JP2010278246A - 発光モジュール及びその製造方法 - Google Patents

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絵梨果 竹中
Kozo Ogawa
光三 小川
Yukio Ishida
幸男 石田
Iwatomo Moriyama
厳與 森山
Yasushi Ishida
康史 石田
Masatoshi Kumagai
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Abstract

【課題】製造において配光制御部材が有したレンズ部の形状を変えることなく配光分布を様々に調整可能で低コストで製造するのに適した発光モジュールを提供する。
【解決手段】発光モジュール1は、絶縁板4からなる実装面及びこの実装面に設けられた配線部材5を有したモジュール基板2と、このモジュール基板2に間隔を置いて設けられた複数の発光部11を具備する。各発光部11は、ベアチップからなる発光素子12、蛍光体層、透光性でレンズ部14aを有した配光制御部材14を備える。発光素子12を実装面上に実装して配線部材5に電気的に接続する。蛍光体層13Aには発光素子12が発する光で励起されてこの光の色とは異なる色の光を放射する蛍光体が混ぜられている。蛍光体層13Aで発光素子12を埋設する。配光制御部材14で蛍光体層13Aを埋設する。レンズ部14aに対する蛍光体層13Aの表面積及び蛍光体層13Aの厚さt1の内で少なくとも厚さt1を変えて所望の配光分布を得たことを特徴としている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ベアチップからなるLED(発光ダイオード)等の発光素子を有した複数の発光部を発光させて、例えば電球等の照明装置の光源部等に使用されるCOB(chip on board)型の発光モジュール、及びその製造方法に関する。
電球の光源部として、配線パターンが形成されたプリント基板の表面に、複数の反射孔が開設された樹脂製の反射板を積層し、各反射孔内にLED素子を夫々実装するとともに、これらの素子を個々に内包する蛍光粉末入りの樹脂材料からなる蛍光体を各反射孔内に配設し、更に、成形型を用いて形成されたレンズ板で蛍光体を覆設し、このレンズ板のLED素子の実装位置に対応した部分が半球状に突出するレンズ部をなしたLEDモジュールと、その製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−311314号公報(図1−図12、図13(b)、図14(a)(b))
特許文献1に記載のLEDモジュールは、各LED素子を発光させることで面状光源として用いることができ、LED素子から発した光を蛍光体により所望の光色に変換した上で、この所望の光色の光をレンズ部で制御して照明できる。
ところで、種々の配光分布を持つ発光モジュールを製作することは、要請される様々な仕様に応じた照明装置の提供に貢献できる。
特許文献1には、配光分布を調整できるLEDモジュール及びその製造方法についての言及はないが、特許文献1に記載のLEDモジュールは、そのレンズ部の形状を変えることで配光を制御することが可能である。
しかし、このようにすると、所望とする配光分布毎に、それに応じてレンズ板の各レンズ部の形状を変える設計をしなければならない。それに伴い。レンズ板を成形する成形型が数多く必要となるので、製造コストが嵩むことは避けられない。
以上のように特許文献1に記載のLEDモジュールは、そのレンズ部の形状を変えなければ配光分布を変えることができず、又、特許文献1に記載のLEDモジュールの製造方法は、様々な配光分布のLEDモジュールを低コストで製造するには適していない、という課題がある。
前記課題を解決するために、請求項1に係る発明の発光モジュールは、絶縁材製の実装面及びこの実装面に所定のパターンで設けられた配線部材を有したモジュール基板と;このモジュール基板に間隔を置いて設けられた複数の発光部であって、前記実装面上に実装されて前記配線部材に電気的に接続されたベアチップからなる発光素子、この発光素子を埋めて前記実装面上に設けられ前記発光素子が発する光で励起されて前記光の色とは異なる色の光を放射する蛍光体が混ぜられた蛍光体層、及びレンズ部を有して前記蛍光体層を埋めて設けられた透光性の配光制御部材を備え、前記レンズ部に対する前記蛍光体層の表面積及び前記蛍光体層の厚さの内で少なくとも前記厚さを変えることにより所望の配光分布が得られるように調整された前記発光部と;を具備することを特徴としている。
