JP2009134780A - ソリッドイマージョンレンズとこれを用いた集光レンズ、光学ピックアップ装置及び情報記録再生装置 - Google Patents

ソリッドイマージョンレンズとこれを用いた集光レンズ、光学ピックアップ装置及び情報記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】情報記録媒体等の被照射体との衝突が発生しても損傷の抑制を図ることが可能なSILを提供する。
【解決手段】球状部と円錐部22と先端部23とを有し、円錐部22と先端部23との間のエッジ部に曲面2Erが形成される構成とする。特に情報記録媒体との相対的走行方向近接側に比較的大きい曲率の曲面2Erを設けることで、衝突時の応力集中を緩和し、情報記録媒体表面の損傷を回避ないしは抑制することができる。ギャップ制御の安定化も向上することが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ソリッドイマージョンレンズ(SIL:Solid Immersion Lens、固浸レンズ)とこれを用いた集光レンズ、光学ピックアップ装置及び情報記録再生装置に関する。
音楽情報、映像情報、データ、プログラム等の格納媒体としてカード状やディスク状等の情報記録媒体が広く利用されている。これらの情報記録媒体を記録再生するシステムでは、対物レンズが非接触で情報記録媒体の表面と対向し、情報記録媒体の記録面に形成された微少な凹凸や相変化材料の反射率変化構造、また光磁気記録方式の場合はカー回転角の変化する磁気ドメイン構造を検出して微少な記録マークを読み取っている。なお、情報記録媒体としては光記録媒体、光磁気記録媒体の他、光照射により磁気記録層の保持力を低下させて磁気記録を行ういわゆる光アシスト磁気記録方式による磁気記録媒体も挙げられる。以下本明細書内において情報記録媒体とはこれら光記録媒体、光磁気記録媒体及び光アシスト磁気記録方式による磁気記録媒体を含むものとする。
近年、このような情報記録媒体において、益々大容量化、高記録密度化が望まれていることから、より小さい記録マークに対応する微小な光スポットを情報記録媒体に形成し、それを高い解像度をもって読み出す技術が検討されている。
情報記録媒体上に照射される光のスポットの大きさは、照射する光の波長をλ、情報記録媒体上にこの光を集光する集光レンズの開口数をNAobjとすると、およそλ/NAobjで与えられ、解像度もこの値に比例する。開口数NAobjは、
NAobj=n×sinθ
である。ここで、nはレンズと情報記録媒体との間に介在する媒質、すなわち空気の屈折率、θは対物レンズの周辺光線の入射角度である。媒質が空気である以上NAobjは1を超えることができず、解像度に限界がある。このため、情報記録再生装置では、その光源、例えば半導体レーザの短波長化や、集光レンズの開口数の増大化が図られている。
これに対し、1より大きい開口数を達成する手法として、エバネッセント波、すなわち界面から指数関数的に減衰する光を用いるいわゆる近接場光による記録再生方式(ニアフィールド光記録再生方式)が提案されている。このニアフィールド光記録再生方式においては、集光レンズと情報記録媒体の表面との間隙を非常に小さくする必要がある。
情報記録媒体に近接場光を照射して記録再生を行う手法として、対物用の光学レンズとSIL(ソリッドイマージョンレンズ)とを組み合わせて近接場光学系を構成し、これによりニアフィールド光記録再生を行う方法が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
図14及び図15はそれぞれ球状部が超半球状とされ、対物側すなわち例えば情報記録媒体に光を照射する場合は情報記録媒体と対向する側の形状が平面形状、円錐形状とされる例を示す。図14Aにおいては対物側が平面形状とされるいわゆるD型形状のSIL(ソリッドイマージョンレンズ)92の概略断面構成図を示し、図14BにおいてはこのSIL92と光学レンズ93とを合わせた集光レンズ94の概略断面構成図を示す。また、図15Aは対物側が円錐形状のSIL102の概略断面構成図を示し、図15BにおいてはこのSIL102と光学レンズ103とを合わせた集光レンズ104の概略断面構成図を示す。図14及び図15ともに、SIL92及び102が、光の被照射体である例えば情報記録媒体111の表面と微小な距離を介して対向し、入射光Liを照射している状態を示す。なお、これらD型形状及び円錐形状のSILは、入射光の光学経路上から外れた部分の形状のみの差異なので、図14及び図15に示す両構成のSILの間には基本的には光学的な性能の差異は存在しない。
