JP2009129932A - ユニットケース - Google Patents

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Abstract

【課題】大きさの違う筐体を有する電子機器ユニットを取付け可能にする。
【解決手段】ユニットシャーシの前後方向に沿うように形成された基体に対して,基体の前方には前記電子機器ユニットを前記ユニットシャーシ内の所定位置に収納するための導入部と,基体の中間部位には前記導入部の基端から連設され,前記基体の後方に向かって左右両側に徐々に拡開するように形成された誘導部と,該誘導部の後端から前記基体に向かって収束するように形成された受止部と,を備えてなる着脱自在の掛止具を,前記ユニットシャーシの内部に1または横並びに複数個を備える。電子機器ユニットの外周には,前記受止部に対して掛かり止めするための掛止部を備える。掛止部と受止部とで掛止手段を形成し,前記電子機器ユニットを前記ユニットケースに対し取付けたときに,少なくとも前記掛止手段によって前記収納ラックに横並びに複数個配列して収納できる。

【選択図】 図1

Description

本発明は,主に収納ラックに収納される電子機器ユニットを取付けるために用いられるユニットシャーシの構造に関する。
例えば,送信ユニットや受信ユニット等からなる放送用電子機器等は,収納ラックに装着されて使用されることが多い。このような電子機器を収納するのに適した収納ラックには,日本工業規格(JIS)や米国電子工業会(EIA)などで定められた規格のものが有る。この収納ラックは,両側に備えられている支柱に対して,前後に貫通した取付孔が形成されており,JISによって規格化された収納ラックでは50mmのピッチ間隔で上下方向多数の取付孔が設けられており,前記送信ユニットや受信ユニット等の電子機器が上下に多段に整列して収納できるようになっている。
このように形成された収納ラックには,収納ラックの幅に対応した筐体幅を有する電子機器ユニットを挿着するばかりでなく,小型の電子機器ユニットを横並びに複数個配列できるように筐体幅を形成することによって,一段当たりに,例えば2個の電子機器ユニットを横並びに配列する場合も考えられる。このような場合,中央部位に仕切部が形成することで2つの収納部が形成された,電子機器ユニットを収納するためのユニットシャーシを備えることによって,該ユニットケースに対して2つの電子機器ユニットを収納するようにしたものが一般的であった。
(例えば,特許文献1の図10参照)
これに対して,収納ラックに固定される第1の取付部が一旦側に設けられ内部に電子機器ユニットが収納される第1のシャーシブロックと,前記ラックに固定される第2の取付部が一旦側に設けられ内部に電子機器ユニットが収納される第2のシャーシブロックと,前記第1のシャーシブロックの他端側と前記第2のシャーシブロックの他端側とを着脱自在に連結する連結部材を具備したことによって,ユニットシャーシを2つの電子機器ユニット取付用として用いる場合は,第1及び第2のシャーシブロックを連結部材によって連結し,また,1つの電子機器ユニットのみを取付ける場合は第1及び第2のシャーシを分離し,何れか一方に電子機器ユニットを取付けるように構成されたユニットシャーシが提案されている。
(例えば,特許文献1参照)
また,電子機器ユニットを横並びに配列する他の実施形態として,隣合う筐体の間を分離可能に結合具を介して結合し,結合した筐体列両端と収納ラックの支柱との間を筐体に取外し可能に取付けた取付け具を介して結合する構成とし,その結合はアリとアリ溝との嵌合によって行うものが提案されている。
(例えば,特許文献2参照)
実開平06−29177号公報 特開2001−298276号公報
しかし,特許文献1に従来技術として示されている図10の構成のユニットシャーシでは,その構成が簡単であるものの,図によく示されているように,電子機器ユニットをユニットシャーシに固定する固定手段として,例えばネジを用いるのであるが,この固定方法では,電子機器ユニットの4隅をネジ止めする必要があるなど,組立に手間がかかるといった問題があった。
また,特許文献1に示されている実施例では,電子機器ユニットを横並びに配列する場合でも,電子機器ユニットを単独で取付ける場合でも,収納ラックに対する収納効率を上げることができるものの,その連結構造が複雑になるばかり,コストが高くなるばかりでなく,運用の途中でシステム変更を行うような場合,即ち,横並びの配列から単独使用へ,もしくは,単独使用から横並びの配列に変更するようなときは,連結手段に対する嵌め合わせや,解除を行うために,既に設置されている電子機器ユニットを取外さなければならないといった作業性の悪さが問題であった。
