JP2009141224A - 半導体装置の製造方法、および半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法、および半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エッジ部の割れや欠けを防ぐ構成を備えている半導体装置を、安価なコストにおいて、効率よく製造する。
【解決手段】本発明の半導体装置の製造方法では、電極パッド114が設けられたICチップ102の素子形成面上に、電極パッド114電気的に接続された、導電体の再配線118と、電極パッド114と再配線118とを取り囲むように形成され、両端を有する導電体の凸部112とを、めっき処理により同時に形成するめっき処理工程によって、半導体装置を製造する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ICチップ(半導体集積回路素子)を用いた半導体装置を製造する方法に関する。
現在、携帯電話等の携帯ツールには、IC(Integrated Circuit:半導体集積回路)チップが内蔵されている。ICチップはパッケージによって保護されており、携帯ツールの高機能化および小型化に伴い、該パッケージも高機能かつ小型軽量化することを求められている。そこで、パッケージを小型化するために、ICチップとパッケージとを同一のサイズにした、ウエハーレベルCSP(Chip Size Package)が考案されている。このウエハーレベルCSPでは、ウエハ状態のICチップ、つまり多数のICチップを、一括してパッケージングできる。
非特許文献1には、製品化された、代表的なウエハーレベルCSP400の構造が開示されている。図11は、ウエハーレベルCSP400の構造を示す、平面図および断面図である。
図11に示すように、ウエハーレベルCSP400のICチップ402には、アルミ電極パッド414が具備されており、ICチップ402上には、絶縁層416、420、再配線418、および外部接続端子422が形成されている。また、アルミ電極パッド414上の絶縁層416は除去されているため、アルミ電極パッド414と再配線418とは接合されている。さらに、外部接続端子422の下の絶縁膜420は除去されているため、外部接続端子422と再配線418とは接合されている。
また、図12は、個片化される前のウエハーレベルCSP400を示す図である。この図では、ウエハを切断する位置として、ダイシングライン426が示されている。
図13は、ウエハーレベルCSP400に個片化される前のウエハを示す図である。この図に示すように、ウエハ上には多数のICチップが並列している。このような状態のウエハは、図12において示したダイシングライン426において、ダイシングブレードにより切断されることによって、図中の矢印の先に示すようなウエハーレベルCSP400に個片化される。
また、図16は従来技術の半導体集積回路素子500を示す図である。半導体集積回路素子500の上面には、半導体集積回路素子の割れや欠けを検出するために、導電体パターン512および、二つの針あて測定用パッド522が設けられている。このような二つの測定用パッド522の間における電気抵抗変動を、モニターすることによって、割れや欠けが生じている不良半導体集積回路素子を選別できることが、特許文献1に開示されている。
特開平6−244254号公報(平成6年9月2日公開) 雑誌「日経マイクロデバイス1998−8(8月1日号)の特集記事(P.44〜P.59)」(日経BP社発行)
ところで、信頼性の高いICチップを提供するためには、上述した従来技術のように不良ICチップを検出するだけでなく、ICチップ自身の割れや欠けを防ぐ必要がある。
すなわち、上記ダイシング工程において、ウエハがウエハーレベルCSP400に個片化されるとき、ICチップ402のエッジ部におけるシリコンの割れや欠けが発生しやすい。また、ウエハーレベルCSP400を搬送する過程から、ウエハーレベルCSP400をプリント回路基板に実装する過程まで、常に上記ICチップ402におけるシリコンの割れや欠けが発生する危険性をともなう。
また、半導体集積回路素子500では、半導体集積回路素子500の電気回路部の割れや欠けを検出するために、導電体パターン512を設けている。上記導電体パターン512は、半導体集積回路素子500の電気回路領域の周囲を取り囲むように形成されている。しかしながら、上記導電体パターン512は、半導体集積回路素子500の割れや欠けを検出することを目的として配設されており、通常1μm以下の厚みを有する、アルミニウム等の金属および絶縁層により形成される、積層である。したがって、上記ICチップ402の割れや欠けを防止するために必要な強度として、十分ではないという問題がある。
また、半導体集積回路素子500における上記割れや欠けを検出する手段は、半導体集積回路素子500が単体の状態であるか、またはウエハの状態でなければ利用できない。すなわち、半導体集積回路素子500がパッケージに収納されている状態、さらにパッケージングされている半導体集積回路素子500が、プリント回路基板に実装されている状態では、半導体集積回路素子500の割れや欠けを検出できないという問題がある。