SILの球状部は超半球状に限らず半球状としてもよい。球状部の半径をr、レンズを構成する材料の屈折率をnとすると、光軸に沿う方向の厚さは、球状部を半球状とする場合はr、超半球状とする場合はr+r/nとされる。
特許文献1に記載されているように光学レンズとSILとを2群レンズとして組み合わせて集光レンズとして用いる場合、これら組み合わせレンズによる近接場光学系の実効的な開口数NAは、入射光Liの入射角度をθi、SILを構成する材料の屈折率をnSILとすると、半球状のSILでは光学レンズと組み合わせた実効的な開口数NAは、
NA=nSIL×sinθi ・・・(1)
となる。また超半球状のSILの場合は、
NA=nSIL ×sinθi ・・・ (2)
と表される。
上記式(1)及び(2)より、対物レンズと情報記録媒体との間の媒質とみなされるSILを構成する材料の屈折率を上げることにより、開口数NAを高くすることができることが分かる。特に、超半球状とする場合のほうが、同じ屈折率である場合は実効的な開口数NAを高くすることができることが分かる。
特開平5−189796号公開公報
上述したニアフィールド状態でエバネッセント光を照射するには、SILの対物面を、被照射体の表面である例えば情報記録媒体の表面(すなわち記録面)との間隔いわゆるギャップを、照射する光の波長の1/2〜1/5程度とする必要がある。つまり、記録密度を高めるために短波長の光を用いることを考慮すると、このギャップを約20〜30nm程度の微小な間隔に制御することが求められる。SILの先端部と情報記録媒体との衝突を避けるためには、SILの対物面と情報記録媒体等の表面とをこのような微小なギャップを保って平行に維持する必要がある。
図16及び図17に、各形状のSILにおける傾きの許容度、いわゆるスキュー許容度を模式的に示す。図16においては図14で説明したD型のSIL92が情報記録媒体111に対して傾きをもって対向している状態を示す。また、図17においては図15で説明した対物側が円錐形状のSIL102が情報記録媒体111に対して傾きをもって対向している状態を示す。
SILの対物面の情報記録媒体とのギャップをg、対物面の直径をDとすると、スキュー許容度は2×g/Dで表される。図16に示すように、D型のSIL92の場合は直径D1が1mm、ギャップgを25nmとすると、スキュー許容度は±0.003°となり、かなり厳しい許容度、スキューマージンとなる。
一方、図17に示すように、対物側が円錐形状のSIL102の場合は、対物側の先端部の直径D2が例えば40μmとすると、ギャップが同じ25nmでもスキュー許容度は±0.07°となって、比較的広い傾き許容度、すなわちスキューマージンが得られることとなる。したがって、対物側が円錐形状とされるSIL102においては、傾きの許容度を広げさせてこのSIL102を用いる光学ピックアップなどのシステムの安定性を向上させる効果がある。このため、ニアフィールド光記録方式においては図15及び図17に示す対物側を円錐形状としたSILを用いることが主流となっている。
図18Aはこのように対物側を円錐形状とし、対物面となる先端部が平坦面とされるSILの概略斜視図であり、図18Bは実際に制作されたこの円錐形状SILの写真図である。このSILの中心線すなわち光軸Cを含む概略断面構成図を図18Cに示す。図18C中破線Sで囲む先端部を拡大した断面構成図が図18Dである。図18Dに示すように、円錐部102Cの傾斜角度は、最先端部の平坦面すなわち対物面102Sの延長平面a1に対し光軸に沿う断面で20°程度とされる。このとき、その境界であるエッジ部102Eは、衝突に対して比較的鋭いエッジ形状となる。すなわち、対物側を円錐形状とするSILは、円錐部と先端の平坦面との境界であるエッジ部に円周状にこのような比較的鋭いエッジ部をもつ形状となっている。
このため、この鋭いエッジ部が情報記録媒体の表面に接触するような衝突が発生すると、情報記録媒体の表面に大きい応力集中が発生して激しい破損が生じてしまう可能性が高い。図19においては、図18Dに示す先端形状のSILを用いて情報記録媒体に対向させて回転走行させ、回転中の衝突により情報記録媒体の表面に発生した損傷の一例の写真図を示す。このような損傷が生じると情報記録媒体が使用不能となってしまう。衝突を完全にゼロに抑えることは難しいので、衝突が発生しても情報記録媒体の損傷が抑制されることが望ましい。
