JP2009129315A - サーボモータの駆動方法および駆動方式 - Google Patents

サーボモータの駆動方法および駆動方式 Download PDF

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Abstract

【課題】コントローラとサーボモータとの間の通信速度を上げることなく、動作の高速化がなし得るサーボモータの駆動方法および駆動方式を提供する。
【解決手段】各サーボモータMの指令値を予め所定ステップ数にわったて生成し、所定ステップ数にわたる指令値を各サーボモータM側に送出し、前記指令値を各サーボモータM側でバッファ32に一時的に保持し、前記保持した指令値を所定時刻に逐次読み出して各サーボモータMを動作させるものである。
【選択図】図2

Description

本発明はサーボモータの駆動方法および駆動方式に関する。さらに詳しくは、複数のサーボモータが用いられている装置やシステムにおけるサーボモータの駆動方法および駆動方式に関する。
従来より、多関節ロボットにおいては、各軸を駆動するため各軸にサーボモータが設けられている。例えば、6軸多関節ロボットにおいては、6軸を駆動するため6個のサーボモータが設けられている。
この6軸多関節ロボットの駆動は、いわゆるティーチング・プレイバック方式によりなされている。
すなわち、予めロボットに動作経路を教示しておき、動作時にロボットコントローラにおいて各軸の指令値をステップごとに逐次生成し、その生成した指令値を各サーボモータのサーボドライバに逐次出力することによりなされている。
しかるに、近時、サイクルタイムの短縮化の要請から、ロボットの動作の高速化が要求されている。そのため、ロボットコントローラの演算処理速度の高速化およびロボットコントローラとサーボモータとの間の通信速度の高速化が図られている。
しかしながら、ロボットコントローラの演算処理速度の高速化およびロボットコントローラとサーボモータとの間の通信速度の高速化は、ロボットコントローラおよび通信回線の高価格化を招来しているという問題がある。また、通信速度の高速化は、通信エラーを生じやすいという問題もある。
なお、通信速度を上げることなく、ロボットコントローラとティーチングペンダントとの間における表示情報の応答性をよくすることについては、特許文献1に提案がなされている。
また、ロボットコントローラとティーチングペンダントとの間における伝送データ長を可変とすることにより、所望の通信速度を確保することについては、特許文献2に提案がなされている。
特開平7−121216号公報 特開2004−118806号公報
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、コントローラとサーボモータとの間の通信速度を上げることなく、動作の高速化がなし得るサーボモータの駆動方法および駆動方式を提供することを目的としている。
本発明のサーボモータの駆動方法は、複数のサーボモータを有する装置またはシステムにおけるサーボモータの駆動方法であって、各サーボモータの指令値を予め所定ステップ数にわったて生成する手順と、前記所定ステップ数にわたる指令値を各サーボモータ側に送出する手順と、前記指令値を各サーボモータ側で一時的に保持する手順と、前記保持した指令値を逐次読み出して各サーボモータを動作させる手順とを含むことを特徴とする。
本発明のサーボモータの駆動方法においては、指令値の生成をサーボモータごとの所定ステップ数にわたる指令値ブロックとしてなすのが好ましい。
また、本発明のサーボモータの駆動方法においては、各サーボモータを同時刻に動作させたり、各サーボモータ間の同期をとった後、各サーボモータを同期動作させたり、あるいは各サーボモータ間の時刻調整をした後、各サーボモータを同時刻に動作させたりするのが好ましい。
さらに、本発明のサーボモータの駆動方法においては、センサの検出値をサーボモータ側に直接入力し、その検出値に基づいて当該サーボモータ側で指令値を補正するのが好ましい。
