JP2008139105A - 移動体位置測位装置 - Google Patents

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直人 長谷川
Kazunori Kagawa
和則 香川
Yasuhiro Tajima
靖裕 田島
Kuninari Kobori
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Abstract

【課題】マルチパス発生中におけるマルチパス終了判定の誤判定を適切に防止すること。
【解決手段】本発明による移動体位置測位装置は、衛星10からの信号を受信する受信手段20Aと、移動体の速度ベクトルVを算出する速度ベクトル算出手段60Aと、移動体の位置を測位する測位演算手段40と、測位結果の履歴に基づいて移動体の移動量を表す変位ベクトルMを算出する変位ベクトル算出手段50と、速度ベクトルVと変位ベクトルMとのなす角度を評価値として算出する角度算出手段と、評価値に基づいて測位演算手段の測位の異常を判定する異常判定手段72とを備え、異常判定手段72は、前記評価値が所定閾値Th1以上となった場合に、測位に異常がある旨の異常判定をし、該異常判定時から前記評価値が所定閾値Th3未満となる間の時間又は移動体の移動距離が、所定時間Th5又は所定距離を越えた場合には、前記異常判定を解除し、所定時間又は所定距離を越えない場合には、前記異常判定を維持することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、測位演算手段の測位の異常を判定する異常判定手段を備える移動体位置測位装置に関する。
従来から、GPS衛星の信号のドップラー周波数から算出した速度ベクトルと、前回の測位位置と今回の測位位置により移動体の変位ベクトルとのなす角度を算出し、算出した角度によってマルチパスの発生を検出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、この特許文献1には、GPS衛星の信号のドップラー周波数から算出した速度ベクトルと、方位センサと車速センサからの情報に基づいて算出した速度ベクトルとの差分ベクトルを求め、差分ベクトルの大きさによってマルチパスの発生を検出する技術も開示されている。
特開2001−124840号公報
しかしながら、マルチパス発生中であっても速度ベクトルと変位ベクトルとのなす角度が一時的に小さくなる場合があるので、かかる場合、上述の特許文献1に記載される構成では、マルチパス発生中であるにも拘らず、マルチパスが発生していないと誤判定してしまう虞がある。また、同様に、マルチパス発生中であっても差分ベクトルの大きさが一時的に小さくなる場合があるので、かかる場合、上述の特許文献1に記載される構成では、実際にはマルチパス発生中であるにも拘らず、マルチパスが発生していないと(即ちマルチパスが終了したと)誤判定してしまう虞がある。
そこで、本発明は、マルチパス発生中における誤判定を適切に防止することができる移動体位置測位装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る移動体位置測位装置は、移動体に設けられ衛星からの信号を受信する受信手段と、
移動体の速度ベクトルを算出する速度ベクトル算出手段と、
受信した信号に基づいて移動体の位置を測位する測位演算手段と、
前記測位演算手段による測位結果の履歴に基づいて移動体の移動量を表す変位ベクトルを算出する変位ベクトル算出手段と、
前記算出された速度ベクトルと前記変位ベクトルとのなす角度を評価値として算出する角度算出手段と、
前記算出された評価値に基づいて測位演算手段の測位の異常を判定する異常判定手段とを備え、
前記異常判定手段は、前記評価値が所定閾値以上となった場合に、測位に異常がある旨の異常判定をし、前記評価値が所定閾値未満となる間の時間又は移動体の移動距離が、所定時間又は所定距離を越えた場合に、前記異常判定を解除することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に係る移動体位置測位装置において、
前記速度ベクトルの大きさと、単位時間あたりの前記変位ベクトルの大きさの差の絶対値を第2評価値として算出する算出手段を更に備え、
