JP2009140717A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体発光素子及び回路部品が実装される基板により封止樹脂を溜めることができるようにした照明装置を提供する。
【解決手段】ダウンライト(照明装置)1は、素子実装基板4、部品実装基板15、素子実装基板4、回路部品20、複数のLED(半導体発光素子)11、及び透光性の封止部材25を具備する。部品実装基板15には、壁面15aによって規定された通孔16を有しているとともに、配線パターン18が設けられている。回路部品20を部品実装基板15に配線パターン18に接続して搭載し、この回路部品20でLED11の点灯を制御する。素子実装基板4を部品実装基板15の他面に固定し、この素子実装基板4で通孔16を閉じる。LED11を素子実装基板4の通孔16側に実装する。封止部材25を埋めて通孔16に溜めてLED11を封止したことを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、LED(発光ダイオード)等の半導体発光素子を複数備えるとともに、これらの素子が透光性の封止樹脂で封止された構成を備える照明装置に関する。
従来、プリント基板の一面に複数のLEDベアチップをフリップチップ実装又はワイヤーボンディングによってマトリックス状の配置にして実装するとともに、各LEDベアチップが収容される複数の孔を有した反射板を、プリント基板の前記一面に接着剤により貼着し、このプリント基板の各孔に透光性の封止樹脂を充填した照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−193357号公報(段落0012−0038、図1−図10)
特許文献1で例示されるように従来は、LEDベアチップを埋めた状態に封止樹脂を溜めるための専用部品として、この封止樹脂が充填される孔を有した反射板をプリント基板とは別に用意している。したがって、部品点数が多い。なお、反射板を省略すると、LEDベアチップを封止樹脂で封止する際に、ポッティングにより供給される未硬化の封止樹脂を所定位置に塞き止めることが困難になる。
本発明の目的は、半導体発光素子及び回路部品が実装される基板により封止樹脂を溜めることができるようにした照明装置を提供することにある。
請求項1の発明は、壁面によって規定された通孔を有するとともに配線パターンが設けられた部品実装基板と;この部品実装基板に前記配線パターンに接続して搭載された回路部品と;前記通孔を閉じて前記部品実装基板に固定された素子実装基板と;この素子実装基板の前記通孔側の面に実装されて前記回路部品により点灯を制御される複数の半導体発光素子と;これら半導体発光素子を埋めて前記通孔に溜められた透光性の封止部材と;を具備したことを特徴としている。
請求項1の発明で、半導体発光素子にはLEDや有機EL素子等を用いることができる。請求項1の発明で、部品実装基板には樹脂系やセラミック系などの絶縁物を主体とする基板を好適に用いることができ、素子実装基板には金属を主体とする基板を好適に用いることができる。請求項1の発明で、部品実装基板に素子実装基板を固定する手段は、接着剤を用いて行える他、やリベット止めやねじ止め等の機械的な結合で行うことも可能である。請求項1の発明で、部品実装基板及び素子実装基板の形状並びに通孔の形状は、円形や角形等任意な形状とすることが可能であり、又、素子実装基板の大きさは、通孔を塞ぐことができる大きさであれば、部品実装基板より小さくても良く、或いは、大きくても良く、若しくは部品実装基板と同じであっても良い。
請求項1の発明では、半導体発光素子が実装された素子実装基板を、部品を搭載する部品実装基板に設けた通孔の底をなすように部品実装基板に固定して、これら素子実装基板と部品実装基板とで半導体発光素子を封止する封止部材を溜められるようにしたので、封止樹脂を溜めるための専用部品を殊更に要することなく、通孔に封止部材を溜めて半導体発光素子を封止できる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記配線パターンが前記部品実装基板の前記素子実装基板とは反対側の面に設けられ、かつ、この反対側の面に前記回路部品が搭載されているとともに、前記部品実装基板の熱抵抗が前記素子実装基板の熱抵抗より大きいことを特徴としている。
