JP2009131058A - ステータの巻線構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルの形成が容易であると共に、同相のコイルにおける接触部位に生ずる電位差を小さくすることができるステータの巻線構造を提供すること。
【解決手段】ステータ1の巻線構造における巻線部30は、複数の単コイルUA1〜4を連ねたU相、V相及びW相のコイルを互いに結線したコイル結線体を2個並列に接続してなる。U相のコイル4Uについて、一方のコイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルUA1は、他方のコイル結線体における通電時の最も低電圧側の単コイルUB4以外の単コイルUB1〜3と隣接しており、他方のコイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルUB1は、一方のコイル結線体における通電時の最も低電圧側の単コイルUA4以外の単コイルUA1〜3と周方向Cに隣接している。V相及びW相のコイルについても同様である。
【選択図】図2

Description

本発明は、U相、V相及びW相のコイルを含む巻線部を、分布巻き状態でステータコアにおける複数のスロットに配置してなるステータの巻線構造に関する。
例えば、自動車等に用いるモータ、ジェネレータ、モータジェネレータ等の回転電機は、電圧形インバータによるパルス幅変調信号(PWM信号)による三相交流電圧を用いて、回転制御を行っている。また、所望とする出力性能を得るために、ステータにおける巻線部を構成するU相、V相及びW相のコイルを、並列に接続することが行われている。
例えば、図17〜図19に示すごとく、U相、V相及びW相のコイル4U、4V、4Wを、絶縁被膜を有する導線をループ状に形成した複数個の単コイルUA1〜4(UB1〜4)、VA1〜4(VB1〜4)、WA1〜4(WB1〜4)を直列に連ねて形成し、U相、V相及びW相のコイル4U、4V、4WをY結線(スター結線)した2個のコイル結線体3A、3Bを、並列に接続した2Y型の巻線部90がある。この巻線部90においては、U相、V相及びW相の各相のコイル4U、4V、4Wについて、2個のコイル結線体3A、3Bにおける通電時の高電圧側の引出線41同士を結線して、U相、V相及びW相の各相の端子5U、5V、5Wを形成している。
そして、各相の端子5U、5V、5Wまでの各引出線41の引き出し長さを短くするために、ステータコア2において互いに隣接して形成したスロット21から各引出線41が引き出されるようにしている。そして、各コイル結線体3A、3Bにおける各相のコイル4U、4V、4Wの単コイルは、端子5U、5V、5Wに最も近い(通電時の最も高電圧側の)単コイル同士(UA1、UB1等)を隣接させ、各コイル結線体3A、3Bにおける単コイルUA1〜4、UB1〜4が周方向Cに均等に分散するよう、ステータコア2の周方向Cにおける互いに逆方向へ順次残りの単コイル(UA2〜4、UB2〜4等)を交互に配置している。
ところで、上記巻線部90においては、U相、V相及びW相のコイル4U、4V、4W同士は、相間絶縁紙35を用いて絶縁性が確保される一方、各相のコイル4U、4V、4Wにおける単コイルUA1〜4(UB1〜4)、VA1〜4(VB1〜4)、WA1〜4(WB1〜4)同士は互いに接触する又は接触する可能性がある。これにより、単コイル同士は、これを構成する導線における絶縁被膜によってのみ絶縁されることになる。特に、通電時の最も高電圧側の単コイルUA1(UB1)と通電時の最も低電圧側の単コイルUB4(UA4)とがステータコア2の周方向Cに隣り合って、接触又は接触する可能性がある場合には、これらの間には大きな電位差が生じる。
そのため、同相のコイルにおける絶縁性能を高めるためには、導線における絶縁被膜の厚み(膜厚)を大きくする必要がある。
しかしながら、絶縁被膜の厚みを大きくすると、導線の外径が太くなり、スロット内に占める導体部分の割合が小さくなる又はスロット内に配置するコイル全体(導線を束ねたもの)の断面積が大きくなるという問題が生じる。また、コイルの一部がステータコアの軸方向端面から突出してなるコイルエンド部が大きくなるという問題も生じる。
また、特許文献1においては、循環電流の発生を抑制するために、複数のコイルを含む2つのコイル群を並列に接続してコア体に配置した回転電機におけるステータの巻線構造が開示されている。この巻線構造においては、複数の第1コイルは、その直列接続順に交互に逆向きに巻回されると共にコア体の周方向において分離され、かつ、分離された一方と他方とがコア体の径方向に対向するように配置されており、複数の第2コイルは、その直列接続順に交互に逆向きに巻回されると共にコア体の周方向において分離され、かつ、分離された一方と他方とがコア体の径方向に対向するように配置されている。
特許文献1においては、通電時の最も高電圧側のコイル(単コイル)と通電時の最も低電圧側のコイル(単コイル)とがステータコアの周方向に隣り合っておらず、コイルにおいて生ずる電位差を緩和することができる。
しかしながら、特許文献1のステータの巻線構造においては、2つのコイル群において、直列に接続する単コイル同士は、常に交互に逆巻きにし、一方と他方とに分離した各コイルを繋ぐ渡線の長さを長くする必要がある。そのため、2つのコイル群の形成が容易ではなく、複雑な巻線を行ってコイル群を形成する必要がある。
特開2006−311733号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、コイルの形成が容易であると共に、同相のコイルにおける接触部位に生ずる電位差を小さくすることができるステータの巻線構造を提供しようとするものである。
本発明は、U相、V相及びW相のコイルを含む巻線部を、分布巻き状態でステータコアにおける複数のスロットに配置してなるステータの巻線構造において、
上記巻線部は、上記U相、V相及びW相のコイルを互いに結線したコイル結線体を複数個有すると共に、該複数個のコイル結線体を並列に接続してなり、
上記U相、V相及びW相のコイルは、絶縁被膜を有する導線をループ状に形成した複数個の単コイルを直列に連ねて形成してあり、
上記ステータコアには、U相のスロットとV相のスロットとW相のスロットとが、所定数が互いに隣接して、順次繰り返し形成されており、
上記U相、V相及びW相のコイルのコイルエンド部は、上記ステータコアの径方向に互いにずれた位置に配置されており、上記各コイル結線体における上記単コイルは、上記各相のコイル毎に所定の順番で繰り返し並ぶよう、上記ステータコアの周方向に等間隔に分散して配置されており、
上記U相、V相及びW相のコイルについて、上記各コイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルは、他のコイル結線体における通電時の最も低電圧側の単コイル以外の単コイルと隣接しており、