前記異常判定手段は、前記評価値が所定閾値以上となり且つ前記第2評価値が所定閾値以上となった場合に、測位に異常がある旨の異常判定をし、前記評価値が所定閾値未満となり且つ前記第2評価値が所定閾値未満となる間の時間又は移動体の移動距離が、所定時間又は所定距離を越えた場合に、前記異常判定を解除することを特徴とする。
第3の発明は、第1又は2の発明に係る移動体位置測位装置において、
前記測位演算手段の測位の異常は、マルチパスの発生による異常を含むことを特徴とする。
第4の発明は、第2の発明に係る移動体位置測位装置において、
前記移動体の変位ベクトルは、移動体に搭載されたセンサにより検出される移動体の姿勢と移動量に関連する情報、又は、衛星信号の搬送波のドップラー周波数変化量に基づいて算出されることを特徴とする。
本発明によれば、マルチパス発生中における誤判定を適切に防止することができる移動体位置測位装置が得られる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明に係る移動体位置測位装置が適用されるGPS(Global Positioning System)の全体的な構成を示すシステム構成図である。図1に示すように、GPSは、地球周りを周回するGPS衛星10と、地球上に位置し地球上を移動しうる車両90とから構成される。尚、車両90は、あくまで移動体の一例であり、その他の移動体としては、自動二輪車、鉄道、船舶、航空機、ホークリフト、ロボットや、人の移動に伴い移動する携帯電話等の情報端末等がありうる。
GPS衛星10は、航法メッセージ(衛星信号)を地球に向けて常時放送する。航法メッセージには、対応するGPS衛星10に関する衛星軌道情報(エフェメリスやアルマナク)、時計の補正値、電離層の補正係数が含まれている。航法メッセージは、C/Aコードにより拡散されL1波(周波数:1575.42MHz)に乗せられて、地球に向けて常時放送されている。尚、L1波は、C/Aコードで変調されたSin波とPコード(Precision Code)で変調されたCos波の合成波であり、直交変調されている。C/Aコード及びPコードは、擬似雑音(Pseudo Noise)符号であり、−1と1が不規則に周期的に並ぶ符号列である。
尚、現在、24個のGPS衛星10が高度約20,000kmの上空で地球を一周しており、各4個のGPS衛星10が55度ずつ傾いた6つの地球周回軌道面に均等に配置されている。従って、天空が開けている場所であれば、地球上のどの場所にいても、常時、少なくとも5個以上のGPS衛星10が観測可能である。
車両90には、移動体位置測位装置としてのGPS受信機1が搭載される。GPS受信機1は、以下で詳説する如く、GPS衛星10からの衛星信号に基づいて、車両90の位置を測位する。
図2は、図1の車両90に搭載されるGPS受信機1の一実施例を示す概略的なシステム構成図である。図2には、説明の複雑化を避けるため、GPS衛星10(下付きの符号は、衛星番号)が1つだけ示されている。ここでは、GPS衛星10からの衛星信号に関する信号処理について代表して説明する。GPS衛星10からの衛星信号に関する信号処理は、他のGPS衛星10,10等からの衛星信号に関する信号処理と実質的に同じである。
本実施例のGPS受信機1は、図2に示すように、主要な機能部として、受信部20、測位演算部40、変位ベクトル算出部50、速度ベクトル算出部60A、評価値算出部70、マルチパス判定部72、及び、車両センサ80を備える。尚、変位ベクトル算出部50、速度ベクトル算出部60A、評価値算出部70、マルチパス判定部72等の各部の区分けはあくまで便宜上のものであり、例えば、変位ベクトル算出部50等は、測位演算部40内に組み込まれてもよい。
車両センサ80は、GPS受信機1に内蔵されてもよいし、GPS受信機1の外部に設けられ、バス等により接続されるものであってもよい。車両センサ80は、車両90の移動量及び向き(方位)に関連する情報(以下、「車両情報」という)を取得するセンサであり、複数種のセンサの組み合わせであってよい。例えば、車両センサ80は、車両90の方位を検出する磁気インピーダンスセンサ(地磁気センサ)と、車両90の加速度を検出する加速度センサとの組み合わせであってよい。或いは、車両センサ80は、加速度センサと、車両90のヨー方向の速度(角速度)を検出するヨーレートセンサ(ジャイロセンサ)との組み合わせ(即ち、INSセンサ)であってもよい。車両センサ80からの車両情報は、所定周期毎に、測位演算部40に入力される。
