JP2009128312A - 回転角度検出用センサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転体2と、この回転体2と共に回転可能に取り付けられた導体パターンからなり、この導体パターンの幅寸法が周期的に変化するエンコーダ構造3と、複数のインダクタンス素子を有し、エンコーダ構造3と間隔を有して対向配置されたセンサ本体4とから回転角度検出用センサを構成する。そして、エンコーダ構造3は、導体パターンの幅寸法の周期的な変化の少なくとも1周期分以上を構成する相部材5を用いて、同一の周期及び形状を有する複数個の相部材5を、環状かつ互いに接触するように、回転体2に配置した構成とする。
【選択図】図1
Description
このような角度センサとしては、レゾルバやインクリメント型パルスエンコーダをはじめ、回転子の永久磁石の磁界を検出する方法を採用することが一般的である。
上記特許文献1や上記特許文献2においては、回転体上に形成された周期的な導体パターンからなるエンコーダ構造と、このエンコーダ構造に対向して配置されたインダクタンス素子とから、回転角度検出用センサを構成している。
そして、この構成の回転角度検出用センサでは、インダクタンス素子に信号電流を印加することによって、励磁された磁束をエンコーダ構造に通して、エンコーダ構造の導体パターンで渦電流損失を発生させる。
この渦電流損失の大きさは、回転体の回転に伴う導体パターンの周期的な変化によって周期的に変化していく。
そこで、渦電流損失に基いて、演算処理を行うことにより、回転体の角度情報を検出する、という原理を採用している。
しかしながら、前記特許文献1には、エンコーダ構造の具体的な構造や製造方法が開示されていないために、実現性に乏しかった。
そのため、材料歩留まりが極めて悪くなる。
さらに、打ち抜きのために高価な大きい金型が必要となる。
さらに、プリント基板を使用する方法は、エッチングによりパターン形成するので、加工に時間がかかる、という問題がある。
即ち、材料を有効に利用して、エンコーダ構造を作製することが可能になる。
さらに、複数個の相部材を互いに接触させて配置するので、エンコーダ構造の導体パターンを連続して形成することができる。これにより、導体パターンが途切れてしまうことがないので、高い分解能で回転角度の検出ができ、回転角度を高い検出精度で検出することができる。
このような構成とすることにより、収納壁によって、相部材を容易に位置精度良く収納部へ収納することができる。
各相部材が少なくとも3点以上で収納壁に接触していることにより、収納壁に2個の相部材を配置した段階で、相部材の位置の固定を確実に行うことができる。
このような構成とすることにより、重ね代によって、隣り合う相部材との勘合を高い水準で達成することができるため、精度に優れたエンコーダ構造を得ることができる。
これにより、回転角度検出用センサの製造を容易にし、製造コストを低減することができる。
また、材料を有効に利用して、エンコーダ構造を作製することが可能になるため、材料歩留まりが飛躍的に向上する。
これにより、回転角度検出用センサの材料コストを低減することができる。
図1A及び図1Bに示すように、棒状の回転軸1に、円板状の回転子2が取り付けられている。
この回転子2は、図1Bの矢印Rで示すように、回転軸1の周りに回転する。
また、回転子2の表面に、導体パターンによるエンコーダ構造3が形成されている。
このセンサ本体4は、回転軸1を中心とした円弧に沿った扇形状を有している。そして、センサ本体4は、図示しない部材によって固定されており、回転子2のエンコーダ構造3は、このセンサ本体4との相対的位置が変化するように構成されている。
そして、エンコーダ構造3とセンサ本体4とにより、回転子2の回転角度を検出するセンサを構成している。
図2に示すように、エンコーダ構造3の導体パターンは、回転子2の回転角度に対して、幅が三角関数状に変化する曲線形状を有している。そして、回転子2が回転すると、特定の位置においてエンコーダ構造3の導体パターンの幅が周期的に増減する。