上記各コイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルから外部機器と接続するために引き出した引出線と、他のコイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルから外部機器と接続するために引き出した引出線とは、互いに隣接していない同相のスロットからそれぞれ引き出されていることを特徴とするステータの巻線構造にある(請求項1)。
本発明のステータの巻線構造は、U相、V相及びW相のコイルを互いに結線したコイル結線体を並列に複数個接続してなる巻線部を有する場合に、いずれかのコイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルと、他のコイル結線体における通電時の最も低電圧側の単コイルとが接触しないようにする工夫を行っている。
本発明においては、各コイル結線体における引出線の長さを短くするためには、各引出線を互いに隣接する同相のスロットから引き出していた従来の常識を覆し、各コイル結線体における引出線を互いに隣接しない同相のスロットから引き出している。
すなわち、本発明においては、U相、V相及びW相のコイルについて、各コイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルは、他のコイル結線体における通電時の最も低電圧側の単コイル以外の単コイルと隣接している。また、各コイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルから引き出した引出線と、他のコイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルから引き出した引出線とは、互いに隣接していない同相のスロットからそれぞれ引き出されている。
これにより、各コイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルが、他のコイル結線体における通電時の最も低電圧側の単コイルと、ステータコアの周方向に隣り合って接触することを防止することができる。
そのため、各単コイルにおいて、互いに接触する又は接触する可能性のある導線同士の間に生じる電位差を緩和することができ、導線における絶縁被膜の厚みを小さくすることができる。
また、各コイル結線体における単コイルは、各相のコイル毎に所定の順番で繰り返し並ぶよう、ステータコアの周方向に等間隔に分散して配置されている。これにより、各コイル結線体における各相のコイル毎に、複数個の単コイルを構成する導線の巻き方向を同じにすることができ、複数個の単コイルを交互に逆巻きにする必要がなくなる。そのため、各相のコイルの形成が容易であり、複雑な巻線を行う必要がなくなる。
それ故、本発明のステータの巻線構造によれば、コイルの形成が容易であると共に、同相のコイルにおける接触部位に生ずる電位差を小さくすることができ、ひいては、各相のコイルを構成する導線における絶縁被膜の厚みを小さくすることができる。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明のステータの巻線構造は、電動機(モータ)、発電機(ジェネレータ)、モータジェネレータ等のステータ(固定子)に用いることができる。
上記コイルエンド部とは、各相のコイルの一部が上記ステータコアの軸方向端面から突出した部分のことをいう。
本発明において、上記巻線部は、上記コイル結線体を2個有すると共に、該2個のコイル結線体を並列に接続してなり、上記ステータコアにおける上記各相のスロットは、2個ずつが互いに隣接して形成されており、上記U相、V相及びW相のコイルについて、一方の上記コイル結線体においては、通電時の最も高電圧側の単コイルから順に、上記ステータコアの周方向一方側に向けて配置されており、他方の上記コイル結線体は、通電時の最も高電圧側の単コイルから順に、上記ステータコアの周方向他方側に向けて配置されており、かつ上記ステータコアの周方向には、上記一方のコイル結線体における上記単コイルと、上記他方のコイル結線体における上記単コイルとが交互に配置されており、上記U相、V相及びW相のコイルについて、上記一方のコイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルは、上記他方のコイル結線体における通電時の最も低電圧側の単コイル以外の単コイルと隣接しており、上記一方のコイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルから引き出した一方の引出線と、上記他方のコイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルから引き出した他方の引出線とは、互いに隣接していない同相のスロットからそれぞれ引き出されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、コイル結線体を2個有する巻線部について、各コイル結線体における各相のコイルの形成が容易であると共に、同相のコイルにおける接触部位に生ずる電位差を小さくすることができ、導線における絶縁被膜を小さくすることができる。
また、上記U相、V相及びW相のコイルは、上記単コイルを4個直列に連ねて形成し、上記U相、V相及びW相のコイルについて、上記一方のコイル結線体は、通電時の最も高電圧側の一方側第1単コイルから通電時の最も低電圧側の一方側第4単コイルまで順に、上記ステータコアの周方向一方側に向けて配置し、上記他方のコイル結線体は、通電時の最も高電圧側の他方側第1単コイルを、上記一方側第1単コイルと該一方側第1単コイルに連なる一方側第2単コイルとの間に配置して、上記他方側第1単コイルから通電時の最も低電圧側の他方側第4単コイルまで順に、上記ステータコアの周方向他方側に向けて配置することができる(請求項3)。
この場合には、絶縁被膜の厚みを小さくした導線を用いて、8個の単コイルを有する各相のコイルを容易に形成することができる。そして、ステータにおけるコイルエンド部のサイズを小型化することができると共に、このステータを用いて構成したモータ等の出力性能を向上させることができる。
また、上記U相、V相及びW相のコイルは、上記単コイルを4個直列に連ねて形成し、上記U相、V相及びW相のコイルについて、上記一方のコイル結線体は、通電時の最も高電圧側の一方側第1単コイルから通電時の最も低電圧側の一方側第4単コイルまで順に、上記ステータコアの周方向一方側に向けて配置し、上記他方のコイル結線体は、通電時の最も高電圧側の他方側第1単コイルを、上記一方側第1単コイルに連なる一方側第2単コイルと該一方側第2単コイルに連なる一方側第3単コイルとの間に配置して、上記他方側第1単コイルから通電時の最も低電圧側の他方側第4単コイルまで順に、上記ステータコアの周方向他方側に向けて配置することもできる(請求項4)。
この場合にも、絶縁被膜の厚みを小さくした導線を用いて、8個の単コイルを有する各相のコイルを容易に形成することができる。そして、ステータにおけるコイルエンド部のサイズを小型化することができると共に、このステータを用いて構成したモータ等の出力性能を向上させることができる。
