JP2009122289A - 撮影装置および撮影方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】フォーカス位置を、所望の位置に、容易に調整する。
【解決手段】フォーカス位置情報取得部131は、現在フォーカス位置情報を取得し、フォーカス位置情報記憶部132は、フォーカスマーキングA記憶キー78またはフォーカスマーキングB記憶キー79が操作されたときの現在フォーカス位置情報を、記憶フォーカス位置情報として記憶し、表示制御部136は、一端を近景端とするとともに、他端を遠景端とするバー上の、現在フォーカス位置情報が表す位置に、その位置を表す現在マークを配置するとともに、記憶フォーカス位置情報が表す位置に、その位置を表す記憶マークを配置したフォーカス位置画像を表示する。本発明は、例えば、ディジタルビデオカメラに適用することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮影装置および撮影方法、並びにプログラムに関し、特に、例えば、フォーカス位置を、ユーザの所望する位置に、容易に調整することができるようにする撮影装置および撮影方法、並びにプログラムに関する。
ディジタルビデオカメラ等の撮影装置による撮影時には、ユーザは、EVF(Electronic View Finder)や、EVFより大画面の液晶パネル等を見ながら、フォーカス位置を調整するフォーカスリングを廻して、合焦状態となったときにフォーカスリングを留めることで、フォーカス位置を、撮影しようとする被写体に合わせるフォーカス合わせ(ピント合わせ)を行う。
しかしながら、液晶パネルやEVFを見ながらフォーカスリングを操作する場合には、ユーザにとって、あとどれぐらいフォーカスリングを廻せば合焦状態になるかの感覚がつかみにくく、また、合焦状態で正確にフォーカスリングを留めることが難しいことがある。
そこで、番組等の撮影現場においては、フォーカス合わせ専門のスタッフが、リハーサルの時に事前に、所定の位置にフォーカス合わせをしておき、フォーカスリングの目盛り上にペンなどで印をつけることが行われる。こうすることにより、一度違う位置にしたフォーカス位置を、事前にフォーカス合わせをした位置に戻したいシーンになったとき、ペンで印をつけた位置にフォーカスリングを戻せば、フォーカス位置を、事前にフォーカス合わせをした位置に戻すことができる。このようなフォーカスリングの操作において、フォーカス合わせ専門のスタッフは、液晶パネルやEVFを見ずに、フォーカスリングの操作をするだけあり、画枠(画角)の設定などの、液晶パネルやEVFを見ながら行う必要がある操作は、他のスタッフが行うことが多い。
しかしながら、フォーカス合わせ専門のスタッフによって、ペンで印をつけたフォーカスリングの操作を行う場合には、撮影に際して、2人以上のスタッフ(ユーザ)が必要となるためコスト(人件費)がかかる。
画枠の設定などの液晶パネルやEVFを見ながら行う必要がある操作をするスタッフが、1人で、フォーカスリングの操作をも行うことで、コストの問題は解消することができるが、この場合、1人のスタッフは、液晶パネルやEVFと、フォーカスリングの目盛りにつけた印とを同時に見ながら操作を行う必要があり、かなりのスキルを要する。
また、フォーカスリングにペンで印をつけるのでは、フォーカスリング等の機械的な誤差によって、フォーカス位置に多少のずれが発生することがある。
なお、タッチパネルが装着された液晶ディスプレイに表示される画像に重畳してズーム枠を複数グラフィック表示し、タッチパネルにより複数の中から指示されたズーム枠が表示面の外枠と一致するようにズーム手段を制御するズームレンズを有する撮影装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特許第3620534号
以上のように、フォーカス位置を、ユーザ(スタッフ)が所望する位置に調整することは、容易ではなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、フォーカス位置を、所望の位置に、容易に調整することができるようにするものである。
本発明の第1の側面の撮影装置、またはプログラムは、光学系を介して入射する被写体からの光を受光することにより、前記被写体を撮影する撮影装置であって、前記光学系のフォーカス位置を取得する取得手段と、ユーザにより操作される操作部が操作されたときの前記フォーカス位置である記憶フォーカス位置を記憶する記憶手段と、一端を、合焦状態となる最も近景側の前記フォーカス位置である近景端とし、他端を、合焦状態となる最も遠景側の前記フォーカス位置である遠景端とするバー上の、現在の前記フォーカス位置に対応する位置に、現在の前記フォーカス位置を表す現在マークを配置するとともに、前記記憶フォーカス位置に対応する位置に、前記記憶フォーカス位置を表す記憶マークを配置したフォーカス位置画像を、前記被写体の画像を表示する表示手段に表示する表示制御を行う表示制御手段と備える撮影装置、または撮影装置として、コンピュータを機能させるプログラムである。
前記撮影装置には、現在の前記フォーカス位置と、前記記憶フォーカス位置との一致を検出する検出手段と、現在の前記フォーカス位置と、前記記憶フォーカス位置との一致が検出されたとき、現在の前記フォーカス位置と、前記記憶フォーカス位置とが一致した旨を報知する報知手段とをさらに設けることができる。
前記報知手段には、前記フォーカス位置画像の表示を変化させることで、現在の前記フォーカス位置と、前記記憶フォーカス位置とが一致した旨を報知させることができる。
前記記憶手段には、複数の前記記憶フォーカス位置を記憶させ、前記表示制御手段には、前記バー上の、複数の前記記憶フォーカス位置に対応する位置に、前記記憶マークを配置したフォーカス位置画像を表示させることができる。
前記撮影装置には、前記フォーカス位置画像の表示をオン/オフするときに操作されるオン/オフ操作手段をさらに設けることができる。
本発明の第1の側面の撮影方法は、光学系を介して入射する被写体からの光を受光することにより、前記被写体を撮影する撮影装置の撮影方法であって、前記撮影装置が、前記光学系のフォーカス位置を取得し、ユーザにより操作される操作部が操作されたときの前記フォーカス位置である記憶フォーカス位置を記憶し、一端を、合焦状態となる最も近景側の前記フォーカス位置である近景端とし、他端を、合焦状態となる最も遠景側の前記フォーカス位置である遠景端とするバー上の、現在の前記フォーカス位置に対応する位置に、現在の前記フォーカス位置を表す現在マークを配置するとともに、前記記憶フォーカス位置に対応する位置に、前記記憶フォーカス位置を表す記憶マークを配置したフォーカス位置画像を、前記被写体の画像を表示する表示手段に表示する表示制御を行うステップを含む。
本発明の第2の側面の撮影装置、またはプログラムは、撮影している被写体の画像データにタイムコードを付加して記録する撮影装置であって、前記タイムコードの切り上げの指示に応じて、現在保持しているタイムコードの値を所定の単位で切り上げる切り上げ手段と、前記画像データの記録の指示に応じて、前記切り上げ手段によって切り上げられた前記タイムコード以降のタイムコードを、前記画像データに付加する付加手段と、前記付加手段によって、切り上げられた前記タイムコード以降のタイムコードが付加された前記画像データを記録する記録制御手段とを備える撮影装置、または撮影装置として、コンピュータを機能させるプログラムである。
前記切り上げ手段には、現在保持しているタイムコードの、時間の値に1を加え、分、秒、およびフレームの値を0とさせることができる。
前記撮影装置には、撮影している前記被写体を表示する表示手段に、前記タイムコードを表示する表示制御手段をさらに設けることができる。
前記撮影装置には、撮影している前記被写体を表示する表示手段に表示される設定画面に対する操作に応じて、前記タイムコードの切り上げの指示を、前記切り上げ手段に供給する制御手段をさらに設けることができる。
前記撮影装置には、前記撮影手段の筐体に配置されている複数のキーのうちのいずれかに、前記タイムコードの切り上げの機能を割り当て、前記タイムコードの切り上げの機能が割り当てられたキーが操作されたとき、前記タイムコードの切り上げの指示を、前記切り上げ手段に供給する制御手段をさらに設けることができる。
本発明の第2の側面の撮影方法は、撮影している被写体の画像データにタイムコードを付加して記録する撮影装置の撮影方法であって、前記撮影装置が、前記タイムコードの切り上げの指示に応じて、現在保持しているタイムコードの値を所定の単位で切り上げ、前記画像データの記録の指示に応じて、切り上げられた前記タイムコード以降のタイムコードを、前記画像データに付加し、切り上げられた前記タイムコード以降のタイムコードが付加された前記画像データを記録するステップを含む。
本発明の第1の側面においては、光学系のフォーカス位置が取得され、ユーザにより操作される操作部が操作されたときのフォーカス位置である記憶フォーカス位置が記憶され、一端を、合焦状態となる最も近景側のフォーカス位置である近景端とし、他端を、合焦状態となる最も遠景側のフォーカス位置である遠景端とするバー上の、現在のフォーカス位置に対応する位置に、現在のフォーカス位置を表す現在マークを配置するとともに、記憶フォーカス位置に対応する位置に、記憶フォーカス位置を表す記憶マークを配置したフォーカス位置画像を、被写体の画像を表示する表示手段に表示する表示制御が行われる。
本発明の第2の側面においては、タイムコードの切り上げの指示に応じて、現在保持しているタイムコードの値が所定の単位で切り上げられ、画像データの記録の指示に応じて、切り上げられたタイムコード以降のタイムコードが、画像データに付加され、切り上げられたタイムコード以降のタイムコードが付加された画像データが記録される。
本発明の第1の側面によれば、フォーカス位置を、所望の位置に、容易に調整することができる。
また、本発明の第2の側面によれば、より簡単に、編集作業を効率良く行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した撮影装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
撮影装置11は、例えば、HDV(High Definition Video)規格のディジタルビデオカメラで、1080i方式(水平走査線数が1080で、走査方式がインタレース方式)等の、高精細なハイビジョン画像の画像データを撮影して、ディジタルビデオテープ等に記録する。
キー/電源制御部21は、内部にCPU(Central Processing Unit)21−1を有し、CPU21−1がプログラムを実行することで、各種の処理を行う。
すなわち、キー/電源制御部21は、被写体の録画(記録)開始/停止や、ディジタルビデオテープ(以下、単に、テープという)に記録された画像データの再生、巻き戻し、早送り、停止、およびテープの取り出し等の、テープの走行に関わる動作を指示するためのキー、音量を調節するためのキー、メニューの選択を行うためのダイヤルや、選択されたメニューを画定するための決定キーなどの各種のキーに対するユーザの操作や、パネル53やEVF54に表示されたGUI(Graphical User Interface)に対するユーザの操作に応じて、その操作に対応する操作信号を、シリアルバスを介してGUI制御部22に供給する。
