JP2009130393A - ネットワーク通信方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークにおけるマルチキャスト通信の信頼性を向上させる。
【解決手段】ネットワーク通信装置は、複数のネットワークインタフェースと、複数のネットワークインタフェースの中からマルチキャストの上流インタフェースを検索し、上流インタフェースの1つをアクティブインタフェースとして設定する経路設定部と、複数の上流インタフェースを介したマルチキャストのデータの受信が可能であると共に、アクティブインタフェースを介して受信されたマルチキャストのデータのみを下流側へと中継する中継処理部と、所定のタイミングで、他の上流インタフェースを新たなアクティブインタフェースとして設定する切り替え設定部と、を備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、ネットワークにおける通信に関し、特に、ネットワークにおけるマルチキャスト通信に関する。
インターネット等のコンピュータネットワークにおいて、1つの送信端末から複数の受信端末に同時に情報を送るマルチキャストが知られている。マルチキャストでは、送信端末から送出されたデータ(「マルチキャストパケット」や「マルチキャストフレーム」と呼ばれる)が通信経路上のルータにおいて複製され、複製されたデータのそれぞれが、マルチキャストグループに参加している複数の受信端末の1つへと送られる。マルチキャストは、送信端末から各受信端末に個別にデータを送る方法と比較して送信データ量が少なく、例えばストリーミングやビデオ会議といった大容量トラフィックが望まれるリアルタイムマルチメディア通信等に利用されている。
マルチキャストでは、データがマルチキャストグループに参加している受信端末にのみ送られるよう、マルチキャスト経路制御プロトコルに従ったルータによる経路制御が行われる。マルチキャスト経路制御プロトコルとしては、例えばPIM−SM(Protocol Independent Multicast Sparse−Mode)が用いられる(非特許文献1参照)。
PIM−SMに従った経路制御では、RPF(Reverse Path Forwarding)計算が用いられる。すなわち、あるマルチキャストグループへの参加要求を下流側から受信したルータは、マルチキャストの送信端末方向の経路上の隣接ルータ(「RPF Neighbor」と呼ばれる)をユニキャスト経路表から1つ検出し、検出された隣接ルータとの間のマルチキャスト経路情報を登録すると共に、隣接ルータにマルチキャストグループ参加要求(「PIM Joinメッセージ」と呼ばれる)を送信する。このようなマルチキャスト経路情報の登録とマルチキャストグループ参加要求の送信とが、マルチキャストの送信端末と受信端末との間の経路上のルータにおいて実行されることにより、送信端末から受信端末までのマルチキャスト通信経路が設定される。
冗長経路やECMP(Equal Cost Multipath)を用いたマルチキャストの経路設定では、複数の隣接ルータが検出される場合がある。このような場合には、検出された複数の隣接ルータの内の1つがマルチキャスト経路情報に登録され、登録された隣接ルータを介した経路を用いてマルチキャストのデータ転送が行われる。ここで、例えば当該経路において障害が発生した場合には、他の隣接ルータを新たに登録することにより、データ転送経路の切り替えが可能である。しかし、データ転送経路の切り替えの際には、隣接ルータの再検出やマルチキャスト経路情報の再登録、マルチキャストグループ参加要求の送信等のために、長い通信中断期間が発生する場合があった。
なお、このような問題は、PIM−SMに従ったマルチキャスト通信に限らず、ネットワークにおけるマルチキャスト通信一般に共通の問題であった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、ネットワークにおけるマルチキャスト通信の信頼性を向上させることを可能とする技術を提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]ネットワーク通信装置であって、
複数のネットワークインタフェースと、
前記複数のネットワークインタフェースの中からマルチキャストの上流側のネットワークインタフェースである上流インタフェースを検索し、検出された前記上流インタフェースの1つをアクティブインタフェースとして設定する経路設定部と、
複数の前記上流インタフェースを介した前記マルチキャストのデータの受信が可能であると共に、前記アクティブインタフェースとして設定されている前記上流インタフェースを介して受信された前記マルチキャストのデータのみを、前記マルチキャストの下流側へと中継する中継処理部と、
所定のタイミングで、前記アクティブインタフェースとして設定されている前記上流インタフェースの代わりに、他の前記上流インタフェースを、新たな前記アクティブインタフェースとして設定する切り替え設定部と、を備える、ネットワーク通信装置。
このネットワーク通信装置では、複数の上流インタフェースを介してマルチキャストのデータが受信されると共に、アクティブインタフェースとして設定されている上流インタフェースを介して受信されたマルチキャストのデータのみがマルチキャストの下流側へと中継される。そして、所定のタイミングで、他の上流インタフェースが新たなアクティブインタフェースとして設定され、それ以降は新たなアクティブインタフェースとして設定された上流インタフェースを介して受信されたマルチキャストのデータのみがマルチキャストの下流側へと中継される。そのため、このネットワーク通信装置では、迅速なマルチキャストの経路の切り替えが可能であり、ネットワークにおけるマルチキャスト通信の信頼性を向上させることができる。
