JP2009133502A - 調湿装置 - Google Patents

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完治 茂木
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Abstract

【課題】容器内に貯留された貯留水によって空間内を加湿する加湿機構を備えた調湿装置において、該容器内の水位変動の影響を受けることなく貯留水に対して放電を行うことができる構成を、低コストで信頼性が高く且つ騒音の発生しにくい構成によって実現する。
【解決手段】空間内を加湿する貯留水が貯留された容器(41)内に、放電を行う放電部(56)と、上記貯留水に一部が浸るように配置される回転体(52)と、を設ける。そして、上記回転体(52)を、回転に伴う遠心力によって上記放電部(56)の放電領域まで上記貯留水を搬送するように構成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、空間内を容器に貯留された貯留水によって加湿する加湿機構を備えた調湿装置に関し、該貯留水の浄化処理の技術分野に属するものである。
従来より、空間内を加湿する加湿機構を備えた調湿装置として、容器内に貯留された貯留水を気化させて空間内に供給する構成のものが一般的に知られている。このような調湿装置では、貯留水を容器内に長時間、溜めておくと、該貯留水にカビや細菌などが繁殖して汚染される可能性があるため、例えば特許文献1に開示されるように、貯水部に貯められている水を光触媒等で浄化するようにしている。
なお、水を浄化する方法としては、上述のような光触媒を用いる方法以外にも、例えば特許文献2に開示されるように、放電によって活性種を生成し、この活性種により水の浄化を行う方法が知られている。
例えば上記特許文献2に開示されている液体処理装置は、中空円筒状の垂直管と、該垂直管内に配置される放電電極と、該放電電極及び垂直管の間に電位差を与えるための電源と、を備えている。そして、上記垂直管内では、上下水等の被処理液がその内壁に沿って流下するように構成されている。
この液体処理装置では、電源によって放電電極と垂直管との間に電圧が印加されることで、放電電極から被処理液に向かってコロナ放電が生ずる。その結果、コロナ放電に伴って空気中でオゾン等の活性種が生成する。この活性種が被処理液に吸収されると、オゾン等によって被処理液が酸化浄化・殺菌処理される。
特開2000−283512号公報 特開2000−107754号公報
ところで、上述のように、被処理液に対して放電を行う場合、該被処理液の流量や水位にばらつきがあると、被処理液に対して放電を行っても、所望の量の活性種を発生させることができず、思ったような浄化処理性能が得られない場合がある。
特に、容器内に貯留された貯留水を用いて加湿を行う加湿機構を備えた調湿装置の場合、該容器内の貯留水の水位は、加湿動作によって大きく変動するとともに、振動等によっても変動することから、貯留水に対して放電を行っても所望の浄化性能が得られない可能性が高い。
また、上記特許文献2のように、液体を流下させる構成を装置の容器内に設ける場合には、貯留水を或る程度の高さまで搬送するためにポンプ等の装置が必要になるが、その場合には、ポンプを設けたことによるコストアップや該ポンプの耐久性、駆動音等の問題が生じる可能性がある。
本発明は、かかる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、容器内に貯留された貯留水によって空間内を加湿する加湿機構を備えた調湿装置において、該容器内の水位変動の影響を受けることなく貯留水に対して放電を行うことができる構成を、低コストで信頼性が高く且つ騒音の発生しにくい構成によって実現することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る調湿装置(10)では、貯留水の溜められる容器(41)内に、放電部(56)と、該貯留水に一部が浸るように配置される回転体(52)と、を設け、該回転体(52)の回転に伴う遠心力によって貯留水を上記放電部(56)の放電領域まで搬送するようにした、
具体的には、第1の発明は、容器(41)内に貯留された貯留水によって空間内を加湿する加湿機構(40)を備えた調湿装置を対象とする。そして、上記容器(41)内には、放電を行う放電部(56)と、上記貯留水に一部が浸るように配置される回転体(52)と、が設けられていて、上記回転体(52)は、回転に伴う遠心力によって上記放電部(56)の放電領域まで上記貯留水を搬送するように構成されているものとする。
この構成により、貯留水の貯留された容器(41)内で、放電部(56)の放電領域に対して貯留水を安定して供給できるため、該容器(41)内の水位変動の影響を受けることなく、貯留水に対して放電を行うことができる。すなわち、一部が貯留水に浸るように上記容器(41)内に配置された回転体(52)を回転させて、その回転に伴う遠心力によって貯留水を上記放電部(56)の放電領域まで搬送することで、上記容器(41)内の貯留水の水位が変動しても、その影響を受けることなく、上記放電部(56)の放電領域に貯留水を安定して供給することができる。
また、上述のように、容器(41)内の貯留水を搬送する際に、貯留水に一部が浸るように配置された回転体(52)の回転に伴う遠心力を利用することで、ポンプを用いて貯留水を搬送する場合に比べて、簡単な構成で貯留水を搬送することができ、コスト低減及び信頼性の向上を図れる。さらに、貯留水に対して回転体(52)が回転するだけなので、ポンプを用いる場合に比べて駆動音が小さくなり、騒音の低減も図れる。
上述の構成において、上記回転体(52)は、上方に向かうほど径が大きくなる円錐面状の内面(52a)を有していて、その軸線(X)を中心として回転することにより上記貯留水を該内面(52a)に沿って上方へ搬送するように構成されているものとする(第2の発明)。
これにより、円錐状の内面(52a)を有する回転体(52)は、軸線(X)を中心として回転することで、貯留水を該回転体(52)の内面(52a)に沿って上方へ搬送することができる。すなわち、上記回転体(52)に、上方に向かうほど径が大きくなる円錐状の内面(52a)を形成することで、該回転体(52)を回転させると、貯留水は該回転体(52)の内面(52a)に沿って上方へ移動し、該貯留水を容器(41)の水面から離れた位置まで搬送することが可能となる。したがって、上述の構成により、ポンプを用いることなく、貯留水を水位の変動の影響を受けない位置まで搬送し、その位置で該貯留水に対して放電を行うことが可能になる。
また、上述のように、回転体(52)が円錐状の内面(52a)を有している構成において、上記回転体(52)は、その下部が上記貯留水に浸るように配置されているとともに、該下部には、該回転体(52)の内部に上記貯留水を導入するための流入孔(52b)が設けられているのが好ましい(第3の発明)。
