JPH08320092A - 圧力損失を低減したカップラ− - Google Patents

圧力損失を低減したカップラ−

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JPH08320092A
JPH08320092A JP7149607A JP14960795A JPH08320092A JP H08320092 A JPH08320092 A JP H08320092A JP 7149607 A JP7149607 A JP 7149607A JP 14960795 A JP14960795 A JP 14960795A JP H08320092 A JPH08320092 A JP H08320092A
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JP
Japan
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coupler
pressure loss
nose
fluid
poppet
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JP7149607A
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English (en)
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Tetsuya Abe
哲也 阿部
Akihiko Nagase
昭彦 長瀬
Yoshiharu Nishimura
嘉晴 西村
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Bridgestone Flowtech Corp
Original Assignee
Bridgestone Flowtech Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】高圧流体用カップラ−で、更に言えばカップラ
−内部を通過する流体の圧力損失を低減したカップラ−
の提供。 【構成】ボデイ21と、ノ−ズ22と、これを連結する
カラ−23とよりなり、ボデイ及びノ−ズにポペットバ
ルブ24,24を装着してなるカップラ−であっ
て、ポペットバルブの後面に整流リング1を嵌め込んだ
流体の圧力損失を低減したカップラ−。 【効果】ポペットの後面に整流リングを装着することに
より圧力損失の低減が図れ、特にカップラ−の直列連結
の際に効果の大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高圧流体用カップラ−に
関するものであり、更に言えばカップラ−内部を通過す
る流体の圧力損失を低減したカップラ−の構造に係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、水や油等の流体を高圧をかけ
て移送するホ−ス間の継手として、ポペットバルブを用
いたカップラ−が知られている。図8は従来から知られ
ている高圧用カップラ−の半裁断面図であり、図9はこ
れを分解した半裁断面図である。即ち、高圧用カップラ
−はボデイ21とノ−ズ22とからなり、これをカラ−
23にて連結する構造となっている。そして、ボデイ2
1とノ−ズ22とに夫々先端を対向させたポペット24
1 、242 が装備されている。これは内周面に係止リン
グ25が嵌め込まれ、これに羽根部26が、そしてコイ
ルバネ27を介してポペット241 、242 が弾着され
ている。一方、ボデイ21とノ−ズ22の内周面の先端
が縮径されており、ポペット241、242 が縮径部2
8に係止されて装着されている。尚、ポペット241
242 には、この縮径部28に接して流体の流れを遮断
するO−リング29が装着されている。
【0003】そしてボディ21とノ−ズ22の連結前に
は、図9に示すようにポペット241 、242 の先端2
10、2420がボデイ21とノ−ズ22の先端より突出
しており、これが連結時にはこの先端2410、2420
押圧してポペット241 、242 を夫々押し込み、この
ためポペット241 、242 と縮径部28との間に隙間
が形成され、ここを流体が通過することになる。
【0004】ここでカップラ−内を通過する流体を考え
ると、ボデイ21側よりノ−ズ22側に流体が流れるも
のとすれば、ボディ21内の流体はポペット241 の後
面2411にまず衝突して圧力損失を生じ、次いでポペッ
ト242 の後面2421に達して乱流を生じてこれ又圧力
損失をもたらすこととなる。又、実際のカップラ−の使
用時にあっては、しばしば複数のカップラ−を直列に接
続して使用することがあり、この場合には圧力損失がか
なり高くなってしまう欠点が指摘されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カップラ−
の内部を通過する流体の圧力損失を低減したカップラ−
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のカップラ−は、
ボデイと、ノ−ズと、これを連結するカラ−とよりな
り、ボデイ及びノ−ズにポペットバルブを装着してなる
カップラ−であって、ポペットバルブの後面に整流リン
グを嵌め込んだことを特徴とする流体の圧力損失を低減
したカップラ−である。そして、好ましくは、整流リン
グを略直角三角形の断面となし、その長さをボデイとノ
−ズとの連結時における羽根部とポペットの後面との間
隔以下の長さとしたもので、又、整流リングの最大外径
をポペットの最大外径以下としたものである。
【0007】
【作用】本発明は流体が高圧をもって移送するカップラ
−において、その流体が衝突し、かつ乱流をもたらすポ
ペットの後面に整流リングを装着したことにより、流体
の流れを制御し、圧力損失の低減を少なくしようとする
ものである。言い換えれば、この整流リングによってポ
ペットの後面の隙間を埋め、カップラ−内の流路断面を
できるだけ均一化して圧力損失の低下を防ごうとするに
ある。かかる目的を達成するために、整流リングの形状
は所望に選択され得ることとなる。又、整流リングは金
属製のものがよいが、場合によっては樹脂製であっても
よい。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面をもって更に詳細に説明
する。先ず本発明における整流リングの例を説明する
と、図1は整流リングの第1実施例における正面図、図
