JP2009139346A - 放射線検出センサおよび放射線検出センサユニット - Google Patents

放射線検出センサおよび放射線検出センサユニット Download PDF

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Yuji Matsuzoe
雄二 松添
Toshiaki Fujimoto
敏明 藤本
Katsuto Ito
勝人 伊藤
Takeshi Ishikura
剛 石倉
Shoji Nakamura
尚司 中村
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Abstract

【課題】素子を形成するウエハサイズなどの制約に影響されない構造、および、検出面を大面積化しても静電容量を増大させない構造、をそれぞれ採用して大型の検出対象に適用可能な低消費電力・簡易構造の半導体型の放射線検出センサを提供する。さらに、このような放射線検出センサを複数用いてさらなる大型の検出対象に適用可能な半導体型の放射線検出センサユニットを提供する。
【解決手段】回路基板2の検出素子設置面の配線部21とワイヤ配線部3との接続位置と、回路基板2の信号処理部設置面の配線部21と信号処理部4との接続位置と、が回路基板2の表裏でそれぞれが略一致することで信号経路を短縮した放射線検出センサ100とした。また、このような放射線検出センサ100を搭載した放射線検出センサユニットとした。
【選択図】図5

Description

本発明は、放射線を検出する放射線検出センサ、および、この放射線検出センサを複数組み合わせた放射線検出センサユニットに関する。
原子力発電所や放射線利用施設などで用いられる放射線検出装置は、半導体型放射線検出装置とシンチレータ型放射線検出装置とに大別できる。
半導体型放射線検出装置は、シリコン(Si)などの半導体に放射線を入射させ、放射線の電離作用によって発生した電荷を電荷増幅型アンプによって増幅した信号を用いて放射線を検出する装置である。半導体型放射線検出装置は、比較的小型のポケット線量計等の放射線検出装置として用いられる。この理由としては、素子を形成するウエハサイズなどの制約、素子大面積化により静電容量が増大して電気特性が悪化する、等の原因から大面積化には適しないからである。換言すれば、大型物品の汚染検出を可能とする半導体型放射線検出装置は存在しなかった。
一方、シンチレータ型放射線検出装置は、シンチレータに放射線を入射させ、放射線により発光するシンチレータからの光を光電子倍増管によって増幅し、この増幅信号を用いて放射線を検出する装置である。一般に、シンチレータ型放射線検出装置は、比較的大型物品の汚染検出を可能とするものであり、人や物品等の放射線汚染検出に用いられる。
このシンチレータ型放射線検出装置について図を参照しつつ説明する。図10は従来技術のシンチレータ型放射線検出装置の回路ブロック図である。図11は従来技術のシンチレータ型放射線検出装置の一部構成図である。シンチレータ型放射線検出装置300は、図10で示すように、光シンチレータ(Photo Multiplier Tube:PMT)301、光電子倍増管302、高電圧電源303、アンプ回路304、比較器305、基準電位発生器306、カウンタ307、演算処理部308を備える。光シンチレータ301は、詳しくは図11で示すように、ガイド309を介して光電子倍増管302に接続されている。
続いてシンチレータ型放射線検出装置300による検出処理について説明する。
光シンチレータ301は、入射した放射線の消費エネルギーに応じた光に変換し、この光を出射する。この光は図11のガイド309により誘導されつつ光電子倍増管302へ入射する。
光電子倍増管302はこの光を電気的なパルス信号に変換して出力する。光電子倍増管302には高電圧印加用の高電圧電源303から電源供給されており、信号処理に充分高電圧なパルス信号とする。
光電子倍増管302からのパルス信号は、アンプ回路304にてさらに所定の電圧に増幅されて比較器305へ入力される。
比較器305は、パルス信号に含まれるノイズ成分を除去して信号成分のみ取り出す機能を有するものであり、基準電位発生器306から入力される基準電圧とパルス信号とを比較し、基準電圧未満のパルス信号をノイズ成分として除去し、基準電圧以上のパルス信号を通過させて整形パルス信号を生成する。
カウンタ307は、整形パルス信号を入力して、被ばく量に比例したパルス数をカウントしてカウントデータを出力する。
演算処理部308は、入力されたカウントデータに基づいて演算処理を行い、線量率や線量当量率などを算出し、図示しないディスプレイに表示させる。
従来技術のシンチレータ型放射線検出装置300はこのようなものである。
