JP2009144068A - 延伸剥離テープ - Google Patents

Abstract

【課題】テープ基材の表面に直に粘着剤層を形成して、延伸性のよい延伸剥離テープをより安価に提供する。
【解決手段】延伸剥離テープ１のテープ基材２として、メタロセン系触媒を用いて架橋した架橋ポリオレフィン系樹脂の発泡シートを用い、その表面に直に粘着剤を塗布する。
【選択図】図１

Description

本発明は、被貼付面に貼り付けられた粘着テープを被貼付面とほぼ平行な方向に引っ張ることにより剥がすことができる延伸剥離テープに関し、さらに詳しく言えば、テープ基材と粘着剤層との間の界面強度を高めた延伸剥離テープに関する。

延伸剥離テープとは、壁などの被貼付面にポスターやフックなどを取り付ける際に用いられる粘着テープの一種であり、被取付面に沿って平行に引き剥がすことで、被取付物や壁面を傷つけることなく、誰でも簡単に剥がし取ることができるという特徴がある（例えば特許文献１参照）。

この種の延伸剥離テープは、延伸剥離しやすいように例えばＥＶＡ樹脂（エチレン酢酸ビニル共重合体）や発泡樹脂シートなどの柔軟なテープ基材が用いられている。しかしながら、従来のテープ基材は、それ自体の延伸強度が弱く、除去時にテープ基材が先に破断してしまい、壁面に残る場合があった。

そこで、従来ではテープ基材の表面にラミネートフィルムを設けて延伸強度を高めていたが、ラミネートフィルムを設ける分、生産コストが高くなってしまう。また、ラミネートフィルムの表面に粘着剤層を設けるため、フィルム層と粘着剤層との界面強度の設計が難しかった。さらには、ラミネートにより発泡体の持つ柔軟性が損なわれるばかりでなく、凹凸面への吸収性（追従性）が低下する。

特開２００４−３３９３５３号公報

そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであって、テープ基材の延伸性を高めて、かつ、粘着剤層の投錨性のよい延伸剥離テープをより安価に提供することを目的としている。

上述した目的を達成するため、本発明は以下に示すいくつかの特徴を備えている。請求項１に記載の発明は、テープ基材の片面または両面に粘着剤層を形成してなる粘着テープであり、引張荷重をかけることにより上記テープ基材が引き延ばされて被貼付面から剥がされる延伸剥離テープにおいて、上記テープ基材は、メタロセン系触媒を用いて架橋した架橋ポリオレフィン系樹脂の発泡シートからなることを特徴としている。

請求項２に記載の発明は、上記請求項１において、上記テープ基材の厚さが０．５５〜０．７２ｍｍであることを特徴としている。

請求項３に記載の発明は、上記請求項１または２において、上記テープ基材の引張破断強度が０．９Ｎ／ｍｍ^２以上であることを特徴としている。

請求項４に記載の発明は、上記請求項１，２または３において、上記テープ基材は、重合触媒として四価の遷移金属を含むメタロセン化合物を用いて、エチレンとα−オレフィンを共重合してなる直鎖状低密度ポチエチレンからなることを特徴としている。

請求項５に記載の発明は、上記請求項１ないし４のいずれか１項において、上記テープ基材の表面には、上記粘着剤層の投錨性を向上させるため表面処理が施されており、その処理面の上に上記粘着剤層が直に設けられていることを特徴としている。

請求項６に記載の発明は、上記請求項５において、上記表面処理はコロナ放電処理であることを特徴としている。

請求項７に記載の発明は、上記請求項１ないし６のいずれか１項において、上記粘着剤層は、主成分がＳＢＳブロック共重合体からなることを特徴としている。

請求項８に記載の発明は、上記請求項１ないし７のいずれか１項において、上記粘着剤層には、シリカビーズが上記主成分１００重量部に対して５〜３０重量部配合されていることを特徴としている。

請求項１に記載の発明によれば、テープ基材にメタロセン系触媒を用いて架橋した架橋ポリオレフィン系樹脂の発泡シートを用いたことにより、従来のようにラミネートフィルムを設けてテープ基材の延伸性を向上させることなく、テープ基材と粘着剤層の相乗効果によって延伸性を向上させることができる。

