JP2009133849A - Rfidタグの空間−時間内の推定位置を決定するための方法、コンピュータ・プログラム及びデータ処理システム - Google Patents

Rfidタグの空間−時間内の推定位置を決定するための方法、コンピュータ・プログラム及びデータ処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】不完全なデータを使用してRFIDタグの空間−時間内の位置を推定する。
【解決手段】一の時間範囲にわたって、RFIDタグからの信号が複数の受信機で受信される。前記信号は、前記時間範囲内の任意の特定時間に、3つ未満の受信機で受信される。前記信号は、前記時間範囲内の特定時間に生成される。前記時間範囲内の所与の時間における所与の受信機での前記信号の受信は、一のイベントを構成する。このようにして、前記時間範囲内に、複数のイベントが発生する。また、前記複数の受信機の対応する位置は、既知である。データ処理システムにおいて、前記複数のイベントを受信する。前記データ処理システム上でアルゴリズムを実行して、前記複数のイベントを処理する。次に、前記アルゴリズムにより、前記複数のイベントに基づき、前記RFIDタグの空間−時間内の位置を推定する。
【選択図】 図16

Description

本発明は、データ処理システムを使用して、RFID(Radio Frequency Identification:無線周波数識別)タグを空間−時間内で位置決めすることに係り、さらに詳細に説明すれば、情報が不完全である場合に、データ処理システムを使用して、RFIDタグを空間−時間内で位置決めすることに係る。
RFIDタグは、オブジェクトの空間−時間内の位置を追跡するために何年も使用されてきた。例えば、RFIDタグは、物品を製造するために使用されているオブジェクト(対象物)に、又は製品が製造されているときに当該製品自体に、物理的に装着することができる。かかるオブジェクト又は製品は、製造工程中、機械を又は手作業によって、工場内を移動又は搬送される。少なくとも3つの無線受信機がRFIDタグによって生成された信号を読み取ることができるものと仮定すると、3角測量を使用して、任意の所与の時間におけるRFIDタグの正確な位置を決定することができる。3角測量を実行するプロセスは、コンピュータによって実行することができる。このようにして、オブジェクトの空間−時間内の位置を決定することができる。また、このRFIDタグ技術は、製造現場の境界の外部でも、他のオブジェクトを追跡するために使用することができる。
しかし、不完全な情報だけが利用可能であれば、RFIDタグを追跡する際に問題が生じる。例えば、1つ又は2つの受信機だけがRFIDタグからの信号を検出することができる場合、3角測量を使用してRFIDタグの位置を決定することは不可能である。
この問題は、多くの状況下で生じることがある。例えば、RFIDタグを装着したオブジェクトが、十分な電力の無線信号を送信することができないゾーンへ移動することがある。この場合、第1の期間中には、第1及び第2の受信機だけが無線信号を受信可能であるのに対し、第2の期間中には、第2及び第3の受信機だけが無線信号を受信可能であることがある。しかし、如何なる時間にも、3つの受信機の全てが無線信号を受信することはできないから、任意の時点におけるRFIDタグの位置を決定するために、3角測量を使用することはできない。この場合、利用可能な情報は、第1の期間中に、第1及び第2の受信機によって検出されるRFIDタグからの無線信号と、第2の期間中に、第2及び第3の受信機によって検出されるRFIDタグからの無線信号であるに過ぎない。また、この問題は、RFIDタグによって生成される信号強度に比べて複数の受信機が互いに遠く離れて位置するような、他の状況下でも発生することがある。
前述の例は、RFIDタグの空間−時間内の位置を決定するために不完全な情報が利用可能である場合の状況を示す。この決定を行うのに不完全な情報だけが存在するような、他の状況及び例も存在する。
本発明は、不完全な情報を使用してRFIDタグの位置を推定するための方法、装置及びコンピュータ・プログラムを提供する。前記RFIDタグから複数の信号が受信される。前記複数の信号に関連する受信機情報は、3角測量を可能にするのに不十分である。複数の対応するデータセットが格納される。前記複数の対応するデータセットのそれぞれは、前記複数の信号内の信号のそれぞれに対応する。各対応するデータセットは、前記RFIDタグの用1セットのデータセットを形成するように、前記RFIDタグ用の対応する識別子と、対応する一の信号を受信した少なくとも1つの対応する受信機の対応する識別子と、前記対応する信号が受信された対応する一の時間を識別する対応するタイム・スタンプを含む。前記1セットのデータセット内のデータを使用して、前記RFIDタグ用の時間相関化移動パターンを計算する。前記時間相関化移動パターンを使用して、所与の時点における前記RFIDタグの推定位置を決定する。前記推定位置は、格納することができる。
他の実施形態では、前記方法は、前記RFIDタグが通過すると予想される複数の領域のタイム・スタンプ付きの複数のビデオ・イメージを記録するステップをさらに含む。この場合、前記RFIDタグの前記推定位置を使用して、前記所与の時点で前記RFIDタグを包含する一の特定領域を表示すると予想される、前記所与の時点のための、一のビデオ・イメージを識別する。
他の実施形態では、前記複数の信号が、互いに実質的な時間的間隔を置かれている。「互いに実質的な時間的間隔を置かれている」という表現は、近似的な時間的境界が任意の2つの所与の信号間に存在するように、前記複数の信号内の諸信号が異なる時間に受信されることを意味する。
他の実施形態では、前記1セットのデータセット内のデータを使用して、前記RFIDタグ用の時間相関化移動パターンを計算するステップは、確率的な予測/回帰アルゴリズム内でデータを使用することを含む。
また、本発明は、RFIDタグの空間−時間内の推定位置を決定するための方法、装置及びコンピュータ・プログラムを提供する。前記RFIDタグに関する部分データが受信される。前記部分データは、第1の対応する時間における少なくとも1つの受信機での信号の受信を示す第1のデータを含む。前記信号は、第2の対応する時間にRFIDタグによって生成される。また、前記部分データは、一の時間範囲内の任意の特定時間に前記信号が3つ未満の受信機で受信されることを指示する第2のデータを含む。前記時間範囲内で前記信号を受信する全ての受信機について対応する位置は既知である。アルゴリズムを使用して、前記部分データに基づき、前記推定位置を決定する。その後、前記推定位置を格納する。
他の実施形態では、前記推定位置は、推定された現在の位置である。また、前記推定位置は、推定された過去の位置及び推定された未来の位置とすることができる。他の実施形態では、前記アルゴリズムは、確率的な予測/回帰アルゴリズムである。
他の実施形態では、前記部分データは、ビデオ・データをさらに含む。当該ビデオ・データは、第2の特定時間における前記RFIDタグの第2の対応する推定位置を指示する。実施形態では、前記第2の特定時間は、前記第1の対応する時間である。
他の実施形態では、前記第1のデータは、第1の時間における第1の受信機での前記信号の受信を指示する第3のデータと、前記第1の時間における第2の受信機での前記信号の受信を指示する第4のデータと、第2の時間における前記第2の受信機での前記信号の受信を指示する第5のデータと、前記第2の時間における第3の受信機での前記信号の受信を指示する第6のデータとを含む。この場合、前記第2の時間は、前記第1の時間と異なり、前記第1の時間及び前記第2の時間は、互いに重複していない。
