JP2009128219A - コネクタ、検査装置、及び検査装置の制御方法 - Google Patents

コネクタ、検査装置、及び検査装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フレキシブル配線板に実装された電子部品への電気的なダメージを防止する。
【解決手段】クリップコネクタ20は、基台30の下面に、感圧センサ52が接着されている。ここで、基台30及びアーム部材40でフレキシブル配線板14を挟持して、フレキシブル配線板14の電極15とプローブ46を接触させて通電している状態において、感圧センサ52により、基台30とプローブ46による挟持解除直前動作が検知される。挟持解除動作が無しと検知されたときは、電極15に継続して通電可能であり、挟持解除動作が有りと検知されたときは、通電が停止される。これにより、通電中に作業者が誤ってクリップコネクタ20の挟持を解除するようなことがあっても、通電を停止することができるので、ショート等によりフレキシブル配線板上の電子部品に電気的なダメージを与えることが防止できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、コネクタ、検査装置、及び検査装置の制御方法に関する。
デジタルカメラ、時計、ノートパソコン、プリンタ等の各種電子機器にプリント基板が用いられている。プリント基板は、硬質のリジット基板と、可撓性を有するフレキシブル配線板の2種類あるが、プリント基板の設置の自由度を増やしたい場合は、可撓性を有するフレキシブル配線板が用いられる。フレキシブル配線板を備えた各種電子機器の検査は、フレキシブル配線板の端子部を検査装置側のコネクタに接続し、接続後に該端子部に通電することによって行われている。
ここで、フレキシブル配線板とコネクタの接続状態を検出する検出手段を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の検出手段は、コネクタに接続されるフレキシブル配線板の一組の電源配線間にLEDを設け、フレキシブル配線板に通電したときのLEDの発光の有無によって、接続状態を検出している。
特開2006−35597号公報
しかし、特許文献1の検出手段では、例えば、検査工程でフレキシブル配線板に通電しているときに、作業者が誤ってフレキシブル配線板を抜くと、ショート等によって、回路基板又はフレキシブル配線板に実装された電子部品に電気的なダメージが与えられることがあった。
本発明は、フレキシブル配線板に実装された電子部品への電気的なダメージを防止することができるコネクタ、検査装置、及び検査装置の制御方法を得ることを目的とする。
本発明の請求項1に係るコネクタは、端部に端子部が設けられた第1板材と、前記第1板材に回動可能に連結され端部が前記端子部に対して接離する第2板材と、前記端子部と前記第2板材の端部が接触するように付勢する付勢手段と、を備え、フレキシブル配線板の電極を前記第2板材の端部と前記端子部とで挟持して電気的接続を行うコネクタにおいて、前記第1板材及び前記第2板材の少なくとも一方に、前記第2板材の端部と前記端子部とによる前記電極の挟持解除直前動作を検知する解除動作検知手段を設けたことを特徴としている。
上記構成によれば、第1板材及び第2板材でフレキシブル配線板を挟持して、フレキシブル配線板の電極とコネクタの端子部を接触させ、端子部を介して電極に通電している状態において、解除動作検知手段により、第2板材の端部と端子部とによる電極の挟持解除直前動作が検知されるようになっている。ここで、挟持解除動作が無しと検知されたときは、電極に継続して通電可能であり、挟持解除動作が有りと検知されたときは、通電不可となる。
このように、コネクタにフレキシブル配線板が接続され通電されている状態で、誤ってコネクタの挟持を解除するようなことがあっても、挟持解除動作中に挟持解除動作が検知されるので、この検知結果に基づいて通電を停止することができる。これにより、電極に通電中にフレキシブル配線板を引き抜いて、ショート等によりフレキシブル配線板上の電子部品に電気的なダメージを与えることが防止できる。
本発明の請求項2に係るコネクタは、前記解除動作検知手段が、前記第1板材及び前記第2板材の少なくとも一方の外面に取付けられ、該外面に作用する押圧力を検知する外圧検知センサと、前記外圧検知センサからの出力変化に基づいて、前記電極の挟持解除動作を判定する外圧判定手段と、を有することを特徴としている。
上記構成によれば、例えば、コネクタにフレキシブル配線板が接続され、電極に通電されている状態において、作業者が誤って第1板材及び第2板材を把持すると、外圧検知センサが、作業者の手によって押圧される。第1板材及び第2板材の外面に作用する押圧力は、外圧検知センサからの出力変化として検知される。ここで、外圧検知センサからの出力変化に基づいて、外圧判定手段が、第1板材及び第2板材の挟持解除直前動作を判定する。
このように、作業者が第1板材及び第2板材に触れた段階で、第2板材と端子部とによる電極の挟持解除直前動作が検知されるので、電極に通電中に誤ってフレキシブル配線板をコネクタから接続解除しようとしたときに、通電を停止して、フレキシブル配線板上の電子部品への電気的なダメージを防止できる。
本発明の請求項3に係るコネクタは、前記解除動作検知手段が、前記第1板材及び前記第2板材の少なくとも一方の内面に取付けられ、該内面に作用する押圧力を検知する内圧検知センサと、前記内圧検知センサからの出力変化に基づいて、前記電極の挟持解除動作を判定する内圧判定手段と、を有することを特徴としている。
