JP2009127423A - 水素エンジンを用いる発電システムの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジンによって駆動される発電機の回転数が、発電停止時に最高許容回転数を超えてしまうような事態を簡単な制御によって確実に防止する。
【解決手段】燃料として水素を使用するエンジン1によって、発電機2が駆動される。発電機2による発電の停止指令があったときは、発電機2に対して発電を停止させる制御を行うと共に、発電機2の回転数上昇が抑制されるように、エンジン1の点火時期を通常運転時に比して大きく進角させた状態で燃焼を実行させる制御を行なう(エンジンを逆回転させる方向の逆トルクを発生させる)。
【選択図】 図3
【解決手段】燃料として水素を使用するエンジン1によって、発電機2が駆動される。発電機2による発電の停止指令があったときは、発電機2に対して発電を停止させる制御を行うと共に、発電機2の回転数上昇が抑制されるように、エンジン1の点火時期を通常運転時に比して大きく進角させた状態で燃焼を実行させる制御を行なう(エンジンを逆回転させる方向の逆トルクを発生させる)。
【選択図】 図3
Description
本発明は、水素エンジンを用いる発電システムの制御装置に関するものである。
環境問題が高まる中、排気ガスがクリーンとなる水素を燃料とするエンジン、つまり水素燃料エンジンが着目されている。特許文献1には、水素燃料エンジンと水素燃料エンジンによって駆動される発電機とを搭載したハイブリッド車が提案されている。また、特許文献2には、エンジンによって発電機を駆動する一般的なコージェネレーションシステムが提案されている。
特開2006−306380号公報
特開2006−266578号公報
コージェネレーションシステムにおいて、発電機を駆動するためのエンジンを、水素燃料エンジンとすることが考えられている。この場合、発電機の発電量は、使用する電力に応じて適宜変更する必要性から、発電機の発電量を制御する発電機制御手段が設けられる。また、エンジンは、燃費等の観点から、発電量の変化に応じて、もっとも効率のよい定回転数運転を行うことが好ましいものとなる。すなわち、発電機の最高許容回転数が例えば3500rpmに設定されている場合に、水素燃料エンジンは例えば3000rpm付近での定回転数運転を行うことが望まれ、このため、発電量の変化に応じて水素燃料エンジンの運転状態を変更するエンジン制御手段が設けられることになる。
ところで、発電の停止指令があった場合には、発電量が0になるように発電機が制御される一方、エンジンに対する燃料供給も停止されることになる。しかしながら、発電機での発電停止によって、エンジンに対する負荷(発電負荷)が急激に小さくなる(事実上0になる)ことから、エンジンの回転数が一時的に吹き上がってしまい(エンジン回転数の急激な上昇)、このため、発電機の回転数がその最高許容回転数を超えてしまうという問題を生じやすいものとなる。このような問題は、特に、発電機がエンジンの出力軸に直結されている場合に生じやすいものとなる。
発電停止時に、発電機の回転数が最高許容回転数を超えてしまう事態を防止するために、例えば、エンジンと発電機との連結経路中に電磁クラッチを介在させて、発電停止の直前に電磁クラッチを切断する制御を行うことも考えられる。しかしながら、この場合は、別途電磁クラッチが必要となる他、発電停止の直前に電磁クラッチを確実に切断する特別な制御手段が別途必要になり、システムの複雑化やコスト等の観点からは好ましくないものとなる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、エンジンによって駆動される発電機の回転数が、発電停止時に最高許容回転数を超えてしまうような事態を簡単な制御によって確実に防止できるようにした水素エンジンを用いる発電システムの制御装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては、次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
燃料として水素を使用するエンジンの出力軸に連結された発電機の発電量を制御する発電機制御手段と、前記発電機の発電量に応じてエンジンの運転状態を制御するエンジン制御手段と、を備えた水素エンジンを用いる発電システムの制御装置であって、
前記発電機による発電の停止指令があったときは、前記発電機制御手段は前記発電機の発電を停止させる制御を行う一方、前記エンジン制御手段は該発電機の回転数上昇が抑制されるようにエンジンの点火時期を通常運転時に比して進角させた状態で燃焼を実行させる制御を行う、