また、キー/電源制御部21は、電源回路27を制御する。
GUI制御部22は、内部にCPU22−1を有し、CPU22−1がプログラムを実行することで、各種の処理を行う。
すなわち、GUI制御部22は、キー/電源制御部21から供給される操作信号に応じた情報(指示)を、シリアルバスを介してカメラ駆動制御部32、機械駆動制御部46等に供給する。
すなわち、GUI制御部22は、例えば、テープの走行に関わるテープ走行コマンドを、機械駆動制御部46に供給する。また、GUI制御部22は、例えば、シャッタスピードや、ホワイトバランス、ズーム、フォーカス、カメラ明るさ等の撮影に関わるカメラ調整コマンドを、カメラ駆動制御部32に供給する。
さらに、GUI制御部22は、パネル53やEVF54に表示される、フォーカスが調整可能な範囲を示すアイコンであるバーやタイムコードを表示させるためのOSD(On Screen Display)情報を、バスを介して、ベースバンド制御部37に供給する。
なお、GUI制御部22には、バスを介して、USB(Universal Serial Bus)端子23およびリムーバブルメディア24が接続され、また、シリアルバスを介して、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)25が接続されている。
電源回路27は、キー/電源制御部21からの制御に従い、図示せぬバッテリまたはAC(Alternating current)アダプタなどから供給される電源を撮影装置11の各部に供給する。
レンズ部28は、光学レンズ、フォーカス機構、シャッタ機構、および絞り(アイリス)機構などから構成される光学系であり、被写体からの光を集光し、CMOSセンサ29の受光部に結像させる。
CMOSセンサ29は、カメラ駆動制御部32の制御により、レンズ部28を介して入射する被写体からの光を受光して光電変換を行い、受光量に応じた電気信号としてのアナログ信号である画像信号を、カメラ画像制御部30に供給する。なお、CMOSセンサ29の代わりに、例えば、CCD(Charged Couple Device)センサなどを用いるようにしてもよい。また、CMOSセンサ29は、シリアルバスを介して、カメラ画像制御部30と接続されている。
カメラ画像制御部30は、カメラ駆動制御部32の制御に基づいて、CMOSセンサ29からの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換を行い、得られた画像データを増幅し、さらに、ガンマ補正等の必要な信号処理を施し、ベースバンド制御部37に供給する。なお、カメラ画像制御部30には、バスを介して、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)33が接続されている。
カメラ駆動制御部32は、CPU32−1およびROM(Read Only Memory)32−2を有し、CPU32−1が、ROM32−2などに記憶されたプログラムを実行することで、各種の処理を行う。
すなわち、カメラ駆動制御部32は、GUI制御部22から供給される操作信号に応じた情報に基づいて、カメラ画像制御部30を制御する。
また、カメラ駆動制御部32は、カメラ画像制御部30から、フォーカス位置を表すフォーカス位置情報を取得し、GUI制御部22に供給する。なお、カメラ画像制御部30には、シリアルバスを介して、EEPROM31が接続されている。
マイクロフォン34は、撮影装置11の周囲の音声を収音し、その音声に対応するアナログ信号である音声信号を、アナログ信号入出力回路35に供給する。
アナログ信号入出力回路35は、マイクロフォン34からの音声信号をAD/DA(Analog to Digital/Digital to Analog)コンバータ36に供給する。また、アナログ信号入出力回路35は、AD/DAコンバータ36またはベースバンド制御部37からの画像信号や音声信号をSD出力端子40から出力する。
AD/DAコンバータ36は、アナログ信号入出力回路35からのアナログの音声信号をディジタルの音声データにA/D変換し、ベースバンド制御部37に供給する。また、アナログ信号入出力回路35は、ベースバンド制御部37のからディジタルの音声データを、アナログの音声信号にD/A変換し、アナログ信号入出力回路35に供給する。
ベースバンド制御部37は、カメラ画像制御部30から供給された画像データと、アナログ信号入出力回路35から供給された音声データとを合成し、合成した結果である合成データ(AV(Audio Visual)データ)に対して、所定のベースバンド処理を施し、HDVコーデック41、またはDVコーデック45に供給する。
また、ベースバンド制御部37は、HDVコーデック41またはDVコーデック45から供給されたAVデータを画像データと音声データとに分離し、そのうちの音声データを、アナログ信号入出力回路35またはAD/DAコンバータ36に供給する。
さらに、ベースバンド制御部37は、カメラ画像制御部30から供給された画像データやAVデータから分離した画像データに対応する画像を、ドライバ51またはドライバ52を介して、パネル53またはEVF54に表示させる制御を行う。
また、ベースバンド制御部37は、AVデータ等を、ドライバ55およびD端子56、または、HDMI制御部57、HDMIドライバ58、およびHDMI端子59を介して、外部の機器に出力する。
さらに、ベースバンド制御部37は、GUI制御部22からバスを介して供給されるOSD情報を基に、ドライバ51またはドライバ52を介して、パネル53またはEVF54のOSD表示を制御する。GUI制御部22とベースバンド制御部37とを接続するバスには、フラッシュメモリ38およびSDRAM39が接続されている。
SD出力端子40は、図示せぬスピーカなどが接続され、アナログ信号入出力回路35から供給された音声信号を、図示せぬスピーカに供給する。
HDVコーデック41は、ベースバンド制御部37から供給されるAVデータをHDVフォーマットのデータ(HDVデータ)に変換し、符号化/復号部44に供給する。
すなわち、ユーザの操作に応じて、HDVフォーマットでの録画が設定されている場合、GUI制御部22は、HDVフォーマットでの録画を行うように、ベースバンド制御部37を制御する。ベースバンド制御部37は、GUI制御部22からの制御に応じて、AVデータを、HDVコーデック41に供給し、HDVコーデック41は、ベースバンド制御部37から供給されるAVデータをHDVデータに変換して、符号化/復号部44に供給する。
なお、このとき、HDVコーデック41は、HDVデータに対して、機械駆動制御部46で管理されているタイムコードを付加する。
また、HDVコーデック41は、符号化/復号部44から供給されたHDVデータをAVデータに逆変換し、ベースバンド制御部37に供給する。HDVコーデック41には、SDRAM42およびフラッシュメモリ43が接続されている。
符号化/復号部44は、内部にCPU44−1およびDRAM(Dynamic Random Access Memory)44−2を有し、CPU44−1が、DRAM44−2などに記憶されたプログラムを実行することで、各種の処理を行う。
すなわち、符号化/復号部44は、HDVコーデック41からのHDVデータを符号化し、その結果得られる符号化データを、テープデッキ制御部47に供給する。
また、符号化/復号部44は、テープデッキ制御部47から供給された符号化データをHDVデータに復号し、HDVコーデック41に供給する。
さらに、符号化/復号部44は、i.LINK制御部49から供給される、信号フォーマットがMPEG(Moving Picture Experts Group)のデータを符号化し、その結果得られる符号化データを、テープデッキ制御部47に供給する。
DVコーデック45は、ベースバンド制御部37から供給されるAVデータをDVフォーマットのデータ(DVデータ)に符号化し、テープデッキ制御部47に供給する。
すなわち、ユーザの操作に応じて、DVフォーマットでの録画が設定されている場合、GUI制御部22は、DVフォーマットでの録画を行うように、ベースバンド制御部37を制御する。ベースバンド制御部37は、GUI制御部22からの制御に応じて、AVデータを、DVコーデック45に供給し、DVコーデック45は、ベースバンド制御部37から供給されるAVデータをDVデータに変換して、テープデッキ制御部47に供給する。
なお、このとき、DVコーデック45は、DVデータに対して、機械駆動制御部46で管理されているタイムコードを付加する。
また、DVコーデック45は、テープデッキ制御部47から供給されたDVデータをAVデータに復号し、ベースバンド制御部37に供給する。
さらに、DVコーデック45は、i.LINK制御部49から供給される、信号フォーマットがDVのデータを符号化し、その結果得られる符号化データを、テープデッキ制御部47に供給する。
機械駆動制御部46は、内部にCPU46−1およびRAM46−2を有し、CPU46−1が、RAM46−2などに記憶されたプログラムを実行することで、各種の処理を行う。
すなわち、機械駆動制御部46は、GUI制御部22からの操作信号に応じた情報に基づいて、テープデッキ制御部47およびi.LINK制御部49を制御する。
さらに、機械駆動制御部46は、i.LINK制御部49からi.LINK端子50でやりとりするデータの情報を受信するとともに、i.LINK端子50に接続された機器を制御するためのコマンドを、i.LINK制御部49に供給する。
また、機械駆動制御部46は、HDVコーデック41またはDVコーデック45に供給するタイムコードを管理する。
テープデッキ制御部47は、機械駆動制御部46の制御に基づいて、テープデッキ48に装着されたテープを制御し、テープから再生された符号化データを符号化/復号部44に供給し、また、テープから再生されたDVデータをDVコーデック45に供給する。また、テープデッキ制御部47は、DVコーデック45、または符号化/復号部44から所定の符号化データが供給されたとき、その符号化データを、テープデッキ48を介して、テープに記録させる。
i.LINK制御部49は、内部にCPU49−1を有し、CPU49−1が、プログラムを実行することで、i.LINK端子50によるデータのやりとりを制御する。
すなわち、i.LINK制御部49は、機械駆動制御部46の制御に基づいて、図示せぬ専用ケーブルを介してi.LINK端子50に接続される外部の機器を制御する。i.LINK制御部49は、i.LINK端子50に接続される外部の機器から供給される符号化データを符号化/復号部44に供給し、また、外部の機器から供給されるDVデータをDVコーデック45に供給する。また、i.LINK制御部49は、DVコーデック45、または符号化/復号部44から所定の符号化データが供給されたとき、その符号化データを外部の機器に出力する。
ドライバ51およびドライバ52は、それぞれ、ベースバンド制御部37からの画像データに応じて、パネル53およびEVF54を駆動する。
ドライバ55は、ベースバンド制御部37から供給されたAVデータを、D端子56に対応した所定の信号フォーマットのデータに変換し、D端子56に供給する。
