JP2009143454A - 車両制御装置及び車両状態監視方法 - Google Patents

車両制御装置及び車両状態監視方法 Download PDF

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直樹 酒井
Ryuji Nishimura
隆二 西村
Kyohei Morita
恭兵 森田
Kazumasa Kameda
和昌 亀田
Takahiro Koizumi
貴博 小泉
Tomohiko Nukano
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Abstract

【課題】 物理的な接触等を検出するセンサを用いることなく車両の駆動部位の状態を検出可能な車両制御装置を提供する。
【解決手段】 複数のスピーカ1、2、3、4と、スピーカ1、2、3、4の出力信号に基づいて、ドアが開かれたか、ドアロックが解錠されたかを特定するセキュリティECU10とを有している。
従って、スピーカ1、2、3、4の出力信号を用いて、ドアの開操作やドアロック操作を監視し、車両がどのような状態にあるのかを検出することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の状態を検出する技術に関する。
従来より、車両に搭載されるカーオーディオ用のスピーカを用いて車両に生じる振動を検出する技術が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
磁界中に配設されたボイスコイルに音声増幅回路の出力信号を供給することによって所定の放音を行うスピーカ装置は、車両の振動に伴いボイスコイルが振動することにより逆起電力が発生する。この逆起電力を検出することで車両の振動を検出することができる。
特開2005−262944号公報 特開2007−137157号公報
ところで一般的に、車両においてドアの開閉状態や、ドアのロック状態は、物理的な接触等を検出するセンサを用いて検出を行っている。しかしながら、このようなセンサの故障へ対応するためやコスト削減のため、従来のセンサを用いる手法とは別の手法によってドアの開閉状態や、ドアのロック状態等の車両の駆動部位の状態を認識できる技術が求められている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、物理的な接触等を検出するセンサを用いることなく車両の駆動部位の状態を検出可能な車両制御装置及び車両状態監視方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明の車両制御装置は、音声入力手段と、前記音声入力手段の出力信号に基づいて、所定方向に駆動される駆動部位の駆動方向を特定する特定手段とを有する構成としている。
従って、音声入力手段の出力信号を用いて駆動部位の状態を認識することができる。このため、物理的な接触等を検出するセンサを用いる必要がなくなる。
上記車両制御装置において、複数の音声入力手段を有し、前記特定手段は、前記複数の音声入力手段に入力される音声の入力時間差に基づいて、前記駆動部位の駆動方向を特定する構成を採用できる。
従って、駆動部位の駆動方向を精度よく特定することができる。
上記車両制御装置において、前記駆動部位の駆動時に、前記音声入力手段から出力される信号の波形を記録した記憶手段を有し、前記特定手段は、前記音声入力手段から出力される信号波形と、前記記憶手段に記憶した信号波形とをパターンマッチングし、前記駆動部位の駆動方向を特定する構成を採用できる。
従って、音声入力手段の出力信号を用いて、駆動部位の駆動方向を精度よく、簡単に特定することができる。
上記車両制御装置において、ユーザの操作に応じて、ドアの施解錠を行う施解錠制御手段を有し、前記特定手段は、ドアが施錠状態にあるときに、前記施解錠制御手段の制御によらない前記ドアの施錠状態から解錠状態への移行と、前記ドアの閉状態から開状態への移行との少なくとも一方があるか否かを前記音声入力手段の出力信号を用いて判定する構成を採用できる。
従って、ドアを施錠した後に、音声入力手段から出力される出力信号に基づいて、ドアの施錠が開かれたか否か、ドアが開かれたか否かを監視することができる。
