JP2009142323A - 遊技機の演出装置 - Google Patents

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【課題】1つのモータを駆動源として複数の可動役物を個別に動作させることができる遊技機の演出装置を提供する。
【解決手段】モータ20を駆動源として遊技機3の盤面上を水平方向へ往復移動する駆動側スライド部材21と、この駆動側スライド部材21に第1の移動吸収手段39を介して連結された第1の従動側スライド部材22と、第1の従動側スライド部材22に第2の移動吸収手段41を介して連結された第2の従動側スライド部材23と、第1および第2の従動側スライド部材22,23をそれぞれ初期位置に付勢する弾性部材40,42と、各スライド部材21,22,23の往復移動に伴ってそれぞれ昇降移動される駆動体27と、これら駆動体27の昇降動作に伴って開閉動作される回動リンク28,29とを備え、駆動側スライド部材21から各従動側スライド部材22,23への動力伝達が第1または第2の移動吸収手段39,41によって選択的に吸収されるように構成した。
【選択図】図13

Description

本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機の演出装置に係り、特に、複数の可動役物を個別に動作させることができる遊技機の演出装置に関するものである。
パチンコ機に代表される遊技機においては、遊技者の興趣を惹くような趣向を凝らすために、遊技盤の中央部にLCD等からなる画像表示画面を配置すると共に、画像表示画面の近傍に可動役物を配置して遊技の演出を行うようにした中央役物装置が広く採用されている。可動役物はモータを駆動源として種々の運動を行うようになっており、従来より、複数のモータを用いて対応する複数の可動役物を個別に動作させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に開示された遊技機の演出装置では、画像表示画面の上部に複数(例えば3つ)の可動役物が配設されており、各可動役物はそれぞれモータを駆動源として動作される駆動機構を備えている。この駆動機構は、モータの回転に伴って上下動するコイル状のばね部材や、ばね部材の先端に取り付けられた昇降可動部や、昇降可動部の下端に回転可能に支持された回転可動部等によって構成されており、モータを正逆いずれかの方向へ回転すると、ばね部材の下方への移動に伴って昇降可動部と回転可動部が一体的に下降し、昇降可動部の最下点位置で回転可動部が昇降可動部に対して回転するようになっている。したがって、複数のモータをそれぞれ回転制御することにより、画像表示画面の上部で複数の可動役物を個別に動作させることができ、画像表示画面の表示内容と各可動役物の動きを関連させることによって遊技の演出効果を高めることができる。
特開2007−268011号公報
しかしながら、前述した従来例に係る遊技機の演出装置においては、複数の可動役物を動作させるのに可動役物と同じ数のモータを必要とするため、モータ数の増加に伴ってコストアップになるという問題があり、また、複数のモータを設置するスペースを確保するのも困難であった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、1つのモータを駆動源として複数の可動役物を個別に動作させることができる遊技機の演出装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明による遊技機の演出装置は、モータを駆動源として遊技機の盤面上を往復移動する駆動側スライド部材と、この駆動側スライド部材に移動吸収手段を介して連結された従動側スライド部材と、この従動側スライド部材を初期位置に付勢する弾性部材と、前記駆動側および従動側スライド部材の往復移動に伴ってそれぞれ該移動方向と略直交する方向へ昇降移動される駆動体と、この駆動体の昇降動作に伴って開閉動作される回動リンクとを備え、前記移動吸収手段が、前記駆動側および従動側スライド部材のいずれか一方に設けられた長溝と、いずれか他方に設けられて前記長溝に挿入された突起とからなり、前記駆動側スライド部材の往復移動に伴って前記突起が前記長溝内を移動するとき、該駆動側スライド部材の往復移動が前記移動吸収手段で吸収されて前記従動側スライド部材へ伝達されないように構成した。
