JP2009131455A - 遊技機の施錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機側方から解錠する不正行為を未然に防止可能な施錠装置を提供する。
【解決手段】第1枠部材2に揺動開閉可能に支持され施錠装置により閉鎖施錠される第2枠部材5を備えた遊技機において、後方に延びる側板部及び側板部と繋がって左右方向に延びる受け部103を有して第2枠部材の背面側に突設された受け金具100と、前後に延びるアーム部62及び鉤状のフック部63を有してフック部63が受け部103とかみ合い係合した施錠位置に付勢保持されるフック部材60と、鍵を用いた解錠操作に応じてフック部材60を受け金具100から離隔させ第2枠部材5を開放可能とする解錠機構とを備え、受け金具100に閉鎖姿勢においてフック部材60の外側に位置しアーム部62に沿って後方に延びるアーム保護壁104を形成して施錠装置を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1枠部材の前方に揺動開閉可能に支持され常には閉鎖施錠される第2枠部材を備え、第1枠部材及び第2枠部材が設置枠台から前方に張り出した状態で遊技に供される遊技機の施錠装置に関する。
上記のような第1、第2の枠部材及び施錠装置を備えた遊技機として、パチンコ機やアレンジボール機、スロットマシンなどの遊技機がある。パチンコ機では、遊技施設の設置枠台(「遊技島」ないし「島」と称される)に固定されて固定保持枠をなす外枠に、遊技盤を収容保持する前枠が互いの左側部に設けられた前枠ヒンジ機構を利用して外枠前方に横開き開閉可能に支持され、前枠の前面上部に遊技盤を透視させるガラス枠(「ガラス扉」とも称される)が互いの左側部に設けられたガラス枠ヒンジ機構を利用して前枠前方に横開き開閉可能に支持される。
前枠と外枠とは、互いの右側部に設けられたダブル錠と称される施錠装置を用いて相互に係合連結された閉止状態に保持され、ガラス枠は上記ダブル錠を用いて前枠の前面を覆う閉止状態に保持されて遊技に供される。このダブル錠と称される施錠装置は、遊技機前方から所定の鍵を用いて解錠操作を行った場合に前枠またはガラス枠を開放できるように構成されており、遊技施設の係員が鍵を鍵穴に差し込んで一方に回動させると前枠と外枠とを係合連結していたフック部材が受け金具から離隔して前枠が解錠され、他方に回動させるとガラス枠と前枠とを係合連結していたフック部材が受け金具から離隔してガラス枠が解錠されるようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−159711号公報
このように、遊技機では前枠やガラス枠を開放する際に、施錠装置に合致した鍵が必要であり、遊技者が自由に開閉できないようになっている。ところが、ガラス枠または前枠を開放して不正行為を行おうとする者が、熱可塑性の樹脂材料により成型されたガラス枠や前枠に、はんだごてやヒートカッタ、ドリル等を用いて孔をあけ、解錠操作に応じて操作力をフック部材に伝達する杆部材を棒状の工具等により昇降させてフック部材を解錠方向に移動させ、ガラス枠等を開く手荒な不正行為が行われるようになっている。特に、近年では、遊技機正面から発見しにくい枠部材の側面、すなわち、設置枠台から前方に突出して配設される部分に側方から孔をあけ、棒状の工具等を挿入してフック部材を解錠方向に移動させる不正行為が見られるようになっており、このような不正行為による被害を防止することが喫緊の課題となっていた。
本発明は、このような課題に鑑みて成されたものであり、簡明且つ低廉な構成で、遊技機側方から解錠するような不正行為を未然に防止可能な遊技機の施錠装置を提供することを目的とする。
上記目的達成のため、本発明は、第1枠部材(例えば、実施形態における前枠2)と、第1枠部材の一方の側部に前方に揺動開閉可能に支持されるとともに、他方の側部に設けられた施錠装置により第1枠部材の前方に閉鎖施錠される第2枠部材(例えば、実施形態におけるガラス枠5)とを備え、遊技施設の設置枠台に取り付けられた状態で第1枠部材及び第2枠部材が設置枠台から前方に張り出して配設され遊技に供される遊技機(例えば、実施形態におけるパチンコ機PM)に関する。そのうで、この遊技機の施錠装置は、後方に延びる側板部及び側板部と繋がって左右方向に延びる受け部を有し第2枠部材の背面側に後方に突出して設けられた受け金具(例えば、実施形態における第2受け金具100,200,300)と、前後に延びるアーム部及びアーム部の前端に設けられた鉤状のフック部を有して第1枠部材に上下方向に変位可能に設けられ第2枠部材を第1枠部材に閉止した閉鎖姿勢において第1枠部材から前方に突出するフック部が受け部とかみ合い係合した施錠位置に付勢保持されるフック部材(例えば、実施形態における第2フック部材60)と、鍵を用いた解錠操作に応じて施錠位置にあるフック部材を受け金具から離隔させ第2枠部材を開放可能とする解錠機構(例えば、実施形態におけるカム盤を備えた錠45)とからなり、受け金具に、閉鎖姿勢においてフック部材よりも他方の側部側(例えば、実施形態における正面視右側)に位置し、アーム部に沿って受け部よりも後方に延びるアーム保護壁(例えば、実施形態におけるアーム保護壁104、保護壁202,302)を形成して構成される。アーム保護壁はアーム部の側方を覆うように形成することが好ましい。
