JP2009125526A - 内視鏡用鉗子 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動レバーに形成されたワイヤ係合孔に対して操作ワイヤが外れたり作動不良にならないように、簡単な工程で確実に係合させることができる内視鏡用鉗子を提供すること。
【解決手段】操作ワイヤ2の先端部分がワイヤ係合孔8に通されて曲げ戻され、その曲げ戻された操作ワイヤ2の先端がその操作ワイヤ2の曲げ戻し部より基端寄りの部分に接合(9)されて、ワイヤ係合孔8と係合した一つながりの閉ループRが形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】操作ワイヤ2の先端部分がワイヤ係合孔8に通されて曲げ戻され、その曲げ戻された操作ワイヤ2の先端がその操作ワイヤ2の曲げ戻し部より基端寄りの部分に接合(9)されて、ワイヤ係合孔8と係合した一つながりの閉ループRが形成されている。
【選択図】 図1
Description
この発明は内視鏡用鉗子に関する。
内視鏡用鉗子においては、一般に、一対の鉗子片に各々駆動レバーが一体に連結形成されて、鉗子片と駆動レバーとがその境界部分付近において支軸を中心に回動自在にシースの先端部分に支持され、駆動レバーに貫通形成されたワイヤ係合孔に先端部分が係合する操作ワイヤがシース内に軸線方向に進退自在に引き通されて、シースの基端側から操作ワイヤを軸線方向に進退操作することにより、鉗子片と駆動レバーとが支軸を中心に回動して鉗子片が嘴状に開閉するようになっている(例えば、特許文献1)。
特開2001−321385
図4は、特許文献1に記載された内視鏡用鉗子の、駆動レバー91に穿設されたワイヤ係合孔92とそこに係合する操作ワイヤ93の先端部分とを示しており、ワイヤ係合孔92に通された操作ワイヤ93の先端部分が曲げ戻されてループが形成され、操作ワイヤ93の曲げ戻し部の最先端部分93aは、その操作ワイヤ93の曲げ戻し部より基端寄りの部分に引っ掛かるように直角程度に折り曲げられている。
しかし、鉗子片94を開閉させる操作に伴って操作ワイヤ93に繰り返して強い牽引力が作用すると、操作ワイヤ93の折り曲げ部分が次第に変形してループが開き、その結果ワイヤ係合孔92に対する係合が外れたり、外れないまでも作動不良の原因になる恐れがある。
本発明は、駆動レバーに形成されたワイヤ係合孔に対して操作ワイヤが外れたり作動不良にならないように、簡単な工程で確実に係合させることができる内視鏡用鉗子を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用鉗子は、一対の鉗子片に各々駆動レバーが一体に連結形成されて、鉗子片と駆動レバーとの境界部分付近が支軸を中心に回動自在にシースの先端部分に支持され、駆動レバーに貫通形成されたワイヤ係合孔に先端部分が係合する操作ワイヤがシース内に軸線方向に進退自在に引き通されて、シースの基端側から操作ワイヤを軸線方向に進退操作することにより、鉗子片と駆動レバーとが支軸を中心に回動して鉗子片が嘴状に開閉動作をするように構成された内視鏡用鉗子において、操作ワイヤの先端部分がワイヤ係合孔に通されて曲げ戻され、その曲げ戻された操作ワイヤの先端がその操作ワイヤの曲げ戻し部より基端寄りの部分に接合されて、ワイヤ係合孔と係合した一つながりの閉ループが形成されているものである。なお、一つながりの閉ループを形成する操作ワイヤの接合がレーザ溶接で行われていてもよい。
本発明によれば、ワイヤ係合孔に通されて曲げ戻された操作ワイヤの先端がその操作ワイヤの曲げ戻し部より基端寄りの部分に接合されて、ワイヤ係合孔と係合した一つながりの閉ループが形成されていることにより、駆動レバーに形成されたワイヤ係合孔に対して操作ワイヤが外れたり作動不良にならないように、簡単な工程で確実に係合させることができる。
一対の鉗子片に各々駆動レバーが一体に連結形成されて、鉗子片と駆動レバーとの境界部分付近が支軸を中心に回動自在にシースの先端部分に支持され、駆動レバーに貫通形成されたワイヤ係合孔に先端部分が係合する操作ワイヤがシース内に軸線方向に進退自在に引き通されて、シースの基端側から操作ワイヤを軸線方向に進退操作することにより、鉗子片と駆動レバーとが支軸を中心に回動して鉗子片が嘴状に開閉動作をするように構成された内視鏡用鉗子において、操作ワイヤの先端部分がワイヤ係合孔に通されて曲げ戻され、その曲げ戻された操作ワイヤの先端がその操作ワイヤの曲げ戻し部より基端寄りの部分に接合されて、ワイヤ係合孔と係合した一つながりの閉ループが形成されている。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図2は内視鏡用鉗子の全体構成を示しており、図示されていない内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通される例えば密着巻きコイルパイプからなる可撓性のシース1内に、操作ワイヤ2が軸線方向に進退自在に挿通配置され、前方(図において下方)に向かって嘴状に開閉する一対の鉗子片3がシース1の先端部分に配置されている。
図2は内視鏡用鉗子の全体構成を示しており、図示されていない内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通される例えば密着巻きコイルパイプからなる可撓性のシース1内に、操作ワイヤ2が軸線方向に進退自在に挿通配置され、前方(図において下方)に向かって嘴状に開閉する一対の鉗子片3がシース1の先端部分に配置されている。
シース1の基端に連結された操作部10には、操作部本体11の基端に固定指掛け12が形成されて、操作部本体11に対してスライド自在に配置された可動指掛け13に操作ワイヤ2の基端が連結されており、可動指掛け13を固定指掛け12に対して移動操作することにより操作ワイヤ2がシース1内で進退して、シース1の先端で一対の鉗子片3が開閉する。
図3は内視鏡用鉗子の先端部分を示しており、生検組織を採取するためにカップ状に形成された一対の鉗子片3は各々、その後方の駆動レバー4と一体に連結された状態に一部品として形成されている。なお、鉗子片3が鋏状又はその他の形状に形成されていてもよい。
