JP2009127989A - ペレットストーブ用ペレットバーナー - Google Patents

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武 阿▲蘓▼
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【課題】安価でしかも長時間に亘って燃焼効率を良好に維持できるペレットストーブ用ペレットバーナーを提供すること。
【解決手段】ペレットバーナー1は、ペレット燃料112を収容するペレットタンク11と、ペレットタンクに連結され、ペレットタンクからペレット燃料が供給される燃焼筒13とを有する。ペレットタンクは一重構造であり、燃焼筒はペレットタンクと反対側の面が開口された外筒13aと、外筒と同心に配置され、ペレットタンクと反対側の面が開口された内筒13bとを有しており、ペレットタンクに空気を導入すると共に、外筒と内筒との間に規定された空間に空気を導入する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ペレットストーブ本体と共に用いられるペレットストーブ用ペレットバーナーに関する。
従来、長時間燃焼可能なペレットストーブについて様々な手法が提案されている。例えば、特許文献1には、未燃焼の状態でのペレットの落下を防止し、かつ効果的に灰を落下可能なペレットストーブが開示されている。
特許文献1に記載のペレットストーブでは、ペレット供給装置により順次ペレット燃料が供給されると共に、灰落とし装置により燃焼後の灰が順次除去されるようにしている。つまり、当該ペレットストーブは、当該ペレット供給装置を所定時間間隔で所定時間作動させる動作を所定回数繰り返した後、当該灰落とし装置を所定時間作動させる。このことによって、当該ペレットストーブは長時間燃焼を可能としている。
特開2004−138256号公報
しかしながら、上述のようなペレットストーブは、ペレット供給装置及び灰落とし装置をスクリューコンベア、モータなどの機械的、電気的部品により構成しているため、これらの部品を稼働させるためには電源が必要である。さらに、ペレットストーブ本体が大型化、複雑化するため、部品点数の増加、製造コストの上昇、故障率の上昇などの様々な側面で問題がある。
一方、短時間燃焼可能で安価な家庭用薪ストーブが普及しており、これらの既存の薪ストーブと組み合わせて使用可能であり、より簡易な構造により長時間安定して燃焼状態を良好に保持しつつ、ペレット燃料を収容する容器の断熱性に優れ、安全性にも配慮されたペレットバーナーを提供することが望まれている。
本発明は、安価でしかも長時間に亘って燃焼効率を良好に維持できるペレットストーブ用ペレットバーナーを提供することを目的とする。
(1) 本発明は、ペレットストーブ本体と共に用いられるペレットストーブ用ペレットバーナーであって、ペレット燃料を収容するペレットタンクと、前記ペレットタンクに連結された燃焼筒であって前記ペレットタンクと反対側の面が開口された外筒と前記外筒の内側にかつ同心に配置され前記ペレットタンクと反対側の面が開口された内筒であって前記ペレットタンクから前記ペレット燃料が供給される内筒とを有する燃焼筒と、前記ペレットタンクに空気を導入すると共に、前記外筒と前記内筒との間に規定された空間に空気を導入する空気導入手段とを備えることを特徴とするものである。
(1)に記載のペレットストーブ用ペレットバーナーでは、燃焼筒を二重構造として、ペレットタンク及び燃焼筒に空気を送るようにしたので、ペレットタンクに導入される空気によってペレットタンク上部への熱を遮断することができるばかりでなく、コストダウン及び軽量化を図ることができる。さらに、ペレットタンク上部への熱を遮断することができるので、ペレットタンクを一重構造とすることができる。
(2) 本発明は、(1)に記載のペレットストーブ用ペレットバーナーにおいて、前記空気導入手段は、前記ペレットタンクに空気を導入する導入管路と、前記導入管路から分岐し前記外筒と前記内筒との間に規定された空間に空気を導入する分岐管路と、前記導入管路に空気を送り込むファンとを有することを特徴とするものである。
(2)に記載のペレットストーブ用ペレットバーナーでは、ペレットタンク及び燃焼筒にファンによって空気が送り込まれるから、ペレットタンクにおける断熱を良好にできるばかりでなく、燃焼筒における燃焼を良好に維持することができる。
