JP2009125416A - 受取ボックス及び受取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】受取ボックス内に入れられた物品が受け取り可能なものか否かを事前に知ることのできる技術を提供する。
【解決手段】受取ボックス15では、食材が受取ボックス15内に納められる際、バーコード読取装置又は無線受信装置が各食材に添付されたバーコード又は無線タグの情報を自動的に読み取る。配送が予定されている食材の情報が読み取られた場合(食材が受け取り可能と判別された場合)は、受取ボックス15の表示パネルで各食材の収納位置が示されると共に、読み取られた食材の情報が表示端末14で表示さる。一方、配送が予定されていない食材の情報が読み取られた場合(食材が受け取り可能と判別されなかった場合)は、表示パネルで警告が表示される。警告が表示されたにもかかわらず、予定されていない食材等の物品が収容された場合も、その旨の情報が表示端末14で表示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、宅配物等の物品を受け取るために利用される受取ボックス及び受取装置に関する。
住宅の住人が不在であっても宅配物等の物品を受け取るための受取ボックスが提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。これらの受取ボックスでは、宅配業者等がボックスに物品を収容すると自動的に扉が開放不能に施錠され、住宅の住人はキー操作によって扉を開放できる。これにより、住宅の住人が不在時であっても宅配物等の荷物を安全かつ確実に受け取ることができる。
特開平8−284506号公報 特開平9−94154号公報
上記受取ボックスでは、住宅の住人がボックスの扉を開放する前に、ボックス内に収容されている荷物がどのようなものか知ることできない。したがって、例えばいたずら等により住宅の住人が受け取りたくない物品が入れられても事前に知ることはできず、扉を開放して確かめざるを得ない。
本発明は、受取ボックス内に入れられた物品が受け取り可能なものか否かを事前に知ることのできる技術を提供することを主たる目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
すなわち、第1の手段は、住宅に設けられ、物品の受け取りに利用される受取ボックスであって、物品受入部に物品が入れられた時に、当該物品が受け取り可能か否かを判別する判別手段を備える受取ボックスである。
物品の受け取りに利用される受取ボックスは、例えば玄関先や勝手口の脇等の戸口の近傍等、ユーザ(住宅の住人)が留守であっても配送業者等が物品を入れやすい場所に設けられることが好ましい。第1の手段の受取ボックスでは、物品はまず物品受入部に入れられ、この時に物品が受け取り可能か否かが判別される。ここで、受け取り可能と判別される物品としては、例えば宅配物、郵送物等が挙げられるが、ユーザ自身は受取ボックス内を確認しなくても、物品が受け取り可能なものであるか否かを事前に知ることができる。
第2の手段は、前記物品受入部と別個に設けられ、前記判別手段により受け取り可能と判別された物品を収容する物品収容部と、前記受け取り可能と判別された物品を、前記物品受入部から前記物品収容部に移動させる移動手段とをさらに備える受取ボックスである。
第2の手段によれば、ユーザは、受取ボックスの物品受入部に入れられた物品のうち受け取り可能と判別されたものだけを物品収容部から受け取ることが可能となる。
第3の手段は、住宅に設けられ、物品の受け取りに利用される受取装置であって、受取ボックスに物品が入れられた時に、当該物品が受け取り可能か否かを判別する判別手段と、当該判別手段により受け取り可能と判別された物品を収容する物品収容部と、前記受け取り可能と判別された物品を、前記受取ボックスから前記物品収容部に移動させる移動手段とを備えるものである。
受取装置としては、住宅に付随して設けられるホームサーバや住宅内ネットワークシステム等を構成要素として好適に利用することができ、その他にもユーザ(住宅の住人)の個人用パソコン等を構成要素として利用することができる。第3の手段によれば、ユーザは、受取ボックスに入れられた物品のうち受け取り可能と判別されたものだけを物品収容部から受け取ることが可能となる。
第4の手段では、前記受取ボックスは、物品が入れられた時に、前記物品に付与された物品情報を読み取る物品情報読取部を備え、前記判別手段は、前記物品情報読取手段が読み取った物品情報と、予め規定された規定内容とが一致する場合、受け取り可能な物品と判別する。
第4の手段では、例えば宅配物、郵送物等の受け取り可能と判別される物品の大きさ・形状・色・重量・外装の文字等の内容を予め規定しておく。そして、物品が入れられた時に読み取った物品情報がその規定内容と一致する場合に受け取り可能な物品と判別する。これにより、ユーザは規定内容と一致する受け取り可能な物品のみを受け取ることができる。
第5の手段は、今後配送される物品の物品情報を取得する物品情報取得手段をさらに備え、前記物品情報読取部は、前記物品に対して取り付けられた標示片に付与された物品情報を読み取るものであり、前記判別手段は、前記物品情報読取部が読み取った物品情報と、前記物品情報取得手段が取得している物品情報とが一致する場合、受け取り可能な物品と判別する。
例えば物品が宅配の食材であり、食材の種類・分量・賞味期限・価格等の物品情報が付与された標示片が取り付けられた場合、この物品情報を事前に取得しておき、食材が入れられた時に受取ボックスで読み取るようにすれば、配送が予定されていた食材が実際に配送されたか否かを確認することができる。あるいは、物品が書留の郵送物であり、差出人・差出日・受取人住所等の物品情報が付与された標示片が取り付けられた場合、この物品情報を事前に取得しておき、物品が入れられた時に受取ボックスで読み取るようにすれば、配送が予定されていた郵送物が実際に配送されたか否かを確認することができる。
