JP2009139044A - ボイラ構造と覗き窓追設方法 - Google Patents

ボイラ構造と覗き窓追設方法 Download PDF

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JP2009139044A JP2007317914A JP2007317914A JP2009139044A JP 2009139044 A JP2009139044 A JP 2009139044A JP 2007317914 A JP2007317914 A JP 2007317914A JP 2007317914 A JP2007317914 A JP 2007317914A JP 2009139044 A JP2009139044 A JP 2009139044A
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豊 松井
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Abstract

【課題】耐圧部溶接を不要とし、また火炉内足場の設置を不要にできる火炉壁に覗き窓を製作すること。
【解決手段】ボイラ水壁のメンブレンバー3を切断削除して覗き窓1aを形成し、前記覗き窓1aの周囲にボイラ炉外側から設けられるフィラプレート4を取り付け、該フィラプレート4上に覗き窓枠2を取り付けてボイラ内部の監視用の覗き窓開口部1とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボイラ水壁全般に適用可能な覗き窓を備えたボイラ構造と覗き窓追設方法に関する。
ボイラの定期点検周期が従来より伸び、長期安定運転が要求されている。そのためボイラ火炉出口周辺にはクリンカ等の堆積が起こり、その堆積状況の把握を常時行うことが重要となっており、そのため、火炉内部を炉壁外から監視できる覗き窓を追設するニーズが高まっている。
図4には一般的なボイラ水壁の覗き窓の構成を火炉外側から見た図(図4(a))と図4(a)のA−A線一部断面図(図4(b))を示す。図4に示すようにボイラ水壁は直管5からなる水壁管と隣接する二つの直管5,5の間に溶接接続される板材からなるフィン(メンブレンバーともいうことがある)3により構成され、さらに一部の直管5は覗き窓開口部1を形成するために湾曲状に曲げられた曲管6からなり、隣接する二つの曲管6,6の間に覗き窓1aが形成される。
曲管6は工場で加工されるため、覗き窓開口部1部分の火炉壁面は工場にてパネル製作され、このパネルを現地に取り付ける際には現地溶接部7(図8参照)が発生する。覗き窓開口部1部分のパネルを現地で溶接するためには、火炉の内外から溶接作業を行う必要があり、火炉内側での溶接作業には火炉内足場が必要になる。
このように図4に示すボイラ水壁の覗き窓開口部1は工場内で製作されるが、この覗き窓開口部1の製作前のボイラ水壁の構成図を図5(火炉外側から見た図(図5(a))と図5(a)のA−A線断面図(図5(b)))に示し、既設の図5に示すボイラの水壁に覗き窓1aを追設する場合には図6に示すように水壁取外し範囲8で水壁の切り取りを行なう。そして図6(火炉外側から見た図(図6(a))と図6(a)のA−A線断面図(図6(b)))に示す切り取った水壁部分に覗き窓開口部1を取り付けるためには、図7(火炉外側から見た図(図7(a))と図7(a)のA−A線一部断面図(図7(b)))に示すように工場において覗き窓開口部1を備えた水管の構成を工場で製作する。図7に示すように直管5とメンブレンバー3を溶接接続するだけでなく、覗き窓1aのスペース確保のために曲管6を作り、該曲管6と直管5およびフィン(メンブレンバー)3を溶接接続してパネル状にしておく。このとき覗き窓開口部1において炉内ガスの漏洩を防ぐためのフィラプレート4(SS材等、水壁管と覗き窓枠との隙間を塞ぎ炉内ガスの漏洩を防ぐもの)および覗き窓枠2(SS材等)を取り付けて、パネルとする。覗き窓開口部1は覗き窓1aを形成するための曲管6,6と該曲管6,6を囲う矩形の覗き窓枠2とフィラプレート4と直菅5から構成されている。
図8(火炉外側から見た図(図8(a))と図8(a)のA−A線一部断面図(図8(b)))は図6に示す水壁取外し範囲8に図7に示す工場において製作した覗き窓開口部1のパネルを取り付けた状態である。このとき、火炉のある現地では耐圧部溶接部7に耐圧部溶接を行う必要がある。
この耐圧溶接は、耐圧部の溶接資格を有する作業者による溶接作業となり、また炉内外からの作業のため火炉内部に足場を設置する必要がある。
また、特許文献1には覗き窓ではないがボイラ水壁部のフィン(メンブレンバー)部分を切り欠いて、開口部を設置し、該開口部にボイラ水壁部の清掃、点検用のゴンドラを係止させることが開示されている。
実願昭59−164691号(実開昭61−84306号)マイクロフィルム
このように、図7に示す工場において製作した覗き窓開口部1のパネルを水壁取外し範囲8に取り付けるためには耐圧部の溶接資格による作業が必要となるだけでなく、炉内外からの作業用足場を設置することも必要であるので、大掛かりな作業となる。
本発明の課題は、耐圧部溶接を不要とし、また火炉内足場の設置を不要にできる覗き窓を火炉壁に製作することである。
上記本発明の課題は、次の解決手段により解決される。
請求項1記載の発明は、ボイラ水壁のフィン(メンブレンバー)を切断削除して形成される開口部と、前記開口部の周囲にボイラ炉外側から設けられるフィラプレートと、前記フィラプレート上に取り付けられる覗き窓枠とを備えたボイラ構造である。
