔部124、124は長手方向が略水平な長孔であり、孔部124、124にはガイド用突起126、126が挿入されている。奥側支持板にも手前側支持板122と同様にガイド用の貫通孔が形成され、この貫通孔にもガイド用突起が挿入されている。ガイド用突起126、126は、画像形成装置本体12に取り付けられている。以上のような構成により、手前側支持板122及び奥側支持板は、ガイド用突起126、126にガイドされて図5に示される位置と図6に示される位置との間で移動することができるように画像形成装置本体12に取り付けられている。手前側支持板122等が図5に示される位置に配置された状態において、手前側支持板122等に支持されたプロセスカートリッジ32Y、32M、32Cに装着された感光体22Y、22M、22Cは、図示を省略する付勢手段により、それぞれが搬送ベルト46方向に付勢され、搬送ベルト46に当接する。
手前側支持板122の搬送ベルト46と逆側位置には、手前側支持板122に接触するようにカム128が設けられている。カム128は、軸130を用いて画像形成装置本体12に回動可能に取り付けられていて、軸130には、例えばモータからなる駆動源132が連結されている。カム128に対して、図示を省略する付勢手段によって手前側支持板122が押圧されている。よって、駆動源132からの駆動伝達を受けてカムが回転することでカム128が図5に示される状態となると、感光体22Y、22M、22Cは搬送ベルト46に当接する。また、カム128が図6に示された状態となると、感光体22Y、22M、22Cは搬送ベルト46から離間する。
以上のように、手前側支持板122、奥側支持板、ガイド用突起126、126、カム128、及び駆動源132は、感光体22Y、22M、22Cを搬送ベルト46に当接させ、搬送ベルト46から離間させる。感光体22Y、22M、22Cが搬送ベルト46から離間すると、制御ユニット66は、現像装置28Y、28M、28Cに対し、まず最初に、現像ロール84Y、84M、84C、第1の攪拌搬送部材88Y、88M、88C、第2の攪拌搬送部材90Y、90M、90C、及びディスペンス部材110Y、110M、110Cが停止状態になるように制御する。また、制御ユニット66は、まず最初に、後述するページ印刷データにおいて不要な色のトナーを収容する現像装置28の現像ロール84、第1の攪拌搬送部材88、第2の攪拌搬送部材90及びディスペンス部材110が個別に停止状態になるように制御してもよい。
次に、画像形成装置10が記録媒体に画像を形成するプログラムと並列に実行する濃度制御プログラムについて説明する。
図7は、画像形成装置10が記録媒体に画像を形成するプログラムと並列に、制御ユニット66が実行する濃度制御プログラム140の構成を示すプログラム構成図である。図7に示すように、濃度制御プログラム140は、印刷制御部142、期間検知部144、差分判定部146、電圧制御部148、駆動制御部150、設定部152、補給時機制御部154、補給量演算部156、必要トナー量算出部158、補給量判定部160、過剰残分演算部162及びトナー補給量制御部164から構成される。
印刷制御部142は、印刷指示及び画像データを受け入れ、画像情報とページ数情報とを含むページ印刷データを生成し、期間検知部144、駆動制御部150、補給時機制御部154及び必要トナー量算出部158に対して出力する。
期間検知部144は、比較カウンタ166Y、166M、166C、166B及び差分演算部168から構成される。比較カウンタ166Y、166M、166C、166Bは、それぞれ印刷制御部142からページ印刷データを受け入れ、対応するトナーの色ごとに印刷ページ数をカウントし、差分演算部168に対して出力する。差分演算部168は、比較カウンタ166Y、166M、166C、166Bそれぞれがカウントした色ごとの印刷ページ数の差を算出し、差分判定部146に対して出力する。
ここで、差分演算部168が算出する印刷ページ数の差は、所定速度のページ印刷において不要な色のトナー(例えば白黒印刷におけるカラーの各色トナー)を収容する現像装置28の第1の攪拌搬送部材88が停止状態にされるので、印刷に必要な色のトナーで画像を現像する現像装置28の第1の攪拌搬送部材88がトナーを攪拌しつつ搬送し、印刷に不要な色のトナーを収容する現像装置28の第1の攪拌搬送部材88が停止している期間(期間情報)に対応する。つまり、期間検知部144は、印刷に必要な色のトナーで画像を現像する現像装置28の第1の攪拌搬送部材88がトナーを攪拌しつつ搬送し、印刷に不要な色のトナーを収容する現像装置28の第1の攪拌搬送部材88が停止している期間を検出しているとみなされる。
