JP2009124001A - GaN系半導体装置 - Google Patents

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秀介 賀屋
Kiyoteru Yoshida
清輝 吉田
Sadahiro Kato
禎宏 加藤
Takehiko Nomura
剛彦 野村
Shigeaki Ikeda
成明 池田
Masayuki Iwami
正之 岩見
Yoshihiro Sato
義浩 佐藤
Hiroshi Kanbayashi
宏 神林
Ko Ri
江 李
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Abstract

【課題】エレクトロマイグレーションの発生を抑制でき、GaN系半導体素子の低オン抵抗という利点を維持しつつ、信頼性の向上を図ったGaN系半導体装置を提供する。
【解決手段】GaN系半導体装置20は、オン状態で2つの電極間で能動層25を介して電流が流れるソース電極31およびドレイン電極32と、ゲート電極33と、裏面電極34とを備える。ソース電極31は、能動層25におけるソース電極31を形成する部分を、能動層25の表面側からP型のシリコン基板21に達する深さまで掘った溝27の内壁面に、その表面側からシリコン基板21と接触する位置まで延びている。ソース電極31には、シリコン基板21および能動層25の両方にオーミック接合する金属を用いている。
【選択図】図1

Description

本発明は、GaN系ヘテロ接合電界効果トランジスタなどのGaN系半導体素子に関する。
GaN系半導体素子は、GaAs系の材料に比べてそのバンドギャップエネルギーが大きく、しかも耐熱度が高く高温動作に優れているので、これらの材料、とくにGaN/AlGaN系半導体を用いた電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor:FET)の開発が進められている。
従来、GaN系半導体を用いた電界効果トランジスタとして、窒化ガリウム系化合物半導体で構成されるGaN系HEMT(High Electron Mobility Transistor: 高電子移動度トランジスタ)が知られている(例えば、特許文献1参照)。このGaN系HEMTは基板上に必要に応じてバッファ層を形成し、さらにキャリア走行層、キャリア供給層を順にエピタキシャル成長し、さらに電極を積層している。
また、シリコン(Si)基板上にGaN系半導体層を形成したFETは横型デバイスであり、小さい面積で大電力を得ることができるが、配線を流れる電流密度が高くなり、エレクトロマイグレーション(電極の断線)が起こりやすい。このような横型素子(横型パワー素子)では、櫛型の電極形状にすることが多いため、電流密度は2MA/cm2を超えてしまい、AuやAlの電極では十分なエレクトロマイグレーション(EM)耐性を得られない。この問題を解決するためには、電流密度を緩和するような構造的工夫をする方法がある。
この方法として、金属を縦方向に厚くするという方法と、ソース電極部分を掘って縦方向に電流を流すという方法がある。前者の金属を厚くする方法では、例えば電極幅10umに対して、厚さが20umとなり、背の高い電極構造となってしまうため、樹脂モールド時に電極が倒れてしまうという問題と、熱応力のストレスにより、電極が断線したり、パッシベーション膜にクラックが入るという問題とがある。それに対し、後者の縦方向に電流を流すという方法は、電流密度が1KA/cm2以下となり劇的に電流密度を下げることが出来る。縦方向に電流を流す技術として、例えば特許文献2および3に開示された技術がある。
特開2006−173582号公報 特開2006−86398号公報 特開2004−363563号公報
ところで、上記特許文献2に開示された半導体装置では、ソース電極と、導電性基板とオーミック接合する電極とが別々に形成されるのでプロセスが複雑になり、コストアップにつながる。また、実際上、トレンチの底面のみに、導電性基板とオーミック接触する電極を形成することは難しい。