本発明において、前記第2枠部材の背面側に、閉鎖姿勢においてフック部材よりも他方の側部側に位置し、フック部に沿って後方に延びるフック保護壁を形成することが好ましく、このフック保護壁はフック部の側方を覆うように形成することが好ましい。
また、上記アーム保護壁及びフック保護壁を、受け金具に一体に形成することが好ましい。
本発明の施錠装置では、第2枠部材を第1枠部材に閉止した閉鎖姿勢において、フック部材よりも他方の側部側(すなわち外側)に位置し、アーム部に沿って受け部よりも後方に延びるアーム保護壁が受け金具に形成されている。このため、アーム部の外側に位置する第1枠部材または第2枠部材に側方から孔をあけて工具等を挿入しても、アーム保護壁に阻害されてアーム部を上方または下方の解錠方向に移動させることができない。従って、このような不正行為を未然に防止可能な施錠装置を提供することができる。また、アーム保護壁を受け金具に形成する構成により、例えば受け部の先端側を後方に曲折した簡明且つ低廉な構成で上記効果を発揮させることができる。また、アーム保護壁がアーム部の側方を覆って形成されるような構成によれば、挿入した工具等がアーム保護壁にぶつかってアーム部に触れることができず、不正行為防止効果を高めることができる。
本発明において、前記第2枠部材の背面側に、閉鎖姿勢においてフック部材よりも外側に位置し、フック部に沿って後方に延びるフック保護壁を形成した構成によれば、フック部の外側に位置する第1枠部材または第2枠部材に側方から孔をあけて工具等を挿入しても、フック保護壁に阻害されてフック部を上方または下方の解錠方向に移動させることができない。従って、不正行為に対する効力をより高めた施錠装置を提供することができる。また、フック保護壁がフック部の側方を覆って形成されるような構成によれば、挿入した工具等がフック保護壁にぶつかってフック部に触れることができず、不正行為防止効果をさらに高めることができる。
なお、アーム保護壁及びフック保護壁を、受け金具に一体に形成した構成によれば、受け金具のみを変更する極めて簡明且つ低廉な構成で、不正行為防止効果が高い施錠装置を提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。本発明に係る施錠装置を適用した遊技機の一例として、図2〜図4の各図に、それぞれパチンコ機PMの正面図、右側面図、及び背面図を示しており、まずこれらの各図を参照してパチンコ機PMの概要構成について説明する。
パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成された開閉搭載用の前枠2が互いの正面左側に配設されたヒンジ機構3a,3bに支持されて前方に横開き開閉及び着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置4を利用して外枠1と係合された閉鎖状態に保持される。
前枠2の前面側上部には、前枠2の前面域に合わせた方形状で中央部に複層ガラスが装着されたガラス枠5が正面左側に設けられたヒンジ機構7a,7bにより前方に横開き開閉および着脱が可能に支持され、正面右側に設けられた施錠装置4により前枠2の前面を覆う閉鎖状態に保持される。ガラス枠5の背後には遊技盤10を立設姿勢で収容する収容枠が前枠2と一体に成型されており、この収容枠に遊技盤10が着脱可能に収容保持され、常には閉鎖保持されるガラス枠5の複層ガラスを通して前面の遊技領域を臨ませている。
図2では遊技盤10の記載を省略するが、遊技盤10の前面には上下のレール飾りに囲まれて略円形の遊技領域が区画形成され、この遊技領域に多数本の遊技釘とともに風車や各種入賞具、遊技の進行状況に応じて所定の画像が表示される画像表示装置などの遊技構成部品が取り付けられ、遊技領域の下端部に入賞具に入賞せずに落下した遊技球を遊技盤10の裏面側に排出させるアウト口が設けられている。
前枠2の下部領域には、球皿ユニット6が正面左側に設けられたヒンジ機構7b,7cにより前方に横開き開閉および着脱が可能に支持されるとともに、正面右側に設けられた球皿施錠装置を利用して前枠2の前面を覆う閉鎖状態に保持される。球皿ユニット6に覆われた前枠2の下部領域には遊技補助盤と称される補助機構部が形成されており、この遊技補助盤に、遊技領域に遊技球を発射する遊技球発射装置やファール玉回収通路などが設けられている。前枠2の前面下部には、遊技球の発射操作を行う発射ハンドル8が取り付けられている。
前枠2の裏側に、裏セット盤20が着脱可能に取り付けられている。裏セット盤20には遊技球を貯留する球貯留タンク21、球貯留タンクの下側にゆるい傾斜姿勢で取り付けられたタンクレール22、タンクレール22により前後各1列の整列状態で導かれた遊技球を遊技盤10における入賞状態に基づいて払い出す球払出装置23、球払出装置23から払い出された遊技球を球皿ユニット6の球皿に導く払出通路などの賞球機構が設けられるとともに、裏面側に電源基板31や払出制御基板32、主制御基板33、画像制御基板35などの各種回路基板が取り付けられ、これらの回路基板とパチンコ機各部の電気・電子部品がワイヤーハーネスで接続されて遊技可能に構成される。
