JP2009129830A - 燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】出力性能が改善された燃料電池を提供する。
【解決手段】カソード6と、アノード5と、前記カソード6及び前記アノード5の間に配置された電解質膜7とを具備する燃料電池であって、前記アノード5は、前記電解質膜7と対向しているアノード触媒層8と、前記アノード触媒層8の前記電解質膜7と対向している面と反対側の面に積層され、互いに撥水度の異なる複数のアノード拡散層とを具備し、前記複数のアノード拡散層は、前記アノード触媒層8から離れる方向に前記撥水度が大きくなるように積層されていることを特徴とする燃料電池。
【選択図】 図1
【解決手段】カソード6と、アノード5と、前記カソード6及び前記アノード5の間に配置された電解質膜7とを具備する燃料電池であって、前記アノード5は、前記電解質膜7と対向しているアノード触媒層8と、前記アノード触媒層8の前記電解質膜7と対向している面と反対側の面に積層され、互いに撥水度の異なる複数のアノード拡散層とを具備し、前記複数のアノード拡散層は、前記アノード触媒層8から離れる方向に前記撥水度が大きくなるように積層されていることを特徴とする燃料電池。
【選択図】 図1
Description
本発明は、燃料電池に関するものである。
近年、リチウムイオン二次電池に代わって、小型の燃料電池が注目を集めている。特に、メタノールを燃料として用いた直接メタノール型燃料電池(Direct Methanol Fuel Cell:DMFC)は、水素ガスを使用する燃料電池に比べ、水素ガスの取り扱いの困難さや、有機燃料を改質して水素を作り出す装置等が必要なく、小型化に優れている。
DMFCでは、アノード(例えば燃料極)においてメタノールが酸化分解され、二酸化炭素、プロトンおよび電子が生成する。一方、カソード(例えば空気極)では、空気から得られる酸素と、電解質膜を経て燃料極から供給されるプロトン、および燃料極から外部回路を通じて供給される電子によって水が生成する。また、この外部回路を通る電子によって、電力が供給されることになる。
ここで、出力を安定して高くする方法として、触媒量の増加という考えがある。
しかしながら、触媒は一般的にPtなどの貴金属が用いられることもあり、高価となる傾向があるため、触媒量を抑制しながら高出力を生む方法が望ましい。
そこで、特許文献1には、アノード触媒層とガス拡散層との間にカーボン粒子と固体高分子電解質よりなる保水層を設けた技術が開示されている。
しかしながら、上記構成の保水層では、固体高分子電解質が水分保持を担っているため、水分保持量が、カーボン粒子と固体高分子電解質の量のバランスだけでなく、運転中の温度変化やメタノール濃度変化の影響を受けて変動し易い。そのため、結果的に出力ばらつきが生じやすく、触媒量を十分に抑えることが困難であった。
ところで、特許文献2には、燃料極触媒層2に第1のガス拡散層7a及び第2のガス拡散層7bを積層すると共に、第1のガス拡散層7aの撥水性を第2のガス拡散層7b及び燃料極触媒層2の撥水性より高くすることが記載されている。この特許文献2では、上記構成により、燃料極触媒層2の乾燥が防止されると共に、燃料極触媒層2内に過度の水が滞留するのが抑制されるとしている。
特開2006−85984号公報
特開2003−331850号公報
本発明は、出力性能が改善された燃料電池を提供しようとするものである。
本発明に係る燃料電池は、カソードと、アノードと、前記カソード及び前記アノードの間に配置された電解質膜とを具備する燃料電池であって、
前記アノードは、前記電解質膜と対向しているアノード触媒層と、前記アノード触媒層の前記電解質膜と対向している面と反対側の面に積層され、互いに撥水度の異なる複数のアノード拡散層とを具備し、前記複数のアノード拡散層は、前記アノード触媒層から離れる方向に前記撥水度が大きくなるように積層されていることを特徴とする。
前記アノードは、前記電解質膜と対向しているアノード触媒層と、前記アノード触媒層の前記電解質膜と対向している面と反対側の面に積層され、互いに撥水度の異なる複数のアノード拡散層とを具備し、前記複数のアノード拡散層は、前記アノード触媒層から離れる方向に前記撥水度が大きくなるように積層されていることを特徴とする。
