JP2009139049A - 同時給排形換気扇 - Google Patents

同時給排形換気扇 Download PDF

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Abstract

【課題】住宅の壁面に室内外を連通する風洞パイプの室内側に本体を設置し、室外側にフードを設置して、風洞パイプ内で外管と内管からなる二重管を接続する場合は、内管と本体、及び内管とフードとの接続箇所が壁体の内部であるため、接続状態を認知することができないという課題があり、接続状態を認知することで接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となることを目的とする。
【解決手段】施工する際に内管接続管24によって本体内管7とフード内管22が接続されたことを認知できる認知手段を備えたことにより、内管接続管24と本体内管7、及び内管接続管24とフード内管22との接続箇所に隙間が生じることが無く、給気風路9と排気風路8との短絡が発生しない接続となる同時給排形換気扇が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、居室等の室内環境を同時給排形換気扇により24時間常時換気を行う同時給排形換気扇に関するものである。
従来、この種の同時給排形換気扇は、高気密高断熱住宅等の気密性の高い住宅の換気システムの同時給排気手段として天井に埋め込まれる形のものが知られている。
以下、その同時給排形換気扇の一例について図12を参照しながら説明する。
図12に示すように、住宅の天井裏に設置された本体101には、室内に向かって室外の空気を吹き出す室内給気口102と、室内の空気を吸い込む室内排気口103を備えたルーバー部104が天井面に沿って設置され、室内排気口103から室内の空気を室外に排気するべく備えた排気風路105内に遠心ファンの形状である排気ファン106と排気ケーシング107と排気ファン106を回転させるモータ108を内部に備えた構成であり、室外の壁面に設置されたフード109には、室内排気口103から排気される空気を室外へ吹き出す室外排気口110と、室内給気口102へ室外の空気を供給する空気を吸い込む室外給気口111を備えた構成であり、室内排気口103から室外排気口110までを接続する排気風路105を形成する排気ダクト112と、室内給気口102から室外給気口111までを接続する給気風路113を形成する給気ダクト114は、排気ダクト112を内管とし、給気ダクト114を外管とする二重管で構成されている。
特開2003ー130417号公報
このような従来の同時給排形換気扇では、本体とフードとを接続する二重管を施工する際に、接続箇所が外部に剥き出しとなっているため、内管を接続して接続状態を目視で認知した後に外管を接続することによって接続箇所に隙間が生じること無く、確実に施工できるが、本発明のように、住宅の壁面に室内外を連通する風洞パイプの室内側に本体を設置し、室外側にフードを設置して、風洞パイプ内で外管と内管からなる二重管を接続する場合は、内管と本体、及び内管とフードとの接続箇所が壁体の内部であるため、接続状態を認知することができないという課題があり、施工する際に接続状態を認知することが要求されている。
また、内管と本体、及び内管とフードとの接続箇所に隙間が生じ、給気と排気との短絡が発生しても、それを認知することができないという課題があり、接続箇所に隙間が生じ、給気と排気が短絡していることを認知することが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、施工する際に内管と本体、及び内管とフードとの接続状態を認知することで、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となる同時給排形換気扇を提供することを目的としている。
本発明の同時給排形換気扇は、上記目標を達成するために、壁面に設けられた室内外を連通させる円筒状の風洞パイプを備え、風洞パイプの室外側に連通し、室外側壁面に設置されるフードを備え、フードは、室内から室外へ空気を排気する室外排気口及び室外から室内へ空気を給気する室外給気口を備え、フードは風洞パイプとの連結部分にフード外管を備え、フード外管の内側にフード内管を備えたことにより、フード内管の外側とフード内管の内側に別々の風路を構成し、風洞パイプの室内側から挿入して室内側壁面に設置される本体は、本体外管と本体外管の内側に本体内管を備え、室内から空気を排気する室内排気口及び排気送風機と室外より室内に空気を給気する室内給気口及び給気送風機を備え、本体内管とフード内管を接続する内管接続管を備えることにより室内排気口から排気送風機を経由して室外排気口を結ぶ排気風路と、室外給気口から給気送風機を経由して室内給気口を結ぶ給気風路を形成して換気を行う構成であり、内管接続管を取り付けて施工する際に内管接続管と本体内管、及び内管接続管とフード内管が接続されたことを認知できる認知手段を備えたものである。
この手段により施工する際に内管接続管と本体内管、及び内管接続管とフード内管との接続状態を認知することができ、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となる同時給排形換気扇が得られる。
また他の手段は、認知手段として、内管接続管と本体内管との接続を、本体内管に内管接続管を接続しながら保持できる保持部を備え、内管接続管とフード内管との接続を、フード内管の内径を内管接続管の外径よりも大きくすることでフード内管に内管接続管を挿入して接続される構成とし、且つフード内管の内側に接続の認知ができるように認知音を発生させる認知音発生機構を備え、本体内管の保持部に内管接続管を接続しながら保持した後にフード内管に内管接続管を挿入することにより、認知音発生機構と内管接続管が干渉して認知音が発生するようにしたものである。
また他の手段は、内管接続管とフード内管の接続、未接続を検知する検知手段と、検知手段により未接続を検知した際には異常を報知する異常報知手段を備えたものである。
また他の手段は、排気送風機は、排気ファン及び排気モータで構成され、排気モータの回転により排気ファンを回転させて排気を行い、給気送風機は、給気ファン及び給気モータで構成され、給気モータの回転により給気ファンを回転させて給気を行う機能を有し、検知手段として排気ファン及び給気ファンの回転数を検知する回転数検知手段を備え、異常報知手段として本体の室内側前面に異常を表示する表示部を備え、排気送風機と給気送風機を作動させた際に、排気ファンと給気ファンの少なくとも一方の回転数が一定の範囲を超えたことを検知した場合は、表示部に異常を表示するようにしたものである。
また他の手段は、フード内管の内側から内部に向かって立設する複数の内側ダンパーと、フード内管の外側から外部に向かって立設する複数の外側ダンパーを備え、それぞれの内側ダンパーと外側ダンパーは同一のダンパー回転軸を有し、ダンパー回転軸はフード内管の円周上で且つフード内管の軸方向に対して垂直に備えることで、内側ダンパーがダンパー回転軸を中心に室外側に向かって傾斜すると外側ダンパーが連動して室外側に向かって傾斜することにより、フード内管の内側に形成する風路とフード内管の外側に形成する風路を同時に開閉できる構成とし、フード内管に内管接続管が挿入された際は内管接続管と内側ダンパーが接触し、内側ダンパーが室外側に向かって傾斜するとともに外側ダンパーが室外側に向かって傾斜することでフード内管の内側の風路とフード内管の外側の風路を同時に開くようにしたものである。
また他の手段は、内管接続管が本体内管又はフード内管に接続されない場合は、本体を風洞パイプの室内側から挿入して室内側壁面に設置できない、又はフードが風洞パイプの室外側に連通して室外側壁面に設置できない構成とした施工漏れ防止手段を備えたものである。