このように、貯留水に浸漬される回転体(52)の下部に、流入孔(52b)を設けることで、該回転体(52)の内部に常に貯留水を導入することができる。これにより、容器(41)内の貯留水を上記回転体(52)の回転によって、放電部(56)の放電領域まで効率良く搬送することができ、該貯留水を効率良く浄化することが可能となる。
また、上記放電部(56)は、上記回転体(52)の内面(52a)上部に対して放電を行うように構成されているのが好ましい(第4の発明)。
こうすることで、上記回転体(52)の円錐状の内面(52a)に沿って該回転体(52)の上部まで搬送された貯留水に対し、放電部(56)により放電を行うことができ、該貯留水を効率良く浄化処理することができる。すなわち、上記回転体(52)の回転によって貯留水が該回転体(52)の上部まで搬送されると、該貯留水は、回転体(52)の内面(52a)上で水膜状になるため、該貯留水の水膜に対して放電を行うことで、該貯留水を効率良く浄化することができる。しかも、上記放電部(56)が、その周囲に向かって放電するような構成の場合、該放電部(56)と、上記回転体(52)の内面(52a)に沿って円錐状に形成された貯留水の水膜との距離が、広い範囲でほぼ同じになるため、該貯留水に対して均一に放電することが可能になり、上記回転体(52)によって搬送される貯留水全体をより効率良く浄化することができる。
一方、上記回転体(72)は、円錐状の内面(52a)を有する構成に限らず、回転軸(73)を中心に回転する断面略円形状の部材からなり、該回転によって上記放電部(77)の放電領域に上記貯留水が飛散するような位置に配置されていてもよい(第5の発明)。
これにより、上記回転体(72)の回転によって容器(41)内の貯留水を飛散させて、該貯留水を放電部(77)の放電領域まで運ぶことができる。よって、上記容器(41)の水位変動の影響を受けることなく、貯留水に対して安定して放電を行うことができるとともに、ポンプ等を用いる場合に比べて、コスト及び騒音の低減を図れるとともに、装置としての信頼性の向上も図れる。
上記第2及び第5の発明のような回転体の構成において、上記容器(41)内には、上記回転体(52,72)の回転によって上記貯留水の飛散する位置に、対向電極(61,76)が配設されていて、上記放電部(62,77)は、上記対向電極(61,76)に付着した貯留水に対して放電を行うように構成されているのが好ましい(第6の発明)。
このように、上記回転体(52,72)の回転によって貯留水の飛散する位置に対向電極(61,76)を設けることで、飛散した貯留水が該対向電極(61,76)に付着するため、該貯留水を対向電極(61,76)上で集めることができ、該対向電極(61,76)まで貯留水を効率良く搬送することができる。そして、上記対向電極(61,76)に付着した貯留水に対して放電を行うように放電部(77)を設けることで、容器の水位変動の影響を受けない場所で貯留水の浄化を行うことが可能になる。
ここで、上記対向電極(61)は、メッシュ状に形成されていて、上記放電部(62)は、上記対向電極(61)を挟んで上記回転体(52)の反対側に配置されているのが好ましい(第7の発明)。これにより、回転体(52)の回転によって飛散して貯留水は、メッシュ状に形成された対向電極(61)に捕捉されて、該対向電極(61)上に水膜を形成する。そして、この貯留水の水膜に対して、対向電極(61)を挟んで回転体(52)とは反対側に位置する放電部(62)から放電することにより、該貯留水を効率良く浄化することが可能になる。
一方、上記対向電極(76)は、平板状に形成されていて、上記放電部(77)は、上記対向電極(76)に対して上記回転体(72)と同じ側に配置されていてもよい(第8の発明)。こうすることで、回転体(72)の回転によって飛散した貯留水は、平板状の対向電極(76)によって確実に捕集されるため、該貯留水に対して確実に放電を行うことができる。
特に、上記対向電極(76)は、上記回転体(72)の回転によって飛散する上記貯留水を受け止めるように上記容器(41)内に立設されているのが好ましい(第9の発明)。これにより、上記対向電極(76)上に飛散した貯留水は、該対向電極(76)上を流下する際に、該対向電極(76)上に水膜を形成するため、該水膜状の貯留水に対して放電を行うことで、該貯留水をより効率良く浄化することができる。
また、調湿装置(10)は、空間内の除湿を行う除湿機構(30)を備えていて、上記除湿機構(30)によって除去した空気中の水分を上記容器(41)内に貯留するように構成されていてもよい(第10の発明)し、上記除湿機構(30)によって除去されて上記容器(41)内に貯留された水を、上記加湿機構(40)による加湿に利用するように構成されていてもよい(第11の発明)。
上記調湿装置(10)がこれらの構成を備えている場合でも、容器(41)内に貯留されている水が汚染される場合があるが、上記第1〜9の発明のような構成により、容器(41)内の貯留水を浄化することができる。
上記第1の発明によれば、貯留水を貯留するための容器(41)内に、放電部(56)と回転体(52)とを設け、該回転体(52)の回転に伴う遠心力によって貯留水を放電部(56)の放電領域まで搬送するようにしたため、容器(41)内の貯留水の水位変動の影響を受けることなく、貯留水に対して安定して放電を行うことができ、該貯留水を効率良く浄化することができる。しかも、上述のような簡単な構成によって貯留水を搬送する機構を構成することで、ポンプを用いる場合に比べて、コスト低減や騒音の低減を図れるとともに、装置としての信頼性の向上も図れる。
また、第2の発明によれば、上記回転体(52)は、上方に向かうほど径が大きくなる円錐面状の内面(52a)を有していて、その軸線(X)を中心として回転することで貯留水を内面(52a)に沿って上方に搬送するように構成されているため、ポンプを用いることなく、容器(41)内の水位変動の影響を受けないような位置まで貯留水を搬送することができ、上記第1の発明の構成を実現することができる。
また、第3の発明によれば、上記回転体(52)は、下部が貯留水に浸るように配置されているとともに、該下部には流入孔(52b)が設けられているため、該回転体(52)によって、容器(41)内の貯留水を放電部(56)の放電領域まで効率良く搬送することができる。したがって、上記貯留水を効率良く浄化することが可能になる。
また、第4の発明によれば、上記放電部(56)は、上記回転体(52)の内面(52a)上部に対して放電を行うように構成されているため、該回転体(52)の内面(52a)上で円錐状の水膜になった貯留水に対して放電を行うことができ、該貯留水を効率良く浄化することができる。
