JP2009123152A - 表示装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】表示手段に表示されている画像と、操作者がその表示手段に対して描画した内容とをそれぞれ視認しやすくする。
【解決手段】画像が表示されている表示領域に対して操作者が描画内容を入力する操作を行うと、操作者により描画内容が入力された表示領域において、画像が表示されている領域と描画内容が入力された領域とが重なっている状態を表す重なり状態を判定し、判定した重なり状態に対応付けて表示形態特定テーブルに記述された表示形態を特定し、特定した表示形態で描画内容を表示させる。
【選択図】図9

Description

本発明は、表示領域に表示されている画像に対して操作者が描画した内容をその表示領域に表示する技術に関する。
タッチパネル式のディスプレイなどのように、表示されている文書等に対して操作者が手書きで情報を入力するための技術が知られている。操作者は、スタイラスペンなどでそのディスプレイ面をなぞることにより、所望の文字や図形などを描画することができる。この場合、操作者による描画は、もともと表示されている文書等の画像の視認を妨げないように、その画像の余白部分などに対して行われることが望ましい。例えば特許文献1には、手書き入力の文字が記入された電子付箋を表示する際に、入力された文字の一部を省略して電子付箋を小さくする技術が開示されている。このように電子付箋のサイズを小さくするので、もともと表示されていた表示画像を視認するときにその電子付箋が邪魔にならない。
特開2006−53741号公報
ところで、操作者が画像の余白部分に何らかの情報を描画するときに、その描画位置が余白部分からはみ出してしまい、もともと表示されていた画像に重なってしまうことがある。このように、操作者の描画内容ともともと表示されていた画像とが重なってしまうと、描画された内容が画像の中に埋もれてしまい、その画像だけではなく、描画した内容さえも視認しにくくなってしまう。特にディスプレイが白黒表示の場合には、両者の判別はいっそう困難である。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、表示手段に表示されている画像と、操作者がその表示手段に対して描画した内容とをそれぞれ視認しやすくすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、表示領域に画像を表示する表示手段と、画像が表示されている前記表示領域に対して操作者が描画内容を入力する操作を受け付ける入力手段と、前記表示領域において前記画像が表示されている領域と前記描画内容が入力された領域とが重なっている状態を表す複数の重なり状態と、前記表示領域において前記描画内容を表示するときの複数の表示形態とをそれぞれ対応付けて記憶した記憶手段と、操作者により描画内容が入力された前記表示領域における前記重なり状態を判定する判定手段と、前記判定手段が判定した重なり状態に対応付けて前記記憶手段に記憶された表示形態を特定し、特定した表示形態で前記描画内容を前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする表示装置を提供する。
これにより、表示手段に表示されている画像と、操作者がその表示手段に対して描画した内容とをそれぞれ視認しやすくすることができる。
本発明の好ましい態様において、前記判定手段は、前記表示領域において前記描画内容が入力された描画位置を含む、当該描画内容に外接する領域と、前記表示領域において前記画像が表示されていない余白領域又は前記画像が表示されている画像領域とが重なっている面積の広狭により、前記重なり状態を判定してもよい。
これにより、操作者が入力した描画内容に外接する領域と、表示領域において画像が表示されていない余白領域又は画像が表示されている画像領域とが重なっている面積の広狭に応じた表示形態で、入力された描画内容を表示することができる。
本発明の好ましい態様において、前記判定手段は、前記表示領域において前記描画内容が入力された描画位置と、前記表示領域に画像が表示されている表示位置とが一致する数の大小により、前記重なり状態を判定してもよい。
これにより、表示領域において前記描画内容が入力された描画位置と、表示領域に画像が表示されている表示位置とが一致する数の大小に応じた表示形態で、入力された描画内容を表示することができる。
本発明の好ましい態様において、前記判定手段は、前記表示領域において前記描画内容が入力された描画位置を含む、当該描画内容に外接する領域と、前記表示領域において前記画像が表示されていない余白領域又は前記画像が表示されている画像領域とが重なっている面積の広狭、及び、前記表示領域において前記描画内容が入力された描画位置と、前記表示領域に画像が表示されている表示位置とが一致する数の大小により、前記重なり状態を判定してもよい。
これにより、操作者が入力した描画内容に外接する領域と、表示領域において画像が表示されていない余白領域又は画像が表示されている画像領域とが重なっている面積の広狭、及び、表示領域において前記描画内容が入力された描画位置と、表示領域に画像が表示されている表示位置とが一致する数の大小に応じた表示形態で、入力された描画内容を表示することができる。
本発明の好ましい態様において、前記判定手段は、操作者が複数の描画内容を入力する場合に、当該複数の描画内容に含まれる第1の描画内容の入力を終了してから第2の描画内容の入力を開始するまでの時間を計測し、当該複数の描画内容の各々について計測した当該時間がそれぞれ所定時間に収まる場合には、当該複数の描画内容が入力された領域と前記画像が表示されている領域との重なり状態を判定してもよい。
これにより、操作者が複数の描画内容を続けて入力した場合にも、それらを同一の表示形態で表示することができる。
本発明の好ましい態様において、前記記憶手段は、重なり状態として、重なっている度合いが大きいほうから順に、第1の重なり状態、第2の重なり状態及び第3の重なり状態を記憶しており、前記第1の重なり状態に対応する表示形態として、入力された前記描画内容を描画された位置に表示させる第1の表示形態を記憶し、前記第2の重なり状態に対応する表示形態として、入力された前記描画内容を操作者により選択された表示形態で表示させる第2の表示形態を記憶し、前記第3の重なり状態に対応する表示形態として、入力された前記描画内容を縮小又は描画された位置から移動させて表示させる第3の表示形態を記憶してもよい。