また、通常、電気的パルス信号の波高は、入射放射線の光シンチレータ301内でのエネルギー消費量に比例する。このような性質を利用して、電気的パルス信号をその波高に対応したチャネル(ch)ごとにカウントして入射放射線をエネルギー別に計数しエネルギースペクトルを求めるマルチch波高分析器が実用されている。
さらに、入射放射線の個々の電気的パルス信号に対してその波高に応じた重み付けを行って線量率や線量当量率等の工学値を求める測定機器等が実用されている。
また、放射線検出装置に係る他の従来技術として、例えば、特許文献1(特開平7−225280号公報;発明の名称「放射線測定装置」)がある。この放射線測定装置では、特許文献1の図3で示すように、シンチレータに対して複数の光電子増倍管を採用して大型の測定装置とするものである。
さらにまた、放射線検出装置に係る他の従来技術として、例えば、特許文献2(特開平7−306270号公報;発明の名称「放射線検出器および放射線検出方法」)がある。この放射線測定装置でも、特許文献1の図24で示すように、シンチレータに対して複数の光電子増倍管を採用して大型の測定装置とするものである。
特開平7−225280号公報(図3) 特開平7−306270号公報(図24)
図10,図11で説明した従来技術のシンチレータ型放射線検出装置300は、高電圧電源303から光電子倍増管302へ数百V程度の高電圧電源が供給され、電力消費が大きいという問題があった。特に□数十cm程度の比較的大型の放射線検出装置とする場合には、多数の光電子倍増管302が必要となるため、さらに電力消費が大きくなるという問題があった。このような問題は特許文献1,2でも起こり得る問題であった。
さらに図10,図11で説明した従来技術のシンチレータ型放射線検出装置300は、図11からも明らかなように、光シンチレータ301と光電子倍増管302を組み合わせるというものであり、光を有効に集めるために複雑なガイド309等の機械的な構造部材が必要となり、構造が簡素化できないという問題もあった。また、特許文献1でもライトガイドという名称で、特許文献2でも光反射部材という名称でガイドを配置するものであり、同様の問題を有するものであった。
そこで、低消費電力・構造の簡素化を図るため、本発明者等は上記のような問題がない半導体型放射線検出装置を大型化することに着目した。しかしながら、半導体素子の検出面の大型化の障害となる上記した制約条件(素子を形成するウエハサイズなどの制約、素子大面積化による静電容量の増大のために生じる電気特性の悪化)を克服する必要があった。
そこで、本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、素子を形成するウエハサイズなどの制約に影響されない構造、および、検出面を大面積化しても静電容量を増大させない構造、をそれぞれ採用して大型の検出対象に適用可能な低消費電力・簡易構造の半導体型の放射線検出センサを提供することにある。
さらに、このような放射線検出センサを複数用いてさらなる大型の検出対象に適用可能な半導体型の放射線検出センサユニットを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る発明によれば、
検出素子設置面と信号処理部設置面という表裏2層にまたがる配線部が形成される回路基板と、
回路基板の検出素子設置面の配線部に電気的に接続されるようにm×n(m,nはそれぞれ2以上の自然数)のマトリクス状に並べて配置されるm×n個の放射線検出素子と、
回路基板の検出素子設置面の配線部とm×n個の放射線検出素子とが電気的に接続されるm×n個のワイヤ配線部と、
回路基板の信号処理部設置面の配線部と電気的に接続されるm×n個の信号処理部と、
を備え、
回路基板の検出素子設置面の配線部とワイヤ配線部とのm×n個の接続位置と、回路基板の信号処理部設置面の配線部と信号処理部とのm×n個の接続位置と、は回路基板の表裏でそれぞれが略一致することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る発明によれば、
請求項1に記載された放射線検出センサにおいて、
前記放射線検出素子は、
P型半導体とN型半導体とを接合した検出部と、
検出部のP型半導体の側に形成される回路基板側電極と、
検出部のN型半導体の側に形成される検出面側電極と、
を備え、
検出面側電極は外側に面してワイヤ配線部と電気的に接続され、また、回路基板側電極は検出素子設置面の配線部と電気的に接続されることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る発明によれば、
請求項2に記載された放射線検出センサにおいて、
前記検出部は、P型半導体として結晶シリコン層と、N型半導体としてアモルファスシリコン層と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る発明によれば、
請求項2または請求項3に記載された放射線検出センサにおいて、