この請求項2の発明では、半導体発光素子を制御する回路部品が、素子実装基板ではなく、この素子実装基板よりも熱抵抗が大きい部品実装基板に搭載されて、この部品実装基板の厚みに応じて素子実装基板から隔たっている。このため、半導体発光素子がその発光に伴い熱を素子実装基板に放出して、この素子実装基板の温度が上がるにも拘わらず、部品実装基板の熱抵抗によって、回路部品の温度上昇を抑制できる。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記部品実装基板が前記配線パターンに一体に接続されて前記部品実装基板の他面に露出する導電部を有しているとともに、前記素子実装基板が前記通孔側の面に設けられて前記半導体発光素子に電気的に接続された端子パターンを有していて、厚み20μm未満の半田により前記端子パターンと前記導電部が固定されていることを特徴としている。
この請求項3の発明では、回路部品が接続されている配線パターンと、半導体発光素子と電気的に接続されている端子パターンとが、部品実装基板に設けた導電部及び、この導電部と端子パターンとを接合した半田を介して電気的に接続されているので、リード線や電気コネクタを用いることなく、回路部品を介して半導体発光素子への通電を実現して点灯を制御できる。そして、半田の厚みが20μm未満であるので、部品実装基板と素子実装基板との合わせ面は実質的に密着したのと同じ状態になっている。これにより、通孔に溜められた封止部材の粘度が高いほど、この封止部材の通孔への供給から硬化するまでの間に部品実装基板と素子実装基板との間を通って封止部材が漏れることを抑制できる。更に、封止部材に蛍光体が混入されている場合に、蛍光体の一般的な粒径が20μ以上であるので、こうした蛍光体が漏れることを防止できる。
請求項4の発明は、請求項1から3の内のいずれか一項において、前記部品実装基板と前記素子実装基板とがこれらの間に設けられた接着剤で固定されているとともに、この接着剤が前記通孔内に食み出していて、この食み出し部が、前記壁面と前記素子実装基板の前記通孔側の面とがなす角状の隅を埋めていることを特徴としている。
この請求項4の発明では、部品実装基板と素子実装基板との合わせ面間に詰まった接着剤により、部品実装基板と素子実装基板との固定強度を向上できるとともに、通孔に溜められた封止部材が通孔への供給から硬化するまでの間に、この未硬化の封止部材、若しくは封止部材に蛍光体が混入されている場合はこの蛍光体を含めて未硬化の封止部材が、部品実装基板と素子実装基板との間を通って漏れることを防止できる。更に、通孔への接着層の食み出し部があることによって、通孔に未硬化の封止部材をポッティングにより供給した場合に、通孔を規定する壁面と素子実装基板の通孔側の面とがなす隅に空気が残留することを伴って封止部材が通孔に溜められることを抑制できる。
請求項5の発明は、請求項4において、前記接着剤の熱抵抗が、前記素子実装基板の熱抵抗より大きいとともに、前記素子実装基板の熱抵抗よりも前記部品実装基板の熱抵抗に近似していることを特徴としている。
この請求項5の発明では、接着剤においてもその熱抵抗によって素子実装基板の熱が部品実装基板に波及することを抑制できるので、回路部品の温度上昇の抑制に貢献できる。
請求項6の発明は、請求項1から5の内のいずれか一項において、前記壁面が粗面で作られていて、この壁面に前記封止部材が接着されていることを特徴としている。
この請求項6の発明では、部品実装基板の通孔を規定する壁面に対する封止部材の接着強度を向上できる。それにより、部品実装基板と封止部材の線膨張率の差に拘わらず、部品実装基板の通孔を規定する壁面から封止部材が剥がれて半導体発光素子等に対する防湿性の低下がもたらされることを抑制できる。
請求項1の発明によれば、回路部品が搭載された部品実装基板とこれに固定された素子実装基板とを利用して、素子実装基板に実装された半導体発光素子を封止する封止部材を溜めることができ、それにより、封止樹脂を溜める専用の部品を要しない照明装置を提供できる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明において、更に、半導体発光素子の発熱にも拘わらず、部品実装基板の熱抵抗によって回路部品の温度上昇を抑制できる。
請求項3の発明によれば、請求項1又は2の発明において、更に、部品実装基板内を通じて半導体発光素子への給電を可能として点灯を制御できるとともに、製造の際に、封止部材が硬化するまでの間に部品実装基板と素子実装基板との間を通って漏れることを抑制できる。
請求項4の発明によれば、請求項1から3の発明において、更に、製造の際に、封止部材が硬化するまでの間に部品実装基板と素子実装基板との間を通って漏れないようにできるとともに、通孔を規定する壁面と素子実装基板の通孔側の一面とがなす隅に空気が残留することを伴って封止部材が通孔に溜められることを抑制できる。