この発明及び以下の各発明で、モジュール基板には、単層の絶縁板からなるモジュール基板、又は複数枚の絶縁板を積層してなるモジュール基板、或いは鉄やアルミニウム等の金属製ベース板に絶縁材製の層を積層してなる金属ベース型のモジュール基板等を用いることができる。この発明及び以下の各発明で、発光素子は、例えばLED(発光ダイオード)、又はEL(エレクトロルミネッセンス)素子等の半導体発光素子を指している。蛍光体層に含まれる蛍光体は、所望とする光色の照明光を得るために用いられ、白色の照明光を得る上で、例えば発光素子が青色の光を発する場合、黄色の蛍光体を用いることができる。この発明及び以下の各発明で、透光性の配光制御部材をなす材料には、透明なシリコーン樹脂を好適に用いることができ、そのレンズ部の形状は半球状など適宜設定できる。
この発明及び以下の各発明で、蛍光体層のレンズ部に対する表面積とは、レンズ部に対向するように位置された蛍光体層の表面の面積を指している。ここに、蛍光体層の表面が、モジュール基板とほぼ平行な平面状の表面部位と、この表面部位の端からモジュール基板にわたって設けられかつ蛍光体層の側面をなしてモジュール基板に対して略直角でレンズ部とは対向しないように位置された側表面部位とからなる場合、蛍光体層の表面積とは前者の平面状表面部位の面積を指す。これとともに、蛍光体層の表面が球面の一部をなしてモジュール基板から盛り上がって形成されている場合、蛍光体層の表面積とは、前記球面の一部をなした蛍光体層の表面全体の面積を指す。又、蛍光体層の厚さとは、発光モジュールの実装面から蛍光体層の表面の内でレンズ部に最も近い表面部位までの光軸方向に沿う厚さを指している。
請求項1の発明の発光モジュールは、このモジュールが備えた複数の発光部の配光分布が、レンズ部を有した配光制御部材と蛍光体層の比率に応じて形成される。この構成において、蛍光体層の厚さが薄い程、この蛍光体層の表面とレンズ中心までの距離が長くなるので、それに応じて配光分布のビーム角が狭められ、この逆に、蛍光体層の厚さが厚い程、この蛍光体層の表面とレンズ中心までの距離が短くなるので、それに応じて配光分布のビーム角が広げられる。これとともに、蛍光体層の表面積を変えた場合には、表面積が小さい程、この発光面積が小さく見かけ上の光源の大きさが小さくなることに応じて配光分布のビーム角が狭められ、この逆に、蛍光体層の表面積が大きい程、この発光面積が大きく見かけ上の光源の大きさが大きくなることに応じて配光分布のビーム角が広げられる。
したがって、請求項1の発明の発光モジュールを製造するにあたっては、配光制御部材と蛍光体層の比率を変えることで、レンズ部の形状を変えることなく配光分布を様々に変えることができる。そして、例えば配光制御部材を成形型で成形する場合であっても、成形型が一種類で済むので、低コストで製造するのに適した発光モジュールを提供できる。
又、前記課題を解決するために、請求項2に係る発明の発光モジュールの製造方法は、配線部材が設けられたモジュール基板の絶縁材製実装面に、間隔を置いてベアチップからなる複数の発光素子を実装し、かつ、これら発光素子と前記配線部材とを電気的に接続する素子実装工程と;蛍光体が混ぜられた透光性樹脂で前記発光素子を個々に埋めて前記発光素子毎に蛍光体層を形成するとともに、この形成において前記蛍光体層の表面積及び前記蛍光体層の厚さの内で少なくとも前記厚さを変えて所望の配光分布が得られるように前記透光性樹脂の量を調整する蛍光体層形成工程と;前記実装面に突き当てられるレンズ成形型と前記蛍光体層との間に形成される空間に透光性材料を注入して、レンズ部を有して前記蛍光体層を埋める配光制御部材を前記発光素子毎に成形するレンズ形成工程と;を具備することを特徴としている。
この請求項2の発明では、配光制御部材と蛍光体層の比率を変えて様々な配光分布を有する発光モジュールを製造でき、その場合に配光制御部材を成形型で成形するにも拘らず、成形型が一種類で済むので、配光制御部材のレンズ部の形状が同じでありながら、様々な配光分布を有する発光モジュールを低コストで製造できる。
又、前記課題を解決するために、請求項3に係る発明の発光モジュールの製造方法は、複数の素子配設孔が間隔を置いて形成されたカバー板を、配線部材が設けられたモジュール基板の絶縁材製実装面に積層するカバー板装着工程と;前記素子配設孔内で、前記実装面にベアチップからなる複数の発光素子を実装し、かつ、これら発光素子と前記配線部材とを電気的に接続する素子実装工程と;前記各素子配設孔の夫々に蛍光体が混ぜられた透光性樹脂を前記カバー板の表面より低い高さまで注入して、この透光性樹脂で前記発光素子を個々に埋めて前記発光素子毎に蛍光体層を形成するとともに、この形成において前記蛍光体層の表面積及び前記蛍光体層の厚さの内で少なくとも前記厚さを変えて所望の配光分布が得られるように前記透光性樹脂の量を調整する蛍光体層形成工程と;透光性材料を前記各素子配設孔の夫々にそれらの孔縁を支えとして前記カバー板の表面から盛り上がるようにポッティングにより注入し、この盛り上がった部位でレンズ部を形成して前記蛍光体層を埋める配光制御部材を前記発光素子毎に成形するレンズ形成工程と;を具備することを特徴としている。