第6の手段は、前記判別手段により受け取り可能な物品と判別されなかった場合、警告を行う警告部をさらに備える。
第6の手段によれば、配送業者による物品の入れ間違いや、いたずら等を防止することができる。
第7の手段は、前記物品情報読取部により読み取られた物品情報を配送業者が認識可能に表示する表示手段をさらに備える
第7の手段によれば、配送業者が受取ボックスに入れた物品の情報を確認することができ、入れ間違い等の防止が可能となる。
第8の手段は、前記受取ボックスの前面に設けられた第1扉を解錠する解錠手段をさらに備え、当該解錠手段は、暗証番号を入力する入力部を有し、事前に決定された暗証番号が当該入力部から入力された場合にのみ第1扉の解錠を行う。
第8の手段によれば、暗証番号を事前に知っているユーザや配送業者のみが受取ボックスを開放することができ、いたずら等を有効に防止することができる。
第9の手段では、前記受取ボックスは、前面に設けられた第1扉と、ボックス内に設けられ前記物品収容部に通じる第2扉と、物品が入れられた時に、前記物品に付与された物品情報を読み取る物品情報読取部とをさらに備え、前記物品情報読取部が読み取った物品情報と、予め規定された規定内容とが一致した場合にのみ第2扉が開放される。
受取ボックス内部に設けられた第2扉により物品収容部が区分されている場合、事前に取得された物品情報と読み取られた物品情報とが一致した場合にのみ第2扉を開放するようにすれば、ユーザは規定内容と一致する受け取り可能な物品のみを受け取ることができる。
第10の手段では、前記物品収容部は、物品の保存温度に応じて複数備えられており、前記受取ボックスは、物品が入れられた時に、前記物品に対して取り付けられた標示片に付与された保存温度の情報を読み取る保存温度情報読取部と、当該保存温度情報読取部が読み取った保存温度に応じた物品収容部を配送業者が認識可能に表示する収容部表示部とをさらに備える。
例えば食材のように、物品に適した保存温度の情報が物品情報に含まれており、受取ボックスが異なる保存温度の物品収容部を備えている場合、第10の手段では、配送業者に対して各物品を受取ボックスのどの収容部に収容すればよいのかが表示されるため、配送業者の仕分けの手間が容易化される。
第11の手段は、今後配送される物品の物品情報を取得する物品情報取得手段をさらに備え、当該物品情報取得手段が取得している物品情報をユーザが認識可能に表示する表示手段をさらに備える。
今後配送される物品情報が、キッチンに設けられたモニタや携帯端末の表示パネル等で表示されれば、ユーザはどのような物品が配送されるかを事前に知ることができ、利便性が向上する。
第12の手段では、前記物品は食材である。そして、調理予定の食事に適用される予定献立を記憶している予定献立記憶手段と、前記予定献立に基づき購入が必要な食材を算出する購入食材算出手段と、調理者が調理を開始することが可能な時刻を記憶している調理開始時刻記憶手段と、前記購入食材の配送業務に必要な時間を記憶している配送業務時間記憶手段と、前記調理開始時刻記憶手段に記憶されている調理開始時刻と、前記配送業務時間記憶手段に記憶されている配送業務時間とに基づくタイミングで配送業者に前記購入食材を発注する発注手段とをさらに備える。
ライフスタイルの多様化により、調理者たるユーザが調理を開始することが可能な時刻は様々に異なるが、献立に利用する食材が調理開始可能時刻に合せて配送されることが好ましい。また、配送業者側では、発注を受けてから配送が完了するまで、食材調達、梱包、運搬等の配送業務に時間がかかるため、これらの時間を考慮する必要がある。この点、第12の手段では、調理開始が可能な時刻と、配送業務時間とを考慮したタイミングで配送業者に食材を発注する。例えば、調理開始可能時刻が午後7時で、配送業務に必要な時間が3時間であれば、少なくとも午後4時までには自動的に発注を行う。これにより、その時間にユーザ自身が発注処理を行う必要がないとともに、調理開始可能時刻に合せた適切なタイミングで配送が完了することとなり、ユーザの利便性が向上する。
第13の手段では、前記予定献立記憶手段は、所定期間内に実施される複数の食事に適用される予定献立を記憶しており、前記配送業者が配送を実施する所定間隔を記憶している配送間隔記憶手段をさらに備え、前記発注手段は、前記配送間隔に基づき、各配送実施時に配送が必要な複数の食事のための食材を発注する。
例えば、月曜日から水曜日までの3日間(所定期間内)に実施される食事として「月曜日〜水曜日の各朝食、月曜日・水曜日の各昼食、月曜日〜水曜日の各夕食」に適用される予定献立が記憶されており、配送業者が配送を実施する曜日・時刻(所定間隔)として、「月曜日・午後5時、水曜日・午後5時」が記憶されているとする。この場合、「月曜日・午後5時」の配送実施時に配送が必要な食材は「月曜日の夕食、火曜日の朝食・夕食、水曜日の朝食・昼食」用のものであり、「水曜日・午後5時」の配送実施時に配送が必要な食材は「水曜日の夕食」用のものである(なお、夕食の調理開始可能時刻が午後5時より前の場合は変わり得る)。第13の手段では、各配送実施時に配送が必要な食材を発注するため、調理に使用する食材の過不足を抑えることができ、ユーザの利便性をさらに向上させることが可能となる。
第14の手段は、前記予定献立を自動作成する予定献立作成手段をさらに備え、当該予定献立作成手段は、前記発注手段の発注前であり、かつ前記購入食材算出手段の算出が終了する時点までに前記予定献立を作成する。
予定献立を作成する手法としては種々の従来技術(例えば、特開2002−92307号公報に記載の技術)を用いることができるが、予定献立の作成が、食材の発注前、かつ購入食材の算出が終了するまでに行われていれば、適切なタイミングで食材発注を実行することが可能となる。