更に,特許文献2に示されている実施例では,隣合う筐体の間を分離可能に結合具を介して結合し,結合した筐体列両端と収納ラックの支柱との間を筐体に取外し可能に取付けた取付け具を介して結合する構成とし,その結合はアリとアリ溝との嵌合によって行う用に構成されており,その嵌合の為には,筐体が精度良く形成されていることが必要であり,そのためには金型等が極めて高精度にできていることが求められ,延いてはコストの高いものになってしまうといった問題があった。
そこで本願においては,こうした問題点を解決するためになされたものであり,
その目的は,簡単な構成で横並びに電子機器ユニットを取付け可能なユニットシャーシを提供することにある。
他の目的は,外形の大きさの違う筐体を有する電子機器ユニットを取付け可能なユニットシャーシを提供することにある。
他の目的は,ユニットシャーシに対する電子機器ユニットの取付けが簡単にできるユニットシャーシを提供することにある。
上記課題を解決するために,請求項1の発明は,収納ラックに対して電子機器ユニットを取付けるためのユニットシャーシにおいて,前記ユニットシャーシの前後方向に沿うように形成された基体に対して,該基体の前方には前記電子機器ユニットを前記ユニットシャーシ内の所定位置に収納するための導入部と,基体の中間部位には前記導入部の基端から連設され,前記基体の後方に向かって左右両側に徐々に拡開するように形成された誘導部と,該誘導部の後端から前記基体に向かって収束するように形成された受止部と,を備えてなる掛止具を,前記ユニットシャーシの内部に1または横並びに複数個を備えており,
前記電子機器ユニットは,前記ユニットケース内部に1または横並びに複数個備えた前記掛止具によって区切られたスペースに配列できる筐体幅に形成されていると共に,その外周には電子機器ユニットを前記ユニットシャーシの所定位置に収納したときに,前記掛止具に形成された受止部に対して掛かり止めするための掛止部を備えることによって,該掛止部と前記受止部とで掛止手段を形成し,前記電子機器ユニットを前記ユニットケースに対し取付けたときに,少なくとも前記掛止手段によって掛止することによって,電子機器ユニットを前記収納ラックに横並びに複数個配列して収納できるように構成した。
請求項2の発明は,請求項1に記載のユニットシャーシにおいて,前記掛止具は,前記ユニットケースに対して着脱自在となるように構成した。
請求項3の発明は,請求項1又は請求項2の何れか一項に記載のユニットシャーシにおいて, 前記電子機器ユニットの前面より,一方の側方に突出するように設けられた取付具に備えられた,該取付具の中間部位に前後を貫通するように形成された貫通孔と,
前記ユニットケースの両側方に備えられた前記取付具を当付ける当付部に備えられた,該ユニットケースに前記電子機器ユニットを収納したときに,前記取付孔に対向する位置になるよう形成されたボルトネジ孔とで位置決め手段を形成し,前記電子機器ユニットを,前記掛止具によって区切られたスペースに収納する場合において,前記電子機器ユニットの一側面側を前記掛止具に沿うようにして,前記取付具が前記当付部に当接するまで押し入れた時は,前記位置決め手段である前記貫通孔の中心軸線と前記ボルトネジ孔の中心軸線が水平方向にずれた状態で装着され,次に前記位置決め手段である前記貫通孔の中心軸線と前記ボルトネジ孔の中心軸線が略一致するまで前記電子機器ユニットを水平方向に移動させることによって,前記掛止部と前記受止部とからなる前記掛止手段が嵌合するように構成した。
請求項1の発明によれば,収納ラックに対して電子機器ユニットを取付けるためのユニットシャーシにおいて,前記ユニットシャーシの前後方向に沿うように形成された基体に対して,該基体の前方には前記電子機器ユニットを前記ユニットシャーシ内の所定位置に収納するための導入部と,基体の中間部位には前記導入部の基端から連設され,前記基体の後方に向かって左右両側に徐々に拡開するように形成された誘導部と,該誘導部の後端から前記基体に向かって収束するように形成された受止部と,を備えてなる掛止具を,前記ユニットシャーシの内部に1または横並びに複数個を備えており,前記電子機器ユニットは,前記ユニットケース内部に1または横並びに複数個備えた前記掛止具によって区切られたスペースに配列できる筐体幅に形成されていると共に,その外周には電子機器ユニットを前記ユニットシャーシの所定位置に収納したときに,前記掛止具に形成された受止部に対して掛かり止めするための掛止部を備えることによって,該掛止部と前記受止部とで掛止手段を形成し,前記電子機器ユニットを前記ユニットケースに対し取付けたときに,少なくとも前記掛止手段によって掛止することによって,電子機器ユニットを前記収納ラックに横並びに複数個配列して収納できるようにしたので,