本発明によれば、出力性能が改善された燃料電池を提供することができる。
本発明では、互いに撥水度の異なる複数のアノード拡散層を使用し、これらのアノード拡散層を、その撥水度がアノード触媒層から離れる方向に大きくなるように配置しているため、(i)アノード触媒層の近くに位置するアノード拡散層に水を保持させることができる。また、(ii)アノード拡散層が持つ多孔質構造に水を保持させることができるため、水を液体の状態で保持することができ、運転中の温度変化による保持量の変動を少なくすることができる。
上記(i)及び(ii)の結果、アノード拡散層を通してアノード触媒層に供給される燃料を水と混合するバッファ層としての機能を、アノード拡散層に持たせることができる。このため、運転中の燃料濃度を安定化させることができる。また、このアノード拡散層の上部にアノード触媒層が位置するため、アノード触媒層がいわゆる水濃度過多による効率低下となるのを防ぐことができる。これらの結果、燃料電池の出力を一定にかつ上昇させることが可能となる。さらに、アノード触媒層中の触媒を効率良く使用することが可能となり、触媒量の抑制も可能となる。
最小撥水度を有するアノード拡散層は、厚さが100μm以上、300μm以下であることが好ましい。これは以下に説明する理由によるものである。厚さを100μm未満にすると、バッファ層としての役目を十分に果たさない恐れがある。一方、厚さが300μmを超えると、燃料が十分にアノード触媒層にいきわたらずに出力が出ない恐れがある。厚さのより好ましい範囲は、150μm以上、250μm以下である。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
図1に示す燃料電池は、膜電極接合体1と、この膜電極接合体1に燃料を供給する燃料分配機構2と、液体燃料を収容する燃料収容部3と、これら燃料分配機構2と燃料収容部3とを接続する流路4とから主として構成されている。
膜電極接合体1は、図1及び図3に示すように、アノード(燃料極)5と、カソード(空気極)6と、燃料極5及び空気極6の間に配置されたプロトン(水素イオン)伝導性の電解質膜7とから構成される。燃料極5は、電解質膜7の一方の面と対向している燃料極触媒層8と、燃料極触媒層8に積層された第1の燃料極ガス拡散層9と、第1の燃料極ガス拡散層9に積層された第2の燃料極ガス拡散層10とを有する。
ここで、燃料極触媒層8との距離が遠い第2の燃料極ガス拡散層10の撥水度が、燃料極触媒層8と接している第1の燃料極ガス拡散層9の撥水度に比して大きくなっている。
第2の燃料極ガス拡散層10には、例えば、撥水処理の施された導電性多孔質基材を使用することができる。また、この場合、第1の燃料極ガス拡散層9には、例えば、撥水処理の施されていない導電性多孔質基材を使用することができる。導電性多孔質基材としては、燃料極触媒層8に燃料を均一に供給すると共に燃料極触媒層8の集電体としての機能から、例えば、カーボンペーパーを挙げることができる。また、撥水処理には、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のようなフッ素樹脂を使用することができる。
また、第1の燃料極ガス拡散層9および第2の燃料極ガス拡散層10の厚さについては限定されるものではないが、各層は平均して100μm以上であることが望ましい。第1の燃料極ガス拡散層9および第2の燃料極ガス拡散層10の厚さは、それぞれ、100〜300μmの範囲内にあることが望ましい。
一方、空気極6は、電解質膜7の他方の面と対向している空気極触媒層11と、空気極触媒層11に積層された空気極ガス拡散層12とを有する。空気極ガス拡散層12は、空気極触媒層11に酸化剤を均一に供給する役割を果たすと同時に、空気極触媒層11の集電体も兼ねている。空気極ガス拡散層12には、例えば、撥水処理の施された導電性多孔質基材を使用することができる。導電性多孔質基材及び撥水処理には、燃料極ガス拡散層で説明したのと同様なものを挙げることができる。
燃料極触媒層8および空気極触媒層11に含有される触媒としては、例えば、白金族元素である、Pt、Ru、Rh、Ir、Os、Pd等の単体金属、白金族元素を含有する合金などを挙げることができる。具体的には、燃料極側の触媒として、メタノールや一酸化炭素に対して強い耐性を有するPt−RuやPt−Moなど、空気極側の触媒として、白金やPt−Niなどを用いることが好ましいが、これらに限定されるものではない。また、炭素材料のような導電性担持体を使用する担持触媒、あるいは無担持触媒を使用してもよい。