パチンコ機PMは、図3に遊技施設の設置枠台(遊技島)に固定された状態を二点鎖線で略示するように、外枠1が設置枠台BFの枠内に収容された状態で固定設置され、前枠2の外周縁部から、ガラス枠5、球皿ユニット6などが設置枠台BFから前方に張り出して配設される。そして、ガラス枠5や球皿ユニット6等が閉鎖施錠された状態で遊技に供される。
以上のように概要構成されるパチンコ機にあって、施錠装置4は、ダブル錠と称される施錠装置であり、パチンコ機PMの前面側に露出する鍵穴に合致する鍵を差し込んで、一方向、例えば、本実施形態に示す施錠装置では、鍵を時計廻りに回動させると、前枠2と外枠1の係合連結が解除されて前枠2を前方に開放可能になり、鍵を反対方向の反時計廻りに回動させると、ガラス枠5と前枠2との係合連結が解除されてガラス枠5が前枠2の前方に開放されるようになっている。
この施錠装置4をパチンコ機PMの正面方向から見たときの正面図を図5に示し、左側方から見た側面図を図6、右側方から見た側面図を図7に示す。
施錠装置4は、前枠2の正面視における右側部裏面側に固定されたベースフレーム40と、後方に突出する上向き鉤状のフック部を有しベースフレーム40に上下に揺動可能に枢結された上下一対の第1フック部材50、前方に突出する下向き鉤状のフック部を有しベースフレーム40に上下に揺動可能に枢結された上下一対の第2フック部材60、ベースフレーム40から前方に突出し図2に示すように前枠2の前面下部に鍵穴部45aが露出配設される錠45、ベースフレーム40に上下方向に昇降移動可能に支持されて錠45に対する解錠操作に応じた操作力を第1フック部材50または第2フック部材60に伝達する昇降作動杆70などから構成される。
ベースフレーム40は、平断面視クランク状に曲折されて前後方向の幅が狭く上下に細長い杆状をなし、前方壁面41に施錠装置4を前枠2に取り付けるための位置決め穴やネジ挿通孔が形成され、側方のベース壁42に各フック部材や昇降杆等の施錠装置構成部材を支持固定するリベット孔や切り起こし構造などが形成される。ベースフレーム40は、例えば、板厚1.6mm程度の鋼板を打ち抜き及びプレス成形し、所要の表面処理を施して図示形状に形成される。前方壁面41に形成された位置決め穴を前枠背面に突設された位置決めボスに嵌合させて、ネジ等の図示せぬ固定手段により固定される。ベースフレーム40の下端部には、外枠1の下部内側に設けられた支持台座1b(図12を参照)に乗り上げ支持されるスライドブロック47が固定配設されており、外枠1に対して前枠2を閉鎖したときに前枠が水平な基準姿勢で保持されるようになっている。
第1フック部材50は、施錠装置上部の正面図及び左側面図を図8及び図9に示すように、ボディ部51とこのボディ部51から後方に延びる第1アーム部52、第1アーム部52の後端側に形成された上向き鉤状の第1フック部53、ボディ部前端側の一部が左方(図6及び図9における紙面前方)に曲げ起こされて形成された従動係合片54などから構成される。第1フック部材50は、ボディ部51の中央が枢結ピン55によりベース壁42に枢結されて後方の第1フック部53および前方の従動係合片54が上下に揺動自在に配設され、枢結ピン55を軸としてベース壁42とボディ部51との間に掛け渡された捩りバネ(不図示)の付勢力により、常には第1アーム部52が水平となる基準角度位置に保持される。第1フック部材50は、ベースフレーム40と同様に鋼板を板金加工して形成される。
第2フック部材60は、ボディ部61と、ボディ部61から前方に延びる第2アーム部62、第2アーム部62の前端側に曲げ成形された下向き鉤状の第2フック部63、ボディ部後端側の一部が左方に曲げ起こされて形成された従動係合片64などから構成される。第2フック部材60は、ボディ部61の中央が枢結ピン65によりベース壁42に枢結されて前方の第2フック部63および後方の従動係合片64が上下に揺動自在に配設され、枢結ピン65を軸としてベース壁42とボディ部61との間に掛け渡された捩りバネ66(図14を参照)の付勢力により、常には第2アーム部62が水平となる基準角度位置に保持される。第2フック部材60も第1フック部材50と同様の板金加工により形成される。
昇降作動杆70は、ベースフレーム40よりも幾分短めで上下に延びる帯板状に形成される。昇降作動杆70には、上下3か所に上下に延びる長孔形態のスライド孔76が孔あけされてその周縁がエンボス成型されており、このスライド孔を通して平頭リベット状のスライド支柱75をベース壁面にカシメ固着させることにより、昇降作動杆70が上下に移動自在に取り付けられる。昇降作動杆70には、前方縁部が一部右方(図6及び図9における紙面後方)に曲げ起こされて第1フック部材50の従動係合片54と係脱可能な第1駆動係合片71、昇降作動杆70における後端側の縁部が一部右方(図6及び図8における紙面後方)に曲げ起こされて第2フック部材60の従動係合片64と係脱可能な第2駆動係合片72が、各フック部材に対応して2か所ずつ形成されている。