前記検出部は、N型半導体の周囲を囲むようにガードリング層を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係る発明によれば、
請求項1〜請求項4の何れか一項に記載された放射線検出センサにおいて、
前記放射線検出素子は、その検出面側電極の面積が20mm□〜30mm□であることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に係る発明によれば、
請求項1〜請求項5の何れか一項に記載された放射線検出センサにおいて、
前記信号処理部は、放射線検出素子から出力されたパルス状の電流信号を整形して整形パルス信号を出力するプリアンプ回路であることを特徴とする。
また、本発明の請求項7に係る発明によれば、
請求項1〜請求項5の何れか一項に記載された放射線検出センサにおいて、
前記信号処理部は、
放射線検出素子から出力されたパルス状の電流信号を整形して整形パルス信号を出力するプリアンプ回路と、
プリアンプ回路からの整形パルス信号を増幅してパルス電圧信号を出力するリニアアンプ回路と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に係る発明によれば、
請求項1〜請求項5の何れか一項に記載された放射線検出センサにおいて、
前記信号処理部は、
放射線検出素子から出力されたパルス状の電流信号を整形して整形パルス信号を出力するプリアンプ回路と、
プリアンプ回路からの整形パルス信号を増幅してパルス電圧信号を出力するリニアアンプ回路と、
リニアアンプ回路からのパルス電圧信号のうち所定の電圧以上のパルス電圧信号を選択して出力する比較回路と、
比較回路で選択されたパルス電圧信号をカウントしてパルスカウントデータを出力するカウンタ回路と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項9に係る発明によれば、
請求項8に記載された放射線検出センサにおいて、
m×n個の信号処理部とそれぞれ接続され、信号処理部からのパルスカウントデータに基づいて被ばく量を演算して被ばく量データを生成するMPUを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項10に係る発明によれば、
ベース回路基板と、
ベース回路基板の一方の面に複数個がマトリクス状に並べて配置される請求項1〜請求項7の何れか一項に記載された放射線検出センサと、
を備え、
i×j(iはmの倍数,jはnの倍数を満たす自然数)個がマトリクス状に並べて配置される検出面側電極は、隣接する二個の検出面側電極の辺の間隔が略一致するように放射線検出センサが位置決めされつつ配置されることを特徴とする。
また、本発明の請求項11に係る発明によれば、
ベース回路基板と、
ベース回路基板の一方の面に複数個がマトリクス状に並べて配置される請求項8に記載された放射線検出センサと、
を備え、
i×j(iはmの倍数,jはnの倍数を満たす自然数)個がマトリクス状に並べて配置される検出面側電極は、隣接する二個の検出面側電極の辺の間隔が略一致するように放射線検出センサが位置決めされつつ配置されることを特徴とする。
また、本発明の請求項12に係る発明によれば、
請求項11に記載の放射線検出センサユニットにおいて、
m×;n個の信号処理部と接続され、それぞれの信号処理部からのパルスカウントデータに基づいて全体の被ばく量を演算して全体被ばく量データを生成するMPUを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項13に係る発明によれば、
ベース回路基板と、
ベース回路基板の一方の面に複数個がマトリクス状に並べて配置される請求項9に記載された放射線検出センサと、
を備え、
i×j(iはmの倍数,jはnの倍数を満たす自然数)個がマトリクス状に並べて配置される検出面側電極は、隣接する二個の検出面側電極の辺の間隔が略一致するように放射線検出センサが位置決めされつつ配置されることを特徴とする。
また、本発明の請求項14に係る発明によれば、
請求項13に記載の放射線検出センサユニットにおいて、
放射線検出センサと同数個のMPUと接続され、それぞれのMPUからの被ばく量データに基づいて全体的な被ばく量を演算して全体被ばく量データを生成する中央処理装置を備えることを特徴とする。
以上のような本発明によれば、素子を形成するウエハサイズなどの制約に影響されない構造、および、検出面を大面積化しても静電容量を増大させない構造、をそれぞれ採用して大型の検出対象に適用可能な低消費電力・簡易構造の半導体型の放射線検出センサを提供することができる。
