JP2009137796A - 光学素子成形金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】被成形素材のせり上がり現象を防止する。
【解決手段】被成形素材(5)を載置する第1の金型本体(30)を保持する第1の金型保持具(40A)と、被成形素材(50)を介して第1の金型本体(30)に対向する第2の金型本体(10)を保持する第2の金型保持具(20)とを備え、第2の金型保持具(20)は、第1の金型保持具(40A)と協同して被成形素材(50)を所定の状態で保持する空間(60)を形成する環状の可動体(40B)を有し、可動体(40B)の両端部の内径は、第1の金型保持具(40A)側に対して第2の金型保持具(20)側が小さく形成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は光学素子成形金型に関する。
従来、金型のキャビティにガラス素材を配置し、ガラス素材を加熱・加圧してガラスレンズを成形する方法が知られている。ガラス素材の周囲は金型の垂直な壁面で囲まれている(下記公報参照)。
特開平5−85745号公報
上記成形方法では、加圧時にキャビティ内のガラス素材が垂直な壁面に沿って上昇するせり上がり現象が起きる。せり上がり現象が起きた場合、ガラス素材の表面に空気だまりが発生し、成形不良が生じる。とりわけ、凹レンズは成形が困難であった。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は被成形素材のせり上がり現象を防止することである。
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、被成形素材を載置する第1の金型本体を保持する第1の金型保持具と、前記被成形素材を介して前記第1の金型本体に対向する第2の金型本体を保持する第2の金型保持具とを備え、前記第2の金型保持具は、前記第1の金型保持具と協同して前記被成形素材を所定の状態で保持する空間を形成する環状の可動体を有し、前記可動体の両端部の内径は、前記第1の金型保持具側に対して前記第2の金型保持具側が小さく形成されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の光学素子成形金型において、前記可動体は前記第2の金型保持具に対して上下動可能であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の光学素子成形金型において、離型時、前記第1の金型保持具と前記第2の金型保持具とを所定距離だけ離した後、前記可動体が前記第1の金型保持具から離れることを特徴とする。
この発明によれば被成形素材のせり上がり現象を防止することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、2はこの発明の一実施形態に係る光学素子成形金型の離型時における断面を示す概念図である。
なお、この光学素子成形金型では下金型30が上下動し、図1は下金型30が下降し始めた状態を示し、図2は下金型30が下降し終わった状態を示す。
この光学素子成形金型は、上金型(第2の金型本体)10と上金型保持具(第2の金型保持具)20と下金型(第1の金型本体)30と下金型保持具(第1の金型保持具)40Aと可動体40Bとを備えている。
上金型保持具20は上金型10を保持する。上金型10と上金型保持具20とは一体に移動するように、例えば上金型10は圧入によって上金型保持具20に固定されている。
上金型保持具20には、下金型保持具40Aと協働してガラス素材(被成形素材)50を所定の形状とするためのキャビティ(空間)60を形成する環状の可動体40Bが設けられている。
上金型保持具20と可動体40Bとはガイド棒70を介して連結されている。ガイド棒70の一端には可動体40Bが固定されている。ガイド棒70は上金型保持具20に形成された貫通孔21を通って上方へ延びている。ガイド棒70の他端にはガイド棒70が上金型保持具20から抜け落ちないようにつば部72が設けられている。その結果、可動体40Bは上金型保持具20に上下動可能に吊り下げられる。
また、可動体40Bと上金型保持具20との間のガイド棒70の周囲には圧縮コイルスプリング75が設けられている。圧縮コイルスプリング75は可動体40Bを上金型保持具20から離れる方向へ付勢する。
下金型30はガラス素材50を介して上金型10に対向する。下金型30は下金型保持具40Aに保持されている。ガラス素材50は予め所定の形状に予備加工(プリフォーム)されている。