(3) 本発明は、(1)又は(2)に記載のペレットストーブ用ペレットバーナーにおいて、さらに、前記外筒を囲むように形成された筒状のリング体を備え、前記リング体は前記外筒に沿って所定の距離だけ移動可能に規制されていることを特徴とするものである。
(3)に記載のペレットストーブ用ペレットバーナーでは、燃焼筒の外筒に沿って移動可能なリング体を設けるようにしたから、燃焼筒をペレットストーブ本体に挿入した際、ペレットストーブ本体のスノコ状又は網目状の燃焼台と燃焼筒との間にギャップが形成されることがない。その結果、燃焼筒からの炎は、燃焼台の網目等を通って下向きにのみ噴出することになって良好な燃焼を維持することができる。
(4) 本発明は、(1)〜(3)のいずれかに記載のペレットストーブ用ペレットバーナーにおいて、前記外筒及び前記内筒の長さは等しく、前記外筒及び前記内筒の先端は前記外筒の軸方向において同一位置に位置づけられていることを特徴とするものである。
(4)に記載のペレットストーブ用ペレットバーナーでは、燃焼筒の外筒と内筒との長さを同一として、外筒及び内筒の先端を同一位置に位置づけるようにしたので、燃焼が良好となり、燃焼筒内部の温度が低下することがなくなって、安定した燃焼を維持することができる。
(5) 本発明は、(2)に記載のペレットストーブ用ペレットバーナーにおいて、さらに、その一端が前記分岐管路に挿入され、他端が前記内筒の中心部に位置づけられた空気導入管を有し、前記空気導入手段は、前記空気導入管によって前記内筒の中心部に空気を導入するようにしたことを特徴とするものである。
(5)に記載のペレットストーブ用ペレットバーナーでは、空気導入管によって内筒の中心部に空気を導入するようにしたので、燃焼筒が大型化した際に不可避的に生じる中心部分の燃焼効率の低下を防止することができる。
(6) 本発明は、(1)〜(5)のいずれかに記載のペレットストーブ用ペレットバーナーにおいて、さらに、前記燃焼筒は前記ペレットタンクに着脱自在に取り付けられており、前記燃焼筒が前記ペレットタンクから取り外された際、前記ペレットタンクに形成され前記燃焼筒に前記ペレット燃料を送る開口を閉じるシャッター部を有することを特徴とするものである。
(6)に記載のペレットストーブ用ペレットバーナーでは、燃焼筒をペレットタンクから取り外した際、シャッター部によって、燃焼筒にペレット燃料を送る開口を閉じるようにしたので、燃焼筒を取り外しても、ペレット燃焼が漏れることがない。
(7) 本発明は、(1)〜(6)のいずれかに記載のペレットストーブ用ペレットバーナーにおいて、さらに、前記燃焼筒の内において、融着したペレット燃料及びペレット燃料の燃焼によって生成された灰を攪拌する攪拌部材を有することを特徴とするものである。
(7)に記載のペレットストーブ用ペレットバーナーでは、攪拌部材の攪拌によって、融着したペレット燃料及びペレット燃料が燃焼してできた灰を攪拌するようにしたので、空気の流通が良好となって長時間好適な燃焼を実現することができる。
(8) 本発明は、(1)〜(7)のいずれかに記載のペレットストーブ用ペレットバーナーにおいて、さらに、前記燃焼筒の下側に配置されるスノコ状又は網目状の燃焼台と、前記燃焼台を支持する支持台とを備え、前記燃焼台は、第1の間隔をおいて配列され、前記燃焼台を第1の位置で支持するための一対の第1の支持部材と、前記第1の間隔よりも狭い第2の間隔をおいて配列され、前記燃焼台を前記第1の位置よりも下側に位置する第2の位置で支持するための一対の第2の支持部材とを有し、前記第1の支持部材及び前記第2の支持部材は所定の方向に沿って延びており、前記第2の支持部材は前記第1の支持部材よりも内側に位置づけられていることを特徴とするものである。
(8)に記載のペレットストーブ用ペレットバーナーでは、第1の支持部材で支持された燃焼台を交換する際、燃焼筒の延在方向及び所定の方向に交差する交差方向に、燃焼台をずらして、燃焼台の一端を第2の支持部材の一方に支持し、燃焼台がずらされた方向と逆の方向に再度燃焼台をずらして、燃焼台の他端を第2の支持部材に支持する。つまり、一対の第2の支持部材で燃焼台を支持した後、新たな燃焼台を交差方向から挿入し第1の支持部材で、新たな燃焼台を支持するようにする。これによって、容易に燃焼台の交換を行うことができる。なお、第2の支持部材に支持された燃焼台は交差方向に引き抜けば、容易に取り外すことができる。