[適用例2]適用例1に記載のネットワーク通信装置であって、
前記経路設定部は、複数の前記上流インタフェースが検出された場合に、前記複数の上流インタフェースのそれぞれへの前記マルチキャストのデータの送信要求を、前記複数の上流インタフェースのそれぞれを介して前記マルチキャストの上流側に発行する、ネットワーク通信装置。
このネットワーク通信装置では、複数の上流インタフェースのそれぞれへのマルチキャストのデータの送信要求が、複数の上流インタフェースのそれぞれを介してマルチキャストの上流側に発行されるため、複数の上流インタフェースを介してマルチキャストのデータを受信することができる。
[適用例3]適用例1または適用例2に記載のネットワーク通信装置であって、
前記経路制御部は、検出された前記上流インタフェースと設定された前記アクティブインタフェースとを特定する経路情報を作成し、
前記中継処理部は、前記経路情報に従って前記マルチキャストのデータの中継を行い、
前記切り替え設定部は、前記経路情報を変更することにより新たな前記アクティブインタフェースを設定する、ネットワーク通信装置。
このネットワーク通信装置では、アクティブインタフェースを特定する経路情報に従いマルチキャストのデータの中継を行うことができると共に、経路情報を変更することにより新たなアクティブインタフェースを設定することができる。
[適用例4]適用例1ないし適用例3のいずれかに記載のネットワーク通信装置であって、
前記経路制御部は、新たな前記アクティブインタフェースとして設定されるべき前記他の上流インタフェースを特定する切り替え情報を作成し、
前記切り替え設定部は、前記切り替え情報に従って新たな前記アクティブインタフェースを設定する、ネットワーク通信装置。
このネットワーク通信装置では、切り替え情報によって新たなアクティブインタフェースとして設定されるべき他の上流インタフェースが特定されるため、より迅速に新たなアクティブインタフェースの設定を実行することができる。
[適用例5]適用例1ないし適用例4のいずれかに記載のネットワーク通信装置であって、
前記所定のタイミングは、前記アクティブインタフェースとして設定された前記上流インタフェースを介した前記マルチキャストのデータの受信が不可能となる所定の障害が検出された時である、ネットワーク通信装置。
このネットワーク通信装置では、マルチキャストのデータの受信が不可能となる所定の障害が検出された時に、迅速にマルチキャストの経路の切り替えを行うことができる。
[適用例6]適用例5に記載のネットワーク通信装置であって、
前記所定の障害は、前記アクティブインタフェースとして設定された前記上流インタフェースの障害と、前記アクティブインタフェースとして設定された前記上流インタフェースを介して前記ネットワーク通信装置と隣接する隣接ネットワーク通信装置の障害と、前記マルチキャストの送信元から前記アクティブインタフェースとして設定された前記上流インタフェースまでの通信経路の障害と、の少なくとも1つである、ネットワーク通信装置。
このネットワーク通信装置では、アクティブインタフェースとして設定された上流インタフェースの障害と、アクティブインタフェースとして設定された上流インタフェースを介してネットワーク通信装置と隣接する隣接ネットワーク通信装置の障害と、マルチキャストの送信元からアクティブインタフェースとして設定された上流インタフェースまでの通信経路の障害と、の少なくとも1つが検出された時に、迅速にマルチキャストの経路の切り替えを行うことができる。
[適用例7]適用例5または適用例6に記載のネットワーク通信装置であって、さらに、
前記所定の障害を検出する障害検出部を備える、ネットワーク通信装置。
このネットワーク通信装置では、障害検出部により障害が検出された時に、迅速にマルチキャストの経路の切り替えを行うことができる。
[適用例8]適用例7に記載のネットワーク通信装置であって、
前記障害検出部は障害検出プロトコルを利用可能である、ネットワーク通信装置。
このネットワーク通信装置では、障害検出プロトコルを利用して障害が検出された時に、迅速にマルチキャストの経路の切り替えを行うことができる。
[適用例9]適用例1に記載のネットワーク通信装置であって、
前記経路設定部による処理と、前記切り替え設定部による処理と、は互いに独立して実行される、ネットワーク通信装置。
このネットワーク通信装置では、経路設定部による処理と切り替え設定部による処理とが互いに独立して実行されるため、経路設定部による処理の実行中であっても、迅速にマルチキャストの経路の切り替えを行うことができる。
[適用例10]適用例1に記載のネットワーク通信装置であって、
前記経路制御部は、前記所定のタイミングを特定する切り替え情報を作成し、
前記切り替え設定部は、前記切り替え情報に従って新たな前記アクティブインタフェースを設定する、ネットワーク通信装置。