また、上記特許文献3に開示された半導体装置では、ソース電極と、導電性基板とオーミック接合する電極は一括形成されているが、「ソース電極には素子形成層(GaN)とショットキー性を示す金属材料が好ましい」と記載されているので、オン抵抗が高くなる。これにより、GaN系半導体素子の低オン抵抗というメリットがなくなってしまう。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みて為されたもので、その目的は、エレクトロマイグレーションの発生を抑制でき、GaN系半導体素子の低オン抵抗という利点を維持しつつ、信頼性の向上を図ったGaN系半導体装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係るGaN系半導体装置は、P型のシリコン(Si)基板と、該基板上に形成されたGaN系半導体からなる能動層と、オン状態で能動層を介して相互間に電流が流れる第1電極および第2電極と、前記基板の裏面に形成された裏面電極と、を備え、前記第1電極は、前記能動層の表面側から前記シリコン基板に達する溝の内壁面に、前記表面側から前記シリコン基板と接触する位置まで延びており、前記第1電極に、前記シリコン基板および前記能動層の両方にオーミック接合する金属を用いていることを特徴とする。
これによれば、オン状態で、電流が第2電極から能動層を介して第1電極へ流れ、さらに第1電極を縦方向に流れ、P型のシリコン基板を介して裏面電極へ流れる。このように、電流が第1電極を縦方向に流れる構造にすることで、電極部分の電流密度が低減され、エレクトロマイグレーション(電極の断線)が発生するのを抑制でき、信頼性が向上する。
また、第1電極に、P型のシリコン基板および能動層の両方とオーミック接合する金属を用いているので、低いオン抵抗が得られ、GaN系半導体素子の低オン抵抗という利点を維持しつつ、信頼性の向上を図れる。さらに、第1電極のボンディングパッドが不要となるため、チップ面積を小さくすることができる。
請求項2に記載の発明に係るGaN系半導体装置は、前記第2電極は、前記能動層上に形成された絶縁膜上面の少なくとも一部に形成されかつ前記絶縁膜の貫通孔内部に延びるパッドと電気的に接続されていることを特徴とする。
これによれば、電極部分の電流密度がさらに低減されるので、エレクトロマイグレーションが発生するのをさらに抑制でき、信頼性がさらに向上する。
請求項3に記載の発明に係るGaN系半導体装置は、前記第1電極は、前記シリコン基板および前記能動層と接触するチタン(Ti)層を有することを特徴とする。
これによれば、基板をP型のシリコン基板とし、第1電極の、シリコン基板および能動層と接触する金属層をチタン層とすることで、第1電極とシリコン基板および能動層との良好なオーミック接触が得られる。また、第1電極のTi層がN型のシリコン基板と接触する構成では、熱処理したときに抵抗が高くなってしまい好ましくない。これに対して、第1電極のTi層がP型のシリコン基板と接触する構成にしているので、熱処理したときに抵抗(電極と半導体の接触抵抗)が高くなるのが抑制される。
請求項4に記載の発明に係るGaN系半導体装置は、前記チタン層の厚さは、15nmから40nmの間の厚さであることを特徴とする。
これによれば、一方の電極のチタン層と能動層との良好なオーミック接触が得られ、能動層とのコンタクト抵抗を十分低くすることができる。
請求項5に記載の発明に係るGaN系半導体装置は、前記P型のシリコン基板のP型不純物濃度は、5×1019cm-3以上、1×1021cm-3以下であることを特徴とする。
これによれば、一方の電極とP型のシリコン基板とのコンタクト抵抗(Rc)を、例えば10-3Ωcm2より小さくすることができる。P型のシリコン基板のP型不純物濃度を5×1019cm-3以上にすると、コンタクト抵抗を更に低くすることができので好ましい。そのP型不純物濃度を1×1021cm-3以下にすると、GaN系半導体からなる能動層の結晶性が悪くなるのを抑制できるので好ましい。
請求項6に記載の発明に係るGaN系半導体装置は、前記第1電極としてのソース電極と、前記第2電極としてのドレイン電極と、ゲート電極とを備える電界効果トランジスタであることを特徴とする。
これによれば、GaN系半導体素子の低オン抵抗という利点を維持しつつ、信頼性の高いGaN系電界効果トランジスタを実現できる。
請求項7に記載の発明に係るGaN系半導体装置は、前記電界効果トランジスタは、前記能動層が、キャリア走行層となる第1GaN系半導体層と、キャリア供給層となる第2GaN系半導体層のへテロ接合構造を有するヘテロ接合電界効果トランジスタであり、前記ソース電極が、前記能動層における前記ソース電極を形成する部分を前記シリコン基板に達する深さまで掘った溝内に、前記シリコン基板および前記能動層の両方と電気的に接触するように形成されていることを特徴とする。
