JP2009135612A - 信号検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リカバリよるINFOh信号の再送を行った場合においても、再度、フレーム同期ビットの判定エラーとなるため先に進めず通信断となる事態を防止する信号検出装置を提供する。
【解決手段】INFOh信号の検知を行う信号検知手段と、第1のフレーム同期ビット判定手段および第2のフレーム同期ビット判定手段とを有し、INFOh信号受信時に、第1のフレーム同期ビット判定手段がフレーム同期ビット判定エラーと判断し、リカバリが発生した場合、次回のINFOh信号のフレーム同期ビット判定は、第2のフレーム同期ビット判定手段で行い、INFOh信号受信時に、第1のフレーム同期ビット判定手段がフレーム同期ビット判定OKと判断した場合、INFOh信号の検知動作を継続する。
【選択図】図2
【解決手段】INFOh信号の検知を行う信号検知手段と、第1のフレーム同期ビット判定手段および第2のフレーム同期ビット判定手段とを有し、INFOh信号受信時に、第1のフレーム同期ビット判定手段がフレーム同期ビット判定エラーと判断し、リカバリが発生した場合、次回のINFOh信号のフレーム同期ビット判定は、第2のフレーム同期ビット判定手段で行い、INFOh信号受信時に、第1のフレーム同期ビット判定手段がフレーム同期ビット判定OKと判断した場合、INFOh信号の検知動作を継続する。
【選択図】図2
Description
本発明は、通信機器に用いられるINFOh信号の検出を行う信号検出装置に関する。
ITU−T勧告T.30の勧告V.8に従って全二重通信方式によって通信を行うファクシミリ装置では、通信が開始される場合、回線接続後、まず着呼側端末は発呼側端末へANSam信号(変形応答トーン)を送信する。
発呼側端末はこのANSam信号を受信すると、自身の機能を示すCM信号(起呼メニュー)を送信する。
着呼側端末はANSam信号送信中にこのCM信号を受信すると、同じく自身の機能を示すJM信号(共通メニュー)を発呼側端末へ送信する。
これらの信号のやりとりにより、例えば相手側端末をファクシミリと認識したならば、その結果V.8手順に従ってファクシミリ通信が開始され、その後V.34手順に移行して通信が行われる。
電話回線を介したデータ通信手順は、ITU−T(国際電気通信連合 電気通信標準化部門)によって、例えばVシリーズ勧告として規定されている。この内のV.34勧告においては、33600bpsまでに対応するデータ通信速度で動作する変復調装置(以下、モデム)が規定されている。
このV.34の半二重動作では、データ通信の準備段階として、フェーズ1〜3が行われる。
以下に、図3および図5を用いて、従来のフェーズ2における、発呼側とその応答側との通信制御動作を説明する。
以下に、図3および図5を用いて、従来のフェーズ2における、発呼側とその応答側との通信制御動作を説明する。
図5において、INFOh信号受信を開始する(ステップS201)。
ステップ201の処理後、フレーム同期ビットの検出があったか否かを判断する(ステップS202)。
ステップ202の処理で、フレーム同期ビットの検出があったと判断された場合(ステップS202/YES)、CRCの確認がされたか否かの判断を行う(ステップS204)。
ステップ202の処理で、フレーム同期ビットの検出がされていないと判断された場合(ステップS202/NO)、INFOh信号受信NGと判断する(ステップS203)。
ステップ203の処理で、INFOh信号受信NGと判断した後は、ステップS201の処理に戻る。
ステップ204の処理で、CRCの確認がされていない場合(ステップS204/NO)、INFOh信号受信NGと判断する(ステップS203)。
ステップ204の処理で、CRCの確認がされた場合(ステップS204/YES)、INFOh信号受信OKと判断する(ステップS205)。
また、図3に示すフェーズ2において、発呼モデムは、フェーズ1後の75±5msの無音期間経過後に、モデムの能力(サポートしているシンボルレート、キャリア周波数、電力抑制機能の有無等)を通知するINFO0c信号をアクセス対象となる応答モデムに向かって送信する。
応答モデムの方も同様、フェーズ1後の75±5msの無音期間経過後に、INFO0a信号を発呼モデムに向かって送信する。
これにより、互いのモデムの機能情報が交換されると共に、後のトーン信号A,Bを検出する準備が整う。