上記構成によれば、例えば、コネクタにフレキシブル配線板が接続され、電極に通電されている状態において、作業者が誤って第1板材及び第2板材を把持すると、第1板材及び第2板材の内面に作用する押圧力の変化が、内圧検知センサからの出力変化として検知される。ここで、内圧検知センサからの出力変化に基づいて、内圧判定手段が、第1板材及び第2板材の挟持解除直前動作を判定する。
このように、作業者が第1板材及び第2板材を挟持した段階で、第2板材と端子部とによる電極の挟持解除直前動作が検知されるので、電極に通電中に誤ってフレキシブル配線板をコネクタから接続解除しようとしたときに、通電を停止して、フレキシブル配線板上の電子部品への電気的なダメージを防止できる。また、第1板材及び第2板材の端子部側の少なくとも一方の内面に内圧検知センサを取付けるようにしたので、内圧検知センサの取付面積が小さくても、第1板材及び第2板材の接触圧の変化から、挟持解除直前動作を検知することができる。
本発明の請求項4に係るコネクタは、前記解除動作検知手段が、前記端子部と反対側の前記第1板材の端部に設けられた検知端子と、前記第2板材の端部の前記検知端子と対向する位置に設けられた被検知端子と、前記検知端子及び前記被検知端子に接続された配線に通電して、該配線の導通の有無に基づいて、前記電極の挟持解除動作を判定する導通判定手段と、を備え、前記第1板材の端子部から前記第1板材と前記第2板材の連結部までの距離L1が、前記第1板材の前記検知端子から前記連結部までの距離L2より短いことを特徴としている。
上記構成において、例えば、端子部が、電極と接触後に距離d1の深さで電極に食い込んでいるとする。また、この状態で、検知端子と被検知端子が距離d2で離れているとする。端子部から連結部までの距離がL1、連結部から検知端子までの距離がL2となっているので、d2=(L2/L1)×d1となる。
ここで、d2<(L2/L1)×d1となるように距離d2を設定すると、端子部が電極から離れる前に、検知端子と被検知端子が接触することになる。これにより、端子部が電極から離れる前に挟持解除動作を検知・判定して、通電を停止させることができるので、電極に通電中に誤ってフレキシブル配線板をコネクタから接続解除しようとしたときの、フレキシブル配線板上の電子部品への電気的なダメージを防止できる。
本発明の請求項5に係るコネクタは、前記解除動作検知手段が、前記第1板材の外面に取付けられた導電性を有する第1導電部材と、前記第2板材の外面に取付けられた導電性を有する第2導電部材と、前記第1導電部材及び前記第2導電部材に接続された配線に通電して、該配線の導通の有無に基づいて、前記電極の挟持解除動作を判定する通電判定手段と、を有することを特徴としている。
上記構成によれば、例えば、作業者が第1板材及び第2板材を把持して、コネクタへフレキシブル配線板を接続するとき、作業者の手が、第1導電部材及び第2導電部材に接触し、導通経路となって、第1導電部材から第2導電部材へ通電される。そして、通電判定手段によって導通が確認され、コネクタの挟持解除動作が検知される。
このように、作業者が第1板材及び第2板材に触れた段階で、コネクタが開放状態となることを判定することができるので、端子部と電極が離れる前に通電を停止して、フレキシブル配線板上の電子部品への電気的なダメージを防止できる。また、第1板材及び第2板材を第1導電部材及び第2導電部材が覆うので、第1板及び第2板材に絶縁性の部材を用いるときと比較して、静電気の発生を抑えることができる。
本発明の請求項6に係るコネクタは、前記解除動作検知手段が、前記第1板材又は前記第2板材の外面に取付けられた導電性を有する導電部材と、前記第1板材上又は前記第2板材上で前記導電部材を分割する絶縁性を有する絶縁部材と、前記絶縁部材で分割されたそれぞれの前記導電部材に接続された配線に通電して、該配線の導通の有無に基づいて、前記電極の挟持解除動作を判定する片面通電判定手段と、を有することを特徴としている。
上記構成によれば、例えば、作業者が第1板材及び第2板材を把持して、コネクタへフレキシブル配線板を接続するとき、作業者の手が、分割された各導通部材に絶縁部材を跨いで接触する。そして、作業者の手が導通経路となって各導電部材へ通電され、片面通電判定手段によって導通が確認されて、コネクタの挟持解除動作が検知される。
このように、作業者が第1板材及び第2板材に触れた段階で、コネクタが挟持解除状態となることを判定することができるので、端子部と電極が離れる前に通電を停止して、フレキシブル配線板上の電子部品への電気的なダメージを防止できる。
本発明の請求項7に係る検査装置は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のコネクタと、前記解除動作検知手段で検知された情報に基づいて電源の出力制御を行い、該電源から前記フレキシブル配線板の電極に通電又は通電遮断する制御部と、を有することを特徴としている。
上記構成によれば、フレキシブル配線板を有する製品を検査装置で検査しているとき、解除動作検知手段が、コネクタにおいてフレキシブル配線板の挟持を解除する動作が行われたかどうかを検知する。これにより、コネクタが挟持解除状態となることを判定すると、端子部と電極が離れる前に通電を停止して、フレキシブル配線板上の電子部品への電気的なダメージを防止できる。
