JP2009121901A - トルク計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転体の軸ねじれ振動を把握できるトルク計測装置を提供することである。
【解決手段】レーザ光出力装置13からのレーザ光を一対の反射体12a、12bを含む回転体11の表面に照射するとともにその反射光を光送受信装置15a、15bで受信し、ねじれ角算出部17はその反射光に基づいて回転体のねじれ角θを算出する。一方、光送受信装置15a、15bの設置位置より回転体の周方向に90°ずれた位置に設置された距離検出器18a、18bは回転体11の表面までの距離を求め、振れ廻り角算出部19はその距離に基づいて回転体11の振れ廻り角αを算出する。ねじれ角補正部20は、ねじれ角θから振れ廻り角αを取り除いて補正されたねじれ角θ’を求め、トルク算出部21は補正されたねじれ角θ’に基づき回転体11のトルクを算出する。また、出力装置22は補正されたねじれ角θ’及び回転体のトルクの時系列データを出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転体の軸トルクを非接触で光学的に計測するトルク計測装置に関する。
例えば、コンバインドサイクル発電プラントや蒸気タービンプラントに適用される回転体の軸トルクを計測するものとしては、回転体に反射体を軸方向に異なる位置に貼着し、両反射体にレーザ装置から発振されたレーザ光を照射して両反射体からの反射光の位相差(軸ねじれ)を検出し、その軸ねじれから軸トルクを測定するようにしたトルク計測装置がある。
このようなトルク計測装置では、レーザ光を回転体の表面上に軸方向に異なる2位置に照射し軸トルクを検出しているが、回転体の軸偏心により回転体に振れ廻りが生じると、軸トルクの検出にバラツキが生じ、このバラツキが計測誤差要因となる虞がある。
そこで、回転体上で180度対向する反射シールで検出される計測角の平均値をとることにより、軸偏心による振れ廻りが発生しても回転体の軸トルク検出のばらつきを少なくし、トルク測定の精度を保持するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−333376号公報(明細書[0156])
しかし、回転体には振れ廻りだけでなく、軸ねじれが生じた方向に軸ねじれ振動が発生することがある。特許文献1のものでは、軸偏心による振れ廻りの影響を少なくしてトルク測定の精度を向上させることはできるが、軸偏心による振れ廻りを直接的に計測していないので、軸の振れ廻りと軸ねじれ振動とを区別できない。軸ねじれ振動が発生していると回転体の軸に金属疲労が発生するので、回転体の軸ねじれ振動を把握することは重要なことである。
本発明の目的は、回転体の軸ねじれ振動を把握できるトルク計測装置を提供することである。
請求項1の発明に係わるトルク計測装置は、回転体の軸方向に間隔を保って設けられた少なくとも一対の反射体と、レーザ光を出力するレーザ光出力装置と、前記レーザ光出力装置からのレーザ光を前記一対の反射体を含む前記回転体の表面に照射するとともにその反射光を受信する光送受信装置と、前記光送受信装置の設置位置より前記回転体の周方向にずれた位置に設置され前記回転体の表面までの距離を求める距離検出器と、前記光送受信装置で受信した前記一対の反射体の反射光に基づいて前記回転体のねじれ角を算出するねじれ角算出部と、前記距離検出器で検出された距離に基づいて前記回転体の振れ廻り角を算出する振れ廻り角算出部と、前記ねじれ角算出部で算出されたねじれ角から前記振れ廻り角演算部で算出した振れ廻り角を取り除いて前記ねじれ角を補正するねじれ角補正部と、前記ねじれ角補正部で補正されたねじれ角に基づき前記回転体のトルクを算出するトルク算出部と、前記ねじれ角補正部で補正されたねじれ角及び前記トルク算出部で算出された前記回転体のトルクの時系列データを出力する出力装置を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明に係わるトルク計測装置は、請求項1の発明において、前記ねじれ角補正部で補正されたねじれ角の時系列データに基づいて、前記回転体の軸ねじれ振動を算出する軸ねじれ振動算出部を備え、算出した軸ねじれ振動を前記出力装置に出力することを特徴とする。