この請求項3の発明では、配光制御部材と蛍光体層の比率を変えて様々な配光分布を有する発光モジュールを製造でき、その場合に成形型を用いることなく配光制御部材をポッティングにより成形するので、配光制御部材のレンズ部の形状が同じでありながら、様々な配光分布を有する発光モジュールを低コストで製造できる。
請求項1の発明によれば、レンズ部を有した配光制御部材と蛍光体層の比率に応じた配光分布を有していて、その製造において前記比率を変えることで、レンズ部の形状を変えることなく配光分布を様々に調整できるので、低コストで製造するのに適した発光モジュールを提供できる、という効果がある。
請求項2,3の発明によれば、レンズ部を有した配光制御部材と蛍光体層の比率を変えることで、その比率に応じた配光分布を得ることができるので、レンズ部の形状を変えることなく様々な配光分布の発光モジュールを低コストで製造するのに適した製造方法を提供できる、という効果がある。
本発明の第1の実施の形態に係る発光モジュールを示す正面図である。 図1の発光モジュールの一部を拡大して示す断面図である。 (A)は図1の発光モジュールが有した発光部を示す断面図である。(B)は同発光部を発光させた場合の配光分布を示す図である。 (A)は本発明の他の発光モジュールが有した発光部を示す断面図である。(B)は図4(A)の発光部を発光させた場合の配光分布を示す図である。 (A)は本発明の更に他の発光モジュールが有した発光部を示す断面図である。(B)は図5(A)の発光部を発光させた場合の配光分布を示す図である。 図1の発光モジュールの製造方法を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る発光モジュールを示す正面図である。 図7の発光モジュールの一部を拡大して示す断面図である。 図7の発光モジュールの製造方法を示すブロック図である。
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1〜図6を参照して詳細に説明する。
図中符号1は照明装置例えばE26型の口金を備えた電球の光源部として使用されるCOB型の発光モジュールを示している。この発光モジュール1は、モジュール基板2と複数の発光部11を具備している。
モジュール基板2は所定形状例えば図1に示すように円形である。このモジュール基板2には、各発光部11の放熱性を高める上で例えば金属ベース基板を用いることが好ましい。こうしたモジュール基板2として、鉄製のベース板3の一面にこのベース板3より薄い絶縁層をなす絶縁板4が積層された金属ベース基板が、図2に例示されている。モジュール基板2の厚さは約2mmである。
絶縁板4は、電気絶縁材料例えば合成樹脂製であって、モジュール基板2の実装面をなしている。モジュール基板2は配線部材5(図2参照)を有している。この配線部材5は、絶縁板4に所定のパターンで設けられた銅箔で形成されている。
モジュール基板2はねじ止め等で前記電球の光源取付け部6(図2参照)に固定されている。光源取付け部6は金属製であり、その外周面は大気中に露出する放熱面をなしている。この光源取付け部6にモジュール基板2のベース板3が密接されていて、この接触部を通ってモジュール基板2の熱が光源取付け部6に放出されるようになっている。
複数の発光部11はモジュール基板2に所定の間隔を置いて配設されており、本実施形態では例えば図1に示すように縦横に並べてマトリックス状に配列されている。各発光部11の配設ピッチPは例えば5mmである。各発光部11の直径D(図2参照)は2.5mmである。モジュール基板2の実装面を基準とする各発光部11の高さH(図2参照)は約3mmである。したがって、発光モジュール1の厚さT(図2参照)は約5mmである。
各発光部11は、その形状及び大きさが同じであって、いずれも発光素子12と、蛍光体層13Aと、配光制御部材14を備えて形成されている。
発光素子12はLED(発光ダイオード)のベアチップからなる。このベアチップには、半導体基板例えばサファイア等の上に窒化物系化合物半導体例えば窒化ガリウム系化合物半導体を形成してなる半導体ウエハーを、例えばダイシングカッター等によりカットして略直方体形に形成され、かつ、一面にアノード側の素子電極とカソード側の素子電極を有した片面電極型のものを採用できる。このベアチップからなるLED製の発光素子12を用いて白色系の光を発光部11で発光させる場合、青色の光を発するLEDからなる発光素子12を用いることが好ましい。