他の実施形態では、RFIDタグに関する部分データを受信するための手段が設けられる。前記部分データは、第1の対応する時間における少なくとも1つの受信機での一の信号の受信を指示する第1のデータを含み、前記信号は、第2の対応する時間に前記RFIDタグによって生成される。また、前記部分データは、一の時間範囲内の任意の特定時間に前記信号が3つ未満の受信機で受信されることを指示する第2のデータを含み、前記時間範囲内で前記信号を受信する全ての受信機について対応する位置は既知である。前記受信するための手段は、無線受信機、バス、有線データ・リンク等の、データ処理システムの任意の部分を含むことができる。また、アルゴリズムを使用して、前記部分データに基づき、前記推定位置を決定するための手段が設けられる。当該手段は、プロセッサ、ファームウェア等の、前記アルゴリズムを実装するためのハードウェア又はソフトウェアを含むことができる。
他の実施形態では、一の時間範囲にわたって、RFIDタグからの一の信号が複数の受信機において受信される。前記時間範囲内の任意の特定時間に、前記信号は、3つ未満の受信機で受信される。前記信号は、前記時間範囲内の特定時間に生成される。前記時間範囲内の所与の時間における所与の受信機での前記信号の受信は、一のイベントを構成する。このようにして、複数のイベントが前記時間範囲内に発生する。また、前記複数の受信機の対応する位置は、既知である。前記複数のイベントは、データ処理システムにおいて受信される。前記データ処理システム上でアルゴリズムを実行して、前記複数のイベントを処理する。次に前記アルゴリズムにより、前記複数のイベントに基づき、前記RFIDタグの空間−時間内の推定位置を生成する。
他の実施形態では、前記推定位置の生成は、さらに前記アルゴリズムによって処理されるビデオ・データに基づく。この場合、前記ビデオ・データは、第2の特定時間における前記RFIDタグの第2の対応する推定位置を指示する。
図1及び図2は、諸実施形態を実装することができるデータ処理環境を示す。図1及び図2は、単に例示的なものであって、異なる実施形態を実装することができる環境に関する如何なる制限をも意味するものではない。図示の環境に対し多くの修正を施すことができる。
図1は、諸実施形態を実装することができるデータ処理システムのネットワーク図である。ネットワーク・データ処理システム100は、コンピュータのネットワークであって、その内部で諸実施形態を実装することができる。ネットワーク・データ処理システム100内に含まれるネットワーク102は、ネットワーク・データ処理システム100内で相互に接続される種々の装置及びコンピュータの間の通信リンクを提供するために使用される媒体である。ネットワーク102は、有線、無線通信リンク又は光ファイバ・ケーブルのような接続を含むことができる。
図示の例では、サーバ104及び106は、ストレージ・ユニット108と共にネットワーク102に接続される。また、クライアント110〜114が、ネットワーク102に接続される。クライアント110〜114は、パーソナル・コンピュータ又はネットワーク・コンピュータとすることができる。サーバ104は、ブート・ファイル、オペレーティングシステム・イメージ及びクライアント110〜114に対するアプリケーションのようなデータを提供する。この例では、クライアント110〜114は、サーバ104に対するクライアントである。ネットワーク・データ処理システム100は、図示されていない追加のサーバ、クライアント及び他の装置を含むことができる。
図示の例では、ネットワーク・データ処理システム100は、ネットワーク102を有するインターネットである。周知のように、インターネットは、ネットワーク及びゲートウェイの世界的な集合を表し、互いに通信するために伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル(TCP/IP)スイートを使用する。インターネットの中心は、データ及びメッセージを経路指定する、何千もの商用、政府用、教育用及び他のコンピュータ・システムから成る、主要ノード又はホスト・コンピュータ間の高速データ通信回線のバックボーンである。もちろん、ネットワーク・データ処理システム100は、イントラネット、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)等の、多くの異なるタイプのネットワークとしても実装することができる。図1は、1例として図示されたものであって、異なる実施形態のアーキテクチャ上の制限を示すことを意図するものではない。
図2は、諸実施形態を実装することができる、データ処理システムのブロック図を示す。データ処理システム200は、図1のサーバ104又はクライアント112のようなデータ処理システムの1例であり、その内部には諸実施形態用のプロセスを実装するコンピュータ使用可能コード又は命令が存在する。この例では、データ処理システム200は、プロセッサ・ユニット204、メモリ206、永続的ストレージ208、通信ユニット210、入出力(I/O)ユニット212及びディスプレイ214の間の通信を提供する、通信ファブリック202を含む。
プロセッサ・ユニット204は、メモリ206にロード可能なソフトウェア用の命令を実行する役目を有する。プロセッサ・ユニット204は、特定の実装に依存して、1つ以上のプロセッサのセット又はマルチプロセッサ・コアとすることができる。さらに、プロセッサ・ユニット204は、単一チップ上に主プロセッサ及び2次プロセッサが存在する、1つ以上の異機種プロセッサ・システムを使用して実装することができる。他の例として、プロセッサ・ユニット204は、同じタイプの複数のプロセッサを含む、対称マルチプロセッサ・システムとすることができる。
これらの例では、メモリ206は、ランダム・アクセス・メモリとすることができる。永続的ストレージ208は、特定の実装に依存して、種々の形式を取ることができる。例えば、永続的ストレージ208は、ハード・ドライブ、フラッシュ・メモリ、再書き込み可能な光ディスク、再書き込み可能な磁気テープ、又はこれらの或る組み合わせとすることができる。また、永続的ストレージ208によって使用される媒体は、取り外し可能とすることができる。例えば、取り外し可能なハード・ドライブを、永続的ストレージ208として使用することができる。
これらの例では、通信ユニット210は、他のデータ処理システム又は装置との通信を提供するためのネットワーク・インタフェース・カードである。通信ユニット210は、物理的及び無線通信リンクの一方又は両方の使用を通して、通信を提供することができる。
I/Oユニット212は、データ処理システム200に接続することができる他の装置とのデータの入出力を可能にする。例えば、I/Oユニット212は、キーボード及びマウスを通して、ユーザ入力用の接続を提供することができる。さらに、I/Oユニット212は、プリンタへ出力を送ることができる。ディスプレイ214は、ユーザに対し情報を表示するための機構を提供する。
オペレーティング・システム、アプリケーション又はプログラム用の命令は、永続的ストレージ208内に配置される。これらの命令は、プロセッサ・ユニット204による実行のために、メモリ206にロードすることができる。異なる実施形態のプロセスは、メモリ206のようなメモリ内に配置される、コンピュータ実装命令を使用してプロセッサ・ユニット204によって実行することができる。これらの命令は、プログラム・コード、コンピュータ使用可能プログラム・コード又はコンピュータ可読プログラム・コードと呼ばれ、プロセッサ・ユニット204内のプロセッサによって読み取られ実行される。異なる実施形態のプログラム・コードは、メモリ206又は永続的ストレージ208のような、異なる物理的又は有形的なコンピュータ可読媒体上に具体化することができる。
