JP2009133092A - パイプライン搬送システムおよびパイプライン搬送方法 - Google Patents

パイプライン搬送システムおよびパイプライン搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 浚渫された土砂のパイプライン搬送システムであって、所定の含泥率に調整されたスラリーを安定的、連続的に効率よくパイプライン搬送する。
【解決手段】 パイプラインPLの上流側にあって土砂を収容するホッパーHと、ホッパーHから排出土砂を定量搬送する定量搬送フィーダーFと、水没されている導水口18から流入する水と定量搬送フィーダーFからの土砂とを所定の含泥率をもって混合し、攪拌してスラリーを生成する攪拌水槽Cと、そこから排出される所定含泥率のスラリーを吸込、搬送するパイプラインPLとよりなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、土砂、たとえば湖沼などで浚渫された水底の土砂を、水と所定の含泥率をもって混合したスラリーを連続的、安定的にパイプライン搬送するようにした、パイプライン搬送システムおよびパイプライン搬送方法に関する。
一般に、湖沼などで浚渫された水底の土砂は、土運船に積み込んで搬送し、一旦、陸地に仮置きして水切りした後、バックホウなどの荷役機械でダンプカーに積載して陸送するようにしている。この陸送手段は、複数台のダンプカーを必要とするばかりでなく間欠搬送であるため搬送能率が悪く、また、ダンプカーの運行中に粉塵を巻き上げたり、振動、騒音を引き起こすため、周辺環境に与える影響を無視できないという問題がある。
そこで、近年、前記陸送手段に代って、搬送路に沿ってパイプラインを敷設し、土砂をパイプラインによって連続的にパイプ搬送する、所謂パイプライン搬送手段が提案されている。このパイプライン搬送手段は、粉塵や振動、騒音などの発生がほとんどないため周辺環境に与える影響は軽微であるという利点があり、またパイプラインのパイプ材料として高密度ポリエチレン製パイプなどの耐摩耗性、耐久性に優れたものを使用することでライフサイクルコストを低減できる利点があり、さらに後記特許文献1に開示されるように、パイプライン搬送にサイホン作用を適用すれば搬送動力を低減することができ、パイプライン搬送手段の適用範囲を一層広くすることができるという利点がある。
特開2006−241790号公報
ところで、パイプライン搬送手段により土砂を搬送するには、たとえば、特許文献1に開示されるように、浚渫された土砂は、搬送し易いように、水と混合してスラリー(泥水)にする必要があり、その際に含泥率(スラリー混合物に対する土砂の容積比率)は10%程度に設定するのが望ましく、それよりも大きな含泥率になると、パイプ内に土砂が詰まり、搬送能率が低下し、延いては搬送困難になるなどのトラブルが発生し易くなり、またそれよりも小さい含泥率になると、土砂の搬送能率が低下して不経済になるという問題があり、したがって、このパイプライン搬送手段では含泥率を調整することは、きわめて重要な技術的な課題である。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、含泥率を容易に調整することができ、土砂を連続的、安定的に能率よく搬送できるようにした、新規なパイプライン搬送システムおよびパイプライン搬送方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、土砂と水とを攪拌混合したスラリーを、搬送路に沿って敷設したパイプラインにより搬送するようにしたパイプライン搬送システムにおいて、
パイプラインの上流側に配設されて、土砂を収容するホッパーと、このホッパーの排出口に配設されて、該ホッパーからの排出土砂を定量搬送する定量搬送フィーダーと、主体部が水没されていて水中に開口する導水口を備え、この導水口から流入する水と、前記定量搬送フィーダーから投入される土砂とを攪拌混合して所定の含泥率のスラリーを生成する攪拌水槽と、該攪拌水槽の出口に接続されており、そこから排出される所定含泥率のスラリーを吸込、搬送するパイプラインとを備えていることを特徴としている。
