JP2009121971A - 移動体測位装置 - Google Patents

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靖裕 田島
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和則 香川
Sueo Sugimoto
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Abstract

【課題】衛星毎に異なる擬似距離の測定精度を考慮した重み付きDOPを算出すること。
【解決手段】本発明は、観測可能な複数の衛星10からの信号に基づいて移動体90の位置を測位する測位手段40A,40B,40Cを備える移動体測位装置1,2,3において、衛星からの信号に含まれうるノイズ量を衛星毎に推定するノイズ量推定手段70と、前記ノイズ量推定手段により推定された衛星毎のノイズ量に基づいて重み行列Rを作成し、該作成した重み行列を用いて、DOP(dilution of precision)に重み付けを行うことで、重み付きDOP(WDOP)を算出する重み付きDOP算出手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、観測可能な複数の衛星からの信号に基づいて移動体の位置を測位する測位手段を備える移動体測位装置に関する。
従来から、現在受信しているGPS衛星信号のうち、GPS衛星の幾何学的配置に基づく位置精度を表す指標として知られているDOP(dilution of precision)を算出し、該算出したDOPが最良であるGPS衛星信号の組み合わせを用いて測位演算を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−297106号公報
ところで、測位精度を決める要因としては、主に、擬似距離の測定精度と、移動体と衛星との幾何学的位置関係の2つの要因があるが、DOPは後者の要因に関するものである。従って、DOP自体からは、擬似距離の測定精度(衛星信号に含まれるノイズ量)を衛星毎に評価できない。このため、測位結果の誤差を推定する際や、観測可能な複数の衛星の中から測位に用いる衛星を選別する際に、DOPを考慮するだけでは、不十分な場合がある。
そこで、本発明は、衛星毎に異なる擬似距離の測定精度を考慮した重み付きDOPを算出することで、測位結果の誤差を精度良く推定することができ、及び/又は、観測可能な複数の衛星の中から測位に用いる衛星を適切に選別することができる移動体測位装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明は、観測可能な複数の衛星からの信号に基づいて移動体の位置を測位する測位手段を備える移動体測位装置において、
衛星からの信号に含まれるノイズ量を衛星毎に推定するノイズ量推定手段と、
前記ノイズ量推定手段により推定された衛星毎のノイズ量に基づいて重み行列を作成し、該作成した重み行列を用いて、DOPに重み付けを行うことで、重み付きDOP(WDOP)を算出する重み付きDOP算出手段とを備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に係る移動体測位装置において、
前記重み付きDOP算出手段により算出された重み付きDOPに基づいて、前記測位手段の測位結果の誤差を推定する誤差推定手段を備えることを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明に係る移動体測位装置において、
前記重み付きDOP算出手段により算出された重み付きDOPに基づいて、観測可能な複数の衛星の中から測位に用いる衛星を選別する衛星選別手段を備えることを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明に係る移動体測位装置において、
前記重み付きDOP算出手段は、前記複数の衛星のうちの任意の衛星を除外した場合の前記重み付きDOPを、前記除外する衛星を変化させて、複数個算出し、
前記衛星選別手段は、前記複数個算出された前記重み付きDOPを互いに比較して、測位に用いる衛星を選別することを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明に係る移動体測位装置において、
前記重み付きDOP算出手段は、前記複数個算出された前記重み付きDOPのうちの任意の2つの組み合わせを乗算した乗算値を、前記2つの組み合わせ態様を変化させて、複数個算出し、
前記衛星選別手段は、前記複数個算出された乗算値を互いに比較して、測位に用いる衛星を選別することを特徴とする。