発光素子12は、その半導体基板の一面をモジュール基板2の実装面である絶縁板4に接してモジュール基板2に実装されているとともに、配線部材5に電気的に接続されている。この接続により、すべての発光部11が有した発光素子12が例えば直列に接続され、それにより、通電状態で各発光素子12が一斉に発光されるようになっている。発光素子12と配線部材5との電気的接続は、例えば図2に示すように発光素子12のアノード側及びカソード側の素子電極と配線部材5とをボンディングワイヤ15で接続することで行われているが、これには制約されずフリップチップ実装により接続することも可能である。
蛍光体層13Aは発光素子12を埋めて絶縁板4上に設けられている。蛍光体層13Aは、複数の発光素子12を一括して封止したものではなく、発光素子12毎に個別に封止して設けられている。この蛍光体層13Aは、例えば略円錐台形状をなして、発光素子12のモジュール基板2側の面以外の各面を覆って、この発光素子12を封止している。
蛍光体層13Aは透明樹脂例えばシリコーン樹脂に蛍光体を混ぜて形成されている。蛍光体は、発光素子12が発する光で励起されて、発光素子12が発する光の色とは異なる色の光を放射するものである。発光素子12が青色光を発する本実施形態では、発光部11で白色光を出射できるようにするために、蛍光体には青色の光とは補色の関係にある黄色系の光を放射する黄色蛍光体が使用されている。蛍光体層13Aの表面積(正確には後述のレンズ部に対する表面積)及び蛍光体層13Aの厚さt1の内で少なくとも厚さt1は、所望の配光分布が得られるように後述の製法によって調整されている。
本実施形態の蛍光体層13Aの表面積を規定する直径A1は、図2のように発光部11の直径Dより小さく例えば(0.6mm)であるとともに、蛍光体層13Aの厚さt1は、発光部11の配光分布において90°のビームより狭いビーム角を得るのに適するように例えば0.2mmである。この蛍光体層13Aは、ボッティング、又は印刷版を用いたスクリーン印刷のような印刷、若しくは蛍光体層をなす粒子をインクジェットプリンタのように吹き付けることにより設けることができる。
配光制御部材14は、透光性材料、例えば透明合成樹脂、具体的には透明なシリコーン樹脂からなり、半球形のレンズ部14aを有している。配光制御部材14は、そのレンズ部14aのレンズ中心14bを発光素子12の光軸上に配しかつ蛍光体層13Aを埋めて絶縁板4上に設けられている。この配光制御部材14は、複数の蛍光体層13Aを一括して封止したものではなく、蛍光体層13A毎に個別に封止して設けられている。
図6を参照して前記構成の発光モジュール1を製造する方法を説明する。この製造方法は、素子実装工程21と、蛍光体層形成工程22と、レンズ形成工程23とを具備している。
まず、素子実装工程21は、予め用意されたモジュール基板2の絶縁板4からなる実装面に、予め用意された複数の発光素子12を、互いに間隔を置いて実装し、かつ、これら発光素子12の素子電極とモジュール基板2に設けられている配線部材5を電気的に接続する。発光素子12の実装は、チップマウンターを用いて行うので、その配設精度は非常に高い。素子電極と配線部材5の接続はワイヤボンディングにより行う。
次に、蛍光体層形成工程22が実行される。この蛍光体層形成工程22では、蛍光体が混ぜられた透明シリコーン樹脂で発光素子12を個々に埋めて発光素子12毎に蛍光体層13Aを形成する。これら蛍光体層13Aの形成は、例えば蛍光体が混ぜられた未硬化の透明シリコーン樹脂をインクとして蛍光体層13Aを印刷により塗布した後に、この塗布されたインクを加熱して焼成することで行う。
この後、レンズ形成工程23が実行される。このレンズ形成工程23では、各蛍光体層13Aを個々に埋める配光制御部材14を発光素子12毎に形成する。
即ち、図2中符号17は、上部が半球状をなし下面が開放された成形凹部を有するレンズ成形型を示している。レンズ成形型17は発光部11と同数の成形凹部を有している。このレンズ成形型17の下端開口をモジュール基板2の絶縁板(実装面)4に突き当てた状態で、蛍光体層13Aとレンズ成形型17の内面との間に形成される成形空間に未硬化の配光制御部材14を注入して、これを硬化させることによって、配光制御部材14が蛍光体層13Aを埋めて設けられる。この成形により、レンズ部14aを有した配光制御部材14がモジュール基板2上に形成される。配光制御部材14は以上のように型成形されるので、レンズ成形型17に対するモジュール基板2の高い位置決め精度に従い、レンズ部14aの位置が高精度に定められる。それにより、成形されたレンズ部14Aのレンズ中心14bが発光素子12の光軸上に配置される。
以上の工程を経ることで発光モジュール1が製造される。こうして製造された発光モジュール1が有した各発光部11の配光分布は、レンズ部14aを有した配光制御部材14と蛍光体層13Aの比率に応じて決定される。この比率は、以上説明した製造方法において、蛍光体層形成工程22で未硬化のインクである蛍光体入りの透明シリコーン樹脂の塗布量及び塗布範囲が変えることで調整される。