また、燃料極触媒層8および空気極触媒層11に含まれるプロトン導電剤は、例えば、スルホン酸基を有するフッ素系樹脂(デュポン社製の商品名ナフィオン(登録商標)や旭硝子社製の商品名フレミオン(登録商標)のようなパーフルオロスルホン酸重合体等)、スルホン酸基を有する炭化水素系樹脂、無機物(例えば、タングステン酸、リンタングステン酸、硝酸リチウムなど)等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。電解質膜7を構成するプロトン伝導性材料としては、例えば、スルホン酸基を有するフッ素系樹脂(デュポン社製の商品名ナフィオンや旭硝子社製の商品名フレミオンのようなパーフルオロスルホン酸重合体等)、スルホン酸基を有する炭化水素系樹脂、タングステン酸やリンタングステン酸などの無機物等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
第2の燃料極ガス拡散層10及び空気極ガス拡散層12には、必要に応じて導電層13が積層される。これら導電層13としては、例えば、金、ニッケルなどの金属材料からなる多孔質層(例えばメッシュ)または箔体、あるいはステンレス鋼(SUS)などの導電性金属材料に金などの良導電性金属を被覆した複合材などが用いられる。電解質膜7と燃料分配機構2およびカバープレート14との間には、それぞれゴム製のOリング15が介在されており、これらによって膜電極接合体(MEA)1からの燃料漏れや酸化剤漏れを防止している。
図示を省略したが、カバープレート14は酸化剤である空気を取入れるための開口を有している。カバープレート14とカソード6との間には、必要に応じて保湿層や表面層が配置される。保湿層は空気極触媒層11で生成された水の一部が含浸されて、水の蒸散を抑制すると共に、空気極触媒層11への空気の均一拡散を促進するものである。表面層は空気の取入れ量を調整するものであり、空気の取入れ量に応じて個数や大きさ等が調整された複数の空気導入口を有している。
燃料収容部3には、膜電極接合体1に対応した液体燃料が収容されている。液体燃料としては、各種濃度のメタノール水溶液や純メタノール等のメタノール燃料が挙げられる。液体燃料は必ずしもメタノール燃料に限られるものではない。液体燃料は、例えばエタノール水溶液や純エタノール等のエタノール燃料、プロパノール水溶液や純プロパノール等のプロパノール燃料、グリコール水溶液や純グリコール等のグリコール燃料、ジメチルエーテル、ギ酸、その他の液体燃料であってもよい。いずれにしても、燃料収容部3には膜電極接合体1に応じた液体燃料が収容される。
液体燃料の種類や濃度は限定されるものではない。ただし、複数の燃料排出口22を有する燃料分配機構2の特徴がより顕在化するのは燃料濃度が濃い場合である。このため、燃料電池は、濃度が80%以上のメタノール水溶液もしくは純メタノールを液体燃料として用いた場合に、その性能や効果を特に発揮することができる。
膜電極接合体1のアノード(燃料極)5側には、燃料分配機構2が配置されている。燃料分配機構2は配管のような液体燃料の流路4を介して燃料収容部3と接続されている。燃料分配機構2には燃料収容部3から流路4を介して液体燃料が導入される。流路4は燃料分配機構2や燃料収容部3と独立した配管に限られるものではない。例えば、燃料分配機構2と燃料収容部3とを積層して一体化する場合、これらを繋ぐ液体燃料の流路であってもよい。燃料分配機構2は流路4を介して燃料収容部3と接続されていればよい。
液体燃料を燃料収容部3から燃料分配機構2まで送る機構は特に限定されるものではない。例えば、使用時の設置場所が固定される場合には、重力を利用して液体燃料を燃料収容部3から燃料分配機構2まで落下させて送液することができる。また、多孔体等を充填した流路4を用いることによって、毛細管現象で燃料収容部3から燃料分配機構2まで送液することができる。さらに、燃料収容部3から燃料分配機構2への送液は、図1に示すように、ポンプ16で実施してもよい。あるいは、燃料分配機構2から膜電極接合体1への燃料供給が行われる構成であればポンプ16に代えて燃料遮断バルブを配置する構成とすることも可能である。この場合には、燃料遮断バルブは、流路による液体燃料の供給を制御するために設けられるものである。