発呼モデムは、続けてトーンB信号を応答モデムに向かって送信する。応答モデムでは、トーンA信号を少なくとも50ms間、発呼モデムに送信し、この後にトーンA位相反転信号(inv Aと示す)を発呼モデムに送信する。
発呼モデムは、これを検出すると、40±10ms待機後に、トーンB位相反転信号を10ms間、応答モデムに向かって送信する。発呼モデムは、続いて、ラインプロービング信号L1を160ms間、応答モデムに向かって送信する。
さらに、発呼モデムは、回線状態を表すラインプロービング信号L2を応答モデムに送信する。
応答モデムは、このラインプロービング信号L1を上記160ms期間で受信し、また、ラインプロービング信号L2を500msを超えない期間で受信する。
応答モデムでは、このラインプロービング信号L1,L2を受信することで、トーンA信号を25ms間、発呼モデムに送信する。
発呼モデムは、このトーンA信号を検出すると、応答モデムにトーンB信号を送信し、これにより、応答モデムから、回線状態を解析し選択したシンボルレート、キャリア周波数、プリエンファシス係数等の情報であるINFOh信号を受信する。
これにより、画情報通信速度を決定するための回線特性を測定することができる。
上述した背景に関連する技術を開示する。
特許文献1では、電話回線を介して伝送する画像データを蓄積する画像メモリと、該データに付与するファイル番号や画像データの管理情報を記憶登録するRAMと、各種情報を表示出力する表示部と、オペレータが入力操作するデータ入力手段とを有し、CPUは、メモリ送信時に入力手段から入力された番号をファイル番号としてRAM内に登録し、このCPUは、待機時に入力手段からファイル番号が入力されたとき、その番号に対応する画像データの管理情報をRAM内から呼び出して表示部に表示出力させ、蓄積する画像データのファイル毎にファイル番号を付与して画像データを管理する表示部の表示能力に拘らず、管理情報を容易に知ることができるファクシミリ装置が開示されている。
特開2004−260856号公報
上述した画情報通信速度を決定するための回線特性測定において、INFOh信号は600bpsの2進DPSK(差動位相偏移)変調を用いて送出される。
回線劣化が激しい場合にはINFOh信号が正しく受信できないことがある。そのような場合にそなえてV.34勧告ではリカバリ手順が規定されており、INFOh信号が取れない場合には、再送が行われるようになっている。
しかしながら、一部のメーカにおいては、INFOh信号の中のフレーム同期ビットを勧告通りに送信しない場合があり、このとき、フレーム同期ビットの判定エラーとなるため、リカバリよるINFOh信号の再送を行った場合においても、再度、フレーム同期ビットの判定エラーとなるため先に進めず通信断となる場合がある。
そこで本発明では、INFOh信号のフレーム同期ビットが勧告通りでないことによるフレーム同期ビット判定エラーにより起呼モデムからのリカバリが発生した場合には、第1のINFOh信号のフレーム同期ビット判定手段を第2のフレーム同期ビット判定手段に変更する信号検出装置の提供を目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明にかかる第1の信号検出装置は、ITU−T勧告V.8およびV.34に準じた通信手順を実行する通信手段と、INFOh信号の検知を行う信号検知手段とを有し、前記信号検知手段は、INFOh信号のフレーム同期ビットを判定する前記第1のフレーム同期ビット判定手段および前記第2のフレーム同期ビット判定手段とを有し、INFOh信号受信時に、前記信号検知手段が有する前記第1のフレーム同期ビット判定手段がフレーム同期ビット判定エラーと判断し、リカバリが発生した場合、次回のINFOh信号のフレーム同期ビット判定は、第2のフレーム同期ビット判定手段で行い、INFOh信号受信時に、前記信号検知手段が有する第1のフレーム同期ビット判定手段がフレーム同期ビット判定OKと判断した場合、前記INFOh信号の検知動作を継続することを特徴とする。
本発明にかかる第2の信号検出装置は、第1の検出信号装置において、前記信号検知手段に対して予め設定された前記リカバリの回数によって、前記第1のフレーム同期ビット判定手段と、前記第2のフレーム同期ビット判定手段との切替を可能にする切替手段を有することを特徴とする。
本発明にかかる第3の信号検出装置は、第1または第2の検出信号装置において、前記信号検知手段に対する外部入力により第2のフレーム同期ビット判定手段における判定ビット値の変更を可能にすることを特徴とする。