昇降作動杆70の下部には、錠45の後端部に固定されたカム盤46の2か所のカム突起46a,46bと係脱可能に係合して、鍵による回動操作を上下方向に変換する第1突起係合孔73a及び第2突起係合孔73bが設けられ、昇降作動杆70の上下中間部には、昇降ばね74のばね力を昇降作動杆70に伝達するスライドフック機構77が設けられている。
ここで、錠45は一般に「ダブル錠」と称される解錠操作型の錠であり、解錠操作が行われていない状態において錠45の回動軸が中立角度位置に付勢保持される。錠45に適合する鍵が前枠前面に露出する錠45の鍵穴部45aに嵌挿されると、錠45の回動軸が回動可能な状態に設定され、鍵を時計廻りまたは反時計回りに回動操作することが可能になる。図6中のX矢視方向に見た錠45の背面図を図10に示すように、回動軸の後端にカム盤46が固定されている。カム盤46には、回動軸から側方(背面視における右方)に突出する舌片状の第1カム突起46a及び第2カム突起46bが形成されており、第1カム突起46aが昇降作動杆70の第1突起係合孔73aの孔内に突出して孔上端面と係脱可能に配設され、第2カム突起46bが昇降作動杆70の第2突起係合孔73bの孔内に突出して孔下端面と係脱可能に配設される。
また、スライドフック機構77は、昇降作動杆70に上下に細長く開口形成されたスライド溝77aと、このスライド溝77aに対向してそれぞれ溝の外方に摺動自在に支持された上下一対のスライドフック77b、上下のスライドフック間に掛け渡された引っ張りばね形態の昇降ばね74、ベース壁42に切り起こし成形されて上下のスライドフック77b,77bが近接する方向への移動をそれぞれ規制するフック移動規制部42b,42bなどから構成される。このスライドフック機構77では、上下のスライドフック77b,77bが昇降ばねのばね力により相互に近接する方向に引き込まれるが、各スライドフックが各々フック移動規制部42b,42bに係合して移動が規制される。すなわち、上下一対のスライドフック77b,77bがフック移動規制部42b,42bを上下外側から挟み込むように係合し、これにより昇降作動杆70が各図に示す基準の高さ位置に保持される。
この状態において、錠45が鍵により正面視時計廻りに回動されると、これに伴って回動されるカム盤46の第1カム突起46aが第1突起係合孔73aの孔上端面と係合して昇降作動杆70を上方に押圧し、昇降作動杆70を上方にスライド移動させる。昇降作動杆70が上動すると、上動する上下の第1駆動係合片71,71が、それぞれ上下の第1フック部材50の各従動係合片54と係合して従動係合片54を上動させ、これにより上下の第1フック部材50が枢結ピン55を中心に回動されて、後方の第1フック部53が下方(図6及び図9において反時計回り)に揺動される。
このとき、スライドフック機構77における上方のスライドフック77bは、昇降作動杆70とともに上方に移動する一方、下方のスライドフック77bは下側のフック移動規制部42に係合した状態で移動することができず、上動するスライド溝77aを相対的に下方に移動する。そのため、昇降ばね74が引き伸ばされて昇降作動杆70に下向きの付勢力が作用し、第1フック部材50を基準角度位置方向に付勢する捩りバネとともに昇降作動杆70を基準高さ位置に戻す方向に作用する。従って、鍵による回動操作力を弱めると、昇降作動杆70が下動して基準高さ位置に復帰し、上下の第1フック部材50は角捩りバネの付勢力により基準角度位置に復帰する。
錠45が正面視反時計回りに回動されると、今度はカム盤46の第2カム突起46bが第2突起係合孔73bの孔下端面と係合して昇降作動杆70を下方に押圧し、昇降作動杆70を下方にスライド移動させる。昇降作動杆70が下動すると、下動する上下の第2駆動係合片72,72が、それぞれ上下の第2フック部材60の各従動係合片64と係合して従動係合片64を下動させ、これにより上下の第2フック部材60が枢結ピン65を中心に回動されて、前方の第2フック部63が上方(図6及び図9において反時計回り)に揺動される。
このとき、スライドフック機構77における下方のスライドフック77bは、昇降作動杆70とともに下方に移動する一方、上方のスライドフック77bは上側のフック移動規制部42に係合した状態で移動することができず、下動するスライド溝77aを相対的に上方に移動する。そのため、昇降ばね74が引き伸ばされて昇降作動杆70に上向きの付勢力が作用し、第2フック部材60を基準角度位置方向に付勢する捩りバネとともに昇降作動杆70を基準高さ位置に戻す方向に作用する。従って、鍵による回動操作力を弱めると、昇降作動杆70が上動して基準高さ位置に復帰し、上下の第2フック部材60は各捩りバネの付勢力により基準角度位置に復帰する。
このように構成される施錠装置4が、前枠2の右側部の裏面側に位置決めされてネジ固定される。施錠装置4が前枠2の裏面側に固定されると、図7中に施錠装置が取り付けられる領域の前枠2の概形を二点鎖線で付記するように、上下の第1フック部材50は、第1アーム部52及び第1フック部53が前枠2の後方に突出して配設される。また、施錠装置4が前枠2に取り付けられた状態で第2フック部材60を斜め前方から見た斜視図を図11に示すように、上下の第2フック部材60は、前枠2に形成されたフック挿通孔2aを通って前枠2の前面側に導出され、第2アーム部62及び第2フック部63が前枠2の前面側に露出して配設される。
