JP2009121813A - 風呂リモコン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入浴を自動検知して、その人の好みの文字放送番組を風呂リモコン装置の表示画面に自動表示する。
【解決手段】表示制御部41はFM文字放送受信部40が受信した文字放送の各番組をメモリ43に格納し、指令された番組の文字情報を表示画面32に表示する。入浴・出浴検出部42は水位センサ20による浴槽水位の検出信号の水位変化情報に基き家族の各人の入浴と出浴を検出する。個人別嗜好番組データ作成記憶部44は人の入浴時の水位上昇量とその人が浴槽で最後に見ていた文字放送の番組とを関連付けた各人ごとのデータを番組嗜好データとして作成して不揮発性メモリ46に記憶する。嗜好番組優先表示選択部45は入浴者の水位上昇量の検出値を番組嗜好データと照合して入浴者を特定し、その人が前回利用した番組を番組嗜好データから得て、その番組の表示画面32への表示を表示制御部41に指令して表示画面32に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば浴槽への自動湯張り機能を備えた給湯装置に信号接続されて浴室に設置され、給湯装置を遠隔操作する風呂リモコン装置に関するものである。
給湯装置を遠隔操作するリモコン装置が浴室や、台所に設置され、このリモコン装置の表示画面に給湯や湯張りの設定温度、浴槽水位等の給湯関連情報を表示することは一般に行なわれているが、最近においては、特許文献1〜3等に示されるように、これらの給湯関連情報以外に、FM文字多重放送等の文字情報を表示画面に表示することが提案されている。このように、リモコン装置の表示画面に文字情報を表示するようにすることにより、FM文字多重放送等(以下、文字放送という)専用の受信表示画面をリモコン装置とは別個に用意することなく、浴室や台所で、文字放送を楽しむことができることとなる。
特開2001−157274号公報 特開2002−135863号公報 特開平10−229585号公報 特開平10−54607号公報 特開2000−308164号公報 特開2000−287189号公報
風呂を利用する場合には、人が浴槽に浸かっている時間が長く、その時間は慌しいこともなくゆったりとした気分で浴室に設置されるリモコン装置(風呂リモコン装置)の画面を見ることができるので、浴室での文字放送の利用性は高い。
しかしながら、浴室で文字放送を楽しむ場合、家族を構成する各人の文字放送の番組の好みがまちまちであるため、後に入浴する者が文字放送を楽しむ場合は、前に入浴した者が見ていた文字放送の番組を自分の好みの番組に切り替える操作をしなければならない。また、前に入浴した者が、文字放送のスイッチを切っていたとき(スイッチオフしていたとき)にはその文字放送のスイッチをオンにして自分の好みの番組を選択しなければならない。また、番組の数が多く、全ての番組を見て選択するのに時間がかかる。毎日の入浴時毎にそのような番組選択の操作を強いられるのは面倒かつ煩雑である。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、家族の各構成員が入浴する度に文字放送のスイッチをオン操作したり、番組選定の操作を行なうことなく、自分の好みの文字放送を浴槽に浸ってゆったりした気分で楽しむことができる風呂リモコン装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために次のような構成をもって課題を解決する手段としている。