このように構成された遊技機の演出装置では、モータを駆動源として駆動側スライド部材が一方向へ所定量だけ移動すると、この駆動側スライド部材の移動に伴って対応する駆動体が昇降動作すると共に、この駆動体の昇降動作に伴って回動リンクが開閉動作する。この間、移動吸収手段の構成要素である突起は長溝内を一端部から他端部へ向かって移動するため、駆動側スライド部材の移動は移動吸収手段で吸収されて従動側スライド部材へ伝達されず、従動側スライド部材とそれに対応する駆動体は昇降動作しない。そして、駆動側スライド部材が同方向へさらに移動して突起が長溝の他端部に当接すると、従動側スライド部材が弾性部材の付勢力に抗して駆動側スライド部材と一体的に移動し、駆動側および従動側スライド部材に対応する各駆動体が昇降動作する。また、この状態からモータを駆動源として駆動側スライド部材が逆方向へ移動すると、長溝の他端部に当接していた突起が長溝内を一端部へ向かって移動し、それに伴って従動側スライド部材が弾性部材の付勢力で初期位置に戻るため、従動側スライド部材が駆動側スライド部材に追従して逆方向へ移動し、それに伴って駆動側および従動側スライド部材に対応する各駆動体が昇降動作する。このように、駆動側スライド部材から従動側スライド部材への動力伝達を移動吸収手段によって選択的に吸収/解除し、駆動側スライド部材の移動を移動吸収手段で吸収して従動側スライド部材が停止している場合は、駆動側スライド部材に対応する駆動体のみを昇降動作させ、駆動側スライド部材の移動を移動吸収手段で吸収せずに従動側スライド部材が一体的に移動している場合は、駆動側スライド部材と従動側スライド部材に対応する全ての駆動体を昇降動作させることができるため、1つのモータを駆動源として複数の可動役物を個別に動作させることができる。
上記の構成において、従動側スライド部材の数は1つでも良いが、駆動側スライド部材に移動吸収手段(第1の移動吸収手段)を介して連結された従動側スライド部材を第1の従動側スライド部材としたとき、この第1の従動側スライド部材に第2の移動吸収手段を介して第2の従動側スライド部材を連結し、この第2の移動吸収手段が、第1および第2の従動側スライド部材のいずれか一方に設けられた長溝と、いずれか他方に設けられて該長溝に挿入された突起とからなる構成にすると、駆動側スライド部材の移動中に、第1および第2の従動側スライド部材の一方のみを移動して他方を停止させたり、両方とも移動または停止させることができて好ましい。
上記の構成において、駆動体を昇降動作させる手段として、例えば駆動側スライド部材や第1および第2の従動側スライド部材の天面に凹凸形状のカム面を形成し、このカム面に駆動体の下端を係合させても良いが、駆動側スライド部材と第1および第2の従動側スライド部材にそれぞれカム溝が設けられており、これら各カム溝に対応する駆動体の係合突起が係合することにより、駆動側スライド部材と第1および第2の従動側スライド部材の往復移動に伴って対応する駆動体が個別に昇降移動されるように構成することが好ましい。
この場合において、駆動側スライド部材のカム溝が傾斜方向を交互に異にする第1乃至第3の傾斜部を有しており、第1の従動側スライド部材のカム溝が第2および第3の傾斜部に対応する傾斜部を有し、第2の従動側スライド部材のカム溝が第3の傾斜部に対応する傾斜部を有し、駆動側スライド部材の第1の傾斜部内での往復移動が第1の移動吸収手段によって吸収されると共に、駆動側スライド部材と第1の従動側スライド部材の第2の傾斜部内での往復移動が第2の移動吸収手段によって吸収されるように構成すると、駆動側スライド部材が一方向の始点位置から終点位置まで移動する間に、まず第1および第2の従動側スライド部材の両方を停止させた後、第2の従動側スライド部材のみを停止させて第1の従動側スライド部材を駆動側スライド部材と共に移動させ、その後に第1および第2の従動側スライド部材の両方を駆動側スライド部材と共に移動させることができて好ましい。
また、上記の構成において、回動リンクに蝶の羽根を模した光透過性シートが付設されていると共に、遊技機の盤面上に光透過性シートに光を照射する光源が配置されていると、盤面上で恰も複数匹の蝶が羽ばたくような動きを実現できると共に、光源から発せられた光が光透過性シートを透して遊技者に目視されるため、各可動役物による演出効果をより一層高めることができて好ましい。
本発明による遊技機の演出装置は、モータを駆動源として駆動側スライド部材が往復移動したとき、駆動側スライド部材から従動側スライド部材への動力伝達が移動吸収手段によって選択的に吸収されるように構成し、駆動側スライド部材の移動を移動吸収手段で吸収して従動側スライド部材が停止している場合は、駆動側スライド部材に対応する駆動体のみが昇降動作し、駆動側スライド部材の移動を移動吸収手段で吸収せずに従動側スライド部材が一体的に移動している場合は、駆動側スライド部材と従動側スライド部材に対応する全ての駆動体が昇降動作するため、1つのモータを駆動源として複数の可動役物を個別に動作させることができる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係るパチンコ機の斜視図、図2は該パチンコ機に備えられる遊技盤の正面図、図3は該遊技盤に配設される演出装置の平面図、図4は該演出装置の側面図、図5は該演出装置に備えられる可動役物の斜視図、図6は該可動役物の平面図、図7は該可動役物の側面図、図8は図7のA−A線に沿う断面図、図9は該可動役物の分解斜視図、図10は図6のB−B線に沿う断面図、図11は該可動役物に備えられるスライド部材の説明図、図12は各スライド部材の連結状態を示す要部斜視図、図13は図12から基台を省略して示す要部斜視図、図14は各スライド部材のカム溝と各駆動体との係合関係を示すタイミングチャート、図15は複数の可動役物の動作状態を示す要部斜視図である。