本発明の請求項8に係る検査装置の制御方法は、請求項7に記載の検査装置を用いて、前記フレキシブル配線板の検査を行うときの検査装置の制御方法において、前記解除動作検知手段で、前記第1板材及び前記第2板材の挟持解除動作を検知する挟持解除検知ステップと、前記挟持解除検知ステップで解除動作有りと検知されたときに、前記フレキシブル配線板を前記第1板材と前記第2板材の間に配置する配置ステップと、前記配置ステップ後に、前記解除動作検知手段で、前記第1板材及び前記第2板材の挟持動作を検知する挟持検知ステップと、前記挟持検知ステップで挟持有りと検知されたときに、前記制御部が、前記電極に通電して検査を開始する検査開始ステップと、を有することを特徴としている。
上記構成によれば、挟持解除検知手段において、挟持解除動作と挟持動作がセットで検知されたときに、フレキシブル配線板がコネクタに接続されたと判定し、フレキシブル配線板の電極に通電を開始する。これにより、検査開始釦を別途設ける必要がなくなる。また、検査開始釦を押す必要がないので、検査工数を短縮できる。さらに、挟持解除検知手段によってフレキシブル配線板の挟持状態が検知できる。
本発明の請求項9に係る検査装置の制御方法は、検査中に、前記解除動作検知手段で、前記第1板材及び前記第2板材の挟持解除動作を検知する検査中解除動作検知ステップと、前記検査中解除動作検知ステップで解除動作有りと判定されたときに、前記制御部が前記電極への通電を停止する検査停止ステップと、を有することを特徴としている。
上記構成によれば、通電された状態でコネクタからフレキシブル配線板を外すことを防止でき、フレキシブル配線板に実装された電子部品への電気的なダメージを防止できる。
本発明は、上記構成としたので、フレキシブル配線板に実装された電子部品への電気的なダメージを防止することができる。
本発明のコネクタ、検査装置、及び検査装置の制御方法の第1実施形態を図面に基づき説明する。図1は、検査装置10の全体構成(システム)を示している。
検査装置10は、CCD素子が実装された回路基板を有する被検査物12のフレキシブル配線板14に接続されるクリップコネクタ20を有している。クリップコネクタ20には、被検査物12に各種電気信号、電源を供給する信号ケーブル16の一方の端部と、クリップコネクタ20に取付けられるセンサ類に電源供給し、該センサ類からの出力信号が流れるセンサケーブル18の一方の端部がそれぞれ接続されている。
信号ケーブル16の他方の端部及びセンサケーブル18の他方の端部は、各種電気信号を生成又は処理する回路を備えた中継ボックス22に接続されている。中継ボックス22は、電気信号が送受信される通信ケーブル24を介して、コンピュータ26に接続されている。また、コンピュータ26には、被検査物12の検査状態が表示されるモニタ28が接続されている。
次に、クリップコネクタ20の構成について説明する。図2(a)に示すように、クリップコネクタ20は、略矩形状のアクリル製の板材からなる基台30を有している。基台30の一方の端部には、フレキシブル配線板14の一端が載置される載置面32が、一段落として形成されている。また、基台30の略中央部には、基台30の長さ方向と直交する方向に一方の側面から他方の側面へ貫通した貫通穴34が形成されている。さらに、基台30の略中央部上面には、コイルばね38の下端が接着固定される凹状の受部36が形成されている。
基台30の下面側には、シート状の感圧センサ52が接着固定されている。感圧センサ52の一端には、前述のセンサケーブル18(図1参照)が接続されている。感圧センサ52は、クリップコネクタ20が作業者によって把持され、作業者の指によって基台30が押圧されたとき、圧力を検知して、センサケーブル18を介して中継ボックス22(図1参照)に電気信号を出力するようになっている。
基台30の上面と対向する位置には、基台30と略平行に、アクリル製で板状のアーム部材40が配置されている。アーム部材40の略中央部の両端下面側には、基台30側へ向けてそれぞれ突出した連結部42が形成されている。連結部42には、アーム部材40の長さ方向と直交する方向に、貫通穴34と同じ大きさの貫通穴44が形成されている。
アーム部材40の下面側には、図示しないプリント基板がネジ止めされている。該プリント基板には、フレキシブル配線板14の端部に露出形成された複数の電極15とそれぞれ対向する位置に、下方側へ向けて複数のプローブ46が設けられている。プローブ46は、銅等の金属からなるピンで、プリント基板内の所定の配線に半田付けされ導通可能となっている。また、プリント基板のプローブ46と反対側には、図示しないコネクタが設けられており、前述の信号ケーブル16に接続されている。アーム部材40の上面側には、2個のビス48によって、板材50が締結固定されている。板材50は、アーム部材40の把持領域を拡大するためのものである。
ここで、図2(a)及び図2(b)に示すように、基台30の受部36に2個のコイルバネ38が取付けられ、基台30とアーム部材40が、貫通穴34と貫通穴44が連通するように配置された状態で、貫通穴34と貫通穴44にシャフト54が挿通及び圧入されることにより、クリップコネクタ20が完成する。
完成したクリップコネクタ20は、連結部42のシャフト54を回転中心として、基台30とアーム部材40が相対的に回動可能となっている。これにより、クリップコネクタ20は、載置面32と反対側の基台30の端部及びアーム部材40の端部を把持してこれらを近づけると、載置面32側が開放され、フレキシブル配線板14を載置及び挟持することが可能となる。
一方、コンピュータ26(図1参照)には、作業者によりクリップコネクタ20が把持され、フレキシブル配線板14の挟持解除動作が行われるときの感圧センサ52の出力のしきい値が予め設定されている。このしきい値は、作業者が感圧センサ52に軽く触れる程度の圧力に対する出力値、又は、フレキシブル配線板14の電極15とプローブ46が離れない程度の作業者の把持圧力に対する出力値として設定される。