請求項5の発明によれば、請求項4の発明において、更に、回路部品の温度上昇の抑制に貢献できる。
請求項6の発明によれば、請求項5の発明において、更に、部品実装基板の通孔を規定する壁面から封止部材が剥がれて防湿性の低下がもたらされることを抑制できる。
図1〜図5を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1中符号1は照明装置、例えば屋内の天井(被取付け部)2に埋め込んで設置される埋め込み型のダウンライトを示している。ダウンライト1は、装置基板3と、複数の半導体発光素子例えば青色発光をするチップ状のLED11と、点灯回路が有した複数の回路部品20と、透光性の封止部材25と、放熱部材31とを具備している。
装置基板3は、素子実装基板4と、部品実装基板15とを有している。
素子実装基板4は、例えば円板状をなしていて、実装基板ベース5の背面(図1では上面)に背面絶縁層6を積層して形成されている。実装基板ベース5は、金属例えば銅板からなるベース板部の正面側の一面(正面)全体に、図示しないニッケルメッキ層を積層するとともに、更に、このメッキ層上に銀メッキ層(図示しない)を積層して形成されている。このように表面が銀メッキ層からなる実装基板ベース5は、その表面での光反射性能が高い。
実装基板ベース5の正面(図1では下面)に、電気絶縁層7が被着されているとともに、この電気絶縁層7の上に、銅等の導電材料からなる複数の中継パターン8と、端子パターン9とが、メッキなどにより装着されている。中継パターン8は縦横に一定間隔毎に並べて設けられている。端子パターン9は、中継パターン8がなした列の両端に所定に間隔を置いて設けられている。中継パターン8及び端子パターン9は、ニッケルメッキ層上に銀メッキ層を設けて形成されている。
電気絶縁層7は、実装基板ベース5の正面の全てを覆っているのではなく、中継パターン8及び端子パターン9が設けられる位置に対応して、これらより大きく形成されていて、それにより、中継パターン8及び端子パターン9を実装基板ベース5から電気絶縁している。したがって、中継パターン8相互間、及び中継パターン8と端子パターン9との間の夫々の位置で実装基板ベース5の正面が露出されている。
図1に示すように各LED11は素子実装基板4の正面に実装されている。すなわち、各LED11は、電気絶縁層7で覆われていない実装基板ベース5の正面の前記露出部位の夫々に接着層12により接着して実装されている。これらLED11は中継パターン8と交互に配設されている。なお、図2に示した点線で区画された四角い領域の夫々にLED11が配設されている。そして、LED11はこれに隣接されている中継パターン8又は端子パターン9にボンディングワイヤ13(図3参照)を介して電気的に接続されている。図1に例示された中継パターン8、端子パターン9、及びLED11がなす列は直列に接続されている。
なお、本実施形態では既述のように実装基板ベース5の電気絶縁層7が被着された面と、実装基板ベース5のLED11が接着された面とは同じ高さで連続して面一となっている。しかし、これに代えて、実装基板ベース5の電気絶縁層7が被着された面から一体に突出されて電気絶縁層7に設けた孔を通る略円錐台状の素子取付け凸部を複数形成して、これらの凸部の先端面、言い換えれば、電気絶縁層7が被着された面とは異なる高さ位置にある前記先端面の夫々にLED11を接着しても良い。
部品実装基板15はその中央部に通孔16を有して環形例えばドーナツ状をなしている。通孔16は部品実装基板15の環状の壁面15aによって規定されている。この通孔16は、例えば円形をなしていて、その径は、前記各LED11が配設された領域の大きさよりも大きい。部品実装基板15の内径(言い換えれば、通孔16の直径)は素子実装基板4の外径より小さく、部品実装基板15の外径は素子実装基板4の外径より大きい。
部品実装基板15は、基板ベース17の正面(図1では下面)に配線パターン18を設けるとともに、通孔16の周りに複数の導電部19を設けて形成されている。基板ベース17は電気絶縁物例えば合成樹脂具体的にはエポキシ樹脂に微小なガラス繊維を混入してなるガラスエポキシ樹脂でドーナツ状に作られている。こうした電気絶縁物を主体とした部品実装基板15の熱抵抗は、金属を主体とした素子実装基板4の熱抵抗より大きい。言い換えれば、部品実装基板15の熱伝導率は部品実装基板15の熱伝導率より小さい。
各導電部19は、ビアと称されていて、銅などからなり、図1、図3、及び図4に示すように部品実装基板15の厚み方向に延びている。これら導電部19の一端は配線パターン18に一体に接続されて、導電部19の他端は図4に示すように基板ベース17の背面(図4では上面)に面一に露出されている。