本発明によれば、INFOh信号のフレーム同期ビットが勧告通りでないことによるフレーム同期ビット判定エラーにより起呼モデムからのリカバリが発生した場合には、第1のINFOh信号のフレーム同期ビット判定手段を第2のフレーム同期ビット判定手段に変更することで、フレーム同期ビット以降のINFOh信号の受信を継続でき、リカバリから抜けられなくなって通信断にならないようにすることが可能な信号検出装置を提供できる。
本発明にかかる信号検出装置について以下の好適もしくは最良と思われる実施の形態について説明する。
以下に記載する実施形態は、これに限定されることはなく、趣旨を逸脱しない範囲内において、当業者が容易に想到できる範囲内において、変形、修正可能とする。
以下に記載する実施の形態においては、第1のフレーム同期ビット判定手段を第1のフレーム同期ビット判定回路、第2のフレーム同期ビット判定手段を第2のフレーム同期ビット判定回路と記載する場合がある。
以下に記載する実施の形態においては、信号検出装置の一例として、ファクシミリ装置を適用する。
以下に記載する実施の形態においては、第1のフレーム同期ビット判定手段における判定ビットは勧告の値ではない値に設定されている。
ここで、本発明にかかるINFOh信号のビット定義を表1に示す。
以下に記載する実施形態は、これに限定されることはなく、趣旨を逸脱しない範囲内において、当業者が容易に想到できる範囲内において、変形、修正可能とする。
以下に記載する実施の形態においては、第1のフレーム同期ビット判定手段を第1のフレーム同期ビット判定回路、第2のフレーム同期ビット判定手段を第2のフレーム同期ビット判定回路と記載する場合がある。
以下に記載する実施の形態においては、信号検出装置の一例として、ファクシミリ装置を適用する。
以下に記載する実施の形態においては、第1のフレーム同期ビット判定手段における判定ビットは勧告の値ではない値に設定されている。
ここで、本発明にかかるINFOh信号のビット定義を表1に示す。
(第1の実施形態)
本発明にかかる信号検出装置の構成について図1を用いて説明する。
図1は、本発明にかかる信号検出装置の構成の一例を示す図である。
本発明にかかる信号検出装置の構成について図1を用いて説明する。
図1は、本発明にかかる信号検出装置の構成の一例を示す図である。
図1に示すファクシミリ装置は、装置全体の制御を行うメイン制御部4を備え、メイン制御部4に原稿を読み取る読取部5と、受信した画像データや読取部5によって読み取られた画像データを印刷、記録する記録部6と、ファクシミリ装置を操作する操作部7とが接続されている。
メイン制御部4は、たとえばCPUで実現され、ROM8に記憶された装置全体を制御するためのプログラムに従って、メイン制御部4に接続されたNCU部1、モデム部2、G3通信制御部3、読取部5、記録6、操作部7の動作を制御する。RAM9には動作制御のための情報が一時的に記憶される。
NCU(ネットワークコントロールユニット)部1は、回線との接続を制御するとともに相手通信装置の電話番号に対応したダイヤルパルスの送出、および、着信を検出する機能等を備えている。
モデム部2で偏重された送信データは、NCU部1に入力され、またNCU部1で受信されたデータは、モデム部2に入力されて復調される。
モデム部2と、メイン制御部6との間にG3通信制御部3が配置される。
このG3通信制御部3について図2を用いて説明する。
図2は、本発明にかかるG3通信制御部3の構成の一例を示す図である。
図2は、本発明にかかるG3通信制御部3の構成の一例を示す図である。
G3通信制御部3は、NCU部1およびモデム部2から入力されるV.8、V.34手順の信号の受信、解析を行い、通信処理を行う。また、INFOh信号検出制御を行う。
図2に示すように、本発明にかかるG3通信制御部3は、一例として、NCU部1と、モデム部2と、INFOh信号受信部10と、INFOh信号検出制御部11と、フレーム同期ビット判定部12とを有する。
INFOh信号受信部10は、NCU部1およびモデム部2から入力されるINFOh信号を受信する。
INFOh信号検出制御部11は、INFOh信号の検出を制御する。
フレーム同期ビット判定部12は、INFOh信号検出制御部での検出動作に基づきフレーム同期ビットの判定を行う。
フレーム同期ビット判定部12は、第1のフレーム同期ビット判定回路(第1のフレーム同期ビット判定手段)と、第2のフレーム同期ビット判定回路(第2のフレーム同期ビット判定手段)と判定回路切替スイッチ(切替手段)を有している(図示せず)。