燃料分配機構2は、図2に示すように、液体燃料が流路4を介して流入する少なくとも1個の燃料注入口21と、液体燃料やその気化成分を排出する複数個の燃料排出口22とを有する燃料分配板23を備えている。燃料分配板23の内部には図1に示すように、燃料注入口21から導かれた液体燃料の通路となる空隙部24が設けられている。複数の燃料排出口22は燃料通路として機能する空隙部24にそれぞれ直接接続されている。
燃料注入口21から燃料分配機構2に導入された液体燃料は空隙部24に入り、この燃料通路として機能する空隙部24を介して複数の燃料排出口22にそれぞれ導かれる。複数の燃料排出口22には、例えば液体燃料の気化成分のみを透過し、液体成分は透過させない気液分離体(図示せず)を配置してもよい。これによって、膜電極接合体1の燃料極5には液体燃料の気化成分が供給される。なお、気液分離体は燃料分配機構2と燃料極5との間に気液分離膜等として設置してもよい。液体燃料の気化成分は複数の燃料排出口22から燃料極5の複数個所に向けて排出される。
燃料排出口22は膜電極接合体1の全体に燃料を供給することが可能なように、燃料分配板23の燃料極5と対向する面に複数設けられている。燃料排出口22の個数は2個以上であればよいが、膜電極接合体1の面内における燃料供給量を均一化する上で、0.1〜10個/cm2の燃料排出口22が存在するように形成することが好ましい。燃料排出口22の個数が0.1個/cm2未満であると、膜電極接合体1に対する燃料供給量を十分に均一化することができない。燃料排出口22の個数を10個/cm2を超えて形成しても、それ以上の効果が得られない。
上述した燃料分配機構2に導入された液体燃料は空隙部24を介して複数の燃料排出口22に導かれる。燃料分配機構2の空隙部24はバッファとして機能するため、複数の燃料排出口22からそれぞれ規定濃度の燃料が排出される。そして、複数の燃料排出口22は膜電極接合体1の全面に燃料が供給されるように配置されているため、膜電極接合体1に対する燃料供給量を均一化することができる。
燃料分配機構2から均一に放出された燃料は、第2の燃料極ガス拡散層10及び第1の燃料極ガス拡散層9を拡散して燃料極触媒層8に供給される。燃料としてメタノール燃料を使用する場合には、次の式(1)に示すメタノールの内部改質反応を生じさせる必要がある。
CH3OH+H2O → CO2+6H++6e− …式(1)
内部改質反応で生成されたプロトン(H+)は、電解質膜7を伝導し、空気極触媒層11に到達する。空気極ガス拡散層12から供給される気体燃料(たとえば空気)は、空気極ガス拡散層12を拡散して、空気極触媒に供給される。空気極触媒に供給された空気は、次の式(2)に示す反応を生じる。この反応によって、水が生成され、発電反応が生じる。
内部改質反応で生成されたプロトン(H+)は、電解質膜7を伝導し、空気極触媒層11に到達する。空気極ガス拡散層12から供給される気体燃料(たとえば空気)は、空気極ガス拡散層12を拡散して、空気極触媒に供給される。空気極触媒に供給された空気は、次の式(2)に示す反応を生じる。この反応によって、水が生成され、発電反応が生じる。
(3/2)O2+6H++6e− → 3H2O …式(2)
発電反応により生じた水は、空気極6から電解質膜7を通して燃料極触媒層8に還流する。本実施形態においては、燃料極触媒層8から離れた位置にある第2の燃料極ガス拡散層10の撥水度を、燃料極触媒層8と接している第1の燃料極ガス拡散層9の撥水度に比して大きくしているため、燃料極触媒層8で保持しきれなかった水を第1の燃料極ガス拡散層9が持つ多孔質構造で保持することができる。また、第2の燃料極ガス拡散層10の撥水度が第1の燃料極ガス拡散層9よりも大きいため、第1の燃料極ガス拡散層9で保持しきれなかった水を、第1の燃料極ガス拡散層9と第2の燃料極ガス拡散層10との界面に保持することができる。