以上の問題に鑑みて、本発明は、情報記録媒体等の被照射体との衝突が発生しても損傷の抑制を図ることが可能なSIL及びこれを用いた集光レンズ、光学ピックアップ及び情報記録再生装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明によるSIL(ソリッドイマージョンレンズ)は、球状部と円錐部と先端部とを有し、円錐部と先端部との間のエッジ部に曲面が形成されて成ることを特徴とする。
本発明による集光レンズは、SILと、このSILの対物側とは反対側に配置された光学レンズとを備える。そしてこのSILは球状部と円錐部と先端部とを有し、円錐部と先端部との間のエッジ部に曲面が形成されて成る構成とする。
本発明による光学ピックアップ装置は、SILと、このSILの対物側とは反対側に配置された光学レンズと、光源とを備え、SIL及び光学レンズから成る集光レンズによって光源からの出射光を集束させて光スポットを形成する構成とされる。そしてSILは球状部と円錐部と先端部とを有し、円錐部と先端部との間のエッジ部に曲面が形成されて成る構成とする。
本発明による情報記録再生装置は、SILと、SILの対物側とは反対側に配置された光学レンズと、光源とを備え、SIL及び光学レンズから成る集光レンズによって光源からの出射光を収束させて光スポットを形成する光学ピックアップ装置を有し、集光レンズを情報記録媒体のギャップ方向とトラッキング方向との少なくともいずれか一方に制御駆動する制御装置が設けられる。そしてSILは球状部と円錐部と先端部とを有し、円錐部と先端部との間のエッジ部に曲面が形成されて成る構成とする。
上述したように、本発明によるSILは、球状部と円錐部と先端部とを有し、円錐部と先端部との間のエッジ部に曲面が形成された構成とする。このように、円錐部と対物面となる先端部との間のエッジ部の少なくとも一部を曲面とすることにより、情報記録媒体等の被照射体と20nm〜50nm程度の微小な間隔をもって対向させて相対的に走行させる際に衝突が発生しても、情報記録媒体等の被照射体の表面に与える損傷を抑制することができる。
本発明のSIL及びこれを用いた集光レンズ、光学ピックアップ装置及び情報記録再生装置によれば、SILを球状部と円錐部と先端部とを有し、円錐部と先端部との間のエッジ部に曲面を有する構成とすることによって、情報記録媒体等の被照射体との衝突が発生しても損傷を抑えることが可能となる。
以下本発明を実施するための最良の形態の例を説明するが、本発明は以下の例に限定されるものではない。
図1Aは本発明によるSIL2とその対物側とは反対側に非球面レンズ等より成る光学レンズ3とを、光軸をほぼ合わせて配置して集光レンズ4とし、光学ピックアップ装置の一部を構成して、近接場光を照射する情報記録媒体11と対向させた状態の概略構成図を示す。そして本発明においては図1B及びCに示すように、SIL2の形状を、球状部21と円錐部22と先端部23とを有し、円錐部22と先端部23との間のエッジ部に曲面2Erが形成される構成とする。図1Bにおいては球状部21を超半球状とする例を示し、図1Cにおいては球状部21を半球状とする例を示す。
SIL2の材料としては、例えば用いられる情報記録再生装置の装備するレーザ光源など、入射光の波長に対して屈折率が大きく、また透過率が大きくかつ光吸収が小さい材料が好適である。例えば、高屈折率ガラスであるオハラ株式会社製のS−LAH79(商品名)や、高屈折率セラミックス、高屈折率単結晶材料であるBiGe12、SrTiO、KTaO、ZrO、HfO、SiC、ダイヤモンド、GaPなどが好適である。
図2は、本発明の一実施の形態に係る情報記録再生装置100の概略構成図である。この例においては、記録又は再生の少なくともいずれかを行う光(以下記録再生用とする)とギャップ検出用の光として、異なる波長の光を用いる場合の一例を示す。図2に示すようにこの場合、光源30と、その出射光路上にコリメータレンズ31、偏光ビームスプリッタ33、ビームエキスパンダー35及びダイクロイックプリズム45が配置される。ダイクロイックプリズム45は光源30からの光を反射するように構成されて、その反射光路上にSIL2及び光学レンズ3より構成される集光レンズ4が配置される。偏光ビームスプリッタ33の戻り光の反射光路上にレンズ38を介してフォトダイオード等の光検出部39が配置される。他方の光源40の出射光路上にはコリメータレンズ41、ビームスプリッタ42、偏光ビームスプリッタ43、1/4波長板44、ダイクロイックプリズム45が配置され、ダイクロイックプリズム45の透過光路上に集光レンズ4が配置される。ビームスプリッタ42の戻り光の反射光路上にはレンズ50を介してフォトダイオード等の光検出部51が配置される。情報記録媒体11は、スピンドルモータ等の駆動部80により矢印rで示すように回転される。図2においては情報記録媒体1のSIL2に対する移動方向を矢印Mで示す。