図3は、V.34勧告におけるフェーズ2の通信動作を示す図である。
図4は、本発明の一実施例を示すINFOh信号検出の動作フローチャートである。
図4は、本発明の一実施例を示すINFOh信号検出の動作フローチャートである。
フェーズ2において、発呼側端末では着呼側端末から送信されたINFOh信号を受信を開始する(ステップS101)。
このINFOh信号を受信処理では、INFOh信号検出制御部11によりINFOh信号有無のチェックを行う。
具体的には、INFOh信号の受信を検出し、フレーム同期ビット判定部12内の第1のフレーム同期ビット判定回路においてフレーム同期ビットの判定を行う。
INFOh信号の受信を検出していなく、フレーム同期ビットが検出された場合には、引き続き、INFOh信号の受信を行う。
フレーム同期ビットが検出されない場合は、リカバリによる再送を行う(ステップS102)。
ステップS102の処理で、リカバリの再送を行うと判断された場合(ステップS102/YES)、フレーム同期ビット判定部12内の第2フレーム同期ビット判定回路においてフレーム同期ビットの判定を行い判断する(ステップS103)。
フレーム同期ビットの値がフレーム同期ビット判定部12内の第2フレーム同期ビット判定回路のフレーム同期ビットの判定値と同じであれば、フレーム同期ビット検出と判定され(ステップS103/YES)、引き続き、INFOh信号の受信を行うべき、CRCの確認が行われた否かの処理を行う(ステップS106)。
フレーム同期ビットの値がフレーム同期ビット判定部12内の第2フレーム同期ビット判定回路のフレーム同期ビットの判定値と同じない場合、フレーム同期ビット検出と判定されず(ステップS103/NO)、INFOh信号受信NGと判断される(ステップS105)。
ステップS102の処理で、リカバリの再送を行わないと判断された場合(ステップS102/NO)、フレーム同期ビット判定部12内の第1フレーム同期ビット判定回路においてフレーム同期ビットの判定を行い判断する(ステップS104)。
フレーム同期ビットの値がフレーム同期ビット判定部12内の第1フレーム同期ビット判定回路のフレーム同期ビットの判定値と同じであれば、フレーム同期ビット検出と判定され(ステップS104/YES)、引き続き、INFOh信号の受信を行うべき、CRCの確認が行われた否かの処理を行う(ステップS106)。
フレーム同期ビットの値がフレーム同期ビット判定部12内の第1フレーム同期ビット判定回路のフレーム同期ビットの判定値と同じない場合、フレーム同期ビット検出と判定されず(ステップS104/NO)、INFOh信号受信NGと判断される(ステップS105)。
ステップ103の処理およびステップ104の処理で、フレーム同期ビットが検出された場合には、CRCの確認を行う(ステップS106)。
ステップ103の処理およびステップ104の処理で、フレーム同期ビットが検出されなかった場合、ステップS106の処理でCRCの確認がされなかった場合(ステップS106/NO)、INFOh信号受信NGと判断される(ステップS105)。
ステップS105の処理で、INFOh信号受信NGと判断された後、ステップS101の処理に戻る。
ステップ106の処理で、CRCの確認がとれた場合(ステップS106/YES)、INFOh信号受信OKと判断される(ステップS107)。
発呼側端末は、INFOh信号を受信すると、着呼側端末から、回線状態を解析し選択したシンボルレート、キャリア周波数、プリエンファシス係数等の情報を取得後フェーズ3へと遷移し、通信が行われる。
本実施形態によれば、INFOh信号検出制御部11内に第1のフレーム同期ビット判定回路および第2のフレーム同期ビット判定回路を備え、第1のフレーム同期ビット判定回路において、勧告通りのフレーム同期ビットが検出できずにフレーム同期ビット判定エラーとなり、リカバリが発生した場合でも、第2のフレーム同期判定回路において、フレーム同期ビットの判定がOKになれば、フレーム同期ビット以降のINFOh信号の受信を継続できるので、相手機が勧告に違反したINFOhシーケンスを送信してきた場合でも、V.34通信が通信断にならないようにすることが可能になる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、G3通信制御部3は、NCU部1およびモデム部2から入力されるV.8、V.34手順の信号の受信、解析を行い、通信処理を行う。また、INFOh信号検出制御を行う。