ようにしてある。
燃料として水素を使用するエンジンの出力軸に連結された発電機の発電量を制御する発電機制御手段と、前記発電機の発電量に応じてエンジンの運転状態を制御するエンジン制御手段と、を備えた水素エンジンを用いる発電システムの制御装置であって、
前記発電機による発電の停止指令があったときは、前記発電機制御手段は前記発電機の発電を停止させる制御を行う一方、前記エンジン制御手段は該発電機の回転数上昇が抑制されるようにエンジンの点火時期を通常運転時に比して進角させた状態で燃焼を実行させる制御を行う、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、発電停止指令があったときは、点火時期の進角によって、逆転方向に駆動する燃焼トルクつまり逆トルクが発生されて(エンジンにブレーキがかけられることになって)、水素燃料エンジンの一時的な吹き上がりが確実に防止され、これにより発電機の回転数が最高許容回転数を超えてしまう事態が確実に防止されることになる。なお、水素は、極めて着火し易いという特性を有するため、点火時期を十分に進角させても(圧縮圧力が十分確保されていなくても)着火可能であり、逆トルクを発生させるようなタイミングでの燃焼を得ることが可能である。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記エンジンが、燃料としての水素が直接気筒内に噴射される直噴式とされ、
前記エンジン制御手段は、前記発電機による発電が停止された後も、点火時期を進角させた状態でもって所定期間燃料噴射を継続させる、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、発電の停止指令から所定期間は燃料噴射を継続させることにより、点火時期を進角させた状態での燃焼を確実に得て、発電機の回転数が最高許容回転数を超えてしまう事態をより一層確実に防止する上で好ましいものとなる。
前記エンジンが、燃料としての水素が直接気筒内に噴射される直噴式とされ、
前記エンジン制御手段は、前記発電機による発電が停止された後も、点火時期を進角させた状態でもって所定期間燃料噴射を継続させる、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、発電の停止指令から所定期間は燃料噴射を継続させることにより、点火時期を進角させた状態での燃焼を確実に得て、発電機の回転数が最高許容回転数を超えてしまう事態をより一層確実に防止する上で好ましいものとなる。
前記エンジン制御手段は、前記発電の停止指令の直前における発電量が所定量以上であることを条件として、点火時期を進角させる制御を行う、ようにしてある(請求項3対応)。この場合、発電の停止指令直前の発電量が所定量よりも小さいときは、発電停止に起因するエンジンの一時的な吹き上がり現象は生じにくいあるいは生じたとしてもわずかな回転数上昇ですむことになるので、この場合は点火時期を進角させた状態での燃焼実行を不必要に行うことを避けることができる。すなわち、エンジンにブレーキをかけるような点火時期を進角させた状態での燃焼実行は、エンジンへの負担が大きくなるので、このようなエンジンへの負担を極力避けることができる。また、発電の停止指令直前の発電量が所定量以上のときは、エンジンの吹き上がり度合も大きくなって、発電機の回転数上昇が最高許容回転数を超えてしまう可能性が高くなるので、この場合は点火時期を進角させた状態での燃焼を実行させて、発電機の保護を確実に行うことができる。
前記エンジン制御手段は、前記発電の停止指令の直前における発電量が大きいほど点火時期の進角度合が大きくなるように制御する、ようにしてある(請求項4対応)。この場合、エンジンを停止させる方向に作用する燃焼トルクの大きさを、発電の停止指令の直前における発電量の大きさに応じて適切な大きさに設定して、発電機の回転数が最高許容回転数を超えないようにしつつ、エンジンへの負担を極力小さいものにする上で好ましいものとなる。
本発明によれば、水素燃料エンジンにおける点火時期調整という極めて簡単な制御によって、発電の停止指令があったときに発電機の回転数が最高許容回転数を超えてしまうことを確実に防止することができる。