図5で代表して示すように通孔16を規定する壁面15aは粗面となっている。この壁面15aの粗さは、基板ベース17に通孔16を孔開け加工することで、壁面15aをなした地肌面に露出する前記微小なガラス繊維に依存している。壁面15aにはその面を研磨して平滑にする加工は施さない。
前記回路部品20は、配線パターン18に接続して部品実装基板15の正面に表面実装されている。これらの回路部品20を含んだ点灯回路は、図示しない電源装置に接続されていて、この電源装置から供給される電流を制御して、それを、LED11に給電して、これらLED11を発光させるようになっている。
部品実装基板15の内周側の部位は素子実装基板4の周部正面に電気絶縁性の接着剤21により固定されている。具体的には、図1に示すように実装基板ベース5の周部下面に部品実装基板15の内周部上面が接着されている。これにより、通孔16が素子実装基板4で背面側から閉じられる。これとともに、素子実装基板4のLED11が取付けられる表面と、これに対して直角となるように配置された部品実装基板15の壁面15aとが、互いに連続して、後述する封止部材25が溜められる前の状態で装置基板3の中央部に円形の凹部を形成するようになっている。なお、図3(A)に示すように前記端子パターン9の一部は、素子実装基板4と部品実装基板15との合わせ面間に挿入するように配置されているから、この端子パターン9は部品実装基板15の背面に接着止めされている。
接着剤21には樹脂を主成分とした樹脂系のものが使用され、その熱抵抗が素子実装基板4の熱抵抗より大きい。しかも、接着剤21の熱抵抗は部品実装基板15の熱抵抗により近似している樹脂系接着剤が使用されている。
図3(A)(B)に示すように接着剤21は通孔16内に食み出している。この食み出し部21aは、素子実装基板4の通孔16側の面、つまり、LED11が実装される面と、通孔16を規定する壁面15aとがなす直角状の隅を埋めて、これら素子実装基板4の通孔16側の面と壁面15aにわたって略斜状をなすように設けられている。壁面15aを基準とする食み出し部21aの食み出し寸法は0.2mm以下である。
素子実装基板4と部品実装基板15とは、以下に説明する半田22でも接続されている。半田22にはクリーム半田が用いられ、これは、部品実装基板15の背面に露出している導電部19と素子実装基板4の端子パターン9とを接合している。したがって、点灯回路で制御された電流が、導電部19から端子パターン9を経てボンディングワイヤ13を介してLED11の直列回路に供給されるようになっている。なお、素子実装基板4と部品実装基板15とは、クリーム半田による接合に代えて、BCA(ball grid array)を用いてリフロー処理することで接合することもできる。
半田22の厚みは20μm未満に規定されている。それにより、例えば、接着剤21を用いない場合にも、素子実装基板4と部品実装基板15との合わせ面が実質的には密着されているとみなせる状態に、素子実装基板4と部品実装基板15とを半田付けできる。本実施形態では既述のように接着剤21及び半田22の両者で素子実装基板4と部品実装基板15を固定しているので、その接着強度が高いとともに、素子実装基板4と部品実装基板15との合わせ面間に半田22の厚みに相当する隙間が形成されることがない。
なお、素子実装基板4と部品実装基板15との接着は以下の手順で行う。まず、図4に示すように部品実装基板15の内周部に露出された導電部19の露出面上に半田22を置くとともに、部品実装基板15の内周部に適量の未硬化の接着剤21を塗布する。次に、部品実装基板15の内周部上に素子実装基板4の周部を押付けて、その状態を保持する。最後に、こうした組み合わせ物を加熱炉により加熱することで、素子実装基板4と部品実装基板15とを半田接合により固定するとともに、接着剤21を硬化させる。以上の手順により接着が完成して装置基板3が形成される。
図1及び図2に示すように封止部材25は、通孔16に溜められて各LED11、中継パターン8、及び端子パターン9を封止して設けられている。この封止部材25は、LED11が実装された面にも壁面15aにも接着されている。各LED11及びこれを封止した封止部材25は発光部を形成している。
封止部材25には透明なシリコーン樹脂等を好適に用いることができる。この封止部材25内には蛍光体(図示しない)が好ましくは均等に分散されている。蛍光体には、LED11から入射された青色の光によって励起されて黄色の光を主として放射する蛍光体が使用されている。この蛍光体による波長変換によって得られた黄色系の光とLED11が発した青色の光とが混ざって、図1中下方に照射されることによって、白色の光で照明できるようになっている。