このネットワーク通信装置では、マルチキャストの経路の切り替えを行うタイミングを予め設定することができると共に、予め登録された所定のタイミングにおいて、迅速にマルチキャストの経路の切り替えを行うことができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、ネットワーク通信方法および装置、ネットワーク中継方法および装置、データ転送方法および装置、経路設定方法および装置、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.実施例:
A−1.ネットワークの構成:
A−2.マルチキャスト経路設定処理:
A−3.障害時経路切り替え処理:
B.変形例:
A.実施例:
A−1.ネットワークの構成:
図1は、本発明の実施例におけるネットワークの構成を概略的に示す説明図である。本実施例のネットワーク10は、マルチキャスト経路制御プロトコルであるPIM−SMに対応したマルチキャストネットワークである。ネットワーク10は、マルチキャストグループにおけるデータの送信元としての送信端末300と、当該マルチキャストグループに参加してマルチキャストのデータを最終的に受信する2つの受信端末200と、送信端末300と受信端末200との間で通信されるデータの中継を行うネットワーク通信装置としての6つのルータ100と、を備えている。ネットワーク10内の構成要素間は、リンク400を介して接続されている。リンク400はデータの伝送路であり、例えばUTPケーブル、STPケーブル、光ファイバ、同軸ケーブル、または無線によって構成される。
なお、本明細書では、ネットワーク10内の個々の構成要素を区別するために、構成要素を表す符号の末尾に、個々の構成要素を区別するための識別符号を付加する場合がある。例えば、本実施例のネットワーク10内には、6つのルータ100が存在しており、6つのルータ100のそれぞれを、ルータ100A,100B,100C,100D,100E,100Fと表す場合がある。ただし、同種の構成要素を個々に区別する必要のないときは、符号の末尾に付加した上記識別符号を省略して表現する。また、本明細書では、構成要素の名前に上記識別符号を付加して呼ぶ場合がある。例えば、ルータ100AをルータAと呼ぶ場合がある。
また、本明細書では、マルチキャスト通信において送受信されるデータをマルチキャストパケットとも呼ぶ。また、送信端末と受信端末とが1対1で通信を行うユニキャスト通信において送受信されるデータをユニキャストパケットとも呼ぶ。
図1に示すように、送信端末300A(送信端末A)は、ルータ100D(ルータD)に接続されている。また、受信端末200A(受信端末A)は、ルータ100A(ルータA)に接続されている。ルータ100Aは、ルータ100B(ルータB)およびルータ100C(ルータC)に接続されており、ルータ100Bおよびルータ100Cは、ルータ100Dに接続されている。また、受信端末200B(受信端末B)は、ルータ100E(ルータE)に接続されている。ルータ100Eは、ルータ100F(ルータF)に接続されており、ルータ100Fは、ルータ100Dに接続されている。
図2は、本実施例におけるルータの構成を概略的に示す説明図である。図2には、ルータ100A(ルータA)(図1参照)の構成を示している。ルータ100Aは、他の装置(ルータ100や受信端末200)との間でデータ通信を行う通信部140と、通信部140におけるデータ通信を制御する制御部110と、を備えている。
通信部140は、例えばASIC(特定用途IC)により構成されており、データの入出力孔として機能する複数のネットワークインタフェース142を有している。1つのネットワークインタフェース142a(「ネットワークインタフェースa」または「IFa」とも呼ぶ)は、リンク400を介してルータ100B(ルータB)と接続されている。別の1つのネットワークインタフェース142b(「ネットワークインタフェースb」または「IFb」とも呼ぶ)は、リンク400を介してルータ100C(ルータC)と接続されている。また、さらに別の1つのネットワークインタフェース142c(「ネットワークインタフェースc」または「IFc」とも呼ぶ)は、リンク400を介して受信端末200A(受信端末A)と接続されている。
制御部110は、CPU112と内部メモリ114とを含んでいる。内部メモリ114は、例えばRAMやフラッシュメモリにより構成されている。なお、図1では、内部メモリ114を1つのメモリ領域として示しているが、内部メモリ114は複数のメモリ領域により構成されるとしてもよい。
内部メモリ114には、ユニキャスト経路設定部122と、ユニキャストパケット中継処理部124と、マルチキャストパケット経路設定部126と、マルチキャストパケット中継処理部128と、障害検出部132と、切り替え設定部134と、が格納されている。ユニキャスト経路設定部122は、送信端末と受信端末とが1対1で通信を行うユニキャスト通信の経路を設定するためのコンピュータプログラムであり、ユニキャストパケット中継処理部124は、ユニキャスト通信においてユニキャストパケットの中継処理を行うためのコンピュータプログラムである。また、マルチキャストパケット経路設定部126は、マルチキャスト通信の経路を設定するためのコンピュータプログラムであり、マルチキャストパケット中継処理部128は、マルチキャスト通信においてマルチキャストパケットの中継処理を行うためのコンピュータプログラムである。障害検出部132は、ネットワーク10における障害を検出するためのコンピュータプログラムであり、切り替え設定部134は、後述するアクティブインタフェースの切り替えを行うためのコンピュータプログラムである。CPU112は、内部メモリ114からこれらのコンピュータプログラムを読み出して実行することにより、上記各部の機能を実現する。
