JP2005164054A

JP2005164054A - 健康管理冷蔵庫、および健康管理システム

Info

Publication number: JP2005164054A
Application number: JP2003399898A
Authority: JP
Inventors: Masayuki Kishimoto; 真幸岸本
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 2003-11-28
Filing date: 2003-11-28
Publication date: 2005-06-23

Abstract

【課題】この発明は、ユーザの健康管理を実現できる健康管理冷蔵庫、および健康管理システムを提供することを課題とする。
【解決手段】健康管理システム１は、健康管理冷蔵庫２のホームサーバ３とインターネット１０を介して接続した健康管理サーバ４を有する。冷蔵庫２の無線ＩＣタグリーダ７が庫内にある全ての食品に付与された無線ＩＣタグ６と通信し、各食品の情報を定期的に読み取る。健康管理サーバ４は、冷蔵庫２が読み取った情報に基づいてデータベースと照合し、冷蔵庫２が消費した食品を特定してその栄養成分や消費エネルギーを集計する。そして、サーバ４がユーザの栄養摂取状況を把握し、摂取すべき食品に関するＣＭを冷蔵庫２で表示する。
【選択図】図１

Description

この発明は、食品を冷蔵する健康管理冷蔵庫、およびこの冷蔵庫を用いた健康管理システムに関する。

従来、非接触ＩＣタグの付いた食品を最適な条件で冷蔵する冷蔵庫が知られている（例えば、特許文献１参照。）。この冷蔵庫では、冷蔵庫内に存在する食品のパッケージや容器に付けられた非接触ＩＣタグの情報を定期的に読み取ることにより、賞味期限の警告や献立・買い物の提案をする。

しかし、この冷蔵庫では、非接触ＩＣタグに記載された栄養データを時系列で取得できるものの、例えば、ユーザの健康を考えたサービスの提供などはなく、満足のいくサービスを提供できていなかった。
特開２００１−３１７８６２

この発明の目的は、ユーザの健康管理を実現できる健康管理冷蔵庫、および健康管理システムを提供することにある。

上記目的を達成するため、本発明の健康管理冷蔵庫は、各食品に固有のＩＤ情報を記憶して該当する食品にそれぞれ付与された無線ＩＣタグと無線通信し、庫内にある全ての食品のＩＤ情報を読み取る無線タグリーダと、各食品に含まれる栄養成分や消費カロリーなどの食品に関する情報を予め記憶した記憶部と、上記無線タグリーダを介して各食品から定期的に読み取ったＩＤ情報に基づいて一定期間内に消費した食品を特定し、特定した食品の上記食品情報を上記記憶部から読み出して、読み出した食品情報に基づいてユーザの栄養摂取状況を分析する分析処理部と、を備えている。

また、本発明の健康管理システムは、冷蔵庫を管理する第１のサーバと、インターネットを介して上記第１のサーバに接続した第２のサーバと、各食品に含まれる栄養成分や消費カロリーなどの食品に関する情報を予め記憶した記憶部と、を有し、上記冷蔵庫が、各食品に固有のＩＤ情報を記憶して該当する食品にそれぞれ付与された無線ＩＣタグと無線通信し、庫内にある全ての食品のＩＤ情報を読み取る無線タグリーダを備え、上記第１のサーバが、上記無線タグリーダを介して各食品から定期的に読み取ったＩＤ情報をインターネットを介して上記第２のサーバへ送信し、上記第２のサーバが、上記第１のサーバから送信されたＩＤ情報に基づいて一定期間内に上記冷蔵庫において消費した食品を特定し、特定した食品の上記食品情報を上記記憶部から読み出して、読み出した食品情報に基づいて上記冷蔵庫のユーザの栄養摂取状況を分析する分析処理部を備えている。

上記発明によると、各食品に付与された無線ＩＣタグを無線タグリーダによって定期的に読み取り、冷蔵庫から取出して消費したとみなされる食品を特定し、冷蔵庫のユーザの食品摂取状況を分析する。