こうした蛍光体層13Aによる配光分布の調整において、狭いビーム角の配光分布を実現した例が、図2で説明した既述の蛍光体層13Aの構成である。この場合の配光分布は図3(B)に示され、そのビーム角は、狭角で例えば60°である。
又、図4(A)に示すように前記塗布量及び塗布範囲を、図2の発光部11とは異ならせて調整し製造された発光部11の配光分布は図4(B)に示され、そのビーム角は、中角で例えば90°である。図4(A)に示された蛍光体層13Bの直径A2は、前記レンズ成形型17の開口径に等しく、したがって、図2で説明した蛍光体層13Aより大径である。言い換えれば、蛍光体層13Bの表面の面積を規定する直径A2は、図2に示した蛍光体層13Aの表面の面積を規定する直径A1より大きい。しかも、蛍光体層13Bの厚さt2は蛍光体層13Aの厚さt1より厚い。具体的には、蛍光体層13Bの直径A2は発光部11の直径Dと略同じ2.5mmであり、蛍光体層13Bの厚さt2は0.5mmである。
又、図5(A)に示すように前記塗布量及び塗布範囲を、図2及び図4(A)の発光部11とは異ならせて調整し製造された発光部11の配光分布は図5(B)に示され、そのビーム角は、広角で例えば120°である。図5(A)に示された蛍光体層13Cの直径A3は、前記レンズ成形型17の開口径に等しく、したがって、図2で説明した蛍光体層13Aより大径である。言い換えれば、蛍光体層13Cの表面の面積を規定する直径A3は、図2に示した蛍光体層13Aの表面の面積を規定する直径A1より大きい。しかも、蛍光体層13Cの厚さt3は、図2に示した蛍光体層13Aの厚さt1、及び図4(A)に示した蛍光体層13Bの厚さt2より厚い。具体的には、蛍光体層13Cの直径A3は前記直径A2と同じく発光部11の直径Dと略同じ2.5mmであり、蛍光体層13Cの厚さt3は0.8mmである。
次に、以上のように配光制御部材14と蛍光体層の比率を変えることで、図3(B)、図4(B)、図5(C)に例示したように発光部11の配光分布のビーム角が例えば60°〜120°の範囲で調整可能である理由を説明する。
発光源である発光素子12の発光に伴って発光する蛍光体層13A,13B,13Cは、いずれもレンズ部14aから見ると、見かけ上は光源とみなせる。この光源の厚さが変わることは、発光素子12の光軸が延びる方向に沿うレンズ部14aの中心(レンズ中心14b)と前記見かけ上の光源との距離が異なることと同じである。そのため、図3(A)に示したように蛍光体層13Aの厚さt1が薄い程、この蛍光体層13Aの表面とレンズ中心14bまでの距離が長くなるので、それに応じて配光分布のビーム角が狭められる。この逆に、図5(A)に示したように蛍光体層13Cの厚さが厚い程、この蛍光体層13Cの表面とレンズ中心14bまでの距離が短くなるので、それに応じて配光分布のビーム角が広げられる。
これとともに、蛍光体層の表面積が変わることは、レンズ部14aに対する見かけ上の光源の大きさが変わることと同じである。そのため、図3(A)に示したように蛍光体層13Aの表面積が小さい程、発光面積が小さく、見かけ上の光源の大きさが小さいので、それに応じて配光分布のビーム角が狭められる。この逆に、図5(A)に示したように蛍光体層の表面積が大きい程、発光面積が大きく、見かけ上の光源の大きさが大きいので、それに応じて配光分布のビーム角が広げられる。
したがって、発光モジュール1を製造するにあたっては、蛍光体形成工程22において既述のように蛍光体層の塗布量と塗布面積を調整して配光制御部材14と蛍光体層の比率を様々に変えることで、各発光部11が備えた配光制御部材14のレンズ部14aの大きさと形状を変えることなく、発光部11の配光分布のビーム角を60°〜120°の範囲で調整可能である。即ち、蛍光体形成皇帝22での調整により、発光部11の配光分布が異なる様々な種類の発光モジュール1を製造できる。しかも、既述のように配光制御部材14をレンズ成形型17で成形するにも拘らず、異なる配光分布を有した発光モジュールを製造するにあたって使用するレンズ成形型17が一種類で済むので、低コストで発光モジュール1を製造できる。
以上のように発光モジュール1は、レンズ部14aを有した配光制御部材14と蛍光体層の比率に応じた配光分布を有しているので、前記比率を蛍光体層形成工程22において変えることで、既述のようにレンズ部14aの形状を変えることなく配光分布が様々に調整されるので、低コストで製造するのに適した発光モジュールを提供できる。
又、製造された発光モジュール1が図示しない電源装置を介して通電されると、その各発光部11の発光素子12が一斉に発光されて、発光モジュール1は白色の光を出射する面状光源として使用される。