このような構成において、光源30から出射される記録再生用の光は、コリメータレンズ31により平行光とされて偏光ビームスプリッタ33を通過してビームエキスパンダー35によってビーム幅を調整される。そして更にダイクロイックプリズム45により反射されて2軸アクチュエータ等の制御機構70に搭載された集光レンズ4、すなわち光学レンズ3及びSIL2に入射される。情報記録媒体11の記録面から反射された戻り光は、SIL2、光学レンズ3を介してダイクロイックプリズム45により反射され、ビームエキスパンダー35を介して偏光ビームスプリッタ33により反射されてレンズ38により光検出部39に集光される。光検出部39によりRF再生信号、トラッキング信号等が得られる。この信号に基づいて、制御装置69によりトラッキング制御信号が生成され、集光レンズ4が保持される2軸アクチュエータ等の制御機構70を駆動する。
一方、光源40からの光をコリメータレンズ41、ビームスプリッタ42、偏光ビームスプリッタ43、1/4波長板44を介してダイクロイックプリズム45に照射し、ダイクロイックプリズム45において光源30からの光と合波して、光学レンズ3、SIL2を介して情報記録媒体11にギャップ検出用ビームスポットとして照射する。情報記録媒体11からのギャップ検出用ビームスポットの戻り光は、ダイクロイックプリズム45、1/4波長板44を通過して、偏光ビームスプリッタ43から漏れた光をビームスプリッタ42で反射してレンズ50を介して光検出部51で検出する。
情報記録媒体11とSIL2とのギャップが広く、SIL端面で光が略全反射する場合には、SIL表面で偏光が変化するので、戻り光路で偏光ビームスプリッタ43から一部の光が漏れてくる。一方、情報記録媒体11とSIL2とが近く、近接場光が漏れて通常の反射に近い場合には偏光の変化は小さいので、偏光ビームスプリッタ43を漏れてくる光量は小さくなる。この差すなわち、全反射戻り光量の変化を利用してギャップ検出を行うことができる。
なお、SIL2と情報記録媒体11との間のギャップを検出する方法としては、その他例えば静電容量の変化を検出する方法など、種々の方法を採ることができる。
図3は、光アシスト磁気記録方式により磁気記録を行う実施の形態に係る情報記録再生装置100の概略構成図である。この情報記録再生装置100には、光源部として、例えば波長405nmのレーザ光を出射する半導体レーザ素子を有する光源部62と、本発明に係るSIL2と光学レンズ3より成る集光レンズ4を備える光学ピックアップ装置10を備える。また情報記録媒体11すなわちこの場合光アシスト磁気記録を行う磁気ディスクが配置されて回転駆動される配置部64が設けられ、光学ピックアップ装置10の磁気ヘッド素子5の磁気ヘッドコイルに記録信号を供給する記録信号電源部、すなわち記録信号回路65が設けられる。磁気ヘッド素子5は例えば薄膜磁気ヘッド型構成としてSIL2の先端近傍に磁気ヘッドコイルと主磁極等が設けられて構成される。またこの情報記録再生装置100には、光源部62からのレーザ光を光学ピックアップ装置10に導入すると共に、情報記録媒体11からの戻り光を検出する例えばフォトダイオードを有する光検出部66へと導入する光学系67が設けられる。情報記録媒体11は、例えばガラス等の基板15上に軟磁性層16、記録層17が順次積層されて構成される。
光学系67は、上述の図2に示す例と同様に、例えばコリメータレンズ(図示せず)とビームスプリッタ68等を有して成る。また、光検出部66によって検出された検出出力を演算し、光学ピックアップ装置10に対する所望のサーボ信号、例えばギャップ制御、トラッキング等の各サーボ信号を得て、これら制御を行う位置決め用の制御装置69を有する。また、光学ピックアップ装置10が、薄膜磁気記録ヘッド以外に、再生用の磁気ヘッド、例えば再生用薄膜磁気ヘッドを搭載する場合は、図示しないがヘッド素子は再生信号回路に接続され、磁気信号再生動作を行う。
