JP2009133480A - 電磁弁及びこれを備える電磁弁ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シャフト402に設けた溝402bにより、コイルスプリング412の内側空間と外側空間とをコイルスプリング412の線材の隙間(線間隙間)をバイパスして連通させる。流体は溝402bを介して内側空間から外側空間に(あるいはその逆向きに)流れるため、コイルスプリング412の線間隙間を通過する流体の流量が減少する。したがって、コイルスプリング412の線間隙間を流体が通過する際の流れの乱れが抑制され、圧力脈動による異音が低減される。
【選択図】図1
Description
本発明の第1実施形態について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る電磁弁がアクチュエータのハウジングに組み付けられた状態を示す断面図、図2は図1のシャフト402のA矢視図である。
本発明の第2実施形態について説明する。図3は本発明の第2実施形態に係る電磁弁の要部の断面図である。第1実施形態では、バイパス流路としての溝402bをシャフト402に設けたが、本実施形態は、バイパス流路としての凹部をシート403に設けたものである。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本発明の第3実施形態について説明する。図5は本発明の第3実施形態に係る電磁弁の要部の断面図、図6は図5のシャフト402のB矢視図である。本実施形態は、溝402bの構成が第1実施形態と異なっている。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本発明の第4実施形態について説明する。図7は本発明の第4実施形態に係る電磁弁の要部の断面図、図8は図7のシャフト402のC矢視図である。第1実施形態では、バイパス流路としてシャフト402に溝402bを設けたが、本実施形態は、シャフト402に設けた孔をバイパス流路としている。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
上記各実施形態では、シャフト402に球状の主弁体404を溶接したが、シャフト402の先端を球面にして、その先端球面部を主弁体としてもよい。なお、このシャフト402の先端を球面にして主弁体とする場合には、この主弁体を含むシャフト402を樹脂製の一体成型品としてもよい。
Claims (11)
- 弁体(404)が弁座(403b)に接離することにより、流体が流れる第1流路(403a)と第2流路(401d)との間を開閉する電磁弁であって、
通電時に磁界を形成するコイル(413)と、
前記コイル(413)への通電により発生する電磁力により駆動されるプランジャ(411)と、
前記弁体(404)を有すると共に前記プランジャ(411)の移動に伴って往復動するシャフト(402)と、
前記弁座(403b)および前記第1流路(403a)を有するシート(403)と、
前記シャフト(402)と前記シート(403)とに挟持されて前記シャフト(402)を付勢するコイルスプリング(412)とを備え、
前記第1流路(403a)は前記コイルスプリング(412)の内側に位置する内側空間に連通され、
前記第2流路(401d)は前記コイルスプリング(412)の外側に位置する外側空間に連通され、
前記シャフト(402)および前記シート(403)のうち少なくとも一方に、前記内側空間と前記外側空間とを前記コイルスプリング(412)の線材の隙間をバイパスして連通させるバイパス流路(402b、402c、403g)が形成されていることを特徴とする電磁弁。 - 前記バイパス流路(402b)は、前記シャフト(402)の外周面に形成された溝であることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
- 前記シャフト(402)の外周には、前記コイルスプリング(412)の一端を受けるシャフト部ばね受け面(402a)が形成され、
前記シャフト(402)に形成された溝(402b)は、前記シャフト(402)の一端側から前記シャフト部ばね受け面(402a)を貫通して前記シャフト(402)の他端側まで延びていることを特徴とする請求項2に記載の電磁弁。 - 前記シャフト(402)は、その一端に前記弁体(404)が配置されるとともに、その他端が前記プランジャ(411)に当接する構成であり、
前記溝(402b)は、前記シャフト(402)の他端まで貫通することを特徴とする請求項3に記載の電磁弁。 - 前記シャフト(402)は、その一端側に前記弁体(404)が配置されるとともに、その他端側に前記プランジャ(411)が配置される構成であり、
前記溝(402b)は、その前記他端側の端部が前記シャフト部ばね受け面(402a)と前記シャフト(402)の他端側端部との間の中途に位置する非貫通溝であることを特徴とする請求項3に記載の電磁弁。 - 前記バイパス流路(402c)は、前記シャフト(402)に形成されて、前記シャフト(402)において前記外側空間に面する外周面と前記内側空間に面する外周面とを連通させる孔であることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
- 前記シート(403)は、前記コイルスプリング(412)の他端を受けるシート部ばね受け面(403f)を備え、
前記バイパス流路(403g)は、前記シート部ばね受け面(403f)に形成された凹部であることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。 - 前記バイパス流路(402b、402c、403g)は、複数個形成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の電磁弁。
- 前記バイパス流路(402b、402c、403g)は、前記シャフト(402)の周方向に沿って均等に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の電磁弁。
- 前記弁体(404)は、電磁力により前記プランジャ(411)を介して閉弁向きに付勢されるとともに、前記コイルスプリング(412)により開弁向きに付勢されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の電磁弁。
- 請求項1ないし10のいずれか1つに記載の電磁弁と、
前記第1流路(403a)側の圧力と前記第2流路(401d)側の圧力との差がリニアに制御されるように前記コイル(413)への通電を制御する制御手段(5)とを備えることを特徴とする電磁弁ユニット。
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2008
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US9758142B2 (en) | 2014-06-13 | 2017-09-12 | Mando Corporation | Hydraulic brake system |
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