受信部20は、GPS衛星10から発信されている衛生信号をGPSアンテナ22を介して受信し、内部で発生させたレプリカC/Aコードを用いてC/Aコード同期を行い、航法メッセージを取り出すと共に、GPS衛星10と車両90(正確にはGPS受信機1)との間の擬似距離ρを算出する。擬似距離ρとは、GPS衛星10と車両90との間の真の距離とは異なり、時計誤差(クロックバイアス)や電波伝搬速度変化による誤差を含む。C/Aコード同期の方法は、多種多様でありえ、任意の適切な方法が採用されてよい。例えば、DDL(Delay―Locked Loop)を用いて、受信したC/Aコードに対するレプリカC/Aコードの相関値がピークとなるコード位相を追尾する方法であってよい。
ここで、GPS衛星10に対する擬似距離ρは、例えば以下のように算出されてよい。
ρ=N×300
ここで、Nは、GPS衛星10と車両90との間のC/Aコードのビット数に相当し、レプリカC/Aコードの位相及びGPS受信機1内部の受信機時計に基づいて算出される。尚、数値300は、C/Aコードが、1ビットの長さが1μsであり、1ビットに相当する長さが約300m(1μs×光速)であることに由来する。このようにして算出された擬似距離ρを表す信号は、測位演算部40に入力される。尚、算出された擬似距離ρは、例えば後述のドップラー周波数変化量Δfを用いてフィルタ(図示せず)によりキャリアスムージングを受けてから測位演算部40に入力されてもよい。
受信部20は、衛星信号の搬送波位相を測定する機能を備え、内部で発生させたレプリカキャリアを用いて、ドップラーシフトした受信搬送波のドップラー周波数変化量Δfを測定する機能を備える。ドップラー周波数変化量Δfは、レプリカキャリアの周波数frと既知の搬送波周波数f(1575.42MHz)の差分(=fr−f)として測定される。この機能は、レプリカキャリアを用いてキャリア相関値を演算して受信キャリアを追尾するPLL(Phase−Locked Loop)により実現されてよい。ドップラー周波数変化量Δfを表す信号は、速度ベクトル算出部60Aに入力される。
測位演算部40は、GPS衛星10の位置(以下、「衛星位置」という)を算出する。具体的には、測位演算部40は、航法メッセージの衛星軌道情報及び現在の時間に基づいて、GPS衛星10の、ワールド座標系での現在位置(X、Y、Z)を計算する。尚、GPS衛星10は、人工衛星の1つであるので、その運動は、地球重心を含む一定面内(軌道面)に限定される。また、GPS衛星10の軌道は地球重心を1つの焦点とする楕円運動であり、ケプラーの方程式を逐次数値計算することで、軌道面上でのGPS衛星10の位置が計算できる。また、GPS衛星10の位置(X、Y、Z)は、GPS衛星10の軌道面とワールド座標系の赤道面が回転関係にあることを考慮して、軌道面上でのGPS衛星10の位置を3次元的な回転座標変換することで得られる。尚、ワールド座標系とは、図3に示すように、地球重心を原点として、赤道面内で互いに直交するX軸及びY軸、並びに、この両軸に直交するZ軸により定義される。衛星位置(X、Y、Z)を表す信号は、速度ベクトル算出部60Aに入力される。
更に、測位演算部40は、後述のマルチパス判定部72によりマルチパスが発生していないと判定されている通常時には、衛星位置の算出結果と、受信部20から供給される擬似距離ρの算出結果に基づいて、車両90の位置(X,Y,Z)を測位する。以下、この測位方法を通常測位と称する。通常測位の測位周期は、例えば観測周期(例えば1ms)或いは所定数の観測周期(例えば50msや100ms)であってよい。測位結果は、変位ベクトル算出部50に供給されると共に、例えばナビゲーションシステムに供給される。車両90の位置は、3つのGPS衛星10に対して得られるそれぞれの擬似距離ρ及び衛星位置を用いて、三角測量の原理で導出されてよい。この場合、擬似距離ρは上述の如く時計誤差を含むので、4つ目のGPS衛星10に対して得られる擬似距離ρ及び衛星位置を用いて、時計誤差成分が除去される。尚、車両90の位置の測位方法としては、上述のような単独測位に限られず、干渉測位(既知の点に設置された固定局での受信データを併用する方式)であってもよい。干渉測位の場合、上述の如く固定局及び車両90にてそれぞれ得られる擬似距離ρの一重位相差や2重位相差等を用いて車両90の位置が測位されることになる。