こうした発光中において各発光部11の発光素子12は発熱を伴う。各発光素子12はその半導体基板の一面をモジュール基板2に接して実装されているので、発光素子12の熱は、モジュール基板2に容易に伝導され、このモジュール基板2を介して電球の光源取付け部6に放出される。このため、蛍光体層及び配光制御部材14で埋設された発光素子12の温度上昇を抑制できるに伴い、LED製の発光素子12の発光性能が低下することを抑制できる。
更に、各発光素子12はチップマウンターによりモジュール基板2に実装されているので、各発光素子12の光軸は、モジュール基板2に対して直角となるように設けられ、これら光軸のモジュール基板2に対する角度のばらつきがあってもそれは極めて小さい。加えて、レンズ部14aを有した配光制御部材14がレンズ成形型17を用いて成形されているので、その精度が高いことに伴い、レンズ中心14bは発光素子12の光軸上に高精度に配置される。したがって、各発光部11での配光分布のばらつきが極めて小さい。
図7〜図9を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。この実施形態は以下説明する事項以外は第1実施形態の発光モジュール1と同じ構成である。そのため、同一構成については第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。
第2実施形態の発光モジュール1は合成樹脂等からなるカバー板25を備えている。カバー板25は間隔を置いて設けられた複数の素子配設孔25a(図8参照)を有している。各素子配設孔25aは例えば円形であり、図7に示すように例えば略八角形状の領域にその略全域にわたり縦横に整列されている。
各素子配設孔25aを画する孔面を反射面として利用するために、カバー板25を白色にするとよく、その場合、白色のカバー板25の光反射率は90%以上であることが好ましい。図8に示した各素子配設孔25aは孔径に変化がない真っ直ぐな孔で形成したが、これに代えて、モジュール基板2から遠ざかるほど孔径が大きくなるテーパ孔で形成することも可能である。
カバー板25は図7に示すようにモジュール基板2より小さくかつ相似形をなしていて、モジュール基板2の実装面である絶縁板4に積層されている。この積層は、接着剤を用いてもよく、或いは接着剤を用いることなく絶縁板4上にカバー板25を直接成形することで行ってもよい。
図8に示すように各素子配設孔25a内に位置して発光部11の発光素子12及びこれを埋設した蛍光体層13C(又は図4に示した蛍光体層13B或いは図2に示した蛍光体層13Aでもよい。)が設けられている。これら発光素子12と蛍光体層13Cは第1実施形態で既に説明したものと同じである。なお、蛍光体層13C(又は蛍光体層13bでもよい。)はその周面を素子配設孔25aの孔面に接して設けられ、したがって、素子配設孔25aの孔径は蛍光体層13Cの最大径を規定している。
蛍光体層13C13A(又は蛍光体層13B或いは13Aでもよい。)の厚さt3はカバー板25の厚さより薄く、それにより、蛍光体層13Cの表面はカバー板25の表面25bより低く配置されている。言い換えれば、蛍光体層13Cの表面はカバー板25の表面25bよりもモジュール基板2の実装面により近く配置されている。なお、カバー板25の表面25bとは、発光部11からの光の出射側に位置する面を指しており、図8に描かれた状態では上面であるが、実際に電球が使用される状況において発光モジュール1はそのカバー板25の表面25bを下方に向けて使用される。
各素子配設孔25aの夫々にレンズ部14aを有した配光制御部材14が蛍光体層13C(又は蛍光体層13B或いは13Aでもよい。)を埋設して個々に設けられている。配光制御部材14のレンズ部14aはカバー板25の表面25bから突出するように素子配設孔25aから盛り上がっている。このレンズ部14aのレンズ中心14bはカバー板25の表面25bに近い位置でかつモジュール基板2側に寄って位置されている。したがって、半球状をなしたレンズ部14aのモジュール基板2側の端部周面は、カバー板25の表面25b側に位置された素子配設孔25aの孔縁で支持されている。レンズ中心14bは発光素子12の光軸上に配設されている。
なお、配光制御部材14は透光性でかつ拡散性を有した樹脂材料で形成することもできる。これとともに、特定波長を吸収する性能を持たない粒子を配光制御部材14に混ぜて分散し、或いは同粒子を配光制御部材14に塗布することもできる。
以上説明した以外の構成は、第1実施形態の発光モジュールと同じ構成である。この第2実施形態の発光モジュール1において、そのモジュール基板2、蛍光体層13C(又は蛍光体層13B或いは13Aでもよい。)、配光制御部材14、及びカバー板25の熱膨張特性が略同等となるようにこれら部材の構成材料を選択することが好ましい。それによって、発光素子12の発光に伴う温度上昇による熱膨張と、発光停止に伴う温度下降による熱収縮を原因とする応力が緩和されるので、前記各部材の界面での剥離を抑制できる。これとともに、剥離に伴う不具合、例えば、剥離した配光制御部材14に引っ張られて、発光素子12がモジュール基板2から剥がれることが防止され、或いはボンディングワイヤ15が切れる事などを防止できる。