これにより、表示領域において前記画像が表示されている領域と描画内容が入力された領域とが重なっている度合いが大きい場合には、入力された描画内容を描画された位置に表示し、その度合いが小さい場合には、入力された描画内容を縮小又は描画された位置から移動させて表示することができる。
本発明の好ましい態様において、前記表示制御手段は、前記複数の描画内容について前記判定手段による判定がなされるまでは、当該複数の描画内容を描画された位置に表示させ、前記複数の描画内容について前記判定手段による判定がなされると、前記判定手段が判定した重なり状態に対応付けて前記記憶手段に記憶された表示形態を特定し、特定した表示形態で当該複数の描画内容を表示させてもよい。
これにより、操作者は、複数の描画内容を続けて入力している場合に、その複数の描画内容が入力し終わる前に入力途中の描画内容を視認することができる。
また、本発明は、表示領域に画像を表示する表示手段と、記憶手段とを備えるコンピュータを、画像が表示されている前記表示領域に対して操作者が描画内容を入力する操作を受け付ける入力手段と、前記表示領域において前記画像が表示されている領域と前記描画内容が入力された領域とが重なっている状態を表す複数の重なり状態と、前記表示領域において前記描画内容を表示するときの複数の表示形態とをそれぞれ対応付けて前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、前記表示領域における前記重なり状態を判定する判定手段と、前記判定手段が判定した重なり状態に対応付けて前記記憶手段に記憶された表示形態を特定し、特定した表示形態で前記描画内容を前記表示手段に表示させる表示制御手段として機能させるためのプログラムを提供する。
これにより、表示手段に表示されている画像と、操作者がその表示手段に対して描画した内容とをそれぞれ視認しやすくすることができる。
[構成]
図1は、本実施形態に係る表示装置1の外観を示す図である。この表示装置1は、小型且つ軽量に構成されたいわゆる電子ペーパーであり、画像データに基づいて画像を表示する機能のほかに、操作者が描画した内容をも表示する機能を備えている。よって、表示装置1の操作者は、例えば文書などが表示された表示領域Fの表面をスタイラスペン2を用いてなぞることにより、表示領域Fに所望の文字や図形などを描き込むことができる。
図2は、図1に示した表示装置1の構成を示す図である。同図に示すように、表示装置1は、電源部10と、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、記憶性表示体14と、表示制御部15と、タッチパネル16と、タッチパネル制御部17とを備えている。
電源部10は、例えば充電可能なバッテリと電力制御回路とを備え、表示装置1の作動に必要な電力を、図中の一点鎖線で囲まれた表示装置1の各部に供給する。CPU11は、ROM12に記憶されているプログラムを実行することにより、表示装置1全体の動作を制御するとともに、各種の処理を行う。ROM12は、読み出し専用メモリであり、CPU11によって実行されるプログラムと、そのプログラムが扱う各種データなどを記憶している。また、このROM12には、操作者の操作により入力された描画内容の表示形態を特定するための表示形態特定テーブルTが記憶されている。RAM13は、CPU11がプログラムを実行する際に、CPU11のワークエリアとして使用される。
記憶性表示体14は、コレステリック液晶や電気泳動などを利用した表示手段であり、CPU11による指示の下、その表示領域に各種の画像を表示する。この記憶性表示体14は、記憶性を有しており、電力供給が停止しても画像を表示し続けることができる。以下の説明では、記憶性表示体14に表示されている画像を「表示画像」という。また、表示領域において画像が表示されていない領域を「余白領域」という。表示制御部15は、記憶性表示体14を制御して、供給された画像データに基づいた画像を表示させる。この表示制御部15は、記憶性表示体14に表示される画像の1フレーム分の画像データが記憶されるVRAM150を備えている。
タッチパネル16は、上述した記憶性表示体14の表面に重ねて設けられる透明なパネルであり、所定の微小領域毎に物体の接触の有無を感知するものである。この微小領域は、記憶性表示体14における所定数の画素(例えば、1×1画素や3×3画素)にそれぞれ対応付けられている。タッチパネル16が、物体の接触していることを示す感知信号を微小領域毎に出力すると、タッチパネル制御部17は、その感知信号に基づいて、検出した位置を表す接触位置情報を生成してCPU11に供給する。このとき、タッチパネル制御部17は、記憶性表示体14の表示領域の左上隅点を原点0としたxy座標系に従って、それぞれの位置を表す接触位置情報を生成する。タッチパネル制御部17からCPU11に対して連続して供給される接触位置情報は、描画データとしてRAM13に記録される。すなわち、タッチパネル16とタッチパネル制御部17とは、協働して動作することにより、記憶性表示体14の表示領域に対して操作者が描画内容を入力する操作を受け付ける入力手段として機能する。
ここで、ROM12に記憶されている表示形態特定テーブルTについて説明する。この表示形態特定テーブルTは、操作者の操作により描画内容が入力された領域と表示画像が表示されている領域とが重なっている状態を表すものとして、予め定義された複数種類の重なり状態と、各々の重なり状態において描画内容を表示するときの表示形態との対応関係を表すテーブルである。この描画内容が入力された領域とは、スタイラスペン2によって描画内容の描画位置として指定された位置を少なくとも含む領域であり、以下では、描画領域という。ここでは、入力された描画内容に外接する最小の矩形領域(外接矩形領域)を描画領域とする。
図3は、表示形態特定テーブルTの一例を示す図である。同図に示すように、この表示形態特定テーブルTには、「余白領域重なり率」と、「表示画像重なり率」と、「表示形態情報」とが対応付けられている。
「余白領域重なり率」は、操作者の操作によって入力された描画内容の描画領域が、記憶性表示体14の余白領域とどのくらい重なっているかを示す値である。この「余白領域重なり率」が高ければ、描画内容のほとんどが余白領域に描き込まれていることを意味する。この場合、描画内容と表示画像とが重なっている部分については、操作者が誤って描き込んでしまった可能性が高いといえる。一方、「余白領域重なり率」が低ければ、入力された描画内容のほとんどが表示画像上に描き込まれていることを意味する。この場合、描画内容と表示画像とが重なっている部分については、操作者が故意に描き込んだ可能性が高いといえる。図3の例では、描画領域と余白領域とが重なっている面積の広狭として3種類を想定している。具体的には、余白領域重なり率が80%以上の場合には、その重なり度合いが「高」と判定され、50%以上80%未満の場合には、その重なり度合いが「中」と判定され、50%未満の場合には、その重なり度合いが「低」と判定される。
