JP6090668B2 - 粉体補給装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に用いられる粉体補給装置、及び、その粉体補給装置を用いた画像形成装置に関するものである。
画像形成装置では、像担持体である感光体上に形成された潜像を、少なくとも粉体であるトナーを含む現像剤で現像装置により可視像化することが行われるが、潜像を現像することによりトナーが消費されるので、現像装置内にトナー補給を行う必要がある。そのため、画像形成装置に設けられたトナー補給装置によって、トナーを収納するトナーボトルから現像装置にトナーを搬送し、現像装置内へのトナー補給を行うことが知られている(特許文献1など)。
トナー補給装置には、円筒状で内周面に螺旋状の突起が形成されたトナーボトルから供給されたトナーを一時的に貯留するトナー貯留容器を設けたものがある。また、トナーボトルからトナー貯留容器にトナーを搬送する第一トナー搬送機構は、トナーボトルを回転させるボトル駆動モータや、トナーボトルの内周面に形成された螺旋状の突起などによって構成されている。
そして、トナー補給装置にトナーボトルが装着された状態で、ボトル駆動モータからの回転駆動力によりトナーボトルを回転させる。これにより、トナーボトルの内部に収納されたトナーが、前記螺旋状の突起によってトナーボトルの後端側から先端側に搬送され、トナーボトルの先端側に設けられた開口部から第一トナー搬送路を通ってトナー貯留容器にトナーが供給される。
また、トナー貯留容器から現像装置にトナーを搬送する第二トナー搬送機構は、トナー搬送スクリュウや、トナー搬送スクリュウを回転させる搬送スクリュウ駆動モータなどによって構成されている。そして、搬送スクリュウ駆動モータからの回転駆動力によりトナー搬送スクリュウを回転させて、トナー貯留容器内のトナーをトナー排出口に向けて搬送し、トナー排出口から第二トナー搬送路を通って現像装置にトナーが補給される。
このようにトナー補給装置にトナー貯留容器を設けることで、トナーボトル内のトナーが無くなっても、一定時間はトナー貯留容器内のトナーを現像装置に補給して印刷が可能である。
また、トナー貯留容器の内壁には、トナー貯留容器内の所定高さでのトナー有無からトナー量を検知するトナー量検知センサが設けられている。そして、このトナー量検知センサから出力される「トナー有り」や「トナー無し」の信号に基づいて、トナー貯留容器内のトナー量が所定量よりも少なくならないように、第一トナー搬送機構によってトナーボトルからトナー貯留容器にトナーが供給される。
従来、トナー量検知センサがトナー有りの信号を出力するまで、第一トナー搬送機構によりトナーボトルからトナー貯留容器にトナーを搬送していた。しかしながら、第一トナー搬送機構によるトナー搬送時に、トナー量検知センサが誤検知を起こしてトナー無しの信号が出力され続けると、第一トナー搬送機構が必要以上に駆動しトナー貯留容器に過剰な量のトナーが搬送される。そのため、トナー貯留容器が満杯以上となり第一トナー搬送路内でトナーが詰まってしまうといった問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、第一搬送手段によって粉体が過剰に搬送されることで、収納容器から貯留容器への粉体搬送路が詰まるのを抑制できる粉体補給装置、及び、その粉体補給装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、粉体を収納する収納容器と、前記収納容器から供給された粉体を一時的に貯留し、該一時的に貯留した粉体を通して補給対象に向けて排出する排出口が設けられた貯留容器と、前記収納容器から粉体搬送路を通して前記貯留容器に粉体を搬送する第一搬送手段と、前記貯留容器から前記補給対象に粉体を搬送する第二搬送手段と、前記貯留容器内に所定量の粉体が有るか無いかを検知する粉体量検知手段とを備えた粉体補給装置において、所定量の粉体を搬送する粉体搬送動作で前記第二搬送手段が1回駆動したのに対して、前記粉体量検知手段が粉体無しを検知したときに、該所定量を超えない量の粉体を搬送する粉体搬送動作で前記第一搬送手段を1回駆動させる制御を行う制御手段を有することを特徴とするものである。
以上、本発明によれば、第一搬送手段によって粉体が過剰に搬送されることで、収納容器から貯留容器への粉体搬送路が詰まるのを抑制できるという優れた効果がある。
トナー量検知センサの出力タイミングと、第二駆動モータ及び第一駆動モータの駆動タイミングとの関係を示すタイミングチャート。 実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 プロセスユニットの構成を示す概略図。 プロセスユニットの外観斜視図。 現像ユニット内を示す分解構成図。 プリンタの電気回路の一部を示すブロック図。 トナー補給装置にトナー収容器が設置された状態を示す模式図。 トナー収容器がセットされた状態の同複写機の収容器搭載部を示す概略斜視図。 収容器搭載部及びトナー補給装置の斜視図。 収容器搭載部にトナー収容器が設置された状態を示す、収容器搭載部及びトナー補給装置の斜視図。 トナー補給装置側から見た収容器搭載部及びトナー補給装置の斜視図。 トナー補給装置に設けられた駆動機構の収容器側駆動機構部とサブホッパ側駆動機構部の外観図。 サブホッパ側駆動機構部の概略構成図。 トナー収容器を示す斜視図。 トナー収容器を装着する前のトナー補給装置とトナー収容器の先端部とを示す拡大斜視図。 トナー収容器を装着した状態のトナー補給装置とトナー収容器の先端側とを示す拡大斜視図。 トナー収容器を装着する前のトナー補給装置とトナー収容器の先端部とを示す縦断面図。 トナー収容器を装着した状態のトナー補給装置とトナー収容器の先端部とを示す縦断面図。 トナー補給装置の断面図。 トナー収容器からトナー補給装置までの内部構成を示したトナー収容器及びトナー補給装置の断面図。 サブホッパを左上方から内部を見たときの概略斜視図。 サブホッパ内に十分な量のトナーがあるにも関わらず、トナー量検知センサがトナー無しと誤検知した場合の状態を示す図。 トナー量検知センサの出力タイミングと、第二駆動モータ及び第一駆動モータの駆動タイミングとの関係を示すタイミングチャート。 (a)一時的にトナー量検知センサ前に空間が発生しトナーが無くなった状態を示す図、(b)トナー量検知センサ前に発生した空間にマイラーによってトナーが搬送された状態を示す図。 トナー量検知センサの出力タイミングと、第二駆動モータ及び第一駆動モータの駆動タイミングとの関係を示すタイミングチャート。 トナー量検知センサ、第二駆動モータ及び第一駆動モータの駆動制御に係るフローチャート。
以下、本発明を、画像形成装置としての電子写真方式のプリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)に適用した一実施形態について説明する。
まず、実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図2は、実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。
このプリンタは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック(以下、Y、C、M、Kと記す。)用の4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Kを備えている。これらは、画像を形成する画像形成物質として、互いに異なる色のY、C、M、Kのトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。
図3は、Yトナー像を生成するためのプロセスユニット1Yの構成を示す概略図である。また、図4は、プロセスユニット1Yの外観を示す斜視図である。
これらの図において、プロセスユニット1Yは、感光体ユニット2Yと現像装置7Yとを有している。感光体ユニット2Y及び現像装置7Yは、図4に示すように、プロセスユニット1Yとして一体的にプリンタ本体に対して着脱可能に構成されている。