請求項3の発明に係わるトルク計測装置は、請求項1または2の発明において、前記距離検出器は、前記光送受信装置の設置位置より前記回転体の周方向に90°ずれた位置に設置されことを特徴とする。
請求項4の発明に係わるトルク計測装置は、請求項3の発明において、前記距離検出器は、前記光送受信装置の設置位置より前記回転体の周方向に90°ずれた位置に加え、前記光送受信装置の設置位置より前記回転体の周方向に−90°ずれた位置にも設け、前記振れ廻り角算出部は、それぞれの前記距離検出器で検出された距離に基づいてそれぞれ回転体の振れ廻り角を算出し、それらの平均値を回転体の振れ廻り角として出力することを特徴とする。
請求項5の発明に係わるトルク計測装置は、請求項1または2の発明において、前記回転体の周方向の90°ずれた位置にそれぞれ前記距離検出器を設け、前記振れ廻り角算出部は、それぞれの前記距離検出器で検出された距離に基づいて前記回転体の振れ廻り角を算出することを特徴とする。
本発明によれば、回転体の表面までの距離を求める距離検出器を設け、距離検出器で検出された距離に基づいて回転体の振れ廻り角を算出し、回転体のねじれ角から振れ廻り角を取り除いてねじれ角を補正し、その補正されたねじれ角に基づいて回転体の軸ねじれ振動を求めるので、軸ねじれ振動を軸の振れ廻りと区別して把握することができる。
図1は本発明の実施の形態に係わるトルク計測装置の構成図である。回転体11の表面には、回転体11の軸方向に間隔を保って一対の反射体12a、12bが設けられている。図1では1組の反射体12a、12bを示しているが、回転体11の周方向に複数組の一対の反射体12を設けるようにしてもよい。通常、8組の一対の反射体12が設けられる。
レーザ光出力装置13から照射光学装置14を介して光送受信装置15a、15bからレーザ光が照射される。すなわち、光送受信装置15a、15bから一対の反射体12a、12bを含む回転体11の表面にレーザ光が照射されるとともに、光送受信装置15a、15bは、その一対の反射体12a、12bを含む回転体11の表面からの反射光を受光する。光送受信装置15a、15bで受光された反射光は信号処理装置16のねじれ角算出部17に入力される。
一方、回転体11の周方向に回転体の表面までの距離を求める距離検出器18a、18bが設けられている。距離検出器18a、18bは回転体11の軸中心に向けて配置されている。距離検出器18a、18bで検出された回転体の表面までの距離は、信号処理装置16の振れ廻り角算出部19に入力される。振れ廻り角算出部19は、距離検出器18a、18bで検出された回転体11の表面までの距離に基づいて回転体11の振れ廻り角αを算出するものである。振れ廻り角αの算出の仕方については後述する。
ねじれ角算出部17は一対の反射体12a、12bからの反射光の遅れ時間tに基づいて(1)式によりねじれ角θを算出する。(1)式中のTは回転体の回転周期である。
θ=(t/T)・360 …(1)
ねじれ角補正部20は、ねじれ角算出部17で算出されたねじれ角θから振れ廻り角演算部19で算出した振れ廻り角αを取り除いて、(2)式で示される補正されたねじれ角θ’を算出し、トルク算出部21及び出力装置22に出力する。
θ’=θ−α …(2)
トルク算出部21は、(2)式で求められたねじれ角θ’と、回転体11のねじり剛性Kとから、(3)式によりトルクτを計算する。トルク算出部21で算出された回転体11のトルクτは出力装置22に出力される。
τ=K・θ …(3)
出力装置22は表示装置や印刷装置等であり、時系列的に得られるねじれ角θ’やトルクτの時系列データを表示出力や印刷出力する。
一方、軸ねじれ振動算出部23は、ねじれ角補正部20で補正されたねじれ角θ’の時系列データに基づいて、回転体11の軸ねじれ振動を算出するものであり、ねじれ角θ’の時系列データをプロットして得られるグラフに近似する相関関数を求め、その相関関数の振動周期や振幅値を評定する。相関関数の振動周期や振幅値を評定することで回転体11の金属疲労を評定する。
図2は振れ廻り角算出部19での振れ廻り角αの算出の仕方の一例の説明図であり、図2(a)は振れ廻りが発生しない場合の説明図、図2(b)は振れ廻りが発生する場合の説明図である。図2では距離検出器18は光送受信装置15の設置位置より回転体11の周方向に90°ずれた位置に設置された場合を示している。また、図2では2組の一対の反射体12a(12b)、12a’(12b’)を配置した場合を示している。