パネル53は、例えば、撮影装置11に対して開閉可能な液晶パネル等で構成され、ドライバ51からの駆動に応じた画像を表示する。すなわち、パネル53は、レンズ部28によって撮影されている被写体の画像や、OSD情報に基づいた画像の表示を行う。
EVF54は、ドライバ52からの駆動に応じた画像を表示する。すなわち、EVF54は、レンズ部28によって撮影されている被写体の画像や、OSD情報に基づいた画像の表示を行う。
D端子56は、ドライバ55からの所定の信号フォーマットの画像信号を、図示せぬディスプレイ装置などの表示装置に出力する。
HDMI制御部57は、HDMIドライバ58を制御し、HDMI端子59に接続された外部の機器に、ベースバンド制御部37からのAVデータを送信をする。
HDMIドライバ58は、HDMI制御部57の制御に従い、ベースバンド制御部37からHDMI制御部57を介して供給されるAVデータを、HDMI出力フォーマットで、HDMI端子59に接続された機器に供給する。
HDMI端子59は、HDMIドライバ58からのHDMI出力フォーマットのディジタル信号を、図示せぬHDMI対応モニタ(例えば、HDMI対応テレビジョン受像機等)に出力する。
図2は、撮影装置11の筐体側面に設けられているキーの外観構成図である。
図2の撮影装置11の筐体側面には、フォーカス位置を調整するためのフォーカスリング71、倍率を調整するためのズームリング72、アイリス(絞り)を調整するためのアイリスリング73、カメラマニュアルキー74、調整ダイヤル75、オートフォーカスモードに設定するためのオートフォーカスキー76、ユーザの所望のフォーカス位置を記憶するモードであるフォーカスマーキングモードに設定するためのフォーカスマーキングモード設定キー77、フォーカスマーキングモードにおいて、フォーカス位置を記憶する(フォーカスマーキングする)ためのフォーカスマーキングA記憶キー78およびフォーカスマーキングB記憶キー79、ユーザにより任意のメニュー(機能)が割り当てられるユーザ設定キー80乃至82、入射光の透過を制限するND(Neutral Density)フィルタの使用の要否を設定するNDフィルタースイッチ83、フォーカス合わせを行いやすくするために、パネル53およびEVF54の画面中央部を拡大するための拡大フォーカスキー84、マニュアルフォーカスモードに設定するためのマニュアルフォーカスキー85が配置されている。
さらに、撮影装置11の筐体側面には、画像の再生を停止するSTOPキー86、再生されている画像を巻き戻すREWキー87、記録されている画像を再生するPLAYキー88、再生されている画像を早送りするFFキー89、再生されている画像のスロー再生を行うSLOWキー90、再生されている画像を一時停止するPAUSEキー91、再生されている画像に音声を録音させるRECキー92および93、再生されている画像に含まれる音声の音量を調整する音量調整キー94、白とびが発生する恐れのある部分を縞模様で表示させるためのゼブラ設定キー95、各種機能の設定状況を表示させるDISPLAYキー96、ユーザにより任意のメニュー(機能)が割り当てられるユーザ設定キー97乃至99、画質調整プロファイルを選択する機能であるピクチャープロファイルキー100、カメラの各種状態を確認するためのステータスチェックキー101が配置されている。
図3は、撮影装置11の筐体背面(レンズ部28と反対側の面)に設けられているキーの外観構成図である。
図3の撮影装置11の筐体背面には、カメラ設定のオート/マニュアル操作を切替える切替スイッチ111、カメラ設定がマニュアルのときに設定可能な機能を実行するためのマニュアルゲインキー112、マニュアルシャッタースピードキー113、およびマニュアルホワイトバランスキー114、撮影装置11の各種設定を行うメニュー画面を開くためのメニューキー115、メニュー選択のために使うダイヤル/決定キー116、録画開始/停止キー117、電源スイッチ118、ズームキー119、静止画記録キー120が配置されている。
図4は、撮影装置11のGUI制御部22、カメラ駆動制御部32、およびベースバンド制御部37の機能構成例を示すブロック図である。
図4の各構成は、GUI制御部22が有するCPU22−1およびカメラ駆動制御部32が有するCPU32−1が、所定のプログラムを実行することにより実現される。
GUI制御部22は、GUI生成部134およびGUI生成制御部135から構成され、カメラ駆動制御部32は、フォーカス位置情報取得部131、フォーカス位置情報記憶部132、および一致検出部133から構成され、ベースバンド制御部37は、表示制御部136から構成される。
フォーカス位置情報取得部131は、GUI生成制御部135の制御に応じて、カメラ画像制御部30を介して、レンズ部28の現在のフォーカス位置と、合焦状態となる最も近景側のフォーカス位置である近景端、および合焦状態となる最も遠景側のフォーカス位置である遠景端とを検出することにより取得する。
さらに、フォーカス位置情報取得部131は、近景端および遠景端に基づき、例えば、近景端を0に割り当てるとともに、遠景端を127に割り当てることで、近景端と遠景端との間を、0乃至127の128の値の範囲として、その128の値の範囲によって、レンズ部28の現在のフォーカス位置を正規化し、正規化後のフォーカス位置を表すフォーカス位置情報を、フォーカス位置情報記憶部132、一致検出部133、およびGUI生成部134に供給する。
フォーカス位置情報記憶部132は、GUI生成制御部135の制御に応じて、フォーカスマーキングA記憶キー78やフォーカスマーキングB記憶キー79が操作されたときのフォーカス位置を記憶する。
すなわち、フォーカス位置情報記憶部132は、フォーカスマーキングA記憶キー78やフォーカスマーキングB記憶キー79の操作に対応して行われるGUI生成制御部135の制御に応じて、フォーカス位置情報取得部131から供給されるフォーカス位置情報を記憶する。
ここで、フォーカス位置情報記憶部132に記憶されたフォーカス位置情報を、以下、適宜、記憶フォーカス位置情報という。
一致検出部133は、フォーカス位置情報取得部131から供給されるフォーカス位置情報(以下、現在フォーカス位置情報ともいう)と、フォーカス位置情報記憶部132に記憶された記憶フォーカス位置情報とを比較することにより、現在フォーカス位置情報と、記憶フォーカス位置情報との一致を検出する。一致検出部133は、記憶フォーカス位置情報と現在フォーカス位置情報との一致を検出した場合、一致を検出したことを示す一致情報をGUI生成部134に供給する。
GUI生成部134は、GUI生成制御部135からの制御に応じ、フォーカス位置情報取得部131からの現在フォーカス位置情報や、フォーカス位置情報記憶部132に記憶された記憶フォーカス位置情報、一致検出部133からの一致情報に基づき、フォーカス位置を表すGUIであるフォーカス位置画像を生成(描画)し、表示制御部136に供給する。
GUI生成制御部135は、キー/電源制御部21から供給されるフォーカスマーキングモード設定キー77や、フォーカスマーキングA記憶キー78、フォーカスマーキングB記憶キー79の操作に対応する操作信号に応じて、フォーカス位置情報取得部131、フォーカス位置情報記憶部132、およびGUI生成部134を制御する。
表示制御部136は、カメラ画像制御部30から供給される画像データを、ドライバ51を介して、パネル53に表示(OSD表示)し、また、ドライバ52を介して、EVF54に表示する表示制御を行う。
さらに、表示制御部136は、GUI生成部134から供給されるフォーカス位置画像を、カメラ画像制御部30から供給される画像データに対応する画像に重畳して、ドライバ51を介して、パネル53に表示し、また、ドライバ52を介して、EVF54に表示する表示制御を行う。
すなわち、ユーザがフォーカスリング71(図2)を手動で操作することによりフォーカス位置が調整されたレンズ部28(光学系)を介して入射する被写体からの光は、CMOSセンサ29に照射される。
CMOSセンサ29は、レンズ部28からの光を受光して、光電変換することにより、被写体の画像に対応する画像信号を得て、カメラ画像制御部30に供給する。
カメラ画像制御部30は、CMOSセンサ29からの画像信号を増幅し、さらに、ガンマ補正等の必要な信号処理を施して、その結果得られる画像データを、表示制御部136に供給する。
表示制御部136は、以上のようにして、カメラ画像制御部30から供給される画像データに応じて、被写体の画像を、ドライバ51を介して、パネル53に表示する。すなわち、これにより、パネル53では、いわゆるスルー画が表示される。なお、EVF54でも、パネル53と同様の表示が行われるが、以下では、その説明は、適宜省略する。
次に、図5乃至図11を参照して、図4のパネル53に、被写体の画像とともに表示される、フォーカス位置画像について説明する。
図5は、フォーカスマーキングモード設定キー77が操作され、フォーカスマーキングモードとなったときに表示されるフォーカス位置画像を示す図である。
ユーザによって、フォーカスマーキングモード設定キー77が操作されると、GUI生成制御部135は、フォーカス位置情報の取得を開始するように、フォーカス位置情報取得部131を制御するとともに、フォーカス位置画像を生成するように、GUI生成部134を制御する。フォーカス位置情報取得部131は、GUI生成制御部135からの制御に応じて、現在フォーカス位置情報を取得し、フォーカス位置情報記憶部132、一致検出部133、およびGUI生成部134に供給する。
GUI生成部134は、GUI生成制御部135の制御に応じ、フォーカス位置画像140を生成し、表示制御部136に供給する。
すなわち、GUI生成部134は、一端である、例えば右端を近景端とし、他端である、例えば左端を遠景端とする、水平方向に延びるバー形状のアイコンであるバー143上の、フォーカス位置情報取得部131からの現在フォーカス位置情報が表す位置に、現在のフォーカス位置を表す現在マーク144を配置したフォーカス位置画像140を生成し、表示制御部136に供給する。
これにより、表示制御部136では、図5に示すように、GUI生成部134からのフォーカス位置画像140が、カメラ画像制御部30からの画像(以下、撮影画像ともいう)に重畳して、パネル53に表示される。
ここで、図5では(後述する図6乃至図11でも同様)、撮影画像に、2つの被写体141および142が映っている。被写体141は、手前(近景)側に存在し、被写体142は、奥(遠景)側に存在する。
また、フォーカス位置画像140のバー143の、近景端としての右端の右側には、近景端であることを表す人を模したアイコンが表示され、遠景端としての左端の左側には、遠景端であることを表す山を模したアイコンが表示される。
その後、ユーザが、フォーカスリング71を操作し、フォーカス位置を調整すると、フォーカス位置情報取得部131は、その調整後のフォーカス位置のフォーカス位置情報を取得し、現在フォーカス位置情報として、フォーカス位置情報記憶部132、一致検出部133、およびGUI生成部134に供給する。
GUI生成部134は、フォーカス位置情報取得部131からの現在フォーカス位置情報に応じて、バー143上の、フォーカス位置情報取得部131からの現在フォーカス位置情報が表す位置に、現在マークを配置したフォーカス位置画像140を生成し(描画し直し)、表示制御部136に供給する。