また、上記U相、V相及びW相のコイルにおいて、上記複数個のコイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルから引き出した上記引出線同士は、引出端子として互いに結線し、上記複数個のコイル結線体について、上記各相のコイルにおける通電時の最も低電圧側の単コイルから引き出した引出線同士は、中性点として互いに結線することができる(請求項5)。
この場合には、U相、V相及びW相のコイルに対して、Y結線(スター結線)を行ってコイル結線体を形成し、このY結線のコイル結線体を複数個有する巻線部について、同相のコイルにおける接触部位に生ずる電位差を小さくすることができ、導線における絶縁被膜を小さくすることができる。
また、上記複数個のコイル結線体において、上記U相のコイルにおける通電時の最も高電圧側の単コイルから引き出した上記引出線と、上記V相のコイルにおける通電時の最も低電圧側の単コイルから引き出した上記引出線とは、U−V端子として互いに結線し、上記V相のコイルにおける通電時の最も高電圧側の単コイルから引き出した上記引出線と、上記W相のコイルにおける通電時の最も低電圧側の単コイルから引き出した上記引出線とは、V−W端子として互いに結線し、上記W相のコイルにおける通電時の最も高電圧側の単コイルから引き出した上記引出線と、上記U相のコイルにおける通電時の最も低電圧側の単コイルから引き出した上記引出線とは、W−U端子として互いに結線することもできる(請求項6)。
この場合には、U相、V相及びW相のコイルに対して、デルタ結線を行ってコイル結線体を形成し、このデルタ結線のコイル結線体を複数個有する巻線部について、同相のコイルにおける接触部位に生ずる電位差を小さくすることができ、導線における絶縁被膜を小さくすることができる。
また、上記引出線は、被覆部材によって被覆することが好ましい(請求項7)。
この場合には、引出線と各相のコイルとが接触するときでも、被覆部材によって絶縁性を容易に向上させることができる。
以下に、本発明のステータの巻線構造にかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
(実施例1)
本例のステータ1の巻線構造は、図1、図5に示すごとく、U相、V相及びW相のコイル4U、4V、4Wを含む巻線部30を、分布巻き状態でステータコア2における複数のスロット21に配置してなる。巻線部30は、U相、V相及びW相のコイル4U、4V、4Wを互いに結線したコイル結線体3を複数個有すると共に、複数個のコイル結線体3を並列に接続してなる。図6に示すごとく、U相のコイル4Uは、絶縁被膜を有する導線31をループ状に形成した複数個の単コイルUA1〜4(又はUB1〜4)を直列に連ねて形成してある。V相のコイル4Vは、絶縁被膜を有する導線31をループ状に形成した複数個の単コイルVA1〜4(又はVB1〜4)を直列に連ねて形成してある。W相のコイル4Wは、絶縁被膜を有する導線31をループ状に形成した複数個の単コイルWA1〜4(又はWB1〜4)を直列に連ねて形成してある。
図1に示すごとく、ステータコア2には、U相のスロット21UとV相のスロット21VとW相のスロット21Wとが、所定数が互いに隣接して、順次繰り返し形成されている。
図1〜図4に示すごとく、U相、V相及びW相のコイル4U、4V、4Wのコイルエンド部33は、ステータコア2の径方向Rに互いにずれた位置に配置されており、各コイル結線体3における単コイルUA1〜4及びUB1〜4(VA1〜4及びVB1〜4、WA1〜4及びWB1〜4)は、各相のコイル4U、4V、4W毎に所定の順番で繰り返し並ぶよう、周方向Cに等間隔に分散して配置されている。U相のコイル4Uについて、各コイル結線体3における通電時の最も高電圧側の単コイルUA1(UB1)は、他のコイル結線体3における通電時の最も低電圧側の単コイルUB4(UA4)以外の単コイルと、ステータコア2の周方向Cに隣接している。この隣接状態は、V相及びW相のコイル4V、4Wについても同様である。
各コイル結線体3における通電時の最も高電圧側の単コイルUA1等から外部機器と接続するために引き出した引出線41と、他のコイル結線体3における通電時の最も高電圧側の単コイルUB1等から外部機器と接続するために引き出した引出線41とは、互いに隣接していない同相のスロット21からそれぞれ引き出されている。
なお、図1〜図4は、ステータ1の巻線部30における三相のコイル4U、4V、4Wの配置状態を示す図であり、巻線部30の電気的な接続状態を示す図であり、図6は、U相のコイル4Uの配置状態を模式的に示す図である。また、図6においては、U相のコイル4Uを示すが、V相、W相のコイル4V、4Wについても同様である。
以下に、本例のステータ1の巻線構造につき、図1〜図7を参照して詳説する。
本例のステータ1は、ハイブリッドカー、電気自動車等に使用する三相交流のモータ、ジェネレータ、モータジェネレータ等に用いるものである。
図5に示すごとく、本例の巻線部30は、コイル結線体3を2個有すると共に、2個のコイル結線体3を並列に接続してなる。コイル結線体3におけるU相、V相及びW相のコイル4U、4V、4Wは、単コイルUA1〜4等(又はUB1〜4等)を4個直列に連ねて形成してある。また、本例の巻線部30は、U相、V相及びW相のコイル4U、4V、4Wに対して、Y結線(スター結線)を行ってコイル結線体3A、3Bを形成している。
各相のコイル4U、4V、4Wの数は8個であり、ステータコア2には、48個(8×2×3=48)のスロット21が形成されている。ステータコア2は、その軸方向Lに複数の電磁鋼板(軟磁性材料からなるコアシート)を積層してなる。ステータコア2における各相のスロット21U、21V、21Wは、2個ずつが互いに隣接して形成されている(図2〜図4参照)。
図1に示すごとく、本例の巻線部30は、ステータコア2の径方向Rにおける外周側から順に、W相のコイル4W、V相のコイル4V及びU相のコイル4Uを配置してなる。なお、ステータコア2の径方向Rにおける外周側から配置する各相のコイル4U、4V、4Wの配置順序は、種々の順序とすることができる。
また、図6に示すごとく、各相のコイル4U、4V、4Wは、ループ状に巻回した複数本の導線31を束ねてなる(同図においては導線31を束ねた状態を省略している。)。各相のコイル4U、4V、4Wは、ステータコア2の軸方向Lに平行な一対のストレート部32がスロット21内に配置されており、残りの部分が、ステータコア2の軸方向Lの両端面201から突出して一対のコイルエンド部33を形成している。
図1、図5に示すごとく、一方のコイル結線体3AにおけるU相のコイル4Uの通電時の最も高電圧側の単コイルUA1から引き出した一方の引出線41と、他方のコイル結線体3BにおけるU相のコイル4Uの通電時の最も高電圧側の単コイルUB1から引き出した他方の引出線41とは、互いに結線してU相引出端子5Uを形成している。また、一方のコイル結線体3AにおけるV相のコイル4Vの通電時の最も高電圧側の単コイルVA1から引き出した一方の引出線41と、他方のコイル結線体3BにおけるV相のコイル4Vの通電時の最も高電圧側の単コイルVB1から引き出した他方の引出線41とは、互いに結線してV相引出端子5Vを形成している。さらに、一方のコイル結線体3AにおけるW相のコイル4Wの通電時の最も高電圧側の単コイルWA1から引き出した一方の引出線41と、他方のコイル結線体3BにおけるW相のコイル4Wの通電時の最も高電圧側の単コイルWB1から引き出した他方の引出線41とは、互いに結線してW相引出端子5Wを形成している。