また他の手段は、施工漏れ防止手段としてフード内管の外周に備えられ、フード内管の軸方向にスライド可能な干渉板を設置し、干渉板には内管接続管の挿入を検知する検知機構と、干渉板のスライド動作を規制するためのストッパー機構を備え、検知機構により内管接続管を検知した場合にはストッパー機構が連動して干渉板のスライド動作の規制を解除するように構成したものである。
また他の手段は、施工漏れ防止手段として、保持部に内管接続管を挿入されると接触する接触部と、本体外管の外側に向かって長尺状に伸びる干渉部を持つリンク部材を備え、リンク部材は保持部近傍に本体内管の軸方向に対して垂直なリンク回転軸を備え、接触部が内管接続管と接触しない場合は本体外管の外周に向かって干渉部が突出し、接触部が内管接続管と接触した場合はリンク回転軸を中心に接触部と干渉部が回転して干渉部が本体外管の内側に収まる構成としたものである。
また他の手段は、内管接続管を取り付ける際に本体内管からフード内管までの距離を測定できる測定手段を備え、測定手段にて測定された距離により内管接続管の長さを調節するものである。
また他の手段は、測定手段として、フード内管の内部に内側に向かう凸状の位置決め板を備え、内管接続管が挿入された場合に内管接続管の端面が位置決め板に接触して軸方向の位置決めを行う構成とし、本体外管の外側表面に目盛りを備えることにより、内管接続管を本体内管とフード内管に接続した際に、壁面からの本体外管が出しろを測定できるものである。
また他の手段は、内管接続管の円周に薄肉部を備え、薄肉部は軸方向に向かって一定間隔で配置したものである。
また他の手段は、長さの異なる内管接続管を複数備え、且つそれぞれの内管接続管の一方の端面には内管接続管の外径よりも小さい円筒とした雄部と、他方の端面には内管接続管の外径よりも大きい円筒とした雌部を備え、雄部と雌部を勘合させることにより着脱可能に繋ぎ合わせることで内管接続管の長さを調節できるものである。
また他の手段は、壁面に設けられた室内外を連通させる円筒状の風洞パイプを備え、風洞パイプの室外側に設置されるフードを備え、フードは、室内から室外へ空気を排気する室外排気口及び室外から室内へ空気を給気する室外給気口を備え、フードは風洞パイプとの連結部分にフード外管を備え、フード外管の内側にフード内管を備えたことにより、フード内管の外側とフード内管の内側に別々の風路を構成し、風洞パイプの室内側から挿入される本体は、本体外管と本体外管の内側に本体内管を備え、室内から空気を排気する室内排気口及び排気送風機と室外より室内に空気を給気する室内給気口及び給気送風機を備え、本体内管とフード内管を接続する内管接続管を備えることにより室内排気口から排気送風機を経由して室外排気口を結ぶ排気風路と、室外給気口から給気送風機を経由して室内給気口を結ぶ給気風路を形成して換気を行う構成であり、内管接続管を伸縮自在に構成したものである。
また他の手段は、内管接続管は外径の異なる複数のダクトを組み合わせ、且つそれぞれのダクトの一方の端面には外側に向かう円周状の外側フランジを備え、ダクトの他端の端面には内側に向かう円周状の内側フランジを備えることにより、ダクトを嵌め合わせた場合に外側フランジと内側フランジが干渉することによりダクトが抜けないように構成し、ダクトをスライドさせて伸縮自在に構成したものである。
また他の手段は、伸縮自在な内管接続管として、伸縮自在な蛇腹を備え、本体内管及びフード内管との接続を固定して接続できる固定部を備えたものである。
また他の手段は、フード内管の端面もしくは内管接続管の端面にフード内管の外側に形成される風路とフード内管の内側に形成される風路との短絡防止のための短絡防止手段を備えたものである。
また他の手段は、フード内管は、端面に向かって内径が拡大するテーパ部を備えたものである。
また他の手段は、内管接続管とフード内管との隙間量は、本体外管と風洞パイプとの隙間量とフード外管と風洞パイプとの隙間量の和よりも大きくしたものである。
また他の手段は、一時的に給気の風量を増加させる機能を持ち、本体外管と本体内管の間に形成される風路を給気風路とし、本体内管の内部に形成される風路を排気風路としたものである。
また他の手段は、給気風路の断面積は、排気風路の断面積の2倍以上としたものである。
本発明によれば施工する際に内管接続管と本体内管、及び内管接続管とフード内管との接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となるため、室内と室外との換気を確実に行うことができるという効果のある同時給排形換気扇を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、壁面に設けられた室内外を連通させる円筒状の風洞パイプを備え、風洞パイプの室外側に連通し、室外側壁面に設置されるフードを備え、フードは、室内から室外へ空気を排気する室外排気口及び室外から室内へ空気を給気する室外給気口を備え、フードは風洞パイプとの連結部分にフード外管を備え、フード外管の内側にフード内管を備えたことにより、フード内管の外側とフード内管の内側に別々の風路を構成し、風洞パイプの室内側から挿入して室内側壁面に設置される本体は、本体外管と本体外管の内側に本体内管を備え、室内から空気を排気する室内排気口及び排気送風機と室外より室内に空気を給気する室内給気口及び給気送風機を備え、本体内管とフード内管を接続する内管接続管を備えることにより室内排気口から排気送風機を経由して室外排気口を結ぶ排気風路と、室外給気口から給気送風機を経由して室内給気口を結ぶ給気風路を形成して換気を行う構成であり、内管接続管を取り付けて施工する際に内管接続管と本体内管、及び内管接続管とフード内管が接続されたことを認知できる認知手段を備えたことにより、施工する際に内管接続管と本体内管、及び内管接続管とフード内管の接続状態を認知することができ、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となるという作用を有する。
また、本発明の請求項2記載の発明は、認知手段として、内管接続管と本体内管との接続は、本体内管に内管接続管を接続しながら保持できる保持部を備え、内管接続管とフード内管との接続は、フード内管の内径を内管接続管の外径よりも大きくすることでフード内管に内管接続管を挿入して接続される構成とし、且つフード内管の内側に接続の認知ができるように認知音を発生させる認知音発生機構を備え、本体内管の保持部に内管接続管を接続しながら保持した後にフード内管に内管接続管を挿入することにより、認知音発生機構と内管接続管が干渉して認知音が発生するようにしたものであり、内管接続管と本体内管の接続状態は、本体を室内側から風洞パイプに挿入する前に本体内管の保持部に内管接続管を接続して保持させるため、本体内管と内管接続管との接続状態を目視で認知することができ、一方、内管接続管とフード内管の接続状態は、フード内管に内管接続管が接続されると認知音発生機構と内管接続管が干渉して認知音が発生するため、聴感によって内管接続管とフード内管の接続状態を認知することができ、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となるという作用を有する。
また、本発明の請求項3記載の発明は、内管接続管とフード内管の接続、未接続を検知する検知手段と、検知手段により未接続を検知した際には異常を報知する異常報知手段を備えたものであり、異常報知手段により内管接続管とフード内管が未接続の状態であることを認知した場合は、内管接続管の長さを調節して再度施工を行った後、検知手段により内管接続管とフード内管の接続を検知して異常報知手段が作動しないことで内管接続管とフード内管の接続状態を認知することができる。これにより、内管接続管と本体内管、及び内管接続管とフード内管の接続状態を認知することができ、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となるという作用を有する。