掛止具20を所定の間隔となるように取付けるだけの簡単な方法で,ユニットシャーシ内のスペースに複数の電子機器ユニットが配列することができる。しかも,前記掛止具20は,電子機器ユニットを収納するスペースを区切る役目をするばかりでなく,前記電子機器ユニットの一側面側を前記掛止具20に沿うようにして押し込むことによって,電子機器ユニットを収納スペースへ装着する時の導入と誘導を容易にするし,装着が完了したときは,電子機器ユニットは,少なくとも掛止具20の受止部25と筐体18の掛止部15とからなる前記掛止手段35によってユニットシャーシに掛止することができるといった,取付の容易性をもったものとすることができる。
請求項2の発明によれば,請求項1に記載のユニットシャーシにおいて,前記掛止具は,前記ユニットケースに対して着脱自在となるように構成したので,
前記掛止具を取外したときは,前記ユニットケースには該ユニットケース幅に対応する筐体幅に形成された大きさの電子機器ユニットが収納でき,前記掛止具を取付けたときは,上述のように横並びに複数個配列できる筐体幅に形成された電子機器ユニットを収納することのできる,少なくとも2様の大きさの電子機器ユニットを簡単な操作で収納可能なユニットシャーシを提供できる。
請求項3の発明によれば,請求項1又は請求項2の何れか一項に記載のユニットシャーシにおいて, 前記電子機器ユニットの前面より,一方の側方に突出するように設けられた取付具に備えられた,該取付具の中間部位に前後を貫通するように形成された貫通孔と,
前記ユニットケースの両側方に備えられた前記取付具を当付ける当付部に備えられた,該ユニットケースに前記電子機器ユニットを収納したときに,前記取付孔に対向する位置になるよう形成されたボルトネジ孔とで位置決め手段を形成し,前記電子機器ユニットを,前記掛止具によって区切られたスペースに収納する場合において,前記電子機器ユニットの一側面側を前記掛止具に沿うようにして,前記取付具が前記当付部に当接するまで押し入れた時は,前記位置決め手段である前記貫通孔の中心軸線と前記ボルトネジ孔の中心軸線が水平方向にずれた状態で装着され,次に前記位置決め手段である前記貫通孔の中心軸線と前記ボルトネジ孔の中心軸線が略一致するまで前記電子機器ユニットを水平方向に移動させることによって,前記掛止部と前記受止部とからなる前記掛止手段が嵌合するように構成したので,
上記効果に加え,前記位置決め手段に対して電子機器ユニットをユニットシャーシに取付けるためのボルトを挿入,螺合するだけで,電子機器ユニットをユニットシャーシに固着できるばかりでなく,掛止手段の掛止も同時に行うことができることから,前記掛止手段に加え,一本のボルトで電子機器ユニットをユニットシャーシに対してしっかりと固着できる,すこぶる良好な作業性を有するユニットシャーシを提供できる。また,装着のための部材(この場合ボルト)が最小限で済むので製品のコストが安くできるといった極めて有用性の高いユニットシャーシを提供することができる。
以下に,本発明を具体化した実施形態の例を,図面を基に詳細に説明する。
図1はユニットシャーシが取付けられた収納ラックの状態を示す一部を破断した斜視図である。図2は電子機器ユニットを収納したユニットシャーシの斜視図である。図3は電子機器ユニットの斜視図である。図4はユニットシャーシの構成を示す斜視図であり,(a)は分解斜視図であり,(b)はは完成したユニットシャーシの斜視図であり,(c)は掛止具の取付状態を示す要部を拡大した斜視図である。図5はユニットシャーシに電子機器ユニットを取付ける状態を示す分解斜視図である。図6(a)は掛止具の構成図であり,(b)は斜視図である。図7はユニットシャーシに電子機器ユニットを収納する手順を示すための一部を破断した断面図であり,電子機器ユニットをユニットケースに押し入れるまでの状態を示す。図8はユニットシャーシに電子機器ユニットを収納する手順を示すための一部を破断した断面図であり,電子機器ユニットが収納された状態を示す。尚,以下の説明で方向を示す場合は,特に明示しない限り図1を基本とし,図1の左斜め下がユニットシャーシに対する前方であり,水平方向を左右または横方向とする