一方、測位演算部40は、後述のマルチパス判定部72によりマルチパスが発生したと判定されている異常時には、移動ベクトル積算測位を実行する。移動ベクトル積算測位は、通常測位若しくは移動ベクトル積算測位による前回の測位周期(i−1)で得られる車両90の位置(X(i−1),Y(i−1),Z(i−1))に、前回の測位周期から今回の測位周期に至るまでの移動ベクトルを積算することにより実現されてよい。移動ベクトル積算測位の測位周期は、通常測位と同一であってよい。測位結果は、通常測位の測位結果と同様、変位ベクトル算出部50に供給されると共に、例えばナビゲーションシステムに供給される。尚、移動ベクトルは、車両90の車体を基準としたボディ座標系(図3参照)に基づいているため、測位演算部40は、ボディ座標系に基づく移動ベクトルを、ローカル座標系を介してワールド座標系へと座標変換する。通常、座標の回転変換は、オイラー角を用いて実現できるが、ボディ座標系からローカル座標系への変換に関しては、ロール角及びピッチ角が小さいとしてヨー角ψのみで実現することとしてよい(但し、ロール角及びピッチ角を考慮することも、ヨー角を無視することも当然に可能である。)。また、ローカル座標系からワールド座標系への変換に関しては、車両位置の経度及び緯度を用いた変換で実現される。
変位ベクトル算出部50は、測位演算部40により得られる車両90の位置の測位結果に基づいて、車両90の変位ベクトルMを算出する。例えば、変位ベクトル算出部50は、今回の測位周期(i)で得られる車両90の位置(X(i),Y(i),Z(i))から、前回の測位周期(i−1)で得られる車両90の位置(X(i−1),Y(i−1),Z(i−1))を差分し、その差分ベクトルを測位周期の時間間隔の逆数を乗算することで、車両90の変位ベクトルMを算出する。即ち、測位周期をΔT[s]とすると、
変位ベクトルM=1/ΔT{(X(i),Y(i),Z(i))−(X(i−1),Y(i−1),Z(i−1))}
このようにして算出される車両90の変位ベクトルMは、評価値算出部70に入力される。
速度ベクトル算出部60Aは、ドップラー周波数変化量ΔfとGPS衛星10の速度ベクトルに基づいて、車両90の速度ベクトルVを算出する。
具体的には、速度ベクトル算出部60Aは、先ず、ドップラー周波数変化量Δfに基づいて、GPS衛星10と車両90との間の相対速度ΔVの大きさを、例えば以下の関係式を用いて、算出する。
Δf=ΔV・f/(c−ΔV)
ここで、cは光速である。
次いで、速度ベクトル算出部60Aは、上述の如く導出した相対速度ΔVの大きさと、車両90の位置を基準としたGPS衛星10の位置ベクトル(以下、「視線ベクトル」と称する)とに基づいて、GPS衛星10の相対速度ベクトルを算出する。視線ベクトルの方向は、GPS衛星10の相対速度ベクトルの方向に対応する。視線ベクトルは、GPS衛星10の仰角情報等から簡易的に算出されてもよいし、或いは、今回周期で得られるGPS衛星10の位置(X(i)、Y(i)、Z(i))から、今回周期での測位結果に基づく車両90の位置(X(i),Y(i),Z(i))を差し引くことで導出されてよい。
次いで、速度ベクトル算出部60Aは、GPS衛星10の相対速度ベクトルと、GPS衛星10の速度ベクトルとに基づいて、車両90の速度ベクトルVを算出する。即ち、GPS衛星10の相対速度ベクトルとGPS衛星10の速度ベクトルとの差分ベクトルを、車両90の速度ベクトルVとして算出する。この際、GPS衛星10の速度ベクトルは、今回の測位周期(i)で得られる車両90の位置(X(i),Y(i),Z(i))から、前回の測位周期(i−1)で得られる車両90の位置(X(i−1),Y(i−1),Z(i−1))を差分し、その差分ベクトルを測位周期の時間間隔の逆数を乗算することにより、導出されてよい。このようにして算出される車両90の速度ベクトルVは、評価値算出部70に入力される。