さらに、本発明のサーボモータの駆動方法においては、指令値のサーボモータ側への送出を通信回線を介してなすのが好ましい。ここで、通信回線は、例えば電話回線またはインターネットとされる。
本発明のサーボモータの駆動方式の第1形態は、複数のサーボモータを有する装置またはシステムにおけるサーボモータの駆動方式であって、サーボモータを制御するコントローラと、各サーボモータ側に設けられたサーボドライバとを備え、前記コントローラは、サーボモータの指令値を生成する指令値生成手段を有し、前記サーボドライバは、前記コントローラからの所定ステップ数の指令値を一時的に保持するバッファと、前記バッファを制御するバッファ制御手段と、時計とを有することを特徴とする。
本発明のサーボモータの駆動方式の第2形態は、複数のサーボモータを有する装置またはシステムにおけるサーボモータの駆動方式であって、サーボモータを制御するコントローラと、各サーボモータ側に設けられたサーボドライバとを備え、前記コントローラは、サーボモータの指令値を生成する指令値生成手段と、前記指令値生成手段からの指令値に基づいてサーボモータごとの指令値ブロックを生成する指令値ブロック生成手段とを有し、 前記サーボドライバは、前記コントローラからの所定ステップ数の指令値ブロックを一時的に保持するバッファと、前記バッファを制御するバッファ制御手段と、時計とを有することを特徴とする。
本発明のサーボモータの駆動方式の第3形態は、複数のサーボモータを有する装置またはシステムにおけるサーボモータの駆動方式であって、サーボモータを制御するコントローラと、各サーボモータ側に設けられたサーボドライバとを備え、前記コントローラは、サーボモータごとの指令値ブロックを生成する指令値ブロック生成手段を有し、前記サーボドライバは、前記コントローラからの所定ステップ数の指令値ブロックを一時的に保持するバッファと、前記バッファを制御するバッファ制御手段と、時計とを有することを特徴とする。
本発明のサーボモータの駆動方式においては、サーボドライバが、他のサーボモータとの同期をとる同期手段や時計の時刻を調整する時刻調整手段も有するのが好ましい。
また、本発明のサーボモータの駆動方式においては、サーボドライバが、センサからの検出値に基づいてコントローラからの指令値を補正する指令値補正手段も有するのが好ましい。
さらに、本発明のサーボモータの駆動方式においては、コントローラが通信回線接続手段を有し、サーボドライバが通信回線接続手段を有し、前記コントローラと前記サーボドライバとが、前記通信回線を介して接続されるようにされてもよい。ここで、通信回線は、例えば、電話回線またはインターネットとされる。
本発明においては、複数のサーボモータを有する装置が、例えば多軸ロボットとされ、また複数のサーボモータを有するシステムが、例えば多関節ロボットとされる。
本発明によれば、コントローラとサーボモータとの間の通信速度を高速にすることなくサーボモータの動作速度の向上が図られるという優れた効果が得られる。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。なお、以下においては、6軸多関節ロボットを例に取り説明がなされている。
実施形態1
図1に、本発明の実施形態1に係るサーボモータMの駆動方法が適用されてなる6軸多関節ロボット(以下、単にロボットという)Rを概略図で示す。
ロボットRは、図1に示すように、ロボットコントローラ10とマニプュレータ20とを主要構成要素として備えてなるものとされる。
ロボットコントローラ10は、マニプュレータ20の各軸の指令値やマニプュレータ20への指令などを生成するなどする演算処理部11と、演算処理部11により生成された各軸の指令値や指令をマニプュレータ20に送出するための通信をなすシリアルインターフェース(入出力インタフェース)12とを含むものとされる。
マニプュレータ20は、その第1軸〜第6軸を駆動するための第1軸〜第6軸サーボ機構S1〜S6を備えてなるものとされる。