上記車両制御装置において、前記施解錠制御手段の制御によらない前記ドアの施錠状態から解錠状態への移行と、前記ドアの閉状態から開状態への移行との少なくとも一方が検出されると、アラームを出力する警告手段を有する構成を採用できる。
従って、車両の異常状態を検出して警報することができる。
上記車両制御装置において、前記特定手段は、前記音声入力手段から出力される信号により、ドアの開閉音と、ドアノブの操作音との少なくとも1つを特定し、ドアの開閉操作を判定する構成を採用できる。
上記車両制御装置において、前記特定手段は、前記音声入力手段から出力される信号により、ドアを施錠状態又は解錠状態とするドアロックモータの駆動音を特定して、ドアの施錠操作と解錠操作とを判定する構成を採用できる。
本発明の車両状態監視方法は、複数の音声入力手段を用いて、音声を入力するステップと、前記複数の音声入力手段に入力される音声の入力時間差に基づいて、前記駆動部位の駆動方向を特定するステップとを有することを特徴としている。
本発明によれば、音声入力手段の出力信号を用いることで、車両の駆動部位の状態を検出することができる。
添付図面を参照しながら本発明の最良の実施例を説明する。
まず、図1を参照しながら本実施例の構成を説明する。
図1に示すように本実施例は、オーディオ装置20と、その出力手段である複数のスピーカ1、2、3、4とを接続する信号線に、セキュリティECU(Electronic Control Unit)10が接続された構成を有している。セキュリティECU10が、本実施例では車両制御装置として機能する。セキュリティECU10は、ボディECU30と通信バスで接続され、例えばCAN(Controller Area Network)等のプロトコルに従って、ボディECU30との通信を行う。
複数のスピーカ(音声入力手段)は、車両の異なる場所に配置される。これらのスピーカは、車両の前後方向及び左右方向に分散して配置されることが望ましい。本実施例では、例えば図2に示すように、運転席5への乗降用のドアに配置されて車室内に臨む運転席5側のフロントスピーカFR1(以下、簡単にスピーカ1と表記する)と、助手席6への乗降用のドアに配置されて車室内に望む助手席6側のフロントスピーカFL2(以下、簡単にスピーカ2と表記する)と、車室内の後部座席7への乗降用のドアに配置されて車室内に臨む運転席5側のリアスピーカRR3(以下、簡単にスピーカ3と表記する)と、同じく後部座席7への乗降用のドアに配置されて車室内に臨む助手席6側のリアスピーカRL4(以下、簡単にスピーカ4と表記する)とが設けられている。
なお、車両に搭載されるスピーカはこれだけに限定されるものではない。例えば、車両のフロントパネル部に設けたり、後部座席7の後ろ側に設けることもできる。
オーディオ装置20は、例えは、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ、CD(Compact Disc)プレーヤ、チューナ等の複数のオーディオソースから入力される信号を処理して、スピーカで再生する音響信号を作成して各スピーカ1、2、3、4に供給する。
ボディECU30は、ドアのロック・アンロック、パワーウィンドウのアップ・ダウン等の制御を行う制御装置である。
また、ボディECU30には、無線送受信ユニット31が接続されている。ボディECU30は、無線送受信ユニット31により、リモートコントローラ35と無線通信を行う。リモートコントローラ35は、ドアロックコントロールスイッチを備えている。ユーザがリモートコントローラ35のドアロックコントロールスイッチに所定の操作を行うことで、リモートコントローラ35からはドアのロック又はアンロックを指示する指示信号が無線通信により送信される。この指示信号には、当該リモートコントローラ35に固有のIDナンバが含まれている。ボディECU30内のメモリ(後述する)には、リモートコントローラ35のIDナンバが記憶されている。ボディECU30は、無線通信によってリモートコントローラ35から送られてきたIDナンバがメモリに記憶した正しいものであるか否かを判定する。そして、IDナンバが正しいものであった場合には、ボディECU30は、ドアロックモータ32を駆動してドアのロック操作、又はアンロック操作を行う。また、ボディECU30は、ドアのロック状態、又はアンロック状態を示す状態信号をセキュリティECU10に出力する。ボディECU30が施解錠制御手段として機能する。