評価値算出部70は、車両90の変位ベクトルMと車両90の速度ベクトルVとのなす角度を、第1評価値として算出する。また、評価値算出部70は、車両90の変位ベクトルMの大きさと車両90の速度ベクトルVの大きさとの差の絶対値を、第2評価値として算出する。尚、第1評価値及び第2評価値は、同期した(時間的に対応した)周期で算出される変位ベクトルMと速度ベクトルVとに基づいて算出される。このようにして算出される第1評価値及び第2評価値は、演算周期毎に、マルチパス判定部72に入力される。
マルチパス判定部72は、評価値算出部70から得られる第1評価値及び第2評価値に基づいて、マルチパスが発生したか否かを判定する。尚、マルチパスとは、受信部20で受信される受信波に、GPS衛星10からの電波の直接波に加えて反射波が含まれている状態をいう。マルチパスは、典型的には、車両90の周囲建物での電波の反射により発生する。
マルチパス判定部72は、以下の2点(a)、(b)の条件が満たされた場合に、マルチパスが発生したと判定する。
(a)第1評価値(=変位ベクトルMと速度ベクトルVとのなす角度)が所定閾値Th1以上であること。
(b)第2評価値(=変位ベクトルMと速度ベクトルVとの大きさの差の絶対値)が所定閾値Th2以上であること。
条件(a)、(b)は、変位ベクトルMは、測位結果(衛星信号のC/Aコード)に基づいて導出されるので、マルチパスの影響を受けやすい一方で、速度ベクトルVは、ドップラー周波数成分から導出されるので、マルチパスの影響を受け難いことを利用している。即ち、マルチパスが発生すると、その影響を受ける変位ベクトルMが、本来的には略同一であるはずの速度ベクトルVと大きく乖離することを利用している。
マルチパス判定部72は、一旦マルチパスが発生したと判定すると、その後、以下の4点(c)〜(f)の条件が満たされた場合に、マルチパスが無くなったと(マルチパスが発生していないと)判定する。
(c)第1評価値が所定閾値Th3未満であること。
(d)第2評価値が所定閾値Th4未満であること。
(e)速度ベクトルVの大きさが所定閾値Th5以上であること。
(f)上記の条件(c)〜(e)が所定時間Th6以上満たされていること。
ここで、所定閾値Th3は、上記の条件(a)に係る所定閾値Th1と同一であってよい。所定閾値Th3は、所定閾値Th1と同様、試験等によりマルチパスが発生している状況下で第1評価値の取りうる範囲を評価することにより決定されてよく、また、試験等によりマルチパスが発生していない状況下(開放地域)で第1評価値の取りうる範囲を評価することにより決定されてよい。また、所定閾値Th4は、上記の条件(b)に係る所定閾値Th2と同一であってよい。所定閾値Th4は、所定閾値Th2と同様、試験等によりマルチパスが発生している状況下での第2評価値の取りうる範囲を評価することにより決定されてよく、また、試験等によりマルチパスが発生していない状況下での第2評価値の取りうる範囲を評価することにより決定されてよい。
上記の条件(e)に関して、所定閾値Th5は、車両90が移動している状態(停止していない状態)を表すことができる値であってよい。これは、マルチパスは、上述の如く主に周囲環境に起因して発生するので、車両90が移動していない状態でマルチパスが終了することは少ないからである。
上記の条件(f)に関して、所定閾値Th6は、マルチパス環境から車両90が脱出するのに要する時間に対応し、例えば数秒程度のオーダーであってよい。マルチパス環境から車両90が脱出するのに要する時間は、車両90の周辺環境や速度等に依存するので、これらのパラメータに応じて所定閾値Th6を可変値としてもよい。この場合、車両90の周辺環境は、ナビゲーションシステム(図示せず)が備える地図データベースのデータに基づいて判断されてもよい。また、同様に、上記の条件(f)は、「上記の条件(c)〜(e)が所定の走行距離以上満たされていること」とする条件に置換されてもよい。この場合、所定距離は、マルチパス環境から車両90が脱出するのに要する走行距離に対応し、例えば数10m程度のオーダーであってよい。マルチパス環境から車両90が脱出するのに要する走行距離は、車両90の周辺環境や速度等に依存するので、これらのパラメータに応じて所定距離を可変値としてもよい。
