JP2009127797A - 弁付管継手 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】筒体21の内周面21aで形成される流路L2に、頭部31を有する弁30、この弁30を軸方向に移動可能に支持する弁支持具A、弁30を先端側に付勢する付勢部材8及び先端側に向かうに応じて径が広がる整流部材6が配置されている。そして、内周面21aは、軸方向に関して、基端縁21cから弁支持具A配置位置までが径が実質的に変化しない第1の同一径部X1とされ、整流部材6及び頭部31配置位置において第1の同一径部X1よりも大径の大径部X2とされ、この大径部X2が基端側端部を整流部材6の軸方向中央部相当位置から基端側に向かうに応じて径が狭まるテーパー部X3とされ、このテーパー部X3が整流部材6の基端縁相当位置Y3において第1の同一径部X1と連なる形状とされている。
【選択図】図1
Description
より詳細には、雄継手(22)がノーズ本体などといわれる筒状の雄筒体を有し、この雄筒体の内周面が流路を形成している。同様に、雌継手(21)がボディー本体などといわれる筒状の雌筒体を有し、この雌筒体の内周面も流路を形成している。このようにしてなる雄筒体及び雌筒体は、雄筒体の先端部を雌筒体の先端部内周面で形成された開口部に嵌入しつつ、例えば、螺合し、あるいは同文献のような連結機構を利用するなどの適宜の方法で固定して、連結することができる。
さらに、雄継手(22)及び雌継手(21)は、流路に、ポペットガイド、羽根部などといわれる弁の支持具(26)が備えられている。この弁支持具(26)は、筒体の内周面に固定されて、前記弁の軸部を軸方向に移動可能に支持する。また、この弁支持具(26)は、筒体の内周面にこの内周面から内周部が突出するように嵌め込まれた環状の掛止リング(25)に掛止されている。なお、この掛止は、例えば、C型止め輪、スピロロックス等を利用して行われ、あるいは内周面の一部が縮径してなる突状部を利用して行われることなどもある。この掛止によって弁支持具(26)は、筒体に対して、基端側へは移動不能に固定されている。
さらに、雄継手(22)及び雌継手(21)は、流路に、コイル状のスプリング、バネなどからなる付勢部材(27)が備えられている。この付勢部材(27)は、弁支持具(26)と頭部(241,242)の基端面(2411,2421)間に介在されており、したがって、頭部(241,242)は、付勢部材(27)によって先端側に付勢される。そして、この付勢により、雄筒体の先端部が雌筒体の前述開口部に嵌入されていない状態(嵌入が外れた状態)においては、流路が塞がれた状態となる。より詳細には、この流路を形成する筒体の内周面には、軸心側(内方)に突出する縮径部(28)が設けられている。そして、頭部(241,242)が付勢されて先端側に移動すると、当該縮径部(28)の内周面と頭部(241,242)のテーパー面とが当接し、この当接によって流路が塞がれる。
さらに、以上のようにして構成される弁付管継手は、両流路それぞれに、整流リングなどといわれる整流部材(1)が配置されている。この整流部材(1)は、付勢部材(27)及び弁の軸部が挿通され、かつ基端側から先端側に向かうに応じて径が広がり、先端縁の径が頭部(241,242)の径に近づけられている。この整流部材(1)の配置により、流路内を流れる流体が、頭部(241,242)の基端面(2411,2421)に衝突するのを防止し、もって圧力損失の低減を図ろうとするものである。この整流部材(1)に関しては、例えば、特許文献2なども参考になる。
以上のようにして構成される弁付管継手は、雄継手(22)と雌継手(21)との連結が容易であり、また、整流部材(1)の配置によって圧力損失の低減が図られているが、更なる圧力損失の低減が求められ、その提案が期待されている。
〔請求項1記載の発明〕
内周面が流路を形成する雄筒体と、内周面が流路を形成し、かつ前記雄筒体の先端部が嵌入される雌筒体と、を有し、
前記両流路それぞれに、
頭部及びこの頭部の基端面から延出する前記頭部より小径の軸部を有する弁と、前記内周面に固定されて前記軸部を軸方向に移動可能に支持する弁支持具と、この弁支持具及び前記頭部の基端面間に介在されて前記頭部を先端側に付勢する付勢部材と、この付勢部材及び前記軸部が挿通され、かつ基端側から先端側に向かうに応じて径が広がる整流部材と、が配置され、
前記嵌入が外れた状態においては、前記頭部が先端側に付勢されて前記内周面に設けられた縮径部と当接し、この当接によって前記流路が塞がれ、前記嵌入の状態においては、前記両頭部が相互に押し合い、この押し合いにより前記両頭部が前記縮径部から離れて前記両流路が連通する、構成とされた弁付管継手であって、