図1に示すように、本実施形態例に係るパチンコ機(遊技機)は、遊技場の島設備に設置される機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた前面枠2と、前面枠2に収容された後述する遊技盤3と、前面枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられたガラス枠4と、前面枠2の下側に配設された受皿5を有する前面ボード6と、前面ボード6に取り付けられた発射ハンドル7等を具備している。
図2に示すように、前記遊技盤3はガイドレール8等で囲まれた遊技領域9を有しており、遊技者によって発射ハンドル7が回転操作されると、受皿5に貯留された遊技球が図示せぬ発射装置から遊技領域9に向けて打ち出されるようになっている。遊技領域9の中央部上方には液晶パネル(LCD)等からなる画像表示画面10が配設されており、この画像表示画面10の図示右側方には複数(本実施形態例では3つ)の可動役物を有する演出装置11が配設されている。また、画像表示画面10の下方には、可動片を有する始動入賞口12や開閉扉を有する大入賞口13や複数の一般入賞口14が配設されており、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球は遊技領域9の最下端部に設けられたアウト口15から遊技盤3の裏面側に排出されるようになっている。
図3と図4に示すように、前記演出装置11は合成樹脂製の支持ベース16を備えており、この支持ベース16は遊技盤3の凹所内に嵌め込まれて固定されている。支持ベース16上には、蝶の姿を模した3つの可動役物17,18,19と、これら各可動役物17,18,19の駆動源であるモータ20が搭載されており、以下の説明では、モータ20に近いものから順に第1の可動役物17、第2の可動役物18、第3の可動役物19と称することがある。なお、詳細な構造については後述するが、第1の可動役物17は駆動側スライド部材21を備え、第2および第3の可動役物18,19はそれぞれ従動側スライド部材22,23を備えている。モータ20は支持ベース16の起立壁16aにねじ止めされており、モータ20の回転軸にはピニオン(小歯車)24が取り付けられている。このピニオン24は駆動側スライド部材21の一側壁に刻設されたラック21aと噛合しており、モータ20の回転に伴って駆動側スライド部材21が支持ベース16上を図3の矢印P1−P2へ往復移動するようになっている。支持ベース16の平坦状の載置面16bには一対の配線基板35が敷設されており、これら配線基板35には光源である複数のLED36が実装されている。
第1ないし第3の可動役物17,18,19は対応するスライド部材21,22,23を除いて基本的に同様に構成されており、以下、第2の可動役物18を代表例として可動役物の構成を詳細に説明する。図5〜図9に示すように、この第2の可動役物18は、支持ベース16の載置面16bに固定された基台25と、基台25に水平方向へ往復動可能に支持された前述の従動側スライド部材22と、基台25に垂直方向へ往復動可能(昇降可能)に支持された駆動体27と、駆動体27の昇降動作に伴って開閉動作される一対の回動リンク28,29と、これら回動リンク28,29に取り付けられた一対の可動装飾体30と、基台25の上部に取り付けられた固定装飾体31とによって構成されている。ただし、固定装飾体31は図5〜図8において図示省略されている。
基台25は、前後方向へ延びるガイド孔32aを有する一対の支持体32と、上下方向へ延びるガイド溝33aを有する一対の軸受体33とによって構成されており、両支持体32はスナップ結合によって一体化されている。支持体32のガイド孔32aと軸受体33のガイド溝33aとは互いに直交しており、ガイド溝33aの下端はガイド孔32aの上端中央部に連通している。両軸受体33は互いのガイド溝33aを突き合わせた状態で両支持体32上部に固定されており、各軸受体33の上部には一対の軸孔33b,33cがそれぞれ形成されている。
従動側スライド部材22は支持体32のガイド孔32aに摺動可能に挿入された長尺体であり、上面を開口した平面視細長形状の凹部23aが形成されている。この従動側スライド部材22には凹部22aを介して対向する両側壁にカム溝34が形成されており、後述するように、このカム溝34は傾斜方向を交互に異にする傾斜部を有している。
駆動体27は軸受体33のガイド溝33aに摺動可能に挿入された棒状体であり、駆動体27の上端部には一対の支軸27aが形成されている。また、駆動体27の下端部には一対の突起27bが形成されており、これら突起27bは従動側スライド部材22の凹部22a内に挿入されてカム溝34と係合している。これにより従動側スライド部材22がガイド孔32aに沿って前後方向へ往復移動すると、その移動がカム溝34と突起27bの係合部分で垂直方向の動きに変換され、駆動体27がガイド溝33aに沿って上下方向へ往復移動する。