さらに、このような放射線検出センサを複数用いてさらなる大型の検出対象に適用可能な半導体型の放射線検出センサユニットを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態の放射線検出センサおよび放射線検出センサユニットについて図を参照しつつ以下に説明する。図1は本形態の放射線検出センサの検出素子設置面側の斜視平面図、図2は本形態の放射線検出センサの信号処理部設置面側の斜視平面図、図3は放射線検出素子の斜視平面図、図4は放射線検出素子の断面構造図、図5は放射線検出センサの内部構成の説明図、図6は放射線検出センサの回路ブロック図である。
放射線検出センサ100は、図1,図2に示すように、4個の放射線検出素子1、1枚の回路基板2、4個のワイヤ配線部3、4個の信号処理部4、1個のMPU5を備えている。4個の放射線検出素子1が1枚の回路基板2の一方の面に配置され、また、4個の信号処理部4と1個のMPU5が1枚の回路基板2の他方の面に配置される。それぞれ一個づつの放射線検出素子1、ワイヤ配線部3、信号処理部4の一組が電気的に接続されており、放射線検出素子1からの検出信号を用いて信号処理部4が信号処理を行う。そして、MPU5が演算処理を行う。
続いて各構成について説明する。
放射線検出素子1は、図3で示すように、平板状の形状を有している。放射線検出素子1の断面構造は、図4で示すように、大別して、検出部11、回路基板側電極12、検出面側電極13を備えている。
放射線検出素子1は、その検出面側電極12の面積が約□25mmであり、静電容量の増加を抑制して良好な電気特性を確保できるような面積を採用している。なお、検出面側電極12の面積は、約30mm□までは静電容量の増加を抑えて良好な電気特性を確保でき、また、約20mm□を下回ると小さすぎて大面積化の観点から難があるため、約20mm□〜約30mm□とすることが好ましい。
検出部11は、図4で示すように、P層111、N層112、N層113、N層114を備える。
P層111は、P型半導体である。
N層112は、N型半導体である。
ここで上から見ると、N層112は、P層111をなすP型半導体により周りを□状に囲まれている。
P層111とN層112との形成方法であるが、例えば、P型半導体である結晶シリコン基板上に、酸化被膜によりN層112を形成する箇所が開放されたパターンを形成し、P(リン)を蒸着して、電気炉等にて熱拡散処理を施すPN接合を行ってP型半導体の上に数十um程度のN型半導体を形成し、酸化被膜を除去して完成する。P層111はこのP型半導体(P型シリコン)であり、N層112はこのN型半導体(N型シリコン)である。
層113は、不純物濃度が高く(つまり電気抵抗値が低い)N型半導体である。ここで上から見ると、N層113は、P層111をなすP型半導体の周りを□状に囲んでいる。このようなN層113は後述するがガードリング層として機能する。
層114は、不純物濃度が低く(つまり電気抵抗値が高い)N型半導体である。N層114は、オーミックをとるためのものである。
P層111におけるN層113やN層114の形成方法であるが、例えば、先ほどPN接合されたP型半導体である結晶シリコン基板の上に、さらに酸化被膜によりN層113やN層114を形成する箇所が開放されたパターンを形成し、P(リン)を蒸着により配置し、電気炉等にて熱拡散処理を施すPN接合を行ってP型半導体の上に数十um程度のN型半導体を形成し、酸化被膜を除去して完成する。
なお、このような検出部11において、N層112は、アモルファスシリコン層としてもよい。結晶シリコン基板の上に所定パターンのマスクを載せてアモルファスシリコンをCVD(Chemical Vapor Deposition)装置にて所定厚みまで製膜して、結晶シリコン層(P型半導体)の上にアモルファスシリコン層(N型半導体)を形成する。このように構成しても良い。
回路基板側電極12は、P型半導体の側に形成されるものであり、具体的にはこの検出部11のN層114に接するように形成される。
検出面側電極13は、N型半導体の側に形成されるものであり、具体的にはこの検出部11のN層112に接するように形成される。
放射線検出素子1は、このようなものである。
回路基板2はこのような放射線検出素子1を複数個搭載する。回路基板2は、ガラスエポキシなどの一般的なプリント配線板である。回路基板2は、図5で示すように、検出素子設置面と信号処理部設置面という表裏2層にまたがる配線部21が形成されており、いわゆる2層板(両面プリント配線板)である。検出素子設置面の配線部21と信号処理部設置面の配線部21とは、例えばスルーホールなど表裏を貫通する貫通部(配線部21の一部)により電気的に接続される。
このような回路基板2の検出素子設置面の配線部21に電気的に接続されるように縦2個×横2個のマトリクス状に並べて計4個の放射線検出素子1が配置される。
4個のワイヤ配線部3は、回路基板2の検出素子設置面の配線部21と4個の放射線検出素子1の検出面側電極13とを電気的に接続する。1個のワイヤ配線部3は、例えば複数本のワイヤにより構成される。