2は図1のA−A線での断面図である。図中、1は整流
リングであり、その内周面2を平坦とし、かつその断面
を略直角三角形状としたものである。その内周径rはコ
イルスプリングの外径以上とし、その外周径Rはポペッ
トの外周径以下とするものである。又、その長さLはボ
ディ21とノ−ズ22との連結時における羽根部26と
ポペットの後面2411、2421との間隔以下としたもの
である。そして側面3をポペットの後面に対向させてカ
ップラ−内に装着するものである。
【0009】図3は整流リング1の第2実施例を示す正
面図であり、図4は図3のB−B線での断面図である。
これはその外表面5をボデイ或いはノ−ズの内周形状に
沿うような鞍型形状としたものである。流体はこの表面
に添って流れることになり、ポペットの後面に流体が廻
ることなく圧力損失の低下をもたらさない。
【0010】図5は図1・図2に示す整流リング1を図
8に示したカップラ−に適用した半裁断面であり、図6
はボデイとノ−ズとを分離した際の半裁断面図である。
図中、符号21〜29は図8、図9に説明した通りであ
り説明を省略する。従って、カップラ−内を通過する流
体は、ポペット241 の後面2411に衝突せず整流リン
グ1の傾斜面4に沿って流れ、かつ他のポペット242
の後面2421に至って更に整流リング1の傾斜面4に沿
って流れるものであり、ここに圧力損失の低減が達成さ
れることとなる。
【0011】ここでボデイ21とノ−ズ22とを連結す
るカラ−23について説明する。先ず、ボデイ21の外
周面に段部31が形成され、この段部31に周溝32及
び台形断面をもって孔33が同一周上に多数形成され
る。そして、段部31にコイルスプリング34が嵌めら
れ、かつ孔33内にボ−ル35が納められる。
【0012】カラ−23の内周側には前記した段部31
に対向して段部36が形成され、このカラ−23をボデ
ィ21に嵌め込み、段部36をもってコイルスプリング
34を押圧することとなる。そして、ボデイ21の段部
31の先端に溝32を形成し、ここに止めリング37を
嵌め込んでカラ−23の抜け防止とするものである。図
5、図8にあっては、カラ−23の内周面38にてボ−
ル35が押え込まれているが、カラ−23を矢印X方向
に弾発移動することによりボ−ル35の押え込みが解か
れ、ボ−ル35の動きが自由となるように構成されてい
る。即ち、カラ−23がコイルスプリング34の力に抗
する力を加えることによってボ−ル35が孔33内で自
由に動き回されることとなり、ここで後述するノ−ズ2
2が挿入され、或いは取り外しができることとなる。
【0013】ノ−ズ22の外周にはボデイ21内に挿入
された際に前記ボ−ル35列を受ける溝39が形成さ
れ、この溝39内にボ−ル35を納めることによってボ
デイ21とノ−ズ22とが連結されることとなる。尚、
40はポペット241 、242に嵌め込まれた弾性リン
グである。
【0014】この図から分るように、カップラ−内を流
れる流体の流路は略均一の断面積となるため、流体が衝
突する面も又乱流を生ずる部位もないため、流体の圧力
損失の低減が図れることとなったものである。
【0015】(実験例)本発明のカップラ−の効果を証
明するため、従来のカップラ−と共に流体の圧力損失測
定を行った。使用されたカップラ−は1インチサイズの
ものであり、その構造は図1に示したものである。又、
使用された流体の温度は40±2℃、動粘度係数15c
stである。測定結果を図7に示す。この結果より、本
発明のカップラ−にあっては流体の圧力損失を数パ−セ
ント低減できることが分った。
【0016】
【発明の効果】上記したように、本発明のカップラ−は
ポペットの後面に整流リングを装着することにより圧力
損失の低減が図れ、これにより特にカップラ−の直列連
結の際に効果の大きいものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は整流リングの第1実施例における正面図
である。
【図2】図2は図1のA−A線での断面図である。
【図3】図3は整流リングの第2実施例における正面図
である。
【図4】図4は図3のB−B線での断面図である。
【図5】図5は図1に示す整流リングを適用したカップ
ラ−の半裁断面図である。
【図6】図6は図5のボデイとノ−ズとを分離した際の
半裁断面図である。
【図7】図7は本発明のカップラ−の圧力損失効果を示
すグラフである。
【図8】図8は従来の高圧用カップラ−の半裁断面図で
ある。
【図9】図9は図8のボデイとノ−ズとを分離した際の
半裁断面図である。
【符号の説明】
1‥‥整流リング、 2‥‥整流リングの内周面、 3‥‥整流リングの側面、 4‥‥整流リングの傾斜面、 5‥‥整流リングの鞍型の外表面、 21‥‥ボデイ、 22‥‥ノ−ズ、 23‥‥カラ−、 241 、242 ‥‥ポペット、 2410、2420‥‥ポペットの先端、 2411、2421‥‥ポペットの後面、 25‥‥係止リング、 26‥‥羽根部、 27‥‥コイルバネ、 28‥‥ボデイとノ−ズの内周縮径部、 29‥‥O−リング、 31‥‥ボデイの外周面の段部、 32‥‥周溝、 33‥‥台形断面をもつ孔、 34‥‥コイルスプリング、 35‥‥ボ−ル、 36‥‥カラ−の内周側の段部、 37‥‥止めリング、 38‥‥カラ−の内周面、 39‥‥ノ−ズにおけるボ−ル列を受ける溝、 40‥‥弾性リング。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボデイと、ノ−ズと、これを連結するカ
    ラ−とよりなり、ボデイ及びノ−ズにポペットバルブを
    装着してなるカップラ−であって、ポペットバルブの後
    面に整流リングを嵌め込んだことを特徴とする流体の圧
    力損失を低減したカップラ−。
  2. 【請求項2】 整流リングを略直角三角形の断面とした
    請求項第1項記載の流体の圧力損失を低減したカップラ
    −。
  3. 【請求項3】 整流リングの長さをボデイとノ−ズとの
    連結時における羽根部とポペットの後面との間隔以下の
    長さとした請求項第1項記載の流体の圧力損失を低減し
    たカップラ−。
  4. 【請求項4】 整流リングの最大外径をポペットの最大
    外径以下とした請求項第1項記載の流体の圧力損失を低
    減したカップラ−。
JP7149607A 1995-05-24 1995-05-24 圧力損失を低減したカップラ− Pending JPH08320092A (ja)

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