一方の回動リンク28は、軸受体33の一方の軸孔33bに挿入された軸部28aと、軸部28aの一端部から内方へ突出する突出片28bと、軸部28aから外方へ突出する支持片28cとを有しており、突出片28bは駆動体27の一方の支軸27aに回転可能に軸支されている。他方の回動リンク29は、軸受体33の他方の軸孔33cに挿入された軸部29aと、軸部29aの一端部から内方へ突出する突出片29bと、軸部28aから外方へ突出する支持片29cとを有しており、突出片29bは駆動体27の他方の支軸27aに回転可能に軸支されている。これにより駆動体27がガイド溝33aに沿って上下方向へ往復移動すると、両回動リンク28,29がそれぞれ軸部28a,29aを中心に回転駆動され、両支持片28c,29cが近接離反するように開閉動作する。
両回動リンク28,29の支持片28c,29cにはそれぞれ蝶の羽根を模した可動装飾体30が取り付けられており、図10に示すように、これら可動装飾体30は上層の光透過性シート30aと下層の光拡散シート30bとの2層構造となっている。前述した各LED36は可動装飾体30の下方に配置されており、各LED36から発せられた光は光拡散シート30bで拡散された後、透過性シート30aを透して遊技者に目視されるようになっている。また、両回動リンク28,29の突出片28b,29bの上方には蝶の胴体と頭部を模した固定装飾体31が配置されており、この固定装飾体31は支持体32と軸受体33との間に挟持されることで基台25の上部に固定されている。したがって、駆動体27の昇降動作に伴って両回動リンク28,29が固定装飾体31の下方の軸部28a,29aを中心に回転駆動されると、支持片28c,29cに取り付けられた一対の可動装飾体30が恰も羽ばたくように開閉動作する。
前述したように第1の可動役物17と第3の可動役物19も第2の可動役物18と基本的な構成は同じであるが、図11に示すように、各可動役物17,18,19はそれぞれ構造の異なるスライド部材21,22,23を備えている。すなわち、図3の矢印P1方向を先端、矢印P2方向を後端とすると、第1の可動役物17に備えられる駆動側スライド部材21にはカム溝37が形成されると共に、このカム溝37の形成箇所から突出する幅狭部分の先端側に突起21bが形成されている。また、第2の可動役物18に備えられる従動側スライド部材22(以下、これを第1の従動側スライド部材22という)には、前述したカム溝34よりも後端部に長溝22bが形成されると共に、カム溝34の形成箇所から突出する幅狭部分の先端側に突起22cが形成されている。さらに、第3の可動役物19に備えられる従動側スライド部材23(以下、これを第2の従動側スライド部材23という)にはカム溝38が形成されると共に、このカム溝38よりも後端部に長溝23aが形成されている。
第1の従動側スライド部材22の長溝22bは該スライド部材22の移動方向と略平行に延びており、第2の従動側スライド部材23の長溝23aも該スライド部材23の移動方向と略平行に延びている。図12と図13に示すように、駆動側スライド部材21の突起21bは第1の従動側スライド部材22の長溝22b内に挿入されており、これら突起21bと長溝22bによって第1の移動吸収手段39が構成されている。駆動側スライド部材21が矢印P1方向の移動末端位置にあるときの両従動側スライド部材22,23の停止位置を初期位置とすると、第1の従動側スライド部材22はコイルばねや板ばね等からなる弾性部材40によって初期位置に付勢されており、駆動側スライド部材21の移動に伴って突起21bが長溝22b内を移動する場合、駆動側スライド部材21の移動が第1の移動吸収手段39で吸収されることにより、第1の従動側スライド部材22は初期位置に停止した状態を維持する。そして、駆動側スライド部材21の矢印P2方向への移動に伴って突起21bが長溝22bの図示左端部に当接した時点で、駆動側スライド部材21と第1の従動側スライド部材22が矢印P2方向へ一体的に移動するため、第1の従動側スライド部材22は弾性部材40の付勢力に抗して初期位置から矢印P2方向へ駆動側スライド部材21と一体的に移動する。
一方、第1の従動側スライド部材22の突起22cは第2の従動側スライド部材23の長溝23aに挿入されており、これら突起22cと長溝23aによって第2の移動吸収手段41が構成されている。また、第2の従動側スライド部材23はコイルばねや板ばね等からなる弾性部材42によって初期位置に付勢されており、第1の従動側スライド部材22の移動に伴って突起22cと長溝23a内を移動する場合、第1の従動側スライド部材22の移動が第2の移動吸収手段41で吸収されることにより、第2の従動側スライド部材23は初期位置に停止した状態を維持する。そして、第1の従動側スライド部材22の矢印P2方向への移動に伴って突起22cが長溝23aの図示左端部に当接した時点で、駆動側スライド部材21と第1の従動側スライド部材22および第2の従動側スライド部材23が矢印P2方向へ一体的に移動するため、第2の従動側スライド部材23は弾性部材42の付勢力に抗して初期位置から矢印P2方向へ移動する。