第15の手段は、ユーザの健康状態を示す情報を日ごとに取得する健康状態取得手段をさらに備え、前記予定献立作成手段は、前記取得された健康状態を考慮して献立を作成する。
ユーザの健康状態は日々変化することが多い。第15の手段では、健康状態取得手段により、健康状態を示す情報を日ごとに取得する。健康状態取得手段としては、例えば便器内に設置されてユーザの排泄物から血糖値等の測定を行う機器や、ユーザが便座に着座したときの足裏位置及び便座に設置されてユーザが便座を使用している間に体重、体脂肪、脈拍、体温及び骨密度を測定するセンサや、ユーザの体重、体脂肪、脈拍、体温及び骨密度を測定する体脂肪計付き体重計や床に設置したセンサ等を採用することができる。これにより、最新の健康状態を考慮した適切な献立を作成することができる。
第16の手段は、ユーザの消費カロリーを示す情報と当該情報が取得される時刻とを対応付けて取得する消費カロリー取得手段と、ユーザのスケジュールを記憶しているスケジュール記憶手段とをさらに備え、前記予定献立作成手段は、現時点以前のスケジュールに含まれており前記消費カロリー情報が取得された時刻から把握される活動内容と、現時点より後のスケジュールに含まれる活動内容とを対応させ、前記取得された消費カロリーに基づいて摂取必要カロリーを算出し、当該摂取必要カロリーを考慮して献立を作成する。
第16の手段では、例えば歩数計で計測された歩数から算出された消費カロリーを取得し、その消費カロリーが取得された時刻と、その時刻に対応するスケジュールとに基づいて、どのような活動内容でどの程度のカロリーが消費されたのかの実績が把握される。例えば、過去のスケジュールでは月曜日の午前5時半〜午前6時半に「ジョギング」を行っていたとされ、その時間に消費されたカロリーが600キロカロリーと算出された場合、「ジョギング」での消費カロリーは「10キロカロリー/分」という実績が把握される。そして、将来のスケジュールで水曜日に「ジョギング」を30分行う予定が含まれていれば、その時間の消費カロリーは300キロと算出される。このようにして、1日の活動内容全般に亘って、過去の活動内容における消費カロリー実績を対応させれば、どのくらいの摂取カロリーが必要かを算出することができ、ユーザの必要摂取カロリーに応じた献立を作成することが可能となる。
第17の手段は、ユーザが過去にとった食事の献立、及び予定が確定された食事の献立を取得する献立取得手段をさらに備え、前記予定献立作成手段は、現時点以前の所定期間内にとった食事の献立、及び現時点より後の所定期間内にとる予定の食事の献立を除いて献立を作成する。
ユーザが過去にとった食事の献立は、例えば学童が通う学校の給食履歴や、ユーザが携帯する携帯端末から入力された食事内容等から把握される。また、予定が確定された食事の献立は、学校の給食履歴や食事会のメニュー等から把握される。第17の手段では、これら把握された献立のうち所定期間内(例えば10日以内、二週間以内等)のものを除いて献立を作成する。これにより、同じ献立が短期間に繰り返されることを防止できる。
第18の手段では、前記予定献立作成手段は、現時点より後の各ユーザのスケジュールから把握される献立作成対象人数を考慮して献立を作成する。
第18の手段によれば、例えば家族の一部メンバーが外食等で欠ける場合や、来客で人数が増える場合にも対応した献立を作成することができる。
第19の手段は、前記現時点より後のスケジュールが変更された場合、変更されたスケジュールから把握される献立作成対象人数を考慮して献立を再作成する。
第19の手段によれば、食事を取る人数が変更した場合にも柔軟に対応することが可能となる。
第20の手段は、食材保管庫に保管されている食材の情報を取得する保管食材情報取得手段をさらに備え、前記購入食材算出手段は、前記保管食材情報を考慮して、前記購入が必要な食材を算出する。
食材保管庫としては、冷蔵庫、冷凍庫及び常温保存用収納庫等が挙げられる。また、保管食材情報取得手段としては、食材撮像装置や、食材に取り付けられたバーコード又は無線タグの情報を読み取る読取装置等が挙げられ、食材の識別情報・種類・分量・賞味期限等の情報を取得する。第20の手段によれば、食材保管庫に存在し使用可能な食材が除外されるため、無駄な購入を抑えることができる。
以下に、一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、図1は、システムの全体構成の概略を示す。
本システムにおいて、住宅1内に設けられたホームサーバ20は、主として献立作成処理と、購入食材計算処理と、食材発注処理と、食材受取処理とを実行する機能を有するものであり、システム全体の制御を統括する。
ホームサーバ20は、住宅内ネットワーク線によって、トイレ内設備11と、風呂内設備12と、入力端末13と、表示端末14と、受取ボックス15と、保管庫16とに接続されている。
トイレ内設備11は、便器内に設置されてユーザの排泄物から血糖値等の測定を行う機器や、ユーザが便座に着座したときの足裏位置及び便座に設置されてユーザが便座を使用している間に体重、体脂肪、脈拍、体温及び骨密度を測定するセンサ等である。風呂内設備12は、ユーザの体重、体脂肪、脈拍、体温及び骨密度を測定する機器であり、体脂肪計付き体重計や床に設置したセンサ等を採用することができる。また、入力端末13は、タッチパネルディスプレイに操作メニュー等を表示するとともに、そのタッチパネルディスプレイの画面タッチに伴いユーザによる入力操作を受付けるものである。これらトイレ内設備11及び風呂内設備12により測定されたデータと、入力端末13からユーザにより入力されたデータは、ホームサーバ20に送信される。
ホームサーバ20からは、表示端末14に各種情報が送信され、送信された情報は表示端末14にて画像、映像又は音声により表示される。また、ホームサーバ20は、受取ボックス15及び保管庫16との間でデータのやり取りが可能となっている。