また、例えば、ICチップの割れや欠けを防ぐような構成を、ICチップに新たに追加して備えることが考えられる。しかしながら、不良ICチップを検出する構成とICチップを保護する構成とを、独立した工程により形成することは、製造工程を増やすこととなり、製造コストが増大するという問題も生じる。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、エッジ部の割れや欠けを防ぐ構成を備えている半導体装置を、安価なコストにおいて、効率よく製造することができる半導体装置の製造方法、および、この製造方法によって製造された半導体装置を提供することにある。
本発明の半導体装置の製造方法は、上記の課題を解決するために、電極パッドが設けられたICチップの素子形成面上に、前記電極パッドに電気的に接続された、導電体の再配線と、前記電極パッドと前記再配線とを取り囲むように形成され、両端を有する導電体の凸部とを、めっき処理により同時に形成するめっき処理工程を含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明は、電極パッドに接続された再配線と、電極パッドと再配線とを取り囲み、両端を有する導電体の凸部を、めっき処理により同時に形成する。
具体的には、まず、ICの素子や回路、および電極パッドが設けられたウエハを用意する。このとき、ICの素子や回路の上には、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて形成されたパシベーションと呼ばれる絶縁膜が形成されている。なお、電極パッドの上には上記パシベーションは形成されていない。
次に、上記ウエハの全面に、スパッタリングを用いて金属薄膜を形成し、さらに該金属薄膜上にはフォトレジストを塗布する。ここで、再配線および凸部を形成するような所定のパターンのフォトレジストは除去する。
その後、上記パターン、すなわち金属薄膜が露出した部分に、例えば銅を成長させる、めっき処理工程に移る。このようにめっき処理した後、前記フォトレジストを除去し、さらに、露出した金属薄膜を化学的にエッチングすることによって、最配線および凸部を形成する。
また、上記凸部は、電極パッドと再配線とを取り囲むように設けられており、例えば5〜15μm程度の厚みを有しているため、シリコンのエッジ部の割れや欠けを防ぐことができる。
さらに、例えば、上記凸部からは引き出し線が伸びており、ICチップに設けられた外部接続端子に接続されている。このため、ICチップに割れや欠けが発生することによって凸部の電気的導通が切断されると、引き出し線に接続している外部接続端子までの電気回路が遮断されることから、割れや欠けの有無を決定できる。
以上のように、本発明の製造方法によると、エッジ部の割れや欠けを防ぐ構成を備えている半導体装置を、安価なコストにおいて、効率よく製造することができるという効果を奏する。
また、本発明の半導体装置の製造方法では、前記めっき処理工程の後に、絶縁性の有機膜によって前記凸部を覆う有機膜形成工程をさらに含むことが好ましい。
上記の構成によれば、有機膜形成工程では、めっき処理工程によって形成された凸部を有機膜によって覆う。すなわち、例えば、凸部は銅によって形成されているため、保護膜等によって覆われていない状態では、酸化により脆弱になりやすい。したがって、凸部を有機膜によって覆うことによって、凸部の酸化を防ぐことができる。
また、上記の有機膜形成工程として、有機膜によって凸部のみを覆う工程を、新たに設ける必要はない。つまり、ICチップの素子形成面を、有機膜によって保護する工程において、同時に凸部をも覆うことができる。したがって、新たに凸部を覆うための工程を追加しなくてもよいため、信頼性の高い半導体装置を効率的に製造することができる。
また、本発明の半導体装置の製造方法では、前記めっき処理工程では、前記凸部の両端から伸びる引き出し線と、さらに、前記凸部の任意の箇所から伸びる、少なくともひとつの引き出し線とを形成することが好ましい。
上記の構成によれば、上記凸部の両端から伸びる引き出し線のほかに、少なくともひとつの引き出し線をめっき処理により形成する。
このように、引き出し線を設けることにより、例えば、ICチップのシリコンに割れや欠けが生じている場合、凸部の電気的導通を分割して把握できることから、該シリコンの割れや欠けの箇所を絞り込むことができるという効果を奏する。
また、本発明の半導体装置の製造方法では、前記電極パッドから伸びる再配線の先端、および前記凸部の両端から伸びる引き出し線の先端に外部接続端子を形成する外部接続端子形成工程をさらに含むことが好ましい。
上記の構成によれば、再配線および引き出し線の先端において、外部接続端子を形成する。このように、再配線および引き出し線が外部接続端子に接続されていることにより、例えば、ICチップのシリコンに割れや欠けが生じたとき、シリコンの破損箇所を検出できるという効果を奏する。
また、本発明の半導体装置の製造方法では、さらに、前記めっき処理工程は、前記再配線と前記凸部とを銅めっき処理により同時に形成する工程であることが好ましい。