なお、比較カウンタ166Y、166M、166Cは、ページ印刷データがカラー画像又は白黒画像のいずれを含むかに応じて、1つの共通のカラー印刷ページ数(期間情報)をカウントするようにされてもよい。
また、期間検知部144は、後述する駆動制御部150が出力する各色の印刷ページ数相当の第1の攪拌搬送部材88の駆動時間情報を受け入れて、色ごとの印刷ページ数の差を算出するようにされてもよい。
差分判定部146は、差分演算部168が算出した印刷ページ数の差(期間情報)が所定値(所定期間)に達したか否かを判定し、判定結果を電圧制御部148、駆動制御部150及び設定部152に対して出力する。
電圧制御部148は、差分判定部146から受け入れる判定結果に基づいて、電源ユニット16が転写装置50Y、50M、50C、50B及び現像ロール84Y、85M、84C、84Bに印加する電圧を個別に制御する。
駆動制御部150は、印刷制御部142から受け入れるページ印刷データ、及び差分判定部146の判定結果に基づいて、第1の攪拌搬送部材88及び第2の攪拌搬送部材90をトナーの色ごとにそれぞれ駆動する。また、駆動制御部150は、印刷制御部142から受け入れる各色のページ印刷データに基づいて、印刷ページ数相当の第1の攪拌搬送部材88の駆動時間情報を色ごとに期間検知部144に対して出力するようにされてもよい。
設定部152は、差分判定部146から受け入れる判定結果に基づいて、補給時機制御部154及び補給量演算部156に対する所定の設定を行う。例えば、設定部152は、補給時機制御部154の後述する制御期限カウンタ170に対して初期値(T=50)を設定し、補給量演算部156に対してトナーの仮想補給量(仮想過剰量)nの既定値を設定する。
ここで、トナーの仮想補給量(仮想過剰量)nについて説明する。
現像装置28において、第1の攪拌搬送部材88及び第2の攪拌搬送部材90が所定期間停止したことによって現像室86内のトナーの帯電量が基準に対して所定量低下した状態は、ディスペンス部材110が回転することによって現像室86内にトナーが供給されて現像室86内のトナーの帯電量が基準に対して所定量低下した状態と、略同じであるとみなすことができる。現像室86内のトナーの帯電量が基準に対して所定量低下すると、いずれの場合にも、画像形成装置10が記録媒体に形成する画像の濃度が所定濃度よりも上昇してしまう。つまり、第1の攪拌搬送部材88及び第2の攪拌搬送部材90が所定期間停止したことによって現像室86内のトナーの帯電量が基準に対して所定量低下した状態は、ディスペンス部材110を回転させることなく、仮想的に所定量のトナーが現像室86へ過剰に供給されたとみなすことができ、過剰に供給されたとみなしたトナーの量を仮想補給量(仮想過剰量)nとしている。
さらに、ディスペンス部材110が回転時間に比例するトナー量を現像室86へ供給するようにされているので、仮想補給量nは、時間に比例する関数で示されるとみなすことができる。なお、仮想補給量nは、実験などにより予め定められた値である。
補給時機制御部154は、制御期限カウンタ170及び期限判定部172から構成される。制御期限カウンタ170は、印刷制御部142から受け入れるページ印刷データに応じて、所定速度で印刷されるページ印刷が1ページ終了するごとに、設定部152から受け入れたTの初期値を1ずつ減算するダウンカウンタであり、カウント結果を期限判定部172に対して出力する。つまり、制御期限カウンタ170は、ページ印刷における所定印刷時間と印刷数に基づいて、時間を制御するための情報を生成している。
期限判定部172は、制御期限カウンタ170から受け入れたカウント結果が0(T=0)であるか否かを判定し、T=0でないと判定した場合には補給量演算部156に対して演算を行うように指示を出力し、T=0であると判定した場合にはトナー補給量制御部164に対して仮想補給量nを0とする設定を行う。
このように、T=0である場合(すなわちページ印刷における印刷数が既定値に達した場合)には、後述する過剰残分演算部162が算出する新たな仮想補給量n(仮想補給量nの過剰残分:n=n−K)が0でなくても、補給時機制御部154は、現像室86に過剰に供給されたとみなされるトナーが無いとする。つまり、補給時機制御部154は、複数のディスペンス部材110が現像室86へトナーの補給を個別に開始する時機をそれぞれ制御する補給時機制御手段の一部を構成する。