受取ボックス15は、配送された食材を一時的に保管するために使用されるものである。図2(a)に例示するように、受取ボックス15は、玄関ドア17の脇に設けられている。受取ボックス15の扉15aには解錠装置15bが備えられ、この解錠装置15bに暗証番号を入力すると、ボックスの扉15aが解錠される。これにより、食材集配業者は、ユーザが在宅していなくても食材を納めることができる。図2(b)に例示するように、受取ボックス15の内部は、冷蔵部151、冷凍部152及び常温部153に分割されている。受取ボックス15の扉15aの内側には、バーコード読取装置15c又は無線受信装置15cが設けられており、収納される食材に添付されたバーコードや無線タグから情報を読み取ることができる。受取ボックス15の扉15aの内側には、冷蔵部151、冷凍部152及び常温部153の位置に対応した表示パネル15dが設けられ、各食材の情報が読み取られると、冷蔵部151、冷凍部152又は常温部153のどの位置に収納すればよいのかが表示される。これにより、食材集配業者は、各食材を適切な位置に納めることができる。一方、収納が予定されていない食材の情報が読取られた場合は、表示パネル15dで警告が表示され、食材集配業者がその食材を収容することが防止される。また、冷蔵部151、冷凍部152及び常温部153のそれぞれの奥壁は、住宅1内の玄関側から開閉可能とされ、ユーザは玄関側から食材を取り出すことができる。
保管庫16は、冷蔵庫、冷凍庫及び常温保存用収納庫等、食材を保管するために使用されるものであり、通常はキッチンに設置されている。保管庫16にも、バーコード読取装置又は無線受信装置が設けられ、庫内に保管されている食材の情報を把握することができる。
また、ホームサーバ20は、外部の通信網を介して、学校のサーバ31、職場のサーバ32、病院のサーバ33、携帯端末34及び食材集配業者のサーバ35とも情報交換が可能となっている。なお、学校サーバ31、職場サーバ32及び病院サーバ33からは個人情報が送信されるため、専用線を介することが好ましい。
学校サーバ31にはユーザの健康診断結果や給食内容の詳細情報等が蓄積され、職場サーバ32にも健康診断結果の情報等が蓄積されている。また、病院サーバ33には健康診断結果に加え、病歴、アレルギー等の健康に関する情報が蓄積されている。これら情報へのアクセス要求がホームサーバ20から送信されることにより、必要な情報が適宜取得される。
携帯端末34は、ボタン等による入力操作が可能であるとともに歩数計測機能を有し、小型で携帯しても邪魔になりにくくかつ常備しやすいものである。例えば、ベルトに装着可能なベルト装着式携帯端末34や、腕時計に歩数計機能を付加した構成の腕時計式携帯端末34や、携帯端末34本体にネックチェーンを取り付けた構成のペンダント式携帯端末34や、同携帯端末34本体にバネフックやバッジピンを取り付けた構成のバッジ式携端末等として具現化することが考えられる。また、スマートキーシステムで使用される電子キーを携帯端末34として用いたり、日常的に使用される携帯電話を携帯端末34として用いたり、通信機能を有するICカードを携帯端末34として用いたりすることもできる。携帯端末34から入力された情報や計測された歩数が、ホームサーバ20からの要求等に応じて、適宜送信される。
食材集配業者サーバ35は、食材集配業者に付随して設けられているが、本実施形態における食材集配業者は、複数の食材業者(食材調達元)から必要な種類・分量の食材を調達し、調達した食材をまとめてユーザ(配送先)に配送する。そして食材集配業者サーバ35は、各食材業者(食材調達元)から得た旬の食材、安売り食材等の情報を記憶している。また、食材調達のために必要な時間(又は食材調達開始時間)や、梱包に必要な時間や、運搬に必要な時間等の配送業務時間の情報も蓄積している。これら情報は、ホームサーバ20からアクセス要求信号が送信されることにより適宜取得される。さらに、食材集配業者サーバ35は、食材配送準備処理を実行する機能を有し、この処理のために、ユーザ(配送先)の氏名、住所、電話番号、ホームサーバ20のIPアドレス等のデータが蓄積されている。また、ホームサーバ20から送信された発注食材の情報が蓄積され、この情報に基づいて業者は食材を調達し配送準備を行うことが可能となる。
次に、本実施形態のシステムにおいて実行される処理について概要を説明する。図3に示すように、ホームサーバ20では、(1)献立作成処理と、(2)購入食材計算処理と、(3)食材発注処理とが実行される。献立作成処理は、所定期間ごとに実行される。献立作成処理が終了すると、続けて購入食材計算処理が実行される。一方、食材発注処理は、ユーザが食材を受取ることが可能な日ごとに実行される。食材発注処理が終了すると、食材集配業者サーバ35へ発注情報が送信され、食材集配業者サーバ35は(4)食材配送準備処理を実行することが可能となる。食材配送準備処理が終了すると、適切な時刻に食材が配送され、受取ボックス15で(5)食材受取処理が実行される。以下、これら(1)〜(5)の各処理について詳細に説明する。
(1)献立作成処理
献立作成処理は、所定期間ごとに実行されるが、この所定期間はユーザにより任意に設定される。なお、本実施形態では、献立作成処理の開始時刻を一定の所定時刻に設定し、同日に食材発注処理が行われる場合に合わせて一律化している。献立作成処理が開始される所定時刻は、食材発注処理の開始時刻を考慮して設定されるが、図3に示すように、この食材発注処理の開始時刻は、配送業務時間(食材調達、梱包、運搬等に必要な時間。食材集配業者サーバ35から取得)を考慮して設定される。例えば、食材調達開始時刻(例えば午前11時に調達開始)を考慮すると、午前11時より前に食材発注処理が完了していなければならず、さらにその前に献立作成処理が開始される必要がある。このようにして献立作成処理を開始する所定時刻が設定される。本実施形態では、火曜日・木曜日・土曜日の午前9時に、献立作成処理を開始するものとする。