図5に示すごとく、一方のコイル結線体3AにおけるU相のコイル4Uは、U相引出端子5Uに最も近い高電圧側から、一方側第1単コイルUA1、一方側第2単コイルUA2、一方側第3単コイルUA3及び一方側第4単コイルUA4を連ねてなる。他方のコイル結線体3BにおけるU相のコイル4Uは、U相引出端子5Uに最も近い高電圧側から、他方側第1単コイルUB1、他方側第2単コイルUB2、他方側第3単コイルUB3及び他方側第4単コイルUB4を連ねてなる。
また、一方のコイル結線体3AにおけるV相のコイル4Vは、V相引出端子5Vに最も近い高電圧側から、一方側第1単コイルVA1、一方側第2単コイルVA2、一方側第3単コイルVA3及び一方側第4単コイルVA4を連ねてなる。他方のコイル結線体3BにおけるV相のコイル4Vは、V相引出端子5Vに最も近い高電圧側から、他方側第1単コイルVB1、他方側第2単コイルVB2、他方側第3単コイルVB3及び他方側第4単コイルVB4を連ねてなる。
さらに、一方のコイル結線体3AにおけるW相のコイル4Wは、W相引出端子5Wに最も近い高電圧側から、一方側第1単コイルWA1、一方側第2単コイルWA2、一方側第3単コイルWA3及び一方側第4単コイルWA4を連ねてなる。他方のコイル結線体3BにおけるW相のコイル4Wは、W相引出端子5Wに最も近い高電圧側から、他方側第1単コイルWB1、他方側第2単コイルWB2、他方側第3単コイルWB3及び他方側第4単コイルWB4を連ねてなる。
また、図6に示すごとく、各相のコイル4U、4V、4Wにおいて、各単コイルUA1〜4等同士の間は、渡線34によって繋がっている。
また、図1に示すごとく、U相、V相、W相の各コイル4U、4V、4Wのコイルエンド部33同士の間(本例では、U相とV相との間、及びV相とW相との間)には、相間の絶縁性を確保するための相間絶縁紙35が配置されている。
また、図示は省略するが、各相の引出端子5U、5V、5Wによって結線される引出線41、及び第1、第2中性点PBを形成する引出線41は、被覆部材によって被覆されている。
図2に示すごとく、一方のコイル結線体3AにおけるU相のコイル4Uの通電時の最も高電圧側の一方側第1単コイルUA1から引き出した一方の引出線41と、他方のコイル結線体3BにおけるU相のコイル4Uの通電時の最も高電圧側の一方側第1単コイルUA1から引き出した他方の引出線41とは、互いに隣接していないU相のスロット21Uからそれぞれ引き出されている。また、図3に示すごとく、一方のコイル結線体3AにおけるV相のコイル4Vの通電時の最も高電圧側の一方側第1単コイルVA1から引き出した一方の引出線41と、他方のコイル結線体3BにおけるV相のコイル4Vの通電時の最も高電圧側の他方側第1単コイルVB1から引き出した他方の引出線41とは、互いに隣接していないV相のスロット21Vからそれぞれ引き出されている。さらに、図4に示すごとく、一方のコイル結線体3AにおけるW相のコイル4Wの通電時の最も高電圧側の一方側第1単コイルWA1から引き出した一方の引出線41と、他方のコイル結線体3BにおけるW相のコイル4Wの通電時の最も高電圧側の他方側第1単コイルWB1から引き出した他方の引出線41とは、互いに隣接していないW相のスロット21Wからそれぞれ引き出されている。
図1〜図4に示すごとく、一方のコイル結線体3Aにおいては、U相のコイル4Uの通電時の最も低電圧側の一方側第4単コイルUA4から引き出した引出線41と、V相のコイル4Vの通電時の最も低電圧側の一方側第4単コイルVA4から引き出した引出線41と、W相のコイル4Wの通電時の最も低電圧側の一方側第4単コイルWA4から引き出した引出線41とが結線されて、第1中性点PAを形成している。また、他方のコイル結線体3Bにおいては、U相のコイル4Uの通電時の最も低電圧側の他方側第4単コイルUB4から引き出した引出線41と、V相のコイル4Vの通電時の最も低電圧側の他方側第4単コイルVB4から引き出した引出線41と、W相のコイル4Wの通電時の最も低電圧側の他方側第4単コイルWB4から引き出した引出線41とが結線されて、第2中性点PBを形成している。
図2、図6に示すごとく、一方のコイル結線体3AにおけるU相のコイル4Uの単コイルUA1〜4と、他方のコイル結線体3BにおけるU相のコイル4Uの単コイルUB1〜4とは、ステータコア2の周方向Cに交互に配置されている。また、図3に示すごとく、一方のコイル結線体3AにおけるV相のコイル4Vの単コイルVA1〜4と、他方のコイル結線体3BにおけるV相のコイル4Vの単コイルVB1〜4とは、ステータコア2の周方向Cに交互に配置されている。また、図4に示すごとく、一方のコイル結線体3AにおけるW相のコイル4Wの単コイルWA1〜4と、他方のコイル結線体3BにおけるW相のコイル4Wの単コイルWB1〜4とは、ステータコア2の周方向Cに交互に配置されている。
図2、図6に示すごとく、一方のコイル結線体3AにおけるU相のコイル4Uは、通電時の最も高電圧側の一方側第1単コイルUA1から通電時の最も低電圧側の一方側第4単コイルUA4まで順に、ステータコア2の周方向一方側C1に向けて、ステータコア2の周方向Cに等間隔に分散して配置されている。また、他方のコイル結線体3BにおけるU相のコイル4Uは、通電時の最も高電圧側の他方側第1単コイルUB1を、一方側第1単コイルUA1と一方側第2単コイルUA2との間に配置して、通電時の最も高電圧側の他方側第1単コイルUB1から通電時の最も低電圧側の他方側第4単コイルUB4まで順に、ステータコア2の周方向他方側C2に向けて、ステータコア2の周方向Cに等間隔に分散して配置されている。
なお、図3、図4に示すごとく、V相のコイル4V及びW相のコイル4Wについても同様に、ステータコア2の周方向Cに等間隔に分散して配置されている。
同2に示すごとく、U相のコイル4Uにおいて、一方側第1単コイルUA1には、他方側第1単コイルUB1と他方側第2単コイルUB2とがステータコア2の周方向Cに隣接しており、他方側第1単コイルUB1には、一方側第1単コイルUA1と一方側第2単コイルUA2とがステータコア2の周方向Cに隣接している。また、U相のコイル4Uにおいて、一方側第4単コイルUA4には、他方側第2単コイルUB2と他方側第3単コイルUB3とがステータコア2の周方向Cに隣接しており、他方側第4単コイルUB4には、一方側第2単コイルUA2と一方側第3単コイルUA3とがステータコア2の周方向Cに隣接している。