内部メモリ114には、さらに、ユニキャスト経路計算表UCTと、ユニキャスト中継経路表URTと、マルチキャスト経路計算表MCTと、マルチキャスト中継経路表MRTと、切り替え契機登録表SOTと、が格納されている。
ユニキャスト経路計算表UCTは、ユニキャスト通信における経路の計算・設定に用いられる表であり、ユニキャスト経路設定部122により作成される。また、ユニキャスト中継経路表URTは、ユニキャスト通信においてユニキャストパケット中継処理部124によるパケットの中継処理の際に参照される表であり、ユニキャスト経路設定部122により通知されたユニキャスト経路計算表UCTの内容に基づき、作成・変更・削除される。ユニキャスト経路計算表UCTおよびユニキャスト中継経路表URTは、従来のユニキャスト通信において用いられるものであるため、その具体的な内容については説明を省略する。また、マルチキャスト経路計算表MCTとマルチキャスト中継経路表MRTと切り替え契機登録表SOTとの内容については後述する。
なお、ネットワーク10(図1)上のルータ100A以外の他のルータ100(ルータ100B〜100F)の構成は、図2に示したルータ100Aの構成と同様であるが、他のルータ100はルータ100Aの構成要素の一部を含まなくてもよいし、ルータ100Aには含まれない他の構成要素を含んでもよい。また、他のルータ100のそれぞれのネットワークインタフェース142の接続先は、ネットワーク10の接続構成に従った接続先となっている。
A−2.マルチキャスト経路設定処理:
図3は、本実施例におけるマルチキャスト経路設定処理の流れを示すフローチャートである。また、図4は、本実施例におけるマルチキャスト経路設定処理の概要を示す説明図である。マルチキャスト経路設定処理は、ルータ100A(図1)において、マルチキャストパケットの中継経路の設定を行う処理である。
ステップS110(図3)では、ルータ100A(ルータA)が、受信端末200A(受信端末A)からマルチキャストグループへの参加要求を受信する(図4参照)。本実施例では、この参加要求は、マルチキャストの送信元が送信端末300A(送信端末A)であるマルチキャストグループへの参加要求であるものとする。受信端末200Aからの参加要求は、ネットワークインタフェース142c(IFc)(図2)を介して受信される。
なお、本明細書では、マルチキャスト通信の送信端末側を上流側と呼び、受信端末側を下流側と呼ぶ。例えば、ルータ100Aのネットワークインタフェース142c(IFc)は、上記マルチキャストの下流側のネットワークインタフェースである。
ステップS120(図3)では、ルータ100Aのマルチキャストパケット経路設定部126(図2)が、マルチキャストの上流側の隣接ルータを検索する。具体的には、マルチキャストパケット経路設定部126は、受信したマルチキャストグループ参加要求に含まれる送信元(送信端末300A)のアドレスを特定し、ユニキャスト経路計算表UCT(図2)のエントリを参照して、送信元方向のネットワークインタフェース142を検出する。検出されたネットワークインタフェース142に接続されたルータ100が隣接ルータとされる。
ステップS120において上流側の隣接ルータが検出されなかった場合には(ステップS130:No)、マルチキャスト経路設定処理は終了される。一方、上流側の隣接ルータが検出された場合には(ステップS130:Yes)、マルチキャストパケット経路設定部126が、マルチキャスト経路計算表MCT(図2)の登録を行う(ステップS140)。本実施例のネットワーク10(図1)では、ルータ100Bおよびルータ100Cが隣接ルータとして検出されるため、マルチキャスト経路計算表MCTの登録が行われる。
図5はマルチキャスト経路計算表MCTの内容の一例を示す説明図である。マルチキャスト経路計算表MCTには、マルチキャストグループ毎に、マルチキャストの送信元のアドレス(「ソース」の項目)と、マルチキャストの宛先アドレス(「グループ」の項目)と、マルチキャストの上流側の隣接ルータおよび隣接ルータとの接続に用いられるネットワークインタフェース(「隣接ルータ(IF)」の項目)と、が登録される。マルチキャストパケット経路設定部126は、受信された参加要求により特定される送信元のアドレス(例えば「ソース1」)および宛先アドレス(例えば「グループ1」)と、隣接ルータおよびネットワークインタフェース(ルータB(IFa)およびルータC(IFb))と、をマルチキャスト経路計算表MCTに登録する。
マルチキャストパケット経路設定部126は、さらに、隣接ルータの内の1つを例えばハッシュ計算やユニキャスト経路のメトリック値参照によって選択し、選択された隣接ルータとの接続に用いられるネットワークインタフェース142をアクティブインタフェースとして設定する。すなわち、マルチキャストパケット経路設定部126は、検出された上流側のネットワークインタフェース142の1つをアクティブインタフェースとして設定する。マルチキャストパケット経路設定部126は、アクティブインタフェースとして設定したネットワークインタフェース142を、マルチキャスト経路計算表MCTの「アクティブインタフェース」の項目に登録する。図5の例では、ルータ100Bに接続されるネットワークインタフェース142a(IFa)(図2参照)がアクティブインタフェースとして登録されている。