以上のように、本発明によれば、燃焼筒を二重構造として、ペレットタンク及び燃焼筒に空気を送るようにしたから、ペレットタンクに導入される空気によって、ペレットタンク上部への熱を遮断することができるばかりでなく、コストダウン及び軽量化を図ることができるという効果がある。特に、ペレットタンク上部への熱を遮断することができるので、ペレットタンクを一重構造にすることができる。
以下、本発明の実施形態によるペレットストーブ用ペレットバーナーについて図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態によるペレットバーナー1及びこのペレットバーナー1と共に用いられるペレットストーブ(ペレットストーブ本体)2を示す斜視図である。
図1に示すように、ペレットバーナー1は、ペレットストーブ2と組み合わせて使用される。ペレットバーナー1は、その上部が開口された第1の容器としてのペレットタンク11と、バーナー(燃焼筒)13とを有している。このペレットタンク11とバーナー13とは後述するように分離可能である。そして、ペレットタンク11の上部開口は、ペレットタンク用蓋16によって閉塞される。ペレットタンク用蓋16は、公知の取り付け機構(例えば、ボルトとナットや蓋止め機構)によってペレットタンク11の上部開口に取り外し可能に組みつけられている。
なお、ペレットバーナー1を構成する素材は、鉄、ステンレスなど、耐熱性のあるものが用いられる。
ペレットバーナー1は、ペレットストーブ2の開口部24にバーナー13を上方から挿入してセットする。この際、ペレットタンク11の側面から下方に伸びる筒状のスタンド15によって、ペレットバーナー1が支えられる。スタンド15は、先端(下端)に高さ調節用脚152を備えており、ペレットストーブ2の高さに応じてペレットバーナー1の高さを調節することができる。
なお、スタンド15の数に制限はなく、図示の例では、2本であるが、1本でもよく、又は3本以上としてもよい。また、図示の例では、スタンド15は先端が外側に開いた形状としているが、ペレットバーナー1を安定して支持することができる形状であれば限定されず、例えば、ストレート形状でもよい。
図1において、ペレットタンク11は一重の円筒形状であり、一方、バーナー13は二重管である。つまり、バーナー13は外筒13aとこの外筒13aと同心に配設された内筒13bとを有しており、外筒13aと内筒13bとの間は後述する空気通路13cとして規定されている。また、外筒13aの周囲には円筒状のリング体(例えば、耐熱ステンレス製)13dが配設され、このリング体13dは外筒13aに沿って上下方向に所定の距離(例えば、10cm程度)移動可能に配設されている。
スタンド15は中空であり、図1には示されていないが、スタンド15はペレットタンク11の側面に形成された開口に接続されている。また、スタンド15の途中には、分岐管15aの一端が気密的に接続されている。また、分岐管15aの他端はバーナー13の外筒13aに気密的に接続されている。
図2に示すように、ペレットタンク用蓋16を開けて、ペレットタンク11にペレット燃料112を入れておくと、重力によりペレットタンク11の底面開口部を通って順次バーナー13の下端の燃焼部23に送られる。ペレットタンク11の上端には、フランジ115が形成され、このフランジ115でペレットタンク用蓋16が支持される。
燃焼したペレット燃料112は、ペレットストーブ2のスノコ状又は網目状の燃焼台22の隙間から順次落下する。このような構造により、ペレットバーナー1にはペレット燃料112が順次供給され、長時間燃焼が可能となる。
スタンド15の下部側面には少なくとも一つの空気導入口151が設けられ、この空気導入口151に対応づけてファン151a(図1には示さず)が配設されている。ファン151aの駆動によって、空気導入口151からスタンド15内に空気が導入される。空気導入口151から導入された空気はスタンド15の内部を流れ、ペレットタンク11の側面に形成された開口からペレットタンク11内に導入される。
また、空気導入口151から導入された空気は、分岐管15aを通って、空気通路13cに達し、空気通路13cを通って、燃焼部23へ送られることになる。そして、燃焼後の空気は排気管21を通って排気される。