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、G3通信制御部3は、NCU部1およびモデム部2から入力されるV.8、V.34手順の信号の受信、解析を行い、通信処理を行う。また、INFOh信号検出制御を行う。
フレーム同期ビットは、回線上のノイズ等により正しい値を送信しない場合もあり、この場合も起呼モデムからのリカバリが発生する。
リカバリによるINFOh信号の再送を行った場合、フレーム同期ビットが勧告通りの値を送信したら、第2のフレーム同期ビット判定手段によって再度、フレーム同期ビットの判定エラーとなるため先に進めずこのままでは通信断となる。
リカバリによるINFOh信号の再送を行った場合、フレーム同期ビットが勧告通りの値を送信したら、第2のフレーム同期ビット判定手段によって再度、フレーム同期ビットの判定エラーとなるため先に進めずこのままでは通信断となる。
そこで、本実施形態では、リカバリ回数による第1、第2のフレーム判定ビットの切替変更を外部から設定できるようにすることにより、例えば、リカバリによるINFOh信号の再送を行った場合、1回目のリカバリの場合は、第1のフレーム判定ビット判定手段で判定できるようにすることで、フレーム同期ビット以降のINFOh信号の受信を継続できるようにして、リカバリから抜けられなくなって通信断にならないようにすることを目的としている。
本実施形態では、INFOh信号検出を行う前にメイン制御部4によりフレーム同期ビット判定部12内の判定回路切替スイッチを所望のリカバリ回数に設定しておく。
第1の実施形態と同様に、フェーズ2において、発呼側端末では着呼側端末から送信されたINFOh信号を受信すると、INFOh信号検出制御部11によりINFOh信号有無をチェックし、INFOh信号を受信している場合には、フレーム同期ビット判定部12内の第1のフレーム同期ビット判定回路において、フレーム同期ビットの判定を行い、フレーム同期ビットが検出された場合には、引き続き、INFOh信号の受信を行う。
フレーム同期ビットが検出されない場合はリカバリによる再送を行うが、リカバリの回数がフレーム同期ビット判定部12内の判定回路切替スイッチに設定されたリカバリ回数内であれば、再度、第1のフレーム同期ビット判定回路でフレーム同期ビットの判定を行い、フレーム同期ビットが検出された場合には、引き続き、INFOh信号の受信を行う。
リカバリによる再送において、第1のフレーム同期ビット判定回路でフレーム同期ビットが検出されずにリカバリによる再送を繰り返し、リカバリ回数がフレーム同期ビット判定部12内の判定回路切替スイッチに設定されたリカバリ回数より多くなった場合は、第2のフレーム同期ビット判定回路でフレーム同期ビットの判定を行う。
発呼側端末は、INFOh信号を受信すると、着呼側端末から、回線状態を解析し選択したシンボルレート、キャリア周波数、プリエンファシス係数等の情報を取得後フェーズ3へと遷移し、通信が行われる。
本実施形態によれば、リカバリ回数によるINFOh信号検知装置内の第1、第2のフレーム判定ビットの切替変更を外部から設定できるようにし、ノイズ等による一時的なフレーム同期ビットエラーが起きた場合でも、第1、第2のフレーム判定ビットを設定できるようにすることで、リカバリから抜けられなくなってV.34通信が通信断にならないようにすることが可能になる。
(第3の実施形態)
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、G3通信制御部3は、NCU部1およびモデム部2から入力されるV.8、V.34手順の信号の受信、解析を行い、通信処理を行う。また、INFOh信号検出制御を行う。
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、G3通信制御部3は、NCU部1およびモデム部2から入力されるV.8、V.34手順の信号の受信、解析を行い、通信処理を行う。また、INFOh信号検出制御を行う。
一部のメーカにおいては、INFOh信号の中のフレーム同期ビットを勧告通りに送信しない場合があるが、第2のフレーム同期ビット判定手段で設定されている判定ビットとは違うフレーム同期ビットを送る場合も考えられ、この場合、第2のフレーム同期ビット判定手段によって再度、フレーム同期ビットの判定エラーとなるため先に進めずこのままでは通信断となる。