図1に示されている40は収納ラックであり,所定の間隔だけ離れて並設した支柱41,42には,上下及び左右に所定のピッチとなるように設けられた,前記支柱41,42の前後を貫通するように形成されたボルト孔45が複数形成されている。
図における1は本発明の実施形態の例であるユニットシャーシである。このユニットシャーシ1は図に示される電子機器ユニット11,51を収納すると共に,これらを収納ラック40に装着するための取付具としての役目を有するものである。
ユニットケース1の左右両側には,ユニットシャーシの前面側から長手方向外側に向かって突設させ,その中間部位に,前記支柱41,42に形成されたボルト孔45に対向するように形成された,先端部を開放して略U字状に形成された凹部3を有する取付片4が備えられており,該凹部3に対してユニットシャーシ1の前面側から,ボルト5をボルト孔45に螺着することで,ユニットシャーシ1は収納ラック40に装着される。
図2に本発明の実施形態であるユニットシャーシ1の斜視図を示す。この図によく示されているように,この実施形態のユニットシャーシは,図の20で示されている掛止具によって区切られたスペースに複数(図では2つ)の電子機器ユニット11,51が横並びに配列できるように構成されている。
ここで電子機器ユニット11について図3を用いて説明する。本発明における実施形態では,この電子機器ユニットは例えば放送機器に用いられる受信ユニットである。この受信ユニット11は金属製からなるシールド性を有したケース本体12とケース蓋体13からなる略直方体の筐体18からできている。そして,その筐体18の前面にはフロントパネル17が備えられており,図には示されていない受信ユニット11の操作部やコネクタ等が取付けられたり,LEDなどの表示手段が備えられたりしている。さらに,この受信ユニット11の前面側左方には,パネル17と同一面上になる位置から,パネル17の長軸方向に突出するように,例えば金属板等をL字状に折り返し成形してなる取付具14が設けられており,その取付は,例えば,取付具14の一方側を後方に折り返してなる筐体取付部14bを,ネジなどの周知の方法で筐体18の左側面12bに螺合することで行われる。この取付具14は後述するユニットシャーシ1の当付部(6)に対して当て付けると共に,この取付具14の中間部位であって,前記ユニットシャーシ1の当付部6に形成されたネジ孔6aに対向する位置に形成された貫通孔16aを介して,図の16で示される取付ボルトを用いてユニットシャーシ1に対して電子機器ユニットを着脱自在に固着するためのものである。
また,筐体18を構成するケース本体12の一側壁(図で示される実施例では右側壁)12aと,図には示されていない底面との角部には,15で示される前後方向に長く凹状に形成された掛止部が形成されている。この掛止部15は,筐体18の左側壁12bの左右対称位置にも形成されている。本発明の実施形態では,この掛止部15と,後に詳述する前記掛止具20に備えられた受止部とで,請求項に記載の掛止手段35を構成している。
尚,電子機器ユニット51は前記電子機器ユニット11と同様な構成をしたものに対して,前記取付具14を筐体18の右側壁12aに備えたものである。これによって電子機器ユニット51はユニットシャーシ1の右側スペースに収納することができる。図に19で示されるのは,電子機器ユニット11,51の着脱を行う際に掴むための操作金具である。
次に図4(a)を用いて本発明に係る実施形態のユニットシャーシ1の構成を具体的に説明する。本発明に係るユニットケース1は,一枚の金属板を金型等によって折り返し成形したものであり,電子機器ユニット11若しくは51を下から支持する支持板7と,支持板7の前方側上部に設けられた天板8とを備え,前記支持板7と前記天板8の左右両端部には,支持板7の前方端と天板8の前方端とを連設するように一体に形成された,前記電子機器ユニット11若しくは51に備えられた取付具14を当て付けるためであって,前記取付部14に備えられた前記貫通孔16aと対向する位置にボルトネジ孔6aが形成された当付部6が備えられている。更にこの当付部6の内側である他方端には,該当付部6と連設して,後方側に折り返し成形された片であって,前記掛止具20とで電子機器ユニットの収納スペースを区切るための折り返し片6bを備えると共に,当付部6の外側である一方端側には上述したように,当付部6と一体に形成された,ユニットシャーシ1の前面側から長手方向外側に向かって突設させ,その中間部位に,前記支柱41,42に形成されたボルト孔45に対向するように形成された,先端部を開放して略U字状に形成された凹部3を有する取付片4が備えられている。