また、マルチキャストパケット経路設定部126は、マルチキャストの下流側のネットワークインタフェース142を、マルチキャスト経路計算表MCTの「出力インタフェース」の項目に登録する。図5の例では、受信端末200Aに接続されるネットワークインタフェース142c(IFc)(図2参照)が下流側のネットワークインタフェースとして登録されている。
ステップS150(図3)では、マルチキャストパケット経路設定部126(図2)が、登録されたすべての隣接ルータに対してマルチキャストグループ参加要求を送信する。本実施例のネットワーク10では、隣接ルータとしてルータ100Bとルータ100Cとが登録されているため(図5参照)、マルチキャストパケット経路設定部126は、ネットワークインタフェース142a(IFa)およびネットワークインタフェース142b(IFb)を介して、ルータ100Bおよびルータ100Cにマルチキャストグループ参加要求を送信する(図4参照)。これにより、2つのネットワークインタフェース142(IFaおよびIFb)からのマルチキャストグループ参加要求がルータ100Aから上流側に送信されることとなる。なお、マルチキャストグループ参加要求は、例えばPIM Joinメッセージとして送信される。
ステップS160(図3)では、マルチキャストパケット経路設定部126(図2)が、切り替え契機登録表SOTの登録を行う。図6は切り替え契機登録表SOTの内容の一例を示す説明図である。切り替え契機登録表SOTには、マルチキャストグループ毎に、アクティブインタフェースと、マルチキャストの上流側のネットワークインタフェース142の内のアクティブインタフェース以外であるセカンダリインタフェースと、が登録される。本実施例では、切り替え契機登録表SOTに、アクティブインタフェースとしてネットワークインタフェース142a(IFa)が登録され、セカンダリインタフェースとしてアクティブインタフェース以外の上流側ネットワークインタフェースであるネットワークインタフェース142b(IFb)が登録される。
マルチキャストパケット経路設定部126は、また、アクティブインタフェースの切り替えを行う契機(タイミング)を、切り替え契機登録表SOTの「切り替え契機」の項目に登録する。本実施例では、切り替え契機として、アクティブインタフェースの障害、アクティブインタフェースを介した通信経路上の隣接ルータの障害、送信端末300Aからアクティブインタフェースまでの通信経路の障害等が登録される。これらの障害は、ルータ100Aが、アクティブインタフェースを介して、送信端末300Aから送出されたマルチキャストパケットを受信することが不可能となる障害である。さらに、本実施例では、切り替え契機として、障害検出プロトコル(例えばBFD(Bidirectional Forwarding Detection))によりネットワーク10の障害が検出された時が登録される。
ステップS170(図3)では、マルチキャストパケット中継処理部128(図2)が、マルチキャストパケット経路設定部126により通知されたマルチキャスト経路計算表MCTの登録結果に基づき、マルチキャスト中継経路表MRTの登録を行う。図7はマルチキャスト中継経路表MRTの内容の一例を示す説明図である。マルチキャスト中継経路表MRTには、マルチキャストグループ毎に、マルチキャストの送信元のアドレス(「ソース」の項目)と、マルチキャストの宛先アドレス(「グループ」の項目)と、下流側のネットワークインタフェース(「出力インタフェース」の項目)と、が登録される。また、マルチキャスト中継経路表MRTには、すべての上流側のネットワークインタフェース142(すべての隣接ルータに接続されるネットワークインタフェース142)が「入力インタフェース」の項目に登録される。さらに、各入力インタフェースについて、アクティブインタフェースとして設定されているか否かを示す識別子が「アクティブ識別子」の項目に登録される。図7の例では、「アクティブ識別子」の項目において、「1」は入力インタフェースがアクティブインタフェースとして設定されていることを示し、「0」は入力インタフェースがアクティブインタフェースとして設定されていないことを示している。従って、アクティブインタフェースとして設定されたネットワークインタフェース142a(IFa)のアクティブ識別子は「1」となっている。
以上のように、受信端末200Aからマルチキャストグループ参加要求を受信したルータ100Aは、マルチキャスト経路設定処理(図3)を実行する。ルータ100Aによるマルチキャスト経路設定処理のステップS150において送信された参加要求を受信したルータ100Aの隣接ルータ(本実施例ではルータ100Bおよびルータ100C)は、同様にマルチキャスト経路設定処理を実行する。この処理において、ルータ100Bおよびルータ100Cからルータ100Dにマルチキャストグループ参加要求が送信される(図4参照)。これにより、送信端末300Aを収容するルータ100Dに、2つの経路を介してマルチキャストグループ参加要求が到達し、マルチキャストのための送信端末300Aから受信端末200Aまでの2つの通信経路が設定される。また、図4に示すように、受信端末200Bからルータ100Eに向けて送信されたマルチキャストグループ参加要求は、同様にして、ルータ100Eおよびルータ100Fを介して、ルータ100Dに到達し、送信端末300Aから受信端末200Bまでのマルチキャストの通信経路が設定される。