第1軸〜第6軸サーボ機構S1〜S6は、同様の構成とされているので、以下、図2に示すブロック図に基づいて、サーボ機構Sの構成について説明する。
サーボ機構Sは、サーボモータMと、そのサーボモータMを駆動するサーボドライバ30とを主要構成要素として備えてなるものとされる。
サーボドライバ30は、ロボットコントローラ10との通信をなすシリアルインターフェース(入出力インタフェース)31と、ロボットコントローラ10からの指令値を格納して一時的に保持するバッファ32と、制御部33と、時計34と、電源回路35と、駆動電流生成部36とを含むものとされる。
シリアルインターフェース31は、通信速度が遅くてもよいところから、例えば、RS232Cとすることができる。
制御部33は、バッファ32の制御をなすバッファ制御手段33aと、ロボットコントローラ10からの指令値に基づいて電流指令値を生成する電流制御手段33bとを有するものとされる。
時計34は、制御部33の制御に必要なクロックパルスを生成するとともに、9時や20時などの時刻も生成するものとされる。
なお、電源回路35および駆動電流生成部36は、従来のものと同様とされている。
次に、かかる構成とされたサーボ機構Sを備えるロボットRの駆動方法について説明する。
駆動方法1
駆動方法1を実行するため、図1(b)に示すように、演算処理部11は指令値生成手段11aを有するものとされている。
手順1:ロボットコントローラ10の演算処理部11、より具体的には指令値生成手段11aは、マニプュレータ20の第1軸〜第6軸の指令値を最終ステップまでステップごとに生成する。
手順2:ロボットコントローラ10は、演算処理部11が生成した指令値を送出する旨の指令および総ステップ数を、マニプュレータ20の第1軸〜第6軸サーボ機構S1〜S6にそれぞれ送出する。なお、総ステップ数を送出するかわりに、最終ステップの指令値に最終指令値である旨の識別子を付加して送出するようにしてもよい。
手順3:第1軸〜第6軸サーボ機構S1〜S6の各バッファ制御手段33aは、前記指令に基づいて各バッファ32を読み込み可能な状態とするともに、各バッファ32が読み込み可能な状態になった旨をロボットコントローラ10にそれぞれ送出する。
手順4:ロボットコントローラ10は、演算処理部11が生成した指令値を第1軸〜第6軸サーボ機構S1〜S6にそれぞれ送出する。
すなわち、ステップ1における第1軸サーボモータM1の指令値を第1軸サーボ機構S1に、第2軸サーボモータM2の指令値を第2軸サーボ機構S2に、第3軸サーボモータM3の指令値を第3軸サーボ機構S3に、第4軸サーボモータM4の指令値を第4軸サーボ機構S4に、第5軸サーボモータM5の指令値を第5軸サーボ機構S5に、第6軸サーボモータM6の指令値を第6軸サーボ機構S6にそれぞれ送出する。ついで、ステップ2における各サーボモータM1〜M6の指令値を各サーボ機構S1〜S6に送出する。そして、この送出処理を最終ステップまで実行する。
手順5:第1軸〜第6軸サーボ機構S1〜S6の各バッファ制御手段33aは、ロボットコントローラ10から送出されてきた指令値を各バッファ32にそれぞれ格納して一時的に保持させる。
手順6:第1軸〜第6軸サーボ機構S1〜S6の各制御部33は、最終ステップの指令値を受け取るとその旨をロボットコントローラ10にそれぞれ送出する。これにより、ロボットコントローラ10はマニプュレータ20が動作可能な状態、つまり動作指令待受け状態となったことを知ることができる。
手順7:ロボットコントローラ10は、第1軸〜第6軸サーボ機構S1〜S6に所定時刻、例えば午前9時に動作を開始するよう指令を送出する。
手順8:第1軸〜第6軸サーボ機構S1〜S6の各制御部33は、各時計34により午前9時になった旨の信号を受け取ると、各バッファ制御手段33aに各バッファ32に保持されている指令値を逐次読み出すよう指示する一方、電流制御手段33bに読み出された指令値に基づいて電流指令値を逐次生成するよう指示する。なお、かかる動作を実現させるためには、各時計34の時刻が一致させられていることが必要である。