「表示画像重なり率」は、操作者の操作によって入力された描画内容が、記憶性表示体14の表示領域に表示された画像とどのくらい重なっているかを示す値である。ここでは、描画内容が入力された描画位置と、表示画像の表示位置とが一致する数の大小により、重なり状態が複数に区別されている。この「表示画像重なり率」が高ければ、入力された描画内容と表示画像との重なり度合いが大きいことを意味する。一方、「表示画像重なり率」が低ければ、入力された描画内容と表示画像との重なり度合いが小さいことを意味する。図3の例では、描画領域の画像重なり率が50%以上の場合には、その重なり度合いが「高」と判定され、20%以上50%未満の場合には、その重なり度合いが「中」と判定され、20%未満の場合には、その重なり度合いが「低」と判定される。
「表示形態情報」は、操作者の操作によって入力された描画内容を表示するときの表示形態を特定する情報である。図中の「第1表示形態」は、入力された描画内容を描画された位置にそのまま表示させる表示形態を特定する情報である。「第2表示形態」は、入力された描画内容を操作者が選択した表示形態で表示させる表示形態を特定する情報である。また、「第3表示形態」は、入力された描画内容を所定の縮小率で縮小して表示させる表示形態を特定する情報である。図3では、例えば余白領域重なり率が「高」で、表示画像重なり率が「高」の場合には、描画内容の表示形態として「第2の表示形態」、つまり操作者が選択した表示形態で描画内容を表示させる表示形態が特定されることになる。
[動作]
次に、図4は、CPU11が実行する手順を示すフロー図である。この図4を参照して、表示装置1の動作について説明する。
操作者は、まず、スタイラスペン2を用いて、記憶性表示体14の表示領域に文書等の画像を表示させるための操作を行う。この操作に応じて、CPU11は、図示せぬ補助記憶装置などから画像データを読み出し、これを表示制御部15に供給して、記憶性表示体14の表示領域に上記画像データに応じた画像を表示させる(ステップS100)。
図5は、このときに、記憶性表示体14の表示領域Fに画像P(表示画像)が表示される様子を示す図である。この画像Pは横書きの文書を表しており、全体として表示領域Fの中央付近に表示されている。
次に、CPU11は、記憶性表示体14の余白領域の位置を表す余白位置リストを作成する(図4のステップS110)。ここで、余白位置リストの作成方法について具体的に説明する。まず、CPU11は、まず、OCR(Optical Character Reader)などの文字認識技術を用いて、文書を構成する各行の文字列を特定し、その各文字列の外接矩形を生成する。これにより、図5に示す外接矩形P1,P2,P3,・・・Pxが生成される。これら外接矩形P1,P2,P3,・・・Px以外の領域は、全て余白領域である。次に、CPU11は、この余白領域を各々が矩形になるように分割し、分割した各余白領域の4隅の位置座標を特定する。図5に示した例では、表示領域Fにおいて画像Pの表示されていない余白領域が余白領域S1,S2,S3,S4,S5に分割され、この余白領域S1〜S5の4隅の位置座標が特定される。なお、余白領域S5は、文字列と文字列との間にある複数の余白領域の総称である。次に、CPU11は、各々の余白領域を表す余白識別情報と、その余白領域の4隅の位置座標とを対応付けた余白位置リストを作成し、RAM13に記憶させる。
図6は、このようにして作成された余白位置リストLを示す図である。同図に示すように、この余白位置リストLには、図5に示した余白領域S1を識別する余白識別情報である「sp01」と、余白領域S1の左上の頂点Aの位置座標である「(x0,y0)」と、右上の頂点Bの位置座標である「(x1,y0)」と、左下の頂点Cの位置座標である「(x0,y1)」と、右下の頂点Dの位置座標である「(x1,y1)」とが対応付けて記憶されている。また、この余白位置リストLには、余白領域S2〜S5についても、上述と同様にして、余白識別情報である「sp02」〜「sp05」と余白領域の4隅の位置座標とが対応付けて記憶されている。なお、余白領域S5は複数の余白領域の総称であるから、「sp05」以降の余白識別情報が付されているが、図では省略している。
次に、CPU11は、操作者によりスタイラスペン2がペンダウンされたか否かを判定する(図4のステップS120)。このペンダウンとは、操作者がスタイラスペン2をタッチパネル16の表面に接触させることである。操作者によりスタイラスペン2がペンダウンされていない場合(ステップS120:NO)、CPU11はペンダウンされるまで待機する。一方、操作者によりスタイラスペン2がペンダウンされると(ステップS120:YES)、CPU11は、タッチパネル制御部17から順次供給される接触位置情報を時系列に連ねていくことで、スタイラスペン2によって入力された描画内容を表す描画データをRAM13に記録する(ステップS130)。次に、CPU11は、スタイラスペン2による所定単位の描画内容の入力が終了したか否かを判定する(ステップS140)。ここでは、スタイラスペン2がタッチパネル16の表面から離されて、数秒間が経過した時に所定単位の描画内容の入力が終了したと判定される。描画内容の入力が終了していないと判定した場合(ステップS140:NO)、CPU11は、ステップS120の処理に戻る。従って、操作者が時間間隔を空けずに次々と描画内容を描画している間は、描画内容の入力が終了していないと判定されて、操作者によって描画された内容はひとまとまりの描画内容として取り扱われることになる。
一方、描画内容の入力が終了したと判定した場合(ステップS140:YES)、CPU11は、RAM13に記憶されている余白位置リストと描画データとに基づいて、余白領域重なり率と表示画像重なり率とを算出する(ステップS150)。ここで、これらの算出方法について具体的に説明する。