ホームサーバ20は、献立作成プログラムに基づいて、各ユーザに適した献立を作成する処理を実行する。ホームサーバ20には、献立データベースが記憶されており、種々条件に沿った最適な献立をデータベースから抽出する。抽出方法としては、種々の従来方法を用いることができる(例えば、特開2002−92307号公報)。本実施形態では、抽出手順として、最初に必要摂取カロリーと栄養素を算出するが、病気やアレルギー等によるカロリー制限や食材制限が考慮される。この算出に用いられる情報は、以下のものである;
・トイレ内設備11によって測定される血糖値、体重、体脂肪、脈拍、体温及び骨密度、
・風呂内設備12によって測定される体重、体脂肪、脈拍、体温及び骨密度、
・学校サーバ31から取得される健康診断結果の情報、
・職場サーバ32から取得される健康診断結果の情報、
・病院サーバ33から取得される健康診断結果、病歴、アレルギー等の情報、
・携帯端末34によって計測される歩数、
・ホームサーバに蓄積されている各ユーザのスケジュール(過去の所定期間分も含む)
本実施形態では、トイレ内設備11によって測定される値と、風呂内設備12によって測定される値を用いて算出を行うため、日々変化する最新の健康状態に対応した献立を作成することができる。また、計測された歩数に基づき消費カロリーを計算し、その歩数が計測された時点に対応する過去のスケジュールからどのような活動をしてどれだけのカロリーを消費したかを把握する。そして、将来のスケジュールに含まれている同様の活動内容と照応させ、必要摂取カロリーを計算する。例えば、過去のスケジュールでは月曜日の午後5時〜午後6時に「散歩」を行っていたとされ、その時間に消費されたカロリーが300キロカロリーと算出された場合、「散歩」での消費カロリーは「5キロカロリー/分」という実績が把握される。そして、将来のスケジュールで水曜日に「散歩」を30分行う予定が含まれていれば、その時間の消費カロリーは150キロと算出される。このようにして、1日の活動内容全般に亘って、過去の活動内容における消費カロリー実績を対応させれば、どのくらいの摂取カロリーが必要かを算出することができ、ユーザの必要摂取カロリーに応じた献立を作成することが可能となる。
次に、以下の情報を取得し、所定期間内(例えば過去10日以内)に実施した献立を繰り返すことがないように、かつ既に予定されている献立と重複しないように考慮しながら、最適な献立を抽出する;
・食材集配業者サーバ35に記憶されている旬の食材、安売り食材等の情報、
・学校サーバ31に記憶されている給食の献立履歴及び予定献立情報、
・携帯端末34から入力される食事(外食)内容の情報、
・ホームサーバ20に記憶されている過去の献立履歴、
・ホームサーバに記憶されている各ユーザの予定スケジュール(献立作成の対象人数)、
・ホームサーバに記憶されている調理者ユーザの調理開始可能時刻、
・入力端末13から入力される料理ジャンルの情報(「和風」「中華」「洋風」等の情報)、ユーザ優先情報(高齢者用の献立を優先する、幼児用の献立を優先する等)。
なお、1回の食事では使い切れない食材を使用する場合、作成対象期間内に複数回その食材を使用する献立を作成し、所定期間内にその食材を使いきるようにしておくことが好ましい。
上記のように作成された献立は、ホームサーバ20に蓄積される。本実施形態における献立作成例が、図4に例示されている。この献立は、3人のユーザ(住宅1の住人)を対象にして作成したものである。本実施形態では、火曜日・木曜日・土曜日の午前9時に献立作成処理を開始し、配送は夕食調理開始時刻に合わせて夕方に行われる。したがって、図4(a)に示すように、火曜日に「火曜日の夕食〜木曜日の昼食の献立」を作成し、木曜日に「木曜日の夕食〜土曜日の昼食の献立」を作成し、土曜日に「土曜日の夕食〜次週の火曜日の昼食の献立」を作成する。図4(b)の「献立」欄では、1週間に亘り朝食・昼食・夕食の献立が作成された例を示している。なお、この例では、「月曜日の朝食〜火曜日の昼食の献立」は前週の土曜日に作成されており、日曜日の昼食・夕食は外食の予定で献立は作成されていない。
(2)購入食材計算処理
上記献立作成処理が終了する度に、続けてホームサーバ20は、購入食材計算プログラムに基づいて、新たに購入が必要な食材を計算する。この場合、例えば火曜日の献立作成処理が終了し「火曜日の夕食〜木曜日の昼食の献立」が作成されていれば、それに基づいて購入が必要な食材をまとめて計算する。
この購入食材計算処理に使用される情報は、以下のものである;
・献立作成処理で作成された献立、
・冷蔵庫、冷凍庫及び常温保存用収納庫等の保管庫16に保管されている食材情報。
なお、食材情報には、食材の種類・分量・賞味期限が含まれており、残り少なくなった食材や賞味期限が近づいている食材についても追加購入の必要があると計算される。
図4(b)に、計算された購入食材が例示されている。図4(b)では、「購入食材・使いきり系」欄で少なくとも2〜3日程度以内に使い切る必要がある食材(主として生鮮食品)が示され、「購入食材・ストック系」欄で長期保存が可能な食材が示されている。各欄では、朝食・昼食用に購入する食材と、夕食用に購入する食材を区別して示している。各食材は「A1」「B1」「C2」「D3」等、「a1」「b3」「c3」等の記号で示されているが、「A」「a」等のアルファベットは食材の種類及び分量を表し、「1」等の数字は「冷蔵」「冷凍」「常温保存」の別を表している(「1」は「冷蔵」、「2」は「冷凍」、「3」は「常温保存」に対応する)。