この発明の健康管理冷蔵庫、および健康管理システムは、上記のような構成および作用を有しているので、分析処理部がユーザの栄養摂取状況を分析し、この分析結果に基づくユーザの健康管理が可能となる。

以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
図１には、この発明の実施の形態に係る健康管理システム１（以下、単に、システム１と称する）の概略図を示してある。ここでは、庫内にある全ての食品に付与された無線ＩＣタグに予め記憶された食品情報を取得し、インターネットを介して接続した健康管理サーバが栄養成分や消費カロリーに関するデータを解析し、解析結果に応じてユーザに対する警告や商品のコマーシャル（ＣＭ）を表示するシステム１について説明する。

システム１は、ユーザが所有および使用する健康管理冷蔵庫２（以下、単に、冷蔵庫２と称する）、冷蔵庫２を管理するホームサーバ３（第１のサーバ）、およびインターネット１０を介してホームサーバ３と接続した健康管理サーバ４（第２のサーバ）を有する。また、システム１は、市場に流通している全ての食品に含まれる栄養成分や消費カロリーなど食品に関する情報（食品情報）を予め登録して記憶した食品情報テーブル（表５を用いて後に詳述する）を保持したデータベース５（記憶部）を有する。食品情報テーブルを保持したデータベース５は、健康管理サーバ４に接続されており、新たな食品が開発されて流通された場合には、その食品に関する食品情報がこのテーブルに追加登録されるようになっている。

尚、このシステム１は、流通している全ての食品に無線ＩＣタグ６が予め付与されていることを前提として提供される。無線ＩＣタグ６は、各食品に固有の食品ＩＤ（ＩＤ情報）、栄養成分、消費カロリーなどの食品情報を予め記憶しており、無線通信機能を備えている。この無線ＩＣタグ６は、例えば、食品のパッケージや容器に貼り付けられている。

冷蔵庫２は、庫内にある全ての食品に付与されている無線ＩＣタグ６と無線通信することにより、無線ＩＣタグ６に記憶されている食品情報を読み取る無線ＩＣタグリーダ７（無線タグリーダ）を有する。無線ＩＣタグリーダ７は、冷蔵庫２内の複数個所に設置され、その通信可能エリア内に存在する全ての食品に付与されている無線ＩＣタグ６と通信する。また、冷蔵庫２は、インターネット１０を介して健康管理サーバ４から送信される警告メッセージやＣＭ内容をユーザに対して表示する表示パネル等の出力装置８（表示部）を備えている。

冷蔵庫２を管理するホームサーバ３は、後に表２を用いて説明する取得食品情報テーブルを保持したデータベース１１、および後に表３を用いて説明する取得ＩＤテーブルを保持したデータベース１２を有する。尚、冷蔵庫２のデータベース１１は、本発明の記憶部としても機能する。

また、健康管理サーバ４は、上述した食品情報テーブルを保持したデータベース５の他に、後に表４を用いて説明する消費栄養テーブルを保持したデータベース１３、後に表６を用いて説明する診断情報テーブルを保持したデータベース１４、後に表７を用いて説明するＣＭテーブルを保持したデータベース１５、および後に表１を用いて説明する登録情報テーブルを保持したデータベース１６を有する。

以下、上述したシステム１による処理手順（１）〜（５）について説明する。
（１）初期登録
まず、このシステム１を利用するユーザが健康管理サーバ４に対しユーザ登録を行う。この際、ユーザが登録する登録情報は、登録番号、ユーザが使用する冷蔵庫２のホームサーバ３のＩＰアドレス、冷蔵庫２の使用人数などから構成される。ユーザ登録は、例えば、パソコンなどを介してユーザによりなされ、登録情報がインターネットを介して健康管理サーバ４へ送信される。そして、送信された登録情報は、健康管理サーバ４のデータベース１６にある表１に例示したような登録情報テーブルに保存される。