まず、「余白領域重なり率」は、“描画領域と余白領域とが重なり合う領域/描画領域”という数式を用いて算出することができる。描画領域とは、前述したとおり、描画された画像の外接矩形の内側の領域のことであるから、RAM13に記録された描画データに基づいて求められる。また、余白領域は、余白位置リストLから抽出された位置座標に基づいて求められる。以下では、描画領域と余白領域とが重なり合う領域のことを、「積矩形領域」という。
ここで、図7は、例えば「企業Aから・・・」という表示画像のうち「企業A」という文字列の下方に操作者が二重のアンダーラインを描画したときの様子を示す図である。図において、描画領域は、点線で囲んだ領域A1であり、積矩形領域は、描画領域A1のうち、網掛けを施した領域A2となる。よって、余白領域重なり率は、領域A2の面積/領域A1の面積となる。
次に、「表示画像重なり率」は、“表示画像と重なる位置にある描画データの画素の数/描画データの総画素数”という数式を用いて算出することができる。この画素とは、記憶性表示体14が画像表示に際して表現し得る最小の単位のことである。描画データの画素数を数える方法としては、例えばRAM13に記録された描画データにおける各画素の位置座標を用いて、余白領域に位置する画素の数と、表示画像上に位置する画素の数とをカウントしていく方法がある。この場合、表示画像上に位置する画素の数が“表示画像と重なる位置にある描画データの画素の数”となり、余白領域に位置する画素の数と表示画像上に位置する画素の数とを足し合わせたものが、描画データの総画素数”となる。図7の例で説明すると、二重のアンダーラインの画素数が例えば80画素であり、その80画素のうち、「企業A」という各文字と重なっている画素の数が4画素だとすると、表示画像重なり率は、4/80=5%となる。
次に、CPU11は、ROM12に記憶されている表示形態特定テーブルTを参照し、この表示形態特定テーブルTにおいて、算出した余白領域重なり率と表示画像重なり率とに対応付けられた表示形態情報を特定する(図4のステップS160)。図3に示した例では、「余白領域重なり率」が「低」である場合、及び、「余白領域重なり率」が「中」であり「表示画像重なり率」が「高」である場合には、「第1表示形態」が特定される。これは、描画内容が入力された領域と表示画像との重なりの度合いが大きい場合には、「第1表示形態」が特定されることを意味する。また、「余白領域重なり率」が「中」であり「表示画像重なり率」が「中」である場合、及び、「余白領域重なり率」が「高」であり「表示画像重なり率」が「中」又は「高」である場合には、「第2表示形態」が特定される。これは、描画内容が入力された領域と表示画像との重なりの度合いが中程度である場合には、「第2表示形態」が特定されることを意味する。さらに、「余白領域重なり率」が「中」又は「高」であり「表示画像重なり率」が「低」である場合には、「第3表示形態」が特定される。これは、描画内容が入力された領域と表示画像との重なりの度合いが小さい場合には、「第3表示形態」が特定されることを意味する。
表示形態を特定すると、CPU11は、RAM13に記録された描画データを表示制御部15のVRAM150に読み出す。続いて、CPU11は、表示制御部15を用いて、この描画データが表す描画内容を、特定した表示形態情報が表す表示形態で記憶性表示体14の表示領域に表示させる(図4のステップS170)。つまり、CPU11は、操作者により描画内容が入力された表示領域において、画像が表示されている領域と描画内容が入力された領域とが重なっている状態を表す重なり状態を判定する判定手段、及び、判定手段が判定した重なり状態に対応付けて記憶された表示形態を特定し、特定した表示形態で入力された描画内容を表示させる表示制御手段として機能する。これにより、記憶性表示体14の表示領域には、操作者がスタイラスペン2を用いて入力した描画内容が、描画内容が入力された領域と表示画像との重なり状態に応じた表示形態で表示される。
次に、上記動作をより具体的な例を挙げて説明する。
(描画内容が入力された領域と表示画像の領域との重なりの度合いが大きい場合)
例えば、図5に示した画像Pが記憶性表示体14の表示領域Fに表示された状態で、操作者がスタイラスペン2をペンダウンさせて、この画像Pの周囲に枠画像を描き始めた場合を想定する。
図8(a)は、タッチパネル16に枠画像が入力される様子を示す図である。図中の軌跡R1は、操作者が枠画像を入力するためにスタイラスペン2でタッチパネル16の表面をなぞった軌跡を表している。なお、この軌跡R1は、実際は記憶性表示体14には表示されない。この場合、上述した図5のステップS120では、スタイラスペン2がペンダウンされたと判定され(ステップS120:YES)、ステップS130では、図8(a)に示した軌跡R1に応じた描画データがRAM13に記録される。続くステップS140では、操作者が枠画像を入力している間は、所定単位の描画内容の入力が終了していないと判定される(ステップS140:NO)。その後、操作者が枠画像を入力し終えて、スタイラスペン2をタッチパネル16から離すと、それから数秒経過した後に、所定単位の描画内容の入力が終了したと判定される(ステップS140:YES)。
続いて、ステップS150では、RAM13に記憶されている枠画像の描画データと余白位置リストとに基づいて、余白領域重なり率と表示画像重なり率とが算出される。このときに、枠画像の描画領域はその外接矩形であるので、図8(a)に示す描画領域a1が用いられる。この例では、“描画領域a1と余白領域S1〜S5との積矩形領域/描画領域a1”によって、余白領域重なり率が算出される。また、“画像P上に位置する軌跡R1に応じた描画データの画素数/軌跡R1に応じた描画データの総画素数”によって、表示画像重なり率が算出される。図の例では、入力された枠画像の描画領域a1と余白領域S1〜S4とは各々少しずつしか重なっておらず、軌跡R1と画像Pとは重なっていない。この場合、余白領域重なり率は低くなり、表示画像重なり率も低くなる。ここでは、余白領域重なり率として「19%」、表示画像重なり率として「0%」が算出された場合を仮定する。
続いて、ステップS160では、図3に示した表示形態特定テーブルTにおいて、算出された余白領域重なり率「19%」と表示画像重なり率「0%」とに対応付けられた表示形態情報が特定される。この例では、「余白領域重なり率」が「低(20%未満)」であり、「表示画像重なり率」が「低(20%未満)」であるため、これに対応付けられた「第1表示形態」が特定される。続いて、ステップS170では、まず、RAM13に記録された描画データ、すなわち入力された枠画像を表す描画データがVRAM150に読み出される。そして、この描画データによって表される枠画像が、「第1表示形態」によって特定される表示形態、すなわち入力された描画内容を描画された位置にそのまま表示させる表示形態で記憶性表示体14の表示領域に表示される。