上記の構成によれば、再配線と凸部とを、銅めっき処理により形成する。このように、再配線と凸部とが銅であることによって、これら金属配線における電気抵抗が小さくなるという効果を奏する。
また、本発明の半導体装置の製造方法では、前記めっき処理工程によって形成された前記凸部の表面に、ニッケルめっき処理により前記凸部を被覆するニッケルめっき処理工程と、前記ニッケルめっき処理工程によってニッケルにより被覆された凸部の表面に、さらに金をめっき処理することによって前記凸部を被覆する金めっき処理工程とをさらに含むことが好ましい。
上記の構成によれば、めっき処理工程によって形成された凸部の表面に、ニッケルめっき処理工程によって凸部にニッケルを被覆し、さらに金めっき処理工程によって凸部に金を被覆する。
上述のように、凸部は銅によって形成されているため、酸化されやすい。したがって、凸部の表面に、耐酸化性を有する金属である、金を被覆することによって、銅の酸化を防ぐことができる。また、銅の表面に金を直接被覆すると、金が銅に拡散する。したがって、この拡散を防ぐために、銅と金との間に、ニッケルを被覆する。これによって、腐食しやすい銅の表面を保護し、凸部の酸化や劣化を防ぐことができるという効果を奏する。
また、本発明の半導体装置の製造方法では、さらに、前期凸部の厚みは、5〜15μmであることが好ましい。
上記の構成によれば、めっき処理工程によって形成する凸部の厚みは、5〜15μmである。このような厚みを設けることによって、ICチップのエッジ部におけるシリコンの割れや欠けを防ぐことができる。また、上述の厚みは、ICチップの外周を補強し、かつ、凸部の占める領域を必要最小限になるように導き出された値である。
本発明に係る半導体装置は、上記の課題を解決するために、上述したいずれかの製造方法によって製造されたことを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係る半導体装置の製造方法と同様の作用効果を奏する。
本発明に係る他の半導体装置は、上記の課題を解決するために、ICチップの素子形成面上に設けられた電極パッドと、前記電極パッドに電気的に接続された、導電体の再配線と、前記導電体の再配線に電気的に接続された第1の外部接続端子と、前記電極パッドと前記再配線とを取り囲むように形成され、両端を有する導電体の凸部と、前記凸部の一端に電気的に接続された第2の外部接続端子と、前記凸部の他端に電気的に接続された第3の外部接続端子と、を有する半導体装置において、前記凸部および前記再配線は、同一素材かつ同一厚みを有することを特徴とする半導体装置。
上記の構成によれば、本発明に係る半導体装置は、導電体の凸部および再配線を、同一素材かつ同一厚みになるように形成する。このとき、凸部および再配線は、めっき処理工程により、同時に形成される。したがって、ふたつの構成をひとつの工程において形成することができるため、安価な製造コストにより製造できるという効果を奏する。
また、主要な電気回路の周辺を取り囲むように配設される凸部は、電気回路を形成しているシリコンを上部から補強しており、凸部における損傷が検出されたとき、損傷はさらに凸部の内側の電気回路にまで達していると考えられる。
以上のように、本発明に係る半導体装置の製造方法は、電極パッドが設けられたICチップの素子形成面上に、前記電極パッドに電気的に接続された、導電体の再配線と、前記電極パッドと前記再配線とを取り囲むように形成され、両端を有する導電体の凸部とを、めっき処理により同時に形成するめっき処理工程を含むため、エッジ部の割れや欠けを防ぐ構成を備えている半導体装置を、安価なコストにおいて、効率よく製造することができるという効果を奏する。
本発明に係る一実施形態について、図1〜図10に基づいて説明すると以下のとおりである。
〔実施形態1〕
図1は、本発明に係るウエハーレベルCSP(Chip Size Package)100の構成を示す平面図および断面図である。本ウエハーレベルCSP100は、本発明に係る半導体装置の一具体例である。図1に示すように、ウエハーレベルCSP100は、ICチップ102と、導電体の凸部112と、電極パッド114と、第1の絶縁層116と、再配線としての金属配線118と、第2の絶縁層120と、外部接続端子122(第1の外部接続端子)とを備えている。
図1の断面図を用いてウエハーレベルCSP100の構成を説明すると、ICチップ102の上面では、その左右両端に電極パッド114が配設されている。また、ICチップ102の上面全体には、第1の絶縁層116が形成されている。ただし、電極パッド114および、凸部112が形成される位置には、第1の絶縁層116は形成されていない。また、第1の絶縁層116の上面には、電極パッド114に接続された再配線118と、再配線118の無い領域において、第2の絶縁層120とが形成されている。さらに、上記凸部112は、電極パッド114と再配線118とを取り囲むように配設されている。ただし、外部接続端子122を搭載する再配線118および、凸部112の上部には、第2の絶縁層120は形成されない。