この図2においては、導体パターンの幅の周期的な変化の1相(1周期)分の範囲も示している。1周360度に6相形成されているので、1相が60度になっている。
エンコーダ構造3を配置する回転子2の材料としては、プラスチック等の絶縁体や、鉄等のエンコーダ構造3と導電率が異なる金属を使用することができる。
なお、図示しないが、エンコーダ構造3を回転子2と同じ材料で一体化して形成することも可能である。その場合には、エンコーダ構造3のパターン部分を、回転子2の周囲の部分に対して、一定の厚さで盛り上がった構成とする。
図4に示すように、プリント回路基板等の基板11の上に、角型の渦巻形状を有する導体により、4つのパターンコイルC1,C2,C3,C4が形成されている。
各パターンコイルC1,C2,C3,C4により、それぞれ、空芯のコイルが構成される。
センサ本体4の4つのパターンコイルC1,C2,C3,C4は、第1のコイルC1、第2のコイルC2、第3のコイルC3、第4のコイルC4を構成する。
それぞれのコイルC1,C2,C3,C4は、エンコーダ構造3の導体パターンの幅の周期的な変化の1/4周期(位相差90°)の間隔で配置されている。即ち、第1のコイルC1、第2のコイルC2、第3のコイルC3、第4のコイルC4は、この順序で、それぞれ90°の位相差を有するように配置されている。
これにより、第1のコイルC1及び第3のコイルC3に対して、第2のコイルC2及び第4のコイルC4が、90°の位相差をもって配置されている。
これにより、差分信号等の信号を発生させることができ、この信号を利用して、回転子2の絶対位置を検出することができる。また、エンコーダ構造3の導体パターンの移動方向、即ち回転子2の回転方向(右回り、或いは左回り)を検出することも、可能である。
以下、この部品を、相部材5として定義する。
それぞれの相部材5は、同一の周期及び形状を有しており、導体パターンの最も幅の狭い部分で、隣り合う相部材5と接触している。
そして、6個の相部材5を、回転軸1を中心とした円周(図示せず)に沿って、環状に配置することにより、エンコーダ構造3を構成している。
また、導体パターンにおける渦電流によるコイルC1,C2,C3,C4のインダクタンスの変化を一様な変化とするためには、接触させた相部材5を、さらに接合面全体にわたって電気的に接合する必要がある。接触させた相部材5を電気的に接合する方法としては、銀ろう等を用いてロウ付けする方法や、レーザ溶接で接合する方法等を採用することができる。
ここで、優れたセンサ精度を確保するための条件の一つである、エンコーダ構造3/相部材5の厚さを設定する場合には、インダクタンス素子に信号電流を印加したときに相部材5に励起される渦電流の深さを把握する必要がある。
例えば、相部材5に、銅(Cu),アルミニウム(Al),銀(Ag)のように導電率が高い材料を用いる場合には、シミュレーションにより、0.1mmの厚さがあれば渦電流の励起を充分に行うことができる、という結果が得られている。
従って、エンコーダ構造3/相部材5の厚さが0.1mm以上であれば、センサ精度を充分に確保することができる。しかし、本実施の形態においては、板状の導電部材に対して打ち抜き加工や切削加工を施して相部材5を製造する際に、適度な母材強度を確保するために、厚さを0.2mmとしている。
しかしながら、コイルC1,C2,C3,C4等のインダクタンス素子からの磁束によって励起される渦電流の大きさ(深さ)は、エンコーダ構造3の相部材5の材質が有する抵抗値によっても変化するため、相部材5の厚さは、0.2mmや0.1mmに限定されるものではなく、エンコーダ構造3に用いる材料に基くシミュレーションを行い、その結果によって適宜調整すればよい。
これにより、特定の大きさを有する母材から、一体的かつ環状にエンコーダ構造3が形成される場合と比較して、相部材5を簡素な構成や作製方法によって容易に作製することが可能になり、しかも、母材面積を有効に活用することができる。また、電鋳加工等によりエンコーダ構造3を作製する場合でも、必要最小限の原料によって相部材5を作製することができる。