これによれば、GaN系半導体素子の低オン抵抗という利点を維持しつつ、信頼性の高いGaN系ヘテロ接合電界効果トランジスタ(GaN系HFET)を実現できる。
請求項8に記載の発明に係るGaN系半導体装置は、前記電界効果トランジスタは、前記能動層上に形成されたゲート酸化膜を備え、前記ゲート酸化膜上に前記ゲート電極が形成されたMOS型電界効果トランジスタであり、前記ソース電極が、前記能動層における前記ソース電極を形成する部分を前記シリコン基板に達する深さまで掘った溝内に、前記シリコン基板および前記能動層の両方と電気的に接触するように形成されていることを特徴とする。
これによれば、GaN系半導体素子の低オン抵抗という利点を維持しつつ、信頼性の高いGaN系MOS型電界効果トランジスタ(GaN系MOSFET)を実現できる。
請求項9に記載の発明に係るGaN系半導体装置は、前記能動層とオーミック接合する前記第1電極としてのカソード電極と、前記能動層とショットキー接合する前記第2電極としてのアノード電極と、を備えるショットキーダイオードであり、前記カソード電極が、前記能動層における前記カソード電極を形成する部分を前記シリコン基板に達する深さまで掘った溝内に、前記シリコン基板および前記能動層の両方と電気的に接触するように形成されていることを特徴とする。
これによれば、GaN系半導体素子の低オン抵抗という利点を維持しつつ、信頼性の高いGaN系ショットキーダイオード(GaN系SBD)を実現できる。
本発明によれば、エレクトロマイグレーションの発生を抑制でき、GaN系半導体素子の低オン抵抗という利点を維持しつつ、信頼性の向上を図ったGaN系半導体装置を実現することができる。
次に、本発明を具体化した各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態の説明において同様の部位には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係るGaN系半導体装置20を、図1に基づいて説明する。
このGaN系半導体装置20は、GaN系ヘテロ接合電界効果トランジスタ(GaN系HFET)として構成されている。
GaN系半導体装置20は、P型のシリコン(Si)基板21と、この基板上に形成されたGaN層から成るバッファ層22と、バッファ層22上に形成されたアンドープGaN層から成るチャネル層(電子走行層)23と、チャネル層23上に形成されたアンドープAlGaNから成る電子供給層24と、を備える。バッファ層22は、n型の導電性を有するn-GaN層から成る。バッファ層22、チャネル層23および電子供給層24により、GaN系半導体からなる能動層25が構成されている。
また、GaN系半導体装置20は、オン状態で2つの電極間で能動層25を介して電流が流れる第1電極としてのソース電極(S)31および第2電極としてのドレイン電極32(D)と、ゲート電極(G)33と、シリコン基板21の裏面に形成された裏面電極34と、を備えている。
このGaN系半導体素子20では、チャネル層(アンドープGaN層)23の表面には、電子供給層24(アンドープAlGaN層)がヘテロ接合しているため、接合している部分の界面には2次元電子ガス26が発生する。そのため、2次元電子ガス26がキャリアとなってチャネル層23は導電性を示すようになる。
また、このGaN系半導体装置20では、ソース電極31は、能動層25におけるソース電極31を形成する部分を、能動層25の表面(電子供給層24の表面)側からシリコン基板21に達する深さまで掘った溝27の内壁面に、その表面側からシリコン基板21と接触する位置まで延びている。溝27は、その内壁面が傾斜面となった断面逆台形状の溝である。ソース電極31は、断面逆台形状の溝27の内壁面全体に、後述する所定の厚さに形成されている。
ソース電極31には、シリコン基板21および能動層25の両方にオーミック接合する金属を用いている。例えば、ソース電極31は、能動層25およびシリコン基板21と接触するTi層と、このTi層上に積層されたAlとSiの合金からなる層とを含む積層体である。ドレイン電極32も、電子供給層24と接触するTi層と、このTi層上に積層されたAlとSiの合金とを含む積層体である。ゲート電極33は、例えば、NiとAuの積層体である。