ここで、凸部112は、図1の平面図において示す斜線部分である。この図に示すように、凸部112は、電極パッド114および再配線118等の、電気回路が形成されている領域を取り囲むように設けられており、5〜15μm程度の厚みを有する。このような厚みにすることによって、ICチップ102のエッジ部における、シリコンの割れや欠けを防ぐことができる。
また、凸部112からは、外部接続端子122a(第2の外部接続端子)および外部接続端子122b(第3の外部接続端子)に伸びる引き出し線が形成されている。すなわち、凸部112は両端を有しており、その一端が外部接続端子122aに接続され、他端が外部接続端子122bに接続されている。この引き出し線があることによって、例えば図6のような、ICチップ102のエッジ部の欠け124が生じたときに、割れや欠けの有無を決定することができる。
本発明の半導体装置の製造方法では、詳しくは後述するが、上述の凸部112および、引き出し線を含む再配線118をめっき処理というひとつの工程により、同時に形成することができる。
図2は、本発明に係るウエハーレベルCSP100に個片化される前の状態を示す平面図および断面図である。ウエハをウエハーレベルCSP100に個片化する際、この図に示すダイシングライン126を切断位置として利用する。このように、本実施例では、従来技術と同様に、ウエハの状態のウエハーレベルCSP100を加工する。
(半導体装置の製造過程)
次に、本発明に係るウエハーレベルCSP100の製造過程を図3〜図5に示す。
図3の(a)〜(c)は、ウエハ上面に絶縁性の薄膜を形成する工程から、第1の絶縁層116を形成する工程までを示す。
まず、図3(a)に示すウエハを準備する。このウエハには、電気信号の入出力および電源となる電極パッド114、および、図示しないICの素子および電気回路部が設けられている。電極パッド114の表層は、アルミニウム(Al)により形成されている。また、ウエハの両端に、ダイシングライン126を示している。さらに、少なくとも電極パッド114を除くウエハ上面全体の表層部には、特に図示しないが、CVD法によって、厚さ0.5μm程度の、酸化膜または窒化膜等の絶縁性の薄膜が形成されている。
次に図3(b)に示すように、ウエハ上面全体に、スピンナによって、後に第1の絶縁層116となる感光性絶縁材を塗布する。さらに、ウエハ上面において、電極パッド114、およびダイシングライン126の周辺上部を除いて、第1の絶縁層116が形成されるような所定のパターンを露光機によって露光する。
なお、この感光性絶縁体として、例えば有機材料の一種であるポリイミド、ベンゾシクロブテン(BCB)、またはポリベンゾオキサゾール(PBO)を用いる。
(第1の絶縁層116)
図3(c)は第1の絶縁層116を形成する過程を示す図である。ここで、図3(b)において所定のパターンを露光された感光性絶縁材は、図3(c)に示すように、感光の有無によりパターニングされ、第1の絶縁層116となる。また、第1の絶縁層116は、電極パッド114、およびダイシングライン126の周辺上部には形成されない。
また、例えば、非感光性の絶縁材を第1の絶縁層116として使用する場合には、感光性レジストを用いる。つまり、スピンナによってウエハ上面全体に対して非感光性絶縁材を塗布したあと、さらにその上に感光性レジストを塗布する。具体的には、非感光性絶縁材の上に塗布された感光性レジストに対して、露光機によって所定のパターンを露光する。さらに、感光の有無により感光性レジストをパターニングする。このとき、感光性レジストが除去された部分、すなわち非感光性絶縁材が露出している部分を、化学的エッチングによって除去する。その後、残存する感光性レジストを化学的エッチングにより剥離することによって、非感光性絶縁材を用いた第1の絶縁層116が形成される。
次に、図4の(a)〜(c)は、ウエハ上に金属薄膜を形成する工程から、金属配線を形成する工程までを示す。
図4(a)では、まずウエハ上面全体に、図示しないが、スパッタリングによって、銅/チタン(Cu/Ti)、銅/クロム(Cu/Cr)、または銅/チタンタングステン(Cu/TiW)等の金属薄膜を形成する。また、この金属薄膜は、0.1〜0.3μm程度の厚みを有する。
ここで、電極パッド114の表層はアルミニウムにより形成されており、また、後のめっき処理工程により形成される金属配線の主成分は、銅である。このとき、アルミニウムおよび銅は、密着していると相互拡散が起こりやすい。そこで、電極パッド114と、めっき処理後に形成される銅との間に、Ti、Cr、またはTiWによる薄膜のバリア層を形成することによって、アルミニウムおよび銅の金属拡散を防ぐことができる。
また、さらにその上に形成される銅の薄膜は、後のめっき処理工程により、ウエハ上面に形成される金属配線のための、シード層となる。上記めっき処理には、電界めっき法と無電解めっき法とがあるが、本発明に係る製造方法においては、電界めっき法により説明する。
次に、金属薄膜が形成されたウエハ上面全体に、スピンナによって感光性レジスト128を塗布する。また、露光機によって、感光性レジスト128を形成するような所定のパターンを露光する。その後、化学的エッチングにより、感光性レジスト128を形成しない部分を除去することによって、感光性レジスト128をパターニングする。
(めっき工程)