上記のように購入食材計算処理が終了した後に、ユーザの食事予定が変更する場合も考えられる。例えば、購入食材計算処理を実行した時点では翌日の夕食は3人のユーザ全員で取る予定だったのが、あるユーザが欠けたり来客で人数が増えたりすることも考えられる。このような場合は、ユーザが入力端末13から変更情報を入力することで、再度献立作成処理から実行し直すことが可能である。但し、予定変更日の食材発注処理が行われる前に実行し直さないと、変更前の献立に基づいたまま発注が行われてしまう。
(3)食材発注処理
食材発注処理は、上記購入食材計算処理が実行されたことを条件に、ユーザが食材を受取ることが可能な日ごとに所定時刻に開始される。この所定時刻は上述の通り、集配業者が食材を調達する時間や、調達した食材を配送するのに必要な時間等を考慮して設定される。図4(b)の「受取可否」欄に受取可能な日が示されており、月曜日、火曜日、…土曜日の各午前10時に食材発注処理が実行開始される。
また、図4(b)の例においては、受取可能日に、夕食調理開始時刻に合わせて夕方1回だけ食材の配送が行われる。すると、発注が必要な食材は、その日の夕食用の食材と、次の受取可能日の朝食・昼食までに使用される食材となる。例えば、月曜日に購入が必要な食材は、月曜日の夕食に使用される「A1」「C2」「D3」…、「a3」「b3」と、翌日火曜日の朝食・昼食に使用される「A1」「E3」「c3」である。このように計算された発注食材が、図5の「受取食材・使いきり系」欄及び「受取食材・ストック系」欄に例示されている。なお、図5の月曜日の「発注食材・使いきり系」欄には、「A1」が1つしか示されていない。これは、「A1」が1回の食事では使い切れず、2回に亘って使用されるためである。また、土曜日の欄には、土曜日の夕食に必要な食材と、日曜日の朝食に必要な食材と、さらに翌週月曜日の朝食・昼食に必要な食材とが示されているが、これは日曜日が受取可能日でないためである(図4(b)の「受取可否」欄を参照)。
受取可能日ごとに決定された発注食材情報は、食材集配業者サーバ35に送信される。
(4)食材配送準備処理
食材配送準備処理は、上述の発注食材情報を食材集配業者サーバ35が受信すると開始される。
食材集配業者サーバ35は、発注食材情報を送信したホームサーバ20のIPアドレス等に基づいて、サーバ35内に蓄積されているユーザ(配送先)の氏名、住所、電話番号等のデータを取得する。また、発注食材情報に含まれる食材種類及び分量に基づいて食材が調達されると、食材集配業者サーバ35は、各食材又はそれらの容器・包装等に添付するためのバーコード又は無線タグを発行する処理を行う。バーコード又は無線タグには、各食材の識別番号、種類、分量、冷蔵・冷凍・常温保存の別、食材調達元及び価格等の情報が含まれる。さらに、食材集配業者サーバ35は、配送先の受取ボックス15を解錠するための暗証番号を決定する。
また、食材配達業者サーバ35は、配送のために出発する時刻を、ユーザの夕食調理開始時刻に基づいて決定する。本実施形態では、夕食調理開始時刻の1時間前に配送が完了する設定とし、配送に必要な時間を考慮して、出発時刻を決定する。例えば、図4(b)の「夕食調理開始時刻」欄では月曜日の夕食調理開始時刻が19:00と示されている。すると、配送完了時刻は18:00と設定され(図5の「受取時刻」欄の時刻に対応)、また配送に必要な時間は1時間であるため、出発時刻は17:00に決定される。
食材配達業者サーバ35は、バーコード又は無線タグに付与した前記各情報及び受取ボックス15を解錠するための暗証番号と、配送完了時刻(受取時刻)をホームサーバ20に送信する。
(5)食材受取処理
ホームサーバ20に送信された配送食材に関する上記各情報と、配送完了時刻(受取時刻)は、表示端末14で表示される。これにより、ユーザが在宅中であれば、どの食材をいつ受け取ればよいのかを知ることができる。また、上記送信された暗証番号は、ホームサーバ20から受取ボックス15の解錠装置15bに送信されている。
食材集配業者は、ユーザの住宅1(配送先)に到着すると、例えば呼び鈴を鳴らして、ユーザが在宅しているか否かを確認する。ここで、ユーザが在宅していれば、その時刻に食材が配送されることを事前に把握しているため、セールスや不審者等と誤解される虞が小さい。また、どの食材が配送されるかも把握しているため、受け渡しの手間と時間を節約することができる。
一方、ユーザが不在であることが確認されたら、食材集配業者が受取ボックス15の解錠装置15bに暗証番号を入力する。解錠装置15bは、当該入力された暗証番号が、ホームサーバ20から事前に送信された暗証番号と一致すると判定した場合、扉15を解錠する。扉15が解錠されて食材配送業者が食材をボックス15内に納める際、バーコード読取装置15c又は無線受信装置15cが各食材に添付されたバーコード又は無線タグの情報を自動的に読み取る。配送が予定されている食材の情報が読み取られた場合(食材が受け取り可能と判別された場合)は、表示パネル15dで各食材の収納位置が示され、食材集配業者は、各食材を冷蔵部151、冷凍部152又は常温部153の適切な位置に収めることができる。一方、配送が予定されていない食材の情報が読み取られた場合(食材が受け取り可能と判別されなかった場合)は、表示パネル15dで警告が表示され、食材集配業者がその食材を間違えて収容することが防止される。また、読み取られた食材の情報は表示端末14で表示され、これによりユーザは配送が予定されている食材が届いたことを知ることができる。なお、表示パネル15dで警告が表示されたにもかかわらず、予定されていない食材等の物品が収容された場合も、その旨の情報が表示端末14で表示され、ユーザは配送が予定されていない物品が収容されたことを知ることができる。
なお、受取ボックス15は、冷蔵部151及び冷凍部152を有するため、ある程度の日数は保存が可能であり、ユーザが当日に受け取ることができなくても支障はない。しかしながら、本実施形態では、ユーザが受け取り可能な日のみに配送を行うようにしている。これは、できるだけ新鮮な食材を配送するように便宜的に配慮したものである。
(受取ボックスの他の形態)