発電反応により生じた水は、空気極6から電解質膜7を通して燃料極触媒層8に還流する。本実施形態においては、燃料極触媒層8から離れた位置にある第2の燃料極ガス拡散層10の撥水度を、燃料極触媒層8と接している第1の燃料極ガス拡散層9の撥水度に比して大きくしているため、燃料極触媒層8で保持しきれなかった水を第1の燃料極ガス拡散層9が持つ多孔質構造で保持することができる。また、第2の燃料極ガス拡散層10の撥水度が第1の燃料極ガス拡散層9よりも大きいため、第1の燃料極ガス拡散層9で保持しきれなかった水を、第1の燃料極ガス拡散層9と第2の燃料極ガス拡散層10との界面に保持することができる。
従って、空気極6からの還流水を燃料極触媒層8により保持するだけでなく、第1の燃料極ガス拡散層9と、第1の燃料極ガス拡散層9の第2の燃料極ガス拡散層10との界面とによっても保持することができるため、これらが燃料を一定の好ましい液体濃度にすることができるいわゆるバッファ層としての役目を果たし、燃料分配機構2から放出された燃料と水との混合が容易になる。その結果、前述した(1)の内部改質反応の反応抵抗を小さくすることができる。
また、第1の燃料極ガス拡散層9と、第1の燃料極ガス拡散層9の第2の燃料極ガス拡散層10との界面とによっても水を保持することができるため、燃料極触媒層8がいわゆる水濃度過多による効率低下となるのを防ぐことができる。
さらに、空気極6からの還流水が第2の燃料極ガス拡散層10を通り抜け、燃料収容部3内の液体燃料に混入するのを回避することができるため、燃料収容部3内の液体燃料濃度を一定に保つことができる。
従って、内部改質反応の反応抵抗の低下と、燃料極触媒層8の効率低下と、燃料収容部3内の液体燃料濃度低下とを抑制することができるため、燃料電池の出力を向上することができると共に、長期間に亘って一定の出力を保つことができる。
また、第1の燃料極ガス拡散層9の厚さを100μm以上、300μm以下にすることによって、バッファ層としての役目が十分なものとなり、出力をさらに向上することができる。
なお、前述した図1では、燃料極ガス拡散層が二層の例を説明したが、燃料極ガス拡散層の層数はこれに限らず、三層以上にすることができる。
ここで、第1の燃料極ガス拡散層9と第2の燃料極ガス拡散層10の撥水度の測定方法を説明する。
まず、膜電極接合体1の最外層表面(第2の燃料極ガス拡散層10の表面)の撥水度を調べるため、水の接触角を以下に説明する方法で測定する。次に、膜電極接合体1の表面をマイクロスコープとマイクロメータで注意深く確認しながら住友3M製ポリッシングフィルム3M291Xで削り、接触角が低下し、変化が見られなくなったところの接触角を測定し、この値を第1の燃料極ガス拡散層9の撥水度とする。
水の接触角θは、図4に示すように、液滴DRと測定対象物X(ガス拡散層)とが接触する点Pにおける液滴DRの表面カーブに対する接線Lと測定対象物Xの表面とが成す角である。
この接触角θは以下のように測定する。最初に、図5に示すように、マイクロシリンジMで、純水の液滴DRを形成する。本実施形態の場合、液滴(水滴)DRは約0.5マイクロリットルである。
次に、図6に示すように、液滴DRの底を測定対象物Xに付ける。そして、マイクロシリンジMを測定対象物Xから離すと、測定対象物Xの表面に図7に示すように液滴DRが付着する。この状態で、3000ms後に、液滴DRの高さhと、液滴DRの半径rを測定する。ここで、液滴DRの高さhとは、測定対象物Xの界面と液滴DRの頂点との距離である。
接触角θは、図4に示すθ1(=arctan(r/h))の2倍に等しいことから、測定された水滴DRの高さhおよび半径rから、下記の式(A)を用いて接触角θの値が算出される。
θ=2×{arctan(r/h)} 式(A)
上記のように算出された接触角θは、その値が大きいほど、測定対象物の撥水度が高いことを示し、その値が小さいほど測定対象物の撥水度が低いことを示している。
上記のように算出された接触角θは、その値が大きいほど、測定対象物の撥水度が高いことを示し、その値が小さいほど測定対象物の撥水度が低いことを示している。