本発明によれば、衛星毎に異なる擬似距離の測定精度を考慮した重み付きDOPを算出することで、測位結果の誤差を精度良く推定することができ、及び/又は、観測可能な複数の衛星の中から測位に用いる衛星を適切に選別することができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明に係る移動体位置測位装置が適用されるGPS(Global Positioning System)の全体的な構成を示すシステム構成図である。図1に示すように、GPSは、地球周りを周回するGPS衛星10と、地球上に位置し地球上を移動しうる車両90とから構成される。尚、車両90は、あくまで移動体の一例であり、その他の移動体としては、自動二輪車、鉄道、船舶、航空機、ホークリフト、ロボットや、人の移動に伴い移動する携帯電話等の情報端末等がありうる。
GPS衛星10は、航法メッセージ(衛星信号)を地球に向けて常時放送する。航法メッセージには、対応するGPS衛星10に関する衛星軌道情報(エフェメリスやアルマナク)、時計の補正値、電離層の補正係数が含まれている。航法メッセージは、C/Aコードにより拡散されL1波(周波数:1575.42MHz)に乗せられて、地球に向けて常時放送されている。尚、L1波は、C/Aコードで変調されたSin波とPコード(Precision Code)で変調されたCos波の合成波であり、直交変調されている。C/Aコード及びPコードは、擬似雑音(Pseudo Noise)符号であり、−1と1が不規則に周期的に並ぶ符号列である。
尚、現在、24個のGPS衛星10が高度約20,000kmの上空で地球を一周しており、各4個のGPS衛星10が55度ずつ傾いた6つの地球周回軌道面に均等に配置されている。従って、天空が開けている場所であれば、地球上のどの場所にいても、常時、少なくとも5個以上のGPS衛星10が観測可能である。
車両90には、移動体位置測位装置としてのGPS受信機1が搭載される。GPS受信機1は、以下で詳説する如く、GPS衛星10からの衛星信号に基づいて、車両90の位置を測位する。
図2は、図1の車両90に搭載されるGPS受信機1の一実施例を示す概略的なシステム構成図である。図2には、説明の複雑化を避けるため、GPS衛星10(下付きの符号は、衛星番号)が1つだけ示されている。図2に関する説明では、GPS衛星10からの衛星信号に関する信号処理について代表して説明する。GPS衛星10からの衛星信号に関する信号処理は、他のGPS衛星10,10等からの衛星信号に関する信号処理と実質的に同じである。実際には、以下で説明する衛星信号に関する信号処理は、観測可能な各GPS衛星10,10,10等からの衛星信号に対して並列的(同時)に実行されることになる。
本実施例のGPS受信機1は、図2に示すように、主要な機能部として、受信部20、測位演算部40A、重み付きDOP算出部50A、衛星位置算出部60、信号ノイズ量推定部70、及び、誤差推定部80を備える。
受信部20は、GPS衛星10から発信されている衛星信号をGPSアンテナ22を介して受信し、内部で発生させたレプリカC/Aコードを用いてC/Aコード同期を行い、航法メッセージを取り出すと共に、GPS衛星10と車両90(正確にはGPS受信機1)との間の擬似距離ρを算出する。擬似距離ρとは、GPS衛星10と車両90との間の真の距離とは異なり、時計誤差(クロックバイアス)や電波伝搬速度変化による誤差を含む。C/Aコード同期の方法は、多種多様でありえ、任意の適切な方法が採用されてよい。例えば、DDL(Delay―Locked
Loop)を用いて、受信したC/Aコードに対するレプリカC/Aコードの相関値がピークとなるコード位相を追尾する方法であってよい。
ここで、GPS衛星10に対する擬似距離ρは、例えば以下のように算出されてよい。
ρ=N×300
ここで、Nは、GPS衛星10と車両90との間のC/Aコードのビット数に相当し、レプリカC/Aコードの位相及びGPS受信機1内部の受信機時計に基づいて算出される。尚、数値300は、C/Aコードが、1ビットの長さが1μsであり、1ビットに相当する長さが約300m(1μs×光速)であることに由来する。
このようにして受信部20により算出された擬似距離ρを表す信号は、測位演算部40A及び重み付きDOP算出部50Aに供給される。尚、受信部20により算出された擬似距離ρは、フィルタ処理(例えばキャリアスムージング)を受けてから測位演算部40Aに供給されてもよい。