そして,前記支持板7の前方側及び前記天板の前方側の夫々の略中央には,上下方向に軸線を一致するように対向して形成された取付孔7aおよび8aが形成されている。この取付孔7a及び8aは,前記掛止具20を取付けるためのもので,図4(c)に良く示されるように,天板8の上方,支持板の下方から取付ビス10によって,前記掛止具20を着脱自在に固着するように構成されている。
尚,支持板7に上下を貫通するように形成されている孔7bは,ユニットシャーシ1の軽量化を図ると共に,電子機器ユニット11若しくは51に対する空気の流通経路の役目をするものである。
そしてこのように構成されたユニットシャーシ1は図4(b)に示されるように組付けが完了する。
図5は,このように組付けられたユニットシャーシ1に電子機器ユニット11と51を装着する様子を示す斜視図である。前記掛止具20によって区切られたユニットシャーシ1の左側のスペースには,筐体18の左側壁12bに取付具14を備えた電子機器ユニット11を,前記取付具14がユニットシャーシ1の当付部6に当接するまで押し込み,押し込みが完了したなら,パネル17の前方から,取付ボルト16を貫通孔16aを介して当付部6に形成されたボルトネジ孔6aに螺合することによって,着脱自在に装着する。尚,前記貫通孔16aと前記ボルトネジ孔6aとで請求項に記載の位置決め手段36を形成している。
同様に,前記掛止具20によって区切られたユニットシャーシ1の右側のスペースには,筐体18の右側壁12aに取付具14を備えた電子機器ユニット51を,同じ方法で装着する。尚,この装着における掛止手段35及びこの掛止手段35の掛止方法,位置決め手段36及び取付ボルト16とボルトネジ孔6aの螺合についての詳しい説明を以下に順次行っていく。
先ず,本発明の掛止具20について図6を用いて詳しく説明する。この掛止具20は,電子機器ユニットを横並びに配列するために,ユニットシャーシ1内部を複数(図では2つであるが,実施例に限定されるものではない。)のスペースに区切るためのものであると共に,電子機器ユニットに形成された掛止部15と,後に詳述する前記掛止具20に備えられた受止部とで掛止手段35を構成するためのものである。更には,この掛止具20は,支持板7と天板8の上下間隔を所定幅に保つと共に,支持板7と天板8の撓みを防止する支持部材としての役割を有するよう,金属板を金型成形によって折り返し形成したものである。図6(a)に本発明の実施形態に係る掛止具20の図面を示す。
図6(b)は掛止具20の具体的な実施形態を示す斜視図である。この実施形態では,前記支持板7の内面に当て付けるため,ユニットケース1の前後方向(即ち,フロント部に対して直交する方向)に長軸を有し,前方側には,前記電子機器ユニットの位置決めをするため前後にストレートに形成された導入部22を備えた基体21と,基体21の中間部位には前記導入部22の基端23から連設され,前記基体21の後方に向かって左右両側に徐々に拡開するように形成された誘導部24と,該誘導部24の後端から前記基体21に向かって収束するように形成された受止部25と,中間部位に形成された,前記支持板7と掛止具20の下部を固着する取付ビス10を螺合するためのビスネジ孔26を備えた支持板当付片201と,前記導入部22の前方から立設するように一体に設けられ,前記天板8と支持板7との間に介在するように形成された支持片27と,前記天板7と当てつける当付片28と,天板7と掛止具20の上部を固着する取付ビス10を螺合するためのビスネジ孔29を備えた天板当付片202と,を備えるように構成されている。
尚,この掛止具20は,前記取付ビス10によって着脱自在となるようにユニットシャーシ1に固着されているので,掛止具20を取外すことによって,図1に示されるユニットシャーシ2が形成され,このユニットシャーシ2を用いれば,ユニットシャーシ2の間口に対応するような大きさの筐体幅を有した電子機器ユニット19の取付にも対応可能となる。