受取ボックスは、上記実施の形態に限らず、例えば以下に示した形態で実施することもできる。
・上記実施の形態では、食材配送業者が表示パネル15dに表示された情報を参照して各食材を冷蔵部151、冷凍部152又は常温部153の適切な位置に収めていたが、受取ボックス内に小型の搬送用アームやリフト等を備え、自動的に振り分けるようにしてもよい。これにより、食材配送業者の手間及び時間を節約することができる。
・あるいは、図6(a)の玄関スペース簡略平面図に示すように、玄関ドア47の脇の受取ボックス45の奥にベルトコンベア等の搬送路454を設け、冷蔵部451、冷凍部452又は常温部453に自動搬送する構成としてもよい。この構成では、扉45aに加え、ボックス45の奥壁を兼ねる扉45eを設け、扉45eにより搬送路454に通じる構成とし、配送が予定されていない食材の情報が読み取られた場合は扉45eを閉めてその食材が搬送されないようにしてもよい。これにより、ユーザは、配送が予定されていた食材のみを受け取ることが可能となる。なお、この構成においては、搬送路454が移動手段に相当し、ボックス45が物品受入部に相当し、冷蔵部451、冷凍部452又は常温部453が物品収容部に相当する。また、図6(b)の玄関スペース内簡略側面図に示すように、玄関収納46の下に、搬送路454、冷蔵部451、冷凍部452及び常温部453を設ければ、玄関スペースを有効に利用することができる。
・さらに、図7(a)の玄関スペース簡略平面図、及び図7(b)の玄関スペース内・二階スペース内簡略側面図に示すように、受取ボックス55の奥に搬送ダクト58を設け、二階にある保管庫56に食材を自動搬送するようにしてもよい。この場合、受取ボックスの奥壁を兼ねる扉55eを設け、扉55eにより搬送ダクト58に通じる構成としてもよいし、保管庫56に上記搬送路454、冷蔵部451、冷凍部452及び常温部453と同様の構成を備えてもよい。
(その他の実施形態)
・上記実施の形態では、食材購入を前提としていたが、食材を購入せず冷蔵庫、冷凍庫及び常温保存用収納庫に保管されている食材のみを使用する献立を作成してもよい。これにより、食材の無駄を省くことができる。
・上記実施の形態では、旬の食材情報や安売り情報を食材集配業者サーバ35から取得していたが、インターネットから取得してもよい。これにより、より広範囲な情報を集めることができる。
・上記実施の形態では、食材集配業者に食材発注を行うようにしていたが、各食材業者に直接発注を行うようにしてもよい。
・上記実施の形態では、食材配達業者サーバ35からホームサーバ20へ、配送食材の各情報と、配送完了時刻(受取時刻)を送信していたが、ユーザが携帯する携帯端末34へ送信してもよい。あるいは、受取ボックス15で各食材の情報が読取られた時に、その情報を携帯端末34へ送信してもよい。これにより、ユーザは外出していてもどの食材がどの時間に配送される予定か、あるいは配送予定の食材が届いたか(又は配送予定の食材でない物品が収容されたか)を把握することができる。
・上記実施の形態では、受取ボックス15に収容される物品は食材とされていたが、例えば食材以外の宅配物、郵送物等の他の物品が収容される構成としてもよい。この場合、配送予定が事前にわかっている物品に限らず、配送予定が事前にわかっていない物品も収容できるように、扉15aを施錠せずに解錠状態としておく。そして、バーコード読取装置15c又は無線受信装置15cに代えて各種センサを設け、物品の大きさ・形状・色・重量・外装の文字等の情報を読み取る構成とする。また、予め想定可能な物品の大きさ・形状・色・重量・外装の文字等の情報を登録しておく。そして、センサによって読み取られた情報が、予め登録しておいた情報と一致するか否かを判別し、一致しないと判別した場合は、表示パネル15dで警告を表示するとよい。これにより、配送業者による物品の入れ間違いや、いたずらを有効に防止できる。あるいは、ボックス45に奥壁を兼ねる扉45eが設けられている場合、扉45eを閉めてその物品が搬送されないようにしてもよい。これにより、予め登録された情報に一致する物品のみをユーザが受け取ることが可能となる。
システムの全体構成の概略を示す図。 受取ボックスの構成の概略を示す図。 システムが実行する処理の概要を示す図。 献立作成例を示す図。 発注食材の例を示す図。 受取ボックスの他の実施例を示す図。 受取ボックスの他の実施例を示す図。
符号の説明
1…住宅、11…トイレ内設備、12…風呂内設備、13…入力端末、14…表示端末、15…受取ボックス、16…保管庫、20…ホームサーバ、31…学校サーバ、32…職場サーバ、33…病院サーバ、34…携帯端末、35…食材集配業者サーバ。

Claims (20)

  1. 住宅に設けられ、物品の受け取りに利用される受取ボックスであって、
    物品受入部に物品が入れられた時に、当該物品が受け取り可能か否かを判別する判別手段を備える受取ボックス。
  2. 前記物品受入部と別個に設けられ、前記判別手段により受け取り可能と判別された物品を収容する物品収容部と、
    前記受け取り可能と判別された物品を、前記物品受入部から前記物品収容部に移動させる移動手段とをさらに備える請求項1に記載の受取ボックス。
  3. 住宅に設けられ、物品の受け取りに利用される受取装置であって、
    受取ボックスに物品が入れられた時に、当該物品が受け取り可能か否かを判別する判別手段と、
    当該判別手段により受け取り可能と判別された物品を収容する物品収容部と、
    前記受け取り可能と判別された物品を、前記受取ボックスから前記物品収容部に移動させる移動手段とを備える受取装置。
  4. 前記受取ボックスは、物品が入れられた時に、前記物品に付与された物品情報を読み取る物品情報読取部を備え、
    前記判別手段は、前記物品情報読取手段が読み取った物品情報と、予め規定された規定内容とが一致する場合、受け取り可能な物品と判別することを特徴とする請求項3の受取装置。