ただし、プリンタ本体から取り外した状態では、現像装置7Yを感光体ユニット2Yに対して着脱することができる。
感光体ユニット2Yは、潜像担持体としてのドラム状の感光体3Y、ドラムクリーニング装置4Y、図示しない除電装置、帯電装置5Yなどを有している。
帯電手段としての帯電装置5Yは、図示しない駆動手段によって図2中時計回り方向に回転駆動する感光体3Yの表面を帯電ローラ6Yにより一様帯電させる。具体的には、図3において、反時計回りに回転駆動する帯電ローラ6Yに対して図示しない電源から帯電バイアスを印加し、その帯電ローラ6Yを感光体3Yに近接又は接触させることで、感光体3Yを一様帯電させる。
なお、帯電ローラ6Yの代わりに、帯電ブラシ等の他の帯電部材を近接又は接触させるものを用いてもよい。また、スコロトロンチャージャのように、チャージャ方式によって感光体3Yを一様帯電させるものを用いてもよい。帯電装置5Yによって一様帯電した感光体3Yの表面は、後述する潜像形成手段としての光書込ユニット20から発せられるレーザー光によって露光走査されてY用の静電潜像を担持する。
図5は、現像装置7Y内を示す分解構成図である。現像手段としての現像装置7Yは、図3や図5に示すように、現像剤搬送手段としての第一現像剤搬送スクリュウ8Yが配設された第一剤収容室9Yを有している。
また、トナー濃度検出手段としての透磁率センサからなるトナー濃度センサ10Y、第二現像剤搬送スクリュウ11Y、現像ロール12Y、ドクターブレード13Yなどが配設された第二剤収容室14Yも有している。
循環経路を形成しているこれら2つの剤収容室内には、磁性キャリアとマイナス帯電性のYトナーとからなる二成分現像剤である図示しないY現像剤が内包されている。
第一現像剤搬送スクリュウ8Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動することで、第一剤収容室9Y内のY現像剤を図3中の手前側(図5中矢印Aの方向)へ搬送する。搬送途中のY現像剤は、第一現像剤搬送スクリュウ8Yの上方に固定されたトナー濃度センサ10Yによって、第一剤収容室9Yにおけるトナー補給口17Yに対向する箇所(以下「補給位置」という。)よりも現像剤循環方向下流側に位置する所定の検出箇所を通過するY現像剤のトナー濃度が検知される。そして、第一現像剤搬送スクリュウ8Yにより第一剤収容室9Yの端部まで搬送されたY現像剤は、連通口18Yを経て第二剤収容室14Y内に進入する。
第二剤収容室14Y内の第二現像剤搬送スクリュウ11Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動することで、Y現像剤を図3中奥側(図5中矢印Aの方向)へ搬送する。このようにしてY現像剤を搬送する第二現像剤搬送スクリュウ11Yの図3中上方には、現像ロール12Yが第二現像剤搬送スクリュウ11Yと平行な姿勢で配設されている。
現像ロール12Yは、図3中反時計回り方向に回転駆動する非磁性スリーブからなる現像スリーブ15Y内に固定配置されたマグネットローラ16Yを内包した構成となっている。
第二現像剤搬送スクリュウ11Yによって搬送されるY現像剤の一部は、マグネットローラ16Yの発する磁力によって現像スリーブ15Yの表面に汲み上げられる。そして、現像スリーブ15Yの表面と所定の間隙を保持するように配設されたドクターブレード13Yによってその層厚が規制された後、感光体3Yと対向する現像領域まで搬送され、感光体3Y上のY用の静電潜像にYトナーを付着させる。この付着により、感光体3Y上にYトナー像が形成される。現像によってYトナーを消費したY現像剤は、現像スリーブ15Yの回転に伴って第二現像剤搬送スクリュウ11Y上に戻される。
そして、第二現像剤搬送スクリュウ11Yにより第二剤収容室14Yの端部まで搬送されたY現像剤は、連通口19Yを経て第一剤収容室9Y内に戻る。このようにして、Y現像剤は現像ユニット内を循環搬送される。
図6は、本プリンタの電気回路の一部を示すブロック図である。トナー濃度センサ10YによるY現像剤のトナー濃度の検出結果は、電気信号として制御部100に送られる。
この制御部100は、演算手段たるCPU(Central Processing Unit)101、記憶部であるRAM(Random Access Memory)102及びROM(Read Only Memory)103等を有している。そして、各種の演算処理や、制御プログラムの実行を行うことができる。
制御部100は、RAM102の中にトナー濃度センサ10Yからの出力電圧の目標値であるY用の目標電圧Vtrefのデータを格納している。また、他の現像装置7C,7M,7Kに搭載された各トナー濃度センサ10C,10M,10Kからの出力電圧の目標値であるC,M,K用の目標電圧Vtrefのデータもそれぞれ格納している。
Y用の現像装置7Yについては、トナー濃度センサ10Yからの出力電圧の値とY用の目標電圧Vtrefを比較し、比較結果に応じた量のYトナーをトナー補給口17Yから供給するように、Y用のトナー補給装置60の駆動機構180を制御する。
詳しくは、駆動機構180が、後述する収容器側駆動機構部181a(図12参照)とサブホッパ側駆動機構部181b(図12参照)とに分かれている。そして、収容器側駆動機構部181aに設けられた第一駆動モータ182a(図12参照)と、サブホッパ側駆動機構部181bに設けられた第二駆動モータ182b(図12参照)との駆動を制御部100が制御する。また、収容器側駆動機構部181aとサブホッパ側駆動機構部181bとは、独立駆動となっている。
この制御により、現像に伴うYトナーの消費によってYトナー濃度が低下したY現像剤に対し、第一剤収容室9Yで適量のYトナーが供給される。このため、第二剤収容室14Y内のY現像剤のトナー濃度は目標トナー濃度範囲内に維持される。他色用の現像装置7C,7M,7K内における現像剤についても同様である。
また、制御部100には、トナー補給装置60に設けられたサブホッパ63内のトナー量を検知するトナー量検知センサ111も接続されている。なお、本実施形態においては、トナー量検知センサ111として圧電方式のセンサを用いているが、光反射方式など他の方式のセンサを用いても良い。
先に示した図2において、感光体3Y上に形成されたYトナー像は、中間転写体である中間転写ベルト41に中間転写される。感光体ユニット2Yのドラムクリーニング装置4Yは、中間転写工程を経た後の感光体3Yの表面に残留したトナーを除去する。これによってクリーニング処理が施された感光体3Yの表面は、図示しない除電装置によって除電される。この除電により、感光体3Yの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。
他色用のプロセスユニット1C,1M,1Kにおいても、同様にして感光体3C,3M,3K上にCトナー像、Mトナー像、Kトナー像が形成されて、中間転写ベルト41上に中間転写される。
プロセスユニット1Y,1C,1M,1Kの図2中下方には、光書込ユニット20が配設されている。光書込ユニット20は、外部接続されたコンピュータなどから制御部100が取得した画像情報(画素情報)に基づいて発したレーザー光Lを、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Kの感光体3Y,3C,3M,3Kに照射する。これにより、感光体3Y,3C,3M,3K上には、それぞれY用、C用、M用、K用の静電潜像が形成される。
なお、光書込ユニット20は、光源から発したレーザー光Lを、モータによって回転駆動されるポリゴンミラー21によって偏向せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体3Y,3C,3M,3Kに照射するものである。かかる構成のものに代えて、LEDアレイを採用したものを用いてもよい。
光書込ユニット20の下方には、第一給紙カセット22、第二給紙カセット23が鉛直方向に重なるように配設されている。これらの給紙カセット内には、それぞれ、記録材である記録紙Pが複数枚重ねられた記録紙束の状態で収容されており、一番上の記録紙Pには、第一給紙ローラ22a及び第二給紙ローラ23aがそれぞれ当接している。