プログラム・コード216は、選択的に取り外し可能なコンピュータ可読媒体218上に機能的な形式で配置され、プロセッサ・ユニット204による実行のために、これをデータ処理システム200にロード又は転送することができる。これらの例では、プログラム・コード216及びコンピュータ可読媒体218は、コンピュータ・プログラム220を形成する。1つの例では、コンピュータ可読媒体218は、光又は磁気ディスクのような有形的な形式を有することがあり、その場合には、かかるコンピュータ可読媒体218を永続的ストレージ208の一部であるドライブ又は他の装置に挿入又は装填することにより、永続的ストレージ208の一部であるハード・ドライブのようなストレージ装置に転送することができる。また、有形的な形式において、コンピュータ可読媒体218は、データ処理システム200に接続される、ハード・ドライブ又はフラッシュ・メモリのような永続的ストレージの形式を取ることができる。コンピュータ可読媒体218の有形的な形式は、コンピュータ記録可能ストレージ媒体とも呼ばれる。
代替的に、プログラム・コード216は、コンピュータ可読媒体218から通信ユニット210への通信リンクを通して又はI/Oユニット212への接続を通して、データ処理システム200に転送することができる。図示の例では、前記通信リンク又は接続を、物理的又は無線とすることができる。また、コンピュータ可読媒体は、プログラム・コードを保持する通信リンク又は無線伝送のような、非有形的な媒体の形式を取ることができる。
データ処理システム200について例示された異なるコンポーネントは、異なる実施形態を実装可能な態様に対し、アーキテクチャ上の制限を示すことを意図するものではない。異なる実施形態は、データ処理システム200について例示されたものに加えて、又はそれに代わるコンポーネントを含む、一のデータ処理システム内で実装することができる。図2の他のコンポーネントは、例示されたものから変わることがある。
例えば、通信ファブリック202を実装するために、システム・バス又は入出力バスのような1つ以上のバスから構成される、バス・システムを使用することができる。もちろん、当該バス・システムは、それに接続された異なるコンポーネント又は装置の間のデータ転送を提供する、適切な任意のタイプのアーキテクチャを使用して実装することができる。さらに、通信ユニットは、モデム又はネットワーク・アダプタのような、データを送信及び受信するために使用される1つ以上の装置を含むことができる。さらに、メモリは、メモリ206又は通信ファブリック202内のインタフェース兼メモリ・コントローラ・ハブ内に存在するようなキャッシュとすることができる。
図3は、RFIDタグを空間−時間内で位置決めする従来技術の方法を示す。図3の方法は、図1のサーバ104又は106、クライアント110〜114の何れか、或いは図2のデータ処理システム200内で実装することができる。
送信機300は、RFIDタグを表す。送信機300は、信号302によって表される、1つ以上の無線周波数信号を送信する。送信機300は、赤外線信号又はマイクロ波信号のような他の信号波長をも送信可能であることに留意されたい。
図3に示すように、各受信機304〜308は、所与の時点で信号302を受信する。各受信機304〜308の位置は、既知である。信号302を送信した時点と信号302を受信した時点との間の時間差を使用して、送信機300と対応する受信機との間の距離を決定することができる。他の実施形態では、信号302の強度、極性又は方向ベクトルの少なくとも1つが既知であり、これを使用して、送信機300と対応する送受信機との間の距離を決定することができる。既知の数学的アルゴリズムを使用して前記情報の全てを処理すると、特定時間における送信機300の2次元空間又は3次元空間内の位置を決定することができる。このようにして送信機300の位置を決定する方法は、3角測量として既知である。
しかし、不完全な情報だけが利用可能である場合、RFIDタグを追跡する際に問題が生じる。例えば、1つ又は2つの受信機だけがRFIDタグからの信号を検出することができる場合、3角測量を使用してRFIDタグの位置を決定することは不可能である。
この問題は、多くの状況下で生じることがある。例えば、RFIDタグを装着したオブジェクトが、十分な電力の無線信号を送信することができないゾーンへ移動することがある。この場合、第1の期間中には、第1及び第2の受信機だけが無線信号を受信可能であるのに対し、第2の期間中には、第2及び第3の受信機だけが無線信号を受信可能であることがある。しかし、如何なる時間にも、3つの受信機の全てが無線信号を受信することはできないから、任意の時点におけるRFIDタグの位置を決定するために、3角測量を使用することはできない。この場合、利用可能な情報は、第1の期間中に、第1及び第2の受信機によって検出されるRFIDタグからの無線信号と、第2の期間中に、第2及び第3の受信機によって検出されるRFIDタグからの無線信号であるに過ぎない。また、この問題は、RFIDタグによって生成される信号強度に比べて複数の受信機が互いに遠く離れて位置するような、他の状況下でも発生することがある。
前述の例は、RFIDタグの空間−時間内の位置を決定するために不完全な情報が利用可能である場合の状況を示す。この決定を行うのに不完全な情報だけが存在するような、他の状況及び例も存在する。
図4〜図7は、実施形態に従った、RFIDタグ送信機及び複数の受信機を示す。図4〜図7に共通する事項は、次の通りである。(1)信号が所与の受信機で受信されると、これをデータとして記録することができる、(2)図示した全ての受信機の対応する位置は、既知である、(3)図4〜図7は、図3に関して説明した問題を詳述するため、互いに関係している、(4)従って、図4〜図7は、参照を容易にするため、同様の参照数字を使用している。
図4に示すように、送信機400は、信号402を送信する。受信機404〜408は、信号402を受信するのに利用可能である。しかし、多くの可能な理由のうち1つ以上の理由により、点線410が示すように、受信機406だけが信号402を受信する。
受信機404及び408が信号402を受信しない幾つかの理由は、次の通りである。(1)送信機400がそれらの受信機の範囲外にある、(2)送信機400の位置に起因して、信号402が受信機404及び408に関して阻止される、(3)所与の時点に受信機406だけが動作可能である。その理由が何であれ、第1の時間には、受信機406だけが信号402を受信する。
信号402のタイミング、強度、極性又は指向性のような情報が得られたとしても、単一の受信機において収集された信号402に関するデータは、既存の技術を使用して、送信機400の空間−時間内の位置を決定するのに不十分である。しかし、図5〜図7のうち少なくとも1つにおいて収集された他の情報を併用すれば、送信機400の空間−時間内の位置を決定することができる。
図5に示す状況は、図4に関して説明した第1の時間に対して、第2の時間に関して説明される。第2の時間には、点線412が示すように、受信機408だけが送信機400の信号402を検出することができる。再び、1つ以上の理由が図5に示す状況の原因であることがあり、その1つ以上の理由は、図4に関して説明した理由と異なることがある。 何れにしても、第2の時間(図5)における送信機400の空間的位置は、第1の時間(図4)における送信機400の空間的位置と異なることがあり、異ならないこともある。説明中の例では、第1及び第2の時間における送信機400の空間的位置は、互いに異なっている。
図6に示す状況は、図4に関して説明した第1の時間及び図5に関して説明した第2の時間に対して、第3の時間に関して説明される。第3の時間には、点線414が示すように、受信機404だけが送信機400の信号402を検出することができる。再び、1つ以上の理由が図6に示す状況の原因であることがあり、その1つ以上の理由は、図4又は図5に関して説明した理由と異なることがある。何れにしても、第2の時間(図5)における送信機400の空間的位置は、第1の時間(図4)における送信機400の空間的位置と異なることがあり、異ならないこともある。同様に、第3の時間(図6)における送信機400の空間的位置は、第2の時間(図5)における送信機400の空間的位置と異なることがあり、異ならないこともある。説明中の例では、第3の時間における送信機400の空間的位置は、第1又は第2の時間における送信機400の空間的位置と異なっている。