図4(b)は、電解めっきによって銅を成長させる過程を示す図である。まず、ウエハの外周近傍に、図示しない複数のピンを当てる。次に、スパッタリングにより形成された金属薄膜部に該ピンを接触させ、電解めっきにより銅を成長させる。このとき、感光性レジスト128が存在しない部分に成長した銅は、後に再配線118および凸部112となる。このとき、この銅の厚みを、5〜15μmとなるように制御する。
(金属配線形成工程)
図4(c)は、金属配線を形成する課程を示す図である。図4(a)においてウエハ上に形成された感光性レジスト128を、化学的エッチングにより剥離する。このとき、スパッタリングによって形成された、図示しない金属薄膜は、感光性レジスト128を剥離したことによって露出している。この露出部分の金属薄膜を、エッチングにより完全に除去することによって、再配線118および凸部112が同時に形成される。このとき、ICチップ102の周囲を巡るように配置された凸部112の幅は、10〜20μmとなるように設ける。
図5の(a)〜(c)は、第2の絶縁層120を形成する工程からウエハーレベルCSP100に個片化する工程までを示す。
図5(a)は、第2の絶縁層120を形成する過程を示す図である。この図に示すように、めっき処理により金属配線が形成されているウエハ上面全体に、ふたたび感光性絶縁材をスピンナによって塗布する。次に、第1の絶縁層116の形成過程において述べたように、露光機によって所定のパターンを露光する。さらに、化学的エッチングにより感光性絶縁材をパターニングすることによって、第2の絶縁層120を形成する。また、第2の絶縁層120を形成するとき、上記所定のパターンに従い、一部の感光性絶縁材を除去する。すなわち、外部接続端子122が形成される再配線118と、ダイシングライン126と、凸部112とにおいて、それらの上部に形成された感光性絶縁材を除去する。なお、図5(a)の工程では、感光性絶縁体として、例えば第1の絶縁材116と同様に、有機材料の一種であるポリイミド、ベンゾシクロブテン(BCB)、またはポリベンゾオキサゾール(PBO)を用いる。
なお、このようにウエハ上に形成された感光性絶縁材は、第2の絶縁層120となる。また、例えば第2の絶縁層120として、非感光性の絶縁材を使用する場合は、第1の絶縁層116の形成過程において述べた方法によって形成できる。
(外部接続端子122)
図5(b)は、外部接続端子122を形成する過程を示す図である。この図に示すように、第2の絶縁層120が除去された再配線118の上部には、はんだ製の外部接続端子122を形成する。この外部接続端子122は、スズ/銀/銅(Sn/Ag/Cu)により形成されている。
すなわち、まず、上述の第2の絶縁層120が除去された再配線118の上部に、スズ/銀/銅(Sn/Ag/Cu)系のはんだボールを搭載する。次に、このはんだボールを加熱溶融したあとに、室温に戻す。これらの作業により、はんだ製の外部接続端子122を形成する。
また、外部接続端子122を形成するとき、例えば、はんだボールを搭載しなくてもよい。その場合は、第2の絶縁層120が除去された再配線118の上部に、はんだペーストを印刷して加熱溶融したあと、室温に戻すことによって外部接続端子122を形成する。
(ダイシング)
図5(c)はウエハを各ウエハーレベルCSP100に個片化する過程を示す図である。この図に示すように、ウエハのダイシングライン126部をブレードによって切断することによって、各ウエハーレベルCSP100に個片化される。その結果、本発明に係る半導体装置の一形態である、ウエハーレベルCSP100が完成する。
前述したように、図14および図15に示すような、絶縁層416の下に潜り込むほどのICチップの欠け424は、電気回路が形成されている領域に達しているため、装置の信頼性を損ない、さらにはICチップが機能しないという致命的な問題となる。
ここで、ウエハーレベルCSP100の構成では、割れや欠けが起こりやすいICチップ102の上部輪郭を、厚みを有する凸部112によって補強している。これによって、例えば、振動、衝撃、または物理的な接触があったとしても、ICチップ102の割れや欠けを最小限に留めることができる。
また、上述したように、ウエハーレベルCSP100の凸部は、銅により形成されており、かつ露出しているため、酸化されやすい。したがって、凸部112の表面を、酸化されにくい金によりコーティングすることによって、上記のように凸部112が露出している構成においても、凸部112の酸化を防ぐことができる。このとき、凸部112の表面に直接金を形成すると、金が銅へ拡散することがある。したがって、この拡散を防ぐために、金を凸部112に形成する前に、まずニッケルを凸部112に形成する。
具体的には、めっき処理により、ニッケルおよび金を凸部112に形成する。すなわち、銅めっき処理工程のあとに、続けてニッケルおよび金めっき処理工程を追加すればよい。このとき、外気に触れる凸部112の表面に、耐酸化性を有する金属である、金を被膜することにより、凸部112の酸化を防ぐことができる。また、凸部の酸化を防ぐためには、ニッケルおよび金の厚みとして、それぞれ2〜8μmおよび0.1μmの厚みを有することが望ましい。