駆動側スライド部材21のカム溝37は、図示左端の上段部を始点に傾斜方向を交互に異にする第1乃至第3の傾斜部37a,37b、37cが連続して右端の下段部に至るように形成されている。また、第1の従動側スライド部材22のカム溝34は、図示左端の上段部を始点に傾斜方向を交互に異にする第1および第2の傾斜部34a,34bが連続して右端の上段部に至るように形成されており、第2の従動側スライド部材23のカム溝38は、図示左端の上段部から傾斜部38aを経て右端の下段部に至るように形成されている。図14のタイミングチャートから明らかなように、第1の移動吸収手段39を構成する長溝22bはカム溝37の第1の傾斜部37aに対応する範囲に形成され、カム溝34の第1および第2の傾斜部34a,34bはカム溝37の第2および第3の傾斜部37b,37cに対応する範囲に形成されている。一方、第2の移動吸収手段41を構成する長溝23aはカム溝37の第2の傾斜部37bとカム溝34の第1の傾斜部34aに対応する範囲に形成され、カム溝38の傾斜部38aはカム溝37の第3の傾斜部37cとカム溝34の第2の傾斜部34bに対応する範囲に形成されている。
したがって、モータ20を駆動源として駆動側スライド部材21が支持ベース16上を図3の矢印P1−P2へ往復移動すると、この駆動側スライド部材21のカム溝37に係合する駆動体27は上下方向へ昇降動作を繰り返すが、第1および第2の従動側スライド部材22,23に係合する駆動体27は駆動側スライド部材21の移動位置に応じて選択的に昇降動作される。すなわち、駆動側スライド部材21の移動が第1の移動吸収手段39で吸収される範囲では、第1および第2の従動側スライド部材22,23がそれぞれ初期位置に停止した状態を維持するため、これら両従動側スライド部材22,23に対応する駆動体27は上下方向へ移動しない。また、駆動側スライド部材21の移動が第1の移動吸収手段39で吸収されずに第1の従動側スライド部材22と一体的に移動し、この移動が第2の移動吸収手段41で吸収される範囲では、第2の従動側スライド部材23のみが初期位置に停止した状態を維持するため、駆動側スライド部材21と第1の従動側スライド部材22に対応する駆動体27は昇降動作するが、第2の従動側スライド部材23に対応する駆動体27は上下方向へ移動しない。そして、駆動側スライド部材21の移動が第1および第2の移動吸収手段39,40で吸収されず、全てのスライド部材21,22,23が一体的に移動する範囲では、各スライド部材21,22,23に対応する全ての駆動体27が昇降動作する。
本実施形態例に係るパチンコ機の演出装置11においては、遊技球が始動入賞口12に入賞したとき、図示せぬ制御部に記憶された乱数発生器等によって大当たりの抽選を行い、その抽選結果に基づいてモータ20を回転制御して第1ないし第3の可動役物17,18,19を動作させることにより、画像表示画面10の表示内容と各可動役物17,18,19の動きを関連付けて遊技の演出効果が高められるようになっている。図12と図13に示すように、第1ないし第3の可動役物17,18,19が動作開始する前の待機状態において、駆動側スライド部材21は矢印P1方向の移動末端位置にあり、第1および第2の従動側スライド部材22,23はそれぞれ弾性部材40,42の付勢力を受けて初期位置に停止している。そして、かかる待機状態をホームポジションとしてモータ20を正逆いずれかの方向へ回転制御することにより、各駆動体27の突起27bと対応するスライド部材21,22,23のカム溝37,34,38との相対位置を変化させ、それに伴って各駆動体27を個別に昇降動作させて対応する可動装飾体30を開閉動作させる。
以下、かかる第1ないし第3の可動役物17,18,19の動作を図14に示すタイミングチャートを参照しつつ説明する。まず、図12と図13に示すように、動作開始前のホームポジションにおいて、各駆動体27の突起27bはいずれも対応するカム溝37,34,38の傾斜部37a,34a,38aの左端上段部と係合しているため、各駆動体27は軸受体33のガイド溝33aに沿って基台25の上昇位置へ移動しており、図8の実線で示すように、各駆動体27の支軸27aに連結された回動リンク28,29は軸部28a,29aを中心に外向きに回転駆動され、回動リンク28,29の支持片28c,29cに取り付けられた一対の可動装飾体30が最大角度に開放されている。したがって、第1ないし第3の可動役物17,18,19は、動作開始前の待機状態において恰も3匹の蝶が羽根を拡げた状態となっている。