衛星位置算出部60は、受信部20から得られる航法メッセージの衛星軌道情報に基づいて、GPS衛星10のワールド座標系での現在位置(X、Y、Z)を計算する。尚、GPS衛星10は、人工衛星の1つであるので、その運動は、地球重心を含む一定面内(軌道面)に限定される。また、GPS衛星10の軌道は地球重心を1つの焦点とする楕円運動であり、ケプラーの方程式を逐次数値計算することで、軌道面上でのGPS衛星10の位置が計算できる。また、GPS衛星10の位置(X、Y、Z)は、GPS衛星10の軌道面とワールド座標系の赤道面が回転関係にあることを考慮して、軌道面上でのGPS衛星10の位置を3次元的な回転座標変換することで得られる。尚、ワールド座標系とは、図3に示すように、地球重心を原点として、赤道面内で互いに直交するX軸及びY軸、並びに、この両軸に直交するZ軸により定義される。衛星位置(X、Y、Z)を表す信号は、測位演算部40A、重み付きDOP算出部50A及び信号ノイズ量推定部70に入力される。
測位演算部40Aは、衛星位置の算出結果と、受信部20から供給される擬似距離ρの算出結果(計測結果)に基づいて、車両90の位置(x,y,z)を測位する。測位の演算周期は、例えば観測周期(例えば1ms)或いは所定数の観測周期(例えば50msや100ms)であってよい。測位結果は、重み付きDOP算出部50A及び信号ノイズ量推定部70に供給されると共に、例えばナビゲーションシステムに供給される。車両90の位置は、3つのGPS衛星10に対して得られるそれぞれの擬似距離ρ及び衛星位置を用いて、三角測量の原理で導出されてよい。この場合、擬似距離ρは上述の如く時計誤差を含むので、4つ目のGPS衛星10に対して得られる擬似距離ρ及び衛星位置を用いて、時計誤差成分を除去した測位を実現してもよい。或いは、5つ以上のGPS衛星10に対して得られる擬似距離ρ及び衛星位置を用いて、統計的な手法により測位解を導出してもよい。
次に、図4を参照して、主に信号ノイズ量推定部70、重み付きDOP算出部50A及び誤差推定部80の主要機能について説明する。図4は、本実施例1のGPS受信機1により実現される主要処理の流れを示すフローチャートである。図4に示す処理は、例えば観測周期若しくは測位演算部40Aの測位周期に同期した周期で繰り返し実行されてよい。
ステップ100では、受信部20は、上述の如く、各GPS衛星10からの衛星信号を受信し、各種処理を行う。尚、参照符号10の下付き文字iは衛星番号を表し、i=1,2,...,nである。
ステップ110では、衛星位置算出部60は、上述の如く、各GPS衛星10の位置(X、Y、Z)を算出する。
ステップ120では、信号ノイズ量推定部70は、各GPS衛星10からの衛星信号(電波)に含まれうる信号ノイズ量を推定する。尚、信号ノイズ量の推定は、観測されている各GPS衛星10のそれぞれに対して実行される。従って、信号ノイズ量推定部70は、GPS衛星10毎の信号ノイズ量を推定することになる。信号ノイズ量は、各GPS衛星10の仰角θに基づいて推定されてよい。この場合、信号ノイズ量は、1/sinθで表されてよい。仰角θは、受信部20から得られる航法メッセージの衛星軌道情報に基づいて算出されてもよい。例えば、仰角θは、測位演算部40Aから供給される前回の測位周期の車両90の位置と、衛星位置算出部60から供給される前回又は今回の測位周期のGPS衛星10の衛星位置との関係に基づいて算出されてよい。或いは、信号ノイズ量は、仰角θに代えて若しくはこれに加えて、GPS衛星10からの衛星信号に係るC/NやS/N、若しくは衛星信号の信号強度(受信強度)に基づいて、評価・算出されてもよい。C/Nは、信号強度と雑音強度の比に相当する。尚、C/NやS/N等は、受信部20にて算出されてよい。このようにして信号ノイズ量推定部70により推定された信号ノイズ量を表す信号は、重み付きDOP算出部50Aに入力される。
ステップ130では、重み付きDOP算出部50Aは、信号ノイズ量推定部70から得られる信号ノイズ量に基づいて、重み行列Rを作成する。重み行列Rは、現在観測中のGPS衛星10の数をnとした場合、n×nの正方行列であり、対角成分以外の成分はゼロである。重み行列Rの対角成分(w,w,...,w)のそれぞれの値は、それぞれ対応するGPS衛星10の信号ノイズ量に応じて決定される。例えば、wは、1番衛星としてのGPS衛星10の信号ノイズ量に応じて決定され、wは、2番衛星としてのGPS衛星10の信号ノイズ量に応じて決定されるといった具合である。本例では、対角成分(w,w,...,w)の各値は、それぞれ対応するGPS衛星10の信号ノイズ量が小さいほど大きい値に設定される。この場合、対角成分(w,w,...,w)の各値は、それぞれ対応するGPS衛星10が測位精度に及ぼす寄与率を表すことになる。これにより、各GPS衛星10が測位精度に及ぼす寄与率を、GPS衛星10間で相対的に評価することができる。