このように構成されたユニットシャーシと,このユニットシャーシに対応する電子機器ユニットの収納について,図7及び図8を用いてさらに詳しく説明する。図7は図2に示されるA−A線から見た,一部を破断した断面図であり,ユニットシャーシ1に対して電子機器ユニット11を装着する手順を示す説明図である。
電子機器ユニット11の筐体18幅は,掛止具20とユニットシャーシ1の当付部折り返し片6bによって仕切られたスペースの間口に対応するように形成されており,電子機器ユニット11をこのスペースに対して図における矢印F方向にむかって押し込む(破線で示される電子機器ユニットから実線で示される電子機器ユニットのように)。このとき,筐体の右側壁12aが,掛止具20の導入部22から誘導部24かけて沿うように案内されることで,筐体が左方向に少しずつズレながら押し込まれる。つまり,掛止具20に沿うように装着すれば,掛止具20の存在によって,筐体18に設けられた取付具14の筐体取付部14bがユニットシャーシ1の当付部6の他方端を折り返し成形した折り返し片6bに重合することが無いので,電子機器ユニットは容易に装着ができる。
そして電子機器ユニットをさらに押し込むと,図8(a)に示されるように,取付部14が当付部6に対して当接するまで完全に押し込んだ状態となる,この取付状態では,図に示されているように,取付具14に形成された貫通孔16aの軸線CEと,当付部6に形成されたボルトネジ孔6aの軸線CUが左右にずれた状態(位置決め手段36がずれた状態)になっている。加えて,掛止手段35が掛止されていない状態となっている。そこで,図8(b)に示されているように,筐体の右側壁12aが掛止具20に当接するまで,筐体18を矢印S方向に移動させることによって,掛止手段35が掛止すると共に,位置決め手段36が正しく正対する,つまり,前記取付具14に形成された貫通孔16aの軸線CEと,当付部6に形成されたボルトネジ孔6aの軸線CUを略一致させてから取付ボルト16を螺合すれば,この一致操作によって掛止手段35も掛止され,電子機器ユニットはユニットシャーシに対してボルト16と掛止手段16とで確実に固着されて収納されるのである。
電子機器ユニットをユニットシャーシ1から取外す場合は,取付ボルト16を取外してから,電子機器ユニットに向けられた操作金具19を掴んで引き出せば,電子機器ユニットは左回りに回転しながら引き出されるので,掛止手段35の掛止も容易に解除され電子機器ユニットの取外しも容易に行うことができ掛止手段36が取外しの邪魔をすることがない。
以上,本発明のユニットシャーシによれば,掛止具20を所定の間隔となるように取付けるだけの簡単な方法で,ユニットシャーシ内のスペースに複数の電子機器ユニットが配列することができる。しかも,前記掛止具20は,電子機器ユニットを収納するスペースを区切る役目をするばかりでなく,前記電子機器ユニットの一側面側を前記掛止具20に沿うようにして押し込むことによって,電子機器ユニットを収納スペースへ装着する時の導入と誘導を容易にするし,装着が完了したときは,電子機器ユニットは,少なくとも掛止具20の受止部25と筐体18の掛止部15とからなる前記掛止手段35によってユニットシャーシに掛止することができるといった,取付の容易性をもったものとすることができる。
また,前記掛止具20をユニットシャーシに対して着脱自在に構成したことによって,前記掛止具20を取外したときは,前記ユニットケース1には該ユニットケース幅に対応する筐体幅に形成された大きさの電子機器ユニット(図1に2で示されている。)が収納でき,前記掛止具20を取付けたときは,上述のように横並びに複数個配列できる筐体幅に形成された電子機器ユニット(図では電子機器ユニット11及び51の2つ)を収納することのできる,少なくとも2様の大きさの電子機器ユニットを簡単な操作で収納可能なユニットシャーシを提供できる。
さらに,上記効果に加え,前記貫通孔16aと前記ボルトネジ孔6aとで位置決め手段36を形成したので,この位置決め手段36に対してボルト16を挿入,螺合すれば,電子機器ユニットをユニットシャーシ1に固着できるばかりでなく,掛止手段35の掛止も同時に行うことができるのである。つまり,位置決め手段36に対する一本のボルト締めだけで,電子機器ユニット11若しくは51がユニットシャーシ1に対してボルト16と掛止手段35とでしっかりと固着できる,すこぶる良好な作業性を有するばかりでなく,装着のための部材(この場合ボルト)の削減ができ,延いてはコストが安くできるといった極めて有用性の高いユニットシャーシを提供することができるのである。
