JP2009127013A - プリプレグ及びその製造方法並びに金属張積層板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属箔の密着性が強く、熱膨張率が低く、剛性が高い金属張積層板を容易に製造することができるプリプレグの製造方法を提供する。
【解決手段】プリプレグ6の製造方法に関する。熱硬化性樹脂を含有し、無機フィラーの含有量の異なる2種のワニスをそれぞれ別のコーターヘッド1,2で基材3の一方面及び他方面に塗布する。一方面に無機フィラーの含有量の多いフィラーリッチ層4を形成する。他方面に無機フィラーの含有量の少ない樹脂リッチ層5を形成する。その後、これを半硬化状態になるまで加熱乾燥する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント配線板の材料として用いられるプリプレグ及びその製造方法並びに金属張積層板及びその製造方法に関するものである。
プリント配線板の材料として用いられる金属張積層板は様々な方法で製造されている(例えば、特許文献1参照。)。一般的には、熱硬化性樹脂及び無機フィラー等を配合してワニスを調製し、このワニスをガラスクロス等の基材に含浸させた後、これを半硬化状態になるまで加熱乾燥することによって、まずプリプレグを製造する。そして、このプリプレグの片面又は両面に銅箔等の金属箔を重ね合わせた後、これを加熱加圧成形することによって、金属張積層板を製造することができる。
特開平11−220053号公報
しかし、上記のような従来の金属張積層板にあっては、金属箔の密着性が弱いという問題がある。これは無機フィラーが原因であると考えられるが、無機フィラーの含有量を少なくすると相対的に熱硬化性樹脂の含有量が増加し、金属張積層板の熱膨張率が高くなって寸法安定性が低下してしまうという問題が生じる。また従来の金属張積層板にあっては、剛性が低いという問題もある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、金属箔の密着性が強く、熱膨張率が低く、剛性が高い金属張積層板を容易に製造することができるプリプレグ及びその製造方法並びに金属張積層板及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係るプリプレグの製造方法は、熱硬化性樹脂を含有し、無機フィラーの含有量の異なる2種のワニスをそれぞれ別のコーターヘッド1,2で基材3の一方面及び他方面に塗布して、一方面に無機フィラーの含有量の多いフィラーリッチ層4を形成すると共に、他方面に無機フィラーの含有量の少ない樹脂リッチ層5を形成した後、これを半硬化状態になるまで加熱乾燥することを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係るプリプレグは、請求項1に記載の方法により製造されたプリプレグ6であって、基材3の一方面にフィラーリッチ層4が形成されていると共に、他方面に樹脂リッチ層5が形成されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る金属張積層板の製造方法は、請求項2に記載のプリプレグ6を2枚用い、フィラーリッチ層4同士を重ね合わせると共に、各樹脂リッチ層5に金属箔7を重ね合わせた後、これを加熱加圧成形することを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係る金属張積層板は、請求項3に記載の方法により製造された金属張積層板8であって、2枚の基材3の間にフィラーリッチ層4が形成されていると共に、各基材3と金属箔7との間に樹脂リッチ層5が形成されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係るプリプレグの製造方法によれば、金属箔の密着性が強く、熱膨張率が低く、剛性が高い金属張積層板の製造に用いられるプリプレグを容易に製造することができるものである。
本発明の請求項2に係るプリプレグによれば、金属箔の密着性が強く、熱膨張率が低く、剛性が高い金属張積層板を容易に製造することができるものである。
本発明の請求項3に係る金属張積層板の製造方法によれば、金属箔の密着性が強く、熱膨張率が低く、剛性が高い金属張積層板を容易に製造することができるものである。
本発明の請求項4に係る金属張積層板によれば、金属箔と直に接触しているのは無機フィラーの含有量の少ない樹脂リッチ層であるため金属箔の密着性が強くなり、また樹脂リッチ層の他に無機フィラーの含有量の多いフィラーリッチ層も形成されているので熱膨張率が低くなり、さらに1枚ではなく2枚の基材を用いて形成されているので剛性が高いものである。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明においてプリプレグ6を製造するにあたっては、まず2種のワニスを調製する。