4個の信号処理部4の接続部4aは、回路基板2の信号処理部設置面の配線部21と電気的に接続される。1個の信号処理部4は、コンデンサ41、増幅回路42、基準電圧回路43、比較回路44、カウンタ回路45をそれぞれ1個づつ備える。なお、信号処理部4の信号処理については後述する。
MPU5は、4個の信号処理部4と接続されており、それぞれの信号処理部4から得られたデータを処理する。MPU5は通信機能を有しており、図示しない中央処理装置(パーソナルコンピュータなど)と接続されて、各種データを出力する。
そして、このようなセンサの特徴的な部分として、回路基板2の検出素子設置面の配線部21とワイヤ配線部3との4個の接続位置と、回路基板2の信号処理部設置面の配線部21と信号処理部4の接続部41の4個の接続位置と、はともにスルーホールなどの貫通部である配線部21の上下に位置しており、回路基板2の表裏で略一致している。上から見れば同じ位置となる。このような配置とすることで、放射線検出素子1から信号処理部4までの経路を極力短くして浮遊容量を低減している。そして全ての経路が極力短い経路となっており、いずれの経路も浮遊容量を低減している。
なお、放射線検出素子1は、縦2個×横2個のマトリクス状に並べて計4個に配置する形態に限定するものではない。このような放射線検出センサを一般化すれば以下のようになる。回路基板2の検出素子設置面の配線部21に電気的に接続されるようにm×n(m,nはそれぞれ2以上の自然数)のマトリクス状に並べて配置されるm×n個の放射線検出素子1が配置される。
m×n個のワイヤ配線部3は、回路基板2の検出素子設置面の配線部21とm×n個の放射線検出素子1とを電気的に接続する。
m×n個の信号処理部4は、回路基板2の信号処理部設置面の配線部21とを電気的に接続する。
そして、回路基板2の検出素子設置面の配線部21とワイヤ配線部3とのm×n個の接続位置と、回路基板2の信号処理部設置面の配線部21と信号処理部4とのm×n個の接続位置と、を図5で示すように回路基板2の表裏において、上から見て略一致させており、全ての放射線検出素子1から信号処理部4までのm×n個の経路を極力短くするというものである。
続いて放射線検出センサ100の機能・動作について説明する。なお、4個の放射線検出素子1はいずれも同じ構造であり、また、4個の信号処理部も同じ構造であるため、1個の放射線検出素子1、それに接続される1個の信号処理部4およびMPU5による機能・動作についてのみ説明し、他は同じであるとして重複する説明を省略している。
図6で示すように、電源電圧50により放射線検出素子1に電圧を印加する。回路基板側電極12には、下側の配線部21により接地されて0Vが、また、検出面側電極13には、ワイヤ配線部3からプラス電圧が、それぞれ印加される(以下、逆バイアスをかけるという)。
すると、図4に示す検出部11において、P型半導体であるP層111にマイナス電界が、また、N型半導体側であるN層112にプラス電界が形成され、P層111とN層112との接合面を中心に空乏層が現れる。
このような、空乏層領域に放射線が入射すると、空乏層内で共有結合されている電子が弾き飛ばされ、電子と正孔のペア(電子正孔対)ができる。電子はプラス電界が形成されている検出面側電極13側へ、正孔はマイナス電界が印加されている回路基板側電極12に移動する。この電子と正孔との流れが電流となる。発生した電子(以下、パルス状の電流信号)は、ワイヤ配線部3から出力されることとなる。
なお、パルス状の電流信号は数[fC]程度の電荷により形成された非常に微小な電流信号であり、仮にこのような微小な電流信号の近辺で大きな電圧信号が変動するとその変動によるノイズ成分によって正しく信号を検出することができない。従来技術のシンチレータ型放射線検出装置では大きな電圧信号を印加するため、このようなノイズ成分の影響を受けるおそれがあった。しかしながら、本形態では、逆バイアスは、100V〜200V程度の電圧であり、従来技術で問題となっていた大電圧信号による影響を回避することができる。
また、N層113がガードリング層として機能する。仮にN層113がない構成を考えると、N層112側から空乏層が広がって空乏層がP層111の側面をパンチスルーしてしまい、そのため、漏れ電流が増大し、後段の信号処理部4への出力ノイズが大きくなる。しかしながら、本形態ではN層113は接地により回路基板側電極12と同電位となっており、N層113付近もマイナス電界が形成されて正孔が移動する(つまり電流は流れない)ため、空乏層が側面まで拡がらないようにカットする。このようなN層113の存在により、漏れ電流を低減する。この点でも、パルス状の電流信号に混入するノイズ信号のノイズレベルを下げ、低いレベルの放射線の検出も可能としている。