具体的には、対角成分(w,w,...,w)の各値は、例えば、それぞれ対応するGPS衛星10の信号ノイズ量の逆数として決定されてよい。例えばGPS衛星10の信号ノイズ量が1/sinθ(θはGPS衛星10の仰角)で表される場合、w=sinθであってよい。また、対角成分(w,w,...,w)の各値は、正規化されてよい。即ち、対角成分(w,w,...,w)の各値は、例えばこれらの値の和が例えば1になるように正規化されてもよい。このような正規化を行う場合には、各GPS衛星10が測位精度に及ぼす寄与率を絶対的に評価することができる。
ステップ140では、重み付きDOP算出部50Aは、観測行列Gを作成する。観測行列Gは、以下のようにして作成されてよい。各GPS衛星10に係る擬似距離ρは、GPS衛星10の位置(X、Y、Z)と、車両90の位置(x,y,z)とを用いて、以下の式で表される。
ρi==√{(X−x)+(Y−y)+(Z−z)}+s 式(1)
ここで、sは、時計誤差を表す。このとき、式(1)を各状態量により線形化した近似式は以下の通りである。
Figure 2009121971

ここで、
Figure 2009121971


は、擬似距離ρの変動を表すベクトルであり、
Figure 2009121971


は、各状態量(x,y,z,s)の変動を表すベクトルである。Gは、観測行列であり、以下のように表される。
Figure 2009121971

ここで、車両90の位置(x,y,z)は、測位演算部40Aから得られる前回の測位周期の測位結果であってもよいし、今回の測位周期の測位結果がフィードバックされてもよい。
ステップ150では、重み付きDOP算出部50Aは、上記のステップ130及び140にて作成した重み行列Rと観測行列Gを用いて、重み付きDOP(WDOP:weighted dilution of precision)を算出する。WDOPは、以下の式で算出されてよい。
Figure 2009121971

ここで、Gは行列の転置を表す。このようにして重み付きDOP算出部50Aにより算出されたWDOPを表す信号は、誤差推定部80に入力される。
尚、参考として、一般的なDOPは、以下の式で算出される。
Figure 2009121971

ステップ160では、誤差推定部80は、重み付きDOP算出部50Aから得られるWDOPに基づいて、測位演算部40Aにおける測位誤差を推定する。具体的には、誤差推定部80は、WDOPが所定許容値よりも大きい場合には、測位演算部40Aにおける測位誤差が許容限度を超えて大きくなると推定してもよい。誤差推定部80による推定結果(又はWDOP)は、単に測位演算部40Aにおける測位精度を表す指標として用いられてもよいし、或いは、図2にて点線の矢印で示すように、測位演算部40Aにおける測位演算に反映されてもよい。後者の場合、例えば、WDOPが所定許容値よりも大きい場合には、測位演算部40Aにおいて、今回の測位周期では、擬似距離ρを用いない他の測位方法により測位が実行されることとしてもよい。他の測位方法とは、例えば、前回以前の測位周期で得られた車両90の位置(x,y,z)に、今回の測位周期に至るまでの車両90の移動量(移動ベクトル)を積算する方法であってよい。この車両90の移動量は、GPS衛星10からの電波のドップラシフト量(ドップラ周波数と搬送周波数の差分)を利用して算出されてもよいし、INSセンサ(加速度センサやジャイロセンサ)や、車速センサ等を用いて算出されてもよい。
以上説明した本実施例1による移動体位置測位装置によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。
上述の如く、一般的なDOPに代えて、GPS衛星10毎の信号ノイズ量を重み付けにより反映したWDOPを導出することで、GPS衛星10と車両90との幾何学的配置関係だけで無く、GPS衛星10毎の信号ノイズ量をも考慮した態様で、測位演算部40Aにおける測位精度を精度良く推定・評価することができる。
実施例2は、WDOPを基に、測位に用いるGPS衛星10を適切に選別する点に主なる特徴を有する。以下では、実施例2に特有の構成について説明し、上述の実施例1と同様であってよい構成については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
図5は、実施例2に係るGPS受信機2を示す概略的なシステム構成図である。
本実施例のGPS受信機2は、図2に示すように、主要な機能部として、受信部20、衛星選別部30B、測位演算部40B、重み付きDOP算出部50B、衛星位置算出部60、及び、信号ノイズ量推定部70を備える。