また、第5の発明によれば、上記回転体(72)は、回転軸(73)を中心に回転する円形の部材からなり、その回転により放電部(77)の放電領域に対して貯留水が飛散するような位置に配置されているため、ポンプを用いることなく、貯留水の水位変動の影響を受けない場所に該貯留水を確実に搬送することができる。
また、第6の発明によれば、上記回転体(52,72)の回転によって貯留水が飛散する位置に対向電極(61,76)が設けられていて、該対向電極(61,76)に付着した貯留水に対して放電を行うように構成されているため、該対向電極(61,76)によって、飛散した貯留水を効率良く捕集することができ、該捕集された貯留水を効率良く浄化することができる。
また、第7の発明によれば、上記対向電極(61)はメッシュ状に形成されていて、上記放電部(56)は、該対向電極(61)を挟んで回転体(52)とは反対側に配置されているため、該対向電極(61)によって、飛散した貯留水を捕集して該対向電極(61)上に水膜を形成することができ、該水膜状の貯留水に対して放電を行うことができる。よって、回転体(52)によって飛散させた貯留水を効率良く浄化することができる。
また、第8の発明によれば、上記対向電極(76)は平板状に形成されていて、上記放電部(77)は、該対向電極(76)に対して回転体(72)と同じ側に配置されているため、飛散した貯留水を該対向電極(76)上で捕捉することができ、該貯留水に対して効率良く放電を行って、該貯留水を効率良く浄化することができる。
また、第9の発明によれば、上記対向電極(76)は、上記回転体(72)の回転によって飛散する貯留水を受けるように、上記容器(41)内に立設されているため、該対向電極(76)に付着した貯留水は、該対向電極(76)上を流下する際に水膜状になり、この水膜状の貯留水に対して放電を行うことで、該貯留水をより効率良く浄化することができる。
さらに、第10及び第11の発明によれば、除湿機構(30)によって空間内を除湿して、その水分を容器(41)内に貯留する構成や、該除湿機構(30)で除湿し、該容器(41)内に貯留した水を、加湿水として利用する構成に対しても、上記第1〜9の発明の構成を適用することで、容器(41)内の貯留水を浄化することができ、該貯留水が汚染されるのを防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
《実施形態1》
本発明の実施形態1に係る調湿装置(10)は、空気を加湿する加湿運転と空気を除湿する除湿運転とが可能に構成されている。また、上記調湿装置(10)は、空気を浄化するための種々の空気浄化手段を有している。
〈調湿装置の全体構成〉
図1及び図2に示すように、調湿装置(10)は、樹脂製のケーシング(11)内に加湿運転や除湿運転、空気浄化を行うための各種構成機器が収納されたものである。このケーシング(11)は、幅方向寸法が前後方向の寸法よりも大きく、且つ高さ寸法が該幅方向や前後方向の寸法よりも大きい直方体状に形成されている。上記ケーシング(11)には、その前面及び側面の少なくとも一方に、空気を該ケーシング(11)内に導入するための吸込口(12)が形成されている(図2を参照)。また、上記ケーシング(11)には、その上部後方寄りの部位にケーシング(11)内の空気を空間内へ吹き出すための吹出口(13)が形成されている。そして、上記ケーシング(11)の内部には、上記吸込口(12)から吹出口(13)に向かって空気が流れる空気通路(14)が形成されている。
図2に示すように、空気通路(14)には、空気の流れの上流側から下流側に向かって順に、プレフィルタ(21)、イオン化部(22)、プリーツフィルタ(23)、脱臭部材(24)、除湿ユニット(30)(除湿機構)、加湿ユニット(40)(加湿機構)、及び遠心ファン(20)が設けられている。これにより、上記ケーシング(11)内には、前方から後方へ流れるとともに、遠心ファン(20)によって上方へ流れる空気の流れが形成されている。
また、上記遠心ファン(20)の上方で且つ上記吹出口(13)の下側には、上記プレフィルタ(21)の前面まで空気を戻すための返送通路(15)の流入端が設けられている。つまり、この返送通路(15)内には、上記遠心ファン(20)から吹き出して上記吹出口(13)へ向かう空気の一部が分岐して流れる。
上記返送通路(15)は、上記ケーシング(11)の上部を前後方向に延びるように設けられているとともに、上記空気通路(14)とは図示しない壁部によって区画されている。上記返送通路(15)の流出端は、上記プレフィルタ(21)の上流側に設けられた案内通路(16)に繋がっている(図3参照)。なお、この上記返送通路(15)の流出端近傍には、後述する空気浄化用放電部(25)が設けられている。
図3に示すように、上記プレフィルタ(21)の前側には、上記返送通路(15)と連通する上記案内通路(16)が形成されている。この案内通路(16)は、例えば前面パネル(11a)の背面側に形成される仕切部材等(図示省略)によって区画形成されている。上記案内通路(16)は、上記返送通路(15)から流出した空気をプレフィルタ(21)の幅方向の中間部まで導くとともに、該中間部の上下に亘って空気を左右側方に流出させるように構成されている(図3の白抜き矢印参照)。これにより、上記返送通路(15)から流出した空気をプレフィルタ(21)の上流側の広い範囲に流すことができる。以上のように、本実施形態における調湿装置(10)では、空気通路(14)の流出側の空気の一部を上記空気浄化用放電部(25)に通過させた後、空気通路(14)の流入側へ返送するように構成されている。
〈空気浄化手段の構成〉
次に、上記調湿装置(10)において、空気を浄化するための空気浄化手段の構成について図2に基づいて説明する。上述したとおり、上記調湿装置(10)は、空気浄化手段として、プレフィルタ(21)、イオン化部(22)、プリーツフィルタ(23)、脱臭部材(24)、及び空気浄化用放電部(25)を有している。
上記プレフィルタ(21)は、空気中に含まれる比較的大きな塵埃を物理的に捕捉する集塵用のフィルタを構成している。
上記イオン化部(22)は、空気中の塵埃を帯電させる塵埃荷電手段を構成している。このイオン化部(22)には、例えば線状の電極と、この線状の電極に対向する板状の電極とが設けられている。上記イオン化部(22)では、両電極に電源(18)から電圧が印加されることで、両電極の間でコロナ放電が行われる。このコロナ放電により、空気中の塵埃が所定の電荷(正又は負の電荷)に帯電される。
上記プリーツフィルタ(23)は、波板状の静電フィルタを構成している。つまり、プリーツフィルタ(23)では、上記イオン化部(22)で帯電された塵埃が電気的に誘引されて捕捉される。なお、上記プリーツフィルタ(23)に光触媒等の脱臭用の材料を担持させても良い。
上記脱臭部材(24)は、ハニカム構造の基材の表面に空気を脱臭するための脱臭剤が担持されて構成されている。脱臭剤は、空気中の臭気物質を吸着する吸着剤や、該臭気物質を酸化分解するための触媒等が用いられる。