なお、図示しないが、上金型保持具20、下金型保持具40A及び可動体40Bの外周面にはヒータを内蔵する加熱部が配置され、下金型30及び下金型保持具40Aの下面にはモータを有する上下動機構が配置されている。
次に、この発明の光学素子成形方法を図1及び図2に基づいて説明する。
先ず、ガラス素材50が成形に適した状態になるまで、加熱部を上金型保持具20、下金型保持具40A、可動体40B、上金型10及び下金型30を介してガラス素材50を加熱する。
所定温度(例えば600℃)になった時点から所定時間経過するまでの間、その温度を維持しながら、上下動機構を駆動して下金型30及び下金型保持具40Aを上昇させてガラス素材50に所定の圧力を加え、ガラス素材50を変形させる。可動体40Bの上金型保持具20側の内径が下金型保持具40A側の内径より小さいので、加圧時にキャビティ60内のガラス素材50が可動体40Bの内壁面に沿って上昇するせり上がり現象が防止される。
加熱部による加熱を停止し、上金型保持具20、上金型10、下金型保持具40A、可動体40B、下金型30を介してガラス素材50を冷却する。このとき、下金型30、下金型保持具40A及び可動体40Bでガラス素材50に前記所定の圧力を加え続ける。ガラス素材50がガラス転移点まで冷却されたとき、上下動機構によるガラス素材50への加圧を停止する。
ガラス素材50の温度が所定の温度(例えば500℃)まで低下したとき、下金型30及び下金型保持具40Aを下降させる。
下金型30及び下金型保持具40Aが下降し始めたときには、圧縮コイルスプリング75のばね力によって可動体40Bは未だ下金型保持具40Aに押し付けられている(図1参照)。そのため、可動体40Bによって上金型10に食い付いたガラス素材50が上金型10とともに上昇することが阻止される。
下金型30及び下金型保持具40Aが下降し終えたとき、可動体40Bは下金型保持具40Aから離れる(図2参照)。その後、成形品としてのガラス素材50を光学素子成形金型から取り出す。
この実施形態によれば、キャビティ60内のガラス素材50が可動体40Bの内壁面に沿って上昇するせり上がり現象を防止することができる。その結果、空気だまりの発生に起因する不良品の発生を防止することができる。また、光学素子成形金型は上金型保持具20、可動体40B、下金型保持具40Aの3つに分割できる構造であり、可動体40Bを下金型保持具40Aから分離できるため、成形品(例えばレンズ)を金型から容易に取り出すことができるとともに、ガラス素材50の昇温、成形品の冷却を従来の金型より短時間で行うことができる。可動体40Bを上金型保持具20に吊り下げる構造とし、上金型保持具20と可動体40Bとを時間差をもって下金型保持具40Aから分離させることができるので、可動体40Bによって上金型10に食い付いたガラス素材50が上金型10とともに上昇することを阻止することができる。
図1はこの発明の一実施形態に係る光学素子成形金型の離型時(下金型30が下降し始めたとき)における断面を示す概念図である。 図2はこの発明の一実施形態に係る光学素子成形金型の離型時(下金型30が下降し終わったとき)における断面を示す概念図である。
符号の説明
10:上金型(第2の金型本体)、20:上金型保持具(第2の金型保持具)、30:下金型(第1の金型本体)、40A:下金型保持具(第1の金型保持具)、40B:可動体、50:ガラス素材(被成形素材)、60:キャビティ(空間)。

Claims (3)

  1. 被成形素材を載置する第1の金型本体を保持する第1の金型保持具と、
    前記被成形素材を介して前記第1の金型本体に対向する第2の金型本体を保持する第2の金型保持具とを備え、
    前記第2の金型保持具は、前記第1の金型保持具と協同して前記被成形素材を所定の状態で保持する空間を形成する環状の可動体を有し、
    前記可動体の両端部の内径は、前記第1の金型保持具側に対して前記第2の金型保持具側が小さく形成されていることを特徴とする光学素子成形金型。
  2. 前記可動体は前記第2の金型保持具に対して上下動可能であることを特徴とする請求項1記載の光学素子成形金型。
  3. 離型時、前記第1の金型保持具と前記第2の金型保持具とを所定距離だけ離した後、前記可動体が前記第1の金型保持具から離れることを特徴とする請求項2記載の光学素子成形金型。
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