JP2009143414A - 歩行者保護装置 - Google Patents

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Yasutomo Kobayashi
泰知 小林
Noritaka Mukoyama
則孝 向山
Osami Ono
修実 大野
Nobuyuki Ikemoto
伸行 池元
Tatsuya Takahashi
達矢 高橋
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Abstract

【課題】エアバッグを使って特に歩行者の頭部保護性能を向上する。
【解決手段】バンパーフェーシャパネル3の上端部に前ヒンジ後開きのリッド10を有し、リッド10はバンパーフェーシャパネル3と一体成形されている。リッド10の下方には、インフレータ12とエアバッグ13とを含むエアバッグ装置14が配設され、エアバッグ装置14はシュラウドアッパーメンバ15に固定されている。エアバッグ13はボンネットラインに沿って後方に展開するように設計されている。エアバッグ13は、ボンネットフード2の上で後方に広がる展開時に、その後端がフロントウインドウ17の近傍又はフロントウインドウ17と当接するようにその長さ寸法が設定され、また、その後部がボンネットフード2を含む車体全部の上面を全体的に覆うように設定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両衝突による歩行者のダメージをエアバッグを使って低減するための歩行者保護装置に関する。
車両衝突による歩行者のダメージを低減する手段として、歩行者との衝突又はその可能性が高いときにボンネットフードの後端部を上方にリフトアップする技術が知られている(例えば特許文献1)。
この他に、車両衝突による歩行者のダメージを低減する手段としてエアバッグを採用して、エアバッグを車外に展開することが考えられている。特許文献2は、ボンネットフードの後端部にエアバッグを配設してエアバッグを車外に展開することで歩行者を保護する技術を開示している。また、特許文献3は、バンパーにエアバッグを内蔵させ、衝突時に、車体の起立する前端面に沿って上方にエアバッグを展開する技術を開示している。
ところで、自動車のボディ形状として、最近の車両の車体は、その前端部がバンパーフェーシャパネルで外形輪郭が形成されており、このバンパーフェーシャパネルは、ボンネットフードから前方に、ボンネットラインに沿って斜め下方に延びた後に下方に垂下する形態を有している。
特開2006−273017号公報 特開2007−91007号公報 特開2006−35892号公報
本発明の目的は、上述した最近の車両の車体前端部の形態を考慮に入れたときに、エアバッグを使って特に歩行者の頭部保護性能を向上することのできる歩行者保護装置を提供することにある。
上記の技術的課題は、本発明によれば、
歩行者が車体前端部に衝突したのを検知してボンネットフードを含む車体前部の上面の上にエアバッグを展開する歩行者保護装置であって、
車体前端部の外形輪郭を形成するバンパーフェーシャパネルであって、ボンネットフードから前方に向けてボンネットラインに沿って斜め下方に延びた後に下方に垂下する形態を備え且つその上端部に車幅方向に延びるエアバッグ展開用の開口部を有するバンパーフェーシャパネルと、
前記エアバッグ展開用の開口部からボンネットラインに沿って後方に展開するエアバッグとを有することを特徴とする歩行者保護装置を提供することにより達成される。
すなわち、本発明の歩行者保護装置によれば、バンパーフェーシャパネルの上端部のエアバッグ展開用の開口部から後方にエアバッグを展開するようにしたことから、走行風に煽られてエアバッグの展開方向が変化したり、展開後の展開位置が設計位置から変位してしまうのを回避することができ、歩行者の頭部がボンネットフードに衝突する衝撃力を低減することができる。
上記エアバッグは、展開時に、その後部がボンネットフードを含む車体前部の上面を覆うように設定されるのがよく、また、その後端がフロントウインドウの近傍又は当接する前後長さを備えるのが好ましい。
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を説明する。
図1は、実施例の歩行者保護装置を搭載した車両の車体前部を斜め前方から見た斜視図であり、図2は、図1のII−II線に沿った概略断面図である。
図1において、自動車1の車体前端部の外形輪郭は、ボンネットフード2の前方に配設されたバンパーフェーシャパネル3によって形成されている。バンパーフェーシャパネル3は、ボンネットフード2から前方に向けてボンネットラインに沿って斜め下方に延びた後に下方に垂下する形態を有している。
バンパーフェーシャパネル3は、左右の前照灯4、4の間に位置するフロントグリル5を有し、そして、フロントグリル5の下方、つまり垂下する部分の下端部に走行風をエンジンルーム6内に誘導してラジエータ7を冷却するエア取り入れ口8を有する。図2中、参照符号DPは、エンジンルーム6と車室Rとの間を仕切るダッシュパネルである。
バンパーフェーシャパネル3は、その上端部に前ヒンジ後開きのリッド10を有している。すなわち、前ヒンジ後開きのリッド10は、自動車1の前端面の上部においてボンネットフード2に連なる後斜め上方に延びる領域に設けられている。具体的には、この実施例ではフロントグリル5の上方領域であるフロントグリル5とボンネットフード2との間の領域に前ヒンジ後開きのリッド10が設けられており、このリッド10は、車幅方向に細長い略長方形の形状を有している。リッド10は、合成樹脂製のバンパーフェーシャパネル3と一体成形されるのがよく、リッド10の前端のヒンジ11を除く周縁つまり両側縁及び後端縁が弱化線10aで構成されるのがよい。
横長の細長いリッド10の下方には、インフレータ12と、折り畳んだエアバッグ13とを含むエアバッグ装置14が配設され、エアバッグ装置14は、エンジンルーム6の前端部において車幅方向に延びるシュラウドアッパーメンバ15の前方に配置されて、このシュラウドアッパーメンバ15に固定されている。シュラウドアッパーメンバ15には、既知のようにラジエータ7の上端部が支持される。なお、図2の参照符号15はバンパーレインフォースメントを示し、このバンパーレインフォースメント16は、バンパーフェーシャパネル3のフロントグリル5の下方に位置している。なお、バンパーレインフォースメント16は、仮想線で示すようにフロントサイドフレームFSに対してクラッシュカンを介して連結されている。
歩行者が車体前部に衝突したのを検知するとインフレータ12が起爆してエアバッグ13が膨張すると、この膨張力によってリッド10の弱化線10aが切断され、リッド10は、その前端縁のヒンジ11を中心にして開放することによりエアバッグ展開用の開口部がバンパーフェーシャパネル3の上端部に形成される。
エアバッグ13は、ボンネットラインに沿って後方に展開するように設計されている。換言すれば、エアバッグ13の展開方向がボンネットラインの接線方向に指向されている。エアバッグ13は、また、ボンネットフード2の上で後方に広がる展開時に、その後端がフロントウインドウ17の近傍又はフロントウインドウ17と当接するようにその長さ寸法が設定されるのがよく、また、その後部がボンネットフード2を含む車体全部の上面を全体的に覆うように設定されるのが望ましい。
上述したエアバッグ13を備えた歩行者保護装置によれば、下記に列挙する利点を奏することができる。
(1)エアバッグ13が後方に向けて展開するため、展開時にエアバッグ13が走行風の煽られて、これにより設計通りの展開方向とは異なる方向に展開したり、また、展開後の位置が設計通りの位置から逸脱してしまうのを防止することができる。
(2)バンパーフェーシャパネル3の上端部は、ラジエータ7の上端を支持するシュラウドアッパーメンバ15から前方に離間して位置し、バンパーフェーシャパネル3とシュラウドアッパーメンバ15との間に隙間が形成されているが一般的である。この隙間を有効利用してエアバッグ装置14を設置することで、ボンネットラインを変更する必要もなく、また、ラジエータ7の冷却性能を阻害することも無く、また、ボンネットフード2の開閉に影響を及ぼすこともない。
(3)安全対策の観点からボンネットフード2の多機能化及びボンネットラインの設定に厳しい条件が課されているが、シュラウドアッパーメンバ15の前方領域を有効利用してエアバッグ装置14を設置することで、このエアバッグ装置14をボンネットフード2の後端部に設置した場合に生じるボンネットラインの設定に加重の条件が加わることもない。
(4)バンパーフェーシャパネル3にエアバッグ用のリッド10を設けたとしても、このリッド10をバンパーフェーシャパネル3と一体成形し、また、リッド10のヒンジ11を一体成形ヒンジで構成すると共に、リッド10の両側縁及び後端縁に弱化線10aを形成するようにバンパーフェーシャパネル3と一体化することで、リッド10に関連したシール材を設けるまでもなく、リッド10の回りから雨水がエンジンルーム6内に侵入することもない。
(5)ボンネットフード2の前方且つこれに隣接してエアバッグ装置14が配設することで、ボンネットフード2の上面に沿ってエアバッグ13を展開するのに合理的な配置になる。
(6)前ヒンジ後開きのリッド10を採用することで、エアバッグ13が後方に展開することに対してリッド10が阻害する虞はないし、開放するリッド10によってエアバッグ13の展開方向を後方に誘導することができる。
(7)エアバッグ装置14をシュラウドアッパーメンバ15に固定したことから、エアバッグ13の展開時の反力に対してエアバッグ装置14をシュラウドアッパーメンバ15によって支持することができる。
実施例の歩行者保護装置を搭載した自動車の前部を斜め前方から見た図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。
符号の説明
2 ボンネットフード
3 バンパーフェーシャパネル
5 フロントグリル
6 エンジンルーム
7 ラジエータ
8 エア取り入れ口
10 リッド(エアバッグ用)
11 リッドヒンジ(一体成形ヒンジ)
12 インフレータ
13 エアバッグ
14 エアバッグ装置
15 シュラウドアッパーメンバ
17 フロントウインドウ