外枠1における右枠杆1Rの内壁には、ヒンジ機構3a,3bに支持された前枠2を外枠1に閉鎖したときの上下の第1フック部材50との整合位置に、図12に外枠下部の斜視図を示すように、第1フック部53と係脱可能な第1受け金具90が枠部内方に突出して取り付けられている。第1受け金具90は、右枠杆1Rの内壁面に固定された台座部91と、この台座部91から内方に突出する舌片状の受け板部93を有して構成され、前枠2を閉鎖方向に揺動させたときに、上向き鉤状に形成された第1フック部53の傾斜端面53aが受け板部93の下端角部に当接し、前枠2を完全に閉止したときに、傾斜端面53aの上端部と繋がって鉛直下方に延びる係止端面53bが受け板部93の後面よりもわずかに後方となる整合位置に固定配設されている。
そのため、第1フック部53の傾斜端面53aが受け板部93の下端角部に当接した状態で前枠2を後方に押圧して閉鎖方向に揺動させると、傾斜端面53aの作用により第1フック部53が下方に押圧されて捩りバネを撓ませながら枢結ピン55の軸廻りに下方に揺動退避し、傾斜端面53aの上端部が受け板部93を通過したときに捩りバネの付勢力により基準角度位置方向に自己復帰する。これにより、係止端面53bが受け板部93の後面と係合してフック部材50と受け板部材90とが連結され、前枠2が外枠1に閉鎖保持される。
一方、前枠2の前面側にヒンジ機構7a,7bを介して揺動開閉可能に支持されたガラス枠5には、ガラス枠5を前枠2に閉鎖したときの上下の第2フック部材60との整合位置に、第2フック部63と係脱可能な第2受け金具100が設けられている。この第2受け金具100をガラス枠5の背面側から見た外観斜視図を図13に示し、第2フック部材60と第2受け金具200との係合連結状態を示す右側面図を図1、ガラス枠5が前枠2に閉鎖保持された状態の平断面図を図14に示す。
第2受け金具100は、ガラス枠5の背面を覆って取り付けられた鋼板製のガードプレート110に固設された台板部101と、この台板部101の扉内方部(左端側)が直角に折り曲げられて後方に延びる立設辺部102、立設辺部102の後部が扉外方(右方)に直角に折り曲げられて台板部101と平行に延びる受け板部103、受け板部103の先端が直角に折り曲げられて後方に突出するアーム保護壁104などからなり、全体として平面視クランク状に構成される。第2受け金具100は、第1、第2フック部材50,60と同様の鋼板を板金加工して形成され、ネジ、リベット、溶接等の固定手段によりガードプレート110に固設される。ガードプレート110には、台板部101を前後に貫通して後方に突出し、ガードプレート110と受け板部103とを繋ぐ保護支柱115が上記同様の手段により固定されている。なお、保護支柱115は台板部101と受け板部103とを繋ぐように構成してもよい。
第2受け金具100は、ガラス枠5を閉鎖方向に揺動させたときに、下向き鉤状に形成された第2フック部63の傾斜辺63aが受け板部103の上端角部に当接し、ガラス枠5を完全に閉止したときに、傾斜辺63aの下端部と第2アーム部62とを繋いで鉛直上方に延びる係止端面63bが受け板部103の前面よりもわずかに前方となる整合位置に固定されている。
そのため、第2フック部63の傾斜面63aが受け板部103の上端角部に当接した状態でガラス枠5を後方に押圧して閉鎖方向に揺動させると、傾斜面63aの作用により第2フック部63が上方に押圧されて捩りバネ66を撓ませながら枢結ピン65の軸廻りに上方に揺動退避し、傾斜面63aの下端部が受け板部103を通過したときに捩りバネ66の付勢力により基準角度位置方向に自己復帰する。これにより、係止端面63bが受け板部103の背面と係合してフック部材60と第2受け金具100とが連結され、ガラス枠5が前枠2に閉鎖保持される。一方、この閉鎖保持状態において錠45に鍵を差し込んで反時計廻りに回動すると、既述したように第2フック部63が枢結ピン65を中心に上方に揺動退避して第2フック部材60と第2受け金具との連結が解除され、ガラス枠5が前枠2の前方に開放可能な状態になる。
第2受け金具100は、上記のようにガラス枠5が完全に閉止され係止端面63bが受け板部103の背面と係合した閉鎖姿勢において、アーム保護壁104の前端面104fが施錠装置の前方壁面41の前面に近接して配設され、工具等を挿入する隙間が生じないように構成されている。また、受け金具100では、アーム保護壁104が第2アーム部62の右側方、すなわち第2アーム部62よりも外側に位置して第2アーム部62の下縁に沿って後方及び下方に延びており、第2アーム部62の右側方からアーム部の下側に工具等を挿入できないようになっている。
このため、例えば、前枠2の右側面にドリルやはんだごてなどを用いて孔をあけ、ドライバー等の工具を挿入しても、その工具の先端部がアーム保護壁104に当接して第2アーム部62の下側に侵入させることができない(図14を参照)。従って、前後水平に延びて配設されることから、本来的には工具を掛止して解錠方向(上方)に移動させやすい(不正解錠行為の対象になりやすい)第2アーム部62に工具を掛止することができず、これにより、かかる不正解錠行為を効果的に抑制することができる。