これにより、感圧センサ52からの出力を判定することは、クリップコネクタ20におけるフレキシブル配線板14の挟持解除直前動作を検知することを意味している。なお、本発明における挟持解除直前動作とは、フレキシブル配線板14の電極15と、クリップコネクタ20のプローブ46とが離れる瞬間も含んで、それ以前の動作とする。
このように、コンピュータ26は、感圧センサ52から中継ボックス22を介して出力された電気信号の出力値と、しきい値のレベルとを比較して、即ち、感圧センサ52からの出力変化をみて、クリップコネクタ20におけるフレキシブル配線板14の挟持解除(開放)の有無を判定するようになっている。クリップコネクタ20の挟持解除は、例えば、設定したしきい値(ここでは電圧値)をV0として、感圧センサ52からの出力値をV1としたとき、V0>V1ならばOFF、V0≦V1ならばONとして判定される。
次に、本発明の第1実施形態の作用について説明する。図3は、検査装置10における検査手順のフローチャートを示している。
図1〜図3に示すように、ステップS100では、コンピュータ26及びモニタ28の電源をONにする。ステップS101では、中継ボックス22の電源をONにする。続いて、ステップS102では、クリップコネクタ20が作業者によって把持開放され、フレキシブル配線板14が基台30の載置面32に載置される。そして、作業者が手を離すことにより、フレキシブル配線板14がクリップコネクタ20に挟持される。このとき、複数の電極15とプローブ46が接触して、被検査物12に通電可能となる。
続いて、ステップS103では、中継ボックス22に設けられた図示しない検査開始釦が押される。続いて、ステップS104では、クリップコネクタ20の接続状態が検知される。クリップコネクタ20の接続状態の検知は、クリップコネクタ20がフレキシブル配線板14を挟持、又は挟持解除(開放)しているかどうかで判定される。
ここで、感圧センサ52の出力値がしきい値を超えてONとなったときは、挟持解除状態と判定し、ステップS105に移行して、フレキシブル配線板14を再度接続し直すようにモニタ28にメッセージ表示させて、ステップS102に移行する。一方、感圧センサ52の出力値がしきい値以内でOFFとなったときは、挟持中と判定して、ステップS106に移行する。
続いて、ステップS106では、コンピュータ26が、被検査物12の検査プログラムを起動させ、中継ボックス22からクリップコネクタ20を介して被検査物12に電圧印加(電源供給)する。続いて、ステップS107では、検査プログラムに基づいて、被検査物の各種検査(例えば、回路内の信号出力検査等)が行われる。
ここで、ステップS107と平行して、ステップS108のコネクタ接続解除検知が行われる。コネクタ接続解除検知は、クリップコネクタ20がフレキシブル配線板14を挟持、又は挟持解除(開放)しているかどうかで判定される。
感圧センサ52の出力がOFFのときは、挟持状態が維持されている、即ち、コネクタ接続状態が維持されていると判定して、引き続きステップS108のコネクタ接続解除検知を行う。一方、作業者が誤ってクリップコネクタ20に触れるなどして、感圧センサ52の出力値がしきい値を超えてONとなり、挟持解除直前動作が行われたと判定されたときは、ステップS110に移行して、被検査物12への電圧(電源及び電気信号)供給が停止される。
続いて、ステップS107で検査が終了すると、モニタ28に検査終了が表示され、検査終了釦を押すように表示される。続いて、ステップS109において、作業者が検査終了釦を押すと、ステップS110に移行して、被検査物12への電圧(電源及び電気信号)供給が停止される。続いて、ステップS111において、モニタ28にフレキシブル配線板14の接続を解除するメッセージが表示される。これにより、作業者は、クリップコネクタ20を挟持して、フレキシブル配線板14の接続を解除する。
以上説明したように、本発明の第1実施形態では、クリップコネクタ20にフレキシブル配線板14が接続され通電されている状態で、誤って作業者がクリップコネクタ20の挟持を解除するようなことがあっても、挟持解除動作中に検知して通電を停止することができる。これにより、電極15に通電中にフレキシブル配線板14を引き抜いて、ショート等によりフレキシブル配線板14上の電子部品(CCD素子)に電気的なダメージを与えることが防止できる。
次に、本発明のコネクタ、検査装置、及び検査装置の制御方法の第2実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一のものには、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図4(a)は、クリップコネクタ60の構成を示している。クリップコネクタ60は、前述のクリップコネクタ20(図2参照)の感圧センサ52に換えて、小面積のシート状の感圧センサ62が設けられている。
感圧センサ62は、基台30の上面で且つ載置面32に隣接する位置に、接着によって固定されている。また、感圧センサ62には、センサケーブル64が接続されており、センサケーブルの他端は、中継ボックス22(図1参照)に接続されている。なお、感圧センサ62の厚さは、プローブ46が電極15と接触するときに、アーム部材40の下面が感圧センサ62の上面に接触するように、予め設定されている。
コンピュータ26(図1参照)では、感圧センサ62が押圧力を検知したときの判定のしきい値が設定されている。このしきい値は、基台30とアーム部材40が、フレキシブル配線板14を挟持しているときに、感圧センサ62に作用する押圧力に合わせて設定されている。