即ち、材料を有効に利用して、相部材5からなるエンコーダ構造3を作製することが可能になる。
これにより、回転角度検出用センサの製造を容易にし、製造コストを低減することができる。
また、材料を有効に利用して、エンコーダ構造3を作製することが可能になるため、材料歩留まりが飛躍的に向上する。
これにより、回転角度検出用センサの材料コストを低減することができる。
従って、高い分解能で回転角度の検出ができ、回転角度を高い検出精度で検出することができることから、検出精度が良好な回転角度検出用センサを実現することができる。
この場合、モータの回転子の表面に、幅が周期的に変化する導体パターンから成るエンコーダ構造を形成して、エンコーダ構造に対向して、コイル等のインダクタンス素子を設けたセンサ本体を配置する。
好ましくは、モータの回転子の磁石対の数と、エンコーダ構造の導体パターンの周期の数とを同じにする。このように構成することにより、モータの回転動作の制御に対して必要な角度情報を細かく得ることができ、その結果、モータの回転制御を微細に行うことができるようになる、という利点がある。
これに対して、例えば、回転子2に溝を形成し、溝の内部にエンコーダ構造3を形成することも可能である。その場合を、次に示す。
この図6A及び図6Bでは、センサ本体4の図示を省略しているが、図1A及び図1Bと同様に、エンコーダ構造3に対向してセンサ本体4が配置される。
即ち、この構成は、溝6の壁面7の間の収納部に、エンコーダ構造3の相部材5が収納されている。以下、溝6の壁面7を、相部材5を収納するための収納壁7と呼ぶこととする。
回転子2の溝6は、例えば、旋盤加工等によって形成することができる。
また、エンコーダ構造3の導体パターンを連続して形成して、検出精度が良好な回転角度検出用センサを実現することができる。
また、相部材5が、幅が最大の部分で壁面(収納壁)7に接していることにより、各相部材5を精度良く配置することができる。
図7に示すように、各相部材5は、中央の幅の広い部分で収納壁7に接しており、両端の幅の狭い部分で隣の相部材5と接している。そして、相部材5は、収納壁7と2点で接触している。
このように相部材5が構成されていることにより、相部材5の形状が非常に簡素であることから、設計が容易であり、生産性に優れるといった利点を有している。
これに対して、回転子2及びエンコーダ構造3の断面図を図8に示すように、回転子2の主面に突起8を形成して、突起8の壁面(収納壁)7の間の部分を相部材5の収納部としても構わない。
この場合も、溝6の内部を相部材5の収納部とした場合と同様の効果が得られる。
以下、図7と同様に直線的に描いた模式的平面図を参照して、それぞれの形態を説明する。
図7に示した形態においては、相部材5を収納壁7内へ配置する際に、円弧状に湾曲した部分における2点で収納壁7に接触するため、全ての相部材5を環状配置する前の段階において、各々の相部材5が回転してしまって、配置に手間を要する虞がある。
これに対して、図9に示す本形態では、相部材5と収納壁7とを3点以上の4点で接触させていることにより、収納壁7に2つ以上の相部材5を配置すれば、相部材5の位置固定を確実に行うことができる、という効果を有している。
ちなみに、本形態のように、4点接触とすれば、一つの相部材5を収納壁7に配置する段階で、ズレを生じることがない。
本形態では、相部材5の中央部や両端部のうち収納壁7に接触する部分は、図9に示した形態と同じであるため、収納壁7に対して相部材5が4点で接触している。
従って、図9に示した形態と同様に、一つの相部材5を収納壁7に配置する段階で、ズレを生じることがない。
また、相部材5の左右の端部の凹部及び凸部が隣り合う相部材5と嵌合するので、相部材5の位置決めを高い精度で行うことができる。
さらにまた、左右の端縁を直線とした図9に示した形態と比較して、隣り合う相部材5間の収納壁7に垂直な方向における横ずれを生じにくくして、さらに精度良くエンコーダ構造3の相部材5を配置することができる。