これにより、表示制御部136では、ユーザがフォーカスリングを操作して調整した後のフォーカス位置に対応する、バー143上の位置に、現在マーク144が移動したフォーカス位置画像140が、パネル53に表示される。
以上のように、現在マーク144は、フォーカスリング71の操作に応じて調整されるフォーカス位置に応じて、バー143上を、128刻みで移動する。
したがって、ユーザは、パネル53に表示されたフォーカス位置画像140を確認しながら、フォーカスリング71を回転(操作)してフォーカス位置を調整することができる。
ここで、図5においては、フォーカス位置は、被写体142よりも近い位置にある被写体141が合焦状態となる位置になっている。
図6は、図5におけるフォーカス位置で、フォーカスマーキングA記憶キー78が操作(押下)された直後のフォーカス位置画像140を示す図である。
ユーザによって、フォーカスマーキングA記憶キー78が押下されると、GUI生成制御部135は、フォーカス位置情報の記憶の指示をフォーカス位置情報記憶部132に供給する。フォーカス位置情報記憶部132は、GUI生成制御部135からの指示に応じて、フォーカスマーキングA記憶キー78が操作されたときの、フォーカス位置情報取得部131から供給されるフォーカス位置情報(現在フォーカス位置情報)を、第1の記憶フォーカス位置情報として記憶する。
GUI生成部134は、フォーカス位置情報記憶部132に、第1の記憶フォーカス位置情報が記憶されると、バー143上の、フォーカス位置情報取得部131からの現在フォーカス位置情報が表す位置に、現在マーク144を配置するとともに、フォーカス位置情報記憶部132に記憶された第1の記憶フォーカス位置情報が表す位置に、フォーカスマーキングA記憶キー78が操作されたときのフォーカス位置(第1の記憶フォーカス位置情報が表す位置)を表す記憶マーク145を配置したフォーカス位置画像140を生成し、表示制御部136に供給する。
表示制御部136では、図6に示すように、GUI生成部134からのフォーカス位置画像140が、カメラ画像制御部30からの被写体141および被写体142が映っている撮影画像に重畳して、パネル53に表示される。
また、フォーカス位置情報記憶部132に第1の記憶フォーカス位置情報が記憶されると、一致検出部133は、フォーカス位置情報取得部131からの現在フォーカス位置情報と、フォーカス位置情報記憶部132に記憶された第1の記憶フォーカス位置情報との一致の検出を開始し、現在フォーカス位置情報と、フォーカス位置情報記憶部132に記憶された第1の記憶フォーカス位置情報との一致を検出すると、その旨を表す一致情報を、GUI生成部134に供給する。
GUI生成部134は、一致検出部133からの一致情報が供給されると、現在フォーカス位置情報と第1の記憶フォーカス位置情報とが一致した旨を、ユーザに報知する。
すなわち、GUI生成部134は、フォーカス位置画像140の表示を変化させることで、現在フォーカス位置情報と、第1の記憶フォーカス位置情報とが一致した旨を報知する。
具体的には、GUI生成部134は、図5の場合と異なる色の現在マーク144を配置したフォーカス位置画像140を生成する。
この場合、パネル53では、現在マーク144が、図6に示すように、図5の場合の色(以下、適宜、通常色という)とは異なる色(以下、適宜、一致色という)になったフォーカス位置画像140が表示される。
すなわち、フォーカスマーキングA記憶キー78が操作され、フォーカス位置情報記憶部132に、第1の記憶フォーカス位置情報が記憶された直後においては、現在フォーカス位置情報と、第1の記憶フォーカス位置情報とは一致しているため、一致検出部133は、一致情報を、GUI生成部134に供給する。
その結果、現在マーク144は、現在フォーカス位置情報と、第1の記憶フォーカス位置情報とが一致していない図5の場合の通常色と異なる一致色で表示される。
なお、図5では、現在マーク144は、通常色としての、例えば、白色で表示され、図6では、現在マーク144は、一致色としての、例えば、緑色で表示されている。
さらに、図6では、記憶マーク145は、現在マーク144と同一の位置に表示されているため、現在マーク144に隠されて見えない状態になっている。
また、図6においては、記憶マーク145の上側に、フォーカスマーキングA記憶キー78が押下(操作)されたときのフォーカス位置であることを示す「A」の文字が表示されている。なお、フォーカスマーキングA記憶キー78が操作されたときのフォーカス位置(第1の記憶フォーカス位置情報が表すフォーカス位置)を、以下、適宜、フォーカス位置Aという。
図7は、フォーカスマーキングA記憶キー78の操作後、フォーカス位置Aとは異なるフォーカス位置において、フォーカスマーキングB記憶キー79が押下された直後のフォーカス位置画像140を示す図である。
フォーカスマーキングA記憶キー78の操作後、ユーザが、フォーカスリング71を操作し、フォーカス位置を調整すると、フォーカス位置情報取得部131は、その調整後のフォーカス位置のフォーカス位置情報を取得し、現在フォーカス位置情報として、フォーカス位置情報記憶部132、一致検出部133、およびGUI生成部134に供給する。
GUI生成部134は、フォーカス位置情報取得部131からの現在フォーカス位置情報に応じて、上述したように、ユーザがフォーカスリング71を操作して調整した後のフォーカス位置に対応する、バー143上の位置に、現在マーク144が移動したフォーカス位置画像140を描画し直す。
これにより、表示制御部136では、ユーザがフォーカスリングを操作して調整した後のフォーカス位置に対応する、バー143上の位置に、現在マーク144が移動したフォーカス位置画像140が、パネル53に表示される。
その後、ユーザによって、フォーカスマーキングB記憶キー79が押下されると、GUI生成制御部135は、フォーカス位置情報の記憶の指示をフォーカス位置情報記憶部132に供給する。フォーカス位置情報記憶部132は、GUI生成制御部135からの指示に応じて、フォーカスマーキングB記憶キー79が操作されたときの、フォーカス位置情報取得部131からのフォーカス位置情報(現在フォーカス位置情報)を、第2の記憶フォーカス位置情報として記憶する。
GUI生成部134は、フォーカス位置情報記憶部132に、第2の記憶フォーカス位置情報が記憶されると、第1の記憶フォーカス位置情報がフォーカス位置情報記憶部132に記憶された場合と同様に、フォーカス位置画像140を生成し、表示制御部136に供給する。
すなわち、いまの場合、フォーカス位置情報記憶部132には、第1および第2の記憶フォーカス位置情報が記憶されているので、GUI生成部134は、バー143上の、フォーカス位置情報取得部131からの現在フォーカス位置情報が表す位置に、現在マーク144を配置するとともに、フォーカス位置情報記憶部132に記憶された第1の記憶フォーカス位置情報が表す位置に、第1の記憶フォーカス位置情報が表す位置(フォーカス位置A)を表す記憶マーク145を配置し、かつ、フォーカス位置情報記憶部132に記憶された第2の記憶フォーカス位置情報が表す位置に、第2の記憶フォーカス位置情報が表す位置を表す記憶マーク146を配置を配置したフォーカス位置画像140を生成し、表示制御部136に供給する。
これにより、表示制御部136では、図7に示すように、GUI生成部134からのフォーカス位置画像140が、カメラ画像制御部30からの被写体141および被写体142が映っている撮影画像に重畳して、パネル53に表示される。
なお、フォーカスマーキングB記憶キー79が操作され、第2の記憶フォーカス位置情報がフォーカス位置情報記憶部132に記憶された直後においては、フォーカスマーキングA記憶キー78が操作された場合と同様に、一致検出部133は、フォーカス位置情報取得部131からの現在フォーカス位置情報と、フォーカス位置情報記憶部132に記憶された第2の記憶フォーカス位置情報との一致の検出を開始する。
第2の記憶フォーカス位置情報が記憶された直後においては、現在フォーカス位置情報と、第2の記憶フォーカス位置情報とは一致しているため、一致検出部133は、一致情報を、GUI生成部134に供給し、GUI生成部134は、一致検出部133からの一致情報に基づき、現在マーク144を一致色で描画する。
したがって、図7では、図6の場合と同様に、現在マーク144は、通常色とは異なる一致色で表示される。
なお、図7でも、図6と同様に、記憶マーク146は、現在マーク144と同一の位置に表示されているため、現在マーク144に隠されて見えない状態になっている。
また、図7においては、記憶マーク146の下側に、フォーカスマーキングB記憶キー79が押下(操作)されたときのフォーカス位置であることを示す「B」の文字が表示されている。なお、フォーカスマーキングB記憶キー79が操作されたときのフォーカス位置(第2の記憶フォーカス位置情報が表すフォーカス位置)を、以下、適宜、フォーカス位置Bという。
図7において、フォーカス位置Bは、被写体141よりも遠い位置にある被写体142が合焦状態となる位置になっている。
図8は、フォーカスマーキングB記憶キー79の操作後、ユーザがフォーカスリング71を操作して、フォーカス位置を、フォーカス位置Bから近景側の位置に調整したときのフォーカス位置画像140を示す図である。
図8においては、バー143上の現在マーク144は、フォーカス位置Aを表す記憶マーク145とフォーカス位置Bを表す記憶マーク146との間にあり、その現在マーク144が表すフォーカス位置は、被写体141と被写体142との間に位置するため、被写体141および被写体142のいずれも合焦状態となっていない。
なお、図8では(後述する図9も同様)、現在フォーカス位置情報は、第1および第2の記憶フォーカス位置情報のいずれとも一致していないため、現在マーク144は、通常色となっている。
図9は、図8の状態から、ユーザがフォーカスリング71を操作して、フォーカス位置を、さらに近景側の位置に調整したときのフォーカス位置画像140を示す図である。
図9においては、バー143上の現在マーク144は、フォーカス位置Aを表す記憶マーク145に近づいており、その現在マーク144が表すフォーカス位置は、被写体141が合焦状態になりつつある位置になっている。
図10は、ユーザがフォーカスリング71を操作して、フォーカス位置を、図9の場合よりもさらに近景側の位置に調整したときのフォーカス位置画像140を示す図である。
図10では、現在のフォーカス位置がフォーカス位置Aと一致している。
すなわち、一致検出部133は、上述したように、フォーカス位置情報取得部131からの現在フォーカス位置情報と、フォーカス位置情報記憶部132に記憶された第1および第2の記憶フォーカス位置情報それぞれとの一致を検出しており、ユーザがフォーカスリング71を操作して、フォーカス位置を、図9の場合よりもさらに近景側の位置に調整し、現在フォーカス位置情報と、フォーカス位置情報記憶部132に記憶された第1の記憶フォーカス位置情報とが一致すると、一致情報を、GUI生成部134に供給する。
GUI生成部134は、一致検出部133からの一致情報に基づき、現在マーク144を一致色で描画し、これにより、パネル53では、図10に示すように、現在マーク144が通常色とは異なる一致色となっているフォーカス位置画像140が表示される。