セキュリティECU10は、ボディECU30からドアのロック/アンロック状態を示す状態信号と、イグニッションスイッチ(不図示)からイグニッションキーがキースロットに挿入されているか否か、及びイグニッションスイッチがオン状態にあるか否かを示す信号(以下、IG信号と呼ぶ)とを入力する。セキュリティECU10は、これらの信号と、スピーカ1、2、3、4の出力信号とに基づいて、ドアやドアロックの不正な解除など、不正な手段による車室内への侵入を検出して警報を発する。
セキュリティECU10の構成を図3に示す。図3に示すようにセキュリティECU10は、信号処理部11、12、13、14と、メインマイコン15と、警報出力部16とを有している。
信号処理部11、12、13、14は、車両に搭載されたスピーカ1、2、3、4にそれぞれ対応して設けられている。信号処理部11は、オーディオ装置20とスピーカ1とをつなぐ信号線21に接続され、信号処理部12は、オーディオ装置20とスピーカ2とをつなぐ信号線22に接続され、信号処理部13は、オーディオ装置20とスピーカ3とをつなぐ信号線23に接続され、信号処理部14は、オーディオ装置20とスピーカ4とをつなぐ信号線24に接続される。なお、各信号処理部11、12、13、14は、同一の構成を有しているので、以下では代表して信号処理部11について説明する。
信号処理部11はバンドパスフィルタ11A、アンプ11B、AD変換器11Cを有し、スピーカ1で発生する逆起電力の信号を入力して、フィルタ処理、増幅の処理を行う。信号処理部11からメインマイコン15には、増幅後の信号にAD変換器11CでAD変換した信号と、AD変換を行っていない信号とが出力される。
メインマイコン15は、信号処理部11、12、13、14で処理された信号を入力して、ドアの開閉操作と、ドアのロック操作及びアンロック操作とを検出する。
ドアの開閉状態や、ドアのロック状態を検出した結果、車両が盗難や車上荒らしに合う危険性が高いと判定すると、警報出力部16に信号を出力して、アラーム音を出力させる。なお、本実施例では、警報出力部16の生成するアラーム音はスピーカ1、2より出力するようになっている。アラーム音の出力時には、メインマイコン15はスイッチ17、18をオンにして、警報出力部16と信号線21、22とを接続する。
図4には、メインマイコン15のハードウェア構成を示す。
メインマイコン15は、CPU51、ROM52、RAM53、NVRAM(Non Volatile RAM)54、入出力部55等を有している。CPU51は、ROM52に格納したプログラムを読み込んで、このプログラムに従った演算を行う。すなわち、ROM52に格納されたプログラムをCPU51が読み込むことで、ドアの開閉状態や、ドアのロック状態を検出する。これらの判定手順については後ほどフローチャートを参照しながら詳述する。また、RAM53には、演算結果のデータが書き込まれ、NVRAM54は、RAM53に書き込まれていたデータで、電源オフ時に保存の必要なデータが書き込まれる。なお、ボディECU30も図4に示す構成のメインマイコンを有し、ドアの開閉状態やドアのロック状態を制御する。
セキュリティECU10は、車両に搭載された複数のスピーカ1、2、3、4をマイクとして使用し、これらのスピーカ1、2、3、4に生じる逆起電力の信号波形からドアの開閉操作、ドアのロック操作及びアンロック操作を検出する。
スピーカ1、2、3、4は、磁界中に配設されたボイスコイルが車両の振動に伴い振動することによって逆起電力が発生する。
セキュリティECU10のRAM53には、ドアの開閉操作時と、ドアのロック操作及びアンロック操作時とにスピーカ1、2、3、4に生じる逆起電力の信号波形が複数のパターン信号として記録されている。セキュリティECU10は、スピーカ1、2、3、4の少なくとも1つで入力した逆起電力の信号波形と、RAM53に記憶したパターン信号とのパターンマッチングを行い、ドアの開閉操作、ドアのロック/アンロック操作を判定する。
パターンマッチングで比較される信号の特徴点には、信号のレベル、信号の長さ(所定レベル以上の信号が出力される時間)、各スピーカ1、2、3、4から出力される信号の遅延時間差などが挙げられる。