補給量演算部156は、期限判定部172から演算を行う指示を受けると、設定部152により設定された仮想補給量nの既定値と、後述する必要トナー量算出部158が算出するトナー量Kとを用いて、ディスペンス部材110が現像室86に補給すべきトナー量(補給量:K−n)を算出し、算出結果を補給量判定部160に対して出力する。ただし、補給量演算部156は、後述する過剰残分演算部162が算出した新たな仮想補給量nを受け入れた場合には、設定部152により設定された仮想補給量nに代えて、過剰残分演算部162から受け入れた仮想補給量nを用いて補給量を算出するようにされている。なお、トナー量Kは、例えばページ印刷データに応じて各色の画素数に基づくトナーの使用見込み量であり、ページ印刷に要する時間と、ページ印刷のために使用されるトナー量とをパラメータに含む時間の関数ともみなすことができる。
必要トナー量算出部158は、印刷制御部142から受け入れたページ印刷データに基づいて、記録媒体上に画像を形成するために必要なトナー量Kを算出し、算出結果を補給量演算部156に対して出力する。
補給量判定部160は、補給量演算部156から受け入れた補給量(K−n)の値が0よりも小さいか否かを判定し、補給量の値が0よりも小さい場合には、現在の仮想補給量nとトナー量Kとに基づく新たな仮想補給量n(仮想補給量nの過剰残分)を算出させるための情報を過剰残分演算部162に対して出力し、補給量の値が0以上である場合には、トナーが過剰に供給されたとみなされないので、ディスペンス部材110が今後に現像室86に供給すべきトナーの補給量を算出させるための情報をトナー補給量制御部164に対して出力する。
過剰残分演算部162は、補給量判定部160から受け入れた情報に基づいて、新たな仮想補給量n(仮想補給量nの過剰残分:n=n−K)を算出し、算出結果を補給量演算部156に対して出力する。
トナー補給量制御部164は、補給量判定部160から受け入れた情報と、期限判定部172による設定とに応じて、今後に現像室86に供給すべきトナーの補給量と、ディスペンス部材110が回転することにより現像室86に供給されるトナーの補給量とが一致するように、ディスペンス部材110が所定時間の回転をするよう制御する。
次に、第1の攪拌搬送部材88の回転量が異なる複数の現像室86内の帯電量が異なる現像剤を用いても、画質及び生産性が低下することを防止ように、制御ユニット66が行う処理について説明する。
図8は、比較カウンタ166Y、166M、166C、166Bがそれぞれ色ごとのページ印刷数を計数する処理(S10)を示すフローチャートである。
図9は、第1の攪拌搬送部材88の回転量が異なる複数の現像室86内の帯電量が異なる現像剤を用いても、画質及び生産性が低下することを防止ように、制御ユニット66が濃度制御プログラム140を実行することにより行う処理(S20)を示すフローチャートである。
ここで、画像形成装置10は、記録媒体に画像を形成する場合、画像形成処理と並行して比較カウンタ166による色ごとのページ印刷数の計数を行い、計数結果に応じてディスペンス部材110の回転を制御するようにされている。
図8に示すように、ステップ100(S100)において、比較カウンタ166は、それぞれ印刷制御部142からページ印刷データを受け入れると、変数mを0(初期値)にする。
ステップ102(S102)において、比較カウンタ166は、画像形成部14による1ページ分のページ印刷の実行を色ごとにそれぞれ確認する。
ステップ104(S104)において、比較カウンタ166は、変数mに1を加えて新たな変数mとする。つまり、変数mは、色ごとの印刷ページ数をそれぞれ示す。
ステップ106(S106)において、比較カウンタ166は、例えば印刷制御部142から受け入れたページ印刷データについて、ページ印刷の印刷ジョブが終了したか否かを判定し、終了していないと判定した場合にはS102の処理に進み、終了したと判定した場合にはS10の処理を終了する。
図9に示すように、ステップ200(S200)において、制御ユニット66は、差分演算部168が算出した印刷ページ数の差(比較カウンタ166の変数mの差)が所定値以上であるか否かを差分判定部146により判定し、所定値以上である場合にはS202の処理に進み、所定値未満である場合には処理を終了する。
ステップ202(S202)において、制御ユニット66は、補給量演算部156に対してトナーの仮想補給量(仮想過剰量)nの既定値を設定部152によって設定する。
ステップ204(S204)において、制御ユニット66は、制御期限カウンタ170に対して初期値(T=50)を設定部152によって設定する。
ステップ206(S206)において、制御ユニット66は、記録媒体上に画像を形成するために必要なトナー量Kを必要トナー量算出部158によって算出する。