かかる待機状態からモータ20が例えば正方向へ所定量だけ回転すると、その回転がピニオン24からラック21aを介して駆動側スライド部材21に伝達されるため、駆動側スライド部材21が矢印P1方向の移動末端位置から矢印P2方向へ移動開始し、それに伴って駆動側スライド部材21の突起21bが第1の従動側スライド部材22の長溝22b内を矢印P2方向へ移動する。この間、駆動側スライド部材21の移動が第1の移動吸収手段39で吸収されるため、第1の従動側スライド部材22は初期位置に停止した状態を維持し、第1の従動側スライド部材22に連結された第2の従動側スライド部材23も初期位置に停止した状態を維持する。その結果、駆動側スライド部材21のカム溝37とそれに係合する駆動体27の突起27bとの相対位置が図14中の「領域I」内で変化し、この間で該駆動体27の突起27bがカム溝37の第1の傾斜部37aを経て第2の傾斜部37bの下段側へと移行する。これにより、第1の可動役物17の駆動体27が軸受体33のガイド溝33aに沿って下降し、それに伴って回動リンク28,29が軸部28a,29aを中心に内向きに回転駆動されるため、図8の2点鎖線で示すように、一対の可動装飾体30が開放位置から閉じる方向へ回転する。
このとき第1の従動側スライド部材22と第2の従動側スライド部材23はそれぞれ初期位置に停止した状態を維持するため、第2の可動役物18と第3の可動役物19の駆動体27は上昇位置に停止したままで下降しない。したがって、モータ20を回転制御して駆動側スライド部材21を「領域I」内で矢印P1−P2へ往復移動すれば、図15(a)に示すように、第1の可動役物17だけを蝶の羽根が羽ばたくように開閉動作させることができ、この間、第2および第3の可動役物18,19は蝶の羽根を拡げたままの状態を維持することとなる。
しかる後、モータ20を正方向へ回転制御して駆動側スライド部材21が矢印P2方向へさらに移動し、駆動側スライド部材21のカム溝37と駆動体27の突起27bとの係合位置が「領域I」を越えて「領域II」まで達すると、駆動側スライド部材21の突起21bが長溝22bの図示左端部に当接して第1の従動側スライド部材22を押圧するため、駆動側スライド部材21と一緒に第1の従動側スライド部材22が弾性部材40の付勢力に抗して初期位置から矢印P2方向へ移動する。この間、第1の従動側スライド部材22の突起22cは第2の従動側スライド部材23の長溝23a内を矢印P2方向へ移動するため、第1の従動側スライド部材22の移動は第2の移動吸収手段41で吸収され、第2の従動側スライド部材23は初期位置に停止した状態を維持する。そして、この「領域II」内において、第1の可動役物17に備えられる駆動体27の突起27bはカム溝37の第2の傾斜部37bを経て第3の傾斜部37cの上段側へと移行するため、該駆動体27が下降位置から上昇して回動リンク28,29を外向きに回転駆動させ、一対の可動装飾体30が閉じた位置から開放する方向へ回転する。また、第2の可動役物18に備えられる駆動体27の突起27bはカム溝34の第1の傾斜部34aを経て第2の傾斜部34bの下段側へと移行するため、該駆動体27が上昇位置から下降して回動リンク28,29を内向きに回転駆動させ、一対の可動装飾体30が開放位置から閉じる方向へ回転する。したがって、モータ20を回転制御して駆動側スライド部材21を「領域II」内で矢印P1−P2へ往復移動すれば、図15(b)に示すように、第1の可動役物17と第2の可動役物18を蝶の羽根が羽ばたくように交互に開閉動作させることができ、この間、第3の可動役物19は蝶の羽根を拡げたままの状態を維持することとなる。
その後、モータ20を正方向へ回転制御して駆動側スライド部材21が矢印P2方向へさらに移動し、駆動側スライド部材21のカム溝37と駆動体27の突起27bとの係合位置が「領域II」を越えて「領域III」まで達すると、第1の従動側スライド部材22の突起22cが長溝23aの図示左端部に当接して第2の従動側スライド部材23を押圧するため、駆動側スライド部材21および第1の従動側スライド部材22と一緒に第2の従動側スライド部材23が弾性部材42の付勢力に抗して初期位置から矢印P2方向へ移動する。この「領域III」内において、第1の可動役物17に備えられる駆動体27の突起27bはカム溝37の第3の傾斜部37cを経て右端下段側へと移行するため、該駆動体27が上昇位置から下降して回動リンク28,29を内向きに回転駆動させ、一対の可動装飾体30が開放位置から閉じる方向へ回転する。また、第2の可動役物18に備えられる駆動体27の突起27bはカム溝34の第2の傾斜部34bを経て右端上段側へと移行するため、該駆動体27が下降位置から上昇して回動リンク28,29を外向きに回転駆動させ、一対の可動装飾体30が閉じた位置から開放する方向へ回転する。さらに、第3の可動役物19に備えられる駆動体27の突起27bはカム溝38の左端上段側から傾斜部38aを経て右端下段側へと移行するため、該駆動体27が上昇位置から下降して回動リンク28,29を内向きに回転駆動させ、一対の可動装飾体30が開放位置から閉じる方向へ回転する。したがって、モータ20を回転制御して駆動側スライド部材21を「領域III」内で矢印P1−P2へ往復移動すれば、図15(c)に示すように、第1および第3の可動役物17,19と第2の可動役物18とを蝶の羽根が羽ばたくように交互に開閉動作させることができる。