図1に示すように放熱部材31はアルミニウム(その合金を含む)等のように軽く熱伝導性に優れた材料からなり、受熱ベース32と、この受熱ベース32から光の照射側と反対側に一体に突設された複数の放熱フィン33とを有して形成されている。受熱ベース32は素子実装基板4と略同径の円板状である。この放熱部材31は、その受熱ベース32を前記背面絶縁層6に面接触するように図示しない接着剤を用いて接着することにより、素子実装基板4の背面に取付けられている。したがって、受熱ベース32は素子実装基板4に熱的に接続されている。
前記構成のダウンライト1は、既述のようにLED11が実装された素子実装基板4を、回路部品20を搭載する部品実装基板15に設けた通孔16の底をなすように部品実装基板15に固定して、これら素子実装基板4と部品実装基板15とでLED11を封止する封止部材25が溜められるように構成されている。このため、封止部材25を溜めるための専用部品を殊更に要することなく、通孔16に封止部材25を溜めてLED11を封止できる。このように装置基板3をなす部材を利用して封止部材25を溜めることができるので、部品点数を削減できコストダウンを図ることができる。
更に、ダウンライト1は、その装置基板3をなす素子実装基板4と部品実装基板15とを接着により固定した接着剤21が、通孔16への食み出し部21aを有しているので、封止部材25内などに気泡が残らないようにできる。
つまり、通孔16に未硬化の封止部材25をポッティング等により供給した場合に、部品実装基板15の環状の壁面15aと素子実装基板4の通孔16側の一面とがなす隅隅が食み出し部21aで埋まっていることで、未硬化の封止部材25が前記隅に隙間なく円滑に入り込めるようになり、それに伴って前記隅に空気が残留し難くなる。この後、こうして通孔16に溜められた未硬化の封止部材25が加熱硬化されるので、それに伴って前記隅に空気が残留した場合のように残留空気が気泡となって封止部材25内に取り込まれることが抑制される。
したがって、封止部材25内で残留気泡による照射光の乱れがないようにできるとともに、万が一、気泡に水分が浸入して電気的特性が低下する恐れがないようにできる。
更に、封止部材25は粗面で作られている壁面15aに接着されているので、この壁面15aに対する封止部材25の接着強度を向上できる。それにより、部品実装基板15と封止部材25の線膨張率の差に拘わらず、点灯及び消灯に伴い部品実装基板15の通孔16を規定する壁面15aから封止部材25が剥がれ難くできる。したがって、封止部材25の剥がれを原因として湿気がLED11に向けて侵入してLED11の防湿性の低下がもたらされることを抑制できる。
前記構成のダウンライト1は、天井2に開けられた埋め込み孔2aに放熱部材31を挿入するとともに、埋め込み孔2aの周縁部下面に部品実装基板15の周部背面を接触させて、この状態で部品実装基板15の周部を通って天井2にねじ込まれる複数のねじ、又は天井2にねじ止めされたリング状のホルダーの内周部と埋め込み孔2aの周縁部下面との間に、部品実装基板15の周部を挟むこと等により天井2に埋め込み設置される。
天井2に設置されたダウンライト1を点灯させると、白色光が生成されてダウンライト1の下方に照射される。こうした点灯状態で各LED11が発する熱は以下のように放熱される。
各LED11はこれを覆った封止部材25で封止されているので、各LED11が発した熱は主として装置基板3の素子実装基板4に伝わる。具体的には、接着層26を介して直接的に素子実装基板4の金属からなる実装基板ベース5に伝熱し、更に、この実装基板ベース5から放熱部材31に伝熱するので、この放熱部材31の放熱フィン33から大気中に放出される。それにより、各LED11の温度上昇が抑制されて、発光効率の低下が抑制される。
前記構成のダウンライト1では、LED11の点灯を制御する回路部品20は、LED11の熱が直接的に伝わる素子実装基板4ではなく、この素子実装基板4に対して装置基板3の厚み方向に隔てられた部品実装基板15に搭載されている。この部品実装基板15の熱抵抗は素子実装基板4の熱抵抗より大きい。このため、LED11の熱により素子実装基板4の温度が上がるにも拘わらず、部品実装基板15の熱抵抗によって、回路部品20の温度が上昇することを抑制できる。それにより、耐熱性が低い回路部品20であっても使用することが可能となる。