図8は、マルチキャストパケットの流れを示す説明図である。図8には、図4に示すように送信端末300Aから受信端末200Aおよび受信端末200Bまでのマルチキャストの通信経路が設定された状態におけるマルチキャストパケットの流れを示している。
本実施例のネットワーク10におけるマルチキャスト通信では、送信端末300Aからマルチキャストのグループアドレス宛に送出されたマルチキャストパケットMPが、各ルータ100のマルチキャストパケット中継処理部128(図2)による中継処理によって転送され、最終的に受信端末200Aおよび受信端末200Bによって受信される。
具体的には、送信端末300Aから送出されたマルチキャストパケットMPはルータ100Dに受信される。ルータ100Dは、マルチキャストパケットMPを複製し、3つの下流側ルータ(ルータ100B、100C、100F)に転送する。ルータ100Fに送信されたマルチキャストパケットMPは、ルータ100Eを介して受信端末200Bへと転送される。
また、ルータ100Bに送信されたマルチキャストパケットMPは、ルータ100Aに転送され、ルータ100Cに送信されたマルチキャストパケットMPも、同じくルータ100Aに転送される。ここで、ルータ100Aのマルチキャストパケット中継処理部128(図2)は、アクティブインタフェースとして設定されたネットワークインタフェース142であるネットワークインタフェース142a(IFa)(図7参照)により受信されたマルチキャストパケットMPのみを下流側のネットワークインタフェース142c(IFc)を介して受信端末200Aに中継する。一方、マルチキャストパケット中継処理部128は、アクティブインタフェースとして設定されていないネットワークインタフェース142であるネットワークインタフェース142b(IFb)により受信されたマルチキャストパケットMPは、中継を行わずに廃棄する。
このように、ルータ100Aは、2つの上流側隣接ルータから、2つのネットワークインタフェース142(IFaおよびIFb)を介してマルチキャストパケットMPを受信し、1つのアクティブインタフェース(IFa)により受信されたマルチキャストパケットMPのみを下流側に中継すると共に、他方のネットワークインタフェース142(IFb)により受信されたマルチキャストパケットMPは廃棄する。
A−3.障害時経路切り替え処理:
図9は、本実施例における障害時経路切り替え処理の流れを示すフローチャートである。また、図10は、本実施例における障害時経路切り替え処理の概要を示す説明図である。障害時経路切り替え処理は、ルータ100Aにおいてアクティブインタフェースを介したマルチキャストの経路の障害を検出した場合に、アクティブインタフェースを切り替えることによって経路を切り替える処理である。
ステップS210(図9)では、ルータ100A(ルータA)の障害検出部132(図2)が、障害を検出する。なお、障害の検出は他の方法により行われてもよい。本実施例では、図10に示すようにルータ100Aとルータ100Bとの間の経路上で発生した障害Tが検出されたものとする。
ステップS220(図9)では、切り替え設定部134(図2)が、障害部位を上流とするマルチキャストの登録が有るか否かを判定する。そのようなマルチキャストの登録が無いと判定された場合には(ステップS220:No)、マルチキャストの経路切り替えの必要は無いため、処理は終了される。
そのようなマルチキャストの登録が有ると判定された場合には(ステップS220:Yes)、切り替え設定部134は、障害Tの位置がアクティブインタフェースを介したマルチキャストの経路上であるか否かを判定する(ステップS230)。障害Tの位置がアクティブインタフェースを介したマルチキャストの経路上ではないと判定された場合には(ステップS230:No)、経路切り替えの必要は無いため、処理は終了される。
障害Tの位置がアクティブインタフェースを介したマルチキャストの経路上であると判定された場合には(ステップS230:Yes)、切り替え設定部134は、障害Tが切り替え契機登録表SOT(図6)に登録された切り替え契機に該当するか否かを判定する(ステップS240)。障害Tが登録された切り替え契機に該当しないと判定された場合には(ステップS240:No)、処理は終了される。
障害Tが登録された切り替え契機に該当すると判定された場合には(ステップS240:Yes)、切り替え設定部134は、上流側の隣接ルータが複数存在するか否かを判定する(ステップS250)。上流側の隣接ルータが複数存在しないと判定された場合には(ステップS250:No)、経路の切り替えを行うことはできないため、切り替え設定部134によりマルチキャストの登録が削除された後(ステップS290)、処理は終了される。
上流側の隣接ルータが複数存在すると判定された場合には(ステップS250:Yes)、切り替え設定部134は、切り替え契機登録表SOT(図6)を参照して、セカンダリインタフェースとして登録されたネットワークインタフェース142を検出する(ステップS260)。切り替え契機登録表SOTにセカンダリインタフェースとして複数のネットワークインタフェース142が登録されている場合には、その中から1つのネットワークインタフェース142が選択される。図6の例では、切り替え契機登録表SOTに唯一のセカンダリインタフェースとしてネットワークインタフェース142b(IFb)が登録されているため、ネットワークインタフェース142b(IFb)が検出される。