マルチパス判定部72は、上記の条件(a),(b)が満たされ、マルチパスが発生したと判定した場合、その旨の判定結果(例えばフラグの形態)を測位演算部40に供給する。その後、マルチパス判定部72は、上記の4つの条件(c)〜(f)の成立/不成立を監視し、上記の4つの条件(c)〜(f)が満たされた場合、マルチパスが終了したと判断して、その旨の判定結果を測位演算部40に供給する。従って、マルチパス発生を表す判定結果は、上記の4つの条件(c)〜(f)が満たされるまで維持され、上記の4つの条件(c)〜(f)が満たされた時点で解除されることになる。
図4は、上述の如く構成される本実施例のGPS受信機1において実行される主要な処理流れを示すフローチャートである。この処理ルーチンは、例えば車両10のイグニッションスイッチがオンにされてからオフになるまでの間、測位周期毎に繰り返し実行される。
ステップ100では、受信部20により衛星信号が受信され、今回周期で得られた衛星信号に基づいて、上述の如く擬似距離ρやドップラー周波数変化量Δfが算出される。
ステップ110では、速度ベクトル算出部60Aにより、今回周期で得られたドップラー周波数変化量Δf等に基づいて車両90の速度ベクトルVが算出される。
ステップ120では、今回周期で得られた衛星位置及び擬似距離算出結果に基づいて、測位演算部40により車両90の位置の通常測位が実行される。
ステップ130では、変位ベクトル算出部50により、今回周期で得られた車両90の位置と前回周期で得られた車両90の位置(記憶データ)とに基づいて、変位ベクトルMが演算される。
ステップ140では、評価値算出部70により、上記のステップ110,130で算出された速度ベクトルV及び変位ベクトルMに基づいて、第1評価値及び第2評価値が演算される。
ステップ150では、マルチパス判定部72により、上記のステップ140で算出された第1評価値及び第2評価値に基づいて、今回周期でマルチパスが発生したか否か(上述の2つの条件(a)及び(b)が満たされたか否か)が判定される。今回周期でマルチパスが発生したと判定された場合には、ステップ200で示されるマルチパルループ処理に移行する。今回周期でマルチパスが発生していないと判定された場合には、ステップ160に進み、上記のステップ140にて得られた通常測位による測位結果が例えばナビゲーションシステムに対して出力される。
マルチパルループ処理200は、マルチパス判定部72によりマルチパスが終了したと判定されるまで(ステップ220のYES判定)、繰り返し実行される。
ステップ210では、前回周期で得られた車両90の位置(測位結果)と、今回周期で得られた車両の移動ベクトルとに基づいて、移動ベクトル積算測位が実行される。
ステップ215では、上記のステップ210にて得られた移動ベクトル積算測位による測位結果が例えばナビゲーションシステムに対して出力される。
ステップ220では、マルチパス判定部72により、上述のステップ150でマルチパスが発生したと判定された以降の各周期で評価値算出部70により算出される第1評価値及び第2評価値に基づいて、発生したマルチパスが終了したか否か(上述の4つの条件(c)〜(f)が満たされたか否か)が判定される。
図5は、上述の如く実行されるマルチパス判定部72の判定の有用性(効果)の説明図である。図5には、理解が容易なように、各周期で得られる変位ベクトルM及び速度ベクトルVとを並べて示している。図5において、ベクトル表示のM,Vに付される数字は、それらが得られたときの周期番号を表しているとする。
図5に示す例では、4番目の周期で得られる変位ベクトルMと速度ベクトルVとのなす角度が大きく、且つ、変位ベクトルMと速度ベクトルVの大きさが大きく相違するので、上述の条件(a),(b)が満たされて、マルチパスの発生が検出されることになる。図5に示すように、マルチパス発生中には、常に、変位ベクトルMと速度ベクトルVとのなす角度が大きく、且つ、変位ベクトルMと速度ベクトルVの大きさが大きく相違するわけでなく、例えば、6番目の周期で得られる変位ベクトルMと速度ベクトルVのように、変位ベクトルMと速度ベクトルVとのなす角度が小さく、且つ、変位ベクトルMと速度ベクトルVの大きさの差が小さくなることもある。かかる6番目の周期で得られる変位ベクトルMと速度ベクトルVに対しては、マルチパスが終了したと誤判定され易くなる。