また、凸部112に加えて、外部接続端子122に接続された引き出し線も同時に備えている。したがって、図6に示すようなエッジ部の欠け124がさらに進行して、凸部112を破壊もしくは切断したか否かを、引き出し線を介して外部接続端子122と接続された、凸部112の導通状態から把握できる。また、例えば、ウエハーレベルCSP100を、基板に実装したとしても、ICチップ102の割れや欠けを把握できる。
以上のように、本発明に係るウエハーレベルCSP100の製造方法は、ICチップ102の素子形成面上に、電極パッド114に接続された再配線118と、電極パッド114と再配線118とを取り囲む凸部112とを、めっき処理により同時に形成する。これによって、ICチップ102のエッジ部の割れや欠けを防止し、また、割れや欠けが生じているICチップ102を検出することができる。
〔実施形態2〕
本発明に係る第2の実施形態について、図7および図8を参照して以下に説明する。
図7は、本発明に係るウエハーレベルCSP200の構成を示す平面図および断面図である。本ウエハーレベルCSP200は、本発明に係る半導体装置の一具体例である。この図に示すように、ウエハーレベルCSP200は、ICチップ202と、導電体の凸部212と、電極パッド214と、第1の絶縁層216と、再配線としての金属配線218と、第2の絶縁層220と、外部接続端子222(第1の外部接続端子)とを備える。
図7の断面図を用いてウエハーレベルCSP200の構成を説明すると、ICチップ202の上面では、その左右両端に電極パッド214が配設されている。また、ICチップ202の上面全体には、第1の絶縁層216が形成されている。ただし、電極パッド214および、凸部212が設けられる位置には、第1の絶縁層216は形成されていない。また、第1の絶縁層216の上面には、電極パッド214に接続された再配線218が形成されている。さらに、その上面全体には、第2の絶縁層220が形成されている。ただし、外部接続端子222が搭載される再配線218の上部には、第2の絶縁層220が形成されない。
ここで、図7の平面図を用いて説明するが、この図において示す斜線部分は凸部212であり、凸部212からは、外部接続端子222a(第2の外部接続端子)および外部接続端子222b(第3の外部接続端子)に伸びる引き出し線が形成されている。
このように、ウエハーレベルCSP200の構成とウエハーレベルCSP100の構成との相違点は、凸部212が第2の絶縁層220によって覆われていることにある。
上述したように、凸部212は銅により形成されているため、酸化されやすく、酸化にともなって脆弱になりやすい。したがって、ウエハーレベルCSP100のように、凸部112が露出した状態では、より酸化の影響を受けやすい。そのため、ウエハーレベルCSP200では、凸部212を第2の絶縁層220により封止することにより、銅によって形成されている凸部212を保護している。
ここで、ウエハーレベルCSP200を製造する際、ウエハーレベルCSP100における第2の絶縁層120を形成する工程を利用することによって、第2の絶縁層220によって凸部212を覆う工程を省略することができる。具体的には、ウエハ上面に露光するパターンを凸部212まで完全に覆うようにする。
なお、感光性絶縁材として、例えば有機材料の一種であるポリイミド、ベンゾシクロブテン(BCB)、またはポリベンゾオキサゾール(PBO)を用いる。このとき、第2の絶縁層220として、例えば非感光性の絶縁材を使用することもできる。
このように、ウエハーレベルCSP200の構成では、凸部212を第2の絶縁層220により封止している。したがって、割れや欠けが起こりやすいICチップ202の上部輪郭が、上記の構成によりさらに補強されているため、装置の信頼性をより高めることができる。
第1の実施形態に係るウエハーレベルCSP100と同様に、ウエハーレベルCSP200においても、ICチップの上部輪郭が凸部212によって補強されている。したがって、振動、衝撃、または物理的な接触によって、ICチップのエッジが欠けたとしても、図8に示す欠け224が凸部212を超えてICチップの内部に進入しにくい。したがって、発生する欠けを最小限に抑制することができる。
さらに、ウエハーレベルCSP200においても、引き出し線を設けている。したがって、図8に示すようなエッジ部の欠け224がさらに進行して、凸部212を破壊または切断したか否かを、引き出し線を介して外部接続端子222と接続された、凸部212の導通状態から把握できる。すなわち、ウエハーレベルCSP200を基板に実装したとしても、ICチップ202の割れや欠けを把握できる。さらに、凸部212を絶縁層220によって覆ったとしても、引き出し線を介して凸部212に接続された、外部接続端子222を増やすことができる。
〔実施形態3〕
本発明に係る第3の実施形態について、図9〜図10を参照して以下に説明する。
図9は、本発明に係るウエハーレベルCSP300の構成を示す平面図および断面図である。本ウエハーレベルCSP300は、本発明に係る半導体装置の一具体例である。この図に示すように、ウエハーレベルCSP300は、ICチップ302と、導電体の凸部312と、電極パッド314と、第1の絶縁層316と、再配線としての金属配線318と、第2の絶縁層320と、外部接続端子322(第1の外部接続端子)とを備える。