これにより、感圧センサ62からの出力を判定することは、クリップコネクタ20におけるフレキシブル配線板14の挟持解除瞬間の動作を検知することを意味している。なお、コンピュータ26では、基台30とアーム部材40がフレキシブル配線板を挟持しているときの感圧センサ62からの出力をOFFと判定し、挟持していないときの出力をONと判定するようになっており、感圧センサ62の出力が反転されている。この反転設定により、第1実施形態と同様の検査プログラムが利用可能となる。
次に、本発明の第2実施形態の作用について説明する。なお、ここでは、フレキシブル配線板14を備えた被検査物12(図1参照)が検査中の状態について説明する。
図4(b)に示すように、検査中は、基台30とアーム部材40がフレキシブル配線板14を挟持しており、感圧センサ62が基台30とアーム部材40に挟まれることによって、出力OFF(反転)状態となっている。ここで、作業者が誤ってクリップコネクタ20を挟持するなどして、感圧センサ52の出力値がしきい値を超えてON(反転)となり、挟持解除(直前)動作が行われたと判定されたときは、被検査物12への電圧供給が停止される。
これにより、電極15に通電中にフレキシブル配線板14を引き抜いて、ショート等によりフレキシブル配線板14上の電子部品(CCD素子)に電気的なダメージを与えることが防止できる。また、基台30側の内面に感圧センサ62を取付けたので、感圧センサ62の取付面積が小さくても、基台30及びアーム部材40の接触圧(挟持圧)の変化から、挟持解除直前動作を検知することができる。
次に、本発明のコネクタ、検査装置、及び検査装置の制御方法の第3実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一のものには、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図5(a)は、クリップコネクタ70の断面を示している。クリップコネクタ70は、アクリル製で板状の基台72を有している。基台72の一方の端部には、フレキシブル配線板14の一端が載置される載置面74が形成されている。また、基台72の上面で載置面74に近い位置には、基台72の長さ方向と直交する方向に所定の間隔で対向する一対の連結部76が突設されている。連結部76には、シャフト80が挿通される貫通穴78が形成されている。
基台72の略中央部上面には、コイルばね82の下端が接着固定されている。また、基台72の上面の、載置面74と反対側の端部には、第1電極部84が設けられている。第1電極部84は、略円柱状で銅等の金属からなる第1電極86と、第1電極86の底面と基台72の上面との間に配置され第1電極86を上方へ付勢するスプリング88と、第1電極86の側壁の凸部が係止されるストッパ90とで構成されている。これにより、第1電極86は、上下方向に移動可能となっている。なお、第1電極86の底面には、導線である第1センサケーブル87の一端が半田付けされている。
基台72の上面と対向する位置には、アクリル製の板材92が配置されている。板材92の略中央部の両端下面側には、基台72の連結部76へ向けて一対の連結部94が突設されている。連結部94には、板材92の長さ方向と直交する方向に、貫通穴78と同じ大きさの貫通穴96が形成されている。
載置面74側の板材92の端部で、フレキシブル配線板14の複数の電極15と対向する位置には、銅等の金属製ピンからなる複数のプローブ98が突設されている。プローブ98には、それぞれリード線102の一端が半田付けにより接続されており、各リード線102は、図示しない中継基板に接続されている。この中継基板にはコネクタが設けられており、前述の信号ケーブル16に接続されている。
板材92のプローブ98と反対側の端部下面で、第1電極86と対向する位置には、第1電極86と同様の材質からなる第2電極104が取付けられている。第2電極104の上面には、導線である第2センサケーブル106の一端が半田付けされている。第1センサケーブル87と第2センサケーブル106は、前述のセンサケーブル18に接続されている。なお、プローブ98から連結部94の中心までの距離をL1、連結部94の中心から第2電極104までの距離をL2とする。
ここで、板材92の下面にコイルばね82の上端が取付けられ、基台72と板材92が貫通穴78と貫通穴96が連通するように配置された状態で、貫通穴78と貫通穴96にシャフト80が挿通及び圧入されることにより、クリップコネクタ70が完成する。完成したクリップコネクタ70は、連結部76、94のシャフト80を回転中心として、基台72と板材92が相対的に回動可能となっている。
これにより、クリップコネクタ70は、載置面74と反対側の基台72の端部及び板材92の端部を把持してこれらを近づけると、載置面74側が開放され、フレキシブル配線板14を載置及び挟持することが可能となる。なお、図5(b)に示すように、基台72及び板材92を把持して、第1電極86と第2電極104がちょうど接触した状態では、電極15とプローブ98はまだ接触状態となるように、各部材が配置されている。
また、第1電極86と第2電極104は、第1センサケーブル87、第2センサケーブル、及びセンサケーブル18を介して中継ボックス22(図1参照)に接続されている。中継ボックス22には、第1電極86と第2電極104が接触したときに、第1電極86及び第2電極104に通電されたかどうかを検出する図示しない電流計等が配置されている。一方、コンピュータ26(図1参照)は、クリップコネクタ70が作業者によって把持され、第1電極86と第2電極104が接触したとき、通電有りの状態ではON、通電無しの状態ではOFFと判定するように、予めプログラムされている。