本発明に適用可能な燃料電池は、その形態から、液体燃料と酸化剤の供給をポンプなどの補器を用いて行うアクティブ型燃料電池、液体燃料の気化成分をアノードに供給するパッシブ型(内部気化型)燃料電池、前述した図1〜図3に示すセミパッシブ型の燃料電池などが挙げられる。アクティブ型燃料電池では、メタノール水溶液からなる燃料について、その量が一定になるようにポンプで調整しながらMEAのアノードへ供給する一方、カソードに対しても空気をポンプで供給する方式が採られる。パッシブ型燃料電池では、MEAのアノードに気化したメタノールを自然供給で送り、一方カソードに対しても外部の空気を自然供給することで、ポンプなどの余計な機器を装備しない方式が採られる。セミパッシブ型の燃料電池は、燃料収容部から膜電極接合体に供給された燃料は発電反応に使用され、その後に循環して燃料収容部に戻されることはない。セミパッシブ型の燃料電池は、燃料を循環しないことから、アクティブ方式とは異なるものであり、装置の小型化等を損なうものではない。また、セミパッシブ型の燃料電池は、燃料の供給にポンプを使用しており、内部気化型のような純パッシブ方式とも異なる。なお、このセミパッシブ型の燃料電池では、燃料収容部から膜電極接合体への燃料供給が行われる構成であればポンプに代えて燃料遮断バルブを配置する構成とすることも可能である。この場合には、燃料遮断バルブは、流路による液体燃料の供給を制御するために設けられる。
[実施例]
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
(実施例1)
<燃料極ガス拡散層の作製>
まず、カーボンペーパー(東レ(株)製TGP−H−030〜120)を平板プレスにて厚さ方向に厚さが1/2になるまで圧縮した。なお、このカーボンペーパーの圧縮前の気孔率は、アルキメデス法を用いて測定したところ、75%であった。また、このカーボンペーパーの圧縮後の気孔率は、外形寸法と重量測定により計算した結果、40.5%であった。このカーボンペーパーを2枚用意した。一方のカーボンペーパーにPTFE20%溶液を含浸させ、1昼夜自然乾燥させた後、アルゴン雰囲気下で380℃で焼成し、撥水性を有する第2の燃料極ガス拡散層とした。
<燃料極ガス拡散層の作製>
まず、カーボンペーパー(東レ(株)製TGP−H−030〜120)を平板プレスにて厚さ方向に厚さが1/2になるまで圧縮した。なお、このカーボンペーパーの圧縮前の気孔率は、アルキメデス法を用いて測定したところ、75%であった。また、このカーボンペーパーの圧縮後の気孔率は、外形寸法と重量測定により計算した結果、40.5%であった。このカーボンペーパーを2枚用意した。一方のカーボンペーパーにPTFE20%溶液を含浸させ、1昼夜自然乾燥させた後、アルゴン雰囲気下で380℃で焼成し、撥水性を有する第2の燃料極ガス拡散層とした。
また、残りのカーボンペーパーについては、撥水処理を行わず、無撥水の第1の燃料極ガス拡散層とした。
撥水性を有する第2の燃料極ガス拡散層及び無撥水の第1の燃料極ガス拡散層、それぞれの厚さを下記表1に示す。
<燃料極触媒層の作製>
また、白金ルテニウム合金微粒子を担持したカーボン粒子10重量部に対し、ナフィオン溶液DE2020(デュポン社製)の固形分が1重量部、さらに溶媒を加えてホモジナイザで混合して固形分として約15%のスラリーを作製した。得られたスラリーを無撥水の第1の燃料極ガス拡散層の一方の面にダイコータースプレーコート法にて塗布、乾燥し、燃料極触媒層を形成した。
また、白金ルテニウム合金微粒子を担持したカーボン粒子10重量部に対し、ナフィオン溶液DE2020(デュポン社製)の固形分が1重量部、さらに溶媒を加えてホモジナイザで混合して固形分として約15%のスラリーを作製した。得られたスラリーを無撥水の第1の燃料極ガス拡散層の一方の面にダイコータースプレーコート法にて塗布、乾燥し、燃料極触媒層を形成した。
<空気極の作製>
白金微粒子を担持したカーボン粒子とナフィオン溶液DE2020(デュポン社製)と溶媒をホモジナイザで混合して約15%固形分のスラリーを作製した。得られたスラリーを、空気極ガス拡散層としての気孔率が75%のカーボンペーパー(東レ(株)製TGP−H−60)の一方の面にダイコーターを用いて塗布した。そしてこれを常温乾燥して空気極触媒層を形成した。
白金微粒子を担持したカーボン粒子とナフィオン溶液DE2020(デュポン社製)と溶媒をホモジナイザで混合して約15%固形分のスラリーを作製した。得られたスラリーを、空気極ガス拡散層としての気孔率が75%のカーボンペーパー(東レ(株)製TGP−H−60)の一方の面にダイコーターを用いて塗布した。そしてこれを常温乾燥して空気極触媒層を形成した。
<膜電極接合体の作製>