前記内周面は、軸方向に関して、
基端縁から前記弁支持具配置位置までが、径が実質的に変化しない第1の同一径部とされ、前記整流部材及び前記頭部配置位置において、当該第1の同一径部よりも大径の大径部とされ、この大径部が、先端側において前記縮径部と連なり、基端側端部を前記整流部材の軸方向中央部相当位置から基端側に向かうに応じて径が狭まるテーパー部とされ、このテーパー部が、前記整流部材の基端縁相当位置又はこの基端縁相当位置よりも基端側において前記第1の同一径部と連なる形状とされている、
ことを特徴とする弁付管継手。
前記テーパー部と前記第1の同一径部とが連なる位置が、前記整流部材の基端縁相当位置よりも0〜20mm基端側とされている、
請求項1記載の弁付管継手。
前記内周面の大径部は、
前記テーパー部よりも先端側において、径が実質的に変化しない第2の同一径部とされ、かつ、前記縮径部と連なるための縮径開始位置が、前記嵌入状態において前記頭部の最大径相当位置よりも先端側とされている、
請求項1又は請求項2記載の弁付管継手。
図1及び図2に示すように、本実施の形態の弁付管継手1は、前述特許文献1に記載の弁付管継手と基本的には同じ部材で構成されている。
すなわち、本形態の弁付管継手1は、ノーズなどといわれる雄継手2と、ボディーなどといわれる雌継手3との組合せで構成されている。そして、雄継手2は、ノーズ本体などといわれる筒状の雄筒体11を有し、この雄筒体11の内周面11aが流路L1を形成している。同様に、雌継手3は、ボディー本体などといわれる筒状の雌筒体21を有し、この雌筒体21の内周面21aが流路L2を形成している。
Claims (3)
- 内周面が流路を形成する雄筒体と、内周面が流路を形成し、かつ前記雄筒体の先端部が嵌入される雌筒体と、を有し、
前記両流路それぞれに、
頭部及びこの頭部の基端面から延出する前記頭部より小径の軸部を有する弁と、前記内周面に固定されて前記軸部を軸方向に移動可能に支持する弁支持具と、この弁支持具及び前記頭部の基端面間に介在されて前記頭部を先端側に付勢する付勢部材と、この付勢部材及び前記軸部が挿通され、かつ基端側から先端側に向かうに応じて径が広がる整流部材と、が配置され、
前記嵌入が外れた状態においては、前記頭部が先端側に付勢されて前記内周面に設けられた縮径部と当接し、この当接によって前記流路が塞がれ、前記嵌入の状態においては、前記両頭部が相互に押し合い、この押し合いにより前記両頭部が前記縮径部から離れて前記両流路が連通する、構成とされた弁付管継手であって、
前記内周面は、軸方向に関して、
基端縁から前記弁支持具配置位置までが、径が実質的に変化しない第1の同一径部とされ、前記整流部材及び前記頭部配置位置において、当該第1の同一径部よりも大径の大径部とされ、この大径部が、先端側において前記縮径部と連なり、基端側端部を前記整流部材の軸方向中央部相当位置から基端側に向かうに応じて径が狭まるテーパー部とされ、このテーパー部が、前記整流部材の基端縁相当位置又はこの基端縁相当位置よりも基端側において前記第1の同一径部と連なる形状とされている、
ことを特徴とする弁付管継手。 - 前記テーパー部と前記第1の同一径部とが連なる位置が、前記整流部材の基端縁相当位置よりも0〜20mm基端側とされている、
請求項1記載の弁付管継手。 - 前記内周面の大径部は、
前記テーパー部よりも先端側において、径が実質的に変化しない第2の同一径部とされ、かつ、前記縮径部と連なるための縮径開始位置が、前記嵌入状態において前記頭部の最大径相当位置よりも先端側とされている、
請求項1又は請求項2記載の弁付管継手。
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JP2007305553A JP2009127797A (ja) | 2007-11-27 | 2007-11-27 | 弁付管継手 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007305553A Pending JP2009127797A (ja) | 2007-11-27 | 2007-11-27 | 弁付管継手 |
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2007
- 2007-11-27 JP JP2007305553A patent/JP2009127797A/ja active Pending
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