電子供給層24の表面における、ソース電極31、ゲート電極33およびドレイン電極32の間には、パッシベーション膜28が形成されている。このパッシベーション膜28上には、ソース電極31の断面逆台形状の溝を埋めるように、窒化Si(SiN)からなる層間絶縁膜(絶縁膜)29が形成されている。ドレイン電極32は、能動層25上に形成された層間絶縁膜29上面の一部に形成されかつ層間絶縁膜29の貫通孔29a内部で延びるドレインパッド(パッド)30dと電気的に接続されている。
図2は、GaN系半導体装置20の上面を示している。図2に示すように、層間絶縁膜29の上面には、ドレインパッド30dとゲートパッド33aとが形成されている。ドレインパッド30dは、貫通孔29a内部で延びる導体部を介して、櫛型のドレイン電極32の複数の櫛32aと電気的に接続されている。このように、ドレインパッド30dは、櫛型のドレイン電極32の櫛32aと櫛32aとを電気的に接続することにより、電流密度を緩和している。一方、図1及び図2に示すソース電極(櫛型のソース電極の複数の櫛)31は、P型のシリコン(Si)基板21の裏面に形成された裏面電極34と電気的に接続されている。ゲートパッド33aは、図1に示すゲート電極33と電気的に接続されている。
ソース電極31のTi層の厚さは、能動層25との良好なオーミック接触を得るためには、15nmから40nmの間の厚さにすることが好ましい(図3参照)。Ti層の厚さが上記の範囲の場合、能動層25とのコンタクト抵抗を十分低くすることができ、具体的にはおよそ10−4Ωcm2以下にすることができ、より好ましい。
そして、P型のシリコン基板21のP型不純物濃度は、5×1019cm-3以上、1×1021cm-3以下である。P型のシリコン基板21のP型不純物濃度を5×1019cm-3以上にすると、コンタクト抵抗(Rc)を更に低くすることができるので好ましい。そのP型不純物濃度が1×1021cm-3以下にすると、バッファ層22、チャネル層23および電子供給層24(能動層25)の結晶性が悪くなるのを抑制できるので好ましい。
上記構成を有するGaN系半導体装置20は、例えば、以下のようにして作製することが可能である。成長装置はMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)装置を用いた。
(1)まず、P型のシリコン基板21をMOCVD装置内に導入し、ターボポンプでMOCVD装置内の真空度を1×10-6hPa以下になるまで真空引きした後、真空度を100hPaとし基板21を600℃に昇温した。温度が安定したところで、基板21を900rpmで回転させ、原料となるトリメチルアルミニウム(TMA)を100cm3/min、アンモニアを12リットル/minの流量で基板21の表面に導入しGaN層から成るバッファ層22の成長を行った。成長時間は4minでバッファ層22の膜厚は50nm程度である。この後、バッファ層22にn型の不純物をドープしてn-GaN層から成るバッファ層22を形成した。
(2)次に、アンモニアを12リットル/minの流量を流しながら温度上昇させ、1050℃に保った後に、トリメチルガリウム(TMG)を300cm3/min、アンモニアを12リットル/minの流量でバッファ層22の上に導入してGaN層から成るチャネル層(電子走行層)23の成長を行った。成長時間は2000secで、チャネル層23の膜厚は3000nmであった。
(3)次に、トリメチルアルミニウム(TMA)を50cm3/min、トリメチルガリウム(TMG)を100cm3/min、アンモニアを12リットル/minの流量で導入し、Al0.25Ga0.75N層から成る電子供給層24の成長を行った。成長時間は40secで、電子供給層24の膜厚は20nmである。このようにして、図1に示した層構造が完成する。
(4)次に、塩素ガスなどを用いて素子分離を行う。
(5)次に、フォトレジストを塗布し、パターニングを行って、ソース電極31とドレイン電極32を形成すべき箇所を開口する。このパターニングされたフォトレジストをマスクとして、リフトオフ法により、TiおよびAlとSiの合金膜からなるドレイン電極32とドレイン電極32を形成する。
(6)次に、前記フォトレジストを除去し、SiO絶縁膜を形成し、この絶縁膜のパターニングを行ってソース電極31を形成すべき箇所を開口する。この後、その開口において、能動層25を、その表面側からシリコン基板21に達する深さまでエッチングで除去して、内壁面が傾斜面となった断面逆台形状の溝27を形成する。
(7)次に、エッチングで除去して形成された溝27内に、Tiと、AlとSiの合金膜とを順次蒸着して、シリコン基板21および能動層25と接触するTi層と、AlとSiの合金からなる層とを含む積層体からなるソース電極31を、溝27の内壁面全体に、上述した所定の厚さで、シリコン基板21に達する深さまで形成する。