本実施形態では、第2のフレーム同期ビット判定手段における判定ビットの変更を外部から設定できるようにすることにより、相手機や回線状況によって勧告と異なるフレーム同期ビットであった場合でも判定ビットを設定することで、フレーム同期ビット以降のINFOh信号の受信を継続できるようにして、リカバリから抜けられなくなって通信断にならないようにすることを目的としている。
本実施形態では、INFOh信号検出を行う前にメイン制御部4によりフレーム同期ビット判定部12内の第2のフレーム同期ビット判定回路を所望のフレーム同期ビットの判定値に設定しておく。
第1の実施形態と同様に、フェーズ2において、発呼側端末では着呼側端末から送信されたINFOh信号を受信すると、INFOh信号検出制御部11によりINFOh信号有無をチェックし、INFOh信号を受信している場合には、フレーム同期ビット判定部12内の第1のフレーム同期ビット判定回路において、フレーム同期ビットの判定を行い、フレーム同期ビットが検出された場合には、引き続き、INFOh信号の受信を行う。
フレーム同期ビットが検出されない場合はリカバリによる再送を行い、フレーム同期ビット判定部2でフレーム同期ビットの判定を行う。
このとき、フレーム同期ビットの値がフレーム同期ビット判定部12内の第2のフレーム同期ビット判定回路の所望のフレーム同期ビットの判定値と同じであれは、フレーム同期ビット検出と判定される。
発呼側端末は、INFOh信号を受信すると、着呼側端末から、回線状態を解析し選択したシンボルレート、キャリア周波数、プリエンファシス係数等の情報を取得後フェーズ3へと遷移し、通信が行われる。
本実施形態によれば、リカバリ回数によるINFOh信号検知装置内の第2のフレーム判定ビットの判定ビットを外部から設定できるようにしているので、相手機や回線状況によって勧告とフレーム同期ビットが異なってもフレーム判定ビットを設定できるようにすることで、リカバリから抜けられなくなってV.34通信が通信断にならないようにすることが可能になる。
1 NCU部
2 モデム部
3 G3通信制御部
4 メイン制御部
5 読取部
6 記録部
7 操作部
8 ROM
9 RAM
10 INFOh信号受信部
11 INFOh信号検出制御部
12 フレーム同期ビット判定部
2 モデム部
3 G3通信制御部
4 メイン制御部
5 読取部
6 記録部
7 操作部
8 ROM
9 RAM
10 INFOh信号受信部
11 INFOh信号検出制御部
12 フレーム同期ビット判定部
Claims (3)
- ITU−T勧告V.8およびV.34に準じた通信手順を実行する通信手段と、
INFOh信号の検知を行う信号検知手段とを有し、
前記信号検知手段は、INFOh信号のフレーム同期ビットを判定する第1のフレーム同期ビット判定手段および第2のフレーム同期ビット判定手段とを有し、
INFOh信号受信時に、前記信号検知手段が有する前記第1のフレーム同期ビット判定手段がフレーム同期ビット判定エラーと判断し、リカバリが発生した場合、次回のINFOh信号のフレーム同期ビット判定は、前記第2のフレーム同期ビット判定手段で行い、
INFOh信号受信時に、前記信号検知手段が有する前記第1のフレーム同期ビット判定手段がフレーム同期ビット判定OKと判断した場合、前記INFOh信号の検知動作を継続することを特徴とする信号検出装置。 - 前記信号検知手段に対して予め設定された前記リカバリの回数によって、前記第1のフレーム同期ビット判定手段と、前記第2のフレーム同期ビット判定手段との切替を可能にする切替手段を有することを特徴とする請求項1記載の信号検出装置。
- 前記信号検知手段に対する外部入力により前記第2のフレーム同期ビット判定手段における判定ビット値の変更を可能にすることを特徴とする請求項1または2記載の信号検出装置。
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US8565291B2 (en) | 2010-06-25 | 2013-10-22 | Ricoh Company, Ltd. | Communication apparatus, data communication method, and storage medium storing data communication program |
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