図8(b)は、このときに記憶性表示体14に表示される枠画像R10を示す図である。同図に示すように、この枠画像R10は、図8(a)に示した軌跡R1と同一の形状であり、さらに、この軌跡R1と同一の位置に表示されている。上述したように、操作者は、画像Pの周囲に枠画像を描き込んでいたが、このことから、操作者の描画の意図は、枠画像の描画領域a1と画像Pとが重なるようにして枠画像を描画する、というところにあると推測される。そのため、枠画像の描画領域a1と画像Pとが重なったまま表示しても、操作者の意図に反した表示内容にはならない。
このようにしてステップS170の処理が終了すると、CPU11は、再びステップS120の処理に戻り、操作者によって再びペンダウンされるまで待機する。
(描画内容が入力された領域と表示画像の領域との重なりの度合いが小さい場合)
次に、図5に示した画像Pが記憶性表示体14の表示領域Fに表示された状態で、操作者がスタイラスペン2をペンダウンさせて、この画像Pの下方に「☆ポイント」という文字画像を描き始めた場合を想定する。
図9(a)は、タッチパネル16に「☆ポイント」という文字画像が入力される様子を示す図である。図中の軌跡R2は、操作者がこの文字画像を入力するためにスタイラスペン2でタッチパネル16の表面をなぞったときの軌跡を表している。なお、上述したように、この軌跡R2は、実際は記憶性表示体14には表示されない。この場合、上述したステップS120では、スタイラスペン2がペンダウンされたと判定され(ステップS120:YES)、ステップS130では、図9(a)に示した軌跡R2に応じた描画データがRAM13に記録される。続くステップS140では、操作者がこの文字画像を入力している間は、所定単位の描画内容の入力が終了していないと判定される(ステップS140:NO)。その後、操作者が文字画像を入力し終えて、スタイラスペン2をタッチパネル16から離すと、それから数秒経過した後に、所定単位の描画内容の入力が終了したと判定される(ステップS140:YES)。
続いて、ステップS150では、RAM13に記憶されている文字画像の描画データと余白位置リストとに基づいて、余白領域重なり率と表示画像重なり率とが算出される。このときに、文字画像の描画領域としては、図9(a)に示す描画領域a2が用いられる。この例では、“描画領域a2と余白領域S2〜S4との積矩形領域/描画領域a2“によって、余白領域重なり率が算出される。また、“画像P上に位置する軌跡R2に応じた描画データの画素数/軌跡R2に応じた描画データの総画素数”によって、表示画像重なり率が算出される。図の例では、入力された文字画像の描画領域a2と余白領域S2〜4とはほとんど重なっており、軌跡R2と画像Pとは少しだけ重なっている。この場合、余白領域重なり率は高くなり、表示画像重なり率は低くなる。ここでは、余白領域重なり率として「90%」、表示画像重なり率として「10%」が算出された場合を仮定する。
続いて、ステップS160では、図3に示した表示形態特定テーブルTにおいて、算出された余白領域重なり率「90%」と表示画像重なり率「10%」とに対応付けられた表示形態情報が特定される。この例では、「余白領域重なり率」が「高(80%以上)」であり、「表示画像重なり率」が「低(20%未満)」であるため、これに対応付けられた「第3表示形態」が特定される。続いて、ステップS170では、まず、RAM13に記録された描画データ、すなわち入力された「☆ポイント」という文字画像を表す描画データがVRAM150に読み出される。そして、この描画データによって表される文字画像が、「第3表示形態」によって特定される表示形態、すなわち入力された描画内容を所定の縮小率で縮小して表示させる表示形態で記憶性表示体14の表示領域に表示される。
図9(b)は、このときに記憶性表示体14に表示される文字画像R20を示す図である。同図に示すように、この文字画像R20は、図9(a)に示した軌跡R2が表す「☆ポイント」という文字画像が所定の縮小率で縮小されて表示されている。これにより、軌跡R2では、「ポ」という文字の一部が画像Pにかかっていたが、図9(b)に示す文字画像R20では、文字画像のいずれの部分も画像Pにかからず、余白領域に収まるようになっている。操作者は、上述したように、画像Pの下方に「☆ポイント」という文字画像を描き込んでいたが、このことから、操作者の描画の意図が、文字画像と表示画像とが重ならないように、文字画像を描画した、というところにあると推測される。そのため、表示装置1は、文字画像R20と画像Pとが重ならないように修正して表示することにより、操作者の意図に沿った画像表示を行うことができる。
このようにしてステップS170の処理が終了すると、CPU11は、再びステップS120の処理に戻り、操作者によって再びペンダウンされるまで待機する。
(描画内容が入力された領域と表示画像の領域との重なりの度合いが中程度の場合)
次に、図5に示した画像Pが記憶性表示体14の表示領域Fに表示された状態で、操作者がスタイラスペン2をペンダウンさせて、この画像Pにかかるように「ポイント→」という文字画像を描き始めた場合を想定する。
図10(a)は、タッチパネル16に「ポイント→」という文字画像が入力される様子を示す図である。図中の軌跡R3は、操作者がこの文字画像を入力するためにスタイラスペン2でタッチパネル16の表面をなぞったときの軌跡を表している。なお、上述したように、この軌跡R3は、実際は記憶性表示体14には表示されない。この場合、上述したステップS120では、スタイラスペン2がペンダウンされたと判定され(ステップS120:YES)、ステップS130では、図10(a)に示した軌跡R3に応じた描画データがRAM13に記録される。続くステップS140では、操作者がこの文字画像を入力している間は、所定単位の描画内容の入力が終了していないと判定される(ステップS140:NO)。その後、操作者が文字画像を入力し終えて、スタイラスペン2をタッチパネル16から離すと、それから数秒経過した後に、所定単位の描画内容の入力が終了したと判定される(ステップS140:YES)。