Claims (5)

  1. 歩行者が車体前端部に衝突したのを検知してボンネットフードを含む車体前部の上面の上にエアバッグを展開する歩行者保護装置であって、
    車体前端部の外形輪郭を形成するバンパーフェーシャパネルであって、ボンネットフードから前方に向けてボンネットラインに沿って斜め下方に延びた後に下方に垂下する形態を備え且つその上端部に車幅方向に延びるエアバッグ展開用の開口部を有するバンパーフェーシャパネルと、
    前記エアバッグ展開用の開口部からボンネットラインに沿って後方に展開するエアバッグとを有することを特徴とする歩行者保護装置。
  2. 前記バンパーフェーシャパネルがフロントグリルを備え、該フロントグリルと前記ボンネットフードとの間に前記エアバッグ展開用の開口部が形成され、該開口部が車幅方向に延びる細長い形状を有する、請求項1に記載の歩行者保護装置。
  3. 前記エアバッグ展開用の開口部が前ヒンジ後開きのリッドで閉じられている、請求項2に記載の歩行者保護装置。
  4. 前記バンパーフェーシャパネルに後方且つこれに隣接してラジエータが設けられ、該ラジエータの上端部を支持する車幅方向に延びるシュラウドアッパーメンバと前記バンパーフェーシャパネルとの間に前記エアバッグを含むエアバッグ装置が配設されている、請求項2又は3に記載の歩行者保護装置。
  5. 前記エアバッグ装置が前記シュラウドアッパーメンバに固定されている、請求項4に記載の歩行者保護装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017178211A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社Subaru 車両のサイクリスト保護装置

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