図3に示すごとく、V相のコイル4Vにおいて、一方側第1単コイルVA1には、他方側第1単コイルVB1と他方側第2単コイルVB2とがステータコア2の周方向Cに隣接しており、他方側第1単コイルVB1には、一方側第1単コイルVA1と一方側第2単コイルVA2とがステータコア2の周方向Cに隣接している。また、V相のコイル4Vにおいて、一方側第4単コイルVA4には、他方側第2単コイルVB2と他方側第3単コイルVB3とがステータコア2の周方向Cに隣接しており、他方側第4単コイルVB4には、一方側第2単コイルVA2と一方側第3単コイルVA3とがステータコア2の周方向Cに隣接している。
図4に示すごとく、W相のコイル4Wにおいて、一方側第1単コイルWA1には、他方側第1単コイルWB1と他方側第2単コイルWB2とがステータコア2の周方向Cに隣接しており、他方側第1単コイルWB1には、一方側第1単コイルWA1と一方側第2単コイルWA2とがステータコア2の周方向Cに隣接している。また、W相のコイル4Wにおいて、一方側第4単コイルWA4には、他方側第2単コイルWB2と他方側第3単コイルWB3とがステータコア2の周方向Cに隣接しており、他方側第4単コイルWB4には、一方側第2単コイルWA2と一方側第3単コイルWA3とがステータコア2の周方向Cに隣接している。
なお、一方のコイル結線体3AにおけるU相のコイル4Uを形成する4個の単コイルUA1〜4と、他方のコイル結線体3BにおけるU相のコイル4Uを形成する4個の単コイルUB1〜4との巻き方向は互いに逆になっている。そして、互いに隣接する同相のスロット21内に配置したコイルにおいて、電流が流れる方向が同じになるようにしている。なお、図1〜図4において、各単コイルUA1〜4等における×印の丸と、点印の丸とは、電流の流れる方向が逆であることを示している。V相のコイル4V、W相のコイル4Wについても同様である。
図7に示すごとく、三相のコイル4U、4V、4Wを有する巻線部30は、電圧形インバータ6によって通電される。
同図は、電圧形インバータ6の電気的構成を簡略的に示す図である。電圧形インバータ6は、直流電源61に対して、直列に接続した2つのスイッチング素子62を3つ並列に接続し、各2つのスイッチング素子62の間から引き出した3つの端子部63を有している。そして、巻線部30におけるU相引出端子5U、V相引出端子5V及びW相引出端子5Wを、この3つの端子部63にそれぞれ接続する。
ここで、直流電源61に近い直列の2つのスイッチング素子62から順に、高電圧側第1スイッチング素子62A及び低電圧側第1スイッチング素子62B、高電圧側第2スイッチング素子62C及び低電圧側第2スイッチング素子62D、高電圧側第3スイッチング素子62E及び低電圧側第3スイッチング素子62Fとする。
そして、例えば、図7に示すごとく、高電圧側第1スイッチング素子62A及び低電圧側第2スイッチング素子62DをONにしたとき、U相引出端子5UからV相引出端子5Vに向けて電流が流れ、2つのコイル結線体3におけるU相のコイル4U及びV相のコイル4Vに直流電源61の電圧が印加される。このとき、直流電源61の電圧をVdcとしたとき、図5に示すごとく、各中性点PA、PBからU相引出端子5Uまでの各U相のコイル4Uに印加される電位差は、1/2×Vdcとなり、V相引出端子5Vから各中性点PA、PBまでの各V相のコイル4Vに印加される電位差は、1/2×Vdcとなる。そして、U相のコイル4Uにおいて、第1単コイルと第4単コイルとの間に生ずる最大電位差は、1/2×Vdcとなる。
また、例えば、高電圧側第1スイッチング素子62A及び低電圧側第3スイッチング素子62FをONにしたとき、U相引出端子5UからW相引出端子5Wに向けて電流が流れ、2つのコイル結線体3におけるU相のコイル4U及びW相のコイル4Wに直流電源61の電圧が印加され、U相のコイル4U及びW相のコイル4Wにおける電位差は上記と同様になる。また、例えば、高電圧側第2スイッチング素子62C及び低電圧側第3スイッチング素子62FをONにしたとき、V相引出端子5VからW相引出端子5Wに向けて電流が流れ、2つのコイル結線体3におけるV相のコイル4V及びW相のコイル4Wに直流電源61の電圧が印加され、V相のコイル4V及びW相のコイル4Wにおける電位差は上記と同様になる。
本例のステータ1の巻線構造においては、各コイル結線体3における引出線41の長さを短くするためには、各引出線41を互いに隣接する同相のスロット21から引き出していた従来の常識を覆し、各コイル結線体3における引出線41を互いに隣接しない同相のスロット21から引き出している。
すなわち、本例においては、U相、V相及びW相のコイル4U、4V、4Wについて、一方のコイル結線体3Aにおける通電時の最も低電圧側の一方側第4単コイルUA4(VA4、WA4)には、他方のコイル結線体3Bにおける他方側第2単コイルUB2(VB2、WB2)と他方側第3単コイルUB3(VB3、WB3)とがステータコア2の周方向Cに隣接している。また、他方のコイル結線体3Bにおける通電時の最も低電圧側の一方側第4単コイルUA4(VA4、WA4)には、一方のコイル結線体3Aにおける一方側第2単コイルUA2(VA2、WA2)と一方側第3単コイルUA3(VA3、WA3)とがステータコア2の周方向Cに隣接している。そして、U相、V相及びW相のコイル4U、4V、4Wについて、一方側第1単コイルUA1(VA1、WA1)から引き出した一方の引出線41と、他方側第1単コイルUB1(VB1、WB1)から引き出した他方の引出線41とは、互いに隣接していない同相のスロット21からそれぞれ引き出されている。
これにより、一方のコイル結線体3Aにおける通電時の最も高電圧側の一方側第1単コイルUA1(VA1、WA1)と、他方のコイル結線体3Bにおける通電時の最も低電圧側の他方側第4単コイルUB4(VB4、WB4)とが、ステータコア2の周方向Cに隣り合って接触することを防止することができる。また、他方のコイル結線体3Bにおける通電時の最も高電圧側の他方側第1単コイルUB1(VB1、WB1)と、一方のコイル結線体3Aにおける通電時の最も低電圧側の他方側第4単コイルUA4(VA4、WA4)とが、ステータコア2の周方向Cに隣り合って接触することを防止することができる。
具体的には、本例のステータ1の巻線構造においては、単コイル同士の間に生ずる最大電位差は、一方側第4単コイルUA4(VA4、WA4)と他方側第2単コイルUB2(VB2、WB2)との間の最大電位差、又は他方側第4単コイルUB4(VB4、WB4)と一方側第2単コイルUA2(VA2、WA2)との間の最大電位差であり、3/8×Vdc(3/4×1/2×Vdc)となる。なお、図1〜図4において、最大電位差の生じる単コイルの間をマークによって示し、図5において、最大電位差の生じる単コイルの間を矢印で示す。
これに対し、従来のステータ9の巻線構造においては、図18に示すごとく、単コイル同士の間に生ずる最大電位差は、一方側第4単コイルUA4(VA4、WA4)と他方側第1単コイルUB1(VB1、WB1)との間の最大電位差、又は他方側第4単コイルUB4(VB4、WB4)と一方側第1単コイルUA1(VA1、WA1)との間の最大電位差であり、1/2×Vdcとなる。
したがって、本例のステータ1の巻線構造によれば、従来の巻線構造に比べて、各単コイル間に生ずる最大電位差を緩和できることがわかる。