さらに、パルス状の電流信号は、図5に示すように、ワイヤ配線部3、配線部(貫通部)21、接続部4a、と経て信号処理部4に入力されるというものであり、回路基板2の上側から下側へ流れる。放射線検出素子1から信号処理部4までの経路をこのように回路基板2の表裏を貫通して流れる経路とするとともに、この貫通部の上下付近で接続するようにしたため、経路を短縮している。これにより放射線検出素子1から信号処理部4までの距離を短くし、配線等の浮遊容量を低減してノイズの侵入を防ぎ、低いエネルギー領域の信号まで正しく検出することができる。信号処理部4は増幅回路42により信号を増幅するため、信号処理部4の増幅回路42より後段は、経路を長くすることができ、配置の自由度を高めている。
放射線検出センサ100は、これらノイズ低減の効果が相乗的に相俟って、低いエネルギー領域の信号まで正しく検出することができるセンサとしている。
パルス状の電流信号はコンデンサ41へ入力される。直流のノイズ成分を除去したパルス状の電流信号を出力する。コンデンサ41からのパルス状の電流信号は増幅回路42へ出力される。
増幅回路42は、図示しないがプリアンプ回路とリニアアンプ回路とからなっている。
プリアンプ回路は、放射線検出素子1およびコンデンサ41から出力されたパルス状の電流信号を整形して整形パルス信号を出力する。
リニアアンプ回路は、プリアンプ回路からの整形パルス信号を増幅してパルス電圧信号を出力する。パルス電圧信号は比較回路44へ出力される。
比較回路44は、基準電圧回路43から基準電圧が入力されており、リニアアンプ回路からのパルス電圧信号のうち、基準電圧以下をノイズとして除去するとともに、基準電圧以上のパルス電圧信号を信号成分として選択して出力する。
カウンタ回路45は、比較回路44で選択され、被ばく量に比例したパルス電圧信号をカウントしてパルスカウントデータを出力する。
信号処理部4はこのようなパルスカウントデータをMPU5へ出力する。
MPU5は、これら全ての信号処理部4からのパルスカウントデータに基づいて被ばく量を演算して被ばく量データを生成する。この被ばく量データは、さらに図示しない中央処理装置に送られて解析に用いたり、音声や表示の出力部により、警報が報知されたりすることとなる。放射線検出センサ100はこのようなものである。
なお、先の形態では、4個の信号処理部4および1個のMPU5を備える構成として説明した。しかしながら、他の変形形態も可能である。
例えば、先の形態の放射線検出センサ100からMPU5を除去した構成とし、4個の信号処理部4は遠隔地にあるMPU5と接続されて上記のような被ばく量データを得るようにしても良い。
また、先の形態の放射線検出センサ100からMPU5を除去し、さらに全ての信号処理部4から基準電圧回路43、比較回路44、カウンタ回路45を取り去り、コンデンサ41、増幅回路(プリアンプ回路・リニアアンプ回路)42のみとした構成としても良い。この場合、4個の信号処理部4は遠隔地にある比較回路44、カウンタ回路45、MPU5と接続されて上記のようなパルスカウントデータ・被ばく量データを得る。
また、先の形態の放射線検出センサ100からMPU5を除去し、さらに全ての信号処理部4から増幅回路42のリニアアンプ回路、基準電圧回路43、比較回路44、カウンタ回路45を取り去り、コンデンサ41、増幅回路42のプリアンプ回路のみとした構成としても良い。この場合、4個の信号処理部4は遠隔地にあるリニアアンプ回路、比較回路44、カウンタ回路45、MPU5と接続されて上記のようなパルスカウントデータ・被ばく量データを得る。
続いて他の形態について図を参照しつつ説明する。図7は本形態の放射線検出センサユニットの斜視平面図である。本形態の放射線検出センサユニットは、先に説明した放射線検出センサを複数個用いて検出面積をさらに増大させる構成である。放射線検出センサユニット200は、ベース回路基板、複数の放射線検出センサ100を備える。放射線検出センサ100については先に説明した形態と同じであり、同じ符号を付すとともに重複する説明を省略する。
図7では4個の放射線検出素子1を搭載する放射線検出センサ100を、さらに2×2個のマトリクス状に配置する。ベース回路基板は、放射線センサ100を機械的な位置決めを行いつつ、複数個配置できるようにしている。例えば、下側に図示しないベース回路基板を配置し、短絡等が生じないように絶縁を確保しつつ放射線センサ100の位置決めを行ってベース回路基板に固着する。
これにより、4×4個で計16個の放射線検出素子1がマトリクス状に配置されるユニットとなる。なお、一般化すれば、検出面側電極13は、図7で示すように、放射線検出素子1がm×nのマトリクス状に並べて配置される放射線検出センサ100をさらにマトリクス状に配置することにより、放射線検出素子1がi×j(iはmの倍数,jはnの倍数を満たす自然数)のマトリクス状に並べて配置される。
そしてマトリクス状に並べて配置される検出面側電極13は、隣接する二個の検出面側電極13の辺の間に間隔が略一致するようにすれば、放射線検出センサユニット200の全面で場所による偏りが生じることなく検出できるように、放射線検出センサ100が位置決めされる。このように構成することで、大面積の放射線検出領域を有する放射線検出センサユニット200とすることができる。