上記空気浄化用放電部(25)では、空気を浄化するためにストリーマ放電が行われる。この空気浄化用放電部(25)には、棒状(あるいは線状)の電極(26)と、平板状の電極(27)とが設けられている。両者の電極(26,27)は、互いに平行に配置されている。電源(18)から両電極(26,27)に電圧が印加されると、棒状の電極(26)の先端から平板状の電極(27)に向かってストリーマ放電が生起される。このストリーマ放電により、空気中には活性種(ラジカル、オゾン、高速電子、励起分子等)が発生する。この活性種が空気中の臭気物質や汚染物質等と反応することで、これらの物質が酸化分解されて除去される。
〈除湿ユニットの構成〉
次に、上記除湿ユニット(30)について、図4に基づいて以下で説明する。この図4に示すように、除湿ユニット(30)は、除湿ロータ(31)とカバー部材(32)と循環ファン(33)とヒータ(34)とを備えている。
上記除湿ロータ(31)は、いわゆる回転式の吸着ロータによって構成されていて、空気中の水分を吸着して除湿するための除湿手段を構成している。具体的には、上記除湿ロータ(31)は、ケーシング(11)の前後方向に空気が流通可能な円板状に形成されていて、その軸心に設けられた回転軸(31a)が回転駆動されることで、該回転軸(31a)と共に回転するように構成されている。また、上記除湿ロータ(31)は、ハニカム構造の基材の表面に吸着剤が担持されて構成されている。この吸着剤としては、粒状のゼオライト等、水分に対する吸着性能に優れた材料が用いられる。また、吸着剤を基材に担持させるためのバインダーとしては、変性ポリフェニレンエーテル、ポリスチレン、ABS樹脂(アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合合成樹脂)等の熱可塑性樹脂が用いられる。
上記カバー部材(32)は、その内部に上記除湿ロータ(31)を収納するように構成されている。具体的には、上記カバー部材(32)は、前後方向の寸法が幅方向寸法に比べて小さく且つ高さ方向寸法が該前後方向寸法や幅方向寸法に比べて大きい概略直方体状に形成され、その上部に前後に貫通する円形開口(32a)が形成されている。この円形開口(32a)内には、上記除湿ロータ(31)が回転自在に収納されている。これにより、ケーシング(11)内の空気通路(14)を流れる空気は、上記円形開口(32a)を介して除湿ロータ(31)を通過する。
また、上記カバー部材(32)には、上記除湿ロータ(31)の吸着剤を再生するための空気(再生用空気)が流れる循環通路(35)が形成されている。具体的には、上記カバー部材(32)には、除湿ロータ(31)の外方に上記循環通路(35)が形成されており、この循環通路(35)上には、上記循環ファン(33)及びヒータ(34)が設けられている。より詳しくは、上記カバー部材(32)内には、上記除湿ロータ(31)を囲むように形成された第1〜第4カバー通路部(35a,35b,35c,35d)及び循環ファン(33)が閉ループ状に接続されることで、上記循環通路(35)が構成されている。
上記循環ファン(33)及び第1カバー通路部(35a)は、上記カバー部材(32)の上端部後側に設けられている。この第1カバー通路部(35a)は、その流入端が循環ファン(33)の吹出側と連通している。また、上記第1カバー通路部(35a)の流出端部には、上記ヒータ(34)が配設されている。つまり、このヒータ(34)は、除湿ロータ(31)の後側に配置されている(図2参照)。上記ヒータ(34)は、循環通路(35)における除湿ロータ(31)の上流側の空気を加熱する加熱手段を構成している。
上記第2カバー通路部(35b)は、上記除湿ロータ(31)を挟んで上記第1カバー通路部(35a)と概ね反対側(除湿ロータ(31)の前側)に設けられている。すなわち、この第1カバー通路部(35a)及び第2カバー通路部(35b)は、上記除湿ロータ(31)の一部を介して互いに連通するように、該除湿ロータ(31)を厚み方向に挟み込む位置に形成されている。詳しくは、上記第2カバー通路部(35b)は、その外形が正面視で略扇状に形成されていて、上記除湿ロータ(31)の約6分の1程度の部位を覆っている。
上記第3カバー通路部(35c)は、上記カバー部材(32)のうち、除湿ロータ(31)の下方に位置する、下側略半分に区画形成されている。この第3カバー通路部(35c)の流入端は、上記第2カバー通路部(35b)の下端部と連通していて、該第3カバー通路部(35c)の流出端は、上記除湿ロータ(31)を挟んで上記第2カバー通路部(35b)の反対側に形成される第4カバー通路部(35d)を介して、上記循環ファン(33)の吸込側と繋がっている。
上記第3カバー通路部(35c)には、前後に貫通する複数の貫通孔(37)が形成されている。各貫通孔(37)は、その通路断面が上下に縦長の略楕円状に形成され、ケーシング(11)内の空気通路(14)を流れる空気(被処理空気)が貫通孔内部を流通可能なように構成されている。また、上記複数の貫通孔(37)は、上記除湿ロータ(31)の下半分を囲むように該ロータ(31)の径方向外方に並設されている。なお、上記貫通孔(37)には、貫通孔内部を流れる被処理空気と上記第3カバー通路部(35c)内を流れる再生用空気とが混合しないように、該第3カバー通路部(35c)と間に上記カバー部材(32)の一部をなす周壁部が設けられている。
上記第3カバー通路部(35c)では、上記の再生用空気と被処理空気とが熱交換することで、再生用空気中の水分が凝縮される(詳細は後述する)。なお、上記第3カバー通路部(35c)で凝縮した水は、図示しない流路を通じて後述する水タンク(41)(容器)へ回収される。
〈加湿ユニットの構成〉
次に、上記加湿ユニット(40)の構成について、図5に基づいて以下で説明する。この図5に示すように、加湿ユニット(40)は、水(貯留水、加湿水)を貯留するための水タンク(41)と、該水タンク(41)の水を汲み上げるための水車(42)と、該水車(42)によって汲み上げられた水を空気中へ付与するための加湿手段を構成する加湿ロータ(43)と、加湿ロータ(43)を回転駆動するための駆動モータ(44)とを備えている。
上記水タンク(41)は、上側が開口する横長の容器によって構成されている。この水タンク(41)は、ケーシング(11)の下部の空間内に、該タンク(41)の長手方向が該ケーシング(11)の幅方向になるように設置され、該ケーシング(11)の側面に形成された引出口(11b)に対して出し入れ可能に構成されている(図1を参照)。これにより、上記水タンク(41)をケーシング(11)から引き出した状態で、該水タンク(41)内に加湿用の水を適宜補充することができる。