請求項2記載の発明は、ボイラ水壁のフィン(メンブレンバー)を切断削除して開口部を形成する工程と、前記開口部の周囲にボイラ炉外側からフィラプレートを設ける工程と、前記フィラプレート上に覗き窓枠を取り付ける工程とからなるボイラ水壁に炉内観測用の覗き窓を追設する方法である。
本発明によれば、ボイラ水壁の覗き窓追設にあたり、フィン(メンブレンバー)の一部を覗き窓用に切り欠くことで、水壁管(耐圧部)の加工がなくなり、現地溶接および火炉内足場設置が不要となる覗き窓を備えたボイラ構造が得られる。
本発明の実施例を図1〜図3に示す。図1は本実施例のメンブレンバーの一部を切り欠き、該切り欠き部を覗き窓開口部とする構成を火炉外側から見た図(図1(a))と図1(a)のA−A線一部断面図(図1(b))、図2は図1に示す覗き窓を追設する場合にメンブレンバーを覗き窓設置場所として選択した場合の構成を火炉外側から見た図(図2(a))と図2(a)のA−A線断面図(図2(b))、図3は本実施例の既設ボイラに覗き窓開口部を確保した後で、当該部位にフィラプレートを取り付けた状態を火炉外側から見た図(図3(a))と図3(a)のA−A線一部断面図(図3(b))である。
本実施例は図1に示すメンブレンバー3の一部を切り欠き、該切り欠き部を覗き窓開口部1とするものである。
既設ボイラに覗き窓1aを追設する場合には図2に示すように複数本(例の場合、3本)の直管5からなる水壁管に挟まれる2つのメンブレンバー3(通常幅17mm〜32mm)の覗き窓設置場所として選択した範囲(通常長さ300mm程度)を炉外側からグラインダー等で切断除去し、覗き窓1aを作る。これにより、水壁管を切断すること無しに覗き窓1aを確保する事が出来る。
従来技術で説明した覗き窓開口部1の製作方法と比較してメンブレンバー3を切断する長さも短く、全体に水壁パネルを切断するに要する労力が従来に比べて少なくて済む。
覗き窓1aは直管5の長手方向に長く設け易いので、直管5の長手方向の視野を広く取ることができる。
図3は覗き窓1aを確保した後で、当該部位にフィラプレート4を取り付けた状態を示す。フィラプレート4は炉外側より水壁に溶接で取り付ける、但し、水壁同士の耐圧部溶接を行うものでなく、単にフィラプレート4を水壁に通常の溶接をおこなうに過ぎない。次いで、図1に示すようにフィラプレート4に覗き窓枠2を取り付ける。覗き窓枠2は炉外よりフィラプレート4に溶接で取り付けられる。この溶接も耐圧部溶接とする必要はない。
このように、本実施例では、覗き窓枠2をフィラプレート4と直管5に溶接するだけであり2つの直管5,5同士を溶接する場合のように耐圧部溶接が不要となり、有資格者の溶接作業が要求されない。また、覗き窓開口部1の施工範囲が従来方法に比べて小さくできるので、他の機器類との干渉が少なく、従来方法に比べて覗き窓開口部1の設置場所が限定され難い。
また全ての作業を炉外側より行うことができるため、炉内足場の設置が不要であり、作業上の安全性が高く、工程が大幅に短縮できる。
したがって、炉内観測が必要な場所・要求に応じて柔軟・迅速に設置することができる。
本発明は、ボイラ火炉壁に覗き窓を従来より簡単に追設することができ、メンブレン構造のボイラ全般に適応可能である。
本実施例のメンブレンバーの一部を切り欠き、該切り欠き部を覗き窓開口部とする構成を示す図である。 図1に示す覗き窓を追設する場合にメンブレンバーを覗き窓設置場所として選択した場合の構成を示す図である。 本実施例の既設ボイラに覗き窓開口部を確保した後で、当該部位にフィラプレートを取り付けた状態を示す図である。 一般的なボイラ水壁の覗き窓の構成を示す図である。 一般的なボイラ水壁の構成を示す図である。 従来のボイラ水壁の覗き窓を製作するために水壁切り取りを行った後の図である。 工場で製作する覗き窓の構成を示す図である。 図6の水壁切り取り部分に工場で製作する覗き窓を取り付けた構成を示す図である。
符号の説明
1 覗き窓開口部 1a 覗き窓
2 覗き窓枠 3 フィン(メンブレンバー)
4 フィラプレート 5 直管
6 曲管 7 現地溶接部
8 水壁取外し範囲

Claims (2)

  1. ボイラ水壁のフィンを切断削除して形成される開口部と、
    前記開口部の周囲にボイラ炉外側から設けられるフィラプレートと、
    前記フィラプレート上に取り付けられる覗き窓枠と
    を備えたことを特徴とするボイラ構造。
  2. ボイラ水壁のフィンを切断削除して開口部を形成する工程と、
    前記開口部の周囲にボイラ炉外側からフィラプレートを設ける工程と、
    前記フィラプレート上に覗き窓枠を取り付ける工程と、
    からなることを特徴とするボイラ水壁に炉内観測用の覗き窓を追設する方法。
JP2007317914A 2007-12-10 2007-12-10 ボイラ構造と覗き窓追設方法 Withdrawn JP2009139044A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013061100A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Babcock Hitachi Kk ボイラ装置
CN103353104A (zh) * 2012-10-10 2013-10-16 北京巴布科克·威尔科克斯有限公司 对冲燃烧锅炉低质量流速水循环系统设计方法
CN105202523A (zh) * 2015-10-28 2015-12-30 贵州电网有限责任公司电力科学研究院 在线计算w火焰超临界电站锅炉下水冷壁烟气热负荷分布的方法

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