次に、本発明の第3実施形態の作用について説明する。なお、フレキシブル配線板14を備えた被検査物12(図1参照)が検査中の状態について説明する。
図5(c)は、図5(a)、図5(b)におけるプローブ98の先端位置の変化と、第2電極104の下端位置の変化を模式的に示したものである。点Oはシャフト80の回転中心位置を示しており、点Aは第2電極104の先端の初期位置、点Dはプローブ98の先端の初期位置を示している。また、第2電極104の先端が、点Aから点B、点Cに移動したときのプローブ98の先端の位置を点E、点Fとして示している。
第2電極104の先端は、点Aで第1電極86と離間しており、点Bで第1電極86と接触し、点Cで第1電極86側に押し込まれた状態にあるものとする。そして、点Aから点Bへの距離をd2とする。
一方、プローブ98の先端は、点Dにおいて、電極15の上面から距離d1の深さまで食い込んでおり、点Eから点Fへの距離をd3とする。また、d2<(L2/L1)×d1となるように、第1電極86と第2電極104の取付位置が予め設定されているものとする。
ここで、作業者が誤ってクリップコネクタ70を把持し、第2電極104の先端が、点Aから距離d2移動して点Bに移動すると、第1電極86と第2電極104が接触して通電される。この通電状態は、ON状態として検知され、コンピュータ26に出力される。コンピュータ26では、フレキシブル配線板14の挟持が解除されたものと判定され、フレキシブル配線板14への電圧印加(供給)が停止される。
このとき、プローブ98の先端が点Dから距離d3の点Eにあるので、三角形ODEと三角形OABが相似形であるとして、d2=(L2/L1)×d3となる。ここで、前述のようにd2<(L2/L1)×d1に設定されているから、結局、d3<d1となる。d3がd1より小さいということは、即ち、プローブ98の先端が、まだ電極15と接触していることを意味しているので、プローブ98と電極15とが接触状態で、電圧印加を停止できたことになる。
このように、プローブ98が電極15から離れる前に、フレキシブル配線板14の挟持解除動作を検知して、電圧印加を停止させることができるので、電極15に電圧印加中に誤ってフレキシブル配線板14をクリップコネクタ70から接続解除しようとしたときの、フレキシブル配線板14上の電子部品への電気的なダメージを防止できる。
なお、フレキシブル配線板14とクリップコネクタ70の接続を解除したいときには、基台72と板材92の端部をさらに押して、第2電極104の先端を点Bから点Cまで移動させれば、プローブ98の先端が点Eから点Fに距離d4(ただし、d3+d4>d1)移動して、フレキシブル配線板14を取り出せるようになる。
次に、本発明のコネクタ、検査装置、及び検査装置の制御方法の第4実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一のものには、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図6(a)は、クリップコネクタ110の構成を示している。クリップコネクタ110は、前述のクリップコネクタ20(図2参照)の感圧センサ52に換えて、1組の銅板112、114が設けられている。
銅板112は、フレキシブル配線板14の接続側を一部残して、基台30の左右側面と下面に一体で接着されている。銅板112には、第1センサケーブル87(図5参照)が接続されている。一方、銅板114は、フレキシブル配線板14の接続側を一部残して、アーム部材40の左右側面と上面に接着されている。銅板114には、第2センサケーブル106(図5参照)が接続されている。第1センサケーブル87と第2センサケーブル106は、センサケーブル18(図1参照)に接続されている。
次に、本発明の第4実施形態の作用について説明する。なお、フレキシブル配線板14を備えた被検査物12(図1参照)が検査中の状態について説明する。
図6(b)に示すように、作業者が誤って銅板112、銅板114を触ると、作業者の手が導通経路S1となり、銅板112から導通経路S1を通って銅板114に通電される。この通電状態は、ON状態として検知され、コンピュータ26に出力される。コンピュータ26では、フレキシブル配線板14の挟持が解除されたものと判定され、フレキシブル配線板14への電圧印加(供給)が停止される。
このように、作業者が基台30の銅板112及びアーム部材40の銅板114に触れた段階で、クリップコネクタ110が開放状態となることを判定することができるので、プローブ46と電極15が離れる前に通電を停止して、フレキシブル配線板14上の電子部品への電気的なダメージを防止できる。また、基台30及びアーム部材40を銅板112及び銅板114が覆うので、基台30及びアーム部材40に絶縁性の部材を用いるときと比較して、静電気の発生を抑えることができる。
次に、本発明のコネクタ、検査装置、及び検査装置の制御方法の第5実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一のものには、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図7(a)は、クリップコネクタ120の構成を示している。クリップコネクタ120は、前述のクリップコネクタ110(図6参照)の銅板112を除いて、銅板114をアーム部材40の幅方向に2分割したものである。