そのため、各単コイルにおいて、互いに接触する又は接触する可能性のある導線31同士の間に生じる電位差を緩和することができ、導線31における絶縁被膜の厚みを小さくすることができる。
また、2個のコイル結線体3における単コイルは、各相のコイル4U、4V、4W毎に交互に繰り返し並ぶよう、ステータコア2の周方向Cに等間隔に分散して配置されている。これにより、2個のコイル結線体3における各相のコイル4U、4V、4W毎に、4個の単コイルを構成する導線31の巻き方向を同じにすることができ、4個の単コイルを交互に逆巻きにする必要がなくなる。そのため、各相のコイル4U、4V、4Wの形成が容易であり、複雑な巻線を行う必要がなくなる。
それ故、本例のステータ1の巻線構造によれば、コイル4の形成が容易であると共に、同相のコイルにおける接触部位に生ずる電位差を小さくすることができ、ひいては、各相のコイル4U、4V、4Wを構成する導線31における絶縁被膜の厚みを小さくすることができる。
また、絶縁被膜の厚みを小さくすることにより、導線31全体の外径を小さくすることができることにより、複数本の導線31を束ねた単コイルの断面積を小さくすることができる。そのため、スロット21内に占める導体部分の割合を小さくすることができ、ステータコア2のティース部(スロット21同士の間の部分)の周方向Cの幅、バックヨークの径方向Rの幅を大きくすることができる。ひいては、ステータコア2を通過させる磁束の飽和を緩和させることができ、ステータ1を用いて構成したモータ等の出力性能を向上させることができる。
また、複数本の導線31を束ねた単コイルの断面積を小さくできることにより、ステータ1におけるコイルエンド部33を小さくして、ステータ1全体のサイズを小型化することができる。
(実施例2)
本例は、図8〜図13に示すごとく、上記実施例1に示した巻線部30において、一方のコイル結線体3Aにおける各相のコイル4U、4V、4Wの4個の単コイルUA1〜4(VA1〜4、WA1〜4)と、他方のコイル結線体3Bにおける各相のコイル4U、4V、4Wの4個の単コイルUB1〜4(VB1〜4、WB1〜4)との配置位置を変更した例である。
具体的には、図8〜図11、図13に示すごとく、本例の他方のコイル結線体3Bは、通電時の最も高電圧側の他方側第1単コイルUB1(VB1、WB1)を、一方のコイル結線体3Aにおける一方側第2単コイルUA2(VA2、WA2)と一方側第3単コイルUA3(VA3、WA3)との間に配置して、他方側第1単コイルUB1(VB1、WB1)から他方側第4単コイルUB4(VB4、WB4)まで順に、ステータコア2の周方向他方側C2に向けて配置してある。
そして、図9に示すごとく、U相のコイル4Uにおいて、一方側第1単コイルUA1には、他方側第2単コイルUB2と他方側第3単コイルUB3とがステータコア2の周方向Cに隣接しており、他方側第1単コイルUB1には、一方側第2単コイルUA2と一方側第3単コイルUA3とがステータコア2の周方向Cに隣接している。また、U相のコイル4Uにおいて、一方側第4単コイルUA4には、他方側第3単コイルUB3と他方側第4単コイルUB4とがステータコア2の周方向Cに隣接しており、他方側第4単コイルUB4には、一方側第3単コイルUA3と一方側第4単コイルUA4とがステータコア2の周方向Cに隣接している。
また、図10に示すごとく、V相のコイル4Vにおいて、一方側第1単コイルVA1には、他方側第2単コイルVB2と他方側第3単コイルVB3とがステータコア2の周方向Cに隣接しており、他方側第1単コイルVB1には、一方側第2単コイルVA2と一方側第3単コイルVA3とがステータコア2の周方向Cに隣接している。また、V相のコイル4Vにおいて、一方側第4単コイルVA4には、他方側第3単コイルVB3と他方側第4単コイルVB4とがステータコア2の周方向Cに隣接しており、他方側第4単コイルVB4には、一方側第3単コイルVA3と一方側第4単コイルVA4とがステータコア2の周方向Cに隣接している。
また、図11に示すごとく、W相のコイル4Wにおいて、一方側第1単コイルWA1には、他方側第2単コイルWB2と他方側第3単コイルWB3とがステータコア2の周方向Cに隣接しており、他方側第1単コイルWB1には、一方側第2単コイルWA2と一方側第3単コイルWA3とがステータコア2の周方向Cに隣接している。また、W相のコイル4Wにおいて、一方側第4単コイルWA4には、他方側第3単コイルWB3と他方側第4単コイルWB4とがステータコア2の周方向Cに隣接しており、他方側第4単コイルWB4には、一方側第3単コイルWA3と一方側第4単コイルWA4とがステータコア2の周方向Cに隣接している。
本例のステータ1の巻線構造においては、図12に示すごとく、単コイル同士の間に生ずる最大電位差は、一方側第3単コイルUA3(VA3、WA3)と他方側第1単コイルUB1(VB1、WB1)との間の最大電位差、又は他方側第3単コイルUB3(VB3、WB3)と一方側第1単コイルUA1(VA1、WA1)との間の最大電位差であり、3/8×Vdc(3/4×1/2×Vdc)となる。これにより、本例のステータ1の巻線構造によっても、従来の巻線構造に比べて、各単コイル間に生ずる最大電位差を緩和できることがわかる。
そのため、各単コイルにおいて、互いに接触する又は接触する可能性のある導線31同士の間に生じる電位差を緩和することができ、導線31における絶縁被膜の厚みを小さくすることができる。
本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
(実施例3)
本例は、図14に示すごとく、U相、V相及びW相のコイル4U、4V、4Wに対して、Δ(デルタ)結線を行ってコイル結線体3を形成した巻線部30について示す例である。本例においても、2個のコイル結線体3をステータコア2に配置する状態は、上記実施例1と同様である一方、各コイル結線体3の結線状態が上記実施例1と異なる。
具体的には、本例においては、同図に示すごとく、一方のコイル結線体3Aにおいて、U相のコイル4Uにおける通電時の最も低電圧側の一方側第4単コイルUA4から引き出した引出線41と、V相のコイル4Vにおける通電時の最も高電圧側の一方側第1単コイルVA1から引き出した引出線41とが、互いに結線されており、他方のコイル結線体3Bにおいて、U相のコイル4Uにおける通電時の最も低電圧側の他方側第4単コイルUB4から引き出した引出線41と、V相のコイル4Vにおける通電時の最も高電圧側の他方側第1単コイルVB1から引き出した引出線41とが、互いに結線されている。そして、両方の結線部を合わせて、U−V端子5UVが形成されている。
また、一方のコイル結線体3Aにおいて、V相のコイル4Vにおける通電時の最も低電圧側の一方側第4単コイルVA4から引き出した引出線41と、W相のコイル4Wにおける通電時の最も高電圧側の一方側第1単コイルWA1から引き出した引出線41とが、互いに結線されており、他方のコイル結線体3Bにおいて、V相のコイル4Vにおける通電時の最も低電圧側の他方側第4単コイルVB4から引き出した引出線41と、W相のコイル4Wにおける通電時の最も高電圧側の他方側第1単コイルWB1から引き出した引出線41とが、互いに結線されている。そして、両方の結線部を合わせて、V−W端子5VWが形成されている。