第一給紙ローラ22aが図示しない駆動手段によって図2中反時計回りに回転駆動すると、第一給紙カセット22内の一番上の記録紙Pが、カセットの図2中右側方において鉛直方向に延在するように配設された給紙路24に向けて排出される。
また、第二給紙ローラ23aが図示しない駆動手段によって図2中反時計回りに回転駆動すると、第二給紙カセット23内の一番上の記録紙Pが給紙路24に向けて排出される。
給紙路24内には、複数の搬送ローラ対25が配設されており、給紙路24に送り込まれた記録紙Pは、これら搬送ローラ対25のローラ間に挟み込まれながら、給紙路24内を図2中下側から上側に向けて搬送される。
また、給紙路24の末端には、レジストローラ対26が配設されている。レジストローラ対26は、搬送ローラ対25から送られてくる記録紙Pをローラ間に挟み込むとすぐに、両ローラの回転を一旦停止させる。そして、記録紙Pを適切なタイミングで後述の二次転写ニップに向けて送り出す。
各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Kの図2中上方には、中間転写ベルト41を張架しながら図2中反時計回りに無端移動させる転写ユニット40が配設されている。
転写ユニット40は、中間転写ベルト41のほか、不図示のベルトクリーニングユニット、4つの一次転写ローラ45Y,45C,45M,45K、二次転写バックアップローラ46、駆動ローラ47、テンションローラ49などを備えている。
中間転写ベルト41は、これらのローラに張架されながら、駆動ローラ47の回転駆動によって図2中反時計回りに無端移動する。4つの一次転写ローラ45Y,45C,45M,45Kは、このように無端移動する中間転写ベルト41を感光体3Y,3C,3M,3Kとの間に挟み込んでそれぞれ一次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト41の内周面にトナーとは逆極性(本実施形態ではプラス極性)の転写バイアスを印加する。
中間転写ベルト41は、その無端移動に伴ってY用、C用、M用、K用の一次転写ニップを順次通過していく過程で、その外周面に感光体3Y,3C,3M,3K上の各色トナー像が重なり合うように一次転写される。これにより、中間転写ベルト41上に4色重ね合わせトナー像(以下「4色トナー像」という。)が形成される。
二次転写バックアップローラ46は、中間転写ベルト41のループ外側に配設された二次転写ローラ50との間に中間転写ベルト41を挟み込んで二次転写ニップを形成している。
先に説明したレジストローラ対26は、ローラ間に挟み込んだ記録紙Pを、中間転写ベルト41上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで、二次転写ニップに向けて送り出す。
中間転写ベルト41上の4色トナー像は、二次転写バイアスが印加される二次転写ローラ50と二次転写バックアップローラ46との間に形成される二次転写電界や、ニップ圧の影響により、二次転写ニップ内で記録紙Pに一括二次転写される。そして、記録紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。
二次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト41には、記録紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、ベルトクリーニングユニットによってクリーニングされる。
なお、ベルトクリーニングユニットは、クリーニングブレードなどのクリーニング部材を中間転写ベルト41のおもて面に当接させており、これによってベルト上の転写残トナーを掻き取って除去するものである。
二次転写ニップの図中上方には、定着手段としての定着装置80が配設されている。この定着装置80は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する加圧加熱ローラ81と、定着ベルトユニット82とを備えている。
定着ベルトユニット82は、定着ベルト84、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する加熱ローラ83、テンションローラ85、駆動ローラ86、図示しない温度センサ等を有している。
そして、無端状の定着ベルト84を加熱ローラ83、テンションローラ85及び駆動ローラ86によって張架しながら、図2中反時計回り方向に無端移動せしめる。この無端移動の過程で、定着ベルト84は加熱ローラ83によって裏面側から加熱される。このようにして加熱される定着ベルト84の加熱ローラ83の掛け回し箇所には、図2中時計回り方向に回転駆動される加圧加熱ローラ81がおもて面側から当接している。これにより、加圧加熱ローラ81と定着ベルト84とが当接する定着ニップが形成されている。
定着ベルト84のループ外側には、図示しない温度センサが定着ベルト84のおもて面と所定の間隙を介して対向するように配設されており、定着ニップに進入する直前の定着ベルト84の表面温度を検知する。この検知結果は、図示しない定着電源回路に送られる。
定着電源回路は、温度センサによる検知結果に基づいて、加熱ローラ83に内包される発熱源や、加圧加熱ローラ81に内包される発熱源に対する電源の供給をオンオフ制御する。これにより、定着ベルト84の表面温度が約140[℃]に維持される。
二次転写ニップを通過した記録紙Pは、中間転写ベルト41から分離した後、定着装置80内に送られる。そして、定着装置80内の定着ニップに挟まれながら図中下側から上側に向けて搬送される過程で、定着ベルト84によって加熱されたり、押圧されたりして、フルカラートナー像が記録紙Pに定着する。
このようにして定着処理が施された記録紙Pは、排紙ローラ対87のローラ間を経た後、機外へと排出される。プリンタ本体の筺体の上面には、スタック部88が形成されており、排紙ローラ対87によって機外に排出された記録紙Pは、このスタック部88に順次スタックされる。
転写ユニット40の上方には、Yトナー、Cトナー、Mトナー、Kトナーをそれぞれ収容する4つのトナー収納容器であるトナー収容器32Y,32C,32M,32Kがトナーボトル収納部に配設されている。
トナー収容器32Y,32C,32M,32K内の各色トナーは、トナー補給装置60により、それぞれ、プロセスユニット1Y,1C,1M,1Kの現像装置7Y,7C,7M,7Kに適宜供給される。トナー収容器32Y,32C,32M,32Kは、プロセスユニット1Y,1C,1M,1Kとは独立してプリンタ本体に脱着可能である。
先に図5に示したように、トナー濃度センサ10Yは、非供給領域としての第一剤収容室9Y内において、供給領域としての第二剤収容室14Yに進入する直前の現像剤のトナー濃度を検知する。
また、トナー補給口17Yは、第二剤収容室14Yから第一剤収容室9Y内に進入した直後の現像剤に対してトナーを補給する位置に設けられている。つまり、第一剤収容室9Y内において、トナー濃度センサ10Yは、トナー補給口17Yよりも下流側の位置で現像剤のトナー濃度を検知する。
次に、トナー補給装置60Y,M,C,Kについて説明する。
図7は、トナー補給装置60Yにトナー収容器32Yが設置された状態を示す模式図であり、図8は、4つのトナー収容器32Y,M,C,Kがセットされた状態の収容器搭載部70を示す概略斜視図である。
図9は収容器搭載部70及びトナー補給装置60の斜視図である。図10は収容器搭載部70にトナー収容器32が設置された状態を示す、収容器搭載部70及びトナー補給装置60の斜視図である。図11はトナー補給装置側から見た収容器搭載部70及びトナー補給装置60の斜視図である。図12はトナー補給装置60に設けられた駆動機構180の収容器側駆動機構部181aとサブホッパ側駆動機構部181bの外観図である。図13はサブホッパ側駆動機構部181bの概略構成図である。
収容器搭載部70に設置されたトナー収容器32Y,M,C,K内のトナーは、各色の現像装置7Y,M,C,K内のトナー消費に応じて、トナー色ごとに設けられたトナー補給装置60Y,M,C,Kによって適宜に各現像装置7Y,M,C,K内に補給される。