アーム部材40の上面中央には、長さ方向に沿って棒状のゴム部材122が接着されている。また、アーム部材40の上面には、ゴム部材122を挟むようにして、銅板124、126が接着されている。アーム部材40及びゴム部材122が絶縁性のため、銅板124と銅板126は非導通状態にある。
銅板124には、第1センサケーブル87(図5参照)が接続されている。一方、銅板126には、第2センサケーブル106(図5参照)が接続されている。第1センサケーブル87と第2センサケーブル106は、センサケーブル18(図1参照)に接続されている。
次に、本発明の第4実施形態の作用について説明する。なお、フレキシブル配線板14を備えた被検査物12(図1参照)が検査中の状態について説明する。
図7(b)に示すように、作業者が誤って、ゴム部材122を跨いで銅板124、126を触ると、作業者の手が導通経路S2となり、銅板124から導通経路S2を通って銅板126に通電される。この通電状態は、ON状態として検知され、コンピュータ26に出力される。コンピュータ26では、フレキシブル配線板14の挟持が解除されたものと判定され、フレキシブル配線板14への電圧印加(供給)が停止される。
このように、作業者がアーム部材40の銅板124、銅板126に触れた段階で、クリップコネクタ120が開放状態となることを判定することができるので、プローブ46と電極15が離れる前に通電を停止して、フレキシブル配線板14上の電子部品への電気的なダメージを防止できる。
次に、本発明のコネクタ、検査装置、及び検査装置の制御方法の第6実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一のものには、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図2及び図8に示すように、本発明の第6実施形態では、第1実施形態で説明した検査フロー(図3参照)において、検査開始釦を押す工程に換えて、クリップコネクタ20の挟持解除状態を検知する工程を導入して検査開始を判定するようになっている。
コンピュータ26(図1参照)は、感圧センサ52からの出力がOFFからONとなり、フレキシブル配線板14をクリップコネクタ20に接続する必要時間t1が経過した後、再度OFFとなったときに、フレキシブル配線板14の接続が完了したものと判定し、検査を開始するプログラムが設定されている。
次に、本発明の第6実施形態の作用について説明する。
図1、図2、及び図8に示すように、ステップS200では、コンピュータ26及びモニタ28の電源をONにする。ステップS201では、中継ボックス22の電源をONにする。続いて、ステップS202では、感圧センサ52からの出力のON、OFF判定に基づいて、クリップコネクタ20が作業者によって把持開放されたかどうかを検知する。
感圧センサ52からの出力がONのときは、ステップS203に移行して、フレキシブル配線板14の接続を指示するメッセージをモニタ28に表示させる。作業者は、このメッセージを確認後、フレキシブル配線板14をクリップコネクタ20に配置する。一方、感圧センサ52からの出力がOFFと判定されたときは、引き続きステップS202において、挟持解除検知を行う。
続いて、ステップS204において、作業者がクリップコネクタ20から手を離して、感圧センサ52の出力がOFFとなる。ここで、ステップS202で感圧センサ52の出力がONと判定されてからOFFとなるまでの経過時間t2が、中継ボックス22に設けられた図示しないタイマーで計測される。この経過時間t2が、予めコンピュータ26に設定された必要時間t1以上のとき、コンピュータ26は、フレキシブル配線板14の接続が完了したものと判定してステップS206に移行し、検査を開始する。以後は、図3に示すフローチャートのステップS107に移行して、検査を行うことになる。
一方、経過時間t2が、必要時間t1よりも短いとき、ステップS205に移行して、フレキシブル配線板14の接続を促すメッセージをモニタ28に表示させる。そして、再度ステップS202に移行する。
以上説明したように、本発明の第6実施形態では、感圧センサ52の出力がONとなり、必要時間t1以上経過後に出力がOFFとなったときに、フレキシブル配線板14がクリップコネクタ20に接続されたと判定し、フレキシブル配線板14の電極15に通電を開始する。これにより、検査開始釦を別途設ける必要がなくなる。さらに、検査開始釦を押す必要がないので、検査工数を短縮できる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
感圧センサ52、62は、板材50(板材50が無いときは、アーム部材40)に取付けてもよく、基台30と板材50の両方につけてもよい。また、感圧センサ52の代わりに、35℃程度(人の体温程度)の温度を検出するサーモセンサを用いてもよい。
本発明の第1実施形態に係る検査装置の構成図である。 本発明の第1実施形態に係るクリップコネクタの分解図及び斜視図である。 本発明の第1実施形態の検査手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るクリップコネクタの斜視図及び正面図である。 本発明の第3実施形態に係るクリップコネクタの断面図及び模式図である。 本発明の第4実施形態に係るクリップコネクタの斜視図である。 本発明の第5実施形態に係るクリップコネクタの斜視図である。 本発明の第6実施形態の検査手順の一部を示すフローチャートである。
符号の説明
10 検査装置(検査装置)
14 フレキシブル配線板(フレキシブル配線板)