図1において、1は水素を燃料とするエンジンであり、実施形態ではバンケル型のロータリピストンエンジンとされている。このエンジン1によって発電機2が駆動されるようになっており、実施形態では、エンジン1(の出力軸)に発電機2(の入力軸)が直結された連結構造とされている(エンジン1と発電機2とが同一回転数でもって回転される)。これにより、エンジン1を運転することにより発電機2が駆動されて発電が行われ、発電機2での発電量の大きさは、発電機2のフィールドコイルへ流す電流の大きさを変更することにより変更される(発電量が0から最大発電量までの間で変更される)。そして、発電機2で発電された発電電力は、インバータ3を介して出力される(各種電気機器類へ供給される)。なお、エンジン1は、燃料としての水素が直接気筒(作動室)内に噴射される直噴式とされており、その燃料噴射タイミングは、吸気行程にある気筒が吸気ポートとの連通が遮断された後のタイミングに設定されている。
図1において、4は、貯湯槽である。貯湯槽4内の湯水は、熱交換器5を介して、エンジン1で発生される高熱と熱交換されて、高温化される。すなわち、熱交換器5は、エンジン1の冷却水が循環される一方、貯湯槽4内の湯水が循環されるようになっている(循環のためのポンプは図示略)。貯湯槽4内のお湯は、給湯用ポンプ6によって給湯器7に供給され、また、暖房用ポンプ8によって床暖房器9(床面下に敷設された熱交換器)に対して循環される。なお、給湯器7によって消費された分の湯水量が、貯湯槽4へ新たに給水される。
図2は、エンジン1と発電機2とを制御する制御系統をブロック図的に示すものである。この図2において、Uはマイクロコンピュータを利用して構成されたコントローラ(制御ユニット)であり、エンジン制御手段と発電機制御手段とを構成する。このコントローラUには、スイッチS1からの信号の他、各種センサS2〜S4からの信号が入力される。スイッチS1は、マニュアル操作されるもので、発電機2での発電を要求するときにONとされ、発電不要なときにOFFされる。そして、このスイッチS1がOFFされたときが、発電機2の発電を停止する指令信号の発生時となり、このときにエンジン1の吹き上がりが生じやすい状況となる。センサS2は、インバータ3を介して電力が供給される各種電気機器類の使用状況を検出する複数のセンサからなり、発電機2に対する要求発電量に関するパラメータを検出するものである。センサS3は、給湯器7での使用量(給湯要求量)を検出するものである。センサS4は、床暖房の要求情報を検出するものである。
コントローラUは、次のような各種機器類の制御を行う。すなわち、コントローラUは、発電機コントローラ11に対して、センサS2からの信号に基づいて決定される要求発電量を出力する(発電機コントローラ11が、要求発電量となるようにフィールドコイルへの電流を制御する)。また、コントローラUは、エンジン1における燃料噴射弁12とスロットル弁13と点火プラグ14とを制御する。燃料噴射弁12の制御は、燃料噴射量および燃料噴射時期の制御となり、スロットル弁13の制御は吸入空気量の制御となり、点火プラグ14の制御は点火時期の制御となる。さらに、コントローラUは、給湯器7の使用状況に応じて給湯用ポンプ6を制御し、また床暖房機9の使用状況に応じて床暖房用ポンプ8を制御する。
次に、図3〜図5を参照しつつ、発電スイッチS1がOFFされることによる発電停止の指令があったときに、コントローラUによるエンジン1の吹き上がり防止の制御、つまり発電機2が最高許容回転数を超えないようにする制御の概要について説明する。なお、実施形態では、発電機2の最高許容回転数は3500rpmに設定され、エンジン1は、3000rpm付近での定回転数運転となるように制御される(要求発電量の変更に応じて吸入空気量や燃料噴射量を変更制御することによる定回転数制御)。
まず、コントローラUは、発電機2による発電を実行している通常運転時においては、エンジン1の点火時期が、例えば、図3t2時点で示すように、上死点直後に設定される。この通常運転時におけるトルクの発生の様子が、図3破線で示され、このトルクはエンジン1を正転方向に駆動するためのトルクとなり、しかもそのピーク値も大きいものとなる。
発電スイッチS1がOFFされたときは、コントローラUは、発電機2での発電を停止させる指令を発電コントローラ11に対して出力し、これにより発電機2での発電が停止される。発電スイッチS1がOFFされたとき、コントローラUは、点火時期を通常運転時に比して進角させる制御を行ない、この進角された点火時期が図3t1時点で示される。通常運転時からの点火時期の進角の度合はかなり大きいものであり、進角させた状態での燃焼によって得られる燃焼トルクは、エンジン1を逆回転方向に駆動する逆トルクとなるように設定される。この逆トルクによって、正転方向のトルクが大きく減少されて、減少された後の正転方向のトルクが、図3実線で示すように、小さくかつ通常運転時よりも進角された時期にピーク値となる。なお、図3では図示を略してあるが、進角されたt1時点での点火の直後の燃焼トルク(逆トルク)は、図3下向きのトルクとなる。