続いて、ステップS150では、RAM13に記憶されている文字画像の描画データと余白位置リストとに基づいて、余白領域重なり率と表示画像重なり率とが算出される。このときに、文字画像の描画領域としては、図10(a)に示す描画領域a3が用いられる。この例では、“描画領域a3と余白領域S4との積矩形領域/描画領域a3“によって、余白領域重なり率が算出される。また、“画像P上に位置する軌跡R3に応じた描画データの画素数/軌跡R1に応じた描画データの総画素数”によって、表示画像重なり率が算出される。図の例では、入力された文字画像の描画領域a3と余白領域S4とは半分以上重なっており、軌跡R3と画像Pとは半分弱程度重なっている。この場合、余白領域重なり率はやや高くなり、表示画像重なり率もやや高くなる。ここでは、余白領域重なり率として「60%」、表示画像重なり率として「30%」が算出された場合を仮定する。
続いて、ステップS160では、図3に示した表示形態特定テーブルTにおいて、算出された余白領域重なり率「60%」と表示画像重なり率「30%」とに対応付けられた表示形態情報が特定される。この例では、「余白領域重なり率」が「中(50%以上80%未満)」であり、「表示画像重なり率」が「中(20%以上50%未満)」であるため、これに対応付けられた「第2表示形態」が特定される。続いて、ステップS170では、まず、RAM13に記録された描画データ、すなわち入力された「ポイント→」という文字画像を表す描画データがVRAM150に読み出される。そして、この描画データによって表される文字画像が、「第2表示形態」によって特定される表示形態、すなわち操作者が選択した表示形態で描画内容を表示させる表示形態で記憶性表示体14の表示領域に表示される。この場合、CPU11は、まず、入力された描画内容と画像とが重なっていることを表す警告メッセージと、表示形態の選択を促す画像とを記憶性表示体14の表示領域に表示させる。操作者がこれに応じていずれかの表示形態を選択すると、CPU11は、選択された表示形態で描画内容を表示させる。
図10(b)は、このときに記憶性表示体14に表示される、警告メッセージと表示形態の選択を促す画像とを含むメッセージ画像Mを示す図である。同図に示すように、メッセージ画像Mには、「描画内容が表示画像と重なっています」という警告メッセージと、描画内容をそのまま表示させる表示形態(第1表示形態)を選択するためのボタンb1と、描画内容を縮小して表示させる表示形態(第3表示形態)を選択するためのボタンb2とが設けられている。例えば、操作者が、スタイラスペン2を用いてボタンb1を押した場合には、図10(a)に示した軌跡R3に応じた「ポイント→」という文字画像がそのまま記憶性表示体14の表示領域に表示される。一方、操作者が、スタイラスペン2を用いてボタンb2を押した場合には、図10(a)に示した軌跡R3に応じた「ポイント→」という文字画像が所定の縮小率で縮小されて表示される。このように、入力された描画内容の表示形態の選択を操作者に促すのは、描画内容が入力された領域と画像との重なり度合いが中程度の場合には、操作者が誤って重ねて描き込んでしまったのか、故意に重ねて描き込んだのかが判別できないからである。入力された描画内容を操作者が選択した表示形態で表示させることにより、操作者の意図に沿った画像表示を行うことができる。
このようにしてステップS170の処理が終了すると、CPU11は、再びステップS120の処理に戻り、操作者によって再びペンダウンされるまで待機する。
以上説明した実施形態によれば、操作者がタッチパネル16に文字や図形などの描画内容を描き込むときに、たとえその描画内容が余白領域からはみ出して表示画像と重なってしまったとしても、表示画像と重ならないように修正されて表示される。これにより、操作者は、入力する描画内容を、余白領域内に収めるように描き込まなくて済む。表示装置1の表示領域Fが小さい場合や操作者が子供である場合には、入力する描画内容を余白領域に収めるように描き込む操作が難しいため、より一層有用となる。さらに、操作者により入力された描画内容と表示画像とが重ならないように修正されて表示されるため、操作者が描画した内容と、記憶性表示体14に表示されている画像とがそれぞれ視認しやすくなる。
[変形例]
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を適宜組み合わせてもよい。
(変形例1)
上述した実施形態において、「第3表示形態」が特定された場合には、入力された描画内容が所定の縮小率で縮小されて表示されていたがこれに限らない。この「第3表示形態」によって特定される表示形態は、入力された描画内容が表示画像と重ならないような表示形態であればよい。例えば、「第3表示形態」が特定された場合に、入力された描画内容が最も近い余白領域に移動されて表示されてもよい。図9に示した例を用いて具体的に説明すると、CPU11は、図9(a)に示した軌跡R2に応じた「☆ポイント」という文字画像を、そのままの大きさで軌跡R2の位置よりも下方、すなわち余白領域S4内に納まる位置移動させて表示させる。このとき、CPU11は、「☆ポイント」という描画内容の位置及び描画領域の大きさと、余白位置リストにある余白領域の位置及び大きさとを比較して、描画領域の大きさよりも大きく且つ描画領域に近い位置にある余白領域を選択し、その余白領域に描画内容を表示させる。この構成でも、上述した実施形態と同様に、操作者が描画した内容と記憶性表示体14に表示されている画像とをそれぞれ視認しやすくすることができる。
(変形例2)
上述した実施形態において、「第3表示形態」が特定された場合には、入力された描画内容が所定の縮小率で縮小されて表示されていた。これに対し、CPU11が、入力された描画内容を余白領域内に収めるための最大の縮小率(最も高い縮小率)を算出し、この描画内容を算出した縮小率で縮小して表示させてもよい。この縮小率は、RAM13に記録された描画データが表す描画内容のサイズと、余白位置リストに記述されている余白領域の位置座標から算出される余白領域の大きさとに基づいて算出することができる。これにより、「第3表示形態」が特定された場合には、入力された描画内容の大きさによらず、その描画内容を余白領域内に収めて表示させることができる。ただし、算出した縮小率が低すぎる場合には、入力された描画内容が非常に小さく表示されることになる。特に、図9や図10に示したような文字画像が入力された場合には、縮小率が低くなると文字を視認するのが困難になる。したがって、CPU11は、算出した縮小率が所定の閾値よりも低くなる場合には、入力された描画内容を縮小せずに、そのまま表示させてもよい。
(変形例3)