情報記録媒体11の配置部64では、例えば磁気ディスクである情報記録媒体11が載置された状態で、スピンドルモータ等の駆動部80によって矢印rで示すように回転駆動され、情報記録媒体11が矢印Mで示す方向に回転される。制御装置69によって駆動される制御機構70は、例えば後述の図4において説明する浮上スライダや、または2軸アクチュエータによって構成することができる。制御機構70には集光レンズ4を有する光学ピックアップ装置10が搭載され、トラッキングサーボ信号及びギャップサーボ信号に基づき駆動して、集光レンズ4をトラッキング方向に移動調整し、また光軸方向すなわちギャップ方向に移動調整する。
図3に示す情報記録再生装置100では、この場合ディスク状の情報記録媒体11が回転され、光源部62から所要の波長、例えば400nmのレーザ光が光学系67によって光学ピックアップ装置10の光軸に沿って導入され、この光学ピックアップ10の集光レンズ4に設けられる光学レンズ3及びSIL2によって所望の微小なスポット径をもって近接場光として情報記録媒体11上に照射される。そして、この微小スポットが回転する情報記録媒体11上に照射されると同時に、磁気ヘッド素子5の磁気ヘッドコイルに情報記録信号を供給することによって、磁気ヘッド素子5の図示しない主磁極先端から記録信号磁界が情報記録媒体11に印加されて信号の記録がなされる。
本発明の情報記録再生装置100においては、図2に示すように2軸アクチュエータ等を制御して光学ピックアップ装置10のギャップ制御及びトラッキングを行ういわゆる能動制御型の構成とする他、情報記録媒体11の移動もしくは回転によって浮上させる受動制御型の構成とすることももちろん可能である。
図4は、本実施の形態に係る光学ピックアップ装置10の、トラッキング及びギャップを調整する制御機構70を浮上スライダ構成とした場合の一部を断面とする側面図である。図4において、図3と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この浮上型構成においては、サスペンション18の遊端に支持されたスライダ19に、光学ピックアップ装置10が搭載され、例えばSIL2に設ける磁気ヘッド素子5と対向する情報記録媒体11の矢印Mで示す移動もしくは回転によってスライダ19が浮上し、このスライダ19の浮上量によって光学ピックアップ装置10と情報記録媒体11とのギャップが所定の微小な間隔に調整される。
以上説明した各構成の情報記録再生装置において、本発明のSIL及びこれを用いた集光レンズ、光学ピックアップ装置を適用することによって、SILと情報記録媒体との衝突が発生しても、情報記録媒体の損傷を抑制することができる。本発明の情報記録再生装置としては上述の各例に限定されるものではなく、例えば図2においては異なる波長のレーザ光を出射する光源を備える構成としたが、単一の光源を用いて記録再生とギャップ制御とを行う構成とすることも可能である。
次に、本発明のSILの各実施の形態について説明する。
(1)第1の実施の形態
図5は本発明の第1の実施の形態に係るSIL2における先端部23と円錐部22の概略拡大断面構成図を示す。図示しないが球状部は図1B及びCに示すように超半球状又は半球状とする。光軸に沿う厚さは、球状部の半径をr、SILを構成する材料の屈折率をnとすると、半球状とする場合はr、超半球状とする場合はr+r/nとされる。
そしてこの例においては、先端部23が平坦面2Sとされ、円錐部22との間のエッジ部が曲面2Erを有する形状とする。図2においては光軸を一点鎖線Cで示し、光軸Cを中心軸として円周状に、すなわちエッジ部の全領域に曲面2Erが形成される例を示す。なお、図5中、破線は従来のエッジ部の形状を示す。曲面2Erは光軸Cに沿う断面で球面の一部を成す曲面としてもよい。図5においては、先端部23の平坦面2Sの延長平面を破線aで示し、破線aと円錐部22との成す角度をθとして示す。一例として平坦面2Sの直径Dを40μm、角度θを20°とすると、エッジ部の曲面2Erの曲率は例えば50μmとすることができる。なお、平坦面2Sの直径D、角度θ及び曲面2Erの曲率はこの限りではない。