図9の断面図を用いてウエハーレベルCSP300の構成を説明すると、ICチップ302の上面には、左右両端に電極パッド314が配設されている。また、ICチップ302の上面全体には、第1の絶縁層316が形成されている。ただし、電極パッド314および、凸部312が形成される位置には、第1の絶縁層316は形成されていない。また、第1の絶縁層316の上面には、電極パッド314に接続された再配線318と、再配線318の無い領域において、第2の絶縁層320とが形成されている。さらに、上記凸部312は、電極パッド314と再配線318とを取り囲むように配設されている。ただし、凸部312および再配線318の上部に搭載される外部接続端子322の位置には、第2の絶縁層320が形成されない。
ここで、図9の平面図を用いて説明するが、この図において示す斜線部分は凸部312であり、凸部312からは、外部接続端子322a(第2の外部接続端子)および外部接続端子322b(第3の外部接続端子)に伸びる引き出し線が形成されている。
以上のようなウエハーレベルCSP300の構成は、前述したウエハーレベルCSP100と同様の構成である。しかしながら、ウエハーレベルCSP300には、引き出し線が複数存在するという点において、ウエハーレベルCSP100の構成とは異なる。
このとき、上記引き出し線は、凸部312の任意の箇所から延長され、それぞれ外部接続端子322c、322d、および322eに接続されている。このように、複数の引き出し線を設けることによって、ふたつの引き出し線を設けているときよりも、ICチップ302の割れや欠けの箇所を絞込みやすい。すなわち、引き出し線に接続される外部接続端子322の数を増やすことによって、例えばICチップ302のエッジ部が欠けて、ICの機能を失ったとき、ICチップ302における割れや欠けの箇所を特定しやすい。したがって、本実施例において示した引き出し線の数には限定しない。
図10は、本発明に係るウエハーレベルCSP300をプリント回路基板330に実装した状態を示す図である。この図に示すように、プリント回路基板330は、ベース部332と、プリント回路基板上の配線およびパッド334と、ソルダーレジスト336とを備える。
ここで、プリント回路基板上の配線およびパッド334は、図示しないが、本実施例以外の半導体装置および電子部品が実装される部分に設けられている。また、プリント回路基板上の配線およびパッド334は、図9に示したウエハーレベルCSP300の外部接続端子322と接続される部分にも設けられている。さらに、検出用パッド334cおよび334dは、凸部312から引き出された特定の外部接続端子322cおよび322dと、配線334により接続されることによって、接合している。
また、ソルダーレジスト336は、ウエハーレベルCSP300、検出用パッド334cおよび334d、ならびに本実施例以外の半導体装置および電子部品が実装される部分には形成されていない。
ここで、例えば、シリコンの割れや欠けが、外部接続端子322cおよび322dに接続されているふたつの引き出し線に挟まれる凸部312にかかるように発生したとする。その場合には、プリント回路基板300上に設けた検出用パッド334cと334dとの間の電気的導通を検査することにより、シリコンの割れや欠けを把握できる。したがって、ウエハーレベルCSP300をプリント回路基板に実装した状態においても、シリコンの割れや欠けを検出することができる。
さらに、このような凸部312の割れや欠けの検出は、322cと322dとの間に限定されない。例えば、322aと322eとの間、または322bと322cとの間においても、同様に凸部312の割れや欠けを検出できる。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、高機能かつ小型軽量化したICチップにおいても、補強およびメンテナンスが可能であるため、携帯電話など小型の携帯ツールに搭載する半導体装置の製造に適用できる。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の構成を示す平面図および断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置が個片化される前の状態を示す平面図および断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法における、絶縁層を形成する工程を示すものであり、(a)〜(c)は、ウエハの断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法における、めっき処理工程を示すものであり、(a)〜(c)は、ウエハの断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法における、再配線および外部接続端子を形成する工程を示すものであり、(a)〜(c)は、ウエハの断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置におけるICチップのエッジ部が欠けた状態を示す平面図および断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の構成を示す平面図および断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置におけるICチップのエッジ部が欠けた状態を示す平面図および断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の構成を示す平面図および断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置をプリント回路基板に実装した状態を示す断面図である。 