また、本発明の請求項4記載の発明は、排気送風機は、排気ファン及び排気モータで構成され、排気モータの回転により排気ファンを回転させて排気を行い、給気送風機は、給気ファン及び給気モータで構成され、給気モータの回転により給気ファンを回転させて給気を行う機能を有し、検知手段として排気ファン及び給気ファンの回転数を検知する回転数検知手段を備え、異常報知手段として本体の室内側前面に異常を表示する表示部を備え、排気送風機と給気送風機を作動させた際に、排気ファンと給気ファンの少なくとも一方の回転数が一定の範囲を超えたことを検知した場合は、表示部に異常を表示するようにしたものであり、内管接続管とフード内管が未接続となると給気と排気との短絡が発生するため、給気風路及び排気風路の通風抵抗が減少し、排気ファン及び給気ファンの回転数が変化することを回転数検知手段により検知し、排気ファン及び給気ファンの少なくとも一方の回転数が一定の範囲を超えた場合は、表示部により異常を表示することにより内管接続管と本体内管、及び内管接続管とフード内管の接続状態を認知することができ、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となるという作用を有する。
また、本発明の請求項5記載の発明は、フード内管の内側から内部に向かって立設する複数の内側ダンパーと、フード内管の外側から外部に向かって立設する複数の外側ダンパーを備え、それぞれの内側ダンパーと外側ダンパーは同一のダンパー回転軸を有し、ダンパー回転軸はフード内管の円周上で且つフード内管の軸方向に対して垂直に備えることで、内側ダンパーがダンパー回転軸を中心に室外側に向かって傾斜すると外側ダンパーが連動して室外側に向かって傾斜することにより、フード内管の内側に形成する風路とフード内管の外側に形成する風路を同時に開閉できる構成とし、フード内管に内管接続管が挿入された際は内管接続管と内側ダンパーが接触し、内側ダンパーが室外側に向かって傾斜しながら倒れるとともに外側ダンパーが室外側に向かって傾斜しながら倒れることでフード内管の内側の風路とフード内管の外側の風路を同時に開くようにしたものであり、内管接続管とフード内管が未接続となると、フード内管の内側と外側の風路が閉じられるため、給気風路及び排気風路の通風抵抗が増加し、排気ファン及び給気ファンの回転数が変化することを回転数検知手段により検知し、排気ファン及び給気ファンの少なくとも一方の回転数が一定の範囲を超えた場合は、表示部により異常を表示することにより内管接続管と本体内管、及び内管接続管とフード内管の接続状態を認知することができ、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となるという作用を有する。
また、本発明の請求項6記載の発明は、内管接続管が本体内管又はフード内管に接続されない場合は、本体を風洞パイプの室内側から挿入して室内側壁面に設置できない、又はフードが風洞パイプの室外側に連通して室外側壁面に設置できない構成とした施工漏れ防止手段を備えたものであり、内管接続管を取り付けないまま施工することが無く、接続箇所に隙間が生じることを未然に防止でき、給気と排気との短絡が発生しない接続となるという作用を有する。
また、本発明の請求項7記載の発明は、施工漏れ防止手段としてフード内管の外周に備えられ、フード内管の軸方向にスライド可能な干渉板を設置し、干渉板には内管接続管の挿入を検知する検知機構と、干渉板のスライド動作を規制するためのストッパー機構を備え、検知機構により内管接続管を検知した場合にはストッパー機構が連動して干渉板のスライド動作の規制を解除するように構成したものであり、内管接続管を取り付けないまま施工する場合は、本体内管と干渉板が接触し、且つストッパー機構により干渉板は軸方向に規制されるため、本体もしくはフードが風洞パイプに設置できなくなるため、内管接続管を取り付けないまま施工することが無く、接続箇所に隙間が生じることを未然に防止でき、給気と排気との短絡が発生しない接続となるという作用を有する。
また、本発明の請求項8記載の発明は、施工漏れ防止手段として、保持部に内管接続管を挿入されると接触する接触部と、本体外管の外側に向かって長尺状に伸びる干渉部を持つリンク部材を備え、リンク部材は保持部近傍に本体内管の軸方向に対して垂直なリンク回転軸を備え、接触部が内管接続管と接触しない場合は本体外管の外周に向かって干渉部が突出し、接触部が内管接続管と接触した場合はリンク回転軸を中心に接触部と干渉部が回転して干渉部が本体外管の内側に収まる構成としたものであり、内管接続管を保持部に取り付けないまま施工する場合、本体を室内側から風洞パイプに挿入する際に、干渉部が風洞パイプと接触し、本体を風洞パイプに挿入できなくなるため、内管接続管を取り付けないまま施工することが無く、接続箇所に隙間が生じることを未然に防止でき、給気と排気との短絡が発生しない接続となるという作用を有する。
また、本発明の請求項9記載の発明は、内管接続管を取り付ける際に本体内管からフード内管までの距離を測定できる測定手段を備え、測定手段にて測定された距離により内管接続管の長さを調節するものであり、内管接続管が本体内管とフード内管との距離よりも長い場合、測定手段により本体内管からフード内管までの距離を測定することで内管接続管を本体内管からフード内管までの距離に合わせた長さに切断して調節することができるため、内管接続管を取り付けて施工する際に内管接続管と本体内管、及び内管接続管とフード内管を確実に接続することができ、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となるという作用を有する。
また、本発明の請求項10記載の発明は、測定手段として、フード内管の内部に内側に向かう凸状の位置決め板を備え、内管接続管が挿入された場合に内管接続管の端面が位置決め板に接触して軸方向の位置決めを行う構成とし、本体外管の外側表面に目盛りを備えることにより、内管接続管を本体内管とフード内管に接続した際に、壁面からの本体外管が出しろを測定できるものであり、内管接続管が本体内管とフード内管との距離よりも長い場合、測定手段により本体内管からフード内管までの距離を測定することで内管接続管を本体内管からフード内管までの距離に合わせた長さに切断して調節することができるため、内管接続管を取り付けて施工する際に内管接続管と本体内管、及び内管接続管とフード内管を確実に接続することができ、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となるという作用を有する。
また、本発明の請求項11記載の発明は、内管接続管の円周に薄肉部を備え、薄肉部は軸方向に向かって一定間隔で配置したものであり、内管接続管を切断して長さを調節する際に薄肉部により切断面が案内され、切断が容易となる上に切断面は内管接続管の軸方向に対して垂直となるため、フード内管に内管接続管を挿入する際にフード内管の内側面と内管接続管の外側面との重なり部分が確保でき、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となるという作用を有する。
また、本発明の請求項12記載の発明は、長さの異なる内管接続管を複数備え、且つそれぞれの内管接続管の一方の端面には内管接続管の外径よりも小さい円筒とした雄部と、他方の端面には内管接続管の外径よりも大きい円筒とした雌部を備え、雄部と雌部を勘合させることにより着脱可能に繋ぎ合わせることで内管接続管の長さを調節できるものであり、内管接続管を切断する必要が無く、作業が容易となる上に内管接続管の端面は軸方向に対して垂直となるため、フード内管に内管接続管を挿入する際にフード内管の内側面と内管接続管の外側面との重なり部分が確保でき、内管接続管と本体内管、及び内管接続管とフード内管との接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となるという作用を有する。