シース1の先端に連結固着された先端本体5は最先端側からスリット6で二分割された形状に形成されていて、その先端付近に配置された支軸7に、鉗子片3と駆動レバー4の境界部分付近が回動自在に支持されている。
操作ワイヤ2は、二本がシース1内で捩じり合わされて一体的に進退するように設けられており、各操作ワイヤ2の先端部分が、各駆動レバー4に貫通形成されたワイヤ係合孔8に通された状態に係合していて、そこから後方のシース1内に軸線方向に進退自在に引き通されている。
その結果、操作部10側から操作ワイヤ2を軸線方向に進退操作することにより、シース1内で操作ワイヤ2が軸線方向に進退して、鉗子片3と駆動レバー4とが支軸7を中心に回動して一対の鉗子片3が嘴状に前方に向かって開閉動作をする。なお、操作ワイヤ2がシース1内で必ずしも捩り合わされていなくても差し支えない。
図1は、そのように構成された内視鏡用鉗子の操作ワイヤ2の先端部分とワイヤ係合孔8との係合部を示しており、操作ワイヤ2の先端部分がワイヤ係合孔8に通されて曲げ戻され、その曲げ戻された操作ワイヤ2の先端がその操作ワイヤ2の曲げ戻し部より基端寄りの部分に、例えばレーザ溶接により接合されて、ワイヤ係合孔8と係合した一つながりの閉ループRが操作ワイヤ2の先端付近の部分で形成されている。9がその接合部である。なお、その閉ループRは駆動レバー4をきつく締め付けない程度に形成されていて、操作ワイヤ2と駆動レバー4とがワイヤ係合孔8を中心に相対的にある程度回動できる状態が維持されている。
そのような構成により、鉗子片3を開閉させる操作等に伴って操作ワイヤ2に繰り返して強い牽引力が作用しても、ワイヤ係合孔8と係合する操作ワイヤ2の閉ループRが開くことがなく、操作ワイヤ2とワイヤ係合孔8との係合が外れたり作動不良の原因になったりしない。
しかも、ワイヤ係合孔8に係合させた操作ワイヤ2の先端部分をループ状に曲げてから操作ワイヤ2の先端をその操作ワイヤ2の曲げ戻し部より基端寄りの部分にレーザ溶接する作業は、レーザビームをスポット照射するだけで簡単に行うことができる。
なお、ワイヤ係合孔8に通されて曲げ戻された操作ワイヤ2の先端をその操作ワイヤ2の曲げ戻し部より基端寄りの部分に接合する手段は、必ずしもレーザ溶接で行わなくてもよく、例えばアーク溶接や銀ロー付け等で行ってもよい。
1 シース
2 操作ワイヤ
3 鉗子片
4 駆動レバー
7 支軸
8 ワイヤ係合孔
9 接合部
R 閉ループ
2 操作ワイヤ
3 鉗子片
4 駆動レバー
7 支軸
8 ワイヤ係合孔
9 接合部
R 閉ループ
Claims (2)
- 一対の鉗子片に各々駆動レバーが一体に連結形成されて、上記鉗子片と上記駆動レバーとの境界部分付近が支軸を中心に回動自在にシースの先端部分に支持され、上記駆動レバーに貫通形成されたワイヤ係合孔に先端部分が係合する操作ワイヤが上記シース内に軸線方向に進退自在に引き通されて、上記シースの基端側から上記操作ワイヤを軸線方向に進退操作することにより、上記鉗子片と上記駆動レバーとが上記支軸を中心に回動して上記鉗子片が嘴状に開閉動作をするように構成された内視鏡用鉗子において、
上記操作ワイヤの先端部分が上記ワイヤ係合孔に通されて曲げ戻され、その曲げ戻された操作ワイヤの先端がその操作ワイヤの曲げ戻し部より基端寄りの部分に接合されて、上記ワイヤ係合孔と係合した一つながりの閉ループが形成されていることを特徴とする内視鏡用鉗子。 - 上記一つながりの閉ループを形成する操作ワイヤの接合がレーザ溶接で行われている請求項1記載の内視鏡用鉗子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007306819A JP2009125526A (ja) | 2007-11-28 | 2007-11-28 | 内視鏡用鉗子 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007306819A JP2009125526A (ja) | 2007-11-28 | 2007-11-28 | 内視鏡用鉗子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009125526A true JP2009125526A (ja) | 2009-06-11 |
Family
ID=40817016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007306819A Withdrawn JP2009125526A (ja) | 2007-11-28 | 2007-11-28 | 内視鏡用鉗子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009125526A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11178829A (ja) * | 1997-12-19 | 1999-07-06 | Kaijirushi Hamono Kaihatsu Center:Kk | 内視鏡用処置具における処置部の構造 |
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JP2001321385A (ja) * | 2000-05-16 | 2001-11-20 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡用鉗子 |
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2007
- 2007-11-28 JP JP2007306819A patent/JP2009125526A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (4)
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