なお、放射線検出センサユニットに搭載する放射線検出センサ100は各種形態があるが、上記した各形態(増幅回路42のプリアンプ回路まで搭載した形態、増幅回路42のリニアアンプ回路まで搭載した形態、信号処理部4の全ての構成を搭載した形態、または、MPU5まで搭載した形態)とすることができる。そして、他の放射線検出センサユニットとして、例えば、放射線検出センサ100がカウンタ回路まで含む信号処理部4が搭載されている場合、図8の放射線検出センサユニットの回路ブロック図に示すように、i×j個(本形態では16個)の信号処理部4が接続されるMPU5をベース回路基板に設ける構成を採用しても良い。さらにはi×j個の信号処理部4が遠隔地にあるMPU5と接続される構成を採用しても良い。いずれもMPU5が上記のような被ばく量データを算出することができる。
また、他の放射線検出センサユニット200として、例えば、放射線検出センサ100が信号処理部4・MPU5まで搭載されている場合、図9の放射線検出センサユニットの回路ブロック図に示すように、放射線検出センサ100の個数(本形態では4個)と同数個のMPU5が接続される中央処理装置6をベース回路基板に設けたり、他の遠隔地に設ける構成を採用しても良い。さらには1個の信号処理部4に1個のMPUが接続されて計16個のMPU5が遠隔地にある中央処理装置6と接続される構成を採用しても良い。いずれもMPU5が上記のような被ばく量データを算出し、中央処理装置6が情報を解析する処理を行うことができる。
このような本発明による放射線検出センサおよび放射線検出センサユニットでは、半導体型放射線検出装置特有の問題点(素子大面積化により静電容量が増大して電気特性が悪化するため大型化できない、ウエハサイズなどの制約により素子が大型化できない)を、20mm□〜30mm□という比較的小型の放射線検出素子をマトリクス状に並べることで解消したものである。また、ノイズの影響による対策を適宜施したものである。
そして、特に、放射線検出素子1に印加する電圧としては、100〜200V程度の電圧で十分であるため、電力消費を小さくできる。
また、従来技術のようにシンチレータからの光を有効に集めて光電子倍増管に入力するための複雑な光学系構造体が不要であり、シンプルな構成、装置の低コスト化を図ることが可能となる。
さらにまた、必要な個数の放射線検出センサをマトリクス状に並べることによって、任意広さの大面積な放射線検出センサユニットを実現することが可能である。
本発明を実施するための最良の形態の放射線検出センサの検出素子設置面側の斜視平面図である。 本発明を実施するための最良の形態の放射線検出センサの信号処理部設置面側の斜視平面図である。 放射線検出素子の斜視平面図である。 放射線検出素子の断面構造図である。 放射線検出センサの内部構成の説明図である。 放射線検出センサの回路ブロック図である。 本発明を実施するための最良の形態の放射線検出センサユニットの斜視平面図である。 放射線検出センサユニットの回路ブロック図である。 放射線検出センサユニットの回路ブロック図である。 従来技術のシンチレータ型放射線検出装置の回路ブロック図である。 従来技術のシンチレータ型放射線検出装置の一部構成図である。
符号の説明
100:放射線検出センサ
1:放射線検出素子
11:検出部
111:P層
112:N層
113:N
114:N
12:回路基板側電極
13:検出面側電極
2:回路基板
21:配線部
3:ワイヤ配線部
4:信号処理部
4a:接続部
41:コンデンサ
42:増幅回路
43:基準電圧回路
44:比較回路
45:カウンタ回路
5:MPU
6:中央処理部
50:電源電圧
200:放射線検出センサユニット

Claims (14)

  1. 検出素子設置面と信号処理部設置面という表裏2層にまたがる配線部が形成される回路基板と、
    回路基板の検出素子設置面の配線部に電気的に接続されるようにm×n(m,nはそれぞれ2以上の自然数)のマトリクス状に並べて配置されるm×n個の放射線検出素子と、
    回路基板の検出素子設置面の配線部とm×n個の放射線検出素子とが電気的に接続されるm×n個のワイヤ配線部と、
    回路基板の信号処理部設置面の配線部と電気的に接続されるm×n個の信号処理部と、
    を備え、
    回路基板の検出素子設置面の配線部とワイヤ配線部とのm×n個の接続位置と、回路基板の信号処理部設置面の配線部と信号処理部とのm×n個の接続位置と、は回路基板の表裏でそれぞれが略一致することを特徴とする放射線検出センサ。
  2. 請求項1に記載された放射線検出センサにおいて、
    前記放射線検出素子は、
    P型半導体とN型半導体とを接合した検出部と、
    検出部のP型半導体の側に形成される回路基板側電極と、
    検出部のN型半導体の側に形成される検出面側電極と、
    を備え、