ステップS270(図9)では、切り替え設定部134が、マルチキャスト中継経路表MRTの更新登録を行う。具体的には、切り替え設定部134は、ステップS260で検出された1つのセカンダリインタフェースが新たにアクティブインタフェースとして登録されるよう、マルチキャスト中継経路表MRT(図7)の「アクティブ識別子」の項目を変更する。図7の例では、ネットワークインタフェース142b(IFb)に対応したアクティブ識別子が「0」から「1」に変更される。反対に、切り替え前においてアクティブインタフェースであったネットワークインタフェース142a(IFa)に対応したアクティブ識別子は「1」から「0」に変更される。
ステップS270においてマルチキャスト中継経路表MRT(図7)が更新登録された時以降は、マルチキャストパケット中継処理部128は、更新登録後のマルチキャスト中継経路表MRTに従ってマルチキャストパケットの中継処理を実行する。そのため、図10に示すように、マルチキャストパケット中継処理部128は、ルータ100Cからネットワークインタフェース142b(IFb)を介して受信されたマルチキャストパケットMPを、下流側のネットワークインタフェース142c(IFc)を介して受信端末200Aへと中継する。
ステップS280(図9)では、切り替え設定部134(図2)からの通知を受けたマルチキャストパケット経路設定部126が、マルチキャスト経路計算表MCT(図5)の更新登録を行う。なお、切り替え設定部134によるマルチキャスト中継経路表MRTの更新登録と、マルチキャストパケット経路設定部126によるマルチキャスト経路計算表MCTの更新登録とは、互いに独立して実行される。
以上説明したように、本実施例のネットワーク10では、ルータ100Aが複数の上流側のネットワークインタフェース142を介してマルチキャストパケットを受信することができる。また、ルータ100Aは、アクティブインタフェースとして設定されたネットワークインタフェース142を介して受信したマルチキャストパケットのみを下流側に中継する。また、アクティブインタフェースを介したマルチキャストの経路上で障害が発生した場合には、アクティブインタフェースを切り替えるだけでマルチキャストの経路を切り替えることができ、通信断時間の短縮を図ることができる。従って、本実施例のルータ100Aは、ネットワークにおけるマルチキャスト通信の信頼性を向上させることができる。
また、本実施例のネットワーク10では、ルータ100Aが、上流側のすべての隣接ルータやアクティブインタフェース、セカンダリインタフェース等を予め登録しており、すべての隣接ルータからマルチキャストパケットを受信しているので、マルチキャストの経路の切り替えの際に、隣接ルータを再検出したり、新たなアクティブインタフェースを選択したり、マルチキャストグループ参加要求を送信したりする必要がなく、迅速な切り替えを実現することができる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B1.変形例1:
上記実施例におけるネットワーク10やルータ100Aの構成は、あくまで一例であり、ネットワーク10やルータ100Aの構成を他の構成とすることも可能である。また、本発明は、ルータに限らず、レイヤ2スイッチやレイヤ3スイッチ、アクセスポイントといった他のネットワーク通信装置にも適用可能である。
B2.変形例2:
上記実施例では、検出された上流側の隣接ルータをすべてマルチキャスト経路計算表MCTに登録するものとしているが、複数の隣接ルータが登録される限り、必ずしもすべての隣接ルータを登録する必要はない。
B3.変形例3:
上記実施例では、障害Tの発生時にマルチキャストの経路の切り替えが行われるものとしているが、マルチキャストの経路の切り替えが行われるタイミングは、必ずしも障害Tの発生時に限らず、例えば保守点検時等の他のタイミングであってもよい。
B4.変形例4:
上記実施例では、マルチキャスト中継経路表MRTがマルチキャストパケット中継処理部128により登録されるとしているが、マルチキャスト中継経路表MRTはマルチキャストパケット経路設定部126により登録されるとしてもよい。
B5.変形例5:
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、通信部140はASICにより構成される必要はなく、例えばソフトウェアによって通信部140の機能を実現するとしてもよい。
本発明の実施例におけるネットワークの構成を概略的に示す説明図である。 本実施例におけるルータの構成を概略的に示す説明図である。 本実施例におけるマルチキャスト経路設定処理の流れを示すフローチャートである。 本実施例におけるマルチキャスト経路設定処理の概要を示す説明図である。 マルチキャスト経路計算表MCTの内容の一例を示す説明図である。 切り替え契機登録表SOTの内容の一例を示す説明図である。 マルチキャスト中継経路表MRTの内容の一例を示す説明図である。 マルチキャストパケットの流れを示す説明図である。 本実施例における障害時経路切り替え処理の流れを示すフローチャートである。 本実施例における障害時経路切り替え処理の概要を示す説明図である。
符号の説明
10…ネットワーク
100…ルータ
110…制御部
112…CPU
114…内部メモリ
122…ユニキャスト経路設定部
124…ユニキャストパケット中継処理部