図2(a)に示すように、光送受信装置15及び距離検出器18は回転体11の物理的中心位置Oに向けて配置され、光送受信装置15と距離検出器18とは回転体11の周方向に90°ずれた位置に設置されている。この状態で、回転体11の物理的中心位置Oが回転中心位置と一致しているときは、回転体11には振れ廻りは発生しない。つまり、距離検出器18が検出する回転体11の表面までの距離Lは一定である。従って、振れ廻り角算出部19は、距離検出器18で検出された回転体11の表面までの距離Lが一定で変化しないときは、振れ廻り角αとして0を出力する。
次に、図2(b)に示すように、回転体11の回転中心位置Pが物理的中心位置Oより距離検出器18側にずれている場合には、回転体11は回転中心位置Pを中心に回転するので、回転体11には振れ廻りが発生する。いま、光送受信装置15は、初期位置での回転体11aの反射体12a(12b)に対し対面しているとする。また、このときの回転体11aの物理的中心位置をOaとし、回転体11の表面までの距離LはL0であるとする。
図3は回転体11が回転中心位置Pを中心に回転し振れ廻りが発生した場合の状態図であり、図3(a)は回転体11が0°〜180°の間に位置する場合の状態図、図3(b)は回転体11が180°回転した場合の状態図である。図3(a)に示すように、回転体11が回転中心位置Pを中心に回転すると、物理的中心位置Oは円軌跡24に従って移動し、また、距離検出器18が検出する回転体11の表面までの距離Lは変化する。つまり、回転体11の初期状態での距離L0と距離検出器18で検出された距離Lとの距離偏差ΔL(L0−L)が変化する。図3(a)中の点Obは、距離検出器18で検出した距離がLであるときの物理的中心位置である。
次に、図3(b)に示すように、回転体11が回転中心位置Pを中心に180°回転すると、一対の反射体12a’(12b’)が光送受信装置15側に位置するが、距離偏差ΔLが生じているので、回転体が180°回転しても反射体12a’(12b’)は光送受信装置15と対面しない。さらに、距離偏差ΔL分だけ回転したときに反射体12a’(12b’)は光送受信装置15と対面し、これにより、光送受信装置15は反射体12a’(12b’)からの反射光を受信することになる。
このことから、光送受信装置18で検出される反射体12の位置は、距離偏差ΔL(L0−L)分だけずれた位置となる。この距離偏差ΔLによる回転体11の振れ廻り角αは、180°回転した回転体11の回転中心位置Ocに対する距離偏差ΔLが張る角度で示される。従って、回転体11の半径をrとすると、振れ廻り角αは(4)式で示される。
α=ΔL/r …(4)
前述したように、ねじれ角補正部20では、ねじれ角算出部17で算出されたねじれ角θから振れ廻り角演算部19で算出した振れ廻り角αを取り除いて、(2)式で示される補正されたねじれ角θ’を算出する。これにより、振れ廻り角αを除去したねじれ角θ’が得られる。
以上の説明では、2組の一対の反射体12a、12bを設けた場合について説明したが、8組の反射体12a、12bを設けた場合には、回転体が45°ずつ回転した場合の振れ廻り角αを計算し、ねじれ角算出部17で算出されたねじれ角θを補正することになる。
また、以上の説明では、距離検出器18は、光送受信装置15の設置位置より回転体11の周方向に90°ずれた位置に設けたが、必ずしも90°でなくともよい。また、光送受信装置15の設置位置より回転体の周方向に±90°ずれた位置(回転体の周方向の180°ずれた位置)に距離検出器18をそれぞれ設けてもよい。
図4は、距離検出器の配置の他の一例の説明図であり、光送受信装置15の設置位置より回転体11の周方向に±90°ずれた位置にそれぞれ距離検出器18a、18bを設けた場合を示している。図4に示すように、距離検出器18a、18bは、光送受信装置15の設置位置より回転体11の周方向に±90°ずれた位置に設けられている。
図4において、回転体11の回転中心位置Pが物理的中心位置Oより距離検出器18側にずれており、光送受信装置15は初期位置での回転体11aの反射体12a(12b)に対し対面しており、このときの回転体11aの物理的中心位置をOaとし、180°回転したときの回転体11cの物理的中心位置をOcとする。また、距離検出器18aで検出される初期位置の回転体11aの表面までの距離L1はL10、距離検出器18bで検出される初期位置の回転体11aの表面までの距離L2はL20であるとする。