ユニットシャーシが取付けられた収納ラックの状態を示す一部を破断した斜視図である。 電子機器ユニットを収納したユニットシャーシの斜視図である。 電子機器ユニットの斜視図である。 ユニットシャーシの構成を示す斜視図であり,(a)は分解斜視図であり,(b)は完成したユニットシャーシの斜視図である。(c)は掛止具の取付状態を示す要部を拡大した斜視図である。 ユニットシャーシに電子機器ユニットを取付ける状態を示す分解斜視図である。 (a)は斜視図でであり,(b)は掛止具の構成図ある。 ユニットシャーシに電子機器ユニットを収納する手順を示すための一部を破断した断面図であり,電子機器ユニットをユニットケースに押し入れるまでの状態を示す。 ユニットシャーシに電子機器ユニットを収納する手順を示すための一部を破断した断面図であり,電子機器ユニットが収納された状態を示す。
符号の説明
1…ユニットシャーシ,2…ユニットシャーシ,3…凹部,4…取付片,5…ボルト,6…当付部,6a…ボルトネジ孔,6b…折り返し片,7…支持板,7a…取付孔,8…天板,8a…取付孔,10…取付ビス,11…電子機器ユニット,12…ケース本体,13…ケース蓋体,14…取付具,14b…筐体取付部,15…掛止部,16…取付ボルト,16a…貫通孔,17…フロントパネル,18…筐体,19…操作金具,20…掛止具,21…基体,22…導入部,23…基端,24…誘導部,25…受止部,26…ビスネジ孔,27…支持片,28…当付片,29…ビスネジ孔,35…掛止手段,36…位置決め手段,40…収納ラック,41…支柱,42…支柱,45…ボルト孔,51…電子機器ユニット,52…電子機器ユニット,201…支持板当付片,202…天板当付片。

Claims (3)

  1. 収納ラックに対して電子機器ユニットを取付けるためのユニットシャーシにおいて,
    前記ユニットシャーシの前後方向に沿うように形成された基体に対して,該基体の前方には前記電子機器ユニットを前記ユニットシャーシ内の所定位置に収納するための導入部と,基体の中間部位には前記導入部の基端から連設され,前記基体の後方に向かって左右両側に徐々に拡開するように形成された誘導部と,該誘導部の後端から前記基体に向かって収束するように形成された受止部と,を備えてなる掛止具を,前記ユニットシャーシの内部に1または横並びに複数個を備えており,
    前記電子機器ユニットは,前記ユニットケース内部に1または横並びに複数個備えた前記掛止具によって区切られたスペースに配列できる筐体幅に形成されていると共に,その外周には電子機器ユニットを前記ユニットシャーシの所定位置に収納したときに,前記掛止具に形成された受止部に対して掛かり止めするための掛止部を備えることによって,該掛止部と前記受止部とで掛止手段を形成し,
    前記電子機器ユニットを前記ユニットケースに対し取付けたときに,少なくとも前記掛止手段によって掛止することによって,電子機器ユニットを前記収納ラックに横並びに複数個配列して収納できるようにしたことを特徴としたユニットシャーシ
  2. 前記掛止具は,前記ユニットケースに対して着脱自在となるように形成したことを特徴とした請求項1に記載のユニットシャーシ。
  3. 前記電子機器ユニットの前面より,一方の側方に突出するように設けられた取付具に備えられた,該取付具の中間部位に前後を貫通するように形成された貫通孔と,
    前記ユニットケースの両側方に備えられた前記取付具を当付ける当付部に備えられた,該ユニットケースに前記電子機器ユニットを収納したときに,前記取付孔に対向する位置になるよう形成されたボルトネジ孔とで位置決め手段を形成し,
    前記電子機器ユニットを,前記掛止具によって区切られたスペースに収納する場合において,前記電子機器ユニットの一側面側を前記掛止具に沿うようにして,前記取付具が前記当付部に当接するまで押し入れた時は,前記位置決め手段である前記貫通孔の中心軸線と前記ボルトネジ孔の中心軸線が水平方向にずれた状態で装着され,次に前記位置決め手段である前記貫通孔の中心軸線と前記ボルトネジ孔の中心軸線が略一致するまで前記電子機器ユニットを水平方向に移動させることによって,前記掛止部と前記受止部とからなる前記掛止手段が嵌合するように構成したことを特徴とした請求項1又は請求項2の何れか一項に記載のユニットシャーシ。
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