また、図14に示すように、ガラス枠5の背面に取り付けられたガードプレート110の右側縁部が後方に曲折されてガラス扉5の右側壁の内面に沿って後方に延び、第2フック部63の側方全体を覆うフック保護壁113が形成されている。このため、ガラス枠5の右側面にドリルやはんだごてなどを用いて孔をあけ、ドライバー等の工具を挿入しようとしても、工具の先端部がフック保護壁113に当接して第2フック部63に到達することができない。従って、比較的工具が滑りやすい傾斜辺63aに対しても工具を掛止することができず、不正解錠行為を抑止することができる。なお、ガラス枠5の閉鎖姿勢において、第2フック部63の下側に保護支柱115が位置しており、たとえ前枠2の右側面に孔をあけて斜め前方に工具等を挿入できたとしても、保護支柱115に阻害されてフック部材60を解錠方向に移動できないようになっている。
従って、以上説明した施錠装置4によれば、主として遊技施設の設置枠台BFから前方に張り出して配設される第2受け金具100について、受け板部103の先端側を後方に屈曲させる簡明且つ低廉な構成で、パチンコ機PMの側方から孔をあけて解錠するような強引な不正行為を未然に防止することができる。
なお、本実施形態に例示した第2受け金具100において、アーム保護壁104を受け板部103の上端面よりも高く形成することにより、アーム部63の下側に斜め上方から工具を挿入するような不正行為に対する防止効果を高めることができ、第2アーム部62の右側方全体を覆う高さまで延出した構成によれば、アーム部63へのアプローチを遮断して不正行為防止効果をさらに高めることができる。また、本実施形態では、フック保護壁113をガードプレート110に形成した構成例を示したが、台座部101の右端側を後方に直角に折り曲げて、同様のフック保護壁を第2受け金具100に形成してもよい。このような構成によれば、アーム保護壁及びフック保護壁が受け金具100に一体的に形成されるため、ガラス枠5の背面に取り付けられる受け金具のみを変更する極めて簡明且つ低廉な構成で、不正行為防止効果が高い施錠装置を提供することができる。
次に、本発明に係る第2実施形態の施錠装置4´について説明する。この施錠装置4´は、ガラス枠5の背面に取り付けられる第2受け金具の構成のみが前述した第1実施形態の施錠装置4と異なり、他の構成要素はパチンコ機PMの全体構成を含み同一である。そこで、以降では同様部分に同一番号を付して重複説明を省略し、第2実施形態の第2受け金具200について詳細に説明する。図13及び図1に対応して、第2受け金具200をガラス枠5の背面側から見た外観斜視図を図15に示し、第2フック部材60と第2受け金具200との係合連結状態の右側面図を図16に示す。
第2受け金具200は、ガードプレート110に固設された台板部201と、この台板部201の扉内方部(左端側)が直角に折り曲げられて後方に延びる保護壁202、保護壁202の中央部が直角に切り起こされて台板部201(ガードプレート110)と平行に扉内方(左方)に延びる受け板部203などから構成される。第2受け金具200は、前述した受け金具100と同様に鋼板を板金加工して形成され、同様の固定手段によりガードプレート110に固設される。ガードプレート110には、ガードプレート110と受け板部203とを繋ぐ保護支柱115が固定されている。
第2受け金具200は、ガラス枠5を閉鎖方向に揺動させたときに、第2フック部63の傾斜辺63aが受け板部203の上端角部に当接し、ガラス枠5を完全に閉止したときに、係止端面63bが受け板部203の前面よりもわずかに前方となる整合位置、すなわち前述した受け板部103と同一位置に固定されている。従って、第2フック部63の傾斜面63aが受け板部203の上端角部に当接した状態でガラス枠5を後方に押圧して閉鎖方向に揺動させると、傾斜面63aの作用により第2フック部63が上方に押圧されて捩りバネ66を撓ませながら枢結ピン65の軸廻りに上方に揺動退避し、傾斜面63aの下端部が受け板部203を通過したときに捩りバネ66の付勢力により基準角度位置方向に自己復帰する。これにより、係止端面63bが受け板部203の背面と係合してフック部材60と第2受け金具200とが連結され、ガラス枠5が前枠2に閉鎖保持される。また、ガラス枠5の閉鎖保持状態において錠45に鍵を差し込んで反時計廻りに回動すると、第2フック部63が枢結ピン65を中心に上方に揺動退避して第2フック部材60と第2受け金具との連結が解除され、ガラス枠5が前枠2の前方に開放可能な状態に設定される。
第2受け金具200では、上記のようにガラス枠5が完全に閉止され係止端面63bが受け板部203の背面と係合した閉鎖姿勢において、保護壁202の前端面202fが前方壁面41の前面に近接して配設され、第1実施形態の第2受け金具100におけるアーム保護壁の前端面104fと同様に、工具等を挿入する隙間が生じないように構成されている(図14を参照)。また、本実施形態の第2受け金具200では、保護壁202が第2アーム部材60の右側方、すなわち第2アーム部材60よりも外側に位置し、第2アーム部62の側方全体及び第2フック部63の上部側方を覆うように形成されており、右側方からアーム部62を直視できないようになっている。