このように、現在のフォーカス位置と、予め記憶したフォーカス位置Aとが一致したときに、現在マーク144の色が変わるので、ユーザは、現在マーク144の色が変わったときにフォーカスリング71の回転(操作)を留めることで、フォーカス位置を、ユーザの所望する位置、すなわち、例えば、前もって調べておいた、被写体141が合焦状態となるフォーカス位置Aに、正確かつ容易に調整することができる。
なお、フォーカス位置画像140では、フォーカスマーキングA記憶キー78が操作されたときのフォーカス位置を表す「A」の文字が、記憶マーク145の近くに表示されるが(図6乃至図10)、この「A」の文字も、現在マーク144と同様に、現在フォーカス位置情報と第1の記憶フォーカス位置情報とが一致していないときには、通常色で表示され、現在フォーカス位置情報と第1の記憶フォーカス位置情報とが一致しているときには、一致色で表示される。
また、フォーカス位置画像140では、フォーカスマーキングB記憶キー79が操作されたときのフォーカス位置を表す「B」の文字が、記憶マーク146の近くに表示されるが(図7乃至図10)、この「B」の文字も、現在マーク144と同様に、現在フォーカス位置情報と第2の記憶フォーカス位置情報とが一致していないときには、通常色で表示され、現在フォーカス位置情報と第2の記憶フォーカス位置情報とが一致しているときには、一致色で表示される。
図11は、フォーカス位置Aの記憶フォーカス位置情報と、フォーカス位置Bの記憶フォーカス位置情報とが同一であり、現在のフォーカス位置がフォーカス位置AおよびBに一致したときのパネル53の表示の例を示す図である。
図11においては、パネル53において、バー143上の現在マーク144が一致色で表示されるとともに、フォーカス位置Aであることを示す「A」の文字と、フォーカス位置Bであることを示す「B」の文字の色が一致色で表示される。
すなわち、図11は、あるフォーカス位置において、フォーカスマーキングA記憶キー78またはフォーカスマーキングB記憶キー79の一方が操作され、続けて、他方が操作されたときに、GUI生成部134で生成されるフォーカス位置画像140を示している。
図11では、現在フォーカス位置情報と、第1および第2の記憶フォーカス位置情報のそれぞれとが一致している。
なお、フォーカスマーキングA記憶キー78が操作されたときに、フォーカス位置情報記憶部132に記憶された第1の記憶フォーカス位置情報は、再度、フォーカスマーキングA記憶キー78が操作されると、フォーカス位置情報記憶部132から消去(削除)される。フォーカスマーキングB記憶キー79が操作されたときに、フォーカス位置情報記憶部132に記憶された第2の記憶フォーカス位置情報も同様である。
また、GUI生成部134は、フォーカスマーキングモード設定キー77が再度操作され、フォーカスマーキングモードが解除されると、フォーカス位置画像140の生成(描画)、および、表示制御部136への供給を停止する。したがって、フォーカスマーキングモード設定キー77が操作されるたびに、フォーカス位置画像140の表示は、交互に、オン、オフされる。
次に、撮影装置11のフォーカスマーキングモード設定の処理について説明する。
図12は、撮影装置11のフォーカスマーキングモード設定の処理を説明するフローチャートである。
ステップS11において、GUI生成制御部135は、フォーカスマーキングモード設定キー77が押下(操作)されたかを判定する。
ステップS11において、フォーカスマーキングモード設定キー77が押下されていないと判定された場合、フォーカスマーキングモード設定キー77が押下されるまで、ステップS11の処理が繰り返される。
一方、ステップS11において、フォーカスマーキングモード設定キー77が押下されたと判定された場合、GUI生成制御部135は、動作モードを、通常モードから、フォーカスマーキングモードとし、さらに、処理を開始するようにフォーカス位置情報取得部131およびGUI生成部134を制御して、処理はステップS12に進む。
ステップS12において、フォーカス位置情報取得部131は、現在フォーカス位置情報を取得し、フォーカス位置情報記憶部132、一致検出部133、およびGUI生成部134に供給して、処理はステップS13に進む。
ステップS13において、GUI生成部134は、フォーカス位置情報取得部131からの現在フォーカス位置情報に基づき、図5で説明したフォーカス位置画像140を描画(生成)して、表示制御部136に供給する。さらに、ステップS13では、表示制御部136が、GUI生成部134からのフォーカス位置画像140を、カメラ画像制御部30からの撮影画像に重畳して、パネル53に表示し、処理は終了する。
なお、GUI生成制御部135は、フォーカスマーキングモード設定キー77が再度操作されると、フォーカスマーキングモードを解除して、動作モードを通常モードとする。そして、フォーカス位置画像140の表示は、フォーカスマーキングモードが解除されると(動作モードが通常モードとなると)、オフされる(フォーカス位置画像140は表示されなくなる)。
次に、フォーカスマーキングモードにおける、撮影装置11のフォーカスマーキングの処理について説明する。
図13は、撮影装置11のフォーカスマーキングの処理を説明するフローチャートである。
フォーカスマーキングモードでは、ステップS31において、フォーカス位置情報取得部131は、現在フォーカス位置情報を取得し、フォーカス位置情報記憶部132、一致検出部133、およびGUI生成部134に供給して、処理はステップS32に進む。
ステップS32において、GUI生成部134は、フォーカス位置情報取得部131からの現在フォーカス位置情報に応じて、バー143上の、フォーカス位置情報取得部131からの現在フォーカス位置情報が表す位置に、現在マーク144を配置したフォーカス位置画像140を描画し直し、表示制御部136に供給する。さらに、ステップS32では、表示制御部136が、GUI生成部134からのフォーカス位置画像140を、パネル53に表示して、処理はステップS33に進む。
ステップS33において、GUI生成制御部135は、フォーカスマーキングA記憶キー78またはフォーカスマーキングB記憶キー79が押下されたかを判定する。
ステップS33において、フォーカスマーキングA記憶キー78およびフォーカスマーキングB記憶キー79のいずれも押下されていないと判定された場合、処理はステップS31に戻る。
また、ステップS33において、フォーカスマーキングA記憶キー78、または、フォーカスマーキングB記憶キー79が押下されたと判定された場合、処理はステップS34に進み、フォーカス位置情報記憶部132は、フォーカス位置情報取得部131からの現在フォーカス位置情報を記憶フォーカス位置情報(第1または第2の記憶フォーカス位置情報)として記憶し、処理はステップS35に進む。
ステップS35において、GUI生成部134は、フォーカス位置情報記憶部132に、記憶フォーカス位置情報が記憶されると、バー143上の、フォーカス位置情報取得部131からの現在フォーカス位置情報が表す位置に、現在マーク144を配置するとともに、フォーカス位置情報記憶部132に記憶された記憶フォーカス位置情報が表す位置に、その位置を表す記憶マーク145または記憶マーク146を配置したフォーカス位置画像140を生成し、表示制御部136に供給する。さらにステップS35では、表示制御部136が、GUI生成部134からのフォーカス位置画像140を、パネル53に表示する。その後、処理はステップS31に戻り、これ以降の処理が繰り返される。
なお、上述したように、フォーカスマーキングA記憶キー78、またはフォーカスマーキングB記憶キー79が操作されたときに、フォーカス位置情報記憶部132に記憶された記憶フォーカス位置情報(第1または第2の記憶フォーカス位置情報)は、再度、フォーカスマーキングA記憶キー78、またはフォーカスマーキングB記憶キー79が操作されると、フォーカス位置情報記憶部132から消去される。
次に、現在フォーカス位置情報と、フォーカス位置情報記憶部132に記憶された記憶フォーカス位置情報との一致を検出し、一致しない場合には、現在マーク144を通常色で表示し、一致する場合には、現在マーク144を通常色とは異なる一致色で表示するフォーカス位置一致検出処理について説明する。
図14は、撮影装置11のフォーカス位置一致検出処理を説明するフローチャートである。
上述したように、フォーカスマーキングモードでは、図13のフォーカスマーキングの処理が行われ、これにより、一致検出部133およびGUI生成部134には、フォーカス位置情報取得部131から、現在フォーカス位置情報が供給される。
フォーカス位置一致検出処理では、ステップS51において、一致検出部133は、フォーカス位置情報取得部131からの現在フォーカス位置情報と、フォーカス位置情報記憶部132に記憶された記憶フォーカス位置情報(第1または第2の記憶フォーカス位置情報)とが一致しているかどうかを判定する。
ステップS51において、フォーカス位置情報取得部131からの現在フォーカス位置情報と、フォーカス位置情報記憶部132に記憶された記憶フォーカス位置情報とが一致していないと判定された場合、一致検出部133は、一致情報を、GUI生成部134には供給せずに、処理はステップS52に進む。
ステップS52では、GUI生成部134は、図13のステップS35でフォーカス位置画像140を描画するときの現在マーク144の描画を通常色で行うように設定し、処理はステップS51に戻る。
また、ステップS51において、フォーカス位置情報取得部131からの現在フォーカス位置情報と、フォーカス位置情報記憶部132に記憶された記憶フォーカス位置情報とが一致していると判定された場合、一致検出部133は、現在フォーカス位置情報と記憶フォーカス位置情報とが一致している旨の一致情報を、GUI生成部134に供給し、処理はステップS53に進む。
ステップS53において、GUI生成部134は、一致検出部133から一致情報が供給されると、図13のステップS35でフォーカス位置画像140を描画するときの現在マーク144の描画を、通常色とは異なる一致色で行うように設定し、処理はステップS51に戻る。
以上のように、撮影装置11では、現在フォーカス位置情報を取得し、フォーカスマーキングA記憶キー78またはフォーカスマーキングB記憶キー79が操作されたときの現在フォーカス位置情報を、記憶フォーカス位置情報として記憶し、一端を近景端とするとともに、他端を遠景端とするバー143上の、現在フォーカス位置情報が表す位置に、その位置を表す現在マーク144を配置するとともに、記憶フォーカス位置情報が表す位置に、その位置を表す記憶マーク145または記憶マーク146を配置したフォーカス位置画像140を表示するので、ユーザは、そのフォーカス位置画像140を見ながら、フォーカスリング71を操作することで、フォーカス位置を、前もって決めておいた記憶フォーカス位置情報が表す位置に、手動で、容易に調整することができる。
さらに、撮影装置11では、現在フォーカス位置と、記憶フォーカス位置との一致を検出し、その一致が検出されたときに、現在マーク144を表示する色を、通常色から一致色に変えることで、現在フォーカス位置情報と記憶フォーカス位置情報とが一致した旨を報知するので、例えば、ユーザは、現在マーク144の色が変わったときにフォーカスリング71の回転を留めることで、フォーカス位置を、ユーザの所望するフォーカス位置に、手動で、より正確に戻すことができる。