また、一方のコイル結線体3Aにおいて、W相のコイル4Wにおける通電時の最も低電圧側の一方側第4単コイルVA4から引き出した引出線41と、U相のコイル4Uにおける通電時の最も高電圧側の一方側第1単コイルUA1から引き出した引出線41とが、互いに結線されており、他方のコイル結線体3Bにおいて、W相のコイル4Wにおける通電時の最も低電圧側の他方側第4単コイルVB4から引き出した引出線41と、U相のコイル4Uにおける通電時の最も高電圧側の他方側第1単コイルVB1から引き出した引出線41とが、互いに結線されている。そして、両方の結線部を合わせて、W−U端子5WUが形成されている。
図15に示すごとく、本例の巻線部30におけるU−V端子5UV、V−W端子5VW、W−U端子5WUは、それぞれ電圧形インバータ6における3つの端子部63に接続される。
そして、電圧形インバータ6におけるスイッチング制御により、W−U端子5WUからU−V端子5UVへ電流を流すときには、2つのコイル結線体3におけるU相のコイル4Uに直流電源61の電圧が印加される。
このとき、直流電源61の電圧をVdcとしたとき、U−V端子5UVからW−U端子5WUまでの各U相のコイル4Uに印加される電位差は、Vdcとなる。そして、各相のコイル4U、4V、4Wにおいて、第1単コイルUA1(UB1)、VA1(VB1)、WA1(WB1)と第4単コイルUA4(UB4)、VA4(VB4)、WA4(WB4)との間に生ずる最大電位差は、Vdcとなる。
本例においては、単コイル同士の間に生ずる最大電位差は、一方側第4単コイルUA4(VA4、WA4)と他方側第2単コイルUB2(VB2、WB2)との間の最大電位差、又は他方側第4単コイルUB4(VB4、WB4)と一方側第2単コイルUA2(VA2、WA2)との間の最大電位差であり、3/4×Vdcとなる。これにより、本例のステータ1の巻線構造によっても、従来の巻線構造に比べて、各単コイル間に生ずる最大電位差を緩和できることがわかる。なお、図14において、最大電位差が生じる単コイルの間を、互いに対応するa〜fのアルファベットを付して示す。
本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
(実施例4)
本例は、図16に示すごとく、上記実施例3に示した巻線部30において、一方のコイル結線体3Aにおける各相のコイル4U、4V、4Wの4個の単コイルUA1〜4(VA1〜4、WA1〜4)と、他方のコイル結線体3Bにおける各相のコイル4U、4V、4Wの4個の単コイルUB1〜4(VB1〜4、WB1〜4)との配置位置を変更した例である。
具体的には、同図に示すごとく、本例の他方のコイル結線体3Bは、通電時の最も高電圧側の他方側第1単コイルUB1を、一方のコイル結線体3Aにおける一方側第2単コイルUA2と一方側第3単コイルUA3との間に配置して、他方側第1単コイルUB1から他方側第4単コイルUB4まで順に、ステータコア2の周方向他方側C2に向けて配置してある。
本例においては、2個のコイル結線体3をステータコア2に配置する状態は、上記実施例2と同様であり、各コイル結線体3の結線状態は上記実施例3と同様にデルタ結線としている。
本例の巻線部30におけるU−V端子5UV、V−W端子5VW、W−U端子5WUは、それぞれ電圧形インバータ6における3つの端子部63に接続される(図15参照)。
そして、電圧形インバータ6におけるスイッチング制御により、W−U端子5WUからU−V端子5UVへ電流を流すときには、2つのコイル結線体3におけるU相のコイル4Uに直流電源61の電圧が印加される。
このとき、直流電源61の電圧をVdcとしたとき、U−V端子5UVからW−U端子5WUまでの各U相のコイル4Uに印加される電位差は、Vdcとなる。そして、各相のコイル4U、4V、4Wにおいて、第1単コイルUA1(UB1)、VA1(VB1)、WA1(WB1)と第4単コイルUA4(UB4)、VA4(VB4)、WA4(WB4)との間に生ずる最大電位差は、Vdcとなる。
そして、本例においては、単コイル同士の間に生ずる最大電位差は、一方側第3単コイルUA3と他方側第1単コイルUB1との間の最大電位差、又は他方側第3単コイルUB3と一方側第1単コイルUA1との間の最大電位差であり、3/4×Vdcとなる。これにより、本例のステータ1の巻線構造によっても、従来の巻線構造に比べて、各単コイル間に生ずる最大電位差を緩和できることがわかる。なお、図16において、最大電位差が生じる単コイルの間を、互いに対応するa〜fのアルファベットを付して示す。
本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
実施例1における、ステータの巻線部における三相のコイルの配置状態を示す説明図。 実施例1における、ステータの巻線部におけるU相のコイルの配置状態を示す説明図。 実施例1における、ステータの巻線部におけるV相のコイルの配置状態を示す説明図。 実施例1における、ステータの巻線部におけるW相のコイルの配置状態を示す説明図。 実施例1における、三相のコイルをY結線してなる巻線部の電気的な接続状態を示す説明図。 実施例1における、U相のコイルの配置状態を模式的に示す説明図。 実施例1における、インバータと巻線部との電気的な接続状態を示す説明図。 実施例2における、ステータの巻線部における三相のコイルの配置状態を示す説明図。 実施例2における、ステータの巻線部におけるU相のコイルの配置状態を示す説明図。 実施例2における、ステータの巻線部におけるV相のコイルの配置状態を示す説明図。 実施例2における、ステータの巻線部におけるW相のコイルの配置状態を示す説明図。 実施例2における、三相のコイルをY結線してなる巻線部の電気的な接続状態を示す説明図。 実施例2における、U相のコイルの配置状態を模式的に示す説明図。 実施例3における、三相のコイルをデルタ結線してなる巻線部の電気的な接続状態を示す説明図。 実施例3における、インバータと巻線部との電気的な接続状態を示す説明図。 実施例4における、三相のコイルをデルタ結線してなる巻線部の電気的な接続状態を示す説明図。 従来例における、ステータの巻線部における三相のコイルの配置状態を示す説明図。 従来例における、三相のコイルをY結線してなる巻線部の電気的な接続状態を示す説明図。 従来例における、U相のコイルの配置状態を模式的に示す説明図。
符号の説明
1 ステータ
2 ステータコア
21U U相のスロット
21V V相のスロット
21W W相のスロット
30 巻線部
3A 一方のコイル結線体
3B 他方のコイル結線体
31 導線
4U U相のコイル
4V V相のコイル
4W W相のコイル
41 引出線
UA1、VA1、WA1 一方側第1単コイル
UA2、VA2、WA2 一方側第2単コイル
UA3、VA3、WA3 一方側第3単コイル
UA4、VA4、WA4 一方側第4単コイル