このように平坦面2Sの周囲に適度な曲率の曲面2Erを設けたSIL2を光学ピックアップ装置に用いることによって、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク等の情報記録媒体11とSIL2が衝突しても、エッジ部における応力集中が緩和され、情報記録媒体11やSIL2の損傷を低減することができる。
(2)第2の実施の形態
図6は、本発明の第2の実施の形態に係るSIL2における先端部23と円錐部22の概略拡大断面構成図を示す。この例においては、先端部23が平坦面2Sとされ、円錐部22と平坦面2Sとの間のエッジ部のうち一部を曲面2Erとする。図6中破線は従来のエッジ部の形状を示す。図示の例では、SIL2を対向させる情報記録媒体11の移動方向を矢印Mで示し、すなわち情報記録媒体11がエッジ部に向かって近接してくる領域において、曲面2Erを設ける構成とする。なお、他の部分では曲面を設けずに平坦面2Sと円錐部22とが所定の角度を成す形状であってもよく、また比較的小さい曲率の曲面を設ける構成としてもよい。情報記録媒体11が回転等により相対的に走行している最中に衝突する場合は、情報記録媒体11が近接してくる領域のエッジ部が情報記録媒体11の損傷に大きい影響を与える。したがって、この領域においてエッジ部に比較的曲率の大きい曲面2Erを形成することで、情報記録媒体11と衝突した場合でも、衝突部分の応力集中を緩和することができ、情報記録媒体11の表面の損傷の度合いを低く抑えることが可能となる。
図7は、このように情報記録媒体11が近接してくる方向、すなわちSIL2が相対的に移動する際の前方において、エッジ部に曲面2Erを設けたSIL2の先端部を拡大した写真図である。なお、このように曲率の比較的大きい曲面2Erを設ける領域としては、矢印Mで示す情報記録媒体11が近接してくる方向を含む前半部分としてもよく、又は1/3や1/4の領域等に適宜選定できる。図7に示す例では前半部分の領域に曲面2Erを形成した場合を示す。また曲率の大小や有無は非連続的でも連続的でもよい。衝突の際の損傷をより抑制するためには、曲率の比較的大きい曲面をより広範囲に設け、また他の領域にもエッジ部に曲面を設けるほうが望ましい。
(3)第3の実施の形態
図8は、本発明の第3の実施の形態に係るSIL2における先端部23と円錐部22の概略拡大断面構成図を示す。この例においては、エッジ部に形成される曲面と先端部が連続的な曲面とされて、1つの曲面2Srが形成される例を示す。またこの曲面2Srは、図8において二点鎖線Rで示すように、球面の一部としてもよい。図8中破線は従来のエッジ部の形状を示す。図9はこのように先端部23に球面の一部である曲面2Srを設けたSIL2の先端部を拡大した写真図である。このように、円錐部22のエッジ部から先端部23にかけて連続した曲面2Srを設けることにより、第1及び第2の実施の形態と同様に、情報記録媒体との衝突の際に発生する情報記録媒体の損傷を抑制することができる。
以上説明した各実施の形態に係るSILは、その先端部と円錐部との間のエッジ部の全体または一部に曲面、すなわち光軸Cに沿う断面で一定の曲率をもつ曲面2Er又は2Srを有する構成とするものである。この曲面とは、図8に示すように光軸Cに沿う断面で変曲点をもつ曲面でもよい。つまり、図5、図6及び図8においてそれぞれ破線で示す従来のエッジ部の形状と比べて、情報記録媒体側に突き出る比較的鋭いエッジ部が情報記録媒体とは反対側に凹み、いわばエッジ部が削られた形状であればよいといえる。またこの場合エッジ部をいわゆる面取りにより削除するのではなく、エッジ部に曲面を設ける構成とすることで、衝突時の情報記録媒体の損傷をより確実に抑制することが可能となる。
このような構成のSILを光学ピックアップ装置に用いることによって、情報記録媒体の回転等の相対的走行時におけるSILとの衝突が原因になって情報記録媒体の表面に損傷が発生することを回避ないしは抑制することができ、また損傷が生じても、その程度を緩和させることができる。特にSILの先端部の周囲全てに曲面を設ける構成とする場合は、情報記録媒体の非回転時の衝突、すなわち例えば外部からの衝撃により発生する衝突においても、エッジ部に応力が集中することを緩和して、損傷の発生を抑え、また損傷の程度を抑えることが可能である。