上述の例では、ペレットタンク11を一重構造とし、バーナー13を二重構造とし、ファン151aによって空気を導入するようにしたから、空気の流れによる断熱効果によって、ペレットタンク11の上部への熱を遮断することができ、さらには、コストダウンと軽量化を達成することができる。
図2には示されていないが、図3に示すように、ペレットタンク11とバーナー13との境界にシャッター部11aを配設して、ペレットタンク11とバーナー13とを分離可能とするようにしてもよい。そして、ペレットタンク11とバーナー13とを分離した際には、シャッター部11aが閉じられることになる(この際には、分岐管15aと外筒13aとの接続が解除される。なお、図3にはリング体13dは示されていない)。
また、図3に示すように、ペレットタンク11の底面を傾斜面とすれば、ペレットタンク11の内部に収容したペレット燃料112は、重力によって当該底部の傾斜面に沿って効率よくバーナー13に送られることになる。
ここで、図4及び図5を参照して、前述したように、外筒13aの周囲にリング体13dが配設されている(図4及び図5(b)参照)。また、図5(b)に示すように、外筒13aと内筒13bの下端は同一位置に達している(つまり、外筒13aと内筒13bの長さは同一であり、その下端は面一となっている)。
このように、リング体13dを配置し、外筒13aと内筒13bの下端を同一位置とすることによって、図4及び図5(b)に示すように、バーナー13から出る炎22aがスノコ状の燃焼台22を通って下方にのみ噴出することなり、さらに、バーナー(燃焼筒)13の内部の温度が低下することなく、安定した燃焼を行うことができる。
一方、図5(a)に示すように、リング体13dを設けず、さらに、内筒13bの長さを外筒13aの長さよりも短くすると、炎22aが燃焼台22と外筒13aとの隙間から外側に噴出し、バーナー13内部の温度が低下して、安定した燃焼が実現できないことが確認できた。
ところで、前述のように、スタンド15から分岐管15aが接続される関係上、図6に示すように、ペレットバーナー1に高さ調節機構を設けることが望ましい。この高さ調節機構は、ストーブ設置板165、高さ調節プレート162、留め金161、及び固定ピン163を備えており、この高さ調節機構によって、ペレットタンク11とペレットストーブ2との間の分岐管15aが通過可能なギャップを形成するようにする。
なお、排気管21を、例えば、ビニールハウスの内部に配管して放熱パイプとして活用するようにすれば、ビニールハウスの熱源として利用することができる。そして、当該熱源によって、当該ビニールハウスの中の作物の凍結防止に資することができる。また、当該熱源は、その他、暖房、融雪装置などに熱源としても利用することができる。
図7は、ペレットバーナー1の高さ調節機能について説明する図である。図7に示すように、ペレットバーナー1はストーブ2の高さに応じて、また、ストーブ2の燃焼台22の高さに応じて、設置する高さを調節することができる。まず、スタンド15の下端部に取り付けた高さ調節用脚152に切られたねじをスタンド(脚部)15に備えられたナット153に対してまわすことによって、高さ調節用脚152の長さを調節することができる。
さらに、高さ調節プレート162に複数開けられた穴を選択して留め金161の穴に合わせて、固定ピン163を穴に挿貫し、さらに脱落防止ピン164を固定ピンの先端部に設けられた穴に挿貫することによって脱落を防止することができる。
このことにより、図に示した例では、ペレットバーナー1は、2本のスタンド(脚部)15及び高さ調節機構によって3点で支持され、高さを調整した上で安定的に使用できる。
ところで、長時間燃焼を行うためには、ペレットタンク11に多量のペレット燃料112を収納する必要がある。このためには、ペレットタンク11を大型化して、ペレットタンク11の容積を大きくする必要があるが、ペレットタンク11を大型化すると、不可避的にバーナー13も大型化する(つまり、バーナー13の径が大きくなる)。
バーナー13が大型化すると、図8(a)に示すように、空気通路13cを通る空気は、バーナー13の中心部に届き難くなり、中心部における燃焼効率が低下する。この結果、中心部に燃え残り22bが残ってしまうことになる。
このような不具合を防止するため、つまり、バーナー13を大型化した際における中心部の燃焼効率を良好にするため、図8(b)に示すように、中心部に達する空気導入管13eを設けるようにした。このような空気導入管13eを用いたペレットバーナー1の構成を図9に示す。