請求項２に記載の発明によれば、テープ基材の厚さが０．５５〜０．７２ｍｍとしたことにより、粗面に対する追従性とせん断応力に対する変形量の抑制に効果がある。なお、テープ厚さが０．５５ｍｍ以下の場合は、粗面に対する追従性が低下（接着面積の低下）するおそれがあるため好ましくない、逆にテープ厚さが０．７２ｍｍよりも厚い場合は、応力変形が大きくなり保持力が低下するため好ましくない。

請求項３に記載の発明によれば、テープ基材の引張強度が０．９Ｎ／ｍｍ^２以上としたことにより、基材が粘着剤の強度に負けて破壊することを防止できる。なお、テープ基材の引張強度が０．９Ｎ／ｍｍ^２よりも小さくした場合、接着強度にテープ基材が負けて破壊するおそれがあるため好ましくない。

請求項５に記載の発明によれば、発泡シートは、重合触媒として四価の遷移金属を含むメタロセン化合物を用いて、エチレンとα−オレフィンを共重合してなる直鎖状低密度ポチエチレンからなることにより、テープ基材自体が従来よりも高い延伸性が得られる。

請求項６および７に記載の発明によれば、テープ基材の表面に表面処理としてコロナ放電処理を施し、その処理面上に直に粘着剤層を設けることにより、コロナ放電によってテープ基材の表面に微細な凹凸が多数形成され、そこに粘着剤が入り込むことで、テープ基材と粘着剤層との界面強度を高めることができる。さらには、表面活性性を育成するカルボキシル基と粘着剤中に配合されたイソシアネート化合物が反応して発泡体表面と粘着剤の結合を強固にする。

請求項８に記載の発明によれば、粘着剤層として、主成分がＳＢＳブロック共重合体を用いることにより、粘着剤自体が高延伸性を有し、テープ基材の表面に直接塗布することにより、テープ基材との相乗効果で延伸剥離性を得ることができる。

請求項９に記載の発明によれば、粘着剤層にシリカビーズをＳＢＳブロック共重合体１００重量部に対して５〜３０重量部配合することにより、シリカビーズが粘着剤の投錨性を高めるばかりでなく、延伸剥離する際には、粘着剤層の表面にシリカビーズが露出することにより、より小さな力で剥がし取ることができる。

なお、シリカビーズが５重量部以下であると、表面にシリカビーズが露出する量が少ないため、延伸剥離性が乏しくなるおそれがあるため、好ましくない。逆に、シリカビーズが３０重量部を越えると、粘着剤の投錨性が落ちるおそれがあるため好ましくない。また、表面に対する接着強度も低下する。

次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこの限りではない。図１は本発明の一実施形態に係る延伸剥離テープの分解斜視図であり、図２は、その要部断面図である。図３は、延伸剥離テープを延伸した状態の模式図であり、図４は、各実施例の延伸剥離テープの応力−歪み曲線（Ｓ−Ｓ曲線）である。図５は、延伸剥離強度を測定した強度−伸び曲線である。

この延伸剥離テープ１は、テープ基材２の両面に粘着剤層３，３が形成された、いわゆる両面粘着テープからなり、その延伸剥離テープ１の両面には、粘着剤層３，３の表面を保護するためのセパレータ４，４が設けられている。本発明において、セパレータ４，４の構成は任意であってよいため、その説明は省略する。

延伸剥離テープ１の一端側（図１では左側）の両面には、引っ張って剥がし取る際に手によって把持される把持部１１，１１が設けられている。把持部１１，１１には、例えば矩形状に形成された樹脂フィルムを用いることができ、粘着剤層３，３に沿って貼着されている。本発明において、把持部１１，１１の構成は任意的事項である。

テープ基材２は、延伸剥離しやすく、かつ、適度なゴム弾性を有している合成樹脂が好ましく、この例ではメタロセン系触媒を用いて架橋した架橋ポリオレフィン系樹脂の発泡シートからなる。なお、発泡シートの構成は、連続気泡、独立気泡のいずれであってもよい。