なお、4つのトナー補給装置60Y,M,C,Kやトナー収容器32Y,M,C,Kは、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造である。このため、以下、イエローに対応したトナー補給装置60Yやトナー収容器32Yのみの説明を行い、他の3つの色に対応したトナー補給装置60M,C,Kやトナー収容器32M,C,Kの説明を適宜に省略する。
トナー補給装置60Y,M,C,Kは、収容器搭載部70、搬送ノズル611Y,M,C,K、搬送スクリュウ614Y,M,C,K、トナー落下搬送路64Y,M,C,K、駆動機構180Y,M,C,K等で構成されている。
トナー収容器32Yが図中矢印Q方向へ差し込まれ収容器搭載部70に装着されると、その装着動作に連動してトナー収容器32Yの先端側からトナー補給装置60Yの搬送ノズル611Yが挿入され、トナー収容器32Y内と搬送ノズル611Y内とが連通する。
トナー収容器32Yは、円筒状の形状になっており、収容器搭載部70に非回転の状態で固定される容器先端カバー34Yや、容器回転ギヤ301Yが一体的に形成されたトナーボトル33Yなどから構成されている。保持部としての容器先端カバー34Yは、トナーボトル33Yの回転軸線方向の先端部を受け入れた状態で、トナーボトル33Yを回転可能に保持する。
収容器搭載部70は、先端受部73や容器受部72や挿入口形成部71等から構成されている。先端受部73は、トナー収容器32Yの容器先端カバー34Yを固定するためのものである。容器受部72は、トナー収容器32Yのトナーボトル33Yを受けるためのものである。挿入口形成部71は、トナー収容器32Yの装着動作時における挿入口を形成するものである。
プリンタの手前側(図2の紙面垂直方向手前側)に設置された不図示の本体カバーを開放すると、収容器搭載部70の挿入口形成部71が露呈される。そして、各トナー収容器32Y,M,C,Kの長手方向を水平方向とした状態で、プリンタの手前側から各トナー収容器32Y,M,C,Kの着脱操作(トナー収容器32の長手方向を着脱方向とする着脱操作)を行う。なお、図7中のセットカバー608Yは、収容器搭載部70の先端受部73の一部である。
容器受部72は、その長手方向の長さが、トナーボトル33Yの長手方向の長さとほぼ同等になるように形成されている。また、先端受部73は容器受部72における長手方向(着脱方向)の一端側に設けられ、挿入口形成部71は容器受部72における長手方向の他端側に設けられている。容器先端カバー34Yは、トナー収容器32Yの装着動作に伴って、挿入口形成部71を通過した後に、しばらく容器受部72上を滑動して、その後に先端受部73に装着される。
容器先端カバー34Yが先端受部73に装着された状態で、駆動モータや駆動ギヤ等で構成されている駆動機構180が容器回転ギヤ301Yに回転駆動力を伝達することで、トナーボトル33Yが図7中の矢印A方向に回転駆動される。
トナーボトル33Y自体が回転することで、トナーボトル33Yの内周面に螺旋状に形成された螺旋状突起302Yによって、トナーボトル33Yの内部に収容されたトナーがボトルの後端側から先端側(図7中の左側から右側)に搬送される。そして、容器先端カバー34Y側から搬送ノズル611Y内に供給される。
搬送ノズル611Y内には、搬送スクリュウ614Yが配置されており、駆動機構180Yから搬送スクリュウギヤ605Yに回転駆動が入力されることで、搬送スクリュウ614Yが回転して搬送ノズル611Y内のトナーを搬送する。
搬送ノズル611Yの搬送方向下流端は、トナー落下搬送路64Yに接続されており、搬送スクリュウ614Yによって搬送されたトナーは、トナー落下搬送路64Yを自重落下してサブホッパ63Y内に搬送される。
トナー収容器32Y,M,C,Kは、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんどすべて消費されて空になったとき)に新品のものに交換される。トナー収容器32の長手方向における容器先端カバー34とは反対側の端部には把手部303が設けられており、交換の際には、作業者が把手部303を握って引き出すことで、装着されたトナー収容器32を取り外すことができる。
次に、トナー収容器32Y,M,C,K及びトナー補給装置60Y,M,C,Kについてより詳細に説明する。なお、上述したように、トナー収容器32Y,M,C,K及びトナー補給装置60Y,M,C,Kは、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっているので、以下、Y,M,C,Kという使用するトナーの色を示す添字を省略して説明する。
図14は、実施形態に係るトナー収容器32を示す斜視図である。図15は、トナー収容器32を装着する前のトナー補給装置60と、トナー収容器32の先端側端部とを示す拡大斜視図である。図16は、トナー収容器32を装着した状態のトナー補給装置60と、トナー収容器32の先端側とを示す拡大斜視図である。
また、図17は、トナー収容器32を装着する前のトナー補給装置60と、トナー収容器32の先端部とを示す縦断面図である。図18は、トナー収容器32を装着した状態のトナー補給装置60と、トナー収容器32の先端部とを示す縦断面図である。
また、図19はトナー補給装置60の断面図である。図20は、トナー収容器32からトナー補給装置60までの内部構成を示したトナー収容器32及びトナー補給装置60の断面図である。
図17に示すように、トナー補給装置60は、内部に搬送スクリュウ614を具備する搬送ノズル611を備えている。また、ノズルシャッタ部材612も備えている。
ノズルシャッタ部材612は、トナー収容器32が装着される前の非装着時(図15及び図18の状態)において、搬送ノズル611に形成されたノズル開口部610を閉鎖する。また、トナー収容器32が装着された装着時(図17及び図16の状態)において、ノズル開口部610を開放する。
トナー収容器32の先端面の中央には、装着時に搬送ノズル611が挿入されるノズル受入口331や、非装着時にノズル受入口331を閉鎖する容器シャッタ部材332が設けられている。
図15に示されるように、トナー収容器32の容器先端カバー34には、トナー補給装置60のセットカバー608に設けられた容器ロック部材609を容器外側から内側に向けて貫通させるためのロック用開口339が設けられている。また、容器先端カバー34には、トナー収容器32の使用状況等のデータを記録したIDチップ700も設けられている。さらには、収納するトナーの色が異なるトナー収容器32が他の色のセットカバー608に装着されることを防止する色非互換リブ34bも設けられている。
図15及び図16に示されるように、トナー補給装置60は、プリンタ本体のフレーム602に対して搬送ノズル611を固定するノズルホルダ607を備え、ノズルホルダ607に対して、セットカバー608が固定されている。
さらに、ノズルホルダ607には、搬送ノズル611の下方から搬送ノズル611の内部に連通するように配置されたトナー落下搬送路64が固定されている。
トナー落下搬送路64は、図19や図20に示すように装置高さ方向である縦方向に延びている。このトナー落下搬送路64内では、搬送スクリュウ614によって搬送されたトナーを落下させており、トナー落下搬送路64内が常時空洞になるようにしている。そして、トナー収容器32からトナー落下搬送路64を通ってサブホッパ63内に搬送されたトナーは、サブホッパ63内のトナー量検知センサ111まで運ばれる。
また、トナー落下搬送路64内には、コイル状の揺動部材65が設けられている。そして、トナー落下搬送路64内で揺動部材65を揺動させることで、トナー落下搬送路64の内壁面に付着したトナーを落とすなどして、トナー落下搬送路64内にトナーが滞留するのを抑制している。
フレーム602には、駆動機構180が固定されている。駆動機構180は、駆動モータ603及び容器駆動出力ギヤ601や、容器駆動出力ギヤ601の回転軸に駆動モータ603の回転駆動を伝達するウォームギヤ603aなどを有している。