（２）冷蔵庫内検索
ユーザ登録が完了すると、冷蔵庫２が定期的且つ自動的に庫内に残っている食品を検索する。このとき、庫内に設置された全ての無線ＩＣタグリーダ７が、一定期間（本実施の形態では、３時間）ごとに各受信機の受信エリア内に存在する無線ＩＣタグと通信し、庫内にある全ての食品の食品情報を読み取る。無線ＩＣタグリーダ７が読み取った食品情報は、ホームサーバ３へ送信される。ホームサーバ３は、無線ＩＣタグリーダ７を介して取得した食品情報をデータベース１１にある表２に例示したような取得食品情報テーブルに保持する。また、このとき、ホームサーバ３は、情報を取得した時刻とその時刻に取得した食品ＩＤをデータベース１２にある表３に例示したような取得ＩＤテーブルに保存する。

（３）転送処理
この後、ホームサーバ３は、表２に例示した取得食品情報テーブルと表３に例示した取得ＩＤテーブルにあるデータを所定時刻（例えば、毎朝７時と夕方１８時）、もしくは一定期間（例えば、８時間）ごとに健康管理サーバ４へ転送する。転送後、ホームサーバ３は、食品情報テーブルと取得ＩＤテーブルにある一部のデータ、もしくは全てのデータを削除してもよい。

（４）健康管理サーバ４による処理
ホームサーバ３から送信されたデータを受信した健康管理サーバ４は、図２に示すフローチャートに従って以下の処理［i］〜［iv］を進める。ここで、図２に示す各処理について説明する。
［i］消費栄養算出処理（図２；ステップ１）
健康管理サーバ４は、ホームサーバ３から取得した取得ＩＤテーブルのデータを前回取得したデータと照合し、前回のデータからなくなった食品ＩＤを消費した食品とみなす。つまり、本システム１では、一定期間内に冷蔵庫２内から取出された食品は全て消費したものとする。そして、健康管理サーバ４は、消費した食品の栄養や消費カロリーを各時刻毎に集計し、集計結果をデータベース１３にある表４に例示したような消費栄養テーブルに保存する。このとき、各食品の栄養成分や消費カロリーは、ホームサーバ３のデータベース１１から取得した取得食品情報テーブル（表２）、または健康管理サーバ４のデータベース５が保持する表５に例示したような食品情報テーブルから取得する。

［ii］健康判定処理（ステップ２）
次に、健康管理サーバ４は、表４に例示した消費栄養テーブルに保存した集計結果を、データベース１４にある表６に例示したような診断情報テーブルに照合し、各項目毎の集計結果が診断情報テーブルの健康条件を満たすか否かを判定する（ステップ３）。全ての項目に関して健康条件を満たしている場合（ステップ３；ｙｅｓ）には、健康管理サーバ４は何もしないでそのまま処理を終了する。

［iii］ＣＭ選定処理（ステップ４）
健康管理サーバ４は、ステップ２の健康判定処理において健康条件を満たさなかった項目が存在した場合（ステップ３；ｎｏ）、その項目に該当する警告メッセージを表６の診断情報テーブルから取得するとともに該等するＣＭ番号を表６の診断情報テーブルから読み取り、このＣＭ番号をキーとしてデータベース１５にある表７に例示したようなＣＭテーブルの表示内容を取得する。

［iv］結果送信処理（ステップ５）
そして、健康管理サーバ４は、ステップ４で診断情報テーブルから取得した警告メッセージとＣＭテーブルから取得したＣＭの表示内容をホームサーバ３へ送信する。

（５）出力
ホームサーバ３は、健康管理サーバ４から送信された警告メッセージとＣＭを出力装置８を介して表示する。

以上のように、本実施の形態のシステム１によると、冷蔵庫２が庫内にある食品を定期的に自動検索し、健康管理サーバ４がホームサーバ３から定期的に送られるデータに基づいて消費した食品の消費カロリーや栄養成分を集計し、この集計結果をデータベースと照合してユーザの栄養摂取状況を分析する。そして、この分析結果を警告メッセージやＣＭとしてユーザに表示する。これにより、ユーザの栄養摂取状況をシステム１が把握でき、ユーザの健康管理に役立つ情報を提供できる。特に、本システム１では、ユーザが摂取すべき栄養を含む食品の候補をＣＭ表示するため、より高度なサービスをユーザに提供できる。