この場合、初期距離L10、L20と、各々の距離検出器18a、18bで検出された回転体11の表面までの距離L1、L2との距離偏差ΔL1(L10−L1)、ΔL2(L20−L2)を求め、振れ廻り角算出部19は、これら距離偏差ΔL1(L10−L1)、ΔL2(L20−L2)から振れ廻り角α1、α2を求め、振れ廻り角α1、α2の平均値を求めて振れ廻り角αとする。これにより、振れ廻り角αの精度が向上する。
図5は、距離検出器の配置の別の他の一例の説明図である。図5は、回転体11の周方向の90°ずれた位置にそれぞれ距離検出器18a、18bを設けたものである。図5では、光送受信装置15の設置位置より回転体11の周方向に90°ずれた位置に距離検出器18aを設け、180°ずれた位置に距離検出器18bを設けた場合を示している。
光送受信装置15は初期位置での回転体11aの反射体12a(12b)に対し対面しており、このときの回転体11aの物理的中心位置をOaとし、回転中心位置Pで0°〜180°の間で回転したときの回転体11iの物理的中心位置をOiとする。また、距離検出器18aで検出される初期位置の回転体11aの表面までの距離L1はL10、距離検出器18bで検出される初期位置の回転体11aの表面までの距離L2はL20であるとする。
この場合、距離検出器18aで検出される回転体11iの表面までの距離L1は、回転体11iの表面の法線方向の点Q1までの距離である。また、回転体11iの物理的中心位置Oiから回転体11iの表面の法線方向の点Q1までの距離は回転体11iの半径rである。同様に、距離検出器18bで検出される回転体11iの表面までの距離L2は、回転体11iの表面の法線方向の点Q2までの距離である。また、回転体11iの物理的中心位置Oiから回転体11iの表面の法線方向の点Q2までの距離は回転体11iの半径rである。
このことから、距離検出器18a、18bで検出される回転体11iの表面までの距離L1、L2を計測することで、回転体11iの物理的中心位置Oiを特定することができる。従って、回転体11iの回転中心位置Pが特定できない場合であっても、回転体11iの物理的中心位置Oiの軌跡を計測できる。一方、初期位置での回転体11aの物理的中心位置Oaは、距離検出器18a、18bで検出される初期位置の回転体11aの表面までの距離L10、L20から特定できる。従って、振れ廻りが発生している回転体11iの物理的中心位置Oiと初期位置の回転体11aの物理的中心位置Oaとから、振れ廻りが発生している回転体11iの反射体12a(12b)位置と、光送受信装置15の設置位置との距離偏差ΔL1を求めることができる。同様に、光送受信装置15に対して垂直方向の距離偏差ΔL2も求めることができる。
これにより、回転体11が光送受信装置15に対して垂直方向に振れ廻りを生じている場合であっても、その垂直成分方向の振れ廻りを加味した距離偏差ΔL1を精度良く測定できる。
以上の説明では、光送受信装置15の設置位置より回転体11の周方向に90°ずれた位置に距離検出器18aを設け、180°ずれた位置に距離検出器18bを設けた場合について説明したが、光送受信装置15の設置位置からずれた位置に、90°を保って2個の距離検出器18a、18bを配置してもよい。
図6は、距離検出器の配置のさらに別の他の一例の説明図であり、図5では、光送受信装置15の設置位置からずれた位置に、90°を保って2個の距離検出器18a、18bを配置した場合を示している。
図5の一例の場合と同様に、光送受信装置15は初期位置での回転体11aの反射体12a(12b)に対し対面しており、このときの回転体11aの物理的中心位置をOaとし、回転中心位置Pで0°〜180°の間で回転したときの回転体11iの物理的中心位置をOiとする。また、距離検出器18aで検出される初期位置の回転体11aの表面までの距離L1はL10、距離検出器18bで検出される初期位置の回転体11aの表面までの距離L2はL20であるとする。また、距離検出器18aの配置位置は光送受信装置15からβの位置であるとする。
この場合も、図5の一例の場合と同様に、回転体11iの物理的中心位置Oiを特定することができ、初期位置の回転体11aの物理的中心位置Oaが特定できるので、振れ廻りが発生している回転体11iの反射体12a(12b)位置と、光送受信装置15の設置位置との距離偏差ΔL1を求めることができる。従って、回転体11が光送受信装置15に対して垂直方向に振れ廻りを生じている場合であっても、その垂直成分方向の振れ廻りを加味した距離偏差ΔL1を精度良く測定できる。