また、「領域III」内でモータ20を上記と逆方向へ回転すると、駆動側スライド部材21と第1および第2の第1の従動側スライド部材22,23が矢印P2方向の移動末端位置から矢印P1方向へ一体的に移動開始し、まず駆動側スライド部材21のカム溝37と駆動体27の突起27bとの係合位置が「領域III」を越えて「領域II」まで達する。この間、第1の従動側スライド部材22と第2の従動側スライド部材23はそれぞれ弾性部材40,42の付勢力を受けて矢印P1方向へ移動し、第2の従動側スライド部材23が初期位置まで戻ると、その後は第1の従動側スライド部材22の突起22cが第2の従動側スライド部材23の長溝23aの左端部から離れて右方向へ移動する。そして、駆動側スライド部材21のカム溝37と駆動体27の突起27bとの係合位置が「領域II」を越えて「領域I」まで達すると、この間、第1の従動側スライド部材22は弾性部材40の付勢力を受けて矢印P1方向へさらに移動し、第1の従動側スライド部材22が初期位置まで戻ると、その後は駆動側スライド部材21の突起21cが第1の従動側スライド部材22の長溝22aの左端部から離れて右方向へ移動してホームポジションに戻る。
このように本実施形態例に係るパチンコ機の演出装置11では、モータ20を駆動源として遊技機3の盤面上を水平方向へ往復移動する駆動側スライド部材21と、この駆動側スライド部材21に第1の移動吸収手段39を介して連結された第1の従動側スライド部材22と、この第1の従動側スライド部材22を初期位置に付勢する弾性部材40と、駆動側スライド部材21および第1の従動側スライド部材22の往復移動に伴ってそれぞれ上下方向へ昇降移動される駆動体27と、これら駆動体27の昇降動作に伴って開閉動作される回動リンク28,29とを備え、前記第1の移動吸収手段39として駆動側スライド部材21に設けた突起21bを第1の従動側スライド部材22に設けた長溝22bに挿入する構成となし、この突起21bが長溝22b内を移動することによって駆動側スライド部材21の移動が吸収されるようにしたので、駆動側スライド部材21の移動を第1の移動吸収手段39で吸収して第1の従動側スライド部材22が停止している場合は、駆動側スライド部材21に対応する駆動体27のみを昇降動作させ、駆動側スライド部材21の移動を第1の移動吸収手段39で吸収せずに第1の従動側スライド部材22が一体的に移動している場合は、駆動側スライド部材21と第1の従動側スライド部材22に対応する各駆動体27を昇降動作させることができ、1つのモータ20を駆動源として第1および第2の可動役物17,18を個別に動作させることができる。
また、第1の従動側スライド部材22に第2の移動吸収手段41を介して第2の従動側スライド部材23を連結すると共に、この第2の従動側スライド部材23を弾性部材42によって初期位置に付勢し、前記第2の移動吸収手段41として第1の従動側スライド部材22に設けた突起22cを第2の従動側スライド部材23に設けた長溝23aに挿入する構成としたので、モータ20を駆動源として駆動側スライド部材21が一方向の始点位置から終点位置まで移動する間に、まず第1の移動吸収手段39で駆動側スライド部材21の移動を吸収して第1および第2の従動側スライド部材22,23の両方を停止させた後、第1の移動吸収手段39の動力吸収を解除して駆動側スライド部材21と第1の従動側スライド部材22を一体的に移動させ、このときの第1の従動側スライド部材22の移動を第2の移動吸収手段41で吸収して第2の従動側スライド部材23のみを停止させ、しかる後、第2の移動吸収手段41の動力吸収を解除して第1および第2の従動側スライド部材22,23の両方を駆動側スライド部材21と共に移動させることができ、1つのモータ20を駆動源として第1ないし第3の可動役物17,18,19を個別に動作させることができる。
また、第1ないし第3の可動役物17,18,19の構成部材である可動装飾体30を上層の光透過性シート30aと下層の光拡散シート30bとの2層構造となし、支持ベース16の載置面16bに敷設された配線基板35上に複数のLED36を実装することにより、各LED36から発せられた光が光拡散シート30bで拡散された後、透過性シート30aを透して遊技者に目視されるようになっているので、各可動役物17,18,19による演出効果をより一層高めることができる。
なお、上記実施形態例では、1つのモータ20を駆動源として3つの可動役物17,18,19を個別に動作させる場合について説明したが、モータ20によって駆動される可動役物の数は3つに限定されず、例えば第2の従動側スライド部材23を省略して2つの可動役物17,18を動作させたり、第2の従動側スライド部材23に第2の移動吸収手段41と同様の構成を介して他の従動側スライド部材を連結することにより、4つ以上の可動役物を個別に動作させることも可能である。
また、上記実施形態例では、駆動側スライド部材21に設けた突起21bを第1の従動側スライド部材22に設けた長溝22bに挿入することによって第1の移動吸収手段39を構成した場合について説明したが、これとは逆に第1の従動側スライド部材22に設けた突起を駆動側スライド部材21に設けた長溝に挿入しても良く、同様に、第2の移動吸収手段41として第2の従動側スライド部材23に設けた突起を第1の従動側スライド部材22に設けた長溝に挿入する構成にしても良い。