発電停止指令時においては、発電負荷の急減によって、エンジン1の回転数つまり発電機2の回転数が一時的に上昇されるが、前述した逆トルク発生によって、それぞれ最高許容回転数の範囲内に抑制されることになる。すなわち、図4において、t10時点がスイッチS1がOFFされた時点(発電停止のとき)であり、図4中破線が、逆トルクを発生させないときの回転数変化を示し、図4実線が前述のように逆トルクを発生させた場合の回転数変化を示す。この図4から容易に理解されるように、逆トルクを発生させないときは、最高許容回転数を超えてしまうような大きな回転数上昇となるが、逆トルクを発生させることにより、最高許容回転数の範囲内の回転数上昇に抑制することができる。なお、発電停止指令があったときに、燃料噴射を停止したり、点火を停止するという手法も考えられるが、この場合は、エンジン1を強制的に停止させる方向へのトルクが作用しないため(逆トルクを利用していないため)、最高許容回転数を超えてしまうことを確実に防止することは不可能である。
図5は、発電停止指令時におけるより好ましい制御例を示すもので、逆トルクの発生によるエンジン1への負担を極力回避あるいは低減するようにしたものである。すなわち、発電停止指令直前における発電量が小さいときは、燃料噴射の停止や点火の停止の制御を行なうという通常の(一般的な)エンジン停止手法であっても(逆トルクを発生させないでも)、最高許容回転数を超えることがないことから、発電停止指令直前における発電量が小さいときは逆トルク発生を行わないようにする一方、発電停止指令直前における発電量が大きいときは、逆トルクを発生させるようにしてある。より具体的には、あらかじめ最高許容回転数を超えることのない発電量を所定量(しきい値)h1として設定して、発電停止指令直前における発電量が所定量h1よりも小さいときは逆トルクの発生を行わないようにし、所定量h1以上のときにのみ逆トルクを発生させるようにしてある。
以上に加えて、発電停止指令直前における発電量が大きいほど吹き上がりの度合が大きいことから、発電停止指令直前における発電量がh1以上であるときには、発電量が大きいほど点火時期の進角の度合が大きくなるようにしてある。このようにして、逆トルクを発生させる機会を低減でき、また逆トルクを発生させる場合でもその大きさを極力必要最小限に抑制することができ、エンジン1の信頼性確保の上で好ましいものとなる。
図6は、前述したようなエンジン1(発電機2)の吹き上がり抑制の制御を行うためのフローチャートを示し、以下このフローチャートについて説明する。なお、図6のフローチャートは、図5に示す制御を実行するようになっている。また、以下の説明でQはステップを示す。
以上のことを前提として、Q1において、発電スイッチS1がONであるか否かが判別される。このQ1の判別でYESのときは、Q2において、発電機2に対する要求発電量を読み込むと共に記憶される。この後、Q3において、要求発電量に応じて、発電機2の負荷トルクが制御される(要求発電量となるようにフールドコイルの電流制御)。このQ3の後、Q4において、エンジン1が定回転数運転となるように制御される(要求発電量の変化に対応して定回転数運転とする制御)。
前記Q1の判別でNOのときは、Q5において、発電機2での発電を停止させる。この後Q6において、発電停止の指令直前(Q1の判別でNOとなった直前)の発電量が所定量h1以上であるか否かが判別される。このQ6の判別でYESのときは、エンジン1つまり発電機2が吹き上がりによって最高許容回転数を超えてしまう可能性が高いときである。このときは、Q7において、燃料噴射を継続しつつ、発電停止指令直前における発電量の大きさに応じた点火時期の進角が行われる(進角された点火時期での点火実行で、逆トルク発生)。このQ7の処理によって、エンジン1つまり発電機2の回転数が最高許容回転数を超えてしなう事態が確実に防止されることになる。
上記Q7の後は、Q8において、Q7の処理が3サイクル実行されたか否かが判別される。当初は、このQ8の判別でNOとなって、Q7の処理が繰り返される。Q8の判別でYESのときは、Q9に移行して、燃料噴射の停止と点火の停止が行われて、エンジン1が停止される。上記のように、Q7の処理を複数回(実施形態では3回)実行するのは、逆トルクを3回の燃焼分だけ実行させて、確実に最高許容回転数を超えないようにするためである。なお、Q8で設定されている3サイクルが、逆トルクの発生を継続して行う所定期間に相当する。