従来の半導体装置であるウエハーレベルCSPの構成を示す平面図および断面図である。 従来の半導体装置が個片化される前の状態のウエハを示す平面図および断面図である。 従来の半導体装置が個片化される前の状態のウエハを示す図である。 従来の半導体装置におけるICチップのエッジ部が欠けた状態を示す平面図および断面図である。 従来の半導体装置におけるICチップのエッジ部が欠けた状態を示す斜視図である。 従来の半導体装置におけるICチップのエッジ部の割れや欠けを検出するパターンを示す平面図である。
符号の説明
100,200,300 本発明の実施例を示すウエハーレベルCSP
400,500 従来例を示すウエハーレベルCSP
102,202,302 ICチップ
112,212,312 導電体の凸部
114,214,314,414 ICに形成された電極パッド
116,216,316,416 第1の絶縁層
118,218,318,418 再配線
120,220,320,420 第2の絶縁層
122,222,322,422 外部接続端子
124,224,424 ICチップのエッジ部の欠け
126,426 ダイシングライン
128 感光性レジスト
330 プリント回路基板
332 プリント回路基板のベース部
334 プリント回路基板上の配線およびパッド
334c,334d 検出用パッド
336 ソルダーレジスト
512 導電体パターン
522 針あて測定用パッド

Claims (9)

  1. 半導体装置の製造方法であって、
    電極パッドが設けられたICチップの素子形成面上に、前記電極パッドに電気的に接続された、導電体の再配線と、
    前記電極パッドと前記再配線とを取り囲むように形成され、両端を有する導電体の凸部とを、めっき処理により同時に形成するめっき処理工程を含むことを特徴とする製造方法。
  2. 前記めっき処理工程の後に、絶縁性の有機膜によって前記凸部を覆う有機膜形成工程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記めっき処理工程では、前記凸部の両端から伸びる引き出し線と、さらに、前記凸部の任意の箇所から伸びる、少なくともひとつの引き出し線とを形成することを特徴とする請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 前記電極パッドから伸びる再配線の先端、および前記凸部の両端から伸びる引き出し線の先端に外部接続端子を形成する外部接続端子形成工程をさらに含むことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の製造方法。
  5. 前記めっき処理工程では、前記再配線と前記凸部とを銅めっき処理により同時に形成することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の製造方法。
  6. 前記めっき処理工程によって形成された前記凸部の表面に、ニッケルめっき処理により前記凸部を被覆するニッケルめっき処理工程と、
    前記ニッケルめっき処理工程によってニッケルにより被覆された凸部の表面に、さらに金をめっき処理することによって前記凸部を被覆する金めっき処理工程とをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の製造方法。
  7. 前期凸部の厚みは、5〜15μmであることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の製造方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の製造方法によって製造されたことを特徴とする半導体装置
  9. ICチップの素子形成面上に設けられた電極パッドと、
    前記電極パッドに電気的に接続された、導電体の再配線と、
    前記導電体の再配線に電気的に接続された第1の外部接続端子と、
    前記電極パッドと前記再配線とを取り囲むように形成され、両端を有する導電体の凸部と、
    前記凸部の一端に電気的に接続された第2の外部接続端子と、
    前記凸部の他端に電気的に接続された第3の外部接続端子と、を有する半導体装置において、
    前記凸部および前記再配線は、同一素材かつ同一厚みを有することを特徴とする半導体装置。
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