(8)次に、前記SiO絶縁膜を除去し、電子供給層24の表面にパッシベーション膜28を形成する。
(9)次に、パッシベーション膜28のゲート電極33形成部を開口し、Ni、Auを蒸着してゲート電極33を形成する。
(10)次に、パッシベーション膜28上に、ソース電極31の断面逆台形状の溝を埋めるように、窒化Si(SiN)からなる層間絶縁膜29を堆積する。
(11)次に、層間絶縁膜29におけるドレイン電極32と対応する箇所に貫通孔29aを開ける。この後、ドレイン電極32と電気的に接続するドレインパッド(パッド)30dを、層間絶縁膜29上面の一部および貫通孔29a内部に形成する。
(12)最後に、シリコン基板21の裏面に裏面電極34を形成する。
これにより、図1に示すGaN系半導体装置(GaN系HEMT)20が完成する。
以上のように構成された第1実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
○オン状態で、電流がドレイン電極から能動層25のチャネル層(電子走行層)23を介してソース電極31へ流れ、さらにソース電極31を縦方向に流れ、P型のシリコン基板21を介して裏面電極34へ流れる。このように、電流がソース電極31を縦方向に流れる構造にすることで、電極部分の電流密度が低減され、エレクトロマイグレーション(電極の断線)が発生するのを抑制でき、信頼性が向上する。
○ソース電極31に、P型のシリコン基板21および能動層25の両方とオーミック接合する金属を用いているので、低いオン抵抗が得られ、GaN系半導体素子の低オン抵抗という利点を維持しつつ、信頼性の向上を図れる。
○GaN系半導体素子の低オン抵抗という利点を維持しつつ、信頼性の高いGaN系ヘテロ接合電界効果トランジスタ(GaN系HFET)を実現できる。
○ソース電極31のボンディングパッドが不要となるため、チップ面積を小さくすることができる。
○ドレイン電極32の各櫛32aは、図2に示すように、層間絶縁膜29上面の一部に形成されかつその貫通孔29a内部で延びるドレインパッド30dと電気的に接続されているので、電極部分の電流密度がさらに低減される。これにより、エレクトロマイグレーションが発生するのをさらに抑制でき、信頼性がさらに向上する。
○ソース電極31は、シリコン基板21および能動層25と接触するチタン(Ti)層を有している。これにより、基板をP型のシリコン基板21とし、ソース電極31の、シリコン基板21および能動層25と接触する金属層をチタン層とすることで、ソース電極31とシリコン基板21および能動層25との良好なオーミック接触が得られる。
また、ソース電極31のTi層がN型のシリコン基板と接触する構成では、熱処理したときに抵抗が高くなってしまい好ましくない。これに対して、ソース電極31のTi層がP型のシリコン基板21と接触する構成にしているので、熱処理したときに抵抗(電極と能動層25の接触抵抗)が高くなるのが抑制される。
○ソース電極31のチタン層の厚さを、15nmから40nmの間の厚さにしているので、ソース電極31のチタン層と能動層25との良好なオーミック接触が得られる。
○P型のシリコン基板21のP型不純物濃度は、5×1019cm-3以上、1×1021cm-3以下である。これにより、ソース電極31とP型のシリコン基板21とのコンタクト抵抗(Rc)を、例えば10-4Ωcm2より小さくすることができる。
○溝27を、その内壁面が傾斜面となった断面逆台形状の溝としているので、溝27内に、Tiと、AlとSiの合金膜とを順次蒸着して、ソース電極31を、溝27の内壁面全体に、シリコン基板21に達する深さまで形成する際に、所定の厚さのソース電極31を確実に形成することが可能になる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係るGaN系半導体装置20Bを、図3に基づいて説明する。
このGaN系半導体装置20Bは、GaN系MOS型電界効果トランジスタ(GaN系MOSFET)として構成されている。
GaN系半導体装置20Bは、P型のシリコン基板21と、この基板上に形成されたGaN系半導体からなるエピタキシャル層(能動層)41と、ソース電極42と、ゲート電極43と、ドレイン電極44と、エピタキシャル層41上に形成されたゲート酸化膜45とを備え、ゲート酸化膜45上にゲート電極43が形成されたMOS型電界効果トランジスタである。