    検出面側電極は外側に面してワイヤ配線部と電気的に接続され、また、回路基板側電極は検出素子設置面の配線部と電気的に接続されることを特徴とする放射線検出センサ。
  3. 請求項2に記載された放射線検出センサにおいて、
    前記検出部は、P型半導体として結晶シリコン層と、N型半導体としてアモルファスシリコン層と、を備えることを特徴とする放射線検出センサ。
  4. 請求項2または請求項3に記載された放射線検出センサにおいて、
    前記検出部は、N型半導体の周囲を囲むようにガードリング層を備えることを特徴とする放射線検出センサ。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載された放射線検出センサにおいて、
    前記放射線検出素子は、その検出面側電極の面積が20mm□〜30mm□であることを特徴とする放射線検出センサ。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載された放射線検出センサにおいて、
    前記信号処理部は、放射線検出素子から出力されたパルス状の電流信号を整形して整形パルス信号を出力するプリアンプ回路であることを特徴とする放射線検出センサ。
  7. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載された放射線検出センサにおいて、
    前記信号処理部は、
    放射線検出素子から出力されたパルス状の電流信号を整形して整形パルス信号を出力するプリアンプ回路と、
    プリアンプ回路からの整形パルス信号を増幅してパルス電圧信号を出力するリニアアンプ回路と、
    を備えることを特徴とする放射線検出センサ。
  8. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載された放射線検出センサにおいて、
    前記信号処理部は、
    放射線検出素子から出力されたパルス状の電流信号を整形して整形パルス信号を出力するプリアンプ回路と、
    プリアンプ回路からの整形パルス信号を増幅してパルス電圧信号を出力するリニアアンプ回路と、
    リニアアンプ回路からのパルス電圧信号のうち所定の電圧以上のパルス電圧信号を選択して出力する比較回路と、
    比較回路で選択されたパルス電圧信号をカウントしてパルスカウントデータを出力するカウンタ回路と、
    を備えることを特徴とする放射線検出センサ。
  9. 請求項8に記載された放射線検出センサにおいて、
    m×n個の信号処理部とそれぞれ接続され、信号処理部からのパルスカウントデータに基づいて被ばく量を演算して被ばく量データを生成するMPUを備えることを特徴とする放射線検出センサ。
  10. ベース回路基板と、
    ベース回路基板の一方の面に複数個がマトリクス状に並べて配置される請求項1〜請求項7の何れか一項に記載された放射線検出センサと、
    を備え、
    i×j(iはmの倍数,jはnの倍数を満たす自然数)個がマトリクス状に並べて配置される検出面側電極は、隣接する二個の検出面側電極の辺の間隔が略一致するように放射線検出センサが位置決めされつつ配置されることを特徴とする放射線検出センサユニット。
  11. ベース回路基板と、
    ベース回路基板の一方の面に複数個がマトリクス状に並べて配置される請求項8に記載された放射線検出センサと、
    を備え、
    i×j(iはmの倍数,jはnの倍数を満たす自然数)個がマトリクス状に並べて配置される検出面側電極は、隣接する二個の検出面側電極の辺の間隔が略一致するように放射線検出センサが位置決めされつつ配置されることを特徴とする放射線検出センサユニット。
  12. 請求項11に記載の放射線検出センサユニットにおいて、
    m×n個の信号処理部と接続され、それぞれの信号処理部からのパルスカウントデータに基づいて全体の被ばく量を演算して全体被ばく量データを生成するMPUを備えることを特徴とする放射線検出センサユニット。
  13. ベース回路基板と、
    ベース回路基板の一方の面に複数個がマトリクス状に並べて配置される請求項9に記載された放射線検出センサと、
    を備え、
    i×j(iはmの倍数,jはnの倍数を満たす自然数)個がマトリクス状に並べて配置される検出面側電極は、隣接する二個の検出面側電極の辺の間隔が略一致するように放射線検出センサが位置決めされつつ配置されることを特徴とする放射線検出センサユニット。
  14. 請求項13に記載の放射線検出センサユニットにおいて、
    放射線検出センサと同数個のMPUと接続され、それぞれのMPUからの被ばく量データに基づいて全体的な被ばく量を演算して全体被ばく量データを生成する中央処理装置を備えることを特徴とする放射線検出センサユニット。
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