また、上述のように、水タンク(41)には、除湿ロータ(31)に捕捉された水が回収される。このように、除湿時の水を水タンク(41)内に回収することで、該水タンク(41)への加湿水の補充の頻度を低減することができる。
また、上記水タンク(41)の底面には、該タンク(41)の短手方向に水車(42)の軸線が延びるように該水車(42)を回転自在に保持する、軸受部(41a)が立設されている。
上記水車(42)は、略円板状に形成され、その軸心部に両面から厚み方向外方に突出するように回転軸(42a)が設けられている。この回転軸(42a)は、上記軸受部(41a)の上端に枢支されており、これにより、水車(42)は水タンク(41)に回転自在に支持されている。また、上記水車(42)は、その下端部を含む所定部位が水タンク(41)内の水中に浸積される高さ位置になるように、上記軸受部(41a)に支持されている。
上記水車(42)には、ケーシング後方側に位置する側面(上記加湿ロータ(43)に面する側面)に複数の後側凹部(42b)が形成されている。これらの後側凹部(42b)は、加湿水を上記加湿ロータ(43)側へ汲み上げるための加湿用凹部を構成している。上記後側凹部(42b)は、上記水車(42)の径方向外側端部において周方向に等間隔になるように形成されている。また、上記各後側凹部(42b)は、平面視で上記水車(42)の径方向外側に向かうにつれて幅が拡大するような略台形状に形成されている。さらに、上記後側凹部(42b)の開口側の周方向の幅は、該後側凹部(42b)の内部空間の周方向の幅よりも狭くなっている。更にまた、上記後側凹部(42b)の径方向内側の内壁は、該凹部(42b)の底面に向かうにつれて徐々に径方向外方に位置するように傾斜している。これにより、上記後側凹部(42b)は、水車(42)の回転動作によって、水タンク(41)の水中に浸積する位置、または、水中から引き出される位置に位置付けられて、該水中に浸漬する位置で後側凹部(42b)内に浸入した水を、水面上まで汲み上げることが可能となる。
また、上記水車(42)の後側の側面には、その軸心寄りの部位に歯車(42c)が一体的に形成されている。この歯車(42c)は、後述する加湿ロータ(43)の従動歯車(43a)と噛み合うように構成されている。
上記加湿ロータ(43)は、環状の従動歯車(43a)と、この従動歯車(43a)に内嵌して保持される円板状の吸湿部材(43b)とを有している。吸湿部材(43b)は、吸水性を有する不織布によって構成されている。加湿ロータ(43)は、上記水タンク(41)の満水時の水位よりも高い位置において、回転軸を介して回転自在に保持されている。また、加湿ロータ(43)は、その下端を含む所定部位が上記水車(42)と実質的に接触するように配置されている。つまり、加湿ロータ(43)は、水車(42)の後側凹部(42b)と軸方向(前後方向)に重なる部位を有している。これにより、加湿ロータ(43)の吸湿部材(43b)には、水車の後側凹部(42b)によって汲み上げられた水が吸収される。
上記駆動モータ(44)は、駆動歯車(44a)を有している。この駆動歯車(44a)は、ピニオン(45)を介して加湿ロータ(43)の従動歯車(43a)と歯合している。即ち、駆動モータ(44)が駆動歯車(44a)を回転駆動させると、ピニオン(45)及び従動歯車(43a)が回転し、更に従動歯車(43a)と歯合する水車(42)が回転する。これにより、上記駆動モータ(44)によって、加湿ロータ(43)及び水車(42)を回転させることができる。
〈水浄化ユニットの構成〉
上記調湿装置(10)は、水タンク(41)内の水(貯留水、加湿水)を浄化するための水浄化ユニット(50)を更に備えている。この水浄化ユニット(50)は、図6に示すように、水タンク(41)内に設けられている。
具体的には、上記水浄化ユニット(50)は、上記水タンク(41)内で水を上方へ搬送する搬送手段(51)と、該搬送手段(51)によって上方へ搬送された水に対してストリーマ放電を行う放電手段(55)とを備えている。
上記搬送手段(51)は、上方に向かって底面が開口するように逆円錐状(上方に向かって径が大きくなる)に形成された円錐部(52)と、該円錐部(52)をその軸線(X)を中心として回転させる回転駆動部(54)と、を備えている。上記円錐部(52)は、その内面(52a)が逆円錐状に形成されていて、上記回転駆動部(54)によって回転駆動されることで、該内面(52a)上をタンク(41)内の水が開口側へ向かって搬送されるように構成されている。また、上記円錐部(52)の径の小さい下部は、上記水タンク(41)内の水に浸漬されていて、該下部に円錐部(52)が回転していても該円錐部(52)内に水を導入可能な流入孔(52b)が形成されている。これにより、上記円錐部(52)の内部に流入孔(52b)を介して浸入した上記水タンク(41)内の水は、該円錐部(52)の内面(52a)に沿って上方へ搬送される。また、上記円錐部(52)の下端部には、該円錐部(52)を上記回転駆動部(54)と接続するための接続固定部(53)が設けられている。
上記回転駆動部(54)は、モータ等からなる駆動部(54a)と、該駆動部(54a)によって回転駆動される駆動軸(54b)とを備えている。そして、上記回転駆動部(54)は、該駆動軸(54b)を介して、上記円錐部(52)の下端に設けられた上記接続固定部(53)に接続されている。これにより、上記駆動部(54a)の回転は、上記駆動軸(54b)及び接続固定部(53)を介して上記円錐部(52)に伝わり、該円錐部(52)をその軸線(X)を中心として回転させることができる。
上記放電手段(55)は、ストリーマ放電を行うための放電電極(56)(放電部)を備えている。この放電電極(56)は、上記搬送手段(51)の円錐部(52)の内面(52a)に対して放電を行うように設けられている。すなわち、上記放電電極(56)は、上記円錐部(52)の内面(52a)のうち、上部の開口端近傍に搬送される水に対して、ストリーマ放電を行うように構成されている。なお、上記図6に示すように、上記放電電極(56)と水タンク(41)の内部(円錐部(52))との間に電圧差を生じさせるように、電源(18)から電圧が供給されている。
以上の構成により、水の貯留される上記水タンク(41)内で、搬送手段(51)によって該水を放電電極(56)の近傍まで搬送し、該放電電極(56)によって水に対してストリーマ放電を行うことができ、該水を浄化することができる。しかも、上記搬送手段(51)として、円錐部(52)を回転させる簡単な構成とすることで、ポンプを使う場合に比べて、低コストで低騒音、高信頼性の調湿装置を得ることができる。さらに、上記円錐部(52)の回転によって、該円錐部(52)の内面(52a)上には、円錐状の水膜が形成されるため、放電電極(56)との放電距離を広い範囲で同程度にすることができ、水膜に対して効率良く放電を行うことができる。したがって、水タンク(41)内の水を効率良く浄化することができる。
−運転動作−