図7は、実施形態に従った、複数の受信機に関して種々の時間におけるRFIDタグの可能な位置を示す。具体的には、図7は、第1〜第3の時間に受信されたデータの要約を示す。第1の時間には、点線410が示すように、受信機406が送信機400からの信号を受信した。第2の時間には、点線412が示すように、受信機408が送信機400からの信号を受信した。第3の時間には、点線414が示すように、受信機404が送信機400からの信号を受信した。
点線410及び412は、互いに重複する。この実施形態では、かかる点線の重複は、第1及び第2の時間を結合した長さをカバーする期間の少なくとも一部において、送信機400が受信機406及び408の両方の送信範囲内にあったことを決定するのに十分な部分データが存在したことを指示する。これとは対照的に、点線414は、点線410及び412とは重複しない。従って、第3の時間における送信機400の空間的位置に関しては、同様の推論を行うことはできない。
図7に示す状況の結果として、従来の技術を使用する場合には、送信機400の空間−時間内の位置を決定するには不十分なデータが存在する。さらに、従来の技術を使用する場合には、送信機400の2次元又は3次元空間内の位置を決定することはできない。しかし、後述するように、送信機400の空間−時間内の推定位置を決定することができる。言いかえれば、図4〜図7に関して説明した状況から利用可能なデータを使用すると、過去又は現在の何れであろうとも、任意の特定時点における送信機400の空間内の位置を推定することができる。図4〜図7に示す状況を通して収集されたデータは、部分データと呼ぶことができる。
図8は、実施形態に従った、部分情報を使用して、RFIDタグを空間−時間内で位置決めするシステムを示すブロック図である。図8のシステムは、図1のサーバ104又は106、クライアント110〜114の何れか、或いは図2のデータ処理システム200のような、1つ以上のデータ処理システムを使用して実装することができる。本明細書に開示したアルゴリズムは、これらのデータ処理システムの1つ以上で実装することができる。図8に関して図示されたプロセスは、1つのオブジェクトに物理的に装着された1つのRFIDタグに関して実装されるが、図8に関して説明される諸方法は、複数のオブジェクトの空間−時間位置を同時に推定するように拡張することができる。
図8に示すように、対応するRFIDタグ800は、関心のあるオブジェクトに装着されている。RFID送受信機802は、RFIDタグ800によって送信されたフル信号804を受信する。フル信号804がRFIDタグ800から送信された時間は、既知である。また、フル信号804がRFID送受信機802において受信された時間も、既知である。光の速度(無線信号の速度)は一定であるから、これらの2つの時間を使用して、RFIDタグ800とRFID送受信機802の間の距離を決定することができる。また、フル信号804の受信と過去の信号814の受信の間の時間も、既知である。
RFID送受信機806〜810は、RFIDタグ800からの信号を受信していない。参照番号812が示すように、多くの追加のRFID送受信機が存在することがある。
しかし、RFID送受信機808は、過去のある時点で、RFIDタグ800から過去の信号814を受信した。過去の信号814及び現在のフル信号804は、線818が示すように、RFIDキャプチャ装置816に送信される。RFIDキャプチャ装置816に送信される追加の情報は、RFIDタグ番号、信号検出の時間、検出した信号の周波数及び検出した信号の強度を含むことがある。実施形態では、かかる情報の全ては、RFIDキャプチャ装置816に送信される。
フル信号404と同様に、過去の信号814がRFIDタグ800から送信された時間は、既知である。また、過去の信号814がRFID送受信機808において受信された時間も、既知である。光の速度(無線信号の速度)は一定であるから、これらの2つの時間を使用して、RFIDタグ800とRFID送受信機808の間の距離を決定することができる。フル信号804の受信と過去の信号814の受信の間の時間も、既知である。
制約のない例では、RFIDキャプチャ装置816は、データ処理システムである。但し、RFIDキャプチャ装置816は、図8に関して説明する諸方法を実装するデータ処理システム全体の一部である、他のソフトウェア又はハードウェアとすることができる。何れにしても、RFIDキャプチャ装置816は、RFID送受信機802及び808によって送信されたデータを保存し、このデータを確率的な予測/回帰アルゴリズム820に報告する。また、RFIDキャプチャ装置816は、このデータをストレージ装置822に送信する。ストレージ装置822は、不揮発性又は揮発性メモリとすることができる。
ストレージ装置822は、RFIDキャプチャ装置816から収集されたデータを格納する。後述するように、確率的な予測/回帰アルゴリズム820は、ストレージ装置822内のデータを使用する。また、ストレージ装置822は、関心のあるオブジェクトの記述及びソースへのRFIDタグ番号の詳細なマッピングに関する情報を、例えば、データベース内に保持することができる。
確率的な予測/回帰アルゴリズム820は、RFID送受信機から受信された新しい信号の各々を、ストレージ装置822内に保持されたデータに対してマップする、ハードウェア又はソフトウェア形式の何れかで実装されるアルゴリズムである。例えば、確率的な予測/回帰アルゴリズム820は、受信した過去の信号814に関する情報を、受信した現在の信号804に関する情報と比較するであろう。確率的な予測/回帰アルゴリズム820は、数学的な回帰技法を使用して、RFID送受信機802〜810から受信されたデータの履歴に基づき、RFIDタグ800が、現在、過去及び未来において、空間内の特定の点に存在する確率を決定する。これらのRFID送受信機から追加のデータが受信されると、確率的な予測/回帰アルゴリズム820は、RFIDタグ800が、特定時間において空間内の所与の点に、存在する、存在した又は存在するであろう確率をさらに洗練化する。
RFIDタグ800が空間−時間内の所与の点に存在する確率は、ディスプレイ・ユニット824上に表示することができる。ディスプレイ・ユニット824の1例は、データ処理システム828に関連するモニタ826である。これらのグラフの例は、図9〜図14に図示されている。ユーザは、データ処理システム828を使用して、ビデオ・キャプチャ・システム830からのイメージを見ることができる。また、ユーザは、データ処理システム828を使用して、イメージ、グラフ又は確率がモニタ826上にどのように表示されるかを制御することができる。さらに、ユーザは、データ処理システム828を使用して、確率的な予測/回帰アルゴリズム820又はビデオ・キャプチャ・システム830の振る舞いを制御することができる。
オプションとして、RFIDタグ800の空間−時間内の推定位置の精度を改良するために、ビデオ・キャプチャ・システム830を使用することができる。ビデオ・キャプチャ・システム830は、本明細書に開示した実施形態を実装するためには必須ではないが、かかる実施形態の性能を改良することができる。
ビデオ・キャプチャ・システム830は、多くの環境内で動作することができる。但し、ビデオ・カメラの位置が注意深く選定され且つ既知である場合には、製造環境に良好に適合する。ビデオ・キャプチャ・システム830は、カメラ832〜836を使用して、所与の環境内でRFIDタグ800に関連するオブジェクトが存在し得る1つ以上の位置をモニタする。制約のない例では、所与の環境内でオブジェクトが存在し得る全ての領域がモニタされる。従って、図8の3つのカメラよりも多い又は少ない数のカメラを使用することができる。