すなわち、第1の発明は、給湯装置の回路に信号接続されて該給湯装置の遠隔操作を行なう浴室設置の風呂リモコン装置において、文字放送の受信部と、この受信部によって受信された文字放送の番組を選択する番組選択手段と、この番組選択手段によって選択された番組の文字情報を表示部に表示制御する表示制御部と、浴槽への入浴を水位の上昇変化によって検出する水位センサの水位検出信号を受け、入浴者の入浴時の水位変化の上昇量とその入浴者が浴槽内で最後に選択した文字放送の番組とを関連付けた番組嗜好データを各体格の異なる入浴者毎に入浴時の水位変化量の違いにより識別して作成記憶する個人別嗜好番組データ作成記憶部と、人の浴槽への入浴時に水位センサによって検出される水位上昇量を前記番組嗜好データの各人の水位上昇量と照合して入浴者を特定し、その特定された入浴者が前回の入浴時に浴槽内で最後に見ていた番組を前記番組嗜好データから検知してその番組の文字情報の表示を前記表示部に最初に優先して表示させる嗜好番組優先表示選択部とを有し、前記番組嗜好データにおける各人の水位変化の上昇量は、浴槽に張られた湯の水位レベルに対応させて記憶されており、嗜好番組優先表示選択部は浴槽に張られている湯の水位レベルを水位センサの水位検出信号によって検知し、その検知した水位レベルに対応した前記番組嗜好データの水位変化の上昇量の各人のデータと人の浴槽入浴時に前記水位センサによって検出される水位変化の上昇量とを照合して入浴者を特定する構成としたことをもって課題を解決する手段と成している。
また、第2の発明は、前記第1の発明の構成を備えた上で、個人別嗜好番組データ作成記憶部は番組嗜好データを入浴者の入浴時の水位変化の上昇量とその入浴者が浴槽内で選択した文字放送の各番組別の累積選択回数とを関連付けたデータとして作製する構成と成し、嗜好番組優先表示選択部は水位センサによって検出される水位上昇量によって特定した入浴者が過去に選択した各番組の累積選択回数を前記番組嗜好データに基き照合して検知し、累積選択回数が最も多い番組の文字情報の表示を表示部に最初に優先して表示させる構成としたことをもって課題を解決する手段と成している。
さらに、第3の発明は、前記第1又は第2の発明の構成において、個人別嗜好番組データ作成記憶部は番組嗜好データを入浴者の入浴時の水位変化の上昇量とその入浴者が浴槽内に入浴している間に表示部に表示された文字放送の各番組別の累積表示回数とを関連付けたデータとして作製する構成と成し、嗜好番組優先表示選択部は水位センサによって検出される水位上昇量によって特定した入浴者が過去に浴槽に入浴している間に表示部に表示された各番組別の累積表示回数を前記番組嗜好データと照合して検知し、累積表示回数が最も多い番組の文字情報の表示を表示部に最初に優先して表示させる構成としたことをもって課題を解決する手段と成している。
さらに、第4の発明は、給湯装置の回路に信号接続されて該給湯装置の遠隔操作を行なう浴室設置の風呂リモコン装置において、文字放送の受信部と、この受信部によって受信された文字放送の番組を選択する番組選択手段と、この番組選択手段によって選択された番組の文字情報を表示部に表示制御する表示制御部と、浴槽への入浴を水位の上昇変化によって検出する水位センサの水位検出信号を受け、入浴者の入浴時の水位変化の上昇量とその入浴者が浴槽内で選択した文字放送の各番組別の累積選択回数とを関連付けた番組嗜好データを各体格の異なる入浴者毎に入浴時の水位変化量の違いにより識別して作成記憶する個人別嗜好番組データ作成記憶部と、人の浴槽への入浴時に水位センサによって検出される水位上昇量を前記番組嗜好データの各人の水位上昇量と照合して入浴者を特定し、その特定された入浴者が過去に浴槽内で選択した各番組の累積選択回数を前記番組嗜好データに基き照合して検知し、累積選択回数が最も多い第1位の番組から予め指定された順位までの番組の文字情報を番組選択手段によって番組が選択されるまで繰り返し表示する嗜好番組優先表示選択部とを有する構成としたことをもって課題を解決する手段と成している。