  5. 今後配送される物品の物品情報を取得する物品情報取得手段をさらに備え、
    前記物品情報読取部は、前記物品に対して取り付けられた標示片に付与された物品情報を読み取るものであり、
    前記判別手段は、前記物品情報読取部が読み取った物品情報と、前記物品情報取得手段が取得している物品情報とが一致する場合、受け取り可能な物品と判別することを特徴とする請求項4に記載の受取装置。
  6. 前記判別手段により受け取り可能な物品と判別されなかった場合、警告を行う警告部をさらに備える請求項4又は5に記載の受取装置。
  7. 前記物品情報読取部により読み取られた物品情報を配送業者が認識可能に表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項4から6のいずれか1つに記載の受取装置。
  8. 前記受取ボックスの前面に設けられた第1扉を解錠する解錠手段をさらに備え、
    当該解錠手段は、暗証番号を入力する入力部を有し、事前に決定された暗証番号が当該入力部から入力された場合にのみ第1扉の解錠を行うことを特徴とする請求項3から7のいずれか1つに記載の受取装置。
  9. 前記受取ボックスは、前面に設けられた第1扉と、ボックス内に設けられ前記物品収容部に通じる第2扉と、物品が入れられた時に、前記物品に付与された物品情報を読み取る物品情報読取部とをさらに備え、
    前記物品情報読取部が読み取った物品情報と、予め規定された規定内容とが一致した場合にのみ第2扉が開放されることを特徴とする請求項5から8のいずれか1つに記載の受取装置。
  10. 前記物品収容部は、物品の保存温度に応じて複数備えられており、
    前記受取ボックスは、物品が入れられた時に、前記物品に対して取り付けられた標示片に付与された保存温度の情報を読み取る保存温度情報読取部と、当該保存温度情報読取部が読み取った保存温度に応じた物品収容部を配送業者が認識可能に表示する収容部表示部とをさらに備えることを特徴とする請求項3から9のいずれかに記載の受取装置。
  11. 今後配送される物品の物品情報を取得する物品情報取得手段をさらに備え、
    当該物品情報取得手段が取得している物品情報をユーザが認識可能に表示する表示手段をさらに備える請求項3から10のいずれか1つに記載の受取装置。
  12. 前記物品は食材であり、
    調理予定の食事に適用される予定献立を記憶している予定献立記憶手段と、
    前記予定献立に基づき購入が必要な食材を算出する購入食材算出手段と、
    調理者が調理を開始することが可能な時刻を記憶している調理開始時刻記憶手段と、
    前記購入食材の配送業務に必要な時間を記憶している配送業務時間記憶手段と、
    前記調理開始時刻記憶手段に記憶されている調理開始時刻と、前記配送業務時間記憶手段に記憶されている配送業務時間とに基づくタイミングで配送業者に前記購入食材を発注する発注手段とをさらに備える請求項3から11のいずれか1つに記載の受取装置。
  13. 前記予定献立記憶手段は、所定期間内に実施される複数の食事に適用される予定献立を記憶しており、
    前記配送業者が配送を実施する所定間隔を記憶している配送間隔記憶手段をさらに備え、
    前記発注手段は、前記配送間隔に基づき、各配送実施時に配送が必要な複数の食事のための食材を発注することを特徴とする請求項12に記載の受取装置。
  14. 前記予定献立を自動作成する予定献立作成手段をさらに備え、
    当該予定献立作成手段は、前記発注手段の発注前であり、かつ前記購入食材算出手段の算出が終了する時点までに前記予定献立を作成することを特徴とする請求項12又は13に記載の受取装置。
  15. ユーザの健康状態を示す情報を日ごとに取得する健康状態取得手段をさらに備え、
    前記予定献立作成手段は、前記取得された健康状態を考慮して献立を作成することを特徴とする請求項14に記載の受取装置。
  16. ユーザの消費カロリーを示す情報と当該情報が取得される時刻とを対応付けて取得する消費カロリー取得手段と、
    ユーザのスケジュールを記憶しているスケジュール記憶手段とをさらに備え、
    前記予定献立作成手段は、現時点以前のスケジュールに含まれており前記消費カロリー情報が取得された時刻から把握される活動内容と、現時点より後のスケジュールに含まれる活動内容とを対応させ、前記取得された消費カロリーに基づいて摂取必要カロリーを算出し、当該摂取必要カロリーを考慮して献立を作成することを特徴とする請求項14又は15に記載の受取装置。
  17. ユーザが過去にとった食事の献立、及び予定が確定された食事の献立を取得する献立取得手段をさらに備え、
    前記予定献立作成手段は、現時点以前の所定期間内にとった食事の献立、及び現時点より後の所定期間内にとる予定の食事の献立を除いて献立を作成することを特徴とする請求項14から16のいずれか1つに記載の受取装置。
  18. 前記予定献立作成手段は、現時点より後の各ユーザのスケジュールから把握される献立作成対象人数を考慮して献立を作成することを特徴とする請求項16又は17に記載の受取装置。
  19. 前記現時点より後のスケジュールが変更された場合、変更されたスケジュールから把握される献立作成対象人数を考慮して献立を再作成することを特徴とする請求項18に記載の受取装置。
  20. 食材保管庫に保管されている食材の情報を取得する保管食材情報取得手段をさらに備え、
    前記購入食材算出手段は、前記保管食材情報取得手段により取得された保管食材情報を考慮して、前記購入が必要な食材を算出することを特徴とする請求項13から19のいずれか1つに記載の受取装置。
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