ビデオ・キャプチャ・システム830は、カメラ832〜836の1つ以上からビデオ・イメージを取り、各ビデオ・イメージにタイム・スタンプを追加し、かかるビデオ・イメージをストレージ装置838に保存する。実施形態では、ストレージ装置838は、ストレージ装置822と同じか又は異なるストレージ装置とすることができる。ストレージ装置838は、揮発性又は不揮発性メモリとして実装することができる。
実施形態では、確率的な予測/回帰アルゴリズム820は、特定のカメラに対応する特定のイメージ、特定のタイム・スタンプ、1つ以上のカメラによってモニタされる特定の位置、又はそれらの組み合わせを提供するために、ビデオ・キャプチャ・システム830からのデータを要求する。ビデオ・キャプチャ・システム830は、この要求に応答して、要求された検索基準と一致する全てのイメージを求めて、ストレージ装置838を検索する。これらのイメージは、確率的な予測/回帰アルゴリズム820に送信される。
これらのイメージのうちの幾つか又は全ては、確率的な予測/回帰アルゴリズム820からの要求なしに、当該アルゴリズム820に送信できることに留意されたい。従って、かかる要求は、本明細書に開示した実施形態の実装にとって必須ではない。
確率的な予測/回帰アルゴリズム820は、追加のデータとしてビデオ・キャプチャ・システム830からのイメージを取り、当該データをRFIDキャプチャ装置816によって収集された履歴データと比較するとともに、前記追加のデータを使用して、過去、現在又は未来の何れであろうとも、RFIDタグ800が空間−時間内の所与の点に存在する確率をさらに洗練化することができる。例えば、確率的な予測/回帰アルゴリズム820は、RFIDタグ番号、RFID送受信機808からの距離、過去の信号814の時間、RFIDタグ番号、RFID送受信機802からの距離、現在の信号804、及び1つ以上の時間におけるRFIDタグ800に関連するオブジェクトの1つ以上のビデオ・イメージを受信し、このデータの全てを比較し、特定時間においてRFIDタグ800が存在する空間内の点の確率を決定する。同じ情報を使用して、RFIDタグ800が過去に存在していた点を推定することができる。また、同じ情報を使用して、RFIDタグ800が未来に存在するであろう点を推定することができる。確率的な予測/回帰アルゴリズム818の動作は、図18に示されている。
図9〜図14は、実施形態に従った、RFIDタグの確率のグラフを示す。図9〜図14のグラフに共通する事項は、次の通りである。(1)各グラフは、図1のサーバ104又は106、クライアント110〜114の何れか、或いは図2のデータ処理システム200内で実装することができる、(2)各グラフは、図8に関して説明したアルゴリズムを使用する、図8のシステムを使用して作成することができる。
図9は、実施形態に従った、RFIDタグが空間内の所与の位置に存在する確率のグラフである。具体的には、図9は、オブジェクト又はRFIDタグが、第1の時間において、2次元空間内の所与の位置に存在する確率を示す。軸900は、相対的な確率を示し、軸902は、定義された座標系内の「X」方向に沿った位置を示し、軸904は、定義された座標系内の「Y」方向に沿った位置を示す。バー906は、オブジェクトが、第1の時間において、特定のX−Y座標に存在する確率を示す。
図10は、実施形態に従った、RFIDタグが特定の速度を有する確率のグラフである。図10のグラフは、RFIDタグの推定速度が第1の時間に提供されるという点で、図9のグラフに関係している。軸1000は、相対的な確率を示し、軸1002は、前記定義された座標系内の「X」方向に沿った速度を示し、軸1004は、前記定義された座標系内の「Y」方向に沿った速度を示す。バー1006は、オブジェクトが、第1の時間において、「X」方向に沿った第1の特定の速度及び「Y」方向に沿った第2の特定の速度を有する確率を示す。
図11は、実施形態に従った、RFIDタグが空間内の所与の位置に存在する確率のグラフである。具体的には、図11は、オブジェクト又はRFIDタグが、第2の時間において、2次元空間内の所与の位置に存在する確率を示す。軸1100は、相対的な確率を示し、軸1102は、前記定義された座標系内の「X」方向に沿った位置を示し、軸1104は、前記定義された座標系内の「Y」方向に沿った位置を示す。バー1106は、オブジェクトが、第2の時間において、特定のX−Y座標に存在する確率を示す。
図12は、実施形態に従った、RFIDタグが特定の速度を有する確率のグラフである。図12のグラフは、RFIDタグの推定速度が第2の時間に提供されるという点で、図11のグラフに関係している。軸1200は、相対的な確率を示し、軸1202は、前記定義された座標系内の「X」方向に沿った速度を示し、軸1204は、前記定義された座標系内の「Y」方向に沿った速度を示す。バー1206は、オブジェクトが、第2の時間において、「X」方向に沿った第1の特定の速度及び「Y」方向に沿った第2の特定の速度を有する確率を示す。
図13は、実施形態に従った、統計的な位置マップと結合されたときの、RFIDタグが空間内で所与の速度を有する確率のグラフである。具体的には、図13のグラフは、図10に示す第1の時間の速度マップからのデータを、図9に示す第1の時間の位置マップと結合したものである。この情報を結合することにより、図13に示すように、RFIDタグが所与の速度を有する確率を、相当に狭めることができる。軸1300は、確率を示し、軸1302は、「X」方向に沿った速度を示し、軸1304は、「Y」方向に沿った速度を示し、バー1306は、確率分布を示す。
図14は、実施形態に従った、統計的な位置マップと結合されたときの、RFIDタグが空間内で所与の速度を有する確率のグラフである。具体的には、図14のグラフは、図12に示す第2の時間の速度マップからのデータを、図11に示す第2の時間の位置マップと結合したものである。この情報を結合することにより、図14に示すように、RFIDタグが所与の速度を有する確率は、相当に狭めることができる。軸1400は、確率を示し、軸1402は、「X」方向に沿った速度を示し、軸1404は、「Y」方向に沿った速度を示し、バー1406は、確率分布を示す。
図15〜図17は、実施形態に従った、不完全な情報を使用してRFIDタグを空間−時間内で位置決めするプロセスのフローチャートである。図15〜図17のプロセスに共通する事項は、次の通りである。(1)各プロセスは、図1のサーバ104又は106、クライアント110〜114の何れか、或いは図2のデータ処理システム200内で実装することができる、(2)各プロセスは、図8に関して説明したアルゴリズムを使用する、図8のシステムを使用して実装することができる、(3)各プロセスは、単一のデータ処理システムの単一プロセッサ内で実装することができる。
図15のプロセスは、データ処理システムが、RFIDタグに関する部分データを受信するときに開始する(ステップ1500)。但し、(1)前記部分データは、第1の対応する時間における少なくとも1つの受信機での信号の受信を指示する第1のデータを含み、(2)前記信号は、第2の対応する時間にRFIDタグによって生成され、(3)また前記部分データは、一の時間範囲内の任意の特定時間に前記信号が3つ未満の受信機で受信されることを指示する第2のデータを含み、(4)前記時間範囲内で前記信号を受信する全ての受信機について対応する位置は既知である。データ処理システムは、アルゴリズムを使用して、前記部分データに基づき、推定位置を決定する(ステップ1502)。次に、オプションとして、データ処理システムは、前記推定位置を格納する(ステップ1504)。その後、このプロセスは終了する。