15 電極(電極)
20 クリップコネクタ(コネクタ)
26 コンピュータ(解除動作検知手段、外圧判定手段、内圧判定手段、導通判定手段、通電判定手段、片面通電判定手段、制御部)
30 基台(第2板材)
38 コイルばね(付勢手段)
40 アーム部材(第1板材)
46 プローブ(端子部)
52 感圧センサ(外圧検知センサ、解除動作検知手段)
62 感圧センサ(内圧検知センサ、解除動作検知手段)
86 第1電極(被検知端子、解除動作検知手段)
87 第1センサケーブル(配線)
104 第2電極(検知端子、解除動作検知手段)
106 第2センサケーブル(配線)
112 銅板(第2導電部材、解除動作検知手段)
114 銅板(第1導電部材、解除動作検知手段)
122 ゴム部材(絶縁部材、解除動作検知手段)
124 銅板(導電部材、解除動作検知手段)
126 銅板(導電部材、解除動作検知手段)

Claims (9)

  1. 端部に端子部が設けられた第1板材と、
    前記第1板材に回動可能に連結され端部が前記端子部に対して接離する第2板材と、
    前記端子部と前記第2板材の端部が接触するように付勢する付勢手段と、を備え、
    フレキシブル配線板の電極を前記第2板材の端部と前記端子部とで挟持して電気的接続を行うコネクタにおいて、
    前記第1板材及び前記第2板材の少なくとも一方に、前記第2板材の端部と前記端子部とによる前記電極の挟持解除直前動作を検知する解除動作検知手段を設けたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記解除動作検知手段が、
    前記第1板材及び前記第2板材の少なくとも一方の外面に取付けられ、該外面に作用する押圧力を検知する外圧検知センサと、
    前記外圧検知センサからの出力変化に基づいて、前記電極の挟持解除動作を判定する外圧判定手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記解除動作検知手段が、
    前記第1板材及び前記第2板材の少なくとも一方の内面に取付けられ、該内面に作用する押圧力を検知する内圧検知センサと、
    前記内圧検知センサからの出力変化に基づいて、前記電極の挟持解除動作を判定する内圧判定手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  4. 前記解除動作検知手段が、
    前記端子部と反対側の前記第1板材の端部に設けられた検知端子と、
    前記第2板材の端部の前記検知端子と対向する位置に設けられた被検知端子と、
    前記検知端子及び前記被検知端子に接続された配線に通電して、該配線の導通の有無に基づいて、前記電極の挟持解除動作を判定する導通判定手段と、
    を備え、前記第1板材の端子部から前記第1板材と前記第2板材の連結部までの距離L1が、前記第1板材の前記検知端子から前記連結部までの距離L2より短いことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  5. 前記解除動作検知手段が、
    前記第1板材の外面に取付けられた導電性を有する第1導電部材と、
    前記第2板材の外面に取付けられた導電性を有する第2導電部材と、
    前記第1導電部材及び前記第2導電部材に接続された配線に通電して、該配線の導通の有無に基づいて、前記電極の挟持解除動作を判定する通電判定手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  6. 前記解除動作検知手段が、
    前記第1板材又は前記第2板材の外面に取付けられた導電性を有する導電部材と、
    前記第1板材上又は前記第2板材上で前記導電部材を分割する絶縁性を有する絶縁部材と、
    前記絶縁部材で分割されたそれぞれの前記導電部材に接続された配線に通電して、該配線の導通の有無に基づいて、前記電極の挟持解除動作を判定する片面通電判定手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のコネクタと、
    前記解除動作検知手段で検知された情報に基づいて電源の出力制御を行い、該電源から前記フレキシブル配線板の電極に通電又は通電遮断する制御部と、
    を有することを特徴とする検査装置。
  8. 請求項7に記載の検査装置を用いて、前記フレキシブル配線板の検査を行うときの検査装置の制御方法において、
    前記解除動作検知手段で、前記第1板材及び前記第2板材の挟持解除動作を検知する挟持解除検知ステップと、
    前記挟持解除検知ステップで解除動作有りと検知されたときに、前記フレキシブル配線板を前記第1板材と前記第2板材の間に配置する配置ステップと、
    前記配置ステップ後に、前記解除動作検知手段で、前記第1板材及び前記第2板材の挟持動作を検知する挟持検知ステップと、
    前記挟持検知ステップで挟持有りと検知されたときに、前記制御部が、前記電極に通電して検査を開始する検査開始ステップと、
    を有することを特徴とする検査装置の制御方法。
  9. 検査中に、前記解除動作検知手段で、前記第1板材及び前記第2板材の挟持解除動作を検知する検査中解除動作検知ステップと、
    前記検査中解除動作検知ステップで解除動作有りと判定されたときに、前記制御部が前記電極への通電を停止する検査停止ステップと、
    を有することを特徴とする請求項8に記載の検査装置の制御方法。
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