図9において、図1〜図3に示す構成要素と同一の構成要素については同一の参照番号を付し説明を省略することにする。
図2に関連して説明したように、スタンド15から分岐した分岐管15aが外筒13aの周壁(側壁)に形成された開口に連結されている。つまり、分岐管15aは空気通路13cに達している。
また、前述の空気導入管13eの一端が外筒13aの側壁に形成された開口を通って分岐管15a内に達し、空気導入管13eは内筒13bの側壁に形成された貫通穴を通ってバーナー13の中心部に達している。つまり、空気導入管13eは略L字形状に折り曲げられて、その他端はバーナー13の中心部に達し、下方に向けられている。
なお、分岐管15aと空気導入管13eとの間にギャップが存在し、このギャップを介して分岐管15aからの空気が空気通路13cに導入されることになる。
この結果、ファン151aによってスタンド15内に導入された空気は、実線矢印で示すように、ペレットタンク11の上部側壁に設けられた開口からペレットタンク11内に導入され、さらに、分岐管15aを通って空気通路13cに導入される。そして、分岐管15aの空気は空気導入管13eにも導入される。
ペレットタンク11に導入された空気は下方に移動し、バーナー13内に達する。また、空気通路13cに導入された空気は、バーナー13内においてその周囲に導入され、空気導入管13eの空気はバーナー13の中心部に導入される。
この結果、ファン151aによってスタンド15内に導入された空気は、全てバーナー13内に集まることになる。そして、バーナー中心部にも、空気導入管13eによって空気が導入されるから、バーナー13が大型化しても、バーナー13の全体に亘って燃焼効率を良好にすることができる。
図9に示すように、ペレットタンク用蓋16を貫通して、燃焼部23(バーナー13の下部)に達する攪拌部材50が配設されており、この攪拌部材50は、融着したペレット燃料112またはペレット燃料112が燃焼してできた灰を攪拌するためのものである。
攪拌部材50は、上下方向に延びる回転軸体51と、回転軸体51の下端に取り付けられた攪拌部52とを有しており、回転軸体51の上端には操作部(ハンドル)53が設けられている。攪拌部52は、例えば、略十字形である(プロペラ形状のものでもよく、いずれにしても良好に攪拌を行うことができる形状であればよい)。
ハンドル53を回転操作すると、回転軸体51が回転し、これによって、攪拌部52も回転する。これによって、ペレット燃料112などが攪拌部52によって攪拌される。なお、図示しないが、ハンドル53の代わりに、所定の時間間隔で作動するモータを設置して、モータによって回転軸体51を回転させるようにしてもよい。
攪拌部材50の攪拌によって、融着したペレット燃料112またはペレット燃料112が燃焼してできた灰が攪拌され、空気の流通が良好となって長時間好適な燃焼を実現することができる。
ところで、上述のペレットストーブにおいては、燃焼を継続すると、図10に示すように、スノコ状の燃焼台22に灰とクリンカー(不純物が高温で溶解し硬く固まったものであり、その大きさは最大20mm程度であり、その形状は種々である)60が溜まり易い。特に、強燃焼を行った際に、燃焼台22上にクリンカー60が溜まり易い。なお、図10においては、説明の便宜上、内筒13bは省略されている。
通常スノコ状の燃焼台22は、図11に示すように、複数の板状ステンレス材61を組み合わせて成形されており、ペレット燃料の直径が7mm程度であると、例えば、5mm幅のステンレス材61を6mmピッチで配列している。一方、ペレット燃料の直径が6mmであると、ピッチは5mmとされる。つまり、ペレット燃料の直径(大きさ)よりもピッチは1mm小さくされることになる。
燃焼台22上に堆積した灰は攪拌部材50の回転によって燃焼台22の隙間から落下するものの、クリンカー60は攪拌によっても燃焼台22上に残留してしまうことがある。従って、良好な燃焼を維持するためには、燃焼台22を取り替えることが好ましい。しかしながら、燃焼台22を取り替える際には、一旦ペレットストーブを消火する必要がある。特に、極めて寒い日に消火するとなると、ユーザは別に暖房を用意しなければならない場合もある。