さらに、第5の発明は、給湯装置の回路に信号接続されて該給湯装置の遠隔操作を行なう浴室設置の風呂リモコン装置において、文字放送の受信部と、この受信部によって受信された文字放送の番組を選択する番組選択手段と、この番組選択手段によって選択された番組の文字情報を表示部に表示制御する表示制御部と、浴槽への入浴を水位の上昇変化によって検出する水位センサの水位検出信号を受け、入浴者の入浴時の水位変化の上昇量とその入浴者が浴槽内に入浴している間に表示部に表示された文字放送の各番組別の累積表示回数とを関連付けた番組嗜好データを各体格の異なる入浴者毎に入浴時の水位変化量の違いにより識別して作成記憶する個人別嗜好番組データ作成記憶部と、人の浴槽への入浴時に水位センサによって検出される水位上昇量を前記番組嗜好データの各人の水位上昇量と照合して入浴者を特定し、その特定された入浴者が過去に浴槽に入浴している間に表示部に表示された各番組別の累積表示回数を前記番組嗜好データと照合して検知し、累積表示回数が最も多い第1位の番組から予め指定された順位までの番組の文字情報を番組選択手段によって番組が選択されるまで繰り返し表示する嗜好番組優先表示選択部とを有する構成としたことを特徴とする。
さらに、第6の発明は、前記第4又は第5の発明の構成を備えたものにおいて、番組嗜好データにおける各人の水位変化の上昇量は、浴槽に張られた湯の水位レベルに対応させて記憶されており、嗜好番組優先表示選択部は浴槽に張られている湯の水位レベルを水位センサの水位検出信号によって検知し、その検知した水位レベルに対応した前記番組嗜好データの水位変化の上昇量の各人のデータと人の浴槽入浴時に前記水位センサによって検出される水位変化の上昇量とを照合して入浴者を特定する構成としたことを特徴とする。
本発明によれば、家族の各構成員が浴槽に入浴したときに、水位センサにより検出される水位の上昇量がその個人を特定する値として検出され、その入浴者が浴槽を出るときに最後に楽しんでいた文字放送の番組がその個人を特定する入浴時の水位上昇量の値(データ)と関連付けられてメモリに記憶される。この個人を特定する入浴時の水位上昇量の値(データ)と浴槽を出るときに最後に楽しんでいた文字放送の番組とを対とした番組嗜好データは各家族構成員毎に個人別嗜好番組データ作成記憶部により作成されてメモリに記憶される。
したがって、次回に入浴したときには水位センサによって検出される入浴時の水位上昇量の値を前記番組嗜好データと照合されることにより、その入浴者が特定され、その人が前回の入浴時に浴槽内で見ていた(浴槽から出るときに見ていた)文字放送の番組の文字情報が自動的に風呂リモコン装置の表示部に表示されるか、又は、過去に最も多く選択された番組或いは過去に最も多く風呂リモコン装置の表示部に表示された番組が最初に自動的に風呂リモコン装置の表示部に表示される。
このため、風呂の入浴者は入浴時に何の操作を行なうことなく、自分の好みの(前回見ていた、あるいは最も頻度が多く利用された)番組の文字情報を浴槽に浸かってゆったりした気分で楽しむことができる。
特に、第1〜第3、第6の発明においては、番組嗜好データにおける各人の水位変化の上昇量は浴槽に張られた湯の各水位レベルに対応させて記憶されているので、湯張りの水位が毎回一定でなくとも、入浴者を正確に特定することができる。
本発明に係る風呂リモコン装置の一実施形態例のブロック構成図である。 本実施形態例の風呂リモコン装置の外観説明図である。 体格の違いによる各人の入浴時の水位上昇量の違いを示すグラフである。 風呂リモコン装置の浴室設置状態の説明図である。 風呂リモコン装置が信号接続されて使用される給湯装置の説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図4は本発明に係る実施形態例の風呂リモコン装置1の配置例を示しており、この風呂リモコン装置1に信号接続される給湯装置27は浴室28の外(建物の外)に配置されている。浴室28内には浴槽26が設置され、給湯装置27と浴槽26は図5に示されるように、追い焚き循環路25の戻り管23と往管24によって配管接続されている。風呂リモコン装置1は浴槽26の近くの浴室側壁30等に設置されるが、その設置位置は浴槽26内から風呂リモコン装置1の表示画面が見易い位置となっている。
給湯装置27は例えば、給湯機能と、浴槽26への自動湯張り機能と、湯張りした浴槽26の湯の保温機能とを具備する。この実施形態においては、2芯の信号線を用いて風呂リモコン装置1は給湯装置27の回路、つまり、給湯装置27における制御装置3の燃焼制御回路に接続されている。なお、図4において、符号29は浴室28の浴室入口を示しており、この浴室入口29には開閉式又はスライド式の戸が設けられている。