手順9:第1軸〜第6軸サーボ機構S1〜S6の各駆動電流生成部36は、各電流指令値に基づいて駆動電流を逐次生成して各サーボモータM1〜M6に供給する。
手順10:第1軸〜第6軸サーボ機構S1〜S6の各サーボモータM1〜M6は逐次供給される電流により所定の動作を行い、マニピュレータ20に所定の動作を実行させる。
このように、駆動方法1によれば、第1軸〜第6軸サーボ機構S1〜S6が同時刻に動作を開始するので、同期動作に似た動作を実現させることができる。
また、バッファ32から指令値を読み出してマニピュレータ20を動作させるようにしているので、ロボットコントローラ10とマニピュレータ20との間の通信速度を高速にすることなく、マニピュレータ20を高速で動作させることができる。
さらに、サーボモータMの指令値を予め生成するようにしているので、ロボットコントローラ10の演算処理部11は高速な演算素子を必要としない。
その上、指令値は従来とほぼ同様にして送出されるので、ロボットコントローラ10のプログラムの修正が軽微で済む。そのため、既設のロボットコントローラ10にも適用可能である。
駆動方法2
駆動方法2は駆動方法1を改変してなるもので、指令値の生成およびその送出方法が異なるものとされる。
駆動方法2を実行するため、図1(c)に示すように、演算処理部11は指令値生成手段11a、および指令値生成手段11aからの指令値に基づいて各軸の指令値ブロックを生成する指令値ブロック生成手段11bを有するものとされている。
以下、駆動方法2の駆動方法1と異なる点を中心に説明する。
手順21:ロボットコントローラ10の演算処理部11、より具体的には指令値生成手段11aは、マニプュレータ20の第1軸〜第6軸の指令値を最終ステップまでステップごとに生成する。
手順22:ついで、演算処理部11、より具体的には指令値ブロック生成手段11bは、指令値生成手段11aが生成した指令値から各軸の指令値ブロックを生成する。すなわち、第1軸のステップ1から最終ステップまでの第1軸指令値ブロック、第2軸のステップ1から最終ステップまでの第2軸指令値ブロック、第3軸のステップ1から最終ステップまでの第3軸指令値ブロック、第4軸のステップ1から最終ステップまでの第4軸指令値ブロック、第5軸のステップ1から最終ステップまでの第5軸指令値ブロック、第6軸のステップ1から最終ステップまでの第6軸指令値ブロックを生成する。
手順23:ロボットコントローラ10は、演算処理部11が生成した各指令値ブロックを各サーボ機構S1〜S6に送出する。
すなわち、第1軸指令値ブロックを第1軸サーボ機構S1に送出し、第2軸指令値ブロックを第2軸サーボ機構S2に送出し、第3軸指令値ブロックを第3軸サーボ機構S3に送出し、第4軸指令値ブロックを第4軸サーボ機構S4に送出し、第5軸指令値ブロックを第5軸サーボ機構S5に送出し、第6軸指令値ブロックを第6軸サーボ機構S6に送出する。
手順24:第1軸〜第6軸サーボ機構S1〜S6の各バッファ制御手段33aは、ロボットコントローラ10から送出されてきた第1軸〜第6軸指令値ブロックを各バッファ32にそれぞれ格納して一時的に保持させる。
手順25:第1軸〜第6軸サーボ機構S1〜S6の各制御部33は、各指令値ブロックを受け取るとその旨をロボットコントローラ10にそれぞれ送出する。これにより、ロボットコントローラ10はマニプュレータ20が動作可能な状態、つまり動作指令待受け状態となったことを知ることができる。
以下、駆動方法1と同様にしてマニピュレータ20に動作が実行される。
この駆動方法2によれば、指令値が各軸の指令値ブロックとして送出されるので、指令値の転送に要する時間を駆動方法1に比して短縮できる。
なお、ロボットコントローラ10のプログラムの修正は、指令値ブロックを生成する部分の追加が必要となるため駆動方法1に比して大である。
駆動方法3
駆動方法3は駆動方法2を改変してなるもので、指令値ブロックの生成が異なるものとされる。