これに対して、本実施例によれば、上述の如く、変位ベクトルMと速度ベクトルVとのなす角度(第1評価値)が所定閾値Th3未満であり、且つ、変位ベクトルMと速度ベクトルVの大きさの差が所定閾値Th4未満であり状態が、所定時間Th6以上継続した場合に初めて、マルチパスが終了したと判定するので、例えば図5に示す例の6番目の周期で得られるような変位ベクトルMと速度ベクトルVが一時的に取得された場合でも、マルチパスが終了したと誤判定されることが防止される。
以上説明した実施例1によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。
上述の如く、変位ベクトルMと速度ベクトルVとのなす角度が小さく、且つ、変位ベクトルMと速度ベクトルVの大きさの差が小さくなる状態が、所定時間Th6以上継続した場合に初めて、マルチパスが終了したと判定するので、マルチパス発生中に一時的に発生する正常な関係の変位ベクトルMと速度ベクトルVが取得されることに起因してマルチパスが終了したと誤判定してしまうことを、効果的に防止することができる。
実施例2は、上述の実施例1に対して、速度ベクトルVの算出方法が主に異なる。以下では、実施例2特有の構成について重点的に説明する。その他の構成については、特に言及しない限り、上述の実施例1と同様であってよい。
図6は、実施例2に係るGPS受信機2の要部構成を示す概略的なシステム構成図である。図6において、上述の実施例1と同様の構成については同一の参照符号が付されており、それらの説明は省略する。また、GPS衛星10からの衛星信号に関する信号処理について代表して説明する。
速度ベクトル算出部60Bには、車両センサ80が接続される。速度ベクトル算出部60Bは、車両センサ80からの車両情報に基づいて、車両90の速度ベクトルVを算出する。この際、例えば、速度ベクトルVの向きは、車両90の向き(例えば地磁気センサからの情報)に基づいて導出され、車両90の速度(速度ベクトルVの大きさ)は、加速度センサからの加速度信号(フィルタ後でもよい)を1回積分することで導出されてよい。速度ベクトルVの大きさは、加速度センサからの加速度に代えて、車輪速センサで検出される車速パルスやトランスミッションの出力軸の回転数のような車速を表すパラメータを用いて導出されてもよい。
尚、本実施例2においても、マルチパス判定部72は、以下の2点(a)、(b)の条件が満たされた場合に、マルチパスが発生したと判定する。
(a)第1評価値(=変位ベクトルMと速度ベクトルVとのなす角度)が所定閾値Th1以上であること。
(b)第2評価値(=変位ベクトルMと速度ベクトルVとの大きさの差の絶対値)が所定閾値Th2以上であること。
条件(a)、(b)は、変位ベクトルMは、衛星信号に基づく測位結果に基づいて導出されるので、マルチパスの影響を受けやすい一方で、速度ベクトルVは、上述の如く車両センサ80からの車両情報から導出されるので、マルチパスの影響を受けないことを利用している。即ち、マルチパスが発生すると、その影響を受ける変位ベクトルMが、本来的には略同一であるはずの速度ベクトルVと大きく乖離することを利用している。
実施例2に係るGPS受信機2においても、上述の図4を参照して説明した処理流れで各種処理が実行されてよい。
以上説明した実施例2によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。
上述の実施例1と同様、変位ベクトルMと速度ベクトルVとのなす角度が小さく、且つ、変位ベクトルMと速度ベクトルVの大きさの差が小さくなる状態が、所定時間Th6以上継続した場合に初めて、マルチパスが終了したと判定するので、マルチパス発生中に一時的に発生する正常な関係の変位ベクトルMと速度ベクトルVが取得されることに起因してマルチパスが終了したと誤判定してしまうことを、効果的に防止することができる。
また、実施例2では、ドップラー周波数変化量Δfを用いて速度ベクトルVが算出されるのではなく、車両センサ80に基づいて速度ベクトルVが算出される。従って、実施例2においては、衛星信号の搬送波位相を測定する機能を省いた安価なGPS受信機2を用いることも可能である。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例では、C/Aコードを用いて擬似距離ρを導出しているが、本発明は、L1波のPコード及び/又はL2波のPコードに基づいて、同様に、GPS衛星10に対する擬似距離ρを算出する構成にも適用可能である。尚、Pコードの場合、Wコードで暗号化されているので、Pコード同期を行う際に、クロス相関方式を利用したDLLにより、Pコードを取り出すこととしてよい。Pコードに基づく擬似距離ρは、GPS衛星10でPコードが0ビット目であるとしてPコードのNビット目が車両90にて受信されているかを計測することで、ρ=N×30として求めることができる。