図2は本発明に係る風呂リモコン装置の一実施形態例の外観構成を示すもので、筐体ケース31の表面側には表示部としての表示画面32と、マイク33と、スピーカ34と、運転スイッチ35と、自動スイッチ36と、文字放送スイッチ37と、給湯関連スイッチ群38と、番組選択手段としての番組選択ボタン39とが設けられている。
表示画面32は液晶表示器(LCD)や、蛍光表示管(VFD)等の画面によって形成され、本実施形態例においては、文字放送の文字情報や給湯関連情報を表示する。給湯関連情報とは例えば、給湯設定温度、湯張り設定温度、湯張り設定水位、風呂温度、湯張り検出水位、給湯検出温度等の給湯機能の動作と、湯張り機能や保温機能の動作において必要な各種設定値と各種センサ検出値の情報である。文字情報と給湯関連情報とは表示画面32に併記方式で表示することも可能であるが、本実施形態例においては、文字を大きく表示するために、文字情報と給湯関連情報とは切り替え表示方式を採用して表示しており、通常は表示画面32に給湯関連情報が表示されているが、文字情報の表示タイミングのときに自動的に給湯関連情報の表示から文字情報の表示へ切り替わる構成と成している。さらに、浴槽26と風呂リモコン装置1との距離が多少離れていても文字を大きくして見やすくするために文字情報の表示はスクロール方式とし、文字が表示画面32の一端側から他端側へ流れていく表示形態を採用している。
マイク33とスピーカ34は他のリモコン装置との間で会話を行なうときに使用されるもので、例えば、入浴中に風呂リモコン装置と台所に設置されている台所リモコン装置との間で、入浴している者が台所にいる者に浴室にタオルを持ってきてもらう等の要請を行うときの会話に使用される。
運転スイッチ(給湯スイッチ)35はスイッチオンとすることにより、風呂リモコン装置1の回路を動作可能な状態にし、スイッチオフとすることにより、回路動作を停止状態とするものである。給湯装置27の給湯機能の動作はこの運転スイッチ35がオンの状態で行われる。自動スイッチ36は湯張り動作から保温動作にかけての一連の動作の開始と停止を指令するものであり、スイッチオンによりその動作が開始し、スイッチオフの状態で動作停止状態となる。
文字放送スイッチ37は文字放送(文字情報)の表示画面32(風呂リモコン装置の表示画面32)への表示と表示停止を指令するものであり、スイッチオンにより、文字放送の表示開始となり、スイッチオフにより表示停止となる。番組選択ボタン39は文字放送の番組を選択するボタンである。文字放送は、複数の番組が予め定められた順序で時系列的に放送されている。例えば、第1番目の番組は「ニュース」、第2番目の番組は「天気予報」、第3番目の番組は「スポーツ」、第4番目の番組は「ビジネストレンド」、第5番目の番組は「占い」、第6番目の番組は「うわさのランキング」という如く予め定められており、第1番目から第6番目までの番組が順次放送され、最終順番まで放送されると再び先頭の第1番目に戻って繰り返し番組が放送されている。
番組選択に際し、番組選択ボタン39を押すと第1番目の番組が選択されて表示画面32に表示され、次に番組選択ボタン39を押すと第2番目の番組が選択されて表示されるという如く、番組選択ボタン39を押すごとに順次次の番組が選択されて表示画面32に表示されるようになっており、見たい番組が表示画面32に表示されたときに、番組選択ボタン39の番組送りの操作を止めることにより、又は番組決定スイッチを別個に設けその番組決定スイッチを押すことによりその表示画面32に表示された番組が選択設定された番組となる。
給湯関連スイッチ群38は給湯設定温度、湯張り設定温度、風呂温度、湯張り水位等の給湯機能と湯張り機能と保温機能の動作を行なう上で必要な設定値を指定入力するために使用される各種のスイッチ群である。