ちなみに、図1〜図3に示した実施の形態のように、回転子2の主面に環状にエンコーダ構造3を設けた場合には、相部材5の横ずれの方向は回転子2の半径方向になる。そして、回転子2の半径方向に相部材5が横ずれを生じると、相部材5の接触する部分で、外周側及び内周側に段差ができる。
本形態では、相部材5の左右の端縁の手前側の半分が図中右側に突出しているため、相部材5の左手前側では、収納壁7と接触しなくなる。即ち、収納壁7に対して、相部材5が3点で接触している。
これにより、収納壁7に2つ以上の相部材5を配置すれば、相部材5の位置固定を確実に行うことができる、という効果を有している。
本形態では、相部材5の左右の端縁の手前側が右側に突出しているため、図11に示した形態と同様に、相部材5の左手前側では、収納壁7と接触しなくなる。即ち、収納壁7に対して、相部材5が3点で接触している。
これにより、収納壁7に2つ以上の相部材5を配置すれば、相部材5の位置固定を確実に行うことができる、という効果を有している。
各相部材5において、図13Bに示すように、右側の端縁が上半分のみ、左側の端縁が下半分のみ形成されて、重ね代9となっている。これにより、重ね代9において、左側の相部材5が右側の相部材5の上に重なるように接合される。
本形態では、収納壁7に対して、相部材5が4点で接触しているので、一つの相部材5を収納壁7に配置する段階で、ズレを生じることがない。
このように構成することによって、個々の相部材5と収納壁7との配置精度を高水準に保つことができると共に、隣り合う相部材5との勘合を高い水準で達成することができるため、結果的に、精度に優れたエンコーダ構造3を得ることができる。
各相部材5において、図14Bに示すように、重ね代9の部分で、上半分と下半分のうちの、一方が左右両端縁とも形成され、他方が左右両端縁とも形成されていない。即ち、断面略T字形状になっている。これにより、この断面略T字形状の相部材5を、表・裏・表・裏といった順序で接合して、重ね代9で重ね合わせることができる。
ただし、このように表・裏と交互に接合していくので、相部材5の個数を偶数とする必要がある。
本形態では、収納壁7に対して、相部材5が4点で接触しているので、一つの相部材5を収納壁7に配置する段階で、ズレを生じることがない。
また、個々の相部材5と収納壁7との配置精度を高水準に保つことができると共に、隣り合う相部材5との勘合を高い水準で達成することができるため、結果的に、精度に優れたエンコーダ構造3を得ることができる。
これに対して、図13及び図14の各形態に係る相部材5は、重ね代9の部分で接着剤の浸透を抑止することができ、その結果、相部材5同士のロウ付けが良好に行える点で優れていると言える。
しかしながら、これらの形態においても、相部材5の厚さは0.2mmに限定されるものではなく、相部材5の材料の抵抗値や、製造工程の適切な選定によって、0.2mmよりも薄く或いは厚くすることも可能である。
しかしながら、これらの形態においても、相部材5の厚さは0.4mmに限定されるものではなく、相部材5の材料の抵抗値や、製造工程の適切な選定によって、0.4mmよりも薄く或いは厚くすることも可能である。
(1)導電性金属の板状部材からの打ち抜きプレス加工を行う。この方法は、図7、図9〜図12に示した各形態に適用可能である。この方法によれば、量産性に優れており、低いコストで相部材を製造することができる。
(2)(1)のプレス加工の後に、プレス機等により、つぶし加工を行う。この方法は、図13、図14に示した各形態(重ね代9を設けた形態)に適用可能である。つぶし加工によって、相部材5の端部に、重ね代9を形成する。
(3)導電性金属をフライスにより切削加工する。この方法は、図7、図9〜図12に示した各形態に適用可能である。この方法によれば、量産性に優れており、低いコストで相部材を製造することができる。
(4)(3)の切削加工の後に、プレス機等により、つぶし加工を行う。この方法は、図13、図14に示した各形態(重ね代9を設けた形態)に適用可能である。つぶし加工によって、相部材5の端部に、重ね代9を形成する。
(5)導電性金属を電鋳加工する。この方法は、図7、図9〜図14に示したいずれの形態にも適用可能である。この方法によれば、量産性に優れており、寸法・形状の精度が高い相部材を製造することができる。