UB1、VB1、WB1 他方側第1単コイル
UB2、VB2、WB2 他方側第2単コイル
UB3、VB3、WB3 他方側第3単コイル
UB4、VB4、WB4 他方側第4単コイル
5U U相引出端子
5V V相引出端子
5W W相引出端子
PA 第1中性点
PB 第2中性点
5UV U−V端子
5VW V−W端子
5WU W−U端子
6 インバータ
C 周方向
C1 周方向一方側
C2 周方向他方側
L 軸方向
R 径方向

Claims (7)

  1. U相、V相及びW相のコイルを含む巻線部を、分布巻き状態でステータコアにおける複数のスロットに配置してなるステータの巻線構造において、
    上記巻線部は、上記U相、V相及びW相のコイルを互いに結線したコイル結線体を複数個有すると共に、該複数個のコイル結線体を並列に接続してなり、
    上記U相、V相及びW相のコイルは、絶縁被膜を有する導線をループ状に形成した複数個の単コイルを直列に連ねて形成してあり、
    上記ステータコアには、U相のスロットとV相のスロットとW相のスロットとが、所定数が互いに隣接して、順次繰り返し形成されており、
    上記U相、V相及びW相のコイルのコイルエンド部は、上記ステータコアの径方向に互いにずれた位置に配置されており、上記各コイル結線体における上記単コイルは、上記各相のコイル毎に所定の順番で繰り返し並ぶよう、上記ステータコアの周方向に等間隔に分散して配置されており、
    上記U相、V相及びW相のコイルについて、上記各コイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルは、他のコイル結線体における通電時の最も低電圧側の単コイル以外の単コイルと隣接しており、
    上記各コイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルから外部機器と接続するために引き出した引出線と、他のコイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルから外部機器と接続するために引き出した引出線とは、互いに隣接していない同相のスロットからそれぞれ引き出されていることを特徴とするステータの巻線構造。
  2. 請求項1において、上記巻線部は、上記コイル結線体を2個有すると共に、該2個のコイル結線体を並列に接続してなり、
    上記ステータコアにおける上記各相のスロットは、2個ずつが互いに隣接して形成されており、
    上記U相、V相及びW相のコイルについて、一方の上記コイル結線体においては、通電時の最も高電圧側の単コイルから順に、上記ステータコアの周方向一方側に向けて配置されており、他方の上記コイル結線体は、通電時の最も高電圧側の単コイルから順に、上記ステータコアの周方向他方側に向けて配置されており、かつ上記ステータコアの周方向には、上記一方のコイル結線体における上記単コイルと、上記他方のコイル結線体における上記単コイルとが交互に配置されており、
    上記U相、V相及びW相のコイルについて、上記一方のコイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルは、上記他方のコイル結線体における通電時の最も低電圧側の単コイル以外の単コイルと隣接しており、
    上記一方のコイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルから引き出した一方の引出線と、上記他方のコイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルから引き出した他方の引出線とは、互いに隣接していない同相のスロットからそれぞれ引き出されていることを特徴とするステータの巻線構造。
  3. 請求項2において、上記U相、V相及びW相のコイルは、上記単コイルを4個直列に連ねて形成してあり、
    上記U相、V相及びW相のコイルについて、上記一方のコイル結線体は、通電時の最も高電圧側の一方側第1単コイルから通電時の最も低電圧側の一方側第4単コイルまで順に、上記ステータコアの周方向一方側に向けて配置されており、上記他方のコイル結線体は、通電時の最も高電圧側の他方側第1単コイルを、上記一方側第1単コイルと該一方側第1単コイルに連なる一方側第2単コイルとの間に配置して、上記他方側第1単コイルから通電時の最も低電圧側の他方側第4単コイルまで順に、上記ステータコアの周方向他方側に向けて配置されていることを特徴とするステータの巻線構造。
  4. 請求項2において、上記U相、V相及びW相のコイルは、上記単コイルを4個直列に連ねて形成してあり、
    上記U相、V相及びW相のコイルについて、上記一方のコイル結線体は、通電時の最も高電圧側の一方側第1単コイルから通電時の最も低電圧側の一方側第4単コイルまで順に、上記ステータコアの周方向一方側に向けて配置されており、
    上記他方のコイル結線体は、通電時の最も高電圧側の他方側第1単コイルを、上記一方側第1単コイルに連なる一方側第2単コイルと該一方側第2単コイルに連なる一方側第3単コイルとの間に配置して、上記他方側第1単コイルから通電時の最も低電圧側の他方側第4単コイルまで順に、上記ステータコアの周方向他方側に向けて配置されていることを特徴とするステータの巻線構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記U相、V相及びW相のコイルにおいて、上記複数個のコイル結線体における通電時の最も高電圧側の単コイルから引き出した上記引出線同士は、引出端子として互いに結線されており、
    上記複数個のコイル結線体について、上記各相のコイルにおける通電時の最も低電圧側の単コイルから引き出した引出線同士は、中性点として互いに結線されていることを特徴とするステータの巻線構造。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記複数個のコイル結線体において、上記U相のコイルにおける通電時の最も低電圧側の単コイルから引き出した上記引出線と、上記V相のコイルにおける通電時の最も高電圧側の単コイルから引き出した上記引出線とは、U−V端子として互いに結線されており、上記V相のコイルにおける通電時の最も低電圧側の単コイルから引き出した上記引出線と、上記W相のコイルにおける通電時の最も高電圧側の単コイルから引き出した上記引出線とは、V−W端子として互いに結線されており、上記W相のコイルにおける通電時の最も低電圧側の単コイルから引き出した上記引出線と、上記U相のコイルにおける通電時の最も高電圧側の単コイルから引き出した上記引出線とは、W−U端子として互いに結線されていることを特徴とするステータの巻線構造。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、上記引出線は、被覆部材によって被覆してあることを特徴とするステータの巻線構造。
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