本実施の形態では、次のようにして、ペレットストーブの消火を行うことなく、燃焼台22の交換が行えるようにした。図12を参照して、前述のように、リング体13dは燃焼台22に当接している。この燃焼台22は、支持台73に支持されている。支持台73は、四本の支柱70a〜70dを有しており、これら支柱70a〜70dは、例えば、四角形の頂点の位置に配置されている。
支柱70a〜70dの上端部は内側に折り曲げられて延在し、図12に示すように、対角線上に位置する支柱同士が互いに連結されている。これによって、支柱70a〜70dによって十字状の当接部が規定されることになり、この当接部にバーナー13が当接している。
図中左側に位置する支柱70a及び70bに亘ってその外側には主横棒部材(第1の支持部材)71aが配設され、図中右側に位置する支柱70c及び70dに亘ってその外側には主横棒部材71bが配設されている。また、支柱70a及び70bに亘ってその内側には補助横棒部材(第2の支持部材)72aが配設され、支柱70c及び70dに亘ってその内側には補助横棒部材72bが配設されており、補助横棒部材72a及び72bはそれぞれ主横棒部材71a及び71bよりも下側に位置している。
この結果、主横棒部材71a及び71bの間隔(第1の間隔)は補助横棒部材72a及び72bの間隔(第2の間隔)よりも大きい。また、主横棒部材71aと主横棒部材71bとの間の距離及び補助横棒部材72aと補助横棒部材72bとの間の距離は、外筒13aの外径よりも大きい。図示のように、燃焼台22は、前述の当接部と主横棒部材71a及び71bとの間に渡されて(差し込まれて)、主横棒部材71a及び71bによって支持されている。この際、燃焼台22は水平に保たれている。
図13(a)を参照して、燃焼台22を交換する際には、例えば、燃焼台22を主横棒部材71b側にずらすと(バーナー13の延在方向と主横棒部材71a及び71b及び補助横棒部材72a及び72bの延在方向(所定の方向)に交差する交差方向にずらすと)、燃焼台22の左端が主横棒部材71aから外れて、P1で示す状態(第1の位置)から破線で示す状態となる。つまり、燃焼台22の左端は補助横棒部材72aに支持された状態となる。
その後、燃焼台22を主横棒部材71a側に押すと、今度は燃焼台22の右端が主横棒部材71bから外れて、燃焼台22の右端が補助横棒部材72bに支持された状態となる。つまり、燃焼台22は補助横棒部材72a及び72bで支持されてP2で示す状態(第2の位置)となる。そして、図13(b)に示すように、P1の位置に、実線矢印のように、新たな燃焼台22を差し込めば、この新たな燃焼台22が主横棒部材71a及び71bに支持されることになる。この際、バーナー13は上述の当接部上に載っている状態であるので、落下することはない。
続いて、P2の位置にある燃焼台22を、例えば、右方向に引き抜けば、燃焼台22の交換が完了する。なお、燃焼台22の引き抜き及び挿入は右側及び左側いずれから行うようにしてもよい。
このようにして、図12に示す支持台73を用いて燃焼台22を支持するようにすれば、ペレットストーブの消火を行うことなく、速やかにしかも容易に燃焼台22の交換が行え、良好な燃焼を継続することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
本発明の実施形態によるペレットバーナーの一例をペレットストーブ本体と共に示す斜視図である。 図1に示すペレットバーナー及びペレットストーブ本体の構造を示す断面図である。 図1に示すペレットバーナーの空気流通の経路を説明するための図である。 図1に示すペレットバーナーのバーナー(燃焼筒)に設けられたリング体を説明するための斜視図である。 図1に示すバーナーの外筒と内筒との関係を示す図であり、(a)は外筒と内筒の長さが異なる例を示す図、(b)は外筒と内筒の長さが同一の例を示す図である。 本発明の実施形態によるペレットバーナーの一例をペレットストーブ本体に設置する例を示す斜視図である。 本発明の実施形態によるペレットバーナーの一例で用いられる高さ調節機能を説明するための斜視図である。 図1に示すペレットバーナーを大型化した際の燃焼を示す図であり、(a)は燃焼筒が外筒と内筒のみを有する際の燃焼を説明するための図、(b)は燃焼筒が外筒及び内筒と空気導入管とを有する際の燃焼を説明するための図である。 本発明の実施形態によるペレットバーナーの他の例を示す図である。 燃焼台上に生成されるクリンカーの状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態で用いられるスノコ状燃焼台の一例を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態で用いられる燃焼台の支持台の一例を説明するための斜視図である。 図12に示す支持台を用いた場合の燃焼台の交換を説明するための図であり、(a)は使用していた燃焼台を下側に位置する補助横棒部材に位置づける操作を説明するための図、(b)は新たな燃焼台を主横棒部材に支持する操作を説明するための図である。