また、本発明の請求項13記載の発明は、壁面に設けられた室内外を連通させる円筒状の風洞パイプを備え、風洞パイプの室外側に連通し、室外側壁面に設置されるフードを備え、フードは、室内から室外へ空気を排気する室外排気口及び室外から室内へ空気を給気する室外給気口を備え、フードは風洞パイプとの連結部分にフード外管を備え、フード外管の内側にフード内管を備えたことにより、フード内管の外側とフード内管の内側に別々の風路を構成し、風洞パイプの室内側から挿入して室内側壁面に設置される本体は、本体外管と本体外管の内側に本体内管を備え、室内から空気を排気する室内排気口及び排気送風機と室外より室内に空気を給気する室内給気口及び給気送風機を備え、本体内管とフード内管を接続する内管接続管を備えることにより室内排気口から排気送風機を経由して室外排気口を結ぶ排気風路と、室外給気口から給気送風機を経由して室内給気口を結ぶ給気風路を形成して換気を行う構成であり、内管接続管を伸縮自在に構成したものであり、内管接続管をあらかじめ伸ばした状態で施工を行うことで本体内管とフード内管までの距離に合わせて内管接続管が縮んで長さが調節されるため、内管接続管を取り付けて施工する際に内管接続管と本体内管、及び内管接続管とフード内管を確実に接続することができ、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となるという作用を有する。
また、本発明の請求項14記載の発明は、内管接続管は外径の異なる複数のダクトを組み合わせ、且つそれぞれのダクトの一方の端面には外側に向かう円周状の外側フランジを備え、ダクトの他端の端面には内側に向かう円周状の内側フランジを備えることにより、ダクトを嵌め合わせた場合に外側フランジと内側フランジが干渉することによりダクトが抜けないように構成し、ダクトをスライドさせて伸縮自在に構成したものであり、内管接続管をあらかじめ伸ばした状態で施工を行うことで本体内管とフード内管までの距離に合わせて内管接続管が縮んで長さが調節されるため、内管接続管を取り付けて施工する際に内管接続管と本体内管、及び内管接続管とフード内管を確実に接続することができ、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しないという作用を有する。
また、本発明の請求項15記載の発明は、伸縮自在な内管接続管として、伸縮自在な蛇腹を備え、本体内管及びフード内管との接続を固定して接続できる固定部を備えたものであり、内管接続管をあらかじめ伸ばした状態で、固定部により内管接続管と本体内管、及び内管接続管とフード内管を接続した後に施工を行うことで本体内管とフード内管までの距離に合わせて内管接続管が縮んで長さが調節されるため、内管接続管と本体内管、及び内管接続管とフード内管を確実に接続することができ、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となるという作用を有する。
また、本発明の請求項16記載の発明は、フード内管の端面もしくは内管接続管の端面にフード内管の外側に形成される風路とフード内管の内側に形成される風路との短絡防止のための短絡防止手段を備えたものであり、内管接続管とフード内管を確実に接続することができ、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となるという作用を有する。
また、本発明の請求項17記載の発明は、フード内管は、端面に向かって内径が拡大するテーパ部を備えたものであり、風洞パイプの室内側より内管接続管が挿入される際、フード内管の端面に備えたテーパ部により内管接続管がフード内管の内側に案内されるため、内管接続管とフード内管の芯ずれを防止することで、内管接続管とフード内管を確実に接続することができ、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となるという作用を有する。
また、本発明の請求項18記載の発明は、内管接続管とフード内管との隙間量は、本体外管と風洞パイプとの隙間量とフード外管と風洞パイプとの隙間量の和よりも大きくしたものであり、風洞パイプの室内側より内管接続管が挿入される際、内管接続管がフード内管の内側に案内されるため、内管接続管とフード内管の芯ずれを防止することで、内管接続管とフード内管を確実に接続することができ、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となるという作用を有する。
また、本発明の請求項19記載の発明は、一時的に給気の風量を増加させる機能を持ち、本体外管と本体内管の間に形成される風路を給気風路とし、本体内管の内部に形成される風路を排気風路としたものであり、本体内管の外側に給気風路を形成することにより、給気ファンの外径を大きくすることができるため、給気モータの回転数を増加することによって給気の風量を増加させやすく、送風効率を高くすることができるという作用を有する。
また、本発明の請求項20記載の発明は、給気風路の断面積は、排気風路の断面積の2倍以上としたものであり、一時的に給気の風量を増加させても、通風抵抗の上昇を低減でき、送風効率を高くすることができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の同時給排形換気扇の構成を示す側面断面図、図2は本発明の実施の形態1の同時給排形換気扇の本体施工時を示す斜視断面図、図3(a)は本発明の実施の形態1の内側ダンパー及び外側ダンパーが開いた状態を示す斜視断面図であり図3(b)は本発明の実施の形態1の内側ダンパー及び外側ダンパーが閉じた状態を示す斜視断面図、図4は本発明の実施の形態1の測定手段を示す側面断面図、図5は本発明の実施の形態1の内管接続管の薄肉部を示す断面図、図6は本発明の実施の形態1の複数の内管接続管の着脱状態を示す断面図である。
図1及び図2に示すように、住宅の壁面に室内外を連通するように設けられた貫通穴1に風洞パイプ2としての例えば塩ビパイプ(VU管呼び径150相当)が設置され、室内側から風洞パイプ2に挿入して室内側壁面に設置される本体3は、室内側前面に室内の空気を室外へ排気するための室内排気口4と、室外の空気を室内へ供給するための室内給気口5を備え、且つ風洞パイプ2に挿入され、外径を風洞パイプ2の内径に対して例えば2〜10mm小さくした本体外管6と、本体外管6の内側に一例として直径約80mm相当の本体内管7を持つ二重管で構成することで、本体内管7の内側と外側に別々の風路を形成することができ、本体内管7の内側風路を排気風路8として室内排気口4と連通し、本体内管7の外側風路を給気風路9として室内給気口5と連通している。
また、本体外管6を風洞パイプ2に挿入する際には、シール手段10Aとしての例えばゴムパッキンを本体外管6の外周に巻き付けた後に風洞パイプ2に挿入することにより風洞パイプ2の内側と本体外管6の外側の隙間がシール手段10Aにより密閉されている。
排気風路8となる本体内管7の内側には、排気送風機11としての例えばプロペラファン又はターボファンの形状をした排気ファン12及び排気モータ13としての例えばACコンデンサーモータを備え、排気モータ13により排気ファン12を回転させて排気を行うことができる。
また、排気送風機11の室外側で且つ直列となるように給気送風機14としての例えばプロペラファンの形状をした給気ファン15及び給気モータ16としての例えばACコンデンサーモータを備え、給気ファン15の直径は本体外管6の内径相当とし、給気ファン15の一部には本体内管7の直径相当とした円筒状のボス部17を備え、ボス部17の内周側は軸方向に連通する空洞とすることで、給気モータ16により給気ファン15を回転させてもボス部17の内周側は排気風路8として排気の空気を通過させつつ、給気ファン15により本体内管7の外側に形成した給気風路9の給気を行うことができる構成となっている。
一方、風洞パイプ2の室外側に連通し、室外側壁面に設置されるフード18は、下面に室内から排気される空気を排出する室外排気口19を備え、フード18の側面に室外の空気を取り込むための室外給気口20を備えている。
また、風洞パイプ2とフード18の連結部分には、風洞パイプ2の内径に対して外径を例えば2〜10mm小さくしたフード外管21と、フード外管21の内側に一例として直径約80mm相当のフード内管22を持つ二重管で構成することで、フード内管22の内側と外側に別々の風路を形成でき、フード内管22の内側風路を排気風路8として室外排気口19に連通させ、フード内管22の外側風路を給気風路9として室外給気口20に連通している。