上記調湿装置(10)は、室内を除湿する除湿運転と、室内を加湿する加湿運転とを切り換えて行う。また、除湿運転や加湿運転では、上述した各種の空気浄化手段によって空気の浄化が同時に行われる。
〈除湿運転〉
除湿運転では、除湿ロータ(31)が回転すると共に、ヒータ(34)が通電状態となる。一方、加湿ロータ(43)は回転駆動されず、該加湿ロータ(43)に連動して回転する水車(42)も停止状態となる。また、遠心ファン(20)が運転されることで、室内の空気が吸込口(12)を通じて空気通路(14)内に導入され、除湿ユニット(30)の循環ファン(33)が運転されることで循環通路(35)内を再生用空気が循環する。更に、電源(18)からは、空気浄化用放電部(25)の電極(26,27)に高圧の電圧が印加される。更に、上記電源(18)からは、イオン化部(22)の電極に電圧が印加される。
図2に示すように、ケーシング(11)内の空気通路(14)に流入した空気は、プレフィルタ(21)を通過して塵埃が捕捉された後、イオン化部(22)を通過する。イオン化部(22)では、電極間でコロナ放電が行われており、空気中の塵埃が帯電される。イオン化部(22)を通過した空気は、プリーツフィルタ(23)を通過する。このプリーツフィルタ(23)では、帯電した塵埃が電気的に誘引されて捕捉される。上記プリーツフィルタ(23)を通過した空気は、脱臭部材(24)を通過する。この脱臭部材(24)では、空気中に含まれる臭気物質等が吸着剤に吸着され、あるいは触媒によって酸化分解される。
ところで、空気通路(14)の流出端部では、遠心ファン(20)の吹出側の空気の一部が返送通路(15)に流入している(図2参照)。そして、該返送通路(15)内を流れる空気は、前方に送られて空気浄化用放電部(25)を流れる。この空気浄化用放電部(25)では、互いに対向する電極(26,27)の間でストリーマ放電が行われている。その結果、上記空気浄化用放電部(25)では、ストリーマ放電に伴い上述の活性種が発生する。この活性種を含んだ空気は、返送通路(15)及び案内通路(16)を通じて、プレフィルタ(21)の上流側を流れる空気と合流する(図3参照)。したがって、空気通路(14)では、その流入端から流出端に亘って上記活性種が流れることになり、臭気物質等と活性種との反応時間が確保されて脱臭性能が向上する。
除湿運転時には、上述のように脱臭部材(24)を通過した空気が、除湿ロータ(31)を通過する。この除湿ロータ(31)では、通過する空気中に含まれる水分が吸着剤に吸着され、該空気が除湿される。このようにして清浄化及び除湿された空気は、吹出口(13)を通じて室内へ供給される。
一方、上記除湿ロータ(31)は、回転しているため、空気の水分が吸着された部位(吸湿部位)が循環通路(35)内に臨む位置まで変位する。ここで、この循環通路(35)内では、循環ファン(33)から吹き出された空気が、第1カバー通路部(35a)から流出してヒータ(34)で加熱される。そして、該ヒータ(34)によって加熱された後の空気が除湿ロータ(31)の上記吸湿部位を通過する。その結果、吸湿部位の吸着剤が加熱され、吸着剤から水分が脱離(脱着)する。このように、上記除湿ロータ(31)の吸着剤の再生に利用され、高湿となった空気は、第2カバー通路部(35b)を介して第3カバー通路部(35c)に流入する。
上記第3カバー通路部(35c)では、空気通路(14)側の空気が各貫通孔(37)を流通している。従って、循環通路(35)側の再生用空気は、貫通孔(37)の周壁を介して空気通路(14)側の被処理空気と熱交換する。ここで、再生用空気は被処理空気と比較して高温であり、且つ飽和状態に近い水分を含んでいる。その結果、第3カバー通路部(35c)では、再生用空気中の水蒸気が露点温度以下まで冷却されて凝縮する。第3カバー通路部(35c)で凝縮した水は、自重により所定の流路を流下して水タンク(41)に回収される。
上記第3カバー通路部(35c)で低湿となった空気は、第4カバー通路部(35d)を介して循環ファン(33)に吸い込まれ、再び第1カバー通路部(35a)に送られて除湿ロータ(31)の吸着剤の再生に利用される。
〈加湿運転〉
加湿運転では、駆動モータ(44)によって加湿ロータ(43)及び水車(42)が回転駆動される。一方、除湿ロータ(31)は回転駆動されず、ヒータ(34)及び循環ファン(33)は停止状態となる。また、遠心ファン(20)が運転されることで、室内の空気が吸込口(12)を通じて空気通路(14)内に導入されると共に、電源(18)から空気浄化用放電部(25)及びイオン化部(22)の各電極に対して電圧が印加される。
図2に示すように、上記空気通路(14)内に流入した空気は、上記除湿運転と同様に、各種の空気浄化手段によって清浄化される。そして、清浄化された空気は、実質的に除湿動作を行わない除湿ロータ(31)を通過した後、加湿ロータ(43)へ流入する。
ここで、加湿ユニット(40)では、水車(42)が回転することで、水タンク(41)内の水が加湿ロータ(43)の吸湿部材(43b)に適宜供給される。具体的には、上記水車(42)は、水タンク(41)に貯留された水中に後側凹部(42b)が浸積するように配設されている。これにより、上記後側凹部(42b)内に水が浸入する。水が浸入した状態の該後側凹部(42b)は、上記水車(42)の回転に伴って水中から引き上げられると、該後側凹部(42b)内の水も自重により徐々に該後側凹部(42b)内から流出する。そして、上記後側凹部(42b)が最上端位置に到達したときには、該後側凹部(42b)内の水が概ね全量流出した状態となる。
上記後側凹部(42b)から流出した水は、該後側凹部(42b)と近接する上記加湿ロータ(43)の吸湿部材(43b)に吸収される。これにより、上記加湿ユニット(40)では、水タンク(41)内の水が加湿ロータ(43)に連続的に供給される。
上記加湿ロータ(43)では、上記水車(42)の後側凹部(42b)によって水分が補給された部位を空気が流通する。その結果、吸湿部材(43b)に含まれた水が空気中へ放出され、これにより空気の加湿が行われる。以上のようにして清浄化及び加湿された空気は、吹出口(13)を通じて室内へ供給される。
〈その他の運転動作〉
上記加湿運転や除湿運転では、電源(18)からイオン化部(22)や空気浄化用放電部(25)への電圧の供給を停止させることで、空気の浄化を積極的に行わない運転を行うことも可能である。また、除湿ユニット(30)の除湿動作や加湿ユニット(40)の加湿動作を実質的に停止させる一方、イオン化部(22)や空気浄化用放電部(25)で上記の放電を行うことで、空気の調湿を行わずに空気の浄化を行う空気清浄運転を行うことも可能である。
〈貯留水の浄化動作〉
ところで、上記水タンク(41)中に長時間に亘って水が貯留されると、水中にカビや細菌などが繁殖して汚染される可能性がある。そのため、本実施形態では、図6に示すように、上記水タンク(41)内に設けられた水浄化ユニット(50)によって、水の浄化を行う。