上述した実施形態において、CPU11は、ステップS170の処理が終了した後に、ステップS120の処理に戻っていた。これに対し、CPU11は、ステップS170の処理が終了すると、ステップS110の処理に戻って余白位置リストを更新してもよい。この場合、余白位置リストには、ステップS170において描画内容が入力された領域が除外された余白領域の位置座標が記述される。この構成によれば、例えばある操作者が描画内容を入力した後に、別の操作者がその描画内容に重ねて別の描画内容を描き込んだとしても、「第3表示形態」が特定されるようになる。これにより、既に入力された描画内容と、その後に入力された描画内容とをそれぞれ視認しやすくすることができる。
(変形例4)
上述した実施形態では、描画内容の入力が終了したと判定された後に、その描画内容が表示されていた。これに対し、描画内容の入力が終了したと判定されるまでは、描画されている途中の内容を例えば画素単位で描画された位置にそのまま表示させてもよい。この場合、描画内容の入力が終了したと判定されると、上述した実施形態と同様にして、ステップS150以降の処理が行われる。この構成によれば、操作者は、描画途中の内容を視認することができる。
(変形例5)
上述した実施形態において、CPU11は、スタイラスペン2がタッチパネル16の表面から離されて、数秒間が経過した時に所定単位の描画内容の入力が終了したと判定していた。つまり、CPU11は、操作者が複数の描画内容を入力した場合には、その複数の描画内容に含まれるある描画内容の入力を終了してから次の描画内容の入力を開始するまでの時間を計測し、複数の描画内容の各々について計測した時間がそれぞれ所定期間に収まる場合には、その複数の描画内容をひとまとまりの描画内容として取り扱っていた。これに対し、CPU11は、他の条件に基づいて、所定単位の描画内容の入力が終了したか否かを判定してもよい。例えば、CPU11は、スタイラスペン2がタッチパネル16の表面から離された場合に、所定単位の描画内容の入力が終了したと判定してもよい。あるいは、CPU11は、操作者の操作によって指定されている間、例えば、表示装置1に設けられた描き込みボタンがOFFにされた場合に、所定単位の描画内容の入力が終了したと判定してもよい。
(変形例6)
上述した実施形態では、ROM12に記憶されている表示形態特定テーブルTの一例として、図3に示した表示形態特定テーブルTを挙げて説明したがこれに限らない。表示形態特定テーブルTの内容は、適宜決められればよい。また、表示装置1がフラッシュメモリなどの読み書き可能な不揮発性記憶手段を備えている場合には、表示形態特定テーブルTがこの不揮発性記憶手段に記憶されていてもよい。この場合、操作者は、スタイラスペン2などを用いて、表示形態特定テーブルTの内容を書き換えることができる。あるいは、ROM12に記憶されたプログラムに表示形態特定テーブルが記述されており、プログラムの実行時にはその表示形態特定テーブルがCPU11によって不揮発性記憶手段に書き込まれて使用されてもよい。
(変形例7)
上述した実施形態では、余白領域重なり率と表示画像重なり率とに基づいて、表示形態情報が特定されていた。これに対し、余白領域重なり率又は表示画像重なり率のいずれかに基づいて、表示形態情報が特定されてもよい。
まず、表示画像重なり率に基づいて表示形態情報を特定する場合の一例を挙げる。例えば、表示画像重なり率が「90%以上」のときに「第1表示形態」が特定され、「10%未満」のときに「第3表示形態」が特定される構成でもよい。この場合、表示形態特定テーブルにおいては、表示画像重なり率「90%以上」と「第1表示形態」、表示画像重なり率「10%未満」と「第3表示形態」とが対応付けられる。これにより、描画内容と表示画像との重なり度合いが大きければ「第1表示形態」で描画内容を表示させ、描画内容と表示画像との重なり度合いが小さければ「第3表示形態」で描画内容を表示させることができる。
次に、余白領域重なり率に基づいて表示形態情報を特定する場合の一例を挙げる。例えば、余白領域重なり率が「80%以上」のときに「第3表示形態」が特定され、「50%以上80%未満」のときに「第2表示形態」が特定され、「50%未満」のときに「第1表示形態」が特定される構成であってもよい。この場合、表示形態特定テーブルにおいては、余白領域重なり率「80%以上」と「第3表示形態」、余白領域重なり率「50%以上80%未満」と「第2表示形態」、余白領域重なり率「50%未満」と「第1表示形態」とが対応付けられる。これにより、描画内容の描画領域と余白領域との重なりの度合いが大きければ「第3表示形態」で描画内容を表示させ、描画内容の描画領域と余白領域との重なりの度合いが中程度であれば「第2表示形態」で描画内容を表示させ、描画内容の描画領域と余白領域との重なりの度合いが小さければ「第1表示形態」で描画内容を表示させることができる。
ただし、余白領域重なり率のみに基づいて表示形態情報を特定する場合、例えば図7に示したように「企業Aから・・・」という表示画像の下方に表示画像に少しだけ重なるように傾斜した二重のアンダーラインが引かれたときには、その二重のアンダーラインと表示画像とが少ししか重なっていないにもかかわらず、「余白領域重なり率」が低くなってしまう。この場合には、入力された描画内容がそのまま表示される「第1表示形態」が特定され、入力された描画内容が縮小されずに表示画像と重なったまま表示されてしまう。このような事態を避けたい場合には、上述した実施形態のように、余白領域重なり率と表示画像重なり率とに基づいて、表示形態情報を特定する構成が有用である。
(変形例8)
上述した実施形態では、「余白領域重なり率」に基づいて、入力された描画内容の表示形態情報を特定していたが、これに限らない。例えば、操作者の操作によって入力された描画内容の描画領域が、記憶性表示体14において画像が表示されている画像領域とどのくらい重なっているかを表す「描画領域の表示画像重なり率」に基づいて、表示形態が特定されてもよい。この場合には、この「描画領域の表示画像重なり率」が高ければ、「余白領域重なり率」が低いときに特定されていた表示形態情報が特定され、「描画領域の表示画像重なり率」が低ければ、「余白領域重なり率」が高いときに特定されていた表示形態情報が特定される。この構成によれば、表示画像の位置のみを把握していれば足りるため、余白位置リストの作成を行わなくて済む。
つまり、CPU11は、操作者の操作によって入力された描画内容と、画像が表示されていない余白領域又は画像が表示されている画像領域とが重なっている面積の広狭により、重なり状態を判定すればよい。
(変形例9)