符号の説明
1 ペレットバーナー
2 ペレットストーブ(ペレットストーブ本体)
11 ペレットタンク
13 バーナー(燃焼筒)
15 スタンド
16 ペレットタンク用蓋
22 燃焼台
23 燃焼部
112 ペレット燃料
151 空気導入口
152 高さ調節用脚

Claims (8)

  1. ペレットストーブ本体と共に用いられるペレットストーブ用ペレットバーナーであって、
    ペレット燃料を収容するペレットタンクと、
    前記ペレットタンクに連結された燃焼筒であって前記ペレットタンクと反対側の面が開口された外筒と前記外筒の内側にかつ同心に配置され前記ペレットタンクと反対側の面が開口された内筒であって前記ペレットタンクから前記ペレット燃料が供給される内筒とを有する燃焼筒と、
    前記ペレットタンクに空気を導入すると共に、前記外筒と前記内筒との間に規定された空間に空気を導入する空気導入手段とを備えることを特徴とするペレットストーブ用ペレットバーナー。
  2. 前記空気導入手段は、前記ペレットタンクに空気を導入する導入管路と、前記導入管路から分岐し前記外筒と前記内筒との間に規定された空間に空気を導入する分岐管路と、前記導入管路に空気を送り込むファンとを有することを特徴とする請求項1記載のペレットストーブ用ペレットバーナー。
  3. さらに、前記外筒を囲むように形成された筒状のリング体を備え、
    前記リング体は前記外筒に沿って所定の距離だけ移動可能に規制されていることを特徴とする請求項1又は2記載のペレットストーブ用ペレットバーナー。
  4. 前記外筒及び前記内筒の長さは等しく、前記外筒及び前記内筒の先端は前記外筒の軸方向において同一位置に位置づけられていることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のペレットストーブ用ペレットバーナー。
  5. さらに、その一端が前記分岐管路に挿入され、他端が前記内筒の中心部に位置づけられた空気導入管を有し、
    前記空気導入手段は、前記空気導入管によって前記内筒の中心部に空気を導入するようにしたことを特徴とする請求項2記載のペレットストーブ用ペレットバーナー。
  6. 前記燃焼筒は前記ペレットタンクに着脱自在に取り付けられており、
    さらに、前記燃焼筒が前記ペレットタンクから取り外された際、前記ペレットタンクに形成され前記燃焼筒に前記ペレット燃料を送る開口を閉じるシャッター部を備えることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載のペレットストーブ用ペレットバーナー。
  7. さらに、前記燃焼筒の内において、融着したペレット燃料及びペレット燃料の燃焼によって生成された灰を攪拌する攪拌部材を有することを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載のペレットストーブ用ペレットバーナー。
  8. さらに、前記燃焼筒の下側に配置されるスノコ状又は網目状の燃焼台と、
    前記燃焼台を支持する支持台とを備え、
    前記燃焼台は、第1の間隔をおいて配列され、前記燃焼台を第1の位置で支持するための一対の第1の支持部材と、前記第1の間隔よりも狭い第2の間隔をおいて配列され、前記燃焼台を前記第1の位置よりも下側に位置する第2の位置で支持するための一対の第2の支持部材とを有し、
    前記第1の支持部材及び前記第2の支持部材は所定の方向に沿って延びており、
    前記第2の支持部材は前記第1の支持部材よりも内側に位置づけられていることを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載のペレットストーブ用ペレットバーナー。
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