駆動方法3を実行するため、図1(d)に示すように、演算処理部11は各軸の指令値ブロックを直接生成する指令値ブロック生成手段11cを有するものとされている。
そのため、各指令値ブロックの生成に要する時間が駆動方法2に比して短縮される。ただし、ロボットコントローラ10のプログラムは、ほぼ新規に作成する必要がある。そのため、この駆動方法3は、新設のロボットに好適であるといえる。
実施形態2
図3に、本発明の実施形態2に係るサーボ機構Sをブロック図で示す。
実施形態2のサーボ機構Sは、実施形態1のサーボ機構Sを改変してなるものであって、サーボドライバ30の制御部33にロボットコントローラ10からの同期指令に基づいて、他のサーボ機構Sとの同期を取る同期手段33cを付加してなるものとされる。
これにより、各サーボドライバ30の時計34が生成する時刻にずれが生じていても、ロボットコントローラ10からの同期指令に基づいて各軸の同期が取られて同期動作がなし得る。そのため、マニピュレータ20の操作性が向上する。
ここで、各サーボ機構S1〜S6の同期を取る仕方については、特に限定はなく公知の各種手法を好適に用いることができる。
実施形態3
図4に、本発明の実施形態3に係るサーボ機構Sをブロック図で示す。
実施形態3のサーボ機構Sは、実施形態2のサーボ機構Sを改変してなるものであって、サーボドライバ30の制御部33にロボットコントローラ10からの時刻調整指令に基づいて時刻34の時刻を調整する時刻調整手段33dを付加してなるものとされる。
これにより、各サーボドライバ30の時計34が生成する時刻にずれが生じていても、ロボットコントローラ10からの時刻調整指令に基づいて各時計34が同時刻とされるので、各軸を同時刻に動作させ得る。そのため、マニピュレータ20の操作性が向上する。
ここで、時刻調整の仕方については、特に限定はなく公知の各種手法を好適に用いることができる。その一例を挙げれば以下のとおりである。
例えば、ロボットコントローラ10からの基本時間設定信号に基づいて、時刻調整手段33dが時計34の時刻を指定された時刻に設定することにより、各サーボ機構S1〜S6における同時刻動作が実現されて同期動作に類似した動作をなさせることができる。
実施形態4
図5に、本発明の実施形態4に係るサーボ機構Sをブロック図で示す。
実施形態4のサーボ機構Sは、実施形態1のサーボ機構Sを改変してなるものであって、サーボドライバ30の制御部33にセンサからの検出値に基づいてロボットコントローラ10からの指令値を補正する指令値補正手段33eを付加してなるものとされる。
例えば、供給しているロボットコントローラ10からの指令値に基づく電流では力センサからの検出値が指定された加圧力に到達していない、と指令値補正手段33eが判定して場合、指令値補正手段33eは加圧力を所定加圧力とするため、電流指令値を増大させる補正を行う。
これにより、当該軸の応答性が向上し、その結果マニピュレータ20の操作性が向上する。
実施形態5
図6に、本発明の実施形態5に係るサーボモータMの駆動方法が適用されてなるロボットR1を概略図で示す。
ロボットR1は、図6に示すように、ロボットコントローラ10Aとマニピュレータ20Aとは、インターネットNを介して接続されてなるものとされる。なお、インターネットNに代えて他の通信回線、例えば電話回線とすることもできる。
ロボットコントローラ10Aは、具体的には、指令値ブロック生成手段11cを備えたパソコンとされる。そのため、ロボットコントローラ10Aの価格を低価格とすることができる。
マニピュレータ20Aは、インターネットNとの接続のためのインターネット接続部21を備えてなるものとされる。
このように、実施形態5においては、ロボットコントローラ10Aとマニピュレータと20AはインターネットNを介して接続されているので、マニピュレータ20Aの遠隔動作が可能となる。この実施形態5は、とりわけ無人工場に好適である。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明の適用はかかる実施形態のみに限定されるものではなく、種々改変が可能である。