容器駆動出力ギヤ601の回転軸には、駆動伝達ギヤ604が固定されており、搬送スクリュウ614の回転軸に固定された搬送スクリュウギヤ605と噛み合う構成となっている。このような構成により、駆動モータ603を回転駆動させることで、容器駆動出力ギヤ601及び容器回転ギヤ301を介してトナー収容器32を回転させる。そして、駆動伝達ギヤ604及び搬送スクリュウギヤ605を介して、搬送スクリュウ614を回転させる。
なお、駆動モータ603から容器回転ギヤ301までの駆動伝達経路や、駆動モータ603から搬送スクリュウギヤ605までの駆動伝達経路にクラッチを設けても良い。このようなクラッチを設けることで、駆動モータ603を回転駆動させたときに、トナー収容器32と搬送スクリュウ614との何れか一方のみを回転させる構成を実現できる。
次に、トナー収容器32のトナー補給装置60に対する装着過程について説明する。
図15や図17の図中矢印Qで示されるように、トナー補給装置60の方向にトナー収容器32が移動すると、搬送ノズル611のノズル先端部611aが容器シャッタ部材332の先端側の端面に接触する。
トナー収容器32が更にトナー補給装置60の方向に移動すると、搬送ノズル611が容器シャッタ部材332の先端側の端面を押圧する。これによって容器シャッタバネ336が縮むと、容器シャッタ部材332がトナー収容器32の内部側(後端側)に押し込まれるとともに、搬送ノズル611のノズル先端側がノズル受入口331に挿入される。
このとき、ノズルシャッタ部材612におけるノズルシャッタ鍔部612aよりもノズル先端側のノズルシャッタ筒状部612bも、搬送ノズル611とともにノズル受入口331に挿入される。
トナー収容器32が更にトナー補給装置60の方向に移動すると、ノズルシャッタ鍔部612aのノズルシャッタバネ受け面とは反対側の面が、容器シール部材333の先端側の端面に接触して容器シール部材333を少し押し潰す。これにより、ノズルシャッタ鍔部612aのノズルシャッタバネ受け面とは反対側の面が不図示のノズルシャッタ突き当てリブに突き当たることで、ノズルシャッタ部材612のトナー収容器32に対する回転軸方向の相対的位置が固定される。
トナー収容器32がトナー補給装置60の方向に更に移動すると、搬送ノズル611がさらにトナー収容器32の内部側に挿入される。このとき、前記ノズルシャッタ突き当てリブに突き当たっていたノズルシャッタ部材612は、搬送ノズル611に対してノズル根元側に押し戻される。これにより、ノズルシャッタバネ613が縮み、ノズルシャッタ部材612の搬送ノズル611に対する相対的位置がノズル根元側に移動する。
この相対的位置の移動に伴い、ノズルシャッタ部材612に覆われていたノズル開口部610がトナーボトル33内部で露出し、トナーボトル33内と搬送ノズル611内とが連通する。
搬送ノズル611がノズル受入口331に挿入されている状態では、縮んだ状態の容器シャッタバネ336やノズルシャッタバネ613の付勢力によって、次のような力が作用する。
すなわち、トナー補給装置60に対してトナー収容器32を押し戻す方向(図中矢印Qとは逆方向)の力である。しかし、トナー収容器32をトナー補給装置60に装着する際には、ロック用開口339に対してセットカバー608の容器ロック部材609を受け入れさせる位置まで、トナー収容器32を前述の力に抗してトナー補給装置60の方向に移動させる。
これにより、容器シャッタバネ336及びノズルシャッタバネ613の付勢力と、ロック用開口339に対する容器ロック部材609の引っ掛かりとによって、トナー収容器32のトナー補給装置60に対する回転軸方向の位置決めがなされる。
トナー収容器の回転軸方向の位置決めがなされた状態では、容器セット部615の内周面に、先端開口形成部305の外周面が摺動可能な状態で嵌合される。このため、回転軸に直交する平面方向におけるトナー収容器32のトナー補給装置60に対する位置決めがなされる。これにより、トナー収容器32のトナー補給装置60に対する装着が完了する。
トナー収容器32の装着が完了した状態で、駆動モータ603を回転駆動させることにより、トナー収容器32のトナーボトル33と、搬送ノズル611内の搬送スクリュウ614が回転する。
トナーボトル33が回転することで、トナーボトル33内のトナーは螺旋状突起302によって、トナーボトル33の先端側に搬送される。この搬送によって汲み上げ部304に到達したトナーは、トナーボトル33が回転することで汲み上げ部304によってノズル開口部610の上方まで持ち上げられる。
ノズル開口部610の上方まで持ち上げられたトナーが、ノズル開口部610に落下することで、搬送ノズル611内にトナーが供給される。搬送ノズル611内に供給されたトナーは、搬送スクリュウ614によって搬送され、トナー落下搬送路64を通ってサブホッパ63に搬送される。なお、同図では、このときのトナーボトル33内からトナー落下搬送路64までのトナーの流れを図18中の矢印βで示している。
図18のαは、先端開口形成部305が容器セット部615と摺動可能に接触して、トナー収容器32のトナー補給装置60に対する位置決めがなされる位置を示している。この位置は、摺動部と位置決め部との両方の機能を有する構成に限らず、摺動部また位置決め部の何れか一方の機能を有する構成であってもよい。
トナー収容器32のノズル受入部材330は、ノズル受入口331とシャッタ支持開口部335bと容器シャッタ部材332とを有している。トナーボトル33の開口部の位置に設けられたノズル受入口331は、粉体受け口であるノズル開口部610を具備する搬送ノズル611を受け入れる。
また、シャッタ支持開口部335bは、少なくともその一部にトナーボトル33内の粉体であるトナーをノズル開口部610へ供給する補給口として機能する。また、容器シャッタ部材332は、ノズル受入部材330に支持され、搬送ノズル611がノズル受入部材330に対して、挿入または抜き出す動作により、回転軸方向にスライド移動してノズル受入口331を開閉する開閉部材として機能する。このような構成により、トナー収容器32は、搬送ノズル611が挿入されるまではノズル受入口331が閉じられた状態を維持し、トナー補給装置60に装着される前の状態でのトナーの漏れや飛散を防止できる。
ノズル受入口331に搬送ノズル611が挿入され、搬送ノズル611に押された容器シャッタ部材332が容器奥側にスライド移動すると、シャッタ支持開口部335b近傍に溜まっていたトナーが押しのけられる。このため、シャッタ支持開口部335bの周辺にノズル受入口331が形成された部分の搬送ノズル611が進入する空間を確保でき、シャッタ支持開口部335bからノズル受入口331へのトナーの供給を確実に行える。
このようにトナー収容器32は、トナー補給装置60に装着前の状態では、トナーボトル33に収納されているトナーの漏れや飛散を防止しつつ、トナー補給装置60に装着されたときには、確実にトナーボトル33外にトナーを排出することができる。
トナー収容器32をトナー補給装置60に装着したときには、容器シール部材333がノズルシャッタ鍔部612aに押し潰される。これにより、ノズルシャッタ鍔部612aが容器シール部材333に密着加圧された状態となり、トナー漏れを防止することができる。
次に、サブホッパ63について説明する。
図21はサブホッパ63を左上方から内部を見たときの概略斜視図である。図21に示すように、サブホッパ63の側面には、サブホッパ63内に設けたセンサ検知面111aの高さでのトナーの有無を検知するトナー量検知センサ111を設けている。
また、サブホッパ63内で回転可能に設けられサブホッパ63内のトナーを攪拌する2つの攪拌部材としてマイラー112a,112bが設けられている。
マイラー112a,112bは、第二駆動モータ182bから駆動伝達ギヤ145などを介して回転駆動力が伝達されて回転するギヤ146a,146bの回転軸113a,113bに設けられている。そして、回転軸113a,113bの回転に伴ってマイラー112a,112bが回転し、サブホッパ63内のトナーが撹拌させる。