なお、ドアの開閉判定には、ドアの開閉音以外に、ドアノブの操作音を使用てもよい。ドアノブの操作音をパターン信号としてRAM53に記憶しておいて、スピーカから出力された信号とのパターンマッチングでドアの開閉操作を判定する。
例えば、運転席5のドアが開閉されたとする。この場合、運転席5のドアに取り付けられたスピーカ1から出力される信号のレベルが最も大きく、他のスピーカ2、3、4から出力される信号のレベルとは所定値以上の差がある。
また、ドアの開閉音は、空気中を伝わってスピーカ1、2、3、4に入力されるため、開閉したドアに最も近いスピーカ1で発生する逆起電力の信号が最も早く出力され、開閉したドアから最も遠いスピーカで発生する逆起電力の信号が最も遅く出力される。すなわち、ドアの開閉音のスピーカまでの到達時間差が、スピーカで発生する逆起電力の発生時間の差となって表れる。
また、信号の長さ(信号レベルが所定値以上の状態である時間)をRAM53に記憶したパターン信号と比較することで、ドアの開閉操作や、ドアのロック/アンロック操作時の信号であるか否かが判定できる。
例えば、ドアの開閉操作時にはドアノブの操作が行われるが、この音をスピーカ1、2、3、4で検出してパターン信号と比較することで、ドアの開閉操作を判定することができる。また、ドアのロック/アンロック時にはドアロックモータ32の駆動音が発生する。この音をスピーカ1、2、3、4で検出してパターン信号と比較することで、ドアのロック操作とアンロック操作とを判定することができる。
図5(A)には、ドアをロック状態としたときに、各スピーカ1、2、3、4で検出される信号の波形を示す。図5(A)に点線で示す領域に、ドアロックモータ32を駆動させたときの駆動音が示されている。また、図5(B)には、ドアをアンロック状態としたときに、各スピーカ1、2、3、4で検出される信号の波形を示す。同様に、図5(B)に点線で示す領域に、ドアロックモータ32を駆動させたときの駆動音が示されている。
図6に示すフローチャートを参照しながらセキュリティECU10の処理手順を説明する。
セキュリティECU10は、まず、イグニッションスイッチがオフされ、イグニッションキーがキースロットから抜かれたか否かを示す信号をイグニッションスイッチ(不図示)より取得する。
イグニッションスイッチがオフされ、イグニッションキーがキースロットから抜かれたと判定すると(ステップS1/YES)、セキュリティECU10はスピーカ1、2、3、4の出力信号とRAM53に記憶したパターン信号とのパターンマッチング処理を行い(ステップS2)、ドアが開いた状態から閉じた状態に変更されたか否かを判定する(ステップS3)。スピーカ1、2、3、4から出力される信号を用いたパターンマッチングの処理手順については、図7に示すフローチャートを用いて後ほど説明する。所定時間を経過しても、ドアの開状態から閉状態への変更を検出できない場合には(ステップS3/NO、かつS4/YES)、この処理を終了する。
パターンマッチング処理により、ドアが開いた状態から閉じた状態になったと判定すると(ステップS3/YES)、セキュリティECU10は、リモートコントローラ35によりワイヤレスロックの操作があったか否かを判定する(ステップS5)。
セキュリティECU10は、ボディECU30からドアのロック/アンロック状態を示す状態信号を入力して、ドアのロック操作があったか否かを判定する。
ボディECU30からの信号によりワイヤレスロックの操作が検出されると(ステップS5/YES)、セキュリティECU10はスピーカ1、2、3、4の出力信号と、RAM53に記憶したパターン信号とのパターンマッチング処理を行い(ステップS6)、ドアロックがロック操作されたか否かを判定する(ステップS7)。このパターンマッチング処理の詳細についても、図7に示すフローチャートを用いて後述する。
パターンマッチング処理により、ドアがロック操作されたと判定すると(ステップS7/YES)、セキュリティECU10はアラームセットを行い(ステップS9)、異常が検出された場合に警報出力部16から警報を行うように設定する。また、所定時間を経過しても、ドアのロック操作を検出できない場合には(ステップS7/NO、かつS8/YES)、この処理を終了する。