他の実施形態では、前記推定位置は、現在の推定位置である。また、前記推定位置は、過去の推定位置及び未来の推定位置とすることができる。他の実施形態では、前記アルゴリズムは、図8に関して説明した確率的な予測/回帰アルゴリズムである。
他の実施形態では、前記部分データは、ビデオ・データをさらに含む。当該ビデオ・データは、第2の特定時間におけるRFIDタグの第2の対応する推定位置を指示する。従って、前記アルゴリズムを使用するプロセスは、当該ビデオ・データを前述の他の部分データと結合して、RFIDタグの空間−時間内の位置をより正確に予測することができる。実施形態では、前記第2の特定時間は、前記対応する時間である。
他の実施形態では、前記第1のデータは、第1の時間における第1の受信機での前記信号の受信を指示する第3のデータと、前記第1の時間における第2の受信機での前記信号の受信を指示する第4のデータと、前記第2の時間における前記第2の受信機での前記信号の受信を指示する第5のデータと、前記第2の時間における第3の受信機での前記信号の受信を指示する第6のデータとを含む。この場合、前記第2の時間は、前記第1の時間とは異なり、前記第1の時間及び前記第2の時間は互いに重複していない。
さらに、これらのステップを実行するための種々の手段を設けることができる。例えば、受信するための手段は、無線受信機、バス、有線データ・リンク等の、データ処理システムの任意の部分を含むことができる。他の例では、アルゴリズムを使用して、前記部分データに基づき、前記推定位置を決定するための手段は、プロセッサ、ファームウェア等の、当該アルゴリズムを実装するためのハードウェア又はソフトウェアを含むことができる。
図16は、実施形態に従った、不完全な情報を使用してRFIDタグを空間−時間内で位置決めするプロセスのフローチャートである。図16のプロセスは、一の時間範囲にわたってRFIDタグからの信号が複数の受信機で受信されるときに開始する(ステップ1600)。但し、(1)前記時間範囲内の任意の特定時間に、前記信号は、3つ未満の受信機で受信され、(2)前記信号は、前記時間範囲内の特定時間に生成され、(3)前記時間範囲内の所与の時間における所与の受信機での前記信号の受信は、一のイベントを構成し、(4)複数のイベントは、前記時間範囲内に発生し、(5)前記複数の受信機の対応する位置は既知である。次に、前記複数のイベントは、データ処理システムで受信される(ステップ1602)。 その後、当該データ処理システム上でアルゴリズムを実行して、前記複数のイベントを処理する(ステップ1604)。当該アルゴリズムは、前記複数のイベントに基づき、空間−時間内のRFIDタグの推定位置を生成する(ステップ1606)。
実施形態では、生成するステップ(ステップ1606)は、さらに前記アルゴリズムによって処理されるビデオ・データに基づく。この場合、当該ビデオ・データは、第2の特定時間におけるRFIDタグの第2の対応する推定位置を指示する。
図17は、実施形態に従った、不完全な情報を使用してRFIDタグを空間−時間内で位置決めするプロセスのフローチャートである。図17のプロセスは、プロセッサがRFIDタグからの複数の信号を受信するときに開始する(ステップ1700)。但し、前記複数の信号に関連する受信機情報は、3角測量を可能にするのに不十分である。次に、プロセッサは、複数の対応するデータセットを格納する(ステップ1702)。但し、(1)前記複数の対応するデータセットのそれぞれは、前記複数の信号内の信号のそれぞれに対応し、(2)各対応するデータセットは、RFIDタグ用の1セットのデータセットを形成するように、RFIDタグ用の対応する識別子と、対応する一の信号を受信した少なくとも1つの対応する受信機の対応する識別子と、前記対応する信号が受信された対応する一の時間を識別する対応するタイム・スタンプを含む。
次に、プロセッサは、前記1セットのデータセット内のデータを使用して、RFIDタグ用の時間相関化移動パターンを計算する(ステップ1704)。プロセッサは、前記時間相関化移動パターンを使用して、所与の時点におけるRFIDタグの推定位置を決定する(ステップ1706)。実施形態では、このプロセスは、この段階で終了することができる。
しかし、他の実施形態は、このプロセスにおける追加のステップを含むことができる。例えば、プロセッサは、前記推定位置を格納することができる(ステップ1708)。他の実施形態では、プロセッサは、RFIDタグが通過すると予想される複数の領域のタイム・スタンプ付きの複数のビデオ・イメージを記録することができる(ステップ1710)。次に、プロセッサは、RFIDタグの前記推定位置を使用して、前記所与の時点でRFIDタグを包含する一の特定領域を表示すると予想される、前記所与の時点のための、一のビデオ・イメージを識別する(ステップ1712)。その後、このプロセスは終了する。
図17に関して説明した任意の方法については、前記複数の信号は、互いに実質的な時間的間隔を置かれている。なお、「互いに実質的な時間的間隔を置かれている」という表現は、近似的な時間的境界が任意の2つの所与の信号間に存在するように、前記複数の信号内の諸信号が異なる時間に受信されることを意味する。
さらに、前記1セットのデータセット内のデータを使用して、RFIDタグ用の時間相関化移動パターンを計算するステップ(ステップ1704)は、確率的な予測/回帰アルゴリズム内でデータを使用することを含むことができる。確率的な予測/回帰アルゴリズムの1例は、図8に関して説明した。
図18は、実施形態に従った、確率的な予測/回帰アルゴリズムの動作を示すフローチャートである。図18のプロセスは、図1のサーバ104又は106、クライアント110〜114の何れか、或いは図2のデータ処理システム200内で実装することができる。図18のプロセスは、図8に示す確率的な予測/回帰アルゴリズム818の典型的な実装である。図18のプロセスは、単一のデータ処理システムの単一プロセッサ内で実装することができる。
図18の例では、RFIDタグの位置は、グリッドを使用して推定される。当該グリッドの4角形内の値は、指定された時間にRFIDタグがその4角形内に存在する確率を含む。これらのグリッドは、図9〜図14に示されている。
このプロセスは、プロセッサが第1のヒットを受信し、当該ヒットを保存するときに開始する(ステップ1800)。ヒットとは、RFID送受信機におけるRFIDタグ信号の受信である。各ヒットをデータベース内に格納する際、各ヒット・レコードは、対応するRFIDタグ用の番号、当該ヒットの時間及び当該ヒットに関連する位置グリッドを保持する。
図8のフル信号804を受信する時間のように、一のヒットが最初に受信され且つ保存される場合、新しいレコードが当該データベース内に挿入される。位置グリッドは、RFIDタグの可能な位置を全て保持するために使用される。実施形態では、第1のヒット用の位置グリッドは、図9に示す位置グリッドとすることができる。
次に、プロセッサは、同じRFIDタグ番号を有する第2のヒットを求めて、データベースを検索する(ステップ1802)。当該データベースは、図8のストレージ装置822とすることができる。次に、プロセッサは、追加のヒットが検出されるか否かを決定する(ステップ1804)。追加のヒットが検出されない場合、このプロセスは終了する。しかし、第2(過去)のヒットが検出される場合、プロセッサは、当該既存のレコードを読み取る(ステップ1806)。第2のヒットは、図8の過去の信号814とすることができる。第2のヒットに関連する第2のレコードが検索される。第2のレコードは、第2の位置グリッドに関連する。第2の位置グリッドは、図11の位置グリッドとすることができる。