なお、この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。

例えば、上述した実施の形態では、インターネット１０を介して冷蔵庫２と健康管理サーバ４を接続したシステム１について説明したが、これに限らず、冷蔵庫２のホームサーバ３に健康管理サーバ４の機能を持たせることにより、ユーザの健康管理を実現できる冷蔵庫２を提供できる。この場合、ホームサーバ３は、健康管理サーバ４の分析機能と、データベース１３〜１６と、を持つことになる。

この発明の実施の形態に係る健康管理システムを示す概略図。図１のシステムに組み込まれた健康管理サーバによる処理動作を説明するためのフローチャート。

符号の説明

１…健康管理システム、２…健康管理冷蔵庫、３…ホームサーバ、４…健康管理サーバ、５、１１〜１６…データベース、６…無線ＩＣタグ、７…無線ＩＣリーダ、８…出力装置、１０…インターネット。

Claims

各食品に固有のＩＤ情報を記憶して該当する食品にそれぞれ付与された無線ＩＣタグと無線通信し、庫内にある全ての食品のＩＤ情報を読み取る無線タグリーダと、
各食品に含まれる栄養成分や消費カロリーなどの食品に関する情報を予め記憶した記憶部と、
上記無線タグリーダを介して各食品から定期的に読み取ったＩＤ情報に基づいて一定期間内に消費した食品を特定し、特定した食品の上記食品情報を上記記憶部から読み出して、読み出した食品情報に基づいてユーザの栄養摂取状況を分析する分析処理部と、
を備えていることを特徴とする健康管理冷蔵庫。
上記分析処理部における分析結果を表示する表示部をさらに備えていることを特徴とする請求項１に記載の健康管理冷蔵庫。
上記分析処理部は、その分析結果に基づいてユーザが摂取すべき食品の候補を抽出し、
上記表示部は、上記分析処理部で抽出した摂取すべき食品の候補を表示することを特徴とする請求項２に記載の健康管理冷蔵庫。
冷蔵庫を管理する第１のサーバと、
インターネットを介して上記第１のサーバに接続した第２のサーバと、
各食品に含まれる栄養成分や消費カロリーなどの食品に関する情報を予め記憶した記憶部と、を有する健康管理システムであって、
上記冷蔵庫が、
各食品に固有のＩＤ情報を記憶して該当する食品にそれぞれ付与された無線ＩＣタグと無線通信し、庫内にある全ての食品のＩＤ情報を読み取る無線タグリーダを備え、
上記第１のサーバが、
上記無線タグリーダを介して各食品から定期的に読み取ったＩＤ情報をインターネットを介して上記第２のサーバへ送信し、
上記第２のサーバが、
上記第１のサーバから送信されたＩＤ情報に基づいて一定期間内に上記冷蔵庫において消費した食品を特定し、特定した食品の上記食品情報を上記記憶部から読み出して、読み出した食品情報に基づいて上記冷蔵庫のユーザの栄養摂取状況を分析する分析処理部を備えていることを特徴とする健康管理システム。
上記冷蔵庫は、上記分析処理部における分析結果を表示する表示部をさらに備え、
上記第２のサーバは、上記分析処理部における分析結果をインターネットを介して上記第１のサーバへ送信し、上記第１のサーバは、上記第２のサーバから送信された分析結果を上記表示部を介して表示することを特徴とする請求項４に記載の健康管理システム。
上記分析処理部は、その分析結果に基づいて上記冷蔵庫のユーザが摂取すべき食品の候補を抽出し、
上記第２のサーバは、上記分析処理部で抽出した摂取すべき食品の候補を上記第１のサーバへ送信し、
上記第１のサーバは、上記第２のサーバから送信された候補を上記表示部を介して表示することを特徴とする請求項５に記載の健康管理システム。