図6は、本実施例2のGPS受信機2により実現される主要処理の流れを示すフローチャートである。図6に示す処理は、例えば観測周期若しくは測位演算部40Bの測位周期に同期した周期で繰り返し実行されてよい。上述の実施例1(図4)と同様であってよい処理については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
ステップ170では、重み付きDOP算出部50Bは、現在観測中のGPS衛星10の中から、一のGPS衛星10を除いた場合のWDOPを、GPS衛星10を変化させながら、複数個算出する。従って、現在観測中のGPS衛星10の数がn個の場合、一のGPS衛星10を変化させて、n個のWDOP(p=1,2,...,n)が算出される。WDOPは、具体的には、以下のように算出される。先ず、上記のステップ130にて作成された重み行列Rから、GPS衛星10に係る成分を除去する。また、上記のステップ140にて作成された観測行列Gから、GPS衛星10に係る成分を除去する。例えばWDOPを作成する場合、上記のステップ130にて作成された重み行列Rから、1行目と1列目が除去される。この結果、重み行列Rは、n−1行×n−1列の行列となる。同様に、上記のステップ140にて作成された観測行列Gから、1列目が除去される。このようにして変形された重み行列R及び観測行列Gを上記の数3の式に代入することで、WDOPが算出される。
ステップ180では、衛星選別部30Bは、上記のステップ170にて算出された各WDOPを互いに比較して、測位演算に用いるのに適切なGPS衛星10を選択する。例えば、現在観測中のGPS衛星10の数が5個である場合であって、WDOP=5、WDOP=16、WDOP=8、WDOP=6、WDOP=3であったとする。この場合、WDOP=16から、2番衛星であるGPS衛星10を除外すると測位誤差が非常に大きくなり、それ故に、GPS衛星10が非常に重要なGPS衛星10であることを把握することができる。従って、この場合、衛星選別部30Bは、測位に用いるGPS衛星10としてGPS衛星10を最優先に選択する。同様に、この例では、衛星選別部30Bは、5個現在観測可能なGPS衛星10のうち、WDOPの大きな順に、GPS衛星10、GPS衛星103、GPS衛星10及びGPS衛星10とからなる4つのGPS衛星10を、測位に用いるGPS衛星10として選別してよい。尚、衛星選別部30Bが選択するGPS衛星10の数は、例えば4個や5個といった具合に、予め決定されていてもよい。或いは、衛星選別部30Bは、WDOPの値が所定基準値以上となるGPS衛星10を、任意の数だけ選択してもよい。この場合、選択されるGPS衛星10の数が、必要な測位精度を確保する上で不十分となる場合には、測位演算部40Bにおいて、今回の測位周期では、擬似距離ρを用いない他の測位方法(上述参照)により測位が実行されることとしてもよい。
ステップ190では、測位演算部40Bは、上述の衛星選別部30Bにより選別されたGPS衛星10の衛星位置と、同GPS衛星10に係る擬似距離ρの算出結果に基づいて、車両90の位置(x,y,z)を測位する。例えば、上述の例のように、5個現在観測可能なGPS衛星10のうち、WDOPの大きな順に、GPS衛星10、GPS衛星103、GPS衛星10及びGPS衛星10とからなる4つのGPS衛星10が選別された場合には、測位演算部40Bは、これらの4つのGPS衛星101,2,3,4に係る衛星位置(X、Y、Z)、(X、Y、Z)、(X、Y、Z)、(X、Y、Z)と擬似距離ρ1,2,3,4の算出結果に基づいて、測位を実行する。測位結果は、重み付きDOP算出部50B及び信号ノイズ量推定部70に供給されると共に、例えばナビゲーションシステムに供給される。
以上説明した本実施例2による移動体位置測位装置によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。
上述の実施例1と同様、一般的なDOPに代えて、GPS衛星10毎の信号ノイズ量を重み付けにより反映したWDOPを導出することで、GPS衛星10と車両90との幾何学的配置関係だけで無く、GPS衛星10毎の信号ノイズ量をも考慮した態様で、測位演算部40Bにおける測位精度を精度良く評価することができる。
特に本実施例2によれば、各GPS衛星10を除いたWDOPを算出することで、当該除かれたGPS衛星10の重要度を適切に評価することができる。これにより、例えば多数のGPS衛星10が観測されている状況下で、当該多数のGPS衛星10の中から、精度の高い測位結果が得られるGPS衛星10を適切に選別することができる。
以上説明した本実施例2に対しては、とりわけ、以下のような変形例が考えられる。