また、マイラー112aはセンサ検知面111aに摺擦し清掃するセンサ検知面清掃部材としても機能している。これにより、マイラー112aによってセンサ検知面111aに付着したトナーを掻き落とし、センサ検知面111aにトナーが付着することに起因する誤検知、すなわちトナーが無いのにトナーエンドを検知できない誤検知を抑制することができる。
回転することでトナーを搬送する湾曲可能な搬送スクリュウ62(図19参照)が内部に設けられた、サブホッパ63と現像装置7とを繋ぐトナー搬送路61を通って、サブホッパ63から現像装置7にトナーが搬送される。
搬送スクリュウ62は、ギヤ147の回転軸114に設けられており、第二駆動モータ182bからの回転駆動力がギヤ146bを介してギヤ147に伝達され、回転軸114の回転に伴って搬送スクリュウ62も回転する。
次に、トナー補給装置60の動作タイミングについて説明する。
印刷動作により現像装置7内のトナーが消費されると、それを補うためにトナー補給装置60を駆動して、サブホッパ63内から現像装置7にトナーを補給する。そして、このように現像装置7へトナー補給を行い、サブホッパ63内のトナーが消費されると、トナー量検知センサ111の検知結果に基づいてサブホッパ63内のトナー有無の判定を制御部100が行う。
制御部100が「トナー無し」と判定すると、第一駆動モータ182aを駆動しトナー収容器32からサブホッパ63にトナーを搬送する。一方、制御部100が「トナー有り」と判定した場合には、第一駆動モータ182aを駆動せず、トナー収容器32からサブホッパ63へのトナー搬送を行わない。
ここで、従来では、トナー量検知センサ111がトナー無しと検知した場合、トナー量検知センサ111がトナー有りと検知するまで、第一駆動モータ182aを駆動させトナー収容器32からサブホッパ63にトナーを搬送していた。そのため、トナー搬送を早く行うことができるという利点があった。
しかしながら、トナー量検知センサ111が誤検知した場合や検知反応が遅い場合には、トナーを過剰に搬送することになってしまう。そのため、トナー補給装置60内のトナー量は安定せず、最悪の場合にはトナー落下搬送路64内でトナーが詰まってしまうという問題が生じる。
図22は、サブホッパ63内に十分な量のトナーがあるにも関わらず、トナー量検知センサ111がトナー無しと誤検知した場合の状態を示す図である。図23は、トナー量検知センサ111がトナー無しと誤検知した場合での、トナー量検知センサ111の出力タイミングと、第二駆動モータ182b及び第一駆動モータ182aの駆動タイミングとの関係を示すタイミングチャートである。
第二駆動モータ182bが駆動しておらず、図22のようにサブホッパ63内に十分な量のトナーがあるのに、トナー量検知センサ111がトナー無しと検知し、図23に示すように第一駆動モータ182aを駆動させてしまうと、上述したような問題が生じる。すなわち、サブホッパ63から現像装置7にトナーが補給されていないにもかかわらず、トナー収容器32からサブホッパ63にトナーが搬送され、サブホッパ63内のトナーが過多の状態になってしまう。そのため、サブホッパ63が満杯以上となりトナー落下搬送路64内でトナーが詰まってしまう。
そこで、本実施形態では、上述したような問題を鑑みて、第一駆動モータ182aが駆動したタイミングにより、第一駆動モータ182aを一定時間1回のみ駆動させて、トナー収容器32からサブホッパ63にトナーを搬送する制御を制御部100によって行う。
詳しくは、搬送スクリュウ62により所定量のトナーを搬送するトナー搬送動作で、第二駆動モータ182bが1回駆動する。そして、これに対して、トナー量検知センサ111がトナー無しを検知したときに、搬送スクリュウ614により前記所定量を超えない量のトナーを搬送するトナー搬送動作で、第一駆動モータ182aを1回駆動させる。
ここで、第二駆動モータ182bが駆動した瞬間のトナー量検知センサ111の検知結果だけでトナー有無の判定をすると誤った判定結果となる場合がある。第二駆動モータ182bが駆動してから、搬送スクリュウ62によりトナーが搬送、移動してトナー量検知センサ111が検知結果を出すまでには、例えば200[ms]〜1000[ms]ほどばらつく場合がある。そのため、第二駆動モータ182bが駆動してからX秒と規定することが困難になる。
そこで本実施形態では、第二駆動モータ182bが駆動してから次に第二駆動モータ182bが駆動するまでに、トナー量検知センサ111によってトナー無しを検知した場合に、第一駆動モータ182aを一定時間1回駆動する。これにより、トナー量検知センサ111のトナー量検知の反応ばらつきに依存せず、正常なトナー搬送動作を行うことができる。
また、本実施形態では、数1の関係を満たすように(トナー補給装置60と第一駆動モータ182aそれぞれの駆動時間を設定している。
Figure 0006090668
また、これを達成するために、本実施形態では、トナー搬送手段としてスクリュウ部材を用い、安定したトナー搬送量を確保している。仮に、トナー収容器32からサブホッパ63へのトナー搬送を、トナーの自由落下だけで行うような搬送方式にした場合は、トナーの搬送量が安定しないためトナー搬送量に過不足が生じる。
ここで、第一駆動モータ182aの1回の駆動で搬送されるトナー量が、第二駆動モータ182bの1回の駆動で搬送されるトナー量よりも少ないと、経時使用によりサブホッパ63内のトナーがなくなって空になってしまうおそれがある。
しかしながら、このような不具合に対しては、例えば、サブホッパ63内が空にならないよう所定のタイミングでトナー収容器32からサブホッパ63にトナーを搬送して充填する充填制御を行うなど、容易な方法で対処することができる。
一方、第一駆動モータ182aの1回の駆動で搬送されるトナー量が、第二駆動モータ182bの1回の駆動で搬送されるトナー量よりも多いと、トナー量検知センサ111がトナー無しと誤検知し続けた場合に、復旧困難な致命的な状況に陥ってしまう。
すなわち、サブホッパ63内から排出されるトナー量よりもサブホッパ63内に搬入されるトナー量が多くなる。そのため、サブホッパ63の容量を大きく超える量のトナーが、トナー収容器32からサブホッパ63に搬送され、サブホッパ63からトナーが溢れ出しトナー補給装置60内やプリンタ内がトナーまみれになってしまう。
図24(a)は、一時的にトナー量検知センサ111のセンサ検知面111a前に空間が発生しトナーが無くなった状態を示す図である。図24(b)は、トナー量検知センサ111のセンサ検知面111a前に発生した空間に、マイラー112aによってトナーが搬送された状態を示す図。
トナー補給装置60のサブホッパ63内にトナーが多くあるのにもかかわらず、瞬間的にトナー量検知センサ111のセンサ検知面111a前にトナーが無くなることで、トナー量検知センサ111によりトナー無しと検知され誤った判定がなされる場合がある。
本実施形態のトナー補給装置60で行われる上述したような駆動制御を行うことで、1回は誤った判定をしても2回目は正しい判定をすることができるため、サブホッパ63内のトナーが過多になるのを抑制することができる。
これは、トナー量検知センサ111のセンサ検知面111aにトナーが固着するのを抑制する役割を果たすマイラー112aが、センサ検知面111aの前に瞬間的に発生した空間にトナーを搬送する機能を有するからである。そのため、第二駆動モータ182bを1回または2回駆動する間にマイラー112aによって前記空間にトナーが搬送され、トナー量検知センサ111の検知結果に基づいて制御部100がトナー有無の正しい判定を行うことができる。
このように、第二駆動モータ182bを2回駆動する間に制御部100がトナー有無の正しい判定を行えるならば、トナー搬送量のばらつきを考慮して、トナー落下搬送路64のトナーを収容可能な容量を、数2の関係を満たすように設定することができる。
Figure 0006090668
すなわち、第一駆動モータ182aが1回の駆動で搬送スクリュウ614が搬送可能な最大トナー搬送量の5倍以上となるように、トナー落下搬送路64のトナーを収容可能な容量を設定する。これにより、装置縦方向に延びるトナー落下搬送路64内は常時トナーが無い状態にあるため、実際には生じにくいが5回まで誤判定をして、第一駆動モータ182aが駆動し過ぎても、トナー落下搬送路64内にトナー詰まりが発生しない。