次に、セキュリティECU10は、スピーカ1、2、3、4の出力信号と、RAM53に記憶したパターン信号とのパターンマッチング処理を行い(ステップS10)、ワイヤレスロックの操作なしに、ドアのロック状態がアンロック状態になり、かつドアが開かれた状態となったか否かを判定する(ステップS11)。車上荒らしや窃盗犯による不正な手段によってドアのロックが解除され、ドアが開かれた状態になったか否かを判定する。ドアのロックが解除され、ドアが開状態となったことを検出すると(ステップS11/YES)、セキュリティECU10は、スイッチ17、18をオンして、警報出力部16からのアラーム音をスピーカ1、2から出力する(ステップS12)。
また、ドアロックの解除、ドアの開操作を検出できない場合には(ステップS11/NO)、セキュリティECU10はワイヤレスロックの操作によってドアのロックが解除されたか否かを判定する(ステップS13)。ボディECU30からの信号により、ワイヤレスロックの操作によりドアのロックが解除されたと判定すると(ステップS13/YES)、セキュリティECU10は、アラームのセットを解除して処理を終了する(ステップS14)。また、ワイヤレスロックの操作によるドアロック解除を検出できなかった場合には(ステップS13/NO)、セキュリティECU10は、スピーカ1、2、3、4の出力信号と、RAM53に記憶したパターン信号とのパターンマッチング処理を行い、ドアの開閉操作と、ドアのロック操作とを引き続き監視する(ステップS11)。
なお、図6に示すフローチャートでは、ステップS11において、ドアのロック状態がアンロック状態となり、かつドアが開かれたときにアラームを警報出力部16から出力していたが、ドアのロック状態がアンロック状態となるか、又はドアが開かれた状態となったときにアラームを出力するようにしてもよい。
次に、図7に示すフローチャートを参照しながらパターンマッチング処理について説明する。セキュリティECU10は、スピーカ1、2、3、4から出力される信号を入力すると(ステップS21)、まずこれらの信号の信号レベルを判定する(ステップS22)。次に、セキュリティECU10は、スピーカ1、2、3、4から出力される信号の長さ(信号レベルが所定値以上の状態である時間)を判定する(ステップS23)。次に、セキュリティECU10はスピーカ1、2、3、4から出力される信号の遅延時間差を判定する(ステップS24)。これらの情報を取得すると、セキュリティECU10はRAM53に記憶したパターン信号の信号レベル、信号長さ、各信号間の時間差と、スピーカ1、2、3、4の出力信号の信号レベル、信号長さ、各信号間の時間差とを比較する(ステップS25)。
スピーカ1、2、3、4の出力信号と一致するパターン信号を検出すると(ステップS26/YES)、セキュリティECU10はマッチしたパターンを判定結果として出力する(ステップS27)。また、RAM53に記憶した全てのパターン信号とのパターンマッチングを行っても、マッチするパターン信号を検出することができなかった場合には(ステップS26/NO、かつS28/YES)、セキュリティECU10はマッチするパターン信号なしとの判定結果を出力する(ステップS29)。
なお、上述した実施例では、ドアがロックされたときに、不正な操作によるドアの開閉操作とドアのロック操作とが行われたか否かを判定していた。これ以外に、ドアがロックされていないときにドアの開閉を検出するようにしてもよい。例えば、車両のユーザがドアをロックしないまま車両から離れている間のドアの開操作を検出する。ドアの開操作を検出してから所定時間を経過してもイグニッションキーがキースロットに挿入されない場合には、盗難の危険性ありと判定してアラーム警報を行う。
また、上述したフローチャートに示す処理手順では、スピーカ1、2、3、4の出力信号をすべて使用してドアの開操作やドアのロック操作を検出していたが、操作の検出に使用するスピーカの出力信号は、1つ以上であればよい。
以上説明したように本実施例は、スピーカ1、2、3、4の出力信号に基づいて、ドアの開閉状態や、ドアのロック状態を検出することができる。従って、ドアの開閉状態や、ドアのロック状態を検出するセンサに故障が発生しても、ドアの開閉状態や、ドアのロック状態を検出することができる。
また、ドアの開閉状態や、ドアのロック状態を検出するセンサを車両に設ける必要がなくなり、コストを削減することができる。
また、セキュリティECUは、ボディECUと通信を行ってドアの開閉状態や、ドアのロック状態を表す信号を取得する必要がないので、車両に搭載されるハーネスの本数を削減することができる。