図5に示す給湯装置27の構成は本出願人が特願平7−129831号において開示した構成のもので、現時点においては既に公知となっているので、給湯装置自体の構成説明は省略する。図5において、給湯装置27の制御装置3に風呂リモコン装置1と台所リモコン装置2とが信号接続されているが、台所リモコン装置2は台所に設置されるものであり、この台所リモコン装置2には本実施形態例の風呂リモコン装置1が備える文字放送の受信機能の回路(受信モジュールの回路)や、文字放送の文字情報を表示する構成は設けられていないが、それ以外の構成は風呂リモコン装置1と同じである。(勿論、台所リモコン装置2にもこれらの文字放送に関する機能を設けることは可能である。)なお、給湯装置27の各機能の動作は制御装置3の制御によって行なわれる。
給湯装置27の給湯機能、湯張り機能、保温機能等の各機能の動作は公知であるが、リモコン装置の操作に関連するので以下に、簡単に説明する。給湯機能の動作は、風呂リモコン装置1又は台所リモコン装置2の運転スイッチ35をオンし、この状態で給湯管路11の給湯先に設けられている給湯栓(図示せず)を開くことにより開始する。給湯栓の開により、制御装置3は流量センサ4により給水管路5を通水する最低作動流量以上の流量を検出すると、給湯バーナ10を燃焼し、給湯熱交換器7を通る水を加熱して湯を作成し、その湯を給湯管路11を通して給湯先へ供給する。
この給湯機能の動作では、制御装置3は入水温度センサ6による入水温と、流量センサ4による給湯量と、給湯温度センサ8による給湯温(出湯温)との検出情報に基き、給湯湯温が台所リモコン装置2(又は風呂リモコン装置1)で設定された給湯設定温度となるようにガス通路9から供給されるガス量を図示されていない比例弁の開弁量によって制御する。給湯動作は給湯先の給湯栓が閉止されることによって終了する。つまり、給湯栓の閉止によって流量センサ4が通水の停止を検出したときに、制御装置3は給湯バーナ10へのガス供給を遮断し、給湯バーナ10の燃焼を停止する。
湯張り機能の動作は、運転スイッチがオンされている状態で、風呂リモコン装置1(又は、台所リモコン装置2)の自動スイッチ36をオンすることにより開始する。そうすると、注湯電磁弁13が開かれ、前記給湯機能の動作と同様に給湯熱交換器7を通る水は給湯バーナ10の燃焼加熱により湯となり、その湯は、給湯管路11から注湯路14に入り、戻り管23と往管24を有して構成される追い焚き循環路25を通して浴槽26へ落とし込まれる。浴槽26の水位は水位センサ20としての圧力センサによって検出され、この検出水位が給湯関連スイッチ群38によって設定された浴槽の設定水位に達したときに注湯電磁弁13が閉じられ、湯張り動作が終了する。この湯張りの動作においては、制御装置3は給湯関連スイッチ群38によって設定された湯張りの設定温度となるように給湯熱交換器7の給湯湯温を制御する。
自動スイッチ36による自動運転の動作においては、湯張り機能の動作に引き続き保温機能の動作が行なわれる。この保温機能の動作は、所定の時間間隔で、循環ポンプ21を短時間起動し、浴槽26の湯を追い焚き循環路25を通して循環し、風呂温度センサ18により浴槽26の湯温(風呂温度)を検出する。風呂の検出温度が給湯関連スイッチ群38で設定された風呂の設定温度よりも許容範囲を外れて低下したときには、循環ポンプ21を駆動して浴槽26の湯水を追い焚き循環路25を通して循環しながら、風呂バーナ16の燃焼により追い焚き熱交換器15で加熱し、追い焚きを行う。そして、風呂温度センサ18の検出温度が風呂の設定温度に達したときに循環ポンプ21を停止し、風呂バーナ16の燃焼を停止する。このように保温機能の動作(保温動作)は湯張りが終了してから所定の時間(例えば4時間)にわたって行なわれる。保温機能と供に保水機能の動作を行う給湯装置27においては、水位センサ20によって浴槽の水位が監視され、浴槽の水位が設定水位から許容範囲を越えて低下したときには注湯電磁弁13が開けられて給湯熱交換器7側から設定水位に達する不足分の湯量が補充され、浴槽水位を設定水位に維持する保水動作が行なわれる。