このGaN系半導体装置20Bでは、ソース電極42が、エピタキシャル層41におけるソース電極42を形成する部分をシリコン基板21に達する深さまで掘った溝27B内に、シリコン基板21およびエピタキシャル層41の両方と電気的に接触するように形成されている。
また、GaN系半導体装置20Bは、エピタキシャル層41の表面に、再成長技術或いはイオン注入技術を用いて形成されたオーミック電極(ソース電極42およびドレイン電極44)下の不純物層を備える。このGaN系半導体装置20Bは、不純物層として、エピタキシャル層41表面におけるソース電極42下(ソース電極42の左右の上端部42a、42b下)の領域にそれぞれ形成されたオーミックコンタクト層46a,46bと、ドレイン電極44下の領域に形成されたオーミックコンタクト層47と、電界集中の緩和を目的としたリサーフ層48とを備える。
エピタキシャル層41は、P型のシリコン基板21上に、例えば所定量のMgを添加(ドープ)したGaNをMOCVD法によってエピタキシャル成長させたp-GaN層である。
オーミックコンタクト層46a,46bおよび47はそれぞれ、GaN系半導体にシリコン(Si)などを所望の濃度になるように添加したものをMOCVD法で成長させて形成されたn+層である。
また、リサーフ層48は、GaN系半導体にシリコン(Si)などをオーミックコンタクト層46a,46bおよび47の濃度より低い所望の濃度になるように添加したものをMOCVD法で成長させて形成されている。なお、図4において、符号29Bは層間絶縁膜である。
以上のように構成された第2実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏すると共に、GaN系半導体素子の低オン抵抗という利点を維持しつつ、信頼性の高いGaN系MOSFETを実現できる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係るGaN系半導体素子20Cを、図4に基づいて説明する。
このGaN系半導体装置20Cは、GaN系ショットキーダイオード(GaN系SBD)として構成されている。
GaN系半導体装置20Cは、P型のシリコン基板21と、この基板上に形成されたGaN系半導体からなる能動層55と、能動層55とオーミック接合する第1電極としてのカソード電極61と,能動層55とショットキー接合する第2電極としてのアノード電極62と、を備える。
能動層55は、例えば、シリコン基板21上に形成されたGaN系半導体からなるバッファ層52と、バッファ層52上に形成されたアンドープGaNからなる電子走行層53と、電子走行層53上に形成されたアンドープAlGaNからなる電子供給層54とにより構成されている。
このGaN系半導体装置20Cでは、カソード電極61が、能動層55におけるカソード電極61を形成する部分をシリコン基板21に達する深さまで掘った溝27C内に、シリコン基板21および能動層55の両方と電気的に接触するように形成されている。
また、電子供給層54の表面における、カソード電極61およびアノード電極62間には、パッシベーション膜28Cが形成されている。このパッシベーション膜28C上には、カソード電極61の断面V字形状の溝を埋めるように、窒化Si(SiN)からなる層間絶縁膜(絶縁膜)29Cが形成されている。
以上のように構成された第3実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏すると共に、GaN系半導体素子の低オン抵抗という利点を維持しつつ、信頼性の高いGaN系ショットキーダイオードを実現できる。
なお、この発明は以下のように変更して具体化することもできる。
・図3に示す上記第2実施形態に係るGaN系半導体装置20Bでは、ソース電極42が、エピタキシャル層41におけるソース電極42を形成する部分をシリコン基板21に達する深さまで掘った溝27B内に、シリコン基板21およびエピタキシャル層41の両方と電気的に接触するように形成されているが、本発明はこれに限定されない。ドレイン電極44が、エピタキシャル層41におけるドレイン電極44を形成する部分をシリコン基板21に達する深さまで掘った溝27B内に、シリコン基板21およびエピタキシャル層41の両方と電気的に接触するように形成した構成にも、本発明は適用可能である。
・上記各実施形態で説明したGaN系半導体装置に限らず、本発明は、GaN系半導体を用いたMOSFETやDiode、Bipolar TransistorなどのGaN系半導体装置にも適用可能である。