また、風洞パイプ2とフード外管21との連結部分には、シール手段10Bとしての例えばゴムパッキンを介在させることにより、風洞パイプ2とフード外管21との隙間がシール手段10Bにより密閉されている。
さらに、フード内管22の内側面には短絡防止手段23としての例えばゴムパッキンを備え、本体内管7とフード内管22を接続する管として、樹脂で形成され、一例として直径約75mm相当の円筒状の内管接続管24を備え、内管接続管24とフード内管22は短絡防止手段23により隙間無く接続される構成とし、排気風路8は、室内排気口4から室外排気口19まで連通され、給気風路9は、室内給気口5から室外給気口20まで連通される。
上記構成により、風洞パイプ2と本体3とフード18と内管接続管24から成る同時給排形換気扇25として、室内と室外の空気を同時に給排気することにより換気を常時行うため、室内にある有害物質(一例としてホルムアルデヒド)を室外に排出して、居住する人の健康を維持することができ、また、室外の空気を給気することで給気と排気の風量のバランスをとり、室内と室外の静圧差が生じないようにして、部屋の気密の状況により換気が不十分になることを防ぐものである。
また、一時的に給気の風量を増加させる機能を持つことで、一例として夏場の夜間に、外気の冷えた空気を導入して室内を涼しくできる効果がある。
したがって、本体内管7の外側風路を給気風路9とすることで、給気ファン15の外径を大きくすることができるため、給気モータ16の回転数を増加することによって給気の風量を増加させやすく、給気送風機14の送風効率を高くすることができる。
ここで、給気送風機14と排気送風機11を常時運転させる際は、一例として給気及び排気共に30m3/hの換気を実施して常時換気運転を行っており、例えば夏場の夜に外気温度が26℃となり、室内温度が28℃となって外気温度が室内温度より2℃以上低下した場合に給気量を増加させるようにし、その際に一例として給気の風量を常時換気運転時の2倍である60m3/hの給気を行うことで、おおよそ一人分の就寝時の発熱量と給気による外気冷房効果の収支が合致し、室内温度の上昇を抑える効果がある。
さらに、給気風路9の断面積は、排気風路8の断面積の2倍以上となるようにすることで、一例として常時換気運転の風量の2倍の風量を得るようにしても、通風抵抗の上昇を低減でき、給気送風機14の送風効率を高くすることができる。
またここで、一例として内管接続管24を別部品としたことには、壁厚みが住宅によって異なるため、施工の際に同時給排形換気扇25が設置される壁厚みに対応して内管接続管24の長さを調節する必要があるため、内管接続管24を単管とすることで取り扱い性を良くし、長さを調節しやすくしたためである。しかし、設置される壁厚みが常に一定であり、内管接続管24の長さの調節が不要な場合や、内管接続管24を伸縮自在となっており、長さの調節が容易である場合は、必ずしも内管接続管24は別部品としなくとも、本体内管7もしくはフード内管22に結合されている構成としても良い。
またここで、一例として風洞パイプ2を別部品としているが、本体外管6とフード外管21を接続することで、風洞パイプ2を省略する構成としても良い。
次に、同時給排形換気扇25の施工について説明する。
一般に、住宅の壁面に設けられた貫通穴1に、風洞パイプ2が備え付けられた後、フード18が風洞パイプ2の室外側に設置され、最後に本体3及び内管接続管24を風洞パイプ2の室内側より挿入されるため、内管接続管24と本体内管7及び内管接続管24とフード内管22が接続は風洞パイプ2の内部に位置するため、目視で接続状態を認知することができない。
よって、本発明の実施の形態1では、本体内管7と内管接続管24の接続状態を認知する認知手段(図示せず)として、本体内管7に内管接続管24を接続して保持できるように、円筒状の溝部27を持つ保持部28を備え、一例として溝部27の外径は内管接続管24の外径より2mm以上大きくし、溝部27の内側面は溝部27の入り口側に向かって内径が小さくなるように勾配を付け、溝部27の入り口側の内径を内管接続管24の内径より2〜5mm程度小さくし、溝部27の奥側の内径を内管接続管24の内径より1〜2mm程度大きくすることで、溝部27に内管接続管24を挿入すると、溝部27の内側と内管接続管24の内側が隙間無く嵌め合わせられつつ保持される。
これにより、本体3を風洞パイプ2の室内側から挿入する前に本体内管7の保持部28に内管接続管24を接続して保持させるため、目視や触覚により接続状態を認知することができる。
また、保持部28に内管接続管24を接続して保持した後に、風洞パイプ2の室内側から挿入し、内管接続管24とフード内管22の接続状態を認知する認知手段(図示せず)として、内管接続管24の外径はフード内管22の内径より例えば2〜5mm程度小さくすることで、内管接続管24はフード内管22に挿入される構成とし、フード内管22の内側に認知音発生機構29としての円周状のリブ30を備え、リブ30の内径は内管接続管24の外径より例えば1mm程度小さくすることでフード内管22に内管接続管24を挿入すると、リブ30と内管接続管24が干渉して認知音を発生させることにより、内管接続管24とフード内管22との接続状態を聴感により認知することができる。
また、リブ30を軸方向に複数配列することにより、フード内管22に内管接続管24を挿入していくにつれてリブ30と内管接続管24が繰り返し干渉するため、内管接続管24に繰り返し抵抗がかかり、内管接続管24をフード内管22に挿入する際の抵抗の変化により触覚で接続状態を認知することも可能である。
これにより、施工する際に内管接続管24と本体内管7、及び内管接続管24とフード内管22との接続箇所に隙間が生じることが無く、給気風路9と排気風路8との短絡が発生しないため、室内と室外との換気を確実に行うことができるという効果がある。
さらに、施工性を向上させるために、フード内管22の端面には、フード内管22の端面に向かって内径が拡大する一例として軸方向に対して30度の勾配を持つテーパ部31を備えることにより、風洞パイプ2の室内側より内管接続管24が挿入される際、フード内管22の端面に備えたテーパ部31により内管接続管24がフード内管22の内側に案内されるため、内管接続管24とフード内管22の芯ずれを防止することで、内管接続管24とフード内管22を確実に接続することができる。
また、別の手段として内管接続管24とフード内管22との隙間量Aを、本体外管6と風洞パイプ2との隙間量Bとフード外管21と風洞パイプ2との隙間量Cの和よりも大きくしたものであり、A>B+Cの関係であれば、本体外管6と風洞パイプ、及びフード外管と風洞パイプ2が偏心して設置されたとしても、最大で隙間量Bと隙間量Cの和だけ偏心するため、内管接続管24とフード内管22との隙間量Aを隙間量Bと隙間量Cの和よりも大きくすることで、必ずフード内管22に内管接続管24が挿入できる位置となり、風洞パイプ2の室内側より内管接続管24が挿入される際、内管接続管24とフード内管22を確実に接続することができる。
また、図2に示すように、内管接続管24の長さが、本体内管7とフード内管22までの距離よりも短い場合、内管接続管24とフード内管22が未接続となって隙間が生じ、給気風路9と排気風路8との短絡が生じてしまうため、これを防止するべく、内管接続管24とフード内管22の接続、未接続を検知する検知手段(図示せず)としての給気ファン回転数検知手段33(一例としてロータリーエンコーダ)と、排気ファン回転数検知手段34(一例としてロータリーエンコーダ)を備え、異常報知手段(図示せず)としての表示部36(一例としてLEDランプ)を備え、給気ファン回転数検知手段33と排気ファン回転数検知手段34からの回転数信号を受信する制御部37としての例えばマイコンを備えることにより、給気ファン15及び排気ファン12の回転数の少なくとも一方が一定の範囲を超えた場合には、制御部37により表示部36に異常を報知するものである。