ステップ208(S208)において、制御ユニット66は、制御期限カウンタ170から受け入れたカウント結果が0(T=0)であるか否かを期限判定部172によって判定し、T=0でないと判定した場合にはS210の処理に進み、T=0であると判定した場合にはS222の処理に進む。
ステップ210(S210)において、制御ユニット66は、ディスペンス部材110が現像室86に補給すべきトナー量(補給量:K−n)を補給量演算部156によって算出する。
ステップ212(S212)において、制御ユニット66は、補給量演算部156により算出した補給量(K−n)の値が0よりも小さいか否かを補給量判定部160によって判定し、補給量の値が0よりも小さい場合にはS214の処理に進み、補給量の値が0以上である場合にはS224の処理に進む。
ステップ214(S214)において、制御ユニット66は、ディスペンス部材110を停止させる。
ステップ216(S216)において、制御ユニット66は、新たな仮想補給量n(仮想補給量nの過剰残分:n=n−K)を過剰残分演算部162によって算出する。
ステップ218(S218)において、制御ユニット66は、所定時間で印刷されるページ印刷が1ページ終了するごとに、Tの値を制御期限カウンタ170によって1ずつ減算する。
ステップ220(S220)において、制御ユニット66は、印刷ジョブが終了したか否かを判定し、印刷ジョブが終了していない場合にはS206の処理に進み、印刷ジョブが終了した場合にはS20の処理を終了する。
ステップ222(S222)において、制御ユニット66は、トナー補給量制御部164に対して仮想補給量nを0とする設定を期限判定部172によって行う。
ステップ224(S224)において、制御ユニット66は、補給量判定部160から受け入れた情報と、期限判定部172による設定とに応じて、今後に現像室86に供給すべきトナーの補給量(K−n)と、ディスペンス部材110が回転することにより現像室86に供給されるトナーの補給量とが一致するように、トナー補給量制御部164によってディスペンス部材110が所定時間の回転をするよう制御する。
したがって、上記実施形態においては、画像形成装置10が白黒画像を印刷した後にカラー画像を印刷する場合、制御ユニット66は、印刷指示と画像データを受け入れると、現像装置28Y、28M、28Cに収容されたトナーの帯電量と現像装置28Bに収容されたトナーの帯電量とに差が生じていても、現像装置28Y、28M、28Cの第1の攪拌搬送部材88及び第2の攪拌搬送部材90を所定期間回転させることによって帯電量の差をなくすことなく、即ち待ち時間なく、画像形成部14に画像形成を開始させる。
また、画像形成装置10は、現像装置28Y、28M、28Cに収容されたトナーの帯電量と現像装置28Bに収容されたトナーの帯電量とに差が生じていている場合、さらに、転写装置50Y、50M、50C、50B及び現像ロール84Y、85M、84C、84Bに印加される電圧を電圧制御部148が所定期間個別に制御することにより、画像の濃度を調整するようにされてもよい。
図10は、転写装置50Y、50M、50C、50B及び現像ロール84Y、85M、84C、84Bに印加される電圧を電圧制御部148が所定期間個別に制御した結果を例示する図表である。
例えば、現像装置28Bが連続駆動されていた場合には、連続駆動していたK(黒)色の現像電圧を通常の−300Vから−350Vに変えて、K(黒)色の転写電圧を通常の1200Vから1100Vに変える。つまり、連続駆動していたK色の現像電圧の大きさ(マイナス電圧)を大きくし、K色の現像量を他の色より増加させる。そして、K色の転写電圧を下げて、他の色がリトランスファーすることを低減する。ここで、K色のトナーの転写力は低下しているが、現像量が増加しているので転写量は変化していない。
さらに、画像形成装置10は、現像装置28Y、28M、28Cの停止時及びカラー画像形成開始時などに、濃度制御プログラム140において用いる所定値、仮想補給量n及びTの値について、温度湿度センサ67の検出結果に応じて、重み付けをするなどの変更をするようにされてもよい。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概要を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の概要を示す構成図である。 現像装置の概要を示す側面から見た断面図である。 現像装置の概要を示す上方から見た断面図である。 画像形成装置がカラー印刷をするために、各色の感光体が搬送ベルトに圧接されている状態を示す画像形成装置の側面図である。 