上記目的達成のため、請求項2の発明は、前記請求項1のものにおいて、前記ホッパーの投入口には、ゴミ除去用のスクリーンが設けられていることを特徴としている。
上記目的達成のため、請求項3の発明は、前記請求項1または2のものにおいて、前記定量搬送フィーダは、上面開放のケーシングと、このケーシング内に配設されるスクリューコンベアと、このスクリューコンベアを回転駆動するモータとを備え、土砂を連続的に定量搬送するようにされていることを特徴としている。
上記目的達成のため、請求項4の発明は、前記請求項1,2または3のものにおいて、前記主体部分が水没される攪拌水槽は、その上部に水中に没する導水口が、その下部に出口が開口されると共にその内部に円筒状の攪拌室が形成され、前記導水口には、攪拌室の円筒状側面の接線方向に向かう導水管が設けられ、この導水管の入口は水中に開口され、またその出口は攪拌室に、その円筒状内周面に沿って開口されていることを特徴としている。
上記目的達成のため、請求項5の発明は、請求項1〜4の何れかに記載のパイプライン搬送システムを用いたパイプライン搬送方法であって、
土砂を前記ホッパー内に投下収容し、このホッパーから排出される排出土砂を前記定量搬送フィーダーにより連続的に定量搬送して、このフィーダーから搬出土砂を前記攪拌水槽内に投下し、攪拌水槽内では、その投下土砂と、その内部を常時旋回して流れる水とを混合、攪拌し、所定の含泥率に調整されたスラリーを、攪拌水槽の出口に接続される接続されるパイプラインに導いて吸込、搬送することを特徴としている。
請求項1の発明によれば、土砂と水とを攪拌混合したスラリーを、搬送路に沿って敷設したパイプラインで搬送するようにしたパイプライン搬送システムにおいて、スラリー混合物に対する土砂の容積比率、すなわち含泥率を所望の値に容易に調整して、そのスラリーを安定的、連続的に効率よく搬送することができる。
また、請求項2の発明によれば、土砂をホッパーに投入する前に、予め土砂中に混入する粗大ゴミを自動的に除去することができ、粗大ごみを除去する手間が省くことができ、また土砂の円滑な連続搬送が保障される。
さらに、請求項3の発明によれば、土砂の定量搬送を安定的、連続的に能率よく行なうことができる。
さらに、請求項4の発明によれば、土砂と水とを攪拌混合して所定含泥率のスラリーを、安定的、連続的に生成することができ、該スラリーのパイプ搬送を円滑、的確に行なうことができる。
さらに、請求項5の発明によれば、土砂と水とを攪拌混合したスラリーを、搬送路に沿って敷設したパイプラインで搬送するようにしたパイプライン搬送方法において、スラリーを所定の含泥率に容易に調整して、そのスラリーを安定的、連続的に効率よくパイプライン搬送することができる。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
添付図面において、図1は、パイプライン搬送システムの全体側面図、図2は、図1の2矢視図、図3は、図2の3−3線に沿う拡大断面図、図4は、ホッパの斜視図、図5は、図2の5−5線に沿う拡大断面図、図6は、攪拌水槽の斜視図、図7は、図5の7−7線に沿う断面図である。
本発明にかかるパイプライン搬送システムは、山岳地域において河川の水が流れ込む湖沼などで行なわれた浚渫作業により浚渫された土砂を水と混合して湖沼などからそれよりも下流の河川、海などの最終放流位置まで搬送するのに用いられる。
そして、このパイプライン搬送システムは、以下に詳述する、ホッパH、定量搬送フィーダF、攪拌水槽CおよびパイプラインPLを備えている。
図1,2において、湖沼の浚渫区域に近い水面上に作業台船S(非自航船であって、図示しない繋留索条により繋留)が停泊する。作業台船Sには、前記ホッパH、定量搬送フィーダFおよび攪拌水槽Cが装備され、さらに荷役機械としてのバックホウBHが搭載されている。
作業台船Sの両舷には、土運船が横付けされる。土運船に積み込まれた浚渫土砂は、バックホウBHにより後述するホッパHに投下される。
ホッパHは、作業台船Sの中央部に搭載されている。このホッパHの構造を図3,4を参照して説明する。