架橋ポリオレフィン系樹脂としては、重合触媒として四価の遷移金属を含むメタロセン化合物を用いて、エチレンとα−オレフィンを共重合してなる直鎖状低密度ポチエチレンが好ましく用いられる。

テープ基材２は、厚さが０．５５〜０．７２ｍｍであることが好ましく、より好ましくは０．６０ｍｍである。これによれば、粗面に対する追従性とせん断応力に対する変形量の抑制に効果がある。

なお、テープ厚さが０．５５ｍｍ以下の場合は、粗面に対する追従性が低下（接着面積が低下）するおそれがあるため好ましくない、逆にテープ厚さが０．７２ｍｍよりも厚い場合は、応力変形が大きくなり保持力が低下するおそれがあるため好ましくない。

また、テープ基材２は、引張強度が０．９Ｎ／ｍｍ^２以上であることが好ましく、より好ましくは２．０Ｎ／ｍｍ^２であることが好ましい。なお、テープ基材の引張強度が０．９Ｎ／ｍｍ^２よりも小さくした場合、接着強度にテープ基材が負けて破壊するおそれがあるため好ましくない。

このような条件を備えたテープ基材２を用いることにより、従来のようにテープ基材２の表面に補強用のラミネートフィルムを貼り合わせることなく、柔軟でゴム弾性を有する延伸剥離テープ用のテープ基材を得ることができる。

テープ基材２の表面には、表面処理としてコロナ放電処理が施されていることが好ましい。これによれば、コロナ放電処理によってテープ基材２の表面に微細凹凸が形成されるため、テープ基材２の表面積が増え、粘着剤層３，３の投錨性が向上する。また、表面活性性を育成するカルボキシル基と粘着剤中に配合されたイソシアネート化合物が反応して発泡体表面と粘着剤の結合を強固にする。

粘着剤層３，３は、高保持性であり、テープ基材２の架橋ポリオレフィン系樹脂に同調できる延伸性を有する粘着剤が塗布されている。この例では、粘着剤はＳＢＳブロック共重合体系のポリマーを、テープ基材２の表面に直に所定厚さで一様に塗布したものからなる。この例において、粘着剤層３，３は０．１ｍｍの厚さとなるように形成されている。

この例において、粘着剤は、ＳＢＳブロック共重合体系のポリマーを母剤に、αピネン系樹脂やＣ５Ｃ９石油系樹脂などの粘着剤成分、ナフテン系オイルなどが添加され、さらに酸化防止剤や紫外線吸収剤などの各種添加剤が配合されている。

この例において、粘着剤には、イソシアネート樹脂がさらに添加されており、これによれば、テープ基材の表面処理と強く結びつくため、より界面強度が高くなり、投錨性を上げることができる。

粘着剤にはさらに、シリカビーズが所定量配合されている。この例において粘着剤は溶剤系であるため、耐溶剤性を有するシリカビーズが用いられているが、その中でも、疎水性シリカビーズは、溶剤系粘着材への分散性がよいためより好ましい。

シリカビーズは、ポリマー１００重量部に対して５〜３０重量部配合されていることが好ましく、より好ましくは５〜１０重量部配合されていることが好ましい。すなわち、シリカビーズが５重量部以下であると、表面にシリカビーズが露出する量が少ないため、延伸剥離性が乏しくなるおそれがあるため、好ましくない。逆に、シリカビーズが３０重量部を越えると、粘着剤の投錨性が落ちるおそれがあるため好ましくない。

これによれば、図３に示すように、被貼着面Ｗの間に沿って貼り付けられた延伸剥離テープ１を被取付面Ｗに沿ってほぼ平行（図中矢印方向）に引っ張ることにより、テープ基材２が延伸されるのに伴い、粘着剤層３，３内のシリカビーズ３１が粘着剤層３，３の表面に露出することで、粘着力を弱めてより小さな力で剥がし取ることができる。