例えば、上述の実施例2では、各GPS衛星10を1つずつ除いてWDOPを算出しているが、任意の2以上のGPS衛星10を除いてWDOPを算出することとしてもよい。この場合、個々のGPS衛星10の重要度を評価できないものの、2以上のGPS衛星10の組み合わせの重要度を評価することができる。
実施例3は、上述の実施例2と同様、WDOPを基に、測位に用いるGPS衛星10を適切に選別する点に主なる特徴を有するが、WDOPの用い方が上述の実施例2と異なる。以下では、実施例3に特有の構成について説明し、上述の実施例1及び2と同様であってよい構成については、同様の参照符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施例3のGPS受信機3のハードウェア構成は、上述の実施例2(図5)と同様であってよい。
図7は、本実施例3のGPS受信機3により実現される主要処理の流れを示すフローチャートである。図7に示す処理は、例えば観測周期若しくは測位演算部40Cの測位周期に同期した周期で繰り返し実行されてよい。上述の実施例1及び2(図4及び図6)と同様であってよい処理については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
ステップ150では、上述の実施例2におけるステップ170と同様、現在観測可能なGPS衛星10(i=1,2,...,n)全てについて、除外するGPS衛星10を変化させながら、各WDOP(p=1,2,...,n)を算出する。
ステップ172では、重み付きDOP算出部50Cは、更に、複数個算出されたWDOPのうちの任意の2つの組み合わせを乗算した乗算値(=WDOP×WDOP,但しj≠k)を、2つの組み合わせ態様を変化させて(j、kを変化させて)、複数個算出する。例えば、現在観測可能なGPS衛星10の数が8個の場合(n=8の場合)、=28通りの全組み合わせに対して、乗算値(=WDOP×WDOP)を算出する。
ステップ174では、衛星選別部30Cは、測位演算に用いるGPS衛星10の数を決定する。測位演算に用いるGPS衛星10の数は、予め決定されてもよいし、状況に応じて可変されてもよい。何れの場合も、測位演算に用いるGPS衛星10の数は、例えば演算負荷の制約等を考慮して決定されてよい。ここでは、一例として、測位演算に用いるGPS衛星10の数は、6であるとする。
ステップ176では、衛星選別部30Cは、上記のステップ172で得られる各乗算値(=WDOP×WDOP)を互いに比較することにより、測位演算に用いるのに適切なGPS衛星10を選択する。この際、衛星選別部30Cは、乗算値が最小となるGPS衛星10の組み合わせを選別対象から除外することで、測位演算に用いるGPS衛星10を選択する。例えばWDOP×WDOPが最小となる場合には、衛星選別部30Cは、5個現在観測可能なGPS衛星10のうち、GPS衛星10及びGPS衛星10を除く6つのGPS衛星102,3,4,5,7,8を、測位に用いるGPS衛星10として選別してよい。これは、重要度の低いGPS衛星10同士の組み合わせであるほど、乗算値が小さくなるからである。
ステップ190では、測位演算部40Cは、上述の衛星選別部30Cにより選別されたGPS衛星10の衛星位置と、同GPS衛星10に係る擬似距離ρの算出結果に基づいて、車両90の位置(x,y,z)を測位する。例えば、上述の例のように、8個現在観測可能なGPS衛星10のうち、GPS衛星101,6を除く6つのGPS衛星102,3,4,5,7,8が選別された場合には、測位演算部40Cは、これらの6つのGPS衛星102,3,4,5,7,8に係る各衛星位置と各擬似距離ρ2,3,4,5,7,8の算出結果に基づいて、測位を実行する。測位結果は、重み付きDOP算出部50C及び信号ノイズ量推定部70に供給されると共に、例えばナビゲーションシステムに供給される。
以上説明した本実施例3による移動体位置測位装置によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。
上述の実施例1と同様、一般的なDOPに代えて、GPS衛星10毎の信号ノイズ量を重み付けにより反映したWDOPを導出することで、GPS衛星10と車両90との幾何学的配置関係だけで無く、GPS衛星10毎の信号ノイズ量をも考慮した態様で、測位演算部40Cにおける測位精度を精度良く評価することができる。