電解質膜として、固定電解質膜ナフィオン112(デュポン社製)を用い、最初にこの電解質膜と空気極を触媒層が電解質膜側になるように重ね合わせ、続いて、電解質膜の空気極を重ね合わせたのと逆の面に触媒層が電解質膜側になるように燃料極を重ね合わせ、その下に撥水性の第2の燃料極ガス拡散層をさらに重ね合わせ、温度が150℃、圧力が30kgf/cm2の条件でプレスし、膜電極接合体(MEA)を作製した。なお、電極面積は、空気極、燃料極ともに12cm2とした。
電解質膜として、固定電解質膜ナフィオン112(デュポン社製)を用い、最初にこの電解質膜と空気極を触媒層が電解質膜側になるように重ね合わせ、続いて、電解質膜の空気極を重ね合わせたのと逆の面に触媒層が電解質膜側になるように燃料極を重ね合わせ、その下に撥水性の第2の燃料極ガス拡散層をさらに重ね合わせ、温度が150℃、圧力が30kgf/cm2の条件でプレスし、膜電極接合体(MEA)を作製した。なお、電極面積は、空気極、燃料極ともに12cm2とした。
<燃料電池の組み立て>
続いて、この膜電極接合体を、空気および気化したメタノールを取り入れるための複数の開孔を有する金箔で挟み、燃料極導電層および空気極導電層を形成した。
続いて、この膜電極接合体を、空気および気化したメタノールを取り入れるための複数の開孔を有する金箔で挟み、燃料極導電層および空気極導電層を形成した。
上記の膜電極接合体(MEA)、燃料極導電層、空気極導電層が積層された積層体を樹脂製の2つのフレームで挟み込んだ。なお、膜電極接合体の空気極側と一方のフレームとの間、膜電極接合体の燃料極側と他方のフレームとの間には、それぞれゴム製のOリングを挟持してシールを施した。
また、燃料極側のフレームは、気液分離膜を介して、液体燃料収容室にネジ止めによって固定した。気液分離膜には、厚さ0.1mmのシリコーンシートを使用した。一方、空気極側のフレーム上には、気孔率が28%の多孔質板を配置し、保湿層を形成した。この保湿層上には、空気取り入れのための空気導入口(口径4mm、口数64個)が形成された厚さが2mmのステンレス板(SUS304)を配置して表面カバー層を形成し、ネジ止めによって固定した。
上記したように形成された燃料電池の液体燃料収容室に、純メタノールを5ml注入し、温度25℃、相対湿度50%の環境で、出力の最大値を電流値と電圧値から測定した。その結果を下記表1に示す。
(実施例2〜16)
撥水性を有する第2の燃料極ガス拡散層及び無撥水の第1の燃料極ガス拡散層の厚さを下記表1に示すように設定すること以外は、前述した実施例1で説明したのと同様な燃料電池を作製し、出力の評価を行った。その結果を下記表1に示す。
撥水性を有する第2の燃料極ガス拡散層及び無撥水の第1の燃料極ガス拡散層の厚さを下記表1に示すように設定すること以外は、前述した実施例1で説明したのと同様な燃料電池を作製し、出力の評価を行った。その結果を下記表1に示す。
(比較例1〜4)
無撥水性の第1の燃料極ガス拡散層を使用せず、撥水性の第2の燃料極ガス拡散層に直接、燃料極触媒層を形成すること以外は、前述した実施例1で説明したのと同様な燃料電池を作製し、出力の評価を行った。その結果を下記表1に示す。
無撥水性の第1の燃料極ガス拡散層を使用せず、撥水性の第2の燃料極ガス拡散層に直接、燃料極触媒層を形成すること以外は、前述した実施例1で説明したのと同様な燃料電池を作製し、出力の評価を行った。その結果を下記表1に示す。
表1から明らかな通りに、燃料極触媒層からの距離が遠い方向に燃料極ガス拡散層の撥水度が大きくなっている実施例1〜16の燃料電池は、撥水性の燃料極ガス拡散層もしくは無撥水性の燃料極ガス拡散層のいずれかが欠けている比較例1〜8の燃料電池に比して、出力が高くなる。特に、無撥水性の燃料極ガス拡散層が100〜300μmである実施例5〜12の燃料電池は、34mW/cm2以上の出力特性を示し、良好であることがわかる。
また、比較例9として、燃料極触媒層、撥水性の第2の燃料極ガス拡散層(厚さ100μm)、無撥水性の第1の燃料極ガス拡散層(厚さ100μm)の順番に位置を変更すること以外は、前述した実施例1で説明したのと同様な燃料電池を作製し、出力の評価を行ったところ、14mW/cm2であった。これは、燃料極触媒層から離れる方向に撥水度を小さくすると、空気極からの還流水が撥水性の燃料極ガス拡散層上に溜まり、燃料極触媒層と撥水性の燃料極ガス拡散層との界面における燃料濃度が極端に低下してしまうからである。