具体的には、上記水浄化ユニット(50)の搬送手段(51)の円錐部(52)を回転駆動部(54)によって回転させて、上記水タンク(41)内の水を円錐部(52)の内面に沿って上方へ移動させ、該円錐部(52)の上部まで搬送された水に対して放電手段(55)によってストリーマ放電を行う。なお、上記搬送手段(51)の円錐部(52)内には、該円錐部(52)の下部で且つ上記水タンク(41)内の水に浸漬される部分に設けられた流入孔(52b)を介して、水が浸入する。
このように、上記円錐部(52)を回転させて該円錐部(52)の内面に沿って水を搬送することで、該円錐部(52)の内面には水膜が形成される。この水膜は、上記放電手段(55)の放電電極(56)に対して、円錐面状に形成されることになるため、広い範囲で該放電電極(56)との放電距離を同程度にすることができ、水に対して効率良く放電を行うことができる。
上述のようにして放電手段(55)によって放電された後の水は、上記円錐部(52)の回転によって該円錐部(52)の周囲に飛散し、上記水タンク(41)内に戻る。これを繰り返すことにより、上記放電手段(55)のストリーマ放電によって水タンク(41)内の水を浄化することができる。なお、上記水タンク(41)内の水に対して全て放電しなくても、放電した水の中に発生する活性種が該水タンク(41)内に混入することで、これによっても、該水タンク(41)内の水を浄化することができる。
−実施形態1の効果−
以上より、この実施形態によれば、加湿運転の際に加湿ロータ(43)に供給するための水を貯留する水タンク(41)内に、ストリーマ放電を行う放電手段(55)と、該放電手段(55)の近傍までタンク(41)内の水を搬送する搬送手段(51)と、を設けたことにより、上記水タンク(41)内の水を浄化することができ、該水内にカビや細菌などが繁殖して汚染させるのを防止することができる。
そして、上記搬送手段(51)は、上方に向かって底面が開口するように形成された円錐部(52)と、該円錐部(52)をその軸線(X)を中心として回転させる回転駆動部(54)と、を備えているため、該回転駆動部(54)によって円錐部(52)を回転させるという簡単な構成で、該円錐部(52)の内面(52a)に沿って水を搬送することができる。したがって、水の搬送手段としてポンプを用いる場合に比べて、コスト低減を図れるとともに、発生する騒音も低減することができ、そのうえ、装置としての信頼性の向上も図れる。
また、上記搬送手段(51)の円錐部(52)の内面(52a)に沿って搬送された水に対して、該円錐部(52)の上部で放電手段(55)によってストリーマ放電を行うようにしたため、該円錐部(52)によってその内面上に均一な水膜を形成できるとともに、該水膜を放電電極(56)に対して広い範囲で放電距離が同程度になる円錐面状にすることができる。これにより、水タンク(41)内の水に対し、上記放電電極(56)によって効率良く放電を行うことができ、該水を効率良く浄化することができる。
−実施形態1の変形例−
この変形例は、図7に示すように、上記搬送手段(51)の円錐部(52)の上方に、金属製のメッシュ部材(61)を配置し、さらにその上方に放電電極(62)(放電部)を配置した点が、上記実施形態1とは異なる。
具体的には、上記円錐部(52)の上方に配置されたメッシュ部材(61)は、該円錐部(52)の回転によって飛散した水が付着するような位置に設けられている。上記円錐部(52)から飛散した水がこのメッシュ部材(61)に付着すると、該メッシュ部材(61)上に水膜を形成する。この水膜に対し、上記メッシュ部材(61)を挟んで上記円錐部(52)とは反対側に配置された放電電極(62)から放電を行うことで、水タンク(41)内の水を確実に浄化することができる。なお、上記メッシュ部材(61)に形成された水膜は、上記放電電極(62)によって放電された後、重力によって、水タンク(41)内へ落下する。
ここで、上記メッシュ部材(61)は、放電電極(62)に対向して配置される対向電極を構成する。
《実施形態2》
図8に本発明の実施形態2に係る調湿装置の水浄化ユニット(70)を示す。この水浄化ユニット(70)は、搬送手段(71)が断面略円形状の回転部材(72)(回転体)によって構成されている点、該回転部材(72)によって飛散される水を受け止めるように水タンク(41)内に対向電極(76)が設けられている点などが上記実施形態1と異なる。そのため、上記実施形態1と同一の部分には同一の符号を付して、異なる部分について以下で説明する。
具体的には、水タンク(41)内には、水の搬送手段(71)を構成する回転部材(72)が設けられている。この回転部材(72)は、略円柱状(円盤も含む)の部材であり、図示しない駆動手段に連結された回転軸(73)を中心に回転するように構成されている。また、上記回転部材(72)は、その一部が上記水タンク(41)内の水に浸漬されるように配置されていて、回転によって該水タンク(41)内の水を跳ね上げるように構成されている。
上記回転部材(72)によって跳ね上げられた水を受け止めるように、放電手段(75)の対向電極(76)が配置されている。すなわち、上記対向電極(76)は、平板状の部材からなり、上記回転部材(72)によって跳ね上げられた水が表面に付着するような位置に立設されている。このように対向電極(76)を配置することで、上記回転部材(72)によって跳ね上げられた水は、該対向電極(76)の表面上に付着した後、その重力によって下方に流下し、該対向電極(76)の表面に水膜を形成する。
上記対向電極(76)の回転部材(72)と同じ側には、ストリーマ放電を行うための放電電極(77)(放電部)が配置されている。この放電電極(77)によって、上記対向電極(76)の表面上に形成された水膜に対してストリーマ放電を行うことができる。
−実施形態2の効果−
以上より、この実施形態によれば、水タンク(41)内の水の搬送手段(71)として、円盤状の回転部材(72)を設けたため、該回転部材(72)の回転によって該水タンク(41)内の水を跳ね上げ、該跳ね上げられた水を水タンク(41)内に立設された平板状の対向電極(76)に付着させることで、該対向電極(76)の表面上に水膜を形成することができる。そして、該水膜に対して放電電極(77)によって放電を行うことにより、水タンク(41)内の水に対して効率良く放電を行うことができ、該水を効率良く浄化することができる。
しかも、上述のように、水タンク(41)内の水を回転部材(72)によって跳ね上げて放電手段(75)まで搬送することにより、ポンプを用いて搬送する場合に比べて簡単な構成で水の搬送手段を構成することができ、コスト低減及び騒音低減を図れるとともに、装置としての信頼性の向上も図れる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態1では、搬送手段(51)の円錐部(52)の下部に流入孔(52b)を設けるようにしているが、この限りではなく、該円錐部(52)の下部の一部をメッシュ状にして、当該部分から水タンク(41)内の水を円錐部(52)内に浸入させるようにしてもよい。