126…マルチキャストパケット経路設定部
128…マルチキャストパケット中継処理部
132…障害検出部
134…切り替え設定部
140…通信部
142…ネットワークインタフェース
200…受信端末
300…送信端末
400…リンク

Claims (11)

  1. ネットワーク通信装置であって、
    複数のネットワークインタフェースと、
    前記複数のネットワークインタフェースの中からマルチキャストの上流側のネットワークインタフェースである上流インタフェースを検索し、検出された前記上流インタフェースの1つをアクティブインタフェースとして設定する経路設定部と、
    複数の前記上流インタフェースを介した前記マルチキャストのデータの受信が可能であると共に、前記アクティブインタフェースとして設定されている前記上流インタフェースを介して受信された前記マルチキャストのデータのみを、前記マルチキャストの下流側へと中継する中継処理部と、
    所定のタイミングで、前記アクティブインタフェースとして設定されている前記上流インタフェースの代わりに、他の前記上流インタフェースを、新たな前記アクティブインタフェースとして設定する切り替え設定部と、を備える、ネットワーク通信装置。
  2. 請求項1に記載のネットワーク通信装置であって、
    前記経路設定部は、複数の前記上流インタフェースが検出された場合に、前記複数の上流インタフェースのそれぞれへの前記マルチキャストのデータの送信要求を、前記複数の上流インタフェースのそれぞれを介して前記マルチキャストの上流側に発行する、ネットワーク通信装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のネットワーク通信装置であって、
    前記経路制御部は、検出された前記上流インタフェースと設定された前記アクティブインタフェースとを特定する経路情報を作成し、
    前記中継処理部は、前記経路情報に従って前記マルチキャストのデータの中継を行い、
    前記切り替え設定部は、前記経路情報を変更することにより新たな前記アクティブインタフェースを設定する、ネットワーク通信装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のネットワーク通信装置であって、
    前記経路制御部は、新たな前記アクティブインタフェースとして設定されるべき前記他の上流インタフェースを特定する切り替え情報を作成し、
    前記切り替え設定部は、前記切り替え情報に従って新たな前記アクティブインタフェースを設定する、ネットワーク通信装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のネットワーク通信装置であって、
    前記所定のタイミングは、前記アクティブインタフェースとして設定された前記上流インタフェースを介した前記マルチキャストのデータの受信が不可能となる所定の障害が検出された時である、ネットワーク通信装置。
  6. 請求項5に記載のネットワーク通信装置であって、
    前記所定の障害は、前記アクティブインタフェースとして設定された前記上流インタフェースの障害と、前記アクティブインタフェースとして設定された前記上流インタフェースを介して前記ネットワーク通信装置と隣接する隣接ネットワーク通信装置の障害と、前記マルチキャストの送信元から前記アクティブインタフェースとして設定された前記上流インタフェースまでの通信経路の障害と、の少なくとも1つである、ネットワーク通信装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載のネットワーク通信装置であって、さらに、
    前記所定の障害を検出する障害検出部を備える、ネットワーク通信装置。
  8. 請求項7に記載のネットワーク通信装置であって、
    前記障害検出部は障害検出プロトコルを利用可能である、ネットワーク通信装置。
  9. 請求項1に記載のネットワーク通信装置であって、
    前記経路設定部による処理と、前記切り替え設定部による処理と、は互いに独立して実行される、ネットワーク通信装置。
  10. 請求項1に記載のネットワーク通信装置であって、
    前記経路制御部は、前記所定のタイミングを特定する切り替え情報を作成し、
    前記切り替え設定部は、前記切り替え情報に従って新たな前記アクティブインタフェースを設定する、ネットワーク通信装置。
  11. ネットワーク通信方法であって、
    (a)複数のネットワークインタフェースの中からマルチキャストの上流側のネットワークインタフェースである上流インタフェースを検索し、検出された前記上流インタフェースの1つをアクティブインタフェースとして設定する工程と、
    (b)複数の前記上流インタフェースを介して前記マルチキャストのデータを受信すると共に、前記アクティブインタフェースとして設定されている前記上流インタフェースを介して受信された前記マルチキャストのデータのみを、前記マルチキャストの下流側へと中継する工程と、
    (c)所定のタイミングで、前記アクティブインタフェースとして設定されている前記上流インタフェースの代わりに、他の前記上流インタフェースを、新たな前記アクティブインタフェースとして設定する工程と、を備える、ネットワーク通信方法。
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