このため、前枠2の右側面にドリルやはんだごてなどを用いて孔をあけ、ドライバー等の工具を挿入しても、その工具の先端部が保護壁202に当接して第2アーム部62に到達することができない。従って、不正解錠行為の対象になりやすい第2アーム部62に工具を掛止することができず、これにより、不正解錠行為を効果的に抑制することができる。
また、ガードプレート110の右側縁部には前述同様のフック保護壁113が形成されており、ガラス枠5の右側面に孔をあけてドライバー等の工具を挿入しようとしても、工具の先端部がフック保護壁113に当接して第2フック部63に到達することができない。従って、第2フック部63に対しても工具を掛止することができず、不正解錠行為を抑止することができる。なお、第2フック部63の下側に保護支柱115が位置しており、たとえ斜め下方から工具等を挿入できたとしても、保護支柱115に阻害されてフック部材60を解錠方向に移動することができないようになっている。
従って、以上説明した第2実施形態の施錠装置4´においても、第2受け金具200の板金構成を変更する簡明且つ低廉な構成で、パチンコ機PMの側方から孔をあけて解錠するような強引な不正行為を効果的に防止することができる。
次に、本発明に係る第3実施形態の施錠装置4″について説明する。この施錠装置4″は、上記施錠装置4´と同様に第2受け金具の構成のみが第1実施形態の施錠装置4と異なり、他の構成要素はパチンコ機PMの全体構成を含み同一である。そこで、同様部分に同一番号を付して重複説明を省略し、第3実施形態の第2受け金具300について詳細に説明する。本実施形態の第2受け金具300をガラス枠5の背面側から見た外観斜視図を図17に示し、第2フック部材60と第2受け金具300との係合連結状態の右側面図を図18に示す。
第2受け金具300は、ガードプレート110に固設された台板部301と、この台板部301の扉内方部(左端側)が直角に折り曲げられて後方に延びる保護壁302、保護壁302の下部が扉内方(左方)に直角に折り曲げられて台板部301(ガードプレート110)と平行に延びる受け板部303などから構成される。第2受け金具300は、既述した受け金具100,200と同様に鋼板を板金加工して形成され、同様の固定手段によりガードプレート110に固設される。
第2受け金具300は、ガラス枠5を閉鎖方向に揺動させたときに、第2フック部63の傾斜辺63aが受け板部303の上端角部に当接し、ガラス枠5を完全に閉止したときに、係止端面63bが受け板部303の前面よりもわずかに前方となる整合位置、すなわち既述した受け板部103,203と同一位置に固定されている。そのため、第2フック部63の傾斜面63aが受け板部303の上端角部に当接した状態でガラス枠5を後方に押圧して閉鎖方向に揺動させると、傾斜面63aの作用により第2フック部63が上方に押圧されて捩りバネ66を撓ませながら枢結ピン65の軸廻りに上方に揺動退避し、傾斜面63aの下端部が受け板部303を通過したときに捩りバネ66の付勢力により基準角度位置方向に自己復帰する。これにより、係止端面63bが受け板部303の背面と係合してフック部材60と第2受け金具300とが連結され、ガラス枠5が前枠2に閉鎖保持される。また、ガラス枠5の閉鎖保持状態において錠45に鍵を差し込んで反時計廻りに回動すると、第2フック部63が枢結ピン65を中心に上方に揺動退避して第2フック部材60と第2受け金具との連結が解除され、ガラス枠5が前枠2の前方に開放可能な状態に設定される。
第2受け金具300では、上記のようにガラス枠5が完全に閉止され係止端面63bが受け板部303の背面と係合した閉鎖姿勢において、保護壁302の前端面302fが前方壁面41の前面に近接して配設され、第1実施形態の第2受け金具100におけるアーム保護壁の前端面104fと同様に、工具等を挿入する隙間が生じないように構成されている(図14を参照)。また、第2受け金具300では、保護壁302が第2フック部材03の右側方、すなわち第2フック部材60よりも外側に位置し、第2アーム部62及び第2フック部63の両方の側方を覆うように形成されており、右側方から第2フック部材60を直視できないようになっている。
このため、前枠2の右側面にドリルやはんだごてなどを用いて孔をあけ、ドライバー等の工具を挿入しても、その工具の先端部が保護壁302に当接して第2アーム部62にも第2フック部63にも到達することができない。従って、第2フック部材60を解錠方向に移動させることができず、これにより、不正解錠行為を効果的に抑止することができる。
さらに、ガードプレート110の右側縁部にフック保護壁113が形成されており、ガラス枠5の右側面に孔をあけてドライバー等の工具を挿入しようとしても、工具の先端部がフック保護壁113に当接して第2フック部材60に到達することができない。すなわち、二重の保護壁113,302によって第2フック部材60近傍への工具等の侵入が遮断される。また本構成によれば、第2フック部63を保護するために保護支柱115を設ける必要がない。
従って、以上説明した第3実施形態の施錠装置4″によれば、第2受け金具300の板金構成を変更する極めて簡明且つ低廉な構成で、パチンコ機PMの側方から孔をあけて解錠するような強引な不正行為を効果的に防止することができる。