図1及び図25は、本実施形態におけるトナー量検知センサ111の出力タイミングと、第二駆動モータ182b及び第一駆動モータ182aの駆動タイミングとの関係を示すタイミングチャートである。
なお、図1は、第二駆動モータ182bが駆動し、第一駆動モータ182aも駆動することでトナー無しからトナー有りとなった例を示すものである。
一方、図25では、第二駆動モータ182bが駆動するだけでトナー無しからトナー有りになった場合と、第二駆動モータ182bが駆動し、第一駆動モータ182aも駆動することでトナー無しからトナー有りとなった場合との例を示すものである。
すなわち、図25では、第二駆動モータ182bを駆動させることで、トナー量検知センサ111のセンサ検知面111a前に発生した空間に、マイラー112aによってトナーが搬送され、トナー無しからトナー有りになった状態を含んだものである。
第二駆動モータ182bの駆動は、トナー量検知センサ111の出力結果をもって行われる。また、第二駆動モータ182bを1回駆動する駆動時間よりも、第一駆動モータ182aを1回駆動する駆動時間のほうを長くしている。
現像装置7でトナーが消費され、現像装置7内のトナーが減ったときにトナー補給装置60のサブホッパ側駆動機構部181bに設けられた第二駆動モータ182bが駆動する。そして、第二駆動モータ182bが駆動中及び駆動後のそれぞれでトナー量検知センサ111の出力を見る。
トナー量検知センサ111が「トナー無し」を検知していたら、トナー補給装置60の収容器側駆動機構部181aに設けられた第一駆動モータ182aを1回駆動する。この際、第二駆動モータ182bの駆動中及び駆動後なので、第二駆動モータ182bの1回の駆動に対して第一駆動モータ182aの駆動は最大2回となる。
そして、第一駆動モータ182aを駆動させトナー収容器32からサブホッパ63にトナーを搬送した後、トナー量検知センサ111が「トナー無し」と出力したとしても、次に第二駆動モータ182bが駆動しない限り、第一駆動モータ182aは駆動しない。
なお、上述したように、トナー量検知センサ111は、第二駆動モータ182bが駆動した直後に出力が変わるとは限らない。すなわち、トナー補給装置60のサブホッパ63内のトナーは駆動した後に時間差で動くため、第二駆動モータ182bを駆動してから何秒後かの出力結果を参照する、と規定することができない。これは、サブホッパ63内にトナーが有るのにもかかわらず、トナー量検知センサ111が無いと誤検知をしてしまう可能性があるためである。
そのため、第二駆動モータ182bが駆動中及び駆動後に、第二駆動モータ182bが駆動したことを示すフラグを立てる。このフラグは、第一駆動モータ182aが駆動したらクリアされる。一方、第二駆動モータ182bが駆動したことを示すフラグが立った後、すぐに第一駆動モータ182aが駆動しなかったときは、次に第一駆動モータ182aが駆動するまで、そのフラグは立った状態となっている。
一方で、第二駆動モータ182bが駆動中及び駆動後でトナー量検知センサ111により「トナー有り」と検知されたら、第一駆動モータ182aは駆動しない。
図26に、トナー量検知センサ111、第二駆動モータ182b及び第一駆動モータ182aの制御部100によって行われる駆動制御に係るフローチャートを示す。
トナー量検知センサ111は現像装置7が動作中、常時検知をしている(S1)。一方、前述の通り、その検知結果はトナー補給装置60の第二駆動モータ182bの駆動タイミングで制御部100に取り込む。トナー補給装置60の第二駆動モータ182bが駆動していなかったら、何もせずにトナー量検知センサ111によるトナー有無の常時検知へ戻る(S2でNO)。一方、トナー補給装置60の第二駆動モータ182bが駆動中または駆動していたなら(S2でYES)、トナー量検知センサ111の検知結果に基づいて、サブホッパ63内のトナー有無を判定する(S3)。
トナー量検知センサ111は、トナー有無の検知を約200[ms]毎に収集している。本実施形態では、その検知で10回中トナー無しが8回以上の場合、「トナー無し」と制御部100が判定する。なお、この10回というのが収集数であり、(8回/10回)=0.8が判定割合である。そして、常時最新の10回の収集数に対して、判定割合が閾値を超えているかどうかで「トナー有り」や「トナー無し」を判定している。
そして、判定割合が閾値を超えていれば(S3でYES)、「トナー無し」と判定され制御部100でトナーエンドカウントが「+1」される。トナーエンドカウントとは、最終的にトナー収容器32にトナーが無くなったことを判断するためのカウンタである。そして、トナーエンドカウントが「+1」されたら(S4)、第一駆動モータ182aを1回駆動する(S5)。
一方で、トナー量検知センサ111の検知で10回中トナー無しが7回以下だったら「トナー有り」と判定され(S3でNO)、トナーエンドカウントがリセット(クリア)される(S11)。
ここで、トナー収容器32内のトナーを本当に使い切ったかの判定を行うため、トナーエンドカウンタの閾値を80に設定している。例えば、サブホッパ63内のトナーがほとんど無いときから「トナー有り」状態にするために、少なくとも数回は第一駆動モータ182aを駆動させ、トナー収容器32からサブホッパ63にトナーを供給しなければならず、その間、トナーエンドカウントが上がってしまう。また、前記閾値が小さいと、トナー収容器32にトナーがまだ残っているのにもかかわらず、トナーエンドになってしまうため、十分に大きな閾値としている。
トナーエンドカウントが80まで到達していないときは(S6でNO)、トナー量検知センサ111によるトナー有無の検知に戻る(S1)。一方、トナーエンドカウントが80以上となったら(S6でYES)、トナー収容器32内のトナーを使い切る使い切り駆動を5[s]行う(S7)。これは、トナー収容器32内のトナーをできる限り使用し残さないために駆動するものである。また、このときに、トナー量検知センサ111でサブホッパ63内のトナー量を再度検知し、「トナー無し」であれば(S8でYES)、トナー収容器32は空であると制御部100が判断し、第一駆動モータ182aの駆動を停止する(S9)。一方、「トナー有り」の場合は(S8でNO)、トナーエンドカウントをリセット(クリア)し、トナー量検知センサ111によるトナー有無の検知に戻る(S1)。
ここで、トナー収容器32のトナーは使い切ったが、サブホッパ63内には例えば4[g]〜5[g]程度のトナーが残っており、印刷可能状態である。そのため、ここではトナーエンド(完全停止)ではなく、確定ニアエンドというステータスになる(S10)。
なお、トナー補給装置60によって現像装置7にトナー補給動作をすると、トナー収容器32内にトナーが何[g]あるかを計算しながら印刷動作を行う。トナー収容器32内のトナー計算量が所定の閾値以下になると、推定ニアエンドというステータスとなり、新しいトナー収容器32を準備するべきことをユーザーに通知する。そして、これを本実施形態では推定ニアエンドという。
一方で、上述したような確定ニアエンドのときには、トナー収容器32にトナーが無いことをユーザーに通知する。この確定ニアエンドでは、サブホッパ63内にトナーが残っているため印刷可能ではあるが、新しいトナー収容器32に交換することも可能である。
そして、確定ニアエンドからサブホッパ63内のトナーを消費したところでトナーエンドとなり、印刷動作が不可となってユーザーにトナー収容器32を交換する旨の通知を行う。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
粉体を収納するトナー収容器32などの収納容器と、収納容器から供給されたトナーなどの粉体を一時的に貯留し、当該一時的に貯留した粉体を通して補給対象に向けて排出する排出口が設けられたサブホッパ63などの貯留容器と、収納容器からトナー落下搬送路64などの粉体搬送路を通して貯留容器に粉体を搬送する第一駆動モータ182aや搬送スクリュウ614などを有する収容器側駆動機構部181aなどの第一搬送手段と、貯留容器から現像装置7などの補給対象に粉体を搬送する第二駆動モータ182bや搬送スクリュウ62などを有するサブホッパ側駆動機構部181bなどの第二搬送手段と、貯留容器内に所定量の粉体が有るか無いかを検知するトナー量検知センサ111などの粉体量検知手段とを備えたトナー補給装置60などの粉体補給装置において、所定量の粉体を搬送する粉体搬送動作で第二搬送手段が1回駆動したのに対して、粉体量検知手段が粉体無しを検知したときに、前記所定量を超えない量の粉体を搬送する粉体搬送動作で第一搬送手段を1回駆動させる制御を行う制御部100などの制御手段を有する。