ホッパHのホッパ本体1は、角筒状の上半部1Uと漏斗状の下半部1Dとを備え、その上半部1Uの上面に上下方向に傾斜する投入口2が設けられ、また下半部の下端に排出口3が設けられる。前記投入口2には、ゴミ除去スクリーン4が設けられる。このゴミ除去スクリーン4は、四角な枠体5に隙間あけて平行に配列される複数本のスクリーン棒6…を固着して構成されている。図3,4に示すように、ホッパHの投入口2に投入された土砂中に含まれる、ゴミ除去スクリーン4を通過できない石や木材などの粗大ゴミは、分別、除去されて該スクリーン4の傾斜面に沿って重力により自動的にホッパHの外に落下集積される。
なお、この実施例では、バックホウBHにより、ホッパH内に土砂を投入するようにしているが、ダンプカー、ベルトコンベアなどの他の搬送手段によりホッパH内に土砂を投入するようにしてもよい。
図1,2に示すように、作業台船Sには、前記ホッパH内に収容された土砂を定量搬送するための定量搬送フィーダFが搭載されている。この定量搬送フィーダFは、この実施例ではスクリューフィーダにより構成されている。このスクリューフィーダは、作業台船Sを前後方向に延びており、上面を開放した樋状のケーシング8と、このケーシング8内を縦走して、ケーシング8の両端部に回転自在に支持されるするスクリューコンベア9と、このスクリューコンベア9を回転駆動するギヤドモータ10とを備えており、搬入口11から搬出口12に向かって上向きに傾斜して配置される。図3に示すように、このスクリューフィーダFの搬入口11は、前記ホッパHの排出口3の真下にあって、ホッパHからの土砂を受け入れるようにされており、また、図5に示すように、スクリューフィーダFの搬出口12は、後述する攪拌水槽Cの流入口16の真上に位置している。したがって、スクリューフィーダFの駆動によれば、ホッパH内の収容土砂は、そのスクリューフィーダFに導入されて、該スクリューフィーダFにより連続的に定量搬送され、攪拌水槽Cへと導かれる。そして、土砂の搬送量は、ギヤドモータ10の回転制御により調整される。
なお、この実施例では、定量搬送フィーダとしてスクリューフィーダFが採用されるが、これに代えて他の従来公知の定量搬送フィーダ、たとえばベルトコンベアを用いてもよい。
図1,2に示すように、前記攪拌水槽Cは作業台船Sの前部に懸吊支持されている。この攪拌水槽Cの水槽本体15は上面開放の中空円筒状をなす上半部15Uと、漏斗状の下半部15Dとよりなり、その上面に流入口16が、その下部に出口17が設けられる。図5に示すように攪拌水槽Cの水槽本体15の主体部分は、湖沼の水面下に水没されている。図5〜7に示すように、水槽本体15の上半部には、円筒状の攪拌室20が形成され、この攪拌室20の円筒状側面には、周方向に略等間隔を存して複数の導水口18,18が水平方向に開口され、これらの導水口18,18には、円筒状側面の接線方向に指向する導水管19,19がそれぞれ固着されており、これらの導水管19,19の入口は、互いに逆向きで外部に開口され、それらの出口は互いに逆向きで攪拌水槽C内の内周面に沿って開口されている。
なお、この実施例では、導水管19、19の入口は、攪拌室20の円筒状側面に沿って形成される導水口18,18に一致させてあるが、その円筒状側面より外方に突出させてもよい。
そして複数の導水管19,19は、湖沼の水面下に水没している。したがって、攪拌水槽C内には、常時水が一対の導水管19,19を通して流入し、その流入水は、図5,6矢印に示すように、攪拌水槽C内を円筒状内側面に沿って旋回流となって流動したのち出口17より排出される。
図1,2に示すように、攪拌水槽Cの出口17には、攪拌水槽C内に吸込力を発生させるサイフォン管21の吸込口が連通接続される。サイフォン管21は、パイプラインPLの一部を構成して、湖沼上に停泊するサイフォン台船Bに設けられており、サイフォン台船Bに俯仰可能に支持される可動の上流側サイフォン管21Uと、この上流側サイフォン管21Uの下流端に接続される下流側サイフォン21Dとより構成される。下流側サイフォン管21Dは、サイフォン台船Bより湖沼の下流側へと延長され、湖沼の堰Dを乗り越えて長く延び、湖沼よりも低位置に設けた受水槽Vに接続されている。そして、このサイフォン管21は、攪拌水槽Cで所定の含泥率にて混合された、土砂と水とのスラリー(泥水)をサイフォン作用により吸い込んで受水槽Vまで吸引させることができる。サイフォン台船Bには、上流側サイフォン管21Uと下流側サイフォン21Dとの間に、バイパス路22を介して吸水ポンプ23が設けられ、この吸水ポンプ23に呼水機能を発揮させてサイフォン管21にサイフォン作用を開始させるようにしている。サイフォン管21の途中には、その管を随時に遮断してサイフォン作用を一時的に中断させる開閉弁24,25と、その管21内に空気を混入させてサイフォン作用による吸込力の調整を行なうための混気手段(図示せず)とが設けられる。