例えば、実施形態ではロボットとして6軸多関節ロボットRを例に取り説明されているが、本発明の適用は6軸多関節ロボットRに限定されるものではなく、7軸以上の多軸ロボットに適用できる。また、当然のことながら、2軸や3軸のロボットにも適用できる。
また、本発明の適用はロボットに限定されるものではなく、同時動作や同期が必要される複数のサーボモータMを備えた装置やシステムにも適用が可能である。
さらに、実施形態では最終ステップまでの指令値を送出するようにされているが、必ずしも最終ステップまでの指令値を送出する必要はなく、通信速度に問題が生じない範囲におけるステップ数についての指令値ブロックとし、図7に示すように、その指令値ブロックをマニピュレータ20の動作、つまり指令値の読み出しと並行してバッファ32に読み込むようにしてもよい。
本発明は、同時動作や同期が必要される複数のサーボモータを備えた装置やシステムにも適用できる。
本発明の実施形態1に係る駆動方法が適用されてなるロボットの概略図である。 同ロボットのサーボ機構のブロック図である。 本発明の実施形態2に係るロボットのサーボ機構のブロック図である。 本発明の実施形態3に係るロボットのサーボ機構のブロック図である。 本発明の実施形態4に係るロボットのサーボ機構のブロック図である。 本発明の実施形態5に係るロボットの概略図である。 本発明の変形例の説明図である。
符号の説明
10 ロボットコントローラ
11 演算処理部
11a 指令値生成手段
11b,11c 指令値ブロック生成手段
12 シリアルインターフェース(入出力インターフェース)
20 マニピュレータ
21 インターネット接続部
30 サーボドライバ
31 シリアルインターフェース(入出力インターフェース)
32 バッファ
33 制御部
33a バッファ制御手段
33c 同期制御手段
33d 時刻調整手段
33e 指令値補正手段
34 時計
M サーボモータ
N インターネット
R 6軸多関節ロボット
S サーボ機構

Claims (25)

  1. 複数のサーボモータを有する装置またはシステムにおけるサーボモータの駆動方法であって、
    各サーボモータの指令値を予め所定ステップ数にわったて生成する手順と、
    前記所定ステップ数にわたる指令値を各サーボモータ側に送出する手順と、
    前記指令値を各サーボモータ側で一時的に保持する手順と、
    前記保持した指令値を逐次読み出して各サーボモータを動作させる手順
    とを含むことを特徴とするサーボモータの駆動方法。
  2. 指令値の生成をサーボモータごとの所定ステップ数にわたる指令値ブロックとしてなすことを特徴とする請求項1記載のサーボモータの駆動方法。
  3. 各サーボモータを同時刻に動作させることを特徴とする請求項1記載のサーボモータの駆動方法。
  4. 各サーボモータ間の同期をとった後、各サーボモータを同期動作させることを特徴とする請求項1記載のサーボモータの駆動方法。
  5. 各サーボモータ間の時刻調整をした後、各サーボモータを同時刻に動作させることを特徴とする請求項1記載のサーボモータの駆動方法。
  6. センサの検出値をサーボモータ側に直接入力し、その検出値に基づいて当該サーボモータ側で指令値を補正することを特徴とする請求項1記載のサーボモータの駆動方法。
  7. 指令値のサーボモータ側への送出を通信回線を介してなすこと特徴とする請求項1記載のサーボモータの駆動方法。
  8. 通信回線が、電話回線またはインターネットとされてなることを特徴とする請求項7記載のサーボモータの駆動方法。
  9. 複数のサーボモータを有する装置が、多軸ロボットとされてなることを特徴とする請求項1記載のサーボモータの駆動方法。
  10. 複数のサーボモータを有するシステムが、多関節ロボットとされてなることを特徴とする請求項1記載のサーボモータの駆動方法。