図9を参照して第2実施形態の発光モジュール1を製造する方法を説明する。この製造方法は、カバー板装着工程20と、素子実装工程21と、蛍光体層形成工程22と、レンズ形成工程23とを具備している。
まず、カバー板装着工程20では、予め用意されたモジュール基板2の絶縁板4からなるとともに既に配線部材5が設けられている実装面に、カバー板25を積層する。この積層は例えば、接着剤等を用いてカバー板25を実装面に接着することにより行う。
素子実装工程21では、カバー板25が有した各素子配設孔25a内でモジュール基板2の絶縁板(実装面)4に、発光素子12の半導体基板の一面を接して、発光素子12をモジュール基板2に実装し、かつ、これら発光素子12の素子電極とモジュール基板2に設けられている配線部材5を電気的に接続する。これにより、各素子配設孔25aと同数の発光素子12が、互いに間隔を置いてモジュール基板2に実装される。発光素子12の実装は、チップマウンターを用いて行うので、その配設精度は非常に高い。素子電極と配線部材5の接続はワイヤボンディングにより行う。
次に、蛍光体層形成工程22が実行される。この蛍光体層形成工程22では、各素子配設孔25aの夫々に、蛍光体が混ぜられた透明シリコーン樹脂をカバー板25の表面25bより低い高さまで注入して、この透明シリコーン樹脂で発光素子12を個々に埋めて発光素子12毎に蛍光体層13Cを形成する。これら蛍光体層13Cの形成は、例えば蛍光体が混ぜられた未硬化の透明シリコーン樹脂を、空気圧式又はチューブ圧送式のディスペンサーを用いて発光素子12を埋めるように注入した後に、加熱して焼成することで行う。
この後、レンズ形成工程23が実行される。このレンズ形成工程23では、各蛍光体層13Cを個々に埋める配光制御部材14を発光素子12毎に形成する。即ち、未硬化の配光制御部材14を、空気圧式又はチューブ圧送式のディスペンサーを用いて各素子配設孔25aの夫々に、ポッティングにより注入して各素子配設孔25aの孔縁を支えとしてカバー板25の表面25bから盛り上がるようにする。この後、配光制御部材14を加熱して硬化させることによって、配光制御部材14が蛍光体層13Cを埋めて設けられる。この成形により、前記盛り上がった部位により形成されたレンズ部14aを有した配光制御部材14がモジュール基板2上に形成される。以上のように配光制御部材14は、そのレンズ部14aが素子配設孔25aを利用して位置決めされるので、成形型を用いないにも拘らず、レンズ部14aの位置が高精度に定められ、それにより、成形されたレンズ部14Aのレンズ中心14bが発光素子12の光軸上に配置される。これとともに、既述のように配光制御部材14を成形する成形型を要しないので、型費が掛からず、したがって低コストで製造できる。
以上の工程を経ることで発光モジュール1が製造される。こうして製造された発光モジュール1が有した各発光部11の配光分布は、レンズ部14aを有した配光制御部材14と蛍光体層13Cの比率に応じて決定される。この比率は、以上説明した製造方法において、蛍光体層形成工程22で各素子配設孔25a内への未硬化の蛍光体入りの透明シリコーン樹脂の注入量を変えることで調整される。
こうした注入量の調整により、第1実施形態と同様に、レンズ部14aから見て見かけ上の光源となる蛍光体とレンズ部14aの中心(レンズ中心14b)との距離を異ならせることができるとともに、蛍光体層の表面積が変わることでレンズ部14aに対する見かけ上の光源の大きさを変えることができるので、各発光部11の配光分布のビーム角を第1実施形態と同様に例えば60°〜120°の範囲で調整可能である。
又、以上のように発光モジュール1は、レンズ部14aを有した配光制御部材14と蛍光体層の比率に応じた配光分布を有しており、前記比率を蛍光体層形成工程22において変えることで、レンズ部14aの形状を変えることなく配光分布が様々に調整されるので、低コストで製造するのに適した発光モジュールを提供できる。
又、製造された発光モジュール1が図示しない電源装置を介して通電されると、その各発光部11の発光素子12が一斉に発光されて、発光モジュール1は白色の光を出射する面状光源として使用される。
この光の出射において、カバー板25が白色である場合、その素子配設孔25aで光を効率よく反射させて、白色光が光の利用方向に集まるようにできるので、光の取出し効率を向上できる。更に、カバー板25が白色で、かつ、配光制御部材14に光を分散する粒子が混ぜられている場合には、この粒子でレンズ部14aの周囲に分散された白色光を、カバー板25の表面で光の利用方向に反射させて、光の取出し効率を向上できる。