また、ユーザは、パネル53に表示されたフォーカス位置画像140を確認しながらフォーカスリング71を操作することができるので、1人で画枠などの調整をしながら、容易に、フォーカス位置の調整をすることができ、人件費を抑えることができる。さらに、撮影のミスの可能性を低減することができる。
また、近景端と遠景端との間を、0乃至127の128の値の範囲として、その128の値の範囲によって、レンズ部28の現在のフォーカス位置を正規化することで、現在マーク144は、フォーカスリング71の操作に応じて調整されるフォーカス位置に応じて、バー143上を、128刻みで移動するので、微妙なフォーカス位置の調整をすることが可能になり、プロレベル、またはセミプロレベルのユーザの要求に応えることができる。
なお、近景端と遠景端との間を、128より大きい値の範囲として、その値の範囲によって、現在のフォーカス位置を正規化するようにすることで、より細かなフォーカス位置の調整をすることができる。
さらに、上述した説明では、現在フォーカス位置情報と記憶フォーカス位置情報とが一致した旨を、現在マーク144の色を変えることで報知するようにしたが、現在フォーカス位置情報と記憶フォーカス位置情報とが一致した旨の報知は、その他、例えば、現在マーク144の形や大きさを変えることや、ビープ音等の音を出力すること等によって行うことができる。
また、上述した説明においては、フォーカス位置情報記憶部132には、フォーカスマーキングA記憶キー78が操作されたときの現在フォーカス位置情報である第1の記憶フォーカス位置情報と、フォーカスマーキングB記憶キー79が操作されたときの現在フォーカス位置情報である第2の記憶フォーカス位置情報との、2つの記憶フォーカス位置情報を記憶するようにしたが、1つのみの記憶フォーカス位置情報、または、3つ以上の記憶フォーカス位置情報がフォーカス位置情報記憶部132に記憶されてもよい。
ここで、フォーカス位置情報記憶部132に、3つ以上の記憶フォーカス位置情報を記憶するために、ユーザ設定キー80乃至82および97乃至99のいずれかに、フォーカスマーキングA記憶キー78やフォーカスマーキングB記憶キー79と同様の機能を割り当てることができる。
また、本実施の形態では、フォーカス位置について、フォーカス位置画像140を表示するようにしたが、アイリスやホワイトバランス等について、フォーカス位置画像140と同様のGUIを表示することが可能である。
[他の実施の形態]
ところで、ディジタルビデオカメラ等の撮影装置を用いた撮影現場では、撮影終了後の編集作業や管理のときに画像データを区別しやすくするように、撮影シーンの変更やテープの交換をする毎に、タイムコードの値を1時間分、2時間分、・・・と切り上げて記録することが一般的になっている。
一方、例えば、カメラ一体型VTR(Video Tape Recorder)で撮影され記録された画像信号に含まれるタイムコードから、撮影シーンの変更(開始)の位置を検出し、その位置の線画情報を編集用のコンピュータで読み取ることで、編集作業をより簡単に、かつ短時間で行う技術が提案されている(例えば、特許第3501156号参照)。
かかる技術によれば、上述したように、値を切り上げてタイムコードを記録しておくことで、編集作業の効率化を図ることができる。
しかしながら、撮影シーンの変更やテープの交換をする毎に、タイムコードの値を1時間分ずつ切り上げる操作、すなわち、例えば、ビデオカメラのメニューから、タイムコードの設定のための、汎用のタイムコード設定画面を開き、そのタイムコード設定画面において、タイムコードの時間、分、秒、フレームの各単位を順次変更する操作は、ユーザにとって煩わしい。
そこで、撮影装置11では、タイムコードの切り上げを簡単な操作で行うことができるようになっている。
図15は、撮影装置11のタイムコードに関係する部分の機能構成例を示すブロック図である。
図15の各構成は、GUI制御部22が有するCPU22−1、および機械駆動制御部46が有するCPU46−1が、所定のプログラムを実行することにより実現される。
図15において、撮影装置11は、入力部151、入力制御部152、タイムコード切り上げ部153、タイムコード管理部154、撮影部155、撮影制御部156、タイムコード付加部157、表示制御部158、表示部159、記録制御部160、および記録部161から構成される。
入力部151は、図2のユーザ設定キー80乃至82およびユーザ設定キー97乃至99や、図3のメニューキー115、ダイヤル/決定キー116、録画開始/停止キー117等、および図1のキー/電源制御部21に対応し、ユーザによる操作に対応する操作信号を入力制御部152に供給(入力)する。
入力制御部152は、図1のGUI制御部22に対応し、入力部151からの操作信号に応じた指示を、タイムコード切り上げ部153、タイムコード付加部157、および記録制御部160等に供給する。
より具体的には、入力制御部152は、入力部151(メニューキー115およびダイヤル/決定キー116)からの操作信号に応じて、タイムコードの切り上げの指示を、タイムコード切り上げ部153に供給する。また、入力制御部152は、入力部151(録画開始/停止キー117)からの操作信号に応じて、録画の開始の指示を、タイムコード付加部157および記録制御部160に供給する。
その他、入力制御部152は、各種の操作信号を、必要なブロックに供給する。
タイムコード切り上げ部153は、図1のGUI制御部22に対応し、入力制御部152から供給された、タイムコードの切り上げの指示に応じて、タイムコード管理部154が管理しているタイムコードを取得し、そのタイムコードの値を所定の単位で切り上げ、タイムコード管理部154に供給する。
より具体的には、タイムコード切り上げ部153は、タイムコード管理部154において、現在保持されているタイムコードの、例えば、時間の(単位の)値に1を加え、分、秒、およびフレームの(単位の)値を0とする。
タイムコード管理部154は、図1の機械駆動制御部46に対応し、タイムコード付加部157が画像データ(AVデータ)に付加するタイムコードを管理する。すなわち、タイムコード管理部154は、画像データに付加すべきタイムコードを、タイムコード付加部157に供給し、また、画像の記録(録画)が終了したときのタイムコードや、タイムコード切り上げ部153から供給されるタイムコードを記憶する。
撮影部155は、図1のレンズ部28およびCMOSセンサ29に対応し、撮影制御部156の制御に応じて、被写体を撮影し、その被写体に対応する画像データ(画像信号)を撮影制御部156に供給する。
撮影制御部156は、図1のカメラ画像制御部30に対応し、撮影部155を制御し、撮影部155による撮影の結果得られた画像データに、増幅やガンマ補正等の必要な信号処理を施して、タイムコード付加部157に供給する。
タイムコード付加部157は、図1のベースバンド制御部37、HDVコーデック41、およびDVコーデック45に対応し、タイムコード管理部154からのタイムコードを、撮影制御部156から供給された画像データに、フレーム単位で付加する。
すなわち、タイムコード管理部154は、記憶しているタイムコードを、フレーム単位でカウントアップして、タイムコード付加部157に供給する。タイムコード付加部157は、タイムコード管理部154からのタイムコードを、撮影制御部156から供給されてくる画像データに、フレーム単位で付加する。
タイムコード付加部157は、タイムコードが付加された画像データを、表示制御部158および記録制御部160に供給する。
表示制御部158は、図1のベースバンド制御部37に対応し、表示部159の表示を制御し、タイムコード付加部157から供給された、タイムコードが付加された画像データに対応する画像を、タイムコードとともに、表示部159に表示させる。
表示部159は、図1のパネル53やEVF54に対応し、表示制御部158の制御に応じた表示を行う。
記録制御部160は、図1のテープデッキ制御部47に対応し、入力制御部152からの、録画の開始の指示に応じて、タイムコード付加部157から供給されてくる画像データ(タイムコード付きの画像データ)を、図1のテープデッキ48に対応する記録部161に記録させる。
次に、図16および図17を参照して、タイムコードを切り上げるときに表示部159に表示されるタイムコード切り上げ設定画面について説明する。
図16は、入力部151が、タイムコード切り上げ設定画面を表示するように操作された直後に表示部159に表示されるタイムコード切り上げ設定画面を示す図である。
図16の例において、表示部159には、撮影部155によって撮影されている画像とともに、タイムコード171およびタイムコード切り上げ設定画面172がOSD(On Screen Display)表示されている。また、表示部159の左上には、バッテリの残量を表すバッテリ残量マークが表示されており、タイムコード171の左側には、撮影装置11がスタンバイ状態(録画待機中)であることを示す「STBY」の文字が表示されている。
図16の例において、表示部159に表示されている画像は、いま撮影部155が撮影している、いわゆるスルー画(撮影画像)である。
図16において、タイムコード171は、「01:21:36:08」になっており、1番左側の「01」の単位は時間であり、左側から2番目の「21」の単位は分であり、左側から3番目の「36」の単位は秒であり、1番右側の「08」の単位はフレーム(例えば30分の1秒)である。タイムコード171である「01:21:36:08」は、前回、撮影装置11による画像データの記録が終了したときのタイムコードである。
タイムコード切り上げ設定画面172は、ユーザによる入力部151(メニューキー115およびダイヤル/決定キー116)の操作によって表示される。タイムコード切り上げ設定画面172の左上に表示されている「TC COUNTUP」は、タイムコード切り上げ設定画面172がタイムコードの切り上げを行うための画面メニューであることを示す。そして、ユーザによる入力部151の操作により、タイムコード切り上げ設定画面172の中央部に表示されている「YES」および「NO」のうちの「YES」が選択、確定されることによって、タイムコード切り上げ処理が実行される。
なお、「NO」が選択、確定された場合、タイムコード切り上げ処理は実行されずに、タイムコード切り上げ設定画面172が閉じられる。
また、タイムコード切り上げ設定画面172の最下部に表示されている「[MENU:END]」は、メニューキー115を操作することで、タイムコード切り上げ設定画面172が閉じられることを表している。
図17は、図16のタイムコード切り上げ設定画面172において「YES」が選択、確定され、タイムコード切り上げ処理が実行されたときの表示部159の表示の例を示す図である。
図17においては、タイムコード171は、タイムコード切り上げ処理によって、図16の例における「01:21:36:08」の、時間の値に1が加えられ、分、秒、およびフレームの値が0とされた「02:00:00:00」になっている。
また、タイムコード切り上げ設定画面172の中央には、タイムコード切り上げ処理が終了したことを表す「Completed.」の文字が表示されている。