上記実施例の燃料電池から膜電極接合体(MEA)を取り出し、切断して断面が見えるようにして樹脂に埋め込み、断面が平面になるよう研磨し、電子顕微鏡で200倍にてEPMA断面分析を行い、燃料極ガス拡散層のフッ素マッピングを行ったところ、撥水性の第2の燃料極ガス拡散層と無撥水性の第1の燃料極ガス拡散層との間の界面を確認することができ、燃料極ガス拡散層に撥水があるものとないものの二層構造であることを確認できた。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、アクティブ型燃料電池及びセミパッシブ型の燃料電池においても、上記した説明と同様の作用効果が得られる。MEAへ供給される液体燃料の蒸気においても、全て液体燃料の蒸気を供給してもよいが、一部が液体状態で供給される場合であっても本発明を適用することができる。
1…膜電極接合体(MEA)、2…燃料分配機構、3…燃料収容部、4…流路、5…アノード(燃料極)、6…カソード(空気極)、7…電解質膜、8…燃料極触媒層、9…第1の燃料極ガス拡散層、10…第2の燃料極ガス拡散層、11…空気極触媒層、12…空気極ガス拡散層、13…導電層、14…カバープレート、15…Oリング、16…ポンプ、21…燃料注入口、22…燃料排出口、23…燃料分配板、24…空隙部。
Claims (2)
- カソードと、アノードと、前記カソード及び前記アノードの間に配置された電解質膜とを具備する燃料電池であって、
前記アノードは、前記電解質膜と対向しているアノード触媒層と、前記アノード触媒層の前記電解質膜と対向している面と反対側の面に積層され、互いに撥水度の異なる複数のアノード拡散層とを具備し、前記複数のアノード拡散層は、前記アノード触媒層から離れる方向に前記撥水度が大きくなるように積層されていることを特徴とする燃料電池。 - 最小撥水度を有するアノード拡散層の厚さは、100μm以上、300μm以下であることを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007306082A JP2009129830A (ja) | 2007-11-27 | 2007-11-27 | 燃料電池 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007306082A JP2009129830A (ja) | 2007-11-27 | 2007-11-27 | 燃料電池 |
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JP2009129830A true JP2009129830A (ja) | 2009-06-11 |
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ID=40820537
Family Applications (1)
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JP2007306082A Withdrawn JP2009129830A (ja) | 2007-11-27 | 2007-11-27 | 燃料電池 |
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JP (1) | JP2009129830A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011125094A1 (ja) * | 2010-04-02 | 2011-10-13 | 株式会社 東芝 | 燃料電池 |
-
2007
- 2007-11-27 JP JP2007306082A patent/JP2009129830A/ja not_active Withdrawn
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WO2011125094A1 (ja) * | 2010-04-02 | 2011-10-13 | 株式会社 東芝 | 燃料電池 |
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