(6)導電性金属粉末及び樹脂(好ましくは熱硬化性樹脂)の混合物を使用して、射出成形を行う。この方法は、図7、図9〜図14に示したいずれの形態にも適用可能である。この方法によれば、量産性に優れており、また、成形性に優れていることから複雑な形状の相部材5を容易に作製することができる。
例えば、前述したレーザ溶接や銀ろうを用いたロウ付けの他、半田付けによって相部材5の電気的接合を行うことができる。
エンコーダ構造3の相部材5は、図1〜図3に示した実施の形態と同様に、幅の狭い部分で、隣り合う相部材5と接触している形状としている。
この構成では、回転子2の外周面に直接エンコーダ構造3を形成し、そのエンコーダ構造3に対向するようにセンサ本体4を設置すればよいことから、センサ本体4の設置が極めて容易であるという利点を有している。
エンコーダ構造3の相部材5は、図1〜図3に示した実施の形態と同様に、幅の狭い部分で、隣り合う相部材5と接触している形状としている。
この構成では、回転子2の内部にセンサ本体4を配置することが可能となるため、センサ本体4を配置するためにモータ等の軸長を大きくする必要がない、という利点を有している。
その1つの形態として、図15に示した構成を変形して、溝の側壁の収納壁7の間の収納部に、エンコーダ構造3の相部材5を収納した構成を、図17の斜視図に示す。
図17に示すように、回転子2の側面に溝が形成され、溝の側壁が収納壁7となっている。収納壁7の内側に接して、エンコーダ構造3の相部材5が配置されている。
この場合、例えば、相部材5に対してプレス加工を行って、所望の湾曲形状となるまで塑性変形させて、曲面に沿った湾曲形状とする。
これは、例えば、図18Aに平面図を示し、図18に側面図を示すように、相部材5を使用して、加圧プレス加工を行うことにより、図19の側面図を示されるような、相部材5を湾曲した形状とする。これにより、回転子2の外周面や内周面にエンコーダ構造3を設ける場合の相部材5を、容易に製造することが可能である。また、回転子2の相部材5を取り付ける表面が平滑ではなく、凹凸等を有する場合でも、その表面に対応した相部材5を作製することが可能である。
成形する場合でも、成形用の金型を小型化することができ、金型を安価に構成することができる。
ただし、1個の相部材を、エンコーダ構造3の全周の1/2以下とする。そして、複数個(2個以上)の相部材でエンコーダ構造を構成する。
より好ましくは、溝6や突起8の高さを、相部材5の厚さ以下とする。溝6や突起8は、相部材5を配置するためのガイドとして機能すれば良く、また、溝6や突起8の高さが相部材5の厚さより大きいと、センサ本体4のインダクタンス素子に干渉してしまう虞が生じるからである。
また、連続的に幅が変化する構成の他に、段階的に幅が変化する構成としてもよい。
Claims (3)
- 回転体と、
前記回転体と共に回転可能に取り付けられた導体パターンからなり、前記導体パターンの幅寸法が周期的に変化するエンコーダ構造と、
複数のインダクタンス素子を有し、前記エンコーダ構造と間隔を有して対向配置されたセンサ本体とから構成された、回転角度検出用センサであって、
前記エンコーダ構造は、前記導体パターンの幅寸法の周期的な変化の少なくとも1周期分以上を構成する相部材を用いて、同一の周期及び形状を有する複数個の前記相部材を、環状かつ互いに接触するように、前記回転体に配置してなる
ことを特徴とする回転角度検出用センサ。 - 請求項1に記載の回転角度検出用センサにおいて、
前記回転体に、前記エンコーダ構造を収納するための収納壁が設けられ、
前記エンコーダ構造の個々の前記相部材が、前記収納壁の間の収納部へ収納されていることを特徴とする回転角度検出用センサ。 - 請求項2に記載の回転角度検出用センサにおいて、
各前記相部材は、少なくとも3点以上で、前記収納壁に接触していることを特徴とする回転角度検出用センサ。
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