2種のワニスは、熱硬化性樹脂を含有し、無機フィラーの含有量の異なるものであり、熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、シアン酸エステル樹脂、マレイミド−シアン酸エステル樹脂、マレイミド樹脂、ポリイミド樹脂、トリアジン樹脂、ベンゾオキサジン樹脂、カルボジイミド樹脂、不飽和ポリフェニレンエーテル樹脂等を用いることができ、また無機フィラーとしては、例えば、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、アルミナ、酸化チタン、マイカ、ベーマイト、炭酸アルミニウム、水酸化マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、シリカ、クレー、ガラス短繊維、ホウ酸アルミニウムウィスカ、炭酸ケイ素ウィスカ等を用いることができる。さらに熱硬化性樹脂及び無機フィラー以外の成分として、例えば、難燃剤、カップリング材、レベリング材、消泡剤、触媒、着色剤、各種ゴム成分、熱可塑性樹脂等を用いることができ、また溶剤としては、特に限定されるものではない。なお、2種のワニスは無機フィラーの含有量の異なるものであるから、一方のワニスには無機フィラーが含有されていなくてもよい。
そして、上記のような熱硬化性樹脂及び無機フィラー等を配合することによって2種のワニスを調製した後、図1のように基材3を一定方向に送りながら2種のワニスをそれぞれ別のコーターヘッド1,2で基材3の一方面及び多方面に塗布する。ここで基材3としては、例えば、ガラスクロス、ガラス不織布を用いたり、液晶ポリマー、テフロン(登録商標)樹脂、カーボン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリアミドイミド繊維等を用いて形成された織布や不織布を用いたり、ポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂を用いて形成されたフィルム等を用いたりすることができる。そして2種のワニスは無機フィラーの含有量の異なるものであるから、一方面には無機フィラーの含有量の多いフィラーリッチ層4が形成され、他方面には無機フィラーの含有量の少ない樹脂リッチ層5が形成される。その後、フィラーリッチ層4及び樹脂リッチ層5が半硬化状態(Bステージ状態)になるまでこの基材3を加熱乾燥することによって、プリプレグ6を容易に製造することができる。
図2はこのようにして製造されたプリプレグ6を示すものであり、このプリプレグ6の基材3の一方面にはフィラーリッチ層4が形成されていると共に、他方面には樹脂リッチ層5が形成されている。
次に本発明において金属張積層板8を製造するにあたっては、上記のようにして製造されたプリプレグ6を2枚用いる。そして図3(a)のように2枚のプリプレグ6のフィラーリッチ層4同士を重ね合わせると共に、各樹脂リッチ層5に金属箔7を重ね合わせる。ここで金属箔7としては、銅箔等を用いることができる。その後、2枚のプリプレグ6と金属箔7を重ね合わせたものを加熱加圧成形することによって、金属張積層板8を容易に製造することができる。
図3(b)はこのようにして製造された金属張積層板8を示すものであり、この金属張積層板8の2枚の基材3の間にはフィラーリッチ層4が形成されていると共に、各基材3と金属箔7との間に樹脂リッチ層5が形成されている。このように、金属箔7と直に接触しているのは無機フィラーの含有量の少ない樹脂リッチ層5であるため、金属箔7の密着性が強くなるものである。また、金属張積層板8には樹脂リッチ層5の他に無機フィラーの含有量の多いフィラーリッチ層4も形成されているので、熱膨張率が低くなり、寸法安定性が高くなるものである。さらに、金属張積層板8は1枚の基材3のみで形成されているのではなく、2枚の基材3を用いて形成されているので、剛性が高くなるものである。
プリプレグの製造工程の一例を示す断面図である。 プリプレグの一例を示す断面図である。 金属張積層板の製造工程の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 コーターヘッド
2 コーターヘッド
3 基材
4 フィラーリッチ層
5 樹脂リッチ層
6 プリプレグ
7 金属箔
8 金属張積層板

Claims (4)

  1. 熱硬化性樹脂を含有し、無機フィラーの含有量の異なる2種のワニスをそれぞれ別のコーターヘッドで基材の一方面及び他方面に塗布して、一方面に無機フィラーの含有量の多いフィラーリッチ層を形成すると共に、他方面に無機フィラーの含有量の少ない樹脂リッチ層を形成した後、これを半硬化状態になるまで加熱乾燥することを特徴とするプリプレグの製造方法。
  2. 請求項1に記載の方法により製造されたプリプレグであって、基材の一方面にフィラーリッチ層が形成されていると共に、他方面に樹脂リッチ層が形成されていることを特徴とするプリプレグ。
  3. 請求項2に記載のプリプレグを2枚用い、フィラーリッチ層同士を重ね合わせると共に、各樹脂リッチ層に金属箔を重ね合わせた後、これを加熱加圧成形することを特徴とする金属張積層板の製造方法。
  4. 請求項3に記載の方法により製造された金属張積層板であって、2枚の基材の間にフィラーリッチ層が形成されていると共に、各基材と金属箔との間に樹脂リッチ層が形成されていることを特徴とする金属張積層板。
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