  11. 複数のサーボモータを有する装置またはシステムにおけるサーボモータの駆動方式であって、
    サーボモータを制御するコントローラと、各サーボモータ側に設けられたサーボドライバとを備え、
    前記コントローラは、サーボモータの指令値を生成する指令値生成手段を有し、
    前記サーボドライバは、前記コントローラからの所定ステップ数の指令値を一時的に保持するバッファと、前記バッファを制御するバッファ制御手段と、時計とを有する
    ことを特徴とするサーボモータの駆動方式。
  12. 複数のサーボモータを有する装置またはシステムにおけるサーボモータの駆動方式であって、
    サーボモータを制御するコントローラと、各サーボモータ側に設けられたサーボドライバとを備え、
    前記コントローラは、サーボモータの指令値を生成する指令値生成手段と、前記指令値生成手段からの指令値に基づいてサーボモータごとの指令値ブロックを生成する指令値ブロック生成手段とを有し、
    前記サーボドライバは、前記コントローラからの所定ステップ数の指令値ブロックを一時的に保持するバッファと、前記バッファを制御するバッファ制御手段と、時計とを有する
    ことを特徴とするサーボモータの駆動方式。
  13. 複数のサーボモータを有する装置またはシステムにおけるサーボモータの駆動方式であって、
    サーボモータを制御するコントローラと、各サーボモータ側に設けられたサーボドライバとを備え、
    前記コントローラは、サーボモータごとの指令値ブロックを生成する指令値ブロック生成手段を有し、
    前記サーボドライバは、前記コントローラからの所定ステップ数の指令値ブロックを一時的に保持するバッファと、前記バッファを制御するバッファ制御手段と、時計とを有する
    ことを特徴とするサーボモータの駆動方式。
  14. サーボドライバが、他のサーボモータとの同期をとる同期手段も有することを特徴とする請求項11、12または13記載のサーボモータの駆動方式。
  15. サーボドライバが、時計の時刻を調整する時刻調整手段も有することを特徴とする請求項11、12または13記載のサーボモータの駆動方式。
  16. サーボドライバが、センサからの検出値に基づいてコントローラからの指令値を補正する指令値補正手段も有することを特徴とする請求項11、12または13記載のサーボモータの駆動方式。
  17. コントローラが通信回線接続手段を有し、
    サーボドライバが通信回線接続手段を有し、
    前記コントローラと前記サーボドライバとが、前記通信回線を介して接続されることを特徴とする請求項11、12または13記載のサーボモータの駆動方式。
  18. 通信回線が、電話回線またはインターネットとされてなることを特徴とする請求項13記載のサーボモータの駆動方式。
  19. 複数のサーボモータを有する装置が、多軸ロボットとされてなることを特徴とする請求項11、12または13記載のサーボモータの駆動方式。
  20. 複数のサーボモータを有するシステムが、多関節ロボットとされてなることを特徴とする請求項11、12または13記載のサーボモータの駆動方式。
  21. 指令値を所定ステップ数にわたって一時的に保持するバッファと、前記バッファを制御するバッファ制御手段とを有することを特徴とするサーボドライバ。
  22. 他のサーボモータとの同期をとる同期手段を有することを特徴とする請求項21記載のサーボドライバ。
  23. 時計と、当該時計の時刻を調整する時刻調整手段とを有することを特徴とする請求項21記載のサーボドライバ。
  24. センサの検出値に基づいてコントローラからの指令値を補正する指令値補正手段を有することを特徴とする請求項21記載のサーボドライバ。
  25. 請求項21、22、23または24記載のサーボドライバを備えてなることを特徴とするサーボモータ。
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