次に、本発明の具体的な実施例として、以下の方法で延伸剥離テープを作製した。

〔テープ基材の作製〕
メタロセン系触媒を使用して架橋した架橋ポリオレフィン系樹脂発泡シートとして、積水化学社製の製品名「ボラーラ」を用いた。この発泡シート（厚さ０．６ｍｍ）を１８ｍｍ×３８ｍｍの短冊状に切り出し、その両面にコロナ放電処理を施した。
〔粘着剤の作製〕
粘着剤は、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体ゴムからなる主ポリマー１００重量部に、テルペン系樹脂（軟化点１１５℃）４０重量部、石油系樹脂（軟化点８０℃）、軟化剤３重量部およびトリレンジイソシアネート３重量部をそれぞれ添加した。
さらに、この粘着剤１００重量部に対して、疎水性シリカビーズ（富士シリシア化学社製の製品名「サイロホービック７０２」）を１０重量部（実施例１）、２０重量部（実施例２）、３０重量部（実施例３）をそれぞれ添加した。また、比較例としてシリカビーズ未添加のものを用意した。
〔延伸剥離テープの作製〕
この各粘着剤をテープ基材の両面に厚さ０．１ｍｍとなるように、表面に直に塗布して、延伸剥離テープを作製した。
これら各サンプルを用いて、以下の引張試験および各種性能評価試験を実施した。

〔引張試験〕
引張試験機にテープ基材のみをチャック間距離５０ｍｍで装着したのち、引張速度３００ｍｍ／ｍｉｎで延伸したときの、応力−歪み曲線を記録した。また、同様の方法で、延伸剥離テープを引張試験に供した。さらには、従来型のテープ基材を引張試験に供した。
粘着剤をテープ幅１８ｍｍ×粘着剤層（０．１ｍｍ×２）＝３．６ｍｍ^２の断面積に相当する円柱状（糸状）に加工したのち、チャック間距離３０ｍｍで引張試験機に装着し、引張速度３００ｍｍ／ｍｉｎで延伸したときの応力−歪み曲線を記録した。

〔延伸強度試験〕
３０ｍｍ幅のアクリル板に、２０ｍｍ幅に調整した延伸剥離テープを空気が含まないように圧着し、常温にて３０分間放置したのち、引張速度３００ｍｍ／ｍｉｎで延伸したときの強度を測定した。

〔粘着性評価〕
＃２５μｍのＰＥＴフィルムを裏打ちした各サンプルをステンレス板に２ｋｇローラ１往復で圧着し、所定時間放置後、引き剥がし速度３００ｍｍ／ｍｉｎにて９０°方向の剥離粘着力を測定した。
〔保持性評価〕
ニトムズ社製「はがせるフックＭ」に各サンプルを貼り付けたのち、他方の面をステンレス板に張り付け、常温にて１時間放置後、さらに４０℃で３０分放置したのち、フックに２ｋｇの垂直加重を加えたときの落下するかどうかを確認した。
〔延伸剥離性評価〕
ニトムズ社製「はがせるフックＭ」に各サンプルを貼り付けたのち、他方の面をメラミン化粧板、ポリエステル化粧板、メラミン塗装板およびガラス板にそれぞれ貼着し、常温にて１時間放置後、さらに４０℃で７日間放置したのち、手で延伸剥離させてみて、テープが破断することなく分離できるかどうかを確認した。

《引張試験評価結果》
図４に示すように、テープ基材単体の伸びは４９０％であり、粘着剤単体の伸びは１３００％であるが、それらを一体化した延伸剥離テープ（テープ基材＋粘着剤）の伸びは７００％であり、テープ基材単体よりも２００％以上伸びが増大した。これによれば、テープ基材の両面にラミネートフィルムを持たない構造であっても、十分な延伸特性が得られる。

《延伸強度試験評価結果》
図５に示すように、実施例および比較例ともに延伸剥離強度は、約１４Ｎ／ｍｍ^２である。これを元に単位面積当たりの延伸剥離強度を算出すると、１４／（２０×０．８）＝０．９Ｎ／ｍｍ^２となる。これにより、延伸剥離に必要なテープ強度は、０．９Ｎ／ｍｍ^２以上が好ましい。