次に、プロセッサは、第1及び第2のヒットの間の時間差を決定する(ステップ1808)。プロセッサは、この時間差を使用して、2つの新しい位置グリッドを作成する。この例では、プロセッサは、第1のグリッドに基づき、第1の新しい位置グリッドを作成し(ステップ1810)、前記第2のグリッドに基づき、第2の新しい位置グリッドを作成する(ステップ1812)。実施形態では、第1の新しい位置グリッドは、図10に示され、第1のグリッドは、図9に示されている。同様に、第2の新しい位置グリッドは、図12に示され、第2のグリッドは、図11に示されている。
次に、プロセッサは、第1のグリッド及び第1の新しい位置グリッドを結合して、第3のグリッドを作成する(ステップ1814)。同様に、プロセッサは、第2の新しい位置グリッド及び第2のグリッドを結合して、第4のグリッドを作成する(ステップ1816)。実施形態では、図10のグラフを図9のグラフと結合して、第1の結合グリッドを作成する。この第1の結合グリッドは、図13のグラフとすることができる。前述のように、図13は、図8のフル信号804が受信される時間におけるRFIDタグの位置用の確率マップを示す。次に、プロセッサは、第1の結合グリッドに基づき、RFIDタグ用の最良の位置及び確率を決定する(ステップ1818)。図13における最も高い確率は、位置(15、18)にある。同様に、図12のグラフを図11のグラフと結合して、第2の結合グリッドを作成する。この第2の結合グリッドは、図14のグラフとすることができる。前述のように、図14は、図8の過去の信号814が受信された時間におけるRFIDタグの位置用の確率マップを示す。また、プロセッサは、第2の結合グリッドに基づき、RFIDタグ用の最良の位置及び確率を決定する(ステップ1820)。図14における最も高い確率は、位置(7、22)にある。
プロセッサは、第1の結合グリッドについて、単一の高い確率ピークが存在するか否かを決定するとともに(ステップ1822)、第2の結合グリッドについて、単一の高い確率ピークが存在するか否かを決定する(ステップ1824)。説明中の例では、単一のピークが、図13の位置(15、18)及び図14の位置(7、22)に存在する。
両方の決定の結果が「yes」である場合、プロセッサは、これらの時間及び位置を使用して、RFIDタグの複数のイメージを検出することができる(ステップ1826)。実施形態では、前記信号が生成された対応する時間に、2つの予測された位置(15、18)及び(7、22)に向けられたカメラによって生成された、ビデオ・イメージを検索することができる。次に、プロセッサは、RFIDタグに関連する物理的な物品の存在を確認するために、これらのビデオ・イメージを表示することができる(ステップ1828)。これらのビデオ・イメージを表示する代わりに、プロセッサは、問題のオブジェクトがビデオ・イメージ内に存在することを識別し且つこの情報を使用して当該オブジェクトの過去の位置を予測することができる。この情報を与えられると、プロセッサは、当該オブジェクトの未来の位置をも予測することができる。
次に、プロセッサは、前述のヒットが存在するものと仮定して、次のヒットに移るように試みる(ステップ1830)。また、ステップ1822及び1824の一方又は両方における決定の結果が「no」である場合、プロセッサは、前述のヒットが存在するものと仮定して、次のヒットに移るように試みることができる。次に、このプロセスは、ステップ1804に戻り、諸ステップを繰り返す。新しいヒットが検出される場合(ステップ1804の「yes」枝路)、このプロセスは、RFIDタグの過去、現在、又は未来の推定位置を洗練化するように諸ステップを繰り返す。しかし、新しいヒットが検出されない場合(ステップ1804の「no」枝路)、このプロセスは終了する。
従って、他の実施形態では、3つのサンプル・ヒットが存在する。第1のサンプルは、第1の時間におけるRFIDタグの位置を推定するために、これを第2のサンプルと比較し、次に、第3のサンプルと比較することができる。また、第2のサンプルは、第2の時間におけるRFIDタグの位置を推定するために、これを第1のサンプルと比較し、次に、第3のサンプルと比較することができる。さらに、第3のサンプルは、第3の時間におけるRFIDタグの位置を推定するために、これを第1のサンプルと比較し、次に、第2のサンプルと比較することができる。
本発明は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態又はソフトウェア及びハードウェア要素の両方を含む実施形態の形式を取ることができる。好ましい実施形態では、本発明は、ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含むソフトウェアの形式で実装される。
さらに、本発明は、コンピュータ又は任意の命令実行システムに関連して又はこれらによって使用するためのプログラム・コードを提供する、コンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体からアクセス可能なコンピュータ・プログラムの形式を取ることができる。この記載の目的上、コンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置等に関連して又はこれらによって使用するためのプログラムを保持し、格納し、通信し、伝送し、移送することができる、任意の有形的装置とすることができる。
本発明に関する記述は、例示及び説明を目的として所与のものであって、網羅的であること及び開示された形態に本発明を限定することを意図するものではない。当業者にとって、多くの修正及び変形が明らかであろう。実施形態は、本発明の原理及び実際的な応用を最もよく説明し、考えられる特定の用途に適するような種々の修正を伴う種々の実施形態に関して当業者が本発明を理解することを可能にするために、選択され説明されたものである。
諸実施形態を実装することができるデータ処理システムのネットワーク図である。 諸実施形態を実装することができる、データ処理システムのブロック図である。 RFIDタグを空間−時間内で位置決めする従来技術の方法を示す図である。 実施形態に従った、RFIDタグ送信機及び複数の受信機を示す図である。 実施形態に従った、RFIDタグ送信機及び複数の受信機を示す図である。 実施形態に従った、RFIDタグ送信機及び複数の受信機を示す図である。 実施形態に従った、複数の受信機に関して種々の時間におけるRFIDタグの可能な位置を示す図である。 実施形態に従った、部分情報を使用して、RFIDタグを空間−時間内で位置決めするシステムを示すブロック図である。 実施形態に従った、RFIDタグが空間内の所与の位置に存在する確率のグラフである。 実施形態に従った、RFIDタグが特定の速度を有する確率のグラフである。 実施形態に従った、RFIDタグが空間内の所与の位置に存在する確率のグラフである。 実施形態に従った、RFIDタグが特定の速度を有する確率のグラフである。 実施形態に従った、統計的な位置マップと結合されたときの、RFIDタグが空間内で所与の速度を有する確率のグラフである。 実施形態に従った、統計的な位置マップと結合されたときの、RFIDタグが空間内で所与の速度を有する確率のグラフである。 実施形態に従った、不完全な情報を使用してRFIDタグを空間−時間内で位置決めするプロセスのフローチャートである。 実施形態に従った、不完全な情報を使用してRFIDタグを空間−時間内で位置決めするプロセスのフローチャートである。 実施形態に従った、不完全な情報を使用してRFIDタグを空間−時間内で位置決めするプロセスのフローチャートである。 実施形態に従った、確率的な予測/回帰アルゴリズムの動作を示すフローチャートである。

Claims (21)

  1. 不完全な情報を使用してRFIDタグの位置を推定するための方法であって、
    (a)前記RFIDタグからの複数の信号を受信するステップであって、