また、上述の実施例では、GPSに本発明が適用された例を示したが、本発明は、GPS以下の衛星システム、例えばガリレオ等の他のGNSS(Global Navigation Satellite System)にも適用可能である。
また、上述の実施例では、移動体位置測位装置がGPS受信機1,2により実現されているが、移動体位置測位装置は、GPS受信機1,2とそれに接続される他の電子部品とにより協働して実現されてもよい。
また、上述の実施例では、車両90の位置の測位方法としては、マルチパスの影響を受けやすい擬似雑音符号(C/AコードやPコード)を用いた相関値演算による測位方法が採用されているが、搬送波位相の積算値やその一重位相差や2重位相差等を用いて車両90の位置を測位する搬送波位相式測位方法が用いられてもよい。
また、上述の実施例では、好ましい実施例として、マルチパスの終了判定条件に、上記の条件(e)が含まれているが、上記の条件(e)は省略されてもよい。この場合、好ましくは、車両90が停止しているか否かを判定し、車両停止が判定された状態では、マルチパスの終了判定条件を判断しないこととしてもよい。
本発明に係る移動体位置測位装置が適用されるGPSの全体的な構成を示すシステム構成図である。 図1の車両90に搭載されるGPS受信機1の一実施例を示す概略的なシステム構成図である。 ワールド座標系とローカル座標系との関係、及び、ローカル座標系とボディ座標との関係を示す図である。 実施例1のGPS受信機1において実行される主要な処理流れを示すフローチャートである。 マルチパス判定部72による判定ロジックの有用性の説明図である。 実施例2に係るGPS受信機2の要部構成を示す概略的なシステム構成図である。
符号の説明
1,2 GPS受信機
10 GPS衛星
20A,20B 受信部
40 測位演算部
50 変位ベクトル算出部
60A,60B 速度ベクトル算出部
60 衛星位置算出部
70 評価値算出部
72 マルチパス判定部
80 車両センサ
90 車両

Claims (4)

  1. 移動体に設けられ衛星からの信号を受信する受信手段と、
    移動体の速度ベクトルを算出する速度ベクトル算出手段と、
    受信した信号に基づいて移動体の位置を測位する測位演算手段と、
    前記測位演算手段による測位結果の履歴に基づいて移動体の移動量を表す変位ベクトルを算出する変位ベクトル算出手段と、
    前記算出された速度ベクトルと前記変位ベクトルとのなす角度を評価値として算出する角度算出手段と、
    前記算出された評価値に基づいて測位演算手段の測位の異常を判定する異常判定手段とを備え、
    前記異常判定手段は、前記評価値が所定閾値以上となった場合に、測位に異常がある旨の異常判定をし、前記評価値が所定閾値未満となる間の時間又は移動体の移動距離が、所定時間又は所定距離を越えた場合に、前記異常判定を解除することを特徴とする、移動体位置測位装置。
  2. 前記速度ベクトルの大きさと、単位時間あたりの前記変位ベクトルの大きさの差の絶対値を第2評価値として算出する算出手段を更に備え、
    前記異常判定手段は、前記評価値が所定閾値以上となり且つ前記第2評価値が所定閾値以上となった場合に、測位に異常がある旨の異常判定をし、前記評価値が所定閾値未満となり且つ前記第2評価値が所定閾値未満となる間の時間又は移動体の移動距離が、所定時間又は所定距離を越えた場合に、前記異常判定を解除する、請求項1に記載の移動体位置測位装置。
  3. 前記測位演算手段の測位の異常は、マルチパスの発生による異常を含む、請求項1又は2に記載の移動体位置測位装置。
  4. 前記移動体の変位ベクトルは、移動体に搭載されたセンサにより検出される移動体の姿勢と移動量に関連する情報、又は、衛星信号の搬送波のドップラー周波数変化量に基づいて算出される、請求項2に記載の移動体位置測位装置。
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