図18は、撮影装置11のタイムコード切り上げ処理を説明するフローチャートである。
ユーザが、タイムコード切り上げ設定画面172を表示するように、入力部151(メニューキー115およびダイヤル/決定キー116)を操作すると、ステップS90において、入力制御部152は、GUIとしてのタイムコード切り上げ設定画面172を生成(描画)して、表示制御部158に供給する。さらに、ステップS90では、表示制御部158が、タイムコード切り上げ設定画面172を、撮影部155によって撮影されているスルー画に重畳する形で、表示部159に表示する。
ここで、タイムコード管理部154は、記憶しているタイムコードを、タイムコード付加部157に供給しており、タイムコード付加部157は、タイムコード管理部154からのタイムコードを、撮影制御部156からの画像データに付加して、表示制御部158に供給する。
これにより、表示制御部158では、図16で示したように、撮影部155によって撮影されているスルー画に重畳する形で、タイムコードとタイムコード切り上げ設定画面172とが、表示部159に表示される。
そして、処理は、ステップS90からステップS91に進み、入力制御部152は、タイムコードの切り上げを指示する切り上げ指示操作がされたか否かを判定する。ステップS91において、切り上げ指示操作がされていないと判定された場合、処理はステップS91に戻る。
ここで、切り上げ指示操作がされず、ユーザが、タイムコード切り上げ設定画面172の「NO」を選択、確定する操作をした場合、および、メニューキー115を操作した場合には、表示制御部158は、タイムコード切り上げ設定画面172を閉じ、タイムコード切り上げ処理を終了する。
また、ステップS91において、切り上げ指示操作がされたと判定された場合、すなわち、ユーザによって、タイムコード切り上げ設定画面172において「YES」を選択、確定する操作がされた場合、入力制御部152は、タイムコードの切り上げの指示を、タイムコード切り上げ部153に供給し、処理はステップS92に進む。
ステップS92において、タイムコード切り上げ部153は、入力制御部152から供給された、タイムコードの切り上げの指示に応じて、タイムコード管理部154に記憶(保持)されているタイムコードを取得し、処理はステップS93に進む。
ステップS93において、タイムコード切り上げ部153は、タイムコード管理部154から取得したタイムコードの値を所定の単位で切り上げる。より具体的には、タイムコード切り上げ部153は、タイムコード管理部154から取得したタイムコードの、時間の値に1を加え、分、秒、およびフレームの値を0とし、処理はステップS94に進む。
ステップS94において、タイムコード切り上げ部153は、切り上げたタイムコードをタイムコード管理部154に供給し記憶(更新)させる。このとき、タイムコード付加部157は、タイムコード管理部154からタイムコードを取得し、撮影制御部156から供給されてくる画像データに付加する。そして、タイムコード付加部157は、タイムコードが付加された画像データを、表示制御部158に供給し、処理はステップS95に進む。
ステップS95において、表示制御部158は、切り上げたタイムコードを、表示部159に表示させる。これにより、表示部159では、図17に示したように、いま撮影部155によって撮影されているスルー画に重畳する形で、切り上げられたタイムコード(例えば、「02:00:00:00」)が表示される。そして、処理はステップS95からステップS96に進む。
ステップS96において、入力制御部152は、録画を指示する録画指示操作がされたか否かを判定する。ステップS96において、録画指示操作がされていないと判定された場合、処理はステップS96に戻る。
また、ステップS96において、録画指示操作がされたと判定された場合、すなわち、ユーザによって、入力部151(録画開始/停止キー117)が操作された場合、入力制御部152は、録画の開始の指示を、タイムコード付加部157および記録制御部160に供給し、処理はステップS97に進む。
ステップS97において、タイムコード管理部154は、タイムコードのカウントアップを開始し、タイムコード付加部157に供給する。さらに、ステップS97では、タイムコード付加部157は、入力制御部152からの録画の開始の指示に応じて、タイムコード管理部154からのタイムコードを、撮影制御部156から供給されてくる画像データに、フレーム単位で付加し、表示制御部158および記録制御部160に供給する。
ステップS98において、記録制御部160は、入力制御部152からの録画の開始の指示に応じて、タイムコード付加部157から供給されてくる画像データを、フレーム単位で記録部161に記録させる。なお、このとき、表示制御部158は、タイムコードが付加された画像データに対応する画像を、フレーム単位でカウントアップするタイムコードとともに、表示部159に表示させる。
このようにして画像データが記録される中で、ユーザによって、入力部151(録画開始/停止キー117)が操作され、録画の停止が指示された場合、入力制御部152は、録画の停止の指示を、タイムコード付加部157に供給し、タイムコード付加部157は、画像データへのタイムコードの付加を停止する。また、タイムコード管理部154は、タイムコードのカウントアップを停止し、そのタイムコードを記憶する。
このように、撮影装置11は、タイムコードの値を所定の単位で切り上げ、その値からカウントアップされるタイムコードを付加した画像データを記録するので、ユーザは、撮影の合間に、タイムコード切り上げ設定画面172からの簡単な操作をするだけで、タイムコードの時間、分、秒、フレームの各単位を順次変更する煩雑な操作を行わずに、記録される画像データのタイムコードを切り上げることができ、より簡単に、編集作業を効率良く行うことができるようにすることができる。
ここで、上述した説明においては、ユーザによるタイムコード切り上げ設定画面172からの操作によって、タイムコード切り上げ処理が実行されるものとしたが、ユーザ設定キー80乃至82や、ユーザ設定キー97乃至99に、タイムコード切り上げ処理の機能を割り当てることで、タイムコード切り上げ設定画面172を表示せず、ユーザ設定キー80乃至82およびユーザ設定キー97乃至99のうちのいずれかを操作(押下)するだけで、タイムコード切り上げ処理が実行されるようにすることもできる。
図19は、ユーザ設定キー80乃至82およびユーザ設定キー97乃至99に所定の機能(メニュー)を割り当てるときの表示部159の表示の例を示す図である。
図19の例において、表示部159には、ユーザ設定キー割り当て画面173が表示されている。ユーザ設定キー割り当て画面173において表示されている「ASSIGN1」乃至「ASSIGN6」のそれぞれは、ユーザ設定キー80乃至82およびユーザ設定キー97乃至99のそれぞれに対応する。そして、「ASSIGN1」乃至「ASSIGN6」の表示の右側には、それぞれに割り当てられている機能が表示される。
図19の例では、「ASSIGN1」の右側には「TC COUNTUP」の表示がされており、この表示は、ユーザ設定キー80に、タイムコード切り上げ処理の機能が割り当てられることを表す。また、「ASSIGN4」の右側には「ラストシーンレビュー」の表示、「ASSIGN5」の右側には「レックレビュー」の表示、「ASSIGN6」の右側には「エンドサーチ操作」の表示がそれぞれされており、ユーザ設定キー97乃至99には、それぞれの機能が割り当てられている。なお、「ASSIGN2」および「ASSIGN3」の右側には、機能の表示がされておらず、ユーザ設定キー81および82にはいずれの機能も割り当てられていない。
このように、ユーザ設定キー80に、タイムコード切り上げ処理の機能が割り当てられている場合、撮影装置11は、図16で説明したタイムコード切り上げ設定画面172の「YES」が選択、確定されたときの他、ユーザ設定キー80が操作されたときも、タイムコード切り上げ処理を実行する。
すなわち、例えば、図19に示したように、タイムコード切り上げ設定画面172において、ユーザ設定キー80に、タイムコード切り上げ処理の機能を割り当てるように設定がされると、図1のGUI制御部22に対応する入力制御部152(図15)では、ユーザ設定キー80に、タイムコード切り上げ処理の機能が割り当てられる。
具体的には、入力制御部152は、ユーザ設定キー80に、タイムコード切り上げ処理の機能が割り当てられている旨を記憶する。
そして、入力制御部152は、ユーザ設定キー80としての入力部151が操作され、その操作に対応する操作信号が、入力部151から供給されると、ユーザ設定キー80に割り当てられている機能を実行するように、制御が行われる。
すなわち、いまの場合、ユーザ設定キー80には、タイムコード切り上げ処理の機能が割り当てられており、入力制御部152は、ユーザ設定キー80が操作されると、タイムコード切り上げ処理の指示を、タイムコード切り上げ部153に供給し、これにより、上述したような、タイムコードの切り上げが行われる。
図20および図21を参照して、ユーザ設定キー80にタイムコード切り上げ処理の機能が割り当てられている場合の、タイムコードの切り上げについて説明する。
図20は、スルー画が表示されている表示部159の表示の例を示す図である。
図20の例において、表示部159には、撮影部155によって撮影されているスルー画とともに、タイムコード171がOSD表示されている。なお、図20の例においては、タイムコード171は、「01:21:36:08」になっている。
また、表示部159の左上には、バッテリの残量を表すバッテリ残量マーク、画像データが1080i方式で記録されることを表す「HDV1080i」、インタレース方式がNTSC方式(NTSC方式の場合、フィールドレートは毎秒60フィールド)であることを表す「60i」が表示されており、タイムコード171の左側には、撮影装置11がスタンバイ状態(録画待機中)であることを示す「STBY」の文字が表示されている。また、タイムコード171の右下には、2チャンネル分の、マイクロフォン34や図示せぬ端子から入力されるオーディオ記録レベルを表すメータが表示されている。
図20の例においては、タイムコード171は、「01:21:36:08」になっている。
図21は、図20に示される状態においてユーザ設定キー80が操作され、タイムコード切り上げ処理が実行された直後の表示部159の表示の例を示す図である。
図21においては、タイムコード171は、タイムコード切り上げ処理によって、図20の例における「01:21:36:08」の、時間の値に1が加えられ、分、秒、およびフレームの値が0とされた「02:00:00:00」になっている。
このように、撮影装置11は、ユーザ設定キー80の操作のみでタイムコード切り上げ処理を実行するので、ユーザは、タイムコード切り上げ設定画面172を開くことなく、ユーザ設定キー80の操作のみでタイムコードの切り上げを行うことができ、その結果、撮影時間をさらに短縮すること(撮影の効率化を図ること)ができ、また、突然の撮影の機会を逸することを防止することができる。