    前記複数の信号に関連する受信機情報は、3角測量を可能にするのに不十分である、ステップと、
    (b)複数の対応するデータセットを格納するステップであって、
    前記複数の対応するデータセットのそれぞれは、前記複数の信号内の信号のそれぞれに対応し、各対応するデータセットは、前記RFIDタグ用の1セットのデータセットを形成するように、前記RFIDタグ用の対応する識別子と、対応する一の信号を受信した少なくとも1つの対応する受信機の対応する識別子と、前記対応する信号が受信された対応する一の時間を識別する対応するタイム・スタンプを含む、ステップと、
    (c)前記1セットのデータセット内のデータを使用して、前記RFIDタグ用の時間相関化移動パターンを計算するステップと、
    (d)前記時間相関化移動パターンを使用して、所与の時点における前記RFIDタグの推定位置を決定するステップと、
    (e)前記推定位置を格納するステップと、を含む方法。
  2. 前記RFIDタグが通過すると予想される複数の領域のタイム・スタンプ付きの複数のビデオ・イメージを記録するステップと、
    前記RFIDタグの前記推定位置を使用して、前記所与の時点で前記RFIDタグを包含する一の特定領域を表示すると予想される、前記所与の時点のための、一のビデオ・イメージを識別するステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数の信号が、互いに実質的な時間的間隔を置かれている、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ステップ(c)が、確率的な予測/回帰アルゴリズム内でデータを使用することを含む、請求項1に記載の方法。
  5. RFIDタグの空間−時間内の推定位置を決定するための方法であって、
    (a)前記RFIDタグに関する部分データを受信するステップであって、
    前記部分データが、第1の対応する時間における少なくとも1つの受信機での一の信号の受信を指示する第1のデータを含み、前記信号が、第2の対応する時間に前記RFIDタグによって生成され、また前記部分データが、一の時間範囲内の任意の特定時間に前記信号が3つ未満の受信機で受信されることを指示する第2のデータを含み、前記時間範囲内で前記信号を受信する全ての受信機について対応する位置が既知である、ステップと、
    (b)アルゴリズムを使用して、前記部分データに基づき、前記推定位置を決定するステップと、
    (c)前記推定位置を格納するステップと、を含む、方法。
  6. 前記推定位置が、推定された現在の位置、
    推定された過去の位置、及び
    推定された未来の位置の少なくとも1つを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記アルゴリズムが、確率的な予測/回帰アルゴリズムである、請求項5に記載の方法。
  8. 前記部分データが、ビデオ・データをさらに含み、当該ビデオ・データが、第2の特定時間における前記RFIDタグの第2の対応する推定位置を指示する、請求項5に記載の方法。
  9. 前記第2の特定時間が、前記第1の対応する時間である、請求項8に記載の方法。
  10. 前記アルゴリズムによって作成されるデータに対する要求に応じて、前記ビデオ・データが生成され且つ受信される、請求項8に記載の方法。
  11. 前記第1のデータが、第1の時間における第1の受信機での前記信号の受信を指示する第3のデータと、前記第1の時間における第2の受信機での前記信号の受信を指示する第4のデータと、第2の時間における前記第2の受信機での前記信号の受信を指示する第5のデータと、前記第2の時間における第3の受信機での前記信号の受信を指示する第6のデータとを含み、前記第2の時間が、前記第1の時間と異なり、前記第1の時間及び前記第2の時間が、互いに重複していない、請求項5に記載の方法。
  12. RFIDタグの空間−時間内の推定位置を決定するためのコンピュータ・プログラムであって、コンピュータに
    (a)前記RFIDタグに関する部分データを受信する手順であって、
    前記部分データが、第1の対応する時間における少なくとも1つの受信機での一の信号の受信を指示する第1のデータを含み、前記信号が、第2の対応する時間に前記RFIDタグによって生成され、また前記部分データが、一の時間範囲内の任意の特定時間に前記信号が3つ未満の受信機で受信されることを指示する第2のデータを含み、前記時間範囲内で前記信号を受信する全ての受信機について対応する位置が既知である、手順と、
    (b)アルゴリズムを使用して、前記部分データに基づき、前記推定位置を決定する手順と、を実行させるためのコンピュータ・プログラム。
  13. 前記推定位置が、推定された現在の位置、推定された過去の位置及び推定された未来の位置の少なくとも1つを含む、請求項12に記載のコンピュータ・プログラム。
  14. 前記アルゴリズムが、確率的な予測/回帰アルゴリズムである、請求項12に記載のコンピュータ・プログラム。
  15. 前記部分データが、ビデオ・データをさらに含み、当該ビデオ・データが、第2の特定時間における前記RFIDタグの第2の対応する推定位置を指示する、請求項12に記載のコンピュータ・プログラム。
  16. 前記アルゴリズムによって作成されるデータに対する要求に応じて、前記ビデオ・データが生成され且つ受信される、請求項15に記載のコンピュータ・プログラム。
  17. データ処理システムであって、
    (a)RFIDタグに関する部分データを受信するための手段であって、
    前記部分データが、第1の対応する時間における少なくとも1つの受信機での一の信号の受信を指示する第1のデータを含み、前記信号が、第2の対応する時間に前記RFIDタグによって生成され、また前記部分データが、一の時間範囲内の任意の特定時間に前記信号が3つ未満の受信機で受信されることを指示する第2のデータを含み、前記時間範囲内で前記信号を受信する全ての受信機について対応する位置が既知である、手段と、
    (b)アルゴリズムを使用して、前記部分データに基づき、前記推定位置を決定するための手段と、を備える、データ処理システム。
  18. 前記推定位置が、推定された現在の位置、推定された過去の位置及び推定された未来の位置の少なくとも1つを含む、請求項17に記載のデータ処理システム。
  19. 前記部分データが、ビデオ・データをさらに含み、当該ビデオ・データが、第2の特定時間における前記RFIDタグの第2の対応する推定位置を指示する、請求項17に記載のデータ処理システム。

  20. (a)一の時間範囲にわたって、RFIDタグからの一の信号を複数の受信機において受信するステップであって、
    前記時間範囲内の任意の特定時間に、前記信号が、3つ未満の受信機で受信され、前記信号が、前記時間範囲内の特定時間に生成され、前記時間範囲内の所与の時間における所与の受信機での前記信号の受信が、一のイベントを構成し、複数のイベントが前記時間範囲内に発生し、前記複数の受信機の対応する位置が既知である、ステップと、
    (b)データ処理システムにおいて前記複数のイベントを受信するステップと、
    (c)前記データ処理システム上でアルゴリズムを実行して、前記複数のイベントを処理するステップと、
    (d)前記アルゴリズムにより、前記複数のイベントに基づき、前記RFIDタグの空間−時間内の推定位置を生成するステップと、を含む方法。
  21. 前記ステップ(d)が、さらに前記アルゴリズムによって処理されるビデオ・データに基づき、当該ビデオ・データが、第2の特定時間における前記RFIDタグの第2の対応する推定位置を指示する、請求項20に記載の方法。
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