ここで、内管接続管24とフード内管22が未接続の状態である場合、給気風路9と排気風路8が短絡するため、短絡が生じない場合と比べて給気風路9及び排気風路8の通風抵抗が減少する。したがって、給気ファン15及び排気ファン12のファン形状がプロペラファンである場合は、通風抵抗が減少することによって回転数が上昇し、ファン形状がターボファンである場合は、通風抵抗が減少することによって回転数が低下するため、給気ファン15及び排気ファン12の回転数の変化を検知することにより、給気風路9と排気風路8の短絡の有無を検知することができるため、給気風路9と排気風路8の短絡の発生を防止でき、室内と室外との換気を確実に行うことができるという効果がある。
また、回転数の範囲については、給気及び排気風量、ファン形状、モータ特性によって様々であるため、各条件を吟味して適宜決定することが望ましい。
また、図3(a)及び図3(b)に示すように、フード内管22の内側から内部に向かって立設する三角形の板状の内側ダンパー38と、フード内管22の外側から外部に向かって立設する四角い板状の外側ダンパー39を備え、内側ダンパー38と外側ダンパー39はフード内管22の円周上で且つフード内管22の軸方向に対して垂直となる同一のダンパー回転軸40を有し、内側ダンパー38と外側ダンパー39が対となり、フード内管22の円周上に等配に複数配置されている。また、内側ダンパー38と外側ダンパー39の動作は、図3(a)に示すように、内側ダンパー38に外力が発生しない状態では、複数の内側ダンパー38により、排気風路8が閉じられ、複数の外側ダンパー39により給気風路9が一部閉じられるが、図3(b)に示すように、内側ダンパー38に内管接続管24が接触すると、ダンパー回転軸40を中心として内側ダンパー38が室外側に向かって倒れながらフード内管22に内管接続管24が挿入され、内側ダンパー38に合わせて外側ダンパー39が室外側へ倒れ、内側ダンパー38及び外側ダンパー39の傾斜角度を望ましくは90度とすることによりフード内管22に沿うようにすることで、できる限り排気風路8及び給気風路9の断面積を狭くしないようにする構成となっている。
これにより、フード内管22と内管接続管24が未接続である場合、排気風路8は内側ダンパー38によって閉ざされ、給気風路9は外側ダンパー39によって閉ざされるため、給気風路9及び排気風路8の通風抵抗が上昇する。
したがって、給気ファン15及び排気ファン12のファン形状がプロペラファンである場合は、通風抵抗が上昇することによって回転数が低下し、ファン形状がターボファンである場合は、通風抵抗が上昇することによって回転数が上昇するため、給気ファン15及び排気ファン12の回転数の変化を検知することにより、給気風路9と排気風路8の短絡の有無を検知することができ、給気風路9と排気風路8の短絡の発生を防止でき、室内と室外との換気を確実に行うことができるという効果がある。
また、回転数の範囲については、給気及び排気風量、ファン形状、モータ特性によって様々であるため、各条件を吟味して適宜決定することが望ましい。
また、内管接続管24の長さが本体内管7とフード内管22までの距離より長い場合は、測定手段(図示せず)により、本体内管7とフード内管22までの距離に合わせて調節することも可能である。
ここで、図4に示すように、測定手段(図示せず)としてフード内管22の内部に内側に向かう凸状の位置決め板42を備え、フード内管22に内管接続管24が挿入されると、内管接続管24と位置決め板42が接触し、内管接続管24は軸方向に位置決めされる構成とし、本体外管6の表面に目盛り43としての例えば10mm刻みの縦縞模様を備えたことにより、室内側壁面から本体外管6の出しろを測定することで内管接続管24の不要な長さを測定することができるため、内管接続管24の長さを調節しやすく、内管接続管24を取り付けて施工する際に内管接続管24と本体内管7、及び内管接続管24とフード内管22を確実に接続することができ、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となり、室内と室外の換気を確実に行うことができるという効果がある。
また、図5に示すように内管接続管24の長さを切断して調節する際に、内管接続管24に円周状の薄肉部44を軸方向に例えば10mm刻みで複数備えることにより、切断しやすくなる上に、切断面が軸方向に対して垂直に切断することができ、フード内管22に内管接続管24を挿入する際にフード内管22の内側面と内管接続管24の外側面との重なり部分が確保でき、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となり、室内と室外の換気を確実に行うことができるという効果がある。
ここで、薄肉部44は、内管接続管24の肉厚を100%とした場合、50%以下の肉厚とすることで、薄肉部44に刃物がかかりやすくなるため、容易に切断することができる。
また、図6に示すように、内管接続管24の長さの調節手段として、内管接続管24を複数繋ぎ合わせて構成する方法があり、それぞれの内管接続管24の一方の端面には内管接続管24の外径よりも例えば2mm程度大きい外径を持つ円筒とした雌部45を備え、他方の端面には、雌部45の内径よりも例えば2mm程度小さい外径とした雄部46を備えたことにより、雌部45と雄部46を勘合させることにより着脱可能に繋ぎ合わせることで内管接続管の長さを調節できるものであり、これにより内管接続管24を切断する必要が無く、作業が容易となる上に内管接続管24の端面は軸方向に対して垂直となるため、フード内管22に内管接続管24を挿入する際にフード内管22の内側面と内管接続管24の外側面との重なり部分が確保でき、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となり、室内と室外の換気を確実に行うことができるという効果がある。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、実施の形態1と同一部分については同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
本発明の実施の形態2は、本体内管7の保持部28に内管接続管24を接続しないまま本体3を室内側より風洞パイプ2に挿入して施工する、内管接続管24の施工漏れを防止する施工漏れ防止手段(図示せず)の一例について説明する。
図7は本発明の実施の形態2の検知機構とストッパー機構を示す斜視断面図、図8(a)は本発明の実施の形態2の検知機構により内管接続管が検知された状態を示す断面図であり、図8(b)は本発明の実施の形態2の検知機構により内管接続管が検知されない状態を示す断面図、図9(a)は本発明の実施の形態2の保持部に内管接続管が接続されない場合のリンク部材の状態を示す断面図であり、図9(b)は本発明の実施の形態2の保持部に内管接続管が接続された場合のリンク部材の状態を示す断面図である。
図7に示すように、施工漏れ防止手段(図示せず)の一例として、フード内管22の外周に備えられ、軸方向にスライド可能な半円状の干渉板48を設置し、干渉板48には内管接続管24の挿入を検知する検知機構49としての検知機構回転軸50と干渉板48の内側に向かって突出する爪部51を備えた板状部材52と、板状部材52の爪部51を立てるように引張りの力を与えるため、一端を干渉板48に連結し、他端を板状部材52に連結したばね53としての例えば引張ばねを備え、干渉板48のスライド動作を規制するためのストッパー機構54としての一端を干渉板48の内側に突出し、他端を検知機構49と回転自在に連結したストッパー55を備え、図8(a)に示すように検知機構49としての爪部51に内管接続管24が接触すると、検知機構回転軸50を中心に板状部材52が室外側へ倒れると同時にストッパー機構54としてのストッパー55が連動して干渉板のスライド動作の規制を解除されるため、干渉板48は本体内管7に接触しながら干渉板48がスライドして施工される。一方、図8(b)に示すように内管接続管24を取り付けないまま施工する場合は、本体内管7と干渉板48が接触しても、ストッパー機構54により干渉板48は軸方向に規制されているため、スライドすることができず、本体3を風洞パイプ2の室内側から挿入した場合は、本体3が室内側壁面に設置できず、また、フード18を風洞パイプ2の室外側に連通させて室外側壁面に設置できない、すなわち本体3もしくはフード18を壁面に密着するように施工できないため、内管接続管24を取り付けないまま施工することが無く、接続箇所に隙間が生じて給気と排気が短絡することを未然に防止できる。