なお、サイフォン台船Bは、従来公知のものであるので、その詳細な説明を省略する。
また、前記実施例では、攪拌水槽C内を旋回するスラリーへの吸込力の付与は、サイフォン管21によるサイフォン作用に依存しているが、これに代えて、パイプラインPLに吸込ポンプを設け、これにより攪拌水槽C内を旋回するスラリーに吸込力を付与するようにしてもよい。
受水槽Vはサイフォン管21からサイフォン作用で流下してきたスラリーを一時的に貯留して下流側に放流可能としたものであり、受水槽本体27は、櫓28を介して地面上に設置されており、その上面が開放され、その上部に流入口29が、その漏斗状下部に排出口30が開口されている。受水槽Vには、必要に応じてその流入口29および排出口30に開閉弁を設けてもよい。
受水槽Vの排出口30には、パイプラインPLの他の一部を構成する搬送パイプ32の上流端が接続される。この搬送パイプ32は、湖沼下の搬送経路に沿うように配設されており、その搬送パイプ32内を流れるスラリーは、その自重により自然落下される。
搬送パイプ32の下流端は、沈砂池Rに臨んでいる。この沈砂池Rは、地上に設置されていて、搬送パイプ32を経て流下してきた、土砂と水との混合物、すなわちスラリーを受け入れ、そのスラリー中の土砂を沈殿させる複数の沈殿槽33,34,35を備えており、これらの沈澱槽33,34,35に順次に収容されるスラリー中の上澄み水を順次にオーバーフローさせて、その上澄み水を最終的な放流場所である、川、海などに放流する。
なお、前記沈砂池Rは、従来公知のものであり、その詳細な説明を省略する。
つぎに、この実施例の作用について説明する。
(1) 土運船でなどで運搬されてきた浚渫土砂をバックホウBHでホッパH内に投入する。このとき、ホッパHの投入口2に設けたゴミ除去スクリーン4により石や木材などの粗大ゴミは除去されて自動的にホッパHの外に集積される。これにより、粗大ゴミを除去する手間が省けて、土砂のホッパHへの連続供給が損なわれることがない。
(2) ホッパH内の収容土砂は、その排出口3よりスクリューフィーダFの搬入口11に搬入される。スクリューフィーダFの駆動により、そこに搬入された土砂は連続的に定量搬送されて攪拌水槽Cに投入される。
(3) 攪拌水槽Cは、その導水口18,18が水没しているため、攪拌水槽C内には湖沼の水が導水管19,19を通して常時流入し、その際に導水管19,19は、攪拌水槽Cの内側面を接線方向に指向されているので、導入水は攪拌水槽C内を旋回流となって連続的に流れる。そして、攪拌水槽C内では、定量の投入土砂と、連続して旋回する流入水とが攪拌混合されてスラリーとなり、このスラリーは、サイフォン官21の吸込力で攪拌水槽C内を連続的に流れて、その出口17よりパイプラインPL、すなわちサイフォン管21に吸い込まれてパイプ搬送される。ところで、スクリューフィーダFの回転制御により、攪拌水槽Cへ連続的の定量供給される土砂量を調整することにより、攪拌水槽C内を旋回して流れるスラリーの土砂と水との混合割合、すなわち含泥率を10%程度に設定することが可能になり、これにより、パイプラインPLのパイプ内に土砂が詰まるなどのトラブルを発生すること無く、土砂を能率よく、連続搬送することができる。
(4) 攪拌水槽Cの出口17より吐出されるスラリーは、上流側パイプラインPLであるサイフォン管21に吸い込まれ、一旦受水槽Vに貯留されたのち、下流側パイプラインPLである搬送パイプ32へと流れ、その搬送パイプ32内を重力により自然流下する。
なお、受水槽Vの流入口29および流出口30に開閉弁を設ければ、それらの開閉弁の開度調節により、受水槽Vへの泥水の流入量、流出量の調整が可能になる。