本発明の実施の形態によれば、回転体11の表面までの距離を求める距離検出器18を設け、距離検出器18で検出された距離に基づいて回転体11の振れ廻り角αを算出し、回転体11のねじれ角θから振れ廻り角αを取り除いてねじれ角を補正し、その補正されたねじれ角θ’に基づいて回転体11の軸ねじれ振動を求めるので、軸ねじれ振動を軸の振れ廻りと区別して把握することができる。
大きな軸ねじれ振動は、プラント破壊にも繋がるもので、軸ねじれ振動を把握できることはプラントの安全性の向上に役立つ。また、振れ廻り角を取り除いたねじれ角を用いて、回転体のトルクを計測するので、回転体のトルクの計測精度も向上する。これにより、回転体の出力も精度良く得られるので、プラントの効率の把握も的確にできる。
本発明の実施の形態に係わるトルク計測装置の構成図。 本発明の実施の形態における振れ廻り角算出部での振れ廻り角αの算出の仕方の一例の説明図。 図2(b)の回転中心位置Pを中心に回転体が回転し振れ廻りが発生した場合の状態図。 本発明の実施の形態における距離検出器の配置の他の一例の説明図。 本発明の実施の形態における距離検出器の配置の別の他の一例の説明図。 本発明の実施の形態における距離検出器の配置のさらに別の他の一例の説明図。
符号の説明
11…回転体、12…反射体、13…レーザ光出力装置、14…照射光学装置、15…光送受信装置、16…信号処理装置、17…ねじれ角算出部、18…距離検出器、19…振れ廻り角算出部、20…ねじれ角補正部、21…トルク算出部、22…出力装置、23…軸ねじれ振動算出部、24…円軌跡

Claims (5)

  1. 回転体の軸方向に間隔を保って設けられた少なくとも一対の反射体と、レーザ光を出力するレーザ光出力装置と、前記レーザ光出力装置からのレーザ光を前記一対の反射体を含む前記回転体の表面に照射するとともにその反射光を受信する光送受信装置と、前記光送受信装置の設置位置より前記回転体の周方向にずれた位置に設置され前記回転体の表面までの距離を求める距離検出器と、前記光送受信装置で受信した前記一対の反射体の反射光に基づいて前記回転体のねじれ角を算出するねじれ角算出部と、前記距離検出器で検出された距離に基づいて前記回転体の振れ廻り角を算出する振れ廻り角算出部と、前記ねじれ角算出部で算出されたねじれ角から前記振れ廻り角演算部で算出した振れ廻り角を取り除いて前記ねじれ角を補正するねじれ角補正部と、前記ねじれ角補正部で補正されたねじれ角に基づき前記回転体のトルクを算出するトルク算出部と、前記ねじれ角補正部で補正されたねじれ角及び前記トルク算出部で算出された前記回転体のトルクの時系列データを出力する出力装置を備えたことを特徴とするトルク計測装置。
  2. 前記ねじれ角補正部で補正されたねじれ角の時系列データに基づいて、前記回転体の軸ねじれ振動を算出する軸ねじれ振動算出部を備え、算出した軸ねじれ振動を前記出力装置に出力することを特徴とする請求項1記載のトルク計測装置。
  3. 前記距離検出器は、前記光送受信装置の設置位置より前記回転体の周方向に90°ずれた位置に設置されことを特徴とする請求項1または2記載のトルク計測装置。
  4. 前記距離検出器は、前記光送受信装置の設置位置より前記回転体の周方向に90°ずれた位置に加え、前記光送受信装置の設置位置より前記回転体の周方向に−90°ずれた位置にも設け、前記振れ廻り角算出部は、それぞれの前記距離検出器で検出された距離に基づいてそれぞれ回転体の振れ廻り角を算出し、それらの平均値を回転体の振れ廻り角として出力することを特徴とする請求項3記載のトルク計測装置。
  5. 前記回転体の周方向の90°ずれた位置にそれぞれ前記距離検出器を設け、前記振れ廻り角算出部は、それぞれの前記距離検出器で検出された距離に基づいて前記回転体の振れ廻り角を算出することを特徴とする請求項1または2記載のトルク計測装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110017889A (zh) * 2019-04-25 2019-07-16 西安交通大学 一种扭振测试装置

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