図10及び図11は比較例によるSILと本発明の第1の実施の形態に係るSILとにおいて、衝突が発生した場合の違いを示す図である。図10Aは、前述の図18において説明した従来の円錐部を有するSILの先端部の拡大写真図であり、図10Bは情報記録媒体上に損傷が発生した状態の写真図、図10Cはギャップエラー信号の出力を示す図である。一方図11Aは、第1の実施の形態において説明した先端部23の周囲の円周上に曲面2Erが形成されたSILの先端部の拡大写真図であり、図11Bは衝突が発生した後の情報記録媒体表面の写真図、図11Cはギャップエラー信号の出力を示す図である。図10及び11に示す各例共に、SILの円錐部の傾斜角度θは20°、先端部の直径は40μmであり、情報記録媒体の構成及び衝突条件を同一とした。衝突条件としては衝突速度を変化させて測定を行った。衝突速度の定義は、情報記録媒体が1200rpmで回転するときに、情報記録媒体の中心から半径方向に35mmの位置でSILと衝突が起きる瞬間の、SILの光軸Cに沿う方向の速度とした。
図10及び図11を比較することによって、同じ情報記録媒体及び同じ衝突条件であっても、SILの先端部と円錐部との間のエッジ部の形状によって情報記録媒体の表面に発生する損傷の程度が変化することが分かる。特に、本発明のSILにおいてはエッジ部の曲面の存在により衝突に際しての応力集中を緩和することができ、損傷を改善することができることが明らかである。また図10Cから従来のSILでは衝突によりギャップエラー信号が大幅に変動し、すなわちギャップ制御不能となっていることが分かる。これに対し、図11Cに示すように、本発明構成のSILを用いる場合は、ギャップエラー信号の大幅な変動が発生しておらず、ギャップ制御不能とはなっていない。すなわち本発明構成のSILを用いる場合はギャップ制御システムの安定性を向上させる効果も得られることが分かる。
図12においては、近接場光記録再生方式に好適なハードコートを設けた情報記録媒体を用いた場合の衝突結果を示す。この情報記録媒体は、その表面に、高屈折率材料であるCeO、TiO等のナノ微粒子を含有するハードコート剤等より成る混合層を設ける構成とするものである。また図12においては、衝突速度を変えて、図10及び図11における衝突条件よりも強い衝突を発生させた場合のギャップエラー変動量を示す。図12中白○は前述の図18で示す比較例、●は上述の第1の実施の形態におけるSILを用いる場合をそれぞれ示す。横軸は衝突速度を示す。縦軸のギャップエラー変動量は情報記録媒体の損傷の程度に比例する。図12の結果から、同じ衝突速度で比較すると、本発明構成のSILを用いる場合の方が損傷の程度が減少することが確認できる。
図13においては、図12とは表面の物理性が異なるハードコートを設けた情報記録媒体を用いた場合の衝突結果を示す。▲は前述の図18において示す従来構成のSILを用いる比較例の場合、●は上述の第1の実施の形態におけるSILを用いる場合である。比較例では0.1m/sの衝突速度でギャップエラーが大きく変動してギャップ制御不能となっており、情報記録媒体の表面に損傷が発生することが分かる。これに対して、本発明構成のSILを用いる場合は、0.3m/sのかなり厳しい衝突速度まではギャップ制御の破綻がなく、情報記録媒体の表面の損傷を抑えることができることが分かる。
以上の結果から、本発明によれば、先端部と円錐部との間のエッジ部に曲面を設けるSILを用いることによって、SILと情報記録媒体との衝突が発生しても、エッジ部の衝突による応力集中を緩和することができるので、情報記録媒体表面の損傷を回避又は抑制することができる。また、衝突による損傷の抑制に加えてギャップ制御の安定化を図ることもできる。したがって、本発明により、ギャップ制御システムの安定性の向上、信頼性の向上を図ることが可能となる。
なお、本発明は上述の実施形態例において説明したSIL、集光レンズ、光学ピックアップ装置及び情報記録再生装置の構成に限定されるものではなく、その他本発明構成を逸脱しない範囲において種々の変形、変更が可能である。