《実施例１》
〔疎水性シリカビーズ〕１０重量部
〔粘着性（Ｎ／１９ｍｍ）〕１５
〔４０℃保持力〕２０日以上
〔延伸剥離性〕メラミン化粧板○，ポリエステル化粧板○，メラミン塗装板○，ガラス板○

《実施例２》
〔疎水性シリカビーズ〕２０重量部
〔粘着性（Ｎ／１９ｍｍ）〕１２
〔４０℃保持力〕２０日以上
〔延伸剥離性〕メラミン化粧板○，ポリエステル化粧板○，メラミン塗装板○，ガラス板○

《実施例３》
〔疎水性シリカビーズ〕３０重量部
〔粘着性（Ｎ／１９ｍｍ）〕１１
〔４０℃保持力〕２０日以上
〔延伸剥離性〕メラミン化粧板○，ポリエステル化粧板○，メラミン塗装板○，ガラス板○

〈比較例〉
〔疎水性シリカビーズ〕０重量部
〔粘着性（Ｎ／１９ｍｍ）〕２３
〔４０℃保持力〕２０日以上
〔延伸剥離性〕メラミン化粧板×，ポリエステル化粧板×，メラミン塗装板×，ガラス板×

上記実施例および比較例の結果のまとめを表１に示す。

以上により、以下のような知見を得た。
（１）本発明の延伸剥離テープは、テープ基材と粘着剤の相乗効果により、テープ基材単体の伸びより約２００％以上伸びが向上するため、ラミネートフィルムを設けなくとも、十分な延伸剥離性が得られる。
（２）疎水性シリカビーズの添加量が増えると、粘着性は低下するが、保持力などに特に影響は見られない。
（３）疎水性シリカビーズを未添加のものは、粘着力が大きくなりすぎてしまう。

本発明の一実施形態に係る延伸剥離テープの分解斜視図。 上記延伸剥離テープの要部断面図。 本発明の延伸剥離テープの延伸した状態を示す模式図。 テープ基材、粘着剤および延伸剥離テープの引張応力−伸び曲線（Ｓ−Ｓ曲線）図。 延伸剥離テープの強度−伸び曲線。

符号の説明

１ 延伸剥離テープ
２ テープ基材
３ 粘着剤層
３１ 疎水性シリカビーズ
４ セパレータ

Claims (8)

1. テープ基材の片面または両面に粘着剤層を形成してなる粘着テープであり、引張荷重をかけることにより上記テープ基材が引き延ばされて被貼付面から剥がされる延伸剥離テープにおいて、
   上記テープ基材は、メタロセン系触媒を用いて架橋した架橋ポリオレフィン系樹脂の発泡シートからなることを特徴とする延伸剥離テープ。
2. 上記テープ基材の厚さが０．５５〜０．７２ｍｍであることを特徴とする請求項１に記載の延伸剥離テープ。
3. 上記テープ基材の引張破断強度が０．９Ｎ／ｍｍ^２以上であることを特徴とする請求項１または２に記載の延伸剥離テープ。
4. 上記テープ基材は、重合触媒として四価の遷移金属を含むメタロセン化合物を用いて、エチレンとα−オレフィンを共重合してなる直鎖状低密度ポチエチレンからなることを特徴とする請求項１，２または３のいずれか１項に記載の延伸剥離テープ。
5. 上記テープ基材の表面には、上記粘着剤層の投錨性を向上させるため表面処理が施されており、その処理面の上に上記粘着剤層が直に設けられていることを特徴とする請求項１ないし４のいずれか１項に記載の延伸剥離テープ。
6. 上記表面処理はコロナ放電処理であることを特徴とする請求項５に記載の延伸剥離テープ。
7. 上記粘着剤層は、主成分がＳＢＳブロック共重合体からなることを特徴とする請求項１ないし６のいずれか１項に記載の延伸剥離テープ。
8. 上記粘着剤層には、シリカビーズが上記ＳＢＳブロック共重合体１００重量部に対して５〜３０重量部配合されていることを特徴とする請求項１ないし７のいずれか１項に記載の延伸剥離テープ。

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