しかも、素子実装基板4に部品実装基板15を固定した接着剤21の熱抵抗が、素子実装基板4の熱抵抗より大きいとともに、素子実装基板4板の熱抵抗よりも部品実装基板15の熱抵抗に近似しているので、この接着剤21においてもその熱抵抗によって素子実装基板4の熱が部品実装基板15に波及することを抑制できる。したがって、この点でも、回路部品20の温度が上昇することを抑制できる。
又、素子実装基板4の端子パターン9と部品実装基板15の導電部19とを電気的に接続した半田22の厚みが20μm未満であるので、部品実装基板15と素子実装基板4との合わせ面は実質的に密着したのと同じ状態になっている。これにより、通孔16に溜められた封止部材25の粘度が高いほど、この封止部材25の通孔16への供給から硬化するまでの間に部品実装基板15と素子実装基板4との間を通って封止部材25が漏れることを抑制できる。更に、封止部材25に混入されている蛍光体の一般的な粒径は20μ以上であるので、蛍光体が漏れることも防止できる。
しかも、部品実装基板15と素子実装基板4とがこれらの合わせ面間に詰まった接着剤21で固定されているので、粘度が高い封止部材25を用いた場合は勿論のこと、粘度が低い封止部材25を用いた場合であっても、通孔16に溜められた封止部材25が、通孔16への供給から硬化するまでの間に、部品実装基板15と素子実装基板4との間を通って漏れることを防止できる。したがって、通孔16に溜められる封止部材25の量、及びこの封止部材25に含まれた蛍光体の量の管理が容易で、それに伴い所望の白色光を得て照明できる。
本発明の一実施形態に係るダウンライトを示す断面図。 図1のダウンライトを示す略正面図。 (A)(B)は図1のダウンライトの素子実装基板と部品実装基板との夫々異なる接続部位を拡大して示す断面図。 図1のダウンライトの素子実装基板と部品実装基板との一部をこれらが接続される前の状態で互いに分離して示す断面部。 図1のダウンライトの部品実装基板の内周部をこれに接着された封止部材の一部とともに拡大して示す略正面図。
符号の説明
1…ダウンライト(照明装置)、4…素子実装基板、9…端子パターン、11…LED(半導体発光素子)、15…部品実装基板、15a…壁面、16…通孔、18…配線パターン、19…導電部、20…回路部品、21…接着剤、21a…食み出し部、22…半田、25…封止部材

Claims (6)

  1. 壁面によって規定された通孔を有するとともに配線パターンが設けられた部品実装基板と;
    この部品実装基板の前記配線パターンに接続して搭載された回路部品と;
    前記通孔を閉じて前記部品実装基板に固定された素子実装基板と;
    この素子実装基板の前記通孔側の面に実装されて前記回路部品により点灯を制御される複数の半導体発光素子と;
    これら半導体発光素子を埋めて前記通孔に溜められた透光性の封止部材と;
    を具備したことを特徴とする照明装置。
  2. 前記配線パターンが前記部品実装基板の前記素子実装基板とは反対側の面に設けられ、かつ、この反対側の面に前記回路部品が搭載されているとともに、前記部品実装基板の熱抵抗が前記素子実装基板の熱抵抗より大きいことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記部品実装基板が前記配線パターンに一体に接続されて前記部品実装基板の他面に露出する導電部を有しているとともに、前記素子実装基板が前記通孔側の面に設けられて前記半導体発光素子に電気的に接続された端子パターンを有していて、厚み20μm未満の半田により前記端子パターンと前記導電部が固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記部品実装基板と前記素子実装基板とがこれらの間に設けられた接着剤で固定されているとともに、この接着剤が前記通孔内に食み出していて、この食み出し部が、前記壁面と前記素子実装基板の前記通孔側の面とがなす直角状の隅を埋めていることを特徴とする請求項1から3の内のいずれか一項に記載の照明装置。
  5. 前記接着剤の熱抵抗が、前記素子実装基板の熱抵抗より大きいとともに、前記素子実装基板の熱抵抗よりも前記部品実装基板の熱抵抗に近似していることを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記壁面が粗面で作られていて、この壁面に前記封止部材が接着されていることを特徴とする請求項1から5の内のいずれか一項に記載の照明装置。
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