(5) 受水槽Vより放出されたスラリーは、パイプラインPLを構成する搬送パイプ32内を自然流下して沈砂池Rに流れ込み、ここでスラリー中の土砂を段階的に沈澱除去させたのち、沈砂池Rからオーバーフローする上澄み水が最終的な放流場所である、川、海に放流される。
以上のように、この実施例によれば、浚渫された土砂を、所定の含泥率に調整されたスラリーとしてパイプラインにより安定的、連続的に効率よく、最終的な放流場所まで搬送することができる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
たとえば、前記実施例では、本発明を、浚渫された土砂のパイプライン搬送に実施した場合を説明したが、他の土砂、たとえば山間地帯で集められた土砂のパイプライン搬送にも実施することができる。
パイプライン搬送システムの全体側面図 図1の2矢視図 図2の3−3線に沿う拡大断面図 ホッパの斜視図 図2の5−5線に沿う拡大断面図 攪拌水槽の斜視図 図5の7−7線に沿う断面図
符号の説明
2・・・投入口
3・・・排出口
4・・・ゴミ除去スクリーン
8・・・ケーシング
9・・・スクリューコンベア
10・・・モータ(ギヤドモータ)
17・・・出口
18・・・導水口
20・・・攪拌室
12・・・給水管
H・・・ホッパ
F・・・定量搬送フィーダ(スクリューフィーダ)
C・・・攪拌水槽
PL・・・パイプライン

Claims (5)

  1. 土砂と水とを攪拌混合したスラリーを、搬送路に沿って敷設したパイプラインにより搬送するようにしたパイプライン搬送システムにおいて、
    パイプライン(PL)の上流側に配設されて、土砂を収容するホッパー(H)と、
    このホッパー(H)の排出口(3)に配設されて、該ホッパー(H)からの排出土砂を定量搬送する定量搬送フィーダー(F)と、
    主体部が水没されていて水中に開口する導水口(18)を備え、この導水口(18)から流入する水と、前記定量搬送フィーダー(F)から投入される土砂とを攪拌混合して所定の含泥率のスラリーを生成する攪拌水槽(C)と、
    該攪拌水槽(C)の出口(17)に接続されており、そこから排出される所定含泥率のスラリーを吸込、搬送するパイプライン(PL)と、
    を備えていることを特徴とする、パイプライン搬送システム。
  2. 前記ホッパー(H)の投入口(2)には、ゴミ除去用のスクリーン(4)が設けられていることを特徴とする、前記請求項1記載のパイプライン搬送システム。
  3. 前記定量搬送フィーダ(F)は、上面開放のケーシング(8)と、このケーシング(8)内に配設されるスクリューコンベア(9)と、このスクリューコンベア(9)を回転駆動するモータ(10)とを備え、土砂を連続的に定量搬送するようにされていることを特徴とする、前記請求項1または2記載のパイプライン搬送システム。
  4. 前記主体部分が水没される攪拌水槽(C)は、その上部に水中に没する導水口(18)が、その下部に出口(17)が開口されると共にその内部に円筒状の攪拌室(20)が形成され、前記導水口(18)には、攪拌室(20)の円筒状側面の接線方向に向かう導水管(19)が設けられ、この導水管(19)の入口は水中に開口され、またその出口は攪拌室(20)に、その円筒状内周面に沿って開口されていることを特徴とする、前記請求項1,2または3記載のパイプライン搬送システム。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のパイプライン搬送システムを用いたパイプライン搬送方法であって、
    土砂を前記ホッパー(H)内に投下収容し、このホッパー(H)から排出される排出土砂を前記定量搬送フィーダー(F)により連続的に定量搬送して、このフィーダー(F)からの搬出土砂を前記攪拌水槽(C)内に投下し、攪拌水槽(C)内では、その投下土砂と、その内部を常時旋回して流れる水とを混合、攪拌し、所定の含泥率に調整されたスラリーを、攪拌水槽(C)の出口(17)に接続されるパイプライン(PL)に導いて吸込、搬送するパイプライン搬送方法。
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