発光モジュール1の発光中に各発光素子12が発した熱は、第1実施形態で説明したと同様にモジュール基板2を介して電球の光源取付け部6に放出されるため、蛍光体層及び配光制御部材14で埋設された発光素子12の温度上昇を抑制できるに伴い、発光素子12の発光性能が低下することを抑制できる。更に、第1実施形態で説明したのと同様に、各発光素子12の光軸は、モジュール基板2に対して直角となるように設けられて、そのばらつきがあっても極めて小さいことに加えて、レンズ部14aをカバー板25の素子配設孔25aで位置決めして、レンズ中心14bを発光素子12の光軸上に精度良く配置させ易いので、各発光部11での配光分布のばらつきを極めて小さくできる。
なお、前記各実施形態では、配光分布を調整するのに、レンズ中心と蛍光体層の表面との距離に加えて、蛍光体層の表面積の大きさを変えたので、この表面積を小さくすることでより狭角の配光分布を得るのに好適であるが、本発明は配光分布を変えるには前記距離を変える要素である蛍光体層の厚さのみを変えて実施することもできる。又、前記各実施形態では、一種類の発光部、つまり、同じ配光分布を持つ複数の発光部をモジュール基板に装着したが、蛍光体層と配光制御部材の比率が異なることによって、形状と大きさは同じであるが異なる配光分布を持つ複数種の発光部をモジュール基板に装着した発光モジュールとして実施することもできる。
1…発光モジュール、2…モジュール基板、4…絶縁板(モジュール基板の実装面)、5…配線部材、11…発光部、12…発光素子、13A,13B,13C…蛍光体層、14…配光制御部材、14a…レンズ部、14b…レンズ中心、A1,A2,A3…蛍光体層の表面積を規定する直径、t1,t2,t3…蛍光体層の厚さ、17…レンズ成形型、20…カバー板装着工程、21…素子実装工程、22…蛍光体層形成工程、23…レンズ形成工程、25…カバー板、25a…素子配設孔、25b…カバー板の表面,

Claims (3)

  1. 絶縁材製の実装面及びこの実装面上に所定のパターンで設けられた配線部材を有したモジュール基板と;
    このモジュール基板に間隔を置いて設けられた複数の発光部であって、前記実装面に実装されて前記配線部材に電気的に接続されたベアチップからなる発光素子、この発光素子を埋めて前記実装面上に設けられ前記発光素子が発する光で励起されて前記光の色とは異なる色の光を放射する蛍光体が混ぜられた蛍光体層、及びレンズ部を有して前記蛍光体層を埋めて設けられた透光性の配光制御部材を備え、前記レンズ部に対する前記蛍光体層の表面積及び前記蛍光体層の厚さの内で少なくとも前記厚さを変えることにより所望の配光分布が得られるように調整された前記発光部と;
    を具備することを特徴とする発光モジュール。
  2. 配線部材が設けられたモジュール基板の絶縁材製実装面に、間隔を置いてベアチップからなる複数の発光素子を実装し、かつ、これら発光素子と前記配線部材とを電気的に接続する素子実装工程と;
    蛍光体が混ぜられた透光性樹脂で前記発光素子を個々に埋めて前記発光素子毎に蛍光体層を形成するとともに、この形成において前記蛍光体層の表面積及び前記蛍光体層の厚さの内で少なくとも前記厚さを変えて所望の配光分布が得られるように前記透光性樹脂の量を調整する蛍光体層形成工程と;
    前記実装面に突き当てられるレンズ成形型と前記蛍光体層との間に形成される空間に透光性材料を注入して、レンズ部を有して前記蛍光体層を埋める配光制御部材を前記発光素子毎に成形するレンズ形成工程と;
    を具備することを特徴とする発光モジュールの製造方法。
  3. 複数の素子配設孔が間隔を置いて形成されたカバー板を、配線部材が設けられたモジュール基板の絶縁材製実装面に積層するカバー板装着工程と;
    前記素子配設孔内で、前記実装面にベアチップからなる複数の発光素子を実装し、かつ、これら発光素子と前記配線部材とを電気的に接続する素子実装工程と;
    前記各素子配設孔の夫々に蛍光体が混ぜられた透光性樹脂を前記カバー板の表面より低い高さまで注入して、この透光性樹脂で前記発光素子を個々に埋めて前記発光素子毎に蛍光体層を形成するとともに、この形成において前記蛍光体層の表面積及び前記蛍光体層の厚さの内で少なくとも前記厚さを変えて所望の配光分布が得られるように前記透光性樹脂の量を調整する蛍光体層形成工程と;
    透光性材料を前記各素子配設孔の夫々にそれらの孔縁を支えとして前記カバー板の表面から盛り上がるようにポッティングにより注入し、この盛り上がった部位でレンズ部を形成して前記蛍光体層を埋める配光制御部材を前記発光素子毎に成形するレンズ形成工程と;
    を具備することを特徴とする発光モジュールの製造方法。
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