なお、図5において、12は流量センサ、22は流水スイッチ、19は循環ポンプ21の吐出口と追い焚き熱交換器15の入水口を連通接続する管路、17は風呂バーナ16へのガス通路をそれぞれ示している。
図1は、本実施形態例の風呂リモコン装置1の第1の構成例を示すもので、筐体ケース31(図2参照)の内部に、FM文字放送受信部(文字放送受信モジュール)40と、表示制御部41と、入浴・出浴検出部42と、個人別嗜好番組データ作成記憶部44と、嗜好番組優先表示選択部45との回路が回路基板に形成されて収容されている。図1では入浴・出浴検出部42は個人別嗜好番組データ作成記憶部44、嗜好番組優先表示選択部45及び表示制御部41と別回路のように示されているが、実際上は、これらの回路、41、45、46の共有の回路として機能する。なお、表示画面32と、番組選択手段としての番組選択ボタン39は前記したように図2に示される如く筐体ケース31の表面に設けられている。
FM文字放送受信部40は、文字放送を受信するために必要な、アンテナ、復調回路、復調回路で復調された信号から文字情報を分離する回路等を有しており、これらの回路構成は、特許文献1、3等に示されているように、公知であるので、その回路構成の説明は省略する。FM文字放送受信部40で受信された(受信されて分離された)文字情報は表示制御部41に加えられる。
表示制御部41はメモリ43を内蔵しており、このメモリ43にFM文字放送受信部40から供給される各番組の文字情報を、メモリ容量の範囲内で番組情報と関連付けて予め定められた記憶領域に記憶保持する。この表示制御部41には文字放送スイッチ37のスイッチオン・オフの信号が加えられるようになっており、文字放送スイッチ37からオン信号が加えられた時には、番組選択ボタン39で選択設定された文字放送の番組の文字情報が表示画面32に表示され、文字放送スイッチ37からオフ信号が加えられたときにその文字情報の表示を停止する。
入浴・出浴検出部42は人が浴槽26に入浴したことと、浴槽26から出浴したことを水位センサ20からの水位検出信号の水位変化により検出する。この入浴・出浴検出部42は時計機構(この例ではタイマ)を具備し、水位センサ20の水位検出情報に基き水位の変動が生じたときにそのタイマにタイマ動作を開始させ、基準時間内に水位の変動量が基準値に達したか否かを判断し、水位上昇の変動量が水位上昇の基準値に達したときには人が浴槽に入浴したものと判断し、同様に、水位下降の基準時間内の変動量が水位下降の基準値に達したときには人が浴槽から出浴したものと判断する。この入浴・出浴検出部42の入浴、出浴の検知(検出)結果の信号は、表示制御部41、個人別嗜好番組データ作成記憶部44、嗜好番組優先表示選択部45にそれぞれ加えられる。
本実施形態例において特徴的な点は、文字放送スイッチ37のスイッチのオン操作が行なわれなくても、人が浴槽に入浴したことが水位センサ20の水位上昇量により検知されたときには自動的に文字放送の文字情報を表示画面32に表示するように構成したことであり、しかも、入浴者を自動的に特定し、その人の好みの番組の文字情報を表示画面32に表示するように構成したことである。この特有な表示形態を実行するため、本実施形態例の風呂リモコン装置1は個人別嗜好番組データ作成記憶部44と嗜好番組優先表示選択部45とを有している。
個人別嗜好番組データ作成記憶部44は不揮発性メモリ46を具備しており、この不揮発性メモリ46に風呂利用者の個人別の番組嗜好データを作成して記憶する。すなわち、個人別嗜好番組データ作成記憶部44は水位センサ20から浴槽水位の検出情報を取り込み、人の入浴前に浴槽に張られている水位レベルを基準にしてその水位レベルからの水位の上昇量によって入浴した人を識別する。
図3は浴槽への入浴時の各人の水位上昇量を水位レベルとの関係で示したものである。図3のグラフの横軸は湯が張られる水位レベルを示し、縦軸は浴槽水位を示している。グラフ上の線aは人が入浴する前の水位を示しものであり、この水位は湯張りの水位レベル(湯張り設定水位)に一致しており、直線aの角度は45度である。線bは娘の入浴による水位を示し、線cは母の入浴による水位を示し、線dは父の入浴による水位を示している。