上述した実施形態では、CPU11が図4に示した処理を行っていたが、この処理をCPU11に代えて表示制御部15が行ってもよい。また、上述した実施形態において、表示装置1のCPU11が実行するプログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光記録媒体、光磁気記録媒体、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、RAMなどの記録媒体に記録した状態で提供し得る。また、インターネットなどのネットワーク経由で表示装置1にダウンロードさせることも可能である。即ち、本発明をプログラムとして実現することもできる。
本実施形態に係る表示装置の外観を示す図である。 同表示装置の構成を示す図である。 表示形態特定テーブルの一例を示す図である。 同表示装置のCPUが実行する手順を示すフロー図である。 同表示装置の表示領域に画像が表示された様子を示す図である。 余白位置リストを示す図である。 同表示装置に二重のアンダーラインが描画されたときの様子を示す図である。 同表示装置に枠画像が入力される様子を示す図である。 同表示装置に文字画像が入力される様子を示す図である。 同表示装置に別の文字画像が入力される様子を示す図である。
符号の説明
1…表示装置、2…スタイラスペン、10…電源部、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…記憶性表示体、15…表示制御部、150…VRAM、16…タッチパネル、17…タッチパネル制御部

Claims (8)

  1. 表示領域に画像を表示する表示手段と、
    画像が表示されている前記表示領域に対して操作者が描画内容を入力する操作を受け付ける入力手段と、
    前記表示領域において前記画像が表示されている領域と前記描画内容が入力された領域とが重なっている状態を表す複数の重なり状態と、前記表示領域において前記描画内容を表示するときの複数の表示形態とをそれぞれ対応付けて記憶した記憶手段と、
    操作者により描画内容が入力された前記表示領域における前記重なり状態を判定する判定手段と、
    前記判定手段が判定した重なり状態に対応付けて前記記憶手段に記憶された表示形態を特定し、特定した表示形態で前記描画内容を前記表示手段に表示させる表示制御手段と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記判定手段は、前記表示領域において前記描画内容が入力された描画位置を含む、当該描画内容に外接する領域と、前記表示領域において前記画像が表示されていない余白領域又は前記画像が表示されている画像領域とが重なっている面積の広狭により、前記重なり状態を判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記判定手段は、前記表示領域において前記描画内容が入力された描画位置と、前記表示領域に画像が表示されている表示位置とが一致する数の大小により、前記重なり状態を判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  4. 前記判定手段は、前記表示領域において前記描画内容が入力された描画位置を含む、当該描画内容に外接する領域と、前記表示領域において前記画像が表示されていない余白領域又は前記画像が表示されている画像領域とが重なっている面積の広狭、及び、前記表示領域において前記描画内容が入力された描画位置と、前記表示領域に画像が表示されている表示位置とが一致する数の大小により、前記重なり状態を判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  5. 前記判定手段は、操作者が複数の描画内容を入力する場合に、当該複数の描画内容に含まれる第1の描画内容の入力を終了してから第2の描画内容の入力を開始するまでの時間を計測し、当該複数の描画内容の各々について計測した当該時間がそれぞれ所定時間に収まる場合には、当該複数の描画内容が入力された領域と前記画像が表示されている領域との重なり状態を判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  6. 前記記憶手段は、
    重なり状態として、重なっている度合いが大きいほうから順に、第1の重なり状態、第2の重なり状態及び第3の重なり状態を記憶しており、
    前記第1の重なり状態に対応する表示形態として、入力された前記描画内容を描画された位置に表示させる第1の表示形態を記憶し、
    前記第2の重なり状態に対応する表示形態として、入力された前記描画内容を操作者により選択された表示形態で表示させる第2の表示形態を記憶し、
    前記第3の重なり状態に対応する表示形態として、入力された前記描画内容を縮小又は描画された位置から移動させて表示させる第3の表示形態を記憶する
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の表示装置。
  7. 前記表示制御手段は、
    前記複数の描画内容について前記判定手段による判定がなされるまでは、当該複数の描画内容を描画された位置に表示させ、
    前記複数の描画内容について前記判定手段による判定がなされると、前記判定手段が判定した重なり状態に対応付けて前記記憶手段に記憶された表示形態を特定し、特定した表示形態で当該複数の描画内容を表示させる
    ことを特徴とする請求項5記載の表示装置。
  8. 表示領域に画像を表示する表示手段と、記憶手段とを備えるコンピュータを、
    画像が表示されている前記表示領域に対して操作者が描画内容を入力する操作を受け付ける入力手段と、
    前記表示領域において前記画像が表示されている領域と前記描画内容が入力された領域とが重なっている状態を表す複数の重なり状態と、前記表示領域において前記描画内容を表示するときの複数の表示形態とをそれぞれ対応付けて前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    前記表示領域における前記重なり状態を判定する判定手段と、
    前記判定手段が判定した重なり状態に対応付けて前記記憶手段に記憶された表示形態を特定し、特定した表示形態で前記描画内容を前記表示手段に表示させる表示制御手段と
    して機能させるためのプログラム。
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