前記Q6の判別でNOのときは、逆トルク発生が不要なときであり、このときはそのままQ9に移行する。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。エンジン1は、往復動型エンジンであってもよい。フローチャートに示す各ステップあるいはステップ群で示す機能部分は、その機能を示す名称に手段の文字を付して表現することができる。発電停止指令があったときは、常に点火時期を進角させるようにしてもよく、また点火時期の進角量は、発電停止指令直前の発電量の大きさにかかわらず常に一定値として設定してもよい。エンジン1と発電機2との組み合わせからなるシステムは、家庭用、工場用、自動車用(特にハイブリッド車用)等、その用途は特に限定されないものである。発電停止指令をマニュアル操作される発電スイッチS1としたが、発電停止指令が、マニュアル操作でなく、あらかじめ設定した条件が成立したときに自動的に指令するものであってよい。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
1:エンジン
2:発電機
4:貯湯槽
5:熱交換器
11:発電機コントローラ
12:燃料噴射弁
14:点火プラグ
S1:発電スイッチ(発電停止指令用)
2:発電機
4:貯湯槽
5:熱交換器
11:発電機コントローラ
12:燃料噴射弁
14:点火プラグ
S1:発電スイッチ(発電停止指令用)
Claims (4)
- 燃料として水素を使用するエンジンの出力軸に連結された発電機の発電量を制御する発電機制御手段と、前記発電機の発電量に応じてエンジンの運転状態を制御するエンジン制御手段と、を備えた水素エンジンを用いる発電システムの制御装置であって、
前記発電機による発電の停止指令があったときは、前記発電機制御手段は前記発電機の発電を停止させる制御を行う一方、前記エンジン制御手段は該発電機の回転数上昇が抑制されるようにエンジンの点火時期を通常運転時に比して進角させた状態で燃焼を実行させる制御を行う、
ことを特徴とする水素エンジンを用いる発電システムの制御装置。 - 請求項1において、
前記エンジンが、燃料としての水素が直接気筒内に噴射される直噴式とされ、
前記エンジン制御手段は、前記発電機による発電が停止された後も、点火時期を進角させた状態でもって所定期間燃料噴射を継続させる、
ことを特徴とする水素エンジンを用いる発電システムの制御装置。 - 請求項1または請求項2において、
前記エンジン制御手段は、前記発電の停止指令の直前における発電量が所定量以上であることを条件として、点火時期を進角させる制御を行う、ことを特徴とする水素エンジンを用いる発電システムの制御装置。 - 請求項3において、
前記エンジン制御手段は、前記発電の停止指令の直前における発電量が大きいほど点火時期の進角度合が大きくなるように制御する、ことを特徴とする水素エンジンを用いる発電システムの制御装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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---|---|---|---|---|
CN105863859A (zh) * | 2015-02-05 | 2016-08-17 | 福特环球技术公司 | 经由交流发电机负载切断的发动机转速控制 |
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WO2024053408A1 (ja) * | 2022-09-05 | 2024-03-14 | カワサキモータース株式会社 | ユニット管理システム、発電ユニット、管理支援装置およびユニット管理方法 |
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2007
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CN109630288A (zh) * | 2018-11-23 | 2019-04-16 | 浙江吉利新能源商用车有限公司 | 双燃料发动机车辆的发电方法、装置及系统 |
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