また、上記実施形態例では、本発明による演出装置をパチンコ機に適用した場合について説明したが、本発明はスロットマシン等の他の遊技機にも適用可能である。
本発明の実施形態例に係るパチンコ機の斜視図である。 該パチンコ機に備えられる遊技盤の正面図である。 該遊技盤に配設される演出装置の平面図である。 該演出装置の側面図である。 該演出装置に備えられる可動役物の斜視図である。 該可動役物の平面図である。 該可動役物の側面図である。 図7のA−A線に沿う断面図である。 該可動役物の分解斜視図である。 図6のB−B線に沿う断面図である。 該可動役物に備えられるスライド部材の説明図である。 各スライド部材の連結状態を示す要部斜視図である。 図12から基台を省略して示す要部斜視図である。 各スライド部材のカム溝と各駆動体との係合関係を示すタイミングチャートである。 複数の可動役物の動作状態を示す要部斜視図である。
符号の説明
3 遊技盤
9 遊技領域
10 画像表示画面
11 演出装置
16 支持ベース
17,18,19 可動役物
20 モータ
21 駆動側スライド部材
21a ラック
21b 突起
22 第1の従動側スライド部材
22a 凹部
22b 長溝
22c 突起
23 第2の従動側スライド部材
23a 長溝
24 ピニオン
25 基台
27 駆動体
27a 支軸
27b 突起
28,29 回動リンク
30 可動装飾体
31 固定装飾体
30a 光透過性シート
30b 光拡散シート
32 支持体
32a ガイド孔
33 軸受体
33a ガイド溝
34 カム溝
34a 第1の傾斜部
34b 第2の傾斜部
35 配線基板
36 LED(光源)
37 カム溝
37a 第1の傾斜部
37b 第2の傾斜部
37c 第3の傾斜部
38 カム溝
38a 傾斜部
39 第1の移動吸収手段
40,42 弾性部材
41 第2の移動吸収手段

Claims (5)

  1. モータを駆動源として遊技機の盤面上を往復移動する駆動側スライド部材と、この駆動側スライド部材に移動吸収手段を介して連結された従動側スライド部材と、この従動側スライド部材を初期位置に付勢する弾性部材と、前記駆動側および従動側スライド部材の往復移動に伴ってそれぞれ該移動方向と略直交する方向へ昇降移動される駆動体と、この駆動体の昇降動作に伴って開閉動作される回動リンクとを備え、
    前記移動吸収手段が、前記駆動側および従動側スライド部材のいずれか一方に設けられた長溝と、いずれか他方に設けられて前記長溝に挿入された突起とからなり、前記駆動側スライド部材の往復移動に伴って前記突起が前記長溝内を移動するとき、該駆動側スライド部材の往復移動が前記移動吸収手段で吸収されて前記従動側スライド部材へ伝達されないように構成したことを特徴とする遊技機の演出装置。
  2. 請求項1の記載において、前記移動吸収手段を第1の移動吸収手段とし、前記従動側スライド部材を第1の従動側スライド部材としたとき、この第1の従動側スライド部材の前記駆動側スライド部材と反対側の端部に第2の移動吸収手段を介して第2の従動側スライド部材が連結されており、この第2の移動吸収手段が、前記第1および第2の従動側スライド部材のいずれか一方に設けられた長溝と、いずれか他方に設けられて前記長溝に挿入された突起とからなることを特徴とする遊技機の演出装置。
  3. 請求項2の記載において、前記駆動側スライド部材と前記第1および第2の従動側スライド部材にそれぞれカム溝が設けられており、これら各カム溝に前記駆動体に設けられた係合突起が係合することにより、前記駆動側スライド部材と前記第1および第2の従動側スライド部材の往復移動に伴って対応する前記駆動体が個別に昇降移動されることを特徴とする遊技機の演出装置。
  4. 請求項3の記載において、前記駆動側スライド部材の前記カム溝が傾斜方向を交互に異にする第1乃至第3の傾斜部を有し、前記第1の従動側スライド部材の前記カム溝が前記第2および第3の傾斜部に対応する傾斜部を有し、前記第2の従動側スライド部材の前記カム溝が前記第3の傾斜部に対応する傾斜部を有し、前記駆動側スライド部材の前記第1の傾斜部内での往復移動が前記第1の移動吸収手段によって吸収されると共に、前記駆動側スライド部材と前記第1の従動側スライド部材の前記第2の傾斜部内での往復移動が前記第2の移動吸収手段によって吸収されることを特徴とする遊技機の演出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項の記載において、前記回動リンクに蝶の羽根を模した光透過性シートが付設されていると共に、前記遊技機の盤面上に前記光透過性シートに光を照射する光源が配置されていることを特徴とする遊技機の演出装置。
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