また、施工漏れ防止手段(図示せず)の別の一例として、図9(a)及び図9(b)に示すように保持部28に内管接続管24を挿入されると接触する接触部56と、本体外管6の外側に向かって長尺状に伸びる干渉部57を持つリンク部材58を備え、リンク部材58は保持部28の下側近傍に本体内管7の軸方向に対して垂直なリンク回転軸59を備えたことにより、接触部56が内管接続管24と接触しない場合は本体外管6の外周に向かって干渉部57が突出し、接触部56が内管接続管24と接触した場合はリンク回転軸59を中心に接触部56と干渉部57が回転して干渉部57が本体外管6の内側に収まる構成としたものであり、図9(a)に示すように内管接続管24を保持部28に取り付けないまま施工する場合は、本体外管6の外周に向かって干渉部57が突出するため、本体3を室内側から風洞パイプ2に挿入する際に、干渉部57が風洞パイプ2と接触し、本体3を風洞パイプ2に挿入できなくなる。一方、図9(b)に示すように保持部28に内管接続管24を接続した場合は、干渉部57が本体外管6の内側に収まるため、本体3を室内側から風洞パイプ2に挿入して施工することができる。よって、内管接続管24を取り付けないまま本体3を室内側から風洞パイプ2に挿入して施工することが無く、接続箇所に隙間が生じて給気と排気が短絡することを未然に防止できる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3は、実施の形態1及び2と同一部分については同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
本発明の実施の形態3は、内管接続管24を伸縮自在に構成した一例について説明する。
図10は本発明の実施の形態3の伸縮自在なスライド管の構成を示す側面断面図、図11は本発明の実施の形態3の伸縮自在な蛇腹及び固定部の構成を示す側面断面図である。
図10に示すように、内管接続管24は外径の異なる複数のダクト60を組み合わせ、且つそれぞれのダクト60の一方の端面には外側に向かう円周状の外側フランジ61を備え、ダクトの他端の端面には内側に向かう円周状の内側フランジ62を備えることにより、ダクト60を嵌め合わせた場合に外側フランジ61と内側フランジ62が干渉することによりダクト60が抜けないように構成し、ダクト60をスライドさせて伸縮自在に構成したものであり、内管接続管24をあらかじめ伸ばした状態で施工を行うことで本体内管7とフード内管22までの距離に合わせて内管接続管24が縮んで長さが調節されるため、内管接続管24を取り付けて施工する際に内管接続管24と本体内管7、及び内管接続管24とフード内管22を確実に接続することができ、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となり、室内と室外の換気を確実に行うことができるという効果がある。
また、別の一例として、内管接続管24に伸縮自在な蛇腹63を備え、本体内管7及びフード内管22との接続を固定して接続できる固定部64を備えたものであり、固定部64として、フード内管22の内側に突起部65を備え、内管接続管24の室外側端面に突起部65の幅よりも大きな鍵状のスリット66を備えたことにより、内管接続管24とフード内管22を固定する際は、フード内管22の突起部65と内管接続管24のスリット66の位置を合わせて挿入した後、内管接続管24を回転させることにより、鍵状のスリット66に突起部65を嵌め合わせて位置決めされ、固定されるように構成したものである。また、一方で、本体内管7と内管接続管24との接続は、本体内管7に備えた保持部28により、接続しながら保持されて固定する構成としている。
これにより、内管接続管24をあらかじめ伸ばした状態で、保持部28により内管接続管24と本体内管7を接続し、固定部64により内管接続管24とフード内管22を接続した後に本体3を室内側から風洞パイプ2に挿入して施工を行うことで本体内管7とフード内管22までの距離に合わせて内管接続管24の蛇腹63が縮んで長さが調節されるため、内管接続管24と本体内管7、及び内管接続管24とフード内管22を確実に接続することができ、接続箇所に隙間が生じることが無く、給気と排気との短絡が発生しない接続となり、室内と室外の換気を確実に行うことができるという効果がある。
二重管により独立した2つの風路を形成して換気する換気扇の用途として容易に適用でき、また、閉空間内で二重管の接続を行う用途などにも適用できる。
本発明の実施の形態1の同時給排形換気扇の構成を示す側面断面図 同同時給排形換気扇の本体施工時を示す斜視断面図 同内側ダンパー及び外側ダンパーの状態を示す図((a)同内側ダンパー及び外側ダンパーが開いた状態を示す斜視断面図、(b)同内側ダンパー及び外側ダンパーが閉じた状態を示す斜視断面図) 同測定手段を示す側面断面図 同内管接続管の薄肉部を示す断面図 同複数の内管接続管の着脱状態を示す断面図 本発明の実施の形態2の検知機構とストッパー機構を示す斜視断面図 同検知機構による内管接続管の検知の状態を示す図((a)同検知機構により内管接続管が検知された状態を示す断面図、(b)同検知機構により内管接続管が検知されない状態を示す断面図) (a)同保持部に内管接続管が接続されない場合のリンク部材の状態を示す断面図(b)同保持部に内管接続管が接続された場合のリンク部材の状態を示す断面図 本発明の実施の形態3の伸縮自在なスライド管の構成を示す側面断面図 同伸縮自在な蛇腹及び固定部の構成を示す側面断面図 従来の二重管を用いた換気装置の一例を示す断面図
符号の説明
2 風洞パイプ
3 本体
4 室内排気口
5 室内給気口
6 本体外管
7 本体内管
8 排気風路
9 給気風路
11 排気送風機
12 排気ファン
13 排気モータ
14 給気送風機
15 給気ファン
16 給気モータ
18 フード
19 室外排気口
20 室外給気口
21 フード外管
22 フード内管
23 短絡防止手段
24 内管接続管
25 同時給排形換気扇
28 保持部
29 認知音発生機構
31 テーパ部
33 給気ファン回転数検知手段
34 排気ファン回転数検知手段
36 表示部
38 内側ダンパー
39 外側ダンパー
40 ダンパー回転軸
42 位置決め板
43 目盛り
44 薄肉部
45 雌部
46 雄部
48 干渉板
49 検知機構
54 ストッパー機構
56 接触部
57 干渉部
58 リンク部材
59 リンク回転軸
60 ダクト
61 外側フランジ
62 内側フランジ
63 蛇腹
64 固定部

Claims (20)

  1. 壁面に設けられた室内外を連通させる円筒状の風洞パイプを備え、前記風洞パイプの室外側に連通し、室外側壁面に設置されるフードを備え、前記フードは、室内から室外へ空気を排気する室外排気口及び室外から室内へ空気を給気する室外給気口を備え、前記フードは前記風洞パイプとの連結部分にフード外管を備え、前記フード外管の内側にフード内管を備えたことにより、前記フード内管の外側と前記フード内管の内側に別々の風路を構成し、前記風洞パイプの室内側から挿入して室内側壁面に設置される本体は、本体外管と前記本体外管の内側に本体内管を備え、室内から空気を排気する室内排気口及び排気送風機と室外より室内に空気を給気する室内給気口及び給気送風機を備え、前記本体内管と前記フード内管を接続する内管接続管を備えることにより前記室内排気口から前記排気送風機を経由して前記室外排気口を結ぶ排気風路と、前記室外給気口から前記給気送風機を経由して前記室内給気口を結ぶ給気風路を形成して換気を行う構成であり、前記内管接続管を取り付ける際に前記内管接続管によって前記本体内管と前記フード内管が接続されたことを認知できる認知手段を備えた同時給排形換気扇。