上述した実施例は本発明の好適な実施の一例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
例えば、上述した実施例では、リモートコントローラ35のドアロックコントロールスイッチを操作することで、ドアの施解錠を行うものとして説明を行ったが、車体の外部にドアロックコントロールスイッチが設けられ、その操作が所定の条件(例えば、スマートキーが検出されるなどの条件)でなされたことに応答して、ボディECU30がドアの正常な施解錠を行うようになっていてもよい。リモートコントローラ35や車体に設けられたドアロックコントロールスイッチの操作は、ユーザの正常操作であるといえる。
また、上述した実施例では、音声入力手段としてオーディオ用のスピーカを利用していたが専用マイクを設けてもよい。
車両制御装置にかかる実施例の構成を示す図である。 車両に搭載されたスピーカ位置を示す図である。 ボディECUの構成を示す図である。 マイコンのハードウェア構成を示す図である。 (A)はドアのロック時にスピーカで検出される逆起電力の信号波形を示し、(B)はドアのアンロック時にスピーカで検出される逆起電力の信号波形を示す図である。 セキュリティECUの処理手順を示す図である。 ドアの開閉操作と、ドアのロック操作、アンロック操作との判定手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1〜4 スピーカ
5 運転席
6 助手席
7 後部座席
10 セキュリティECU
15 メインマイコン
20 オーディオ装置
30 ボディECU

Claims (8)

  1. 音声入力手段と、
    前記音声入力手段の出力信号に基づいて、所定方向に駆動される駆動部位の駆動方向を特定する特定手段と、
    を有することを特徴とする車両制御装置。
  2. 複数の音声入力手段を有し、
    前記特定手段は、前記複数の音声入力手段に入力される音声の入力時間差に基づいて、前記駆動部位の駆動方向を特定することを特徴とする請求項1記載の車両制御装置。
  3. 前記駆動部位の駆動時に、前記音声入力手段から出力される信号の波形を記録した記憶手段を有し、
    前記特定手段は、前記音声入力手段から出力される信号波形と、前記記憶手段に記憶した信号波形とをパターンマッチングし、前記駆動部位の駆動方向を特定することを特徴とする請求項1又は2記載の車両制御装置。
  4. ユーザの操作に応じて、ドアの施解錠を行う施解錠制御手段を有し、
    前記特定手段は、ドアが施錠状態にあるときに、前記施解錠制御手段の制御によらない前記ドアの施錠状態から解錠状態への移行と、前記ドアの閉状態から開状態への移行との少なくとも一方があるか否かを前記音声入力手段の出力信号を用いて判定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の車両制御装置。
  5. 前記施解錠制御手段の制御によらない前記ドアの施錠状態から解錠状態への移行と、前記ドアの閉状態から開状態への移行との少なくとも一方が検出されると、アラームを出力する警告手段を有することを特徴とする請求項4記載の車両制御装置。
  6. 前記特定手段は、前記音声入力手段から出力される信号により、ドアの開閉音と、ドアノブの操作音との少なくとも1つを特定し、ドアの開閉操作を判定することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項の車両制御装置。
  7. 前記特定手段は、前記音声入力手段から出力される信号により、ドアを施錠状態又は解錠状態とするドアロックモータの駆動音を特定して、ドアの施錠操作と解錠操作とを判定することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の車両制御装置。
  8. 複数の音声入力手段を用いて、音声を入力するステップと、
    前記複数の音声入力手段に入力される音声の入力時間差に基づいて、前記駆動部位の駆動方向を特定するステップと、
    を有することを特徴とする車両状態監視方法。
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