また、上記実施形態2では、対向電極(76)を平板によって構成しているが、この限りではなく、メッシュ状の部材によって構成してもよい。この場合には、対向電極を挟んで回転部材(72)の反対側に放電電極(77)を設けてもよい。
また、上記実施形態2では、回転部材(72)として断面略円形状の部材を用いているが、この限りではなく、回転によって水を跳ね上げることができる形状であれば、どのような形状であってもよい。
また、上記実施形態1では、対向電極(61)であるメッシュ部材(61)を水平に設置し、上記実施形態2では、対向電極(76)を立設しているが、この限りではなく、上記実施形態1において、メッシュ部材(61)を立設したり、上記実施形態2において、対向電極(76)を水平に設置するなど、円錐部(52)や回転部材(72)によって飛散する水を受け止めるような位置であれば、どの位置に設けても良い。
さらに、上記各実施形態では、加湿運転及び除湿運転を行う調湿装置(10)に適用した場合を示しているが、この限りではなく、図9に示すような加湿専用の加湿装置(80)に適用してもよい。なお、この加湿装置(80)では、上記調湿装置(10)と同様、水の貯留された水タンク(41)に、一部が浸漬するように水車(42)が配置されていて、該水車(42)によって汲み上げられた水を受け取る加湿ロータ(43)が設けられている。そして、上記加湿装置(80)は、この加湿ロータ(43)をヒータ(81)によって加熱して、水を気化させることで、吸込口から吸い込まれた空気を加湿して室内などの空間へ吹き出すように構成されている。
以上説明したように、本発明は、水を貯留するための水タンクを備えていて、該水タンクを利用して空間内の湿度を調整するように構成された調湿装置に特に有用である。
図1は、本発明の実施形態1に係る調湿装置の構成(水タンク及び加湿ロータを引き出した状態)を示す斜視図である。 図2は、調湿装置の内部の概略構成を側方から見た断面図である。 図3は、調湿装置の内部の吸込側の構成を正面から見た断面図である。 図4は、除湿ユニットの構成を示す斜視図である。 図5は、加湿ユニットの構成を示す斜視図である。 図6は、実施形態1に係る水浄化ユニットの概略構成を模式的に示す図である。 図7は、実施形態1の変形例に係る水浄化ユニットの概略構成を模式的に示す図である。 図8は、実施形態2に係る水浄化ユニットの概略構成を模式的に示す図である。 図9は、その他の実施形態に係る加湿装置の概略構成を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
10 調湿装置
30 除湿ユニット(除湿機構)
40 加湿ユニット(加湿機構)
41 水タンク(容器)
50,70 水浄化ユニット
52 円錐部(回転体)
52a 内面
52b 流入孔
56,62,77 放電電極(放電部)
61 メッシュ部材(対向電極)
72 回転部材(回転体)
73 回転軸
76 対向電極
X 軸線

Claims (11)

  1. 容器(41)内に貯留された貯留水によって空間内を加湿する加湿機構(40)を備えた調湿装置であって、
    上記容器(41)内には、放電を行う放電部(56)と、上記貯留水に一部が浸るように配置される回転体(52)と、が設けられていて、
    上記回転体(52)は、回転に伴う遠心力によって上記放電部(56)の放電領域まで上記貯留水を搬送するように構成されていることを特徴とする調湿装置。
  2. 請求項1において、
    上記回転体(52)は、上方に向かうほど径が大きくなる円錐面状の内面(52a)を有していて、その軸線(X)を中心として回転することにより上記貯留水を該内面(52a)に沿って上方へ搬送するように構成されていることを特徴とする調湿装置。
  3. 請求項2において、
    上記回転体(52)は、その下部が上記貯留水に浸るように配置されているとともに、該下部には、該回転体(52)の内部に上記貯留水を導入するための流入孔(52b)が設けられていることを特徴とする調湿装置。
  4. 請求項2または3において、
    上記放電部(56)は、上記回転体(52)の内面(52a)上部に対して放電を行うように構成されていることを特徴とする調湿装置。
  5. 請求項1において、
    上記回転体(72)は、回転軸(73)を中心に回転する断面略円形状の部材からなり、該回転によって上記放電部(77)の放電領域に上記貯留水が飛散するような位置に配置されていることを特徴とする調湿装置。
  6. 請求項2または5において、
    上記容器(41)内には、上記回転体(52,72)の回転によって上記貯留水の飛散する位置に、対向電極(61,76)が配設されていて、
    上記放電部(62,77)は、上記対向電極(61,76)に付着した貯留水に対して放電を行うように構成されていることを特徴とする調湿装置。
  7. 請求項6において、
    上記対向電極(61)は、メッシュ状に形成されていて、
    上記放電部(62)は、上記対向電極(61)を挟んで上記回転体(52)の反対側に配置されていることを特徴とする調湿装置。
  8. 請求項6において、
    上記対向電極(76)は、平板状に形成されていて、
    上記放電部(77)は、上記対向電極(76)に対して上記回転体(72)と同じ側に配置されていることを特徴とする調湿装置。
  9. 請求項8において、
    上記対向電極(76)は、上記回転体(72)の回転によって飛散する上記貯留水を受け止めるように上記容器(41)内に立設されていることを特徴とする調湿装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一つにおいて、
    空間内の除湿を行う除湿機構(30)を備えていて、
    上記除湿機構(30)によって除去した空気中の水分を上記容器(41)内に貯留するように構成されていることを特徴とする調湿装置。
  11. 請求項10において、
    上記除湿機構(30)によって除去されて上記容器(41)内に貯留された水を、上記加湿機構(40)による加湿に利用するように構成されていることを特徴とする調湿装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011092920A (ja) * 2009-09-30 2011-05-12 Daikin Industries Ltd 液処理用放電ユニット、調湿装置、及び給湯器

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