  2. 認知手段として、内管接続管と本体内管との接続は、前記本体内管に前記内管接続管を接続しながら保持できる保持部を備え、前記内管接続管とフード内管との接続は、前記フード内管の内径を前記内管接続管の外径よりも大きくし、前記フード内管に前記内管接続管を挿入して接続される構成とし、且つ前記フード内管の内側に接続の認知ができるように認知音を発生させる認知音発生機構を備えたことにより、前記本体内管の前記保持部に前記内管接続管を接続しながら保持した後に前記フード内管に前記内管接続管を挿入し、前記認知音発生機構と前記内管接続管が干渉して認知音が発生するようにした請求項1記載の同時給排形換気扇。
  3. 内管接続管とフード内管の接続、未接続を検知する検知手段と、前記検知手段により未接続を検知した際には異常を報知する異常報知手段を備えた請求項1または請求項2いずれか記載の同時給排形換気扇。
  4. 排気送風機は、排気ファン及び排気モータで構成され、前記排気モータの回転により前記排気ファンを回転させて排気を行う機能を有し、給気送風機は、給気ファン及び給気モータで構成され、前記給気モータの回転により前記給気ファンを回転させて給気を行う機能を有し、検知手段として前記排気ファン及び前記給気ファンの回転数を検知する回転数検知手段を備え、異常報知手段として本体の室内側前面に異常を表示する表示部を備え、前記排気送風機と前記給気送風機を作動させた際に、前記排気ファンと前記給気ファンの少なくとも一方の回転数が一定の範囲を超えたことを検知した場合は、前記表示部に異常を表示するようにした請求項3記載の同時給排形換気扇。
  5. フード内管の内側から内部に向かって立設する複数の内側ダンパーと、前記フード内管の外側から外部に向かって立設する複数の外側ダンパーを備え、それぞれの前記内側ダンパーと前記外側ダンパーは同一のダンパー回転軸を有し、前記ダンパー回転軸は前記フード内管の円周上で且つ前記フード内管の軸方向に対して垂直に備えることで、前記内側ダンパーが前記ダンパー回転軸を中心に室外側に向かって傾斜すると前記外側ダンパーが連動して室外側に向かって傾斜することにより、前記フード内管の内側に形成する風路と前記フード内管の外側に形成する風路を同時に開閉できる構成とし、前記フード内管に内管接続管が挿入された際は前記内管接続管と前記内側ダンパーが接触し、前記内側ダンパーが室外側に向かって傾斜するとともに前記外側ダンパーが室外側に向かって傾斜することで前記フード内管の内側の風路と前記フード内管の外側の風路を同時に開くようにした請求項3または請求項4いずれか記載の同時給排形換気扇。
  6. 内管接続管が本体内管又はフード内管に接続されない場合は、本体を風洞パイプの室内側から挿入して室内側壁面に設置できない、又はフードが前記風洞パイプの室外側に連通して室外側壁面に設置できない構成とした施工漏れ防止手段を備えた請求項1乃至5のいずれか記載の同時給排形換気扇。
  7. 施工漏れ防止手段として、フード内管の外周に備えられ、前記フード内管の軸方向にスライド可能な干渉板を設置し、前記干渉板には内管接続管の挿入を検知する検知機構と、前記干渉板のスライド動作を規制するためのストッパー機構を備え、前記検知機構により前記内管接続管を検知した場合には前記ストッパー機構が連動して前記干渉板のスライド動作の規制を解除するように構成した請求項6記載の同時給排形換気扇。
  8. 施工漏れ防止手段として、保持部に内管接続管を挿入されると接触する接触部と、本体外管の外側に向かって長尺状に伸びる干渉部を持つリンク部材を備え、前記リンク部材は前記保持部近傍に前記本体内管の軸方向に対して垂直なリンク回転軸を備え、前記接触部が前記内管接続管と接触しない場合は前記本体外管の外周に向かって前記干渉部が突出し、前記接触部が前記内管接続管と接触した場合は前記リンク回転軸を中心に前記接触部と前記干渉部が回転して前記干渉部が前記本体外管の内側に収まる構成とした請求項6記載の同時給排形換気扇。
  9. 内管接続管を取り付ける際に本体内管からフード内管までの距離を測定できる測定手段を備え、前記測定手段にて測定された距離により前記内管接続管の長さを調節する請求項1乃至8のいずれか記載の同時給排形換気扇。
  10. 測定手段として、フード内管の内部に内側に向かう凸状の位置決め板を備え、内管接続管が挿入された場合に前記内管接続管の端面が前記位置決め板に接触して軸方向の位置決めを行う構成とし、本体外管の外側表面に目盛りを備えることにより、前記内管接続管を本体内管と前記フード内管に接続した際に、壁面からの前記本体外管が出しろを測定できる請求項8記載の同時給排形換気扇。
  11. 内管接続管の円周に薄肉部を備え、前記薄肉部は軸方向に向かって一定間隔で配置した請求項1乃至10のいずれか記載の同時給排形換気扇。
  12. 長さの異なる内管接続管を複数備え、且つそれぞれの前記内管接続管の一方の端面には前記内管接続管の外径よりも小さい円筒とした雄部と、他方の端面には前記内管接続管の外径よりも大きい円筒とした雌部を備え、前記雄部と前記雌部を勘合させることにより着脱可能に繋ぎ合わせることで前記内管接続管の長さを調節できる請求項1乃至11のいずれか記載の同時給排形換気扇。
  13. 壁面に設けられた室内外を連通させる円筒状の風洞パイプを備え、前記風洞パイプの室外側に連通し、室外側壁面に設置されるフードを備え、前記フードは、室内から室外へ空気を排気する室外排気口及び室外から室内へ空気を給気する室外給気口を備え、前記フードは前記風洞パイプとの連結部分にフード外管を備え、前記フード外管の内側にフード内管を備えたことにより、前記フード内管の外側と前記フード内管の内側に別々の風路を構成し、前記風洞パイプの室内側から挿入して室内側壁面に設置される本体は、本体外管と前記本体外管の内側に本体内管を備え、室内から空気を排気する室内排気口及び排気送風機と室外より室内に空気を給気する室内給気口及び給気送風機を備え、前記本体内管と前記フード内管を接続する内管接続管を備えることにより前記室内排気口から前記排気送風機を経由して前記室外排気口を結ぶ排気風路と、前記室外給気口から前記給気送風機を経由して前記室内給気口を結ぶ給気風路を形成して換気を行う構成であり、前記内管接続管を伸縮自在に構成した同時給排形換気扇。
  14. 内管接続管は外径の異なる複数のダクトを組み合わせ、且つそれぞれの前記ダクトの一方の端面には外側に向かう円周状の外側フランジを備え、前記ダクトの他端の端面には内側に向かう円周状の内側フランジを備えることにより、前記ダクトを嵌め合わせた場合に前記外側フランジと前記内側フランジが干渉することにより前記ダクトが抜けないように構成し、前記ダクトをスライドさせて伸縮自在に構成した請求項13記載の同時給排形換気扇。
  15. 伸縮自在な内管接続管として、伸縮自在な蛇腹を備え、本体内管及びフード内管との接続を固定できる固定部を備えた請求項13記載の同時給排形換気扇。
  16. フード内管の端面もしくは内管接続管の端面に前記フード内管の外側に形成される風路と前記フード内管の内側に形成される風路との短絡防止のための短絡防止手段を備えた請求項1乃至15のいずれか記載の同時給排形換気扇。
  17. フード内管は、端面に向かって内径が拡大するテーパ部を備えた請求項1乃至16のいずれか記載の同時給排形換気扇。
  18. 内管接続管とフード内管との隙間量は、本体外管と風洞パイプとの隙間量とフード外管と前記風洞パイプとの隙間量の和よりも大きくした請求項1乃至17のいずれか記載の同時給排形換気扇。
  19. 一時的に給気の風量を増加させる機能を持ち、本体外管と本体内管の間に形成される風路を給気風路とし、前記本体内管の内部に形成される風路を排気風路とした請求項1乃至18のいずれか記載の同時給排形換気扇。
  20. 給気風路の断面積は、排気風路の断面積の2倍以上とした請求項1乃至19のいずれか記載の同時給排形換気扇。
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