なお、以上説明した実施形態では、本発明に係る施錠装置をガラス枠5に適用した構成を例示したが、本発明は、フック部材と受け金具との係合部位が設置枠台から前方に張り出して配設されるような遊技機であれば、他の枠部材、例えば球皿ユニットや前枠、スロットマシンにおけるフロントマスク等についても同様に適用することができる。また、実施形態では、フック部が下向き鉤状で受け金具がフックアームの下面を支持する形態の場合の構成例を示したが、フック部が上向き鉤状の形態(フック部材と受け金具の上下の位置関係が逆の形態)についても同様に適用し同様の効果を得ることができ、フック部材と受け金具の前後の位置関係が逆の形態であってもよい。
第1実施形態の施錠装置における第2フック部材と第2受け金具との係合連結状態を示す右側面図である。 本発明を適用した遊技機の一例として示すパチンコ機PMの正面図である。 上記パチンコ機の右側面図である。 上記パチンコ機の背面図である。 上記パチンコ機の正面方向から見た施錠装置の正面図である。 上記施錠装置の左側面図である。 上記施錠装置の右側面図である。 上記施錠装置の上部を拡大して示す図5の部分拡大図である。 上記施錠装置の上部を拡大して示す図6の部分拡大図である。 図6中に付記するX矢視方向に見た錠の背面図である。 上記施錠装置が前枠に取り付けられた状態において第2フック部材を斜め前方から見た斜視図である。 外枠下部を斜め前方から見た斜視図である。 第1実施形態の施錠装置における第2受け金具をガラス枠の背面側から見た外観斜視図である。 第1実施形態の施錠装置における第2フック部材と第2受け金具との係合連結状態を示す平断面図である。 第2実施形態の施錠装置における第2受け金具をガラス枠の背面側から見た外観斜視図である。 第2実施形態の施錠装置における第2フック部材と第2受け金具との係合連結状態を示す平断面図である。 第3実施形態の施錠装置における第2受け金具をガラス枠の背面側から見た外観斜視図である。 第3実施形態の施錠装置における第2フック部材と第2受け金具との係合連結状態を示す平断面図である。
符号の説明
PM パチンコ機(遊技機)
BF 設置枠台
1 外枠
2 前枠(第1枠部材)
4,4´,4″ 施錠装置
5 ガラス枠(第2枠部材)
7a,7b,7c ヒンジ機構
45 錠(解錠機構)
60 第2フック部材(フック部材)
62 第2アーム部(アーム部)
63 第2フック部(フック部)
100 第2受け金具(第1実施形態の受け金具)
103 受け板部
104 アーム保護壁
113 フック保護壁
200 第2受け金具(第2実施形態の受け金具)
202 保護壁(アーム保護壁、フック保護壁)
203 受け板部
300 第2受け金具(第3実施形態の受け金具)
302 保護壁(アーム保護壁、フック保護壁)
303 受け板部

Claims (5)

  1. 第1枠部材と、前記第1枠部材の一方の側部に前方に揺動開閉可能に支持されるとともに、他方の側部に設けられた施錠装置により前記第1枠部材の前方に閉鎖施錠される第2枠部材とを備え、遊技施設の設置枠台に取り付けられた状態で前記第1枠部材及び前記第2枠部材が前記設置枠台から前方に張り出して配設され遊技に供される遊技機において、
    前記施錠装置は、
    後方に延びる側板部及び前記側板部と繋がって左右方向に延びる受け部を有し、前記第2枠部材の背面側に後方に突出して設けられた受け金具と、
    前後に延びるアーム部及び前記アーム部の前端に設けられた鉤状のフック部を有して前記第1枠部材に上下方向に変位可能に設けられ、前記第2枠部材を前記第1枠部材に閉止した閉鎖姿勢において、前記第1枠部材から前方に突出する前記フック部が前記受け部とかみ合い係合した施錠位置に付勢保持されるフック部材と、
    鍵を用いた解錠操作に応じて前記施錠位置にある前記フック部材を前記受け金具から離隔させ前記第2枠部材を開放可能とする解錠機構とからなり、
    前記受け金具に、前記閉鎖姿勢において前記フック部材よりも前記他方の側部側に位置し、前記アーム部に沿って前記受け部よりも後方に延びるアーム保護壁を形成したことを特徴とする遊技機の施錠装置。
  2. 前記アーム保護壁が、前記アーム部の側方を覆って形成されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機の施錠装置。
  3. 前記第2枠部材の背面側に、前記閉鎖姿勢において前記フック部材よりも前記他方の側部側に位置し、前記フック部に沿って後方に延びるフック保護壁を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機の施錠装置。
  4. 前記フック保護壁が、前記フック部の側方を覆って形成されることを特徴とする請求項3に記載の遊技機の施錠装置。
  5. 前記アーム保護壁及び前記フック保護壁を、前記受け金具に一体に形成したことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の遊技機の施錠装置。
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