本発明の第1実施形態に係るGaN系半導体装置を示す断面図。 GaN系半導体装置の上面を示す平面図。 第1実施形態におけるTi層の膜厚(Ti厚)と能動層とのコンタクト抵抗の関係を示すグラフ。 本発明の第2実施形態に係るGaN系半導体装置を示す断面図。 本発明の第3施形態に係るGaN系半導体装置を示す断面図。
符号の説明
20,20B,20C:GaN系半導体装置
21:P型のシリコン(Si)基板
22:バッファ層
23:チャネル層(電子走行層)
24:電子供給層
25:能動層
31:ソース電極(第1電極)
32:ドレイン電極(第2電極)
33:ゲート電極
27,27B,27C:溝
28,28C:パッシベーション膜
29,29B,29C:層間絶縁膜(絶縁膜)
29a:貫通孔
30d:ドレインパッド(パッド)
41:エピタキシャル層(能動層)
42:ソース電極
43:ゲート電極
44:ドレイン電極
45:ゲート酸化膜
52:バッファ層
53:電子走行層
54:電子供給層
55:能動層
61:カソード電極(第1電極)
62:アノード電極(第2電極)

Claims (9)

  1. P型のシリコン(Si)基板と、該基板上に形成されたGaN系半導体からなる能動層と、オン状態で能動層を介して相互間に電流が流れる第1電極および第2電極と、前記基板の裏面に形成された裏面電極と、を備え、
    前記第1電極は、前記能動層の表面側から前記シリコン基板に達する溝の内壁面に、前記表面側から前記シリコン基板と接触する位置まで延びており、
    前記第1電極に、前記シリコン基板および前記能動層の両方にオーミック接合する金属を用いていることを特徴とするGaN系半導体装置。
  2. 前記第2電極は、前記能動層上に形成された絶縁膜上面の少なくとも一部に形成されかつ前記絶縁膜の貫通孔内部に延びるパッドと電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のGaN系半導体装置。
  3. 前記第1電極は、前記シリコン基板および前記能動層と接触するチタン(Ti)層を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のGaN系半導体装置。
  4. 前記チタン層の厚さは、15nmから40nmの間の厚さであることを特徴とする請求項3に記載のGaN系半導体装置。
  5. 前記P型のシリコン基板のP型不純物濃度は、5×1019cm-3以上、1×1021cm-3以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載のGaN系半導体装置。
  6. 前記第1電極としてのソース電極と、前記第2電極としてのドレイン電極と、ゲート電極とを備える電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のGaN系半導体装置。
  7. 前記電界効果トランジスタは、前記能動層が、キャリア走行層となる第1GaN系半導体層と、キャリア供給層となる第2GaN系半導体層のへテロ接合構造を有するヘテロ接合電界効果トランジスタであり、前記ソース電極が、前記能動層における前記ソース電極を形成する部分を前記シリコン基板に達する深さまで掘った溝内に、前記シリコン基板および前記能動層の両方と電気的に接触するように形成されていることを特徴とする請求項6に記載のGaN系半導体装置。
  8. 前記電界効果トランジスタは、前記能動層上に形成されたゲート酸化膜を備え、前記ゲート酸化膜上に前記ゲート電極が形成されたMOS型電界効果トランジスタであり、前記ソース電極が、前記能動層における前記ソース電極を形成する部分を前記シリコン基板に達する深さまで掘った溝内に、前記シリコン基板および前記能動層の両方と電気的に接触するように形成されていることを特徴とする請求項6に記載のGaN系半導体装置。
  9. 前記能動層とオーミック接合する前記第1電極としてのカソード電極と、前記能動層とショットキー接合する前記第2電極としてのアノード電極と、を備えるショットキーダイオードであり、前記カソード電極が、前記能動層における前記カソード電極を形成する部分を前記シリコン基板に達する深さまで掘った溝内に、前記シリコン基板および前記能動層の両方と電気的に接触するように形成されていることを特徴とする請求項6に記載のGaN系半導体装置。
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