Aは本発明の実施の形態に係る集光レンズの概略断面構成図、B及びCは本発明の実施の形態に係るSILの概略断面構成図である。 本発明の実施の形態に係る情報記録再生装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る情報記録再生装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る情報記録再生装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係るSILの要部の拡大断面構成図である。 本発明の実施の形態に係るSILの要部の拡大断面構成図である。 図6に示す実施の形態に係るSILの先端部の写真図である。 本発明の実施の形態に係るSILの要部の拡大断面構成図である。 図8に示す実施の形態に係るSILの先端部の写真図である。 Aは比較例によるSILの先端部の写真図、Bは衝突による情報記録媒体表面の損傷を示す写真図、Cはギャップエラー信号を示す図である。 Aは図5に示す実施の形態に係るSILの先端部の写真図、Bは衝突による情報記録媒体表面の損傷を示す写真図、Cはギャップエラー信号を示す図である。 比較例及び第1の実施の形態に係るSILにおける衝突速度とギャップエラー信号の変動を示す図である。 比較例及び第1の実施の形態に係るSILにおける衝突速度とギャップエラー信号の変動を示す図である。 Aは従来のSILの概略断面構成図、Bは集光レンズの概略断面構成図である。 Aは従来のSILの概略断面構成図、Bは集光レンズの概略断面構成図である。 情報記録媒体とSILとの傾き許容度の説明図である。 情報記録媒体とSILとの傾き許容度の説明図である。 Aは従来のSILの斜視構成図、Bはその写真図、Cはその概略断面構成図、Dはその要部の拡大断面構成図である。 従来のSILにより発生した情報記録媒体表面の損傷を示す写真図である。
符号の説明
2.SIL、2Er.曲面、2S.平坦面、2Sr.曲面、3.光学レンズ、4.集光レンズ、5.磁気ヘッド素子、10.光学ピックアップ装置、18.サスペンション、19.スライダ、21.球状部、22.円錐部、23.先端部、30.光源、31.コリメータレンズ、33.偏光ビームスプリッタ、35.ビームエキスパンダー、38.集光レンズ、39.光検出部、40.光源、41.コリメータレンズ、42.ビームスプリッタ、43.偏光ビームスプリッタ、44.4分の1波長板、45.ダイクロイックプリズム、50.集光レンズ、51.光検出部、69.制御装置、70.制御機構、80.駆動部、100.情報記録再生装置

Claims (8)

  1. 球状部と円錐部と先端部とを有し、
    前記円錐部と前記先端部との間のエッジ部に曲面が形成されて成る
    ことを特徴とするソリッドイマージョンレンズ。
  2. 前記エッジ部の一部に前記曲面が形成されることを特徴とする請求項1記載のソリッドイマージョンレンズ。
  3. 前記エッジ部の一部に形成される前記曲面の曲率が、前記エッジ部の他部の曲率より大きいことを特徴とする請求項2記載のソリッドイマージョンレンズ。
  4. 前記エッジ部に形成される曲面と前記先端部が、連続的な曲面とされることを特徴とする請求項1記載のソリッドイマージョンレンズ。
  5. 前記曲面が球面の一部であることを特徴とする請求項4記載のソリッドイマージョンレンズ。
  6. ソリッドイマージョンレンズと、前記ソリッドイマージョンレンズの対物側とは反対側に配置された光学レンズとを備え、
    前記ソリッドイマージョンレンズは球状部と円錐部と先端部とを有し、
    前記円錐部と前記先端部との間のエッジ部が曲面を含む
    ことを特徴とする集光レンズ。
  7. ソリッドイマージョンレンズと、前記ソリッドイマージョンレンズの対物側とは反対側に配置された光学レンズと、光源とを備え、
    前記ソリッドイマージョンレンズ及び前記光学レンズから成る集光レンズによって前記光源からの出射光を集束させて光スポットを形成する構成とされ、
    前記ソリッドイマージョンレンズは球状部と円錐部と先端部とを有し、
    前記円錐部と前記先端部との間のエッジ部に曲面が形成されて成る
    ことを特徴とする光学ピックアップ装置。
  8. ソリッドイマージョンレンズと、前記ソリッドイマージョンレンズの対物側とは反対側に配置された光学レンズと、光源とを備え、前記ソリッドイマージョンレンズ及び光学レンズから成る集光レンズによって前記光源からの出射光を収束させて光スポットを形成する光学ピックアップ装置を有し、
    前記集光レンズを情報記録媒体のギャップ方向とトラッキング方向との少なくともいずれか一方に制御駆動する制御装置が設けられ、
    前記ソリッドイマージョンレンズは球状部と円錐部と先端部とを有し、
    前記円錐部と前記先端部との間のエッジ部に曲面が形成されて成る
    ことを特徴とする情報記録再生装置。
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