(態様A)においては、第二搬送手段が1回駆動し、粉体量検知手段が粉体無しを検知したら、第一搬送手段を1回駆動させ、第二搬送手段の1回の駆動で搬送する粉体量を超えない量の粉体を収納容器から貯留容器に搬送する。これにより、粉体量検知手段が粉体無しと誤検知しても、第二搬送手段が1回駆動して貯留容器から補給対象に粉体を搬送することで貯留容器内の減った粉体量を超えない量の粉体が、第一搬送手段の1回の駆動で収納容器から貯留容器に搬送されるだけである。よって、第二搬送手段の駆動の有無によらず、粉体量検知手段が粉体無しを検知したら粉体有りを検知するまで第一搬送手段を駆動する構成で生じ得る、粉体無しと誤検知し、収納容器から貯留容器に粉体が過剰に搬送され貯留容器が満杯以上になることがない。したがって、第一搬送手段によって粉体が過剰に搬送されることで、収納容器から貯留容器への粉体搬送路が詰まるのを抑制することができる。
なお、第一搬送手段の1回の駆動で搬送される粉体量が、第二搬送手段の1回の駆動で搬送される粉体量よりも少ないと、経時使用により貯留容器内の粉体がなくなって空になってしまう。しかしながら、このような不具合に対しては、例えば、貯留容器内が空にならないよう所定のタイミングで収納容器から貯留容器に粉体を搬送して充填する充填制御を行えば良い。
(態様B)
(態様A)において、上記第二搬送手段を1回駆動する駆動時間よりも、上記第一搬送手段を1回駆動する駆動時間のほうが長い。これによれば、貯留容器内の粉体が不足するのを抑制することができる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、上記第二搬送手段と連動して駆動し、上記貯留容器内の粉体を撹拌するマイラー112aなどの粉体攪拌手段を有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、粉体量検知手段の検知面の前に瞬間的に発生した空間に粉体を搬送して、粉体無しと誤検知されるのを抑制することができる。
(態様D)
(態様A)、(態様B)または(態様C)において、上記粉体搬送路の粉体を収容可能な容量が、上記第一搬送手段が1回の駆動で搬送可能な最大粉体量の5倍以上である。これによれば、上記実施形態について説明したように、粉体量検知手段が2回誤検知しても、粉体搬送路の容量が、第一搬送手段が1回の駆動で搬送可能な最大粉体量の5倍以上の余裕があるため、粉体搬送路内で粉体詰まりが生じるのを抑制することができる。
(態様E)
像担持体と、少なくともトナーを含む現像剤を用いて前記像担持体上の潜像を現像する現像手段と、前記現像手段にトナーを補給するトナー補給手段とを備えた画像形成装置において、前記トナー補給手段として、(態様A)、(態様B)、(態様C)または(態様D)の粉体補給装置を用いる。これによれば、上記実施形態について説明したように、粉体搬送経路内で粉体詰まりが生じるのを抑えられ、良好な画像形成を行うことができる。
1 プロセスユニット
2 感光体ユニット
3 感光体
4 ドラムクリーニング装置
5 帯電装置
6 帯電ローラ
7 現像装置
8 第一現像剤搬送スクリュウ
9 第一剤収容室
10 トナー濃度センサ
11 第二現像剤搬送スクリュウ
12 現像ロール
13 ドクターブレード
14 第二剤収容室
15 現像スリーブ
16 マグネットローラ
17 トナー補給口
18 連通口
19 連通口
20 光書込ユニット
21 ポリゴンミラー
22 第一給紙カセット
22a 第一給紙ローラ
23 第二給紙カセット
23a 第二給紙ローラ
24 給紙路
25 搬送ローラ対
26 レジストローラ対
32 トナー収容器
33 トナーボトル
34 容器先端カバー
34b 色非互換リブ
40 転写ユニット
41 中間転写ベルト
45 一次転写ローラ
46 二次転写バックアップローラ
47 駆動ローラ
49 テンションローラ
50 二次転写ローラ
60 トナー補給装置
61 トナー搬送路
62 搬送スクリュウ
63 サブホッパ
64 トナー落下搬送路
65 揺動部材
70 収容器搭載部
71 挿入口形成部
72 容器受部
73 先端受部
80 定着装置
81 加圧加熱ローラ
82 定着ベルトユニット
83 加熱ローラ
84 定着ベルト
85 テンションローラ
86 駆動ローラ
87 排紙ローラ対
88 スタック部
100 制御部
111 トナー量検知センサ
111a センサ検知面
112a マイラー
112b マイラー
113a 回転軸
113b 回転軸
114 回転軸
145 駆動伝達ギヤ
146a ギヤ
146b ギヤ
147 ギヤ
160 トナー補給装置
180 駆動機構
181a 収容器側駆動機構部
181b サブホッパ側駆動機構部
182a 第一駆動モータ
182b 第二駆動モータ
301 容器回転ギヤ
302 螺旋状突起
303 把手部
304 汲み上げ部
305 先端開口形成部
330 ノズル受入部材
331 ノズル受入口
332 容器シャッタ部材
333 容器シール部材
335b シャッタ支持開口部
336 容器シャッタバネ
339 ロック用開口
601 容器駆動出力ギヤ
602 フレーム
603 駆動モータ
603a ウォームギヤ
604 駆動伝達ギヤ
605 搬送スクリュウギヤ
607 ノズルホルダ
608 セットカバー
609 容器ロック部材
610 ノズル開口部
611 搬送ノズル
611a ノズル先端部
612 ノズルシャッタ部材
612a ノズルシャッタ鍔部
612b ノズルシャッタ筒状部
613 ノズルシャッタバネ
614 搬送スクリュウ
615 容器セット部
700 チップ
特開2000−351445号公報

Claims (5)

  1. 粉体を収納する収納容器と、
    前記収納容器から供給された粉体を一時的に貯留し、該一時的に貯留した粉体を通して補給対象に向けて排出する排出口が設けられた貯留容器と、
    前記収納容器から粉体搬送路を通して前記貯留容器に粉体を搬送する第一搬送手段と、
    前記貯留容器から前記補給対象に粉体を搬送する第二搬送手段と、
    前記貯留容器内に所定量の粉体が有るか無いかを検知する粉体量検知手段とを備えた粉体補給装置において、
    所定量の粉体を搬送する粉体搬送動作で前記第二搬送手段が1回駆動したのに対して、前記粉体量検知手段が粉体無しを検知したときに、該所定量を超えない量の粉体を搬送する粉体搬送動作で前記第一搬送手段を1回駆動させる制御を行う制御手段を有することを特徴とする粉体補給装置。
  2. 請求項1の粉体補給装置において、
    上記第二搬送手段を1回駆動する駆動時間よりも、上記第一搬送手段を1回駆動する駆動時間のほうが長いことを特徴とする粉体補給装置。
  3. 請求項1または2の粉体補給装置において、
    上記第二搬送手段と連動して駆動し、上記貯留容器内の粉体を撹拌する粉体攪拌手段を有することを特徴とする粉体補給装置。
  4. 請求項1、2または3の粉体補給装置において、
    上記粉体搬送路の粉体を収容可能な容量が、上記第一搬送手段が1回の駆動で搬送可能な最大粉体量の5倍以上であることを特徴とする粉体補給装置。
  5. 像担持体と、
    少なくともトナーを含む現像剤を用いて前記像担持体上の潜像を現像する現像手段と、
    前記現像手段にトナーを補給するトナー補給手段とを備えた画像形成装置において、
    前記トナー補給手段として、請求項1、2、3または4の粉体補給装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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