特に本実施例3によれば、各GPS衛星10を除いたWDOPの任意の2つの組み合わせの乗算値を算出することで、当該除かれたGPS衛星10の組み合わせとしての重要度を適切に評価することができる。これにより、例えば多数のGPS衛星10が観測されている状況下で、当該多数のGPS衛星10の中から、精度の高い測位結果が得られるGPS衛星10を適切に選別することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例では、WDOPとして、位置と時刻の精度の総合的な指標となるGDOP(G=geometric)に係るWDOPを算出しているが、これに代えて、位置のみの精度の指標となるPDOP(P=position)、水平方向の位置の精度の指標となるHDOP(P=horizontal)、垂直方向の位置の精度の指標となるVDOP(P=vertical)等に係るWDOPを同様の重み付け方法で算出してもよい。
また、上述の実施例では、重み行列RはWDOPを算出するために用いられているが、これに加えて、重み行列Rは、重み付け測位演算に利用されてもよい。
また、上述の実施例では、GPSに本発明が適用された例を示したが、本発明は、GPS以下の衛星システム、例えばガリレオ等の他のGNSS (Global Navigation Satellite System)にも適用可能である。
また、上述の実施例では、C/Aコードを用いて擬似距離ρを導出しているが、本発明は、L1波のPコード及び/又はL2波のPコードに基づいて、同様に、GPS衛星10に対する擬似距離ρを算出する構成にも適用可能である。尚、Pコードの場合、Wコードで暗号化されているので、Pコード同期を行う際に、クロス相関方式を利用したDLLにより、Pコードを取り出すこととしてよい。Pコードに基づく擬似距離ρは、GPS衛星10でPコードが0ビット目であるとしてPコードのMビット目が車両90にて受信されているかを計測することで、ρ=M×30として求めることができる。
本発明に係る移動体位置測位装置が適用されるGPSの全体的な構成を示すシステム構成図である。 図1の車両90に搭載されるGPS受信機1の一実施例を示す概略的なシステム構成図である。 ワールド座標系とローカル座標系との関係を示す図である。 本実施例1のGPS受信機1により実現される主要処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2に係るGPS受信機2を示す概略的なシステム構成図である。 本実施例2のGPS受信機2により実現される主要処理の流れを示すフローチャートである。 本実施例3のGPS受信機3により実現される主要処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1,2,3 GPS受信機
10 GPS衛星
20 受信部
22 GPSアンテナ
30B,30C 衛星選別部
40A,40B,40C 測位演算部
50A,50B,50C 重み付きDOP算出部
60 衛星位置算出部
70 信号ノイズ量推定部
80 誤差推定部
90 車両

Claims (5)

  1. 観測可能な複数の衛星からの信号に基づいて移動体の位置を測位する測位手段を備える移動体測位装置において、
    衛星からの信号に含まれるノイズ量を衛星毎に推定するノイズ量推定手段と、
    前記ノイズ量推定手段により推定された衛星毎のノイズ量に基づいて重み行列を作成し、該作成した重み行列を用いて、DOP(dilution of precision)に重み付けを行うことで、重み付きDOPを算出する重み付きDOP算出手段とを備えることを特徴とする、移動体測位装置。
  2. 前記重み付きDOP算出手段により算出された重み付きDOPに基づいて、前記測位手段の測位結果の誤差を推定する誤差推定手段を備える、請求項1に記載の移動体測位装置。
  3. 前記重み付きDOP算出手段により算出された重み付きDOPに基づいて、観測可能な複数の衛星の中から測位に用いる衛星を選別する衛星選別手段を備える、請求項1に記載の移動体測位装置。
  4. 前記重み付きDOP算出手段は、前記複数の衛星のうちの任意の衛星を除外した場合の前記重み付きDOPを、前記除外する衛星を変化させて、複数個算出し、
    前記衛星選別手段は、前記複数個算出された前記重み付きDOPを互いに比較して、測位に用いる衛星を選別する、請求項3に記載の移動体測位装置。
  5. 前記重み付きDOP算出手段は、前記複数個算出された前記重み付きDOPのうちの任意の2つの組み合わせを乗算した乗算値を、前記2つの組み合わせ態様を変化させて、複数個算出し、
    前記衛星選別手段は、前記複数個算出された乗算値を互いに比較して、測位に用いる衛星を選別する、請求項4に記載の移動体測位装置。
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