以上のように、撮影装置11では、タイムコードの切り上げの指示に応じて、現在保持しているタイムコードの値を所定の単位で切り上げ、画像データの記録の指示に応じて、タイムコード切り上げ部153によって切り上げられたタイムコード以降のタイムコードを、画像データに付加し、その画像データを記録するので、ユーザは、撮影の合間に、簡単な操作をするだけで、記録される画像データのタイムコードを切り上げることができ、より簡単に、編集作業を効率良く行えるようにすることができる。
なお、上述の説明では、タイムコードの切り上げの単位を時間とし、時間の値に1を加え、分、秒、およびフレームの値を0とするようにしたが、タイムコードの切り上げの単位は、時間に限らず、例えば、分として、分の値に10や1を加え、秒およびフレームの値を0とするようにしてもよい。
以上においては、本発明を、動画像を撮影する撮影装置11に適用した実施の形態について説明したが、本発明は、フォーカス位置に関するフォーカス位置画像140の表示については、静止画像を撮影するディジタルスチルカメラ等の撮影装置に適用することができる。
なお、コンピュータ(CPU)が実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した撮影装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 撮影装置の筐体側面に設けられている入力部の外観構成図である。 撮影装置の筐体背面に設けられている入力部の外観構成図である。 撮影装置のGUI制御部、カメラ駆動制御部、及びベースバンド制御部の機能構成例を示すブロック図である。 フォーカスマーキングモードとなったときに表示されるフォーカス位置画像を示す図である。 フォーカスマーキングA記憶キーが押下された直後のフォーカス位置画像を示す図である。 フォーカスマーキングB記憶キーが押下された直後のフォーカス位置画像を示す図である。 フォーカス位置Bから近景側の位置に調整したときのフォーカス位置画像を示す図である。 フォーカス位置を、さらに近景側の位置に調整したときのフォーカス位置画像を示す図である。 フォーカス位置を、図9の場合よりもさらに近景側の位置に調整したときのフォーカス位置画像を示す図である。 現在のフォーカス位置がフォーカス位置Aとフォーカス位置Bに一致したときのパネルの表示の例を示す図である。 撮影装置のフォーカスマーキングモード設定の処理を説明するフローチャートである。 撮影装置のフォーカスマーキングの処理を説明するフローチャートである。 撮影装置のフォーカス位置一致検出処理を説明するフローチャートである。 撮影装置のタイムコードに関係する部分の機能構成例を示すブロック図である。 表示部に表示されるタイムコード切り上げ設定画面を示す図である。 タイムコード切り上げ処理が実行されたときの表示部の表示の例を示す図である。 撮影装置のタイムコード切り上げ処理を説明するフローチャートである。 ユーザ設定キーに所定の機能を割り当てるときの表示部の表示の例を示す図である。 スルー画が表示されている表示部の表示の例を示す図である。 タイムコード切り上げ処理が実行された直後の表示部の表示の例を示す図である。
符号の説明
11 撮影装置, 21 キー/電源制御部, 22 GUI制御部, 22−1 CPU, 28 レンズ部, 29 CMOSセンサ, 30 カメラ画像制御部, 32 カメラ駆動制御部, 32−1 CPU, 37 ベースバンド制御部, 41 HDVコーデック, 44 符号化/復号部, 44−1 CPU, 45 DVコーデック, 46 機械駆動制御部, 46−1 CPU, 47 テープデッキ制御部, 48 テープデッキ, 53 パネル, 54 EVF, 71 フォーカスリング, 72 ズームリング, 73 アイリスリング, 77 フォーカスマーキングモード設定キー, 78 フォーカスマーキングA記憶キー, 79 フォーカスマーキングB記憶キー, 80乃至82,97乃至99 ユーザ設定キー, 115 メニューキー, 116 ダイヤル/決定キー, 117 録画開始/停止キー, 131 フォーカス位置情報取得部, 132 フォーカス位置情報記憶部, 133 一致検出部, 134 GUI生成部, 135 GUI生成制御部, 136 表示制御部, 140 フォーカス位置画像, 143 バー, 144 現在マーク, 145,146 記憶マーク, 151 入力部, 152 入力制御部, 153 タイムコード切り上げ部, 154 タイムコード管理部, 155 撮影部, 156 撮影制御部, 157 タイムコード付加部, 158 表示制御部, 159 表示部, 160 記録制御部, 161 記録部, 171 タイムコード, 172 タイムコード切り上げ設定画面, 173 ユーザ設定キー割り当て画面

Claims (14)

  1. 光学系を介して入射する被写体からの光を受光することにより、前記被写体を撮影する撮影装置において、
    前記光学系のフォーカス位置を取得する取得手段と、
    ユーザにより操作される操作部が操作されたときの前記フォーカス位置である記憶フォーカス位置を記憶する記憶手段と、
    一端を、合焦状態となる最も近景側の前記フォーカス位置である近景端とし、他端を、合焦状態となる最も遠景側の前記フォーカス位置である遠景端とするバー上の、現在の前記フォーカス位置に対応する位置に、現在の前記フォーカス位置を表す現在マークを配置するとともに、前記記憶フォーカス位置に対応する位置に、前記記憶フォーカス位置を表す記憶マークを配置したフォーカス位置画像を、前記被写体の画像を表示する表示手段に表示する表示制御を行う表示制御手段と
    を備える撮影装置。
  2. 現在の前記フォーカス位置と、前記記憶フォーカス位置との一致を検出する検出手段と、
    現在の前記フォーカス位置と、前記記憶フォーカス位置との一致が検出されたとき、現在の前記フォーカス位置と、前記記憶フォーカス位置とが一致した旨を報知する報知手段と
    をさらに備える請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記報知手段は、前記フォーカス位置画像の表示を変化させることで、現在の前記フォーカス位置と、前記記憶フォーカス位置とが一致した旨を報知する
    請求項2に記載の撮影装置。
  4. 前記記憶手段は、複数の前記記憶フォーカス位置を記憶し、
    前記表示制御手段は、前記バー上の、複数の前記記憶フォーカス位置に対応する位置に、前記記憶マークを配置したフォーカス位置画像を表示する
    請求項1に記載の撮影装置。
  5. 前記フォーカス位置画像の表示をオン/オフするときに操作されるオン/オフ操作手段をさらに備える
    請求項1に記載の撮影装置。
  6. 前記撮影装置が、
    光学系を介して入射する被写体からの光を受光することにより、前記被写体を撮影する撮影装置の撮影方法において、
    前記光学系のフォーカス位置を取得し、
    ユーザにより操作される操作部が操作されたときの前記フォーカス位置である記憶フォーカス位置を記憶し、
    一端を、合焦状態となる最も近景側の前記フォーカス位置である近景端とし、他端を、合焦状態となる最も遠景側の前記フォーカス位置である遠景端とするバー上の、現在の前記フォーカス位置に対応する位置に、現在の前記フォーカス位置を表す現在マークを配置するとともに、前記記憶フォーカス位置に対応する位置に、前記記憶フォーカス位置を表す記憶マークを配置したフォーカス位置画像を、前記被写体の画像を表示する表示手段に表示する表示制御を行う
    ステップを含む撮影方法。
  7. 光学系を介して入射する被写体からの光を受光することにより、前記被写体を撮影する撮影装置として、コンピュータを機能させるプログラムにおいて、
    前記光学系のフォーカス位置を取得する取得手段と、
    ユーザにより操作される操作部が操作されたときの前記フォーカス位置である記憶フォーカス位置を記憶する記憶手段と、
    一端を、合焦状態となる最も近景側の前記フォーカス位置である近景端とし、他端を、合焦状態となる最も遠景側の前記フォーカス位置である遠景端とするバー上の、現在の前記フォーカス位置に対応する位置に、現在の前記フォーカス位置を表す現在マークを配置するとともに、前記記憶フォーカス位置に対応する位置に、前記記憶フォーカス位置を表す記憶マークを配置したフォーカス位置画像を、前記被写体の画像を表示する表示手段に表示する表示制御を行う表示制御手段
    として、コンピュータを機能させるプログラム。
  8. 撮影している被写体の画像データにタイムコードを付加して記録する撮影装置において、
    前記タイムコードの切り上げの指示に応じて、現在保持しているタイムコードの値を所定の単位で切り上げる切り上げ手段と、
    前記画像データの記録の指示に応じて、前記切り上げ手段によって切り上げられた前記タイムコード以降のタイムコードを、前記画像データに付加する付加手段と、
    前記付加手段によって、切り上げられた前記タイムコード以降のタイムコードが付加された前記画像データを記録する記録制御手段と
    を備える撮影装置。
  9. 前記切り上げ手段は、現在保持しているタイムコードの、時間の値に1を加え、分、秒、およびフレームの値を0とする
    請求項8に記載の撮影装置。
  10. 撮影している前記被写体を表示する表示手段に、前記タイムコードを表示する表示制御手段をさらに備える
    請求項8に記載の撮影装置。
  11. 撮影している前記被写体を表示する表示手段に表示される設定画面に対する操作に応じて、前記タイムコードの切り上げの指示を、前記切り上げ手段に供給する制御手段をさらに備える
    請求項8に記載の撮影装置。
  12. 前記撮影手段の筐体に配置されている複数のキーのうちのいずれかに、前記タイムコードの切り上げの機能を割り当て、前記タイムコードの切り上げの機能が割り当てられたキーが操作されたとき、前記タイムコードの切り上げの指示を、前記切り上げ手段に供給する制御手段をさらに備える
    請求項8に記載の撮影装置。
  13. 撮影している被写体の画像データにタイムコードを付加して記録する撮影装置の撮影方法において、
    前記撮影装置が、
    前記タイムコードの切り上げの指示に応じて、現在保持しているタイムコードの値を所定の単位で切り上げ、
    前記画像データの記録の指示に応じて、切り上げられた前記タイムコード以降のタイムコードを、前記画像データに付加し、
    切り上げられた前記タイムコード以降のタイムコードが付加された前記画像データを記録する
    ステップを含む撮影方法。
  14. 撮影している被写体の画像データにタイムコードを付加して記録する撮影装置として、コンピュータを機能させるプログラムにおいて、
    前記タイムコードの切り上げの指示に応じて、現在保持しているタイムコードの値を所定の単位で切り上げる切り上げ手段と、
    前記画像データの記録の指示に応じて、前記切り上げ手段によって切り上げられた前記タイムコード以降のタイムコードを、前記画像データに付加する付加手段と、
    前記付加手段によって、切り上げられた前記タイムコード以降のタイムコードが付加された前記画像データを記録する記録制御手段
    として、コンピュータを機能させるプログラム。
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