例えば、父は身長が180cm、体重は80kg,母は身長が160cm、体重は50kg,娘は身長が140cm、体重は40kgとした場合、父親が入浴した場合、水位レベルが最低設定水位(15cm)では、下半身のみが水に浸かり、入浴時の水位レベルが上がるにつれて、腹部、胸が水中に浸かって行く。このときの線dの平均角度は約51度であるが、水位レベルが20cm以下での角度は少し急になっている。これは、胸部分の断面積に比較して腹部分の断面積がかなり大きいことを示すものである。母親の場合には、線cの平均角度は49度であるが、水位レベルが22〜26cmの位置で角度が急になっており、女性らしい体型であることが伺える。娘の場合には線bの平均角度は48度である。
図3に示されるように、家族を構成する各人の体格の違いによって、入浴時の水位の上昇量が異なり、同一人であってもその入浴時の水位の上昇量は入浴前の水位レベル(通常は湯張り完了時の設定水位)によって異なる。個人別嗜好番組データ作成記憶部44は人が浴槽26に入浴したときの水位上昇量を水位センサ20の水位検出情報により検知し、その入浴時の水位上昇量(入浴前の水位レベルに対する水位上昇量)を入浴前の水位レベルに対応させて不揮発性メモリ46に記憶する。この水位上昇量の値としては浴槽への入浴状態時の水位レベルから入浴前の水位レベルを差し引いた値(入浴前の水位レベルからの水位上昇分の値)で記憶してもよく、又は、入浴状態時の水位レベルの値(入浴前の水位レベルに水位上昇分が加わった水位レベルの値)で記憶してもよい。
個人別嗜好番組データ作成記憶部44は、さらに番組選択ボタン39の番組選択指定の結果の情報を番組選択ボタン39の操作に基き入手し、入浴・出浴検出部42の検出情報により、浴槽からの出浴を検知したときにその人が浴槽26内で最後に利用した文字放送の番組を前記記憶した入浴時の水位上昇量の値と関連付けて不揮発性メモリ46に記憶する。この入浴時の水位上昇量と浴槽26内で最後に利用した番組とを関連付けた番組嗜好データは家族を構成する全員に対して作成され記憶される。
嗜好番組優先表示選択部45は個人別嗜好番組データ作成記憶部44が前記の番組嗜好データを作成記憶した後に、水位センサ20からの水位検出信号により人の入浴を検出したときには、その入浴時の水位上昇量の検出値を番組嗜好データの入浴前の水位レベルに対応した水位上昇量のデータと照合し、入浴者を特定する。図3から明らかなように、例えば、入浴前の浴槽水位レベルが27cmであった場合、父の入浴時には水位レベルが66mm上昇し、母の入浴時には43mm、娘の入浴時には34mmそれぞれ上昇し、各人の体格の違いによって水位上昇量が異なるので、各人の入浴時の水位上昇量が記憶されている番組嗜好データと照合することにより、入浴者は容易に特定される。
嗜好番組優先表示選択部45は入浴者を特定すると供に、その入浴者が前回の入浴時に浴槽で最後に見ていた文字放送の嗜好番組(番組名)をその番組嗜好データから読み取り、その番組の文字情報の表示を表示制御部41に指令する。例えば、入浴者が父であって前回の入浴時にスポーツ番組を見ていた場合は、スポーツ番組の文字情報の表示を指令し、入浴者が母であって前回の入浴時に天気予報を見ていた場合は、天気予報の番組の文字情報の表示を指令し、入浴者が娘であって前回の入浴時に占い番組を見ていた場合は、占い番組の文字情報の表示を指令する。表示制御部41は嗜好番組優先表示選択部45から指令された番組の文字情報をメモリ43から読み出す。そして、表示画面32の表示を給湯関連情報の表示から文字情報の表示へ切り替え、その読み出した文字情報を表示画面32に表示する。
その一方において、嗜好番組優先表示選択部45は、水位センサ20からの水位検出信号に基いて検出される入浴時の水位上昇量の値を嗜好番組データと照合しても入浴者が特定できないとき、例えば、母が通常の入浴時には肩まで湯に浸かるがその時はたまたま胸の下までしか湯に浸からず、水位の上昇量が記憶されている母の上昇