画像形成装置が白黒印刷をするために、黒のトナー像を保持する感光体のみが搬送ベルトに圧接されている状態を示す画像形成装置の側面図である。 画像形成装置が記録媒体に画像を形成するプログラムと並列に、制御ユニットが実行する濃度制御プログラムの構成を示すプログラム構成図である。 比較カウンタがそれぞれ色ごとのページ印刷数を計数する処理(S10)を示すフローチャートである。 第1の攪拌搬送部材及び第2の攪拌搬送部材の回転量が異なる複数の現像室の帯電量が異なる現像剤を用いても、画質及び生産性が低下することを防止ように、制御ユニットが濃度制御プログラムを実行することにより行う処理(S20)を示すフローチャートである。 転写装置及び現像ロールに印加される電圧を電圧制御部が所定期間個別に制御した結果を例示する図表である。
符号の説明
10 画像形成装置
14 画像形成部
22Y、22M、22C、22B 感光体
26Y、26M、26C、26B 光書き込み装置
28Y、28M、28C、28B 現像装置
46 搬送ベルト
50Y、50M、50C、50B 転写装置
66 制御ユニット
67 温度湿度センサ
74 CPU
80 現像装置本体
82 現像剤収容空間
84 現像ロール
86 現像室
88 第1の攪拌搬送部材
90 第2の攪拌搬送部材
92 第1の仕切り壁
108 ディスペンス室
110 ディスペンス部材
120 支持部材
122 手前側支持板
128 カム
130 軸
132 駆動源
140 濃度制御プログラム
142 印刷制御部
144 期間検知部
146 差分判定部
148 電圧制御部
150 駆動制御部
152 設定部
154 補給時機制御部
156 補給量演算部
158 必要トナー量算出部
160 補給量判定部
162 過剰残分演算部
164 トナー補給量制御部
166Y、166M、166C、166B 比較カウンタ
168 差分演算部
170 制御期限カウンタ
172 期限判定部

Claims (4)

  1. 複数の像保持体と、
    前記複数の像保持体に静電潜像を書き込む光書込み手段と、
    現像剤を収容する複数の現像室と、
    前記複数の現像室が収容する現像剤により、前記複数の像保持体に書き込まれた静電潜像を可視化する複数の現像部材と、
    前記複数の現像部材が静電潜像を可視化する場合に、前記複数の現像室に収容された現像剤を攪拌しつつ搬送することにより、前記複数の現像部材に現像剤を供給する複数の現像剤供給部材と、
    前記現像剤供給部材の少なくともいずれかが現像剤を攪拌しつつ搬送し、前記現像剤供給部材のその他の少なくともいずれかが停止している期間を検知する期間検知手段と、
    前記期間検知手段が検知した期間が所定期間に達したか否かを判定する判定手段と、
    前記複数の現像室に現像剤を個別に補給する現像剤補給手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記現像剤補給手段が現像剤の補給を個別に開始する時機を制御する補給時機制御手段と
    を有する画像形成装置。
  2. 前記複数の現像部材が可視化した現像剤像を転写する複数の転写部材と、前記複数の転写部材及び前記複数の現像部材に電圧を印加する電源部と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記電源部が前記複数の転写部材及び前記複数の現像部材に印加する電圧を個別に制御する電圧制御手段とをさらに有する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記期間検知手段が検知した期間が所定期間に達したと前記判定手段が判定した場合に、停止していなかった前記現像剤供給部材が現像剤を供給する前記現像部材に印加する電圧の大きさが増大し、現像剤を供給していた前記現像剤供給部材から供給された現像剤により可視化された現像剤像を転写する前記転写部材に印加する電圧の大きさが減少するように、前記電圧制御手段は、前記電源部を制御する請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記複数の現像剤供給部材を駆動する複数の駆動部をさらに有し、前記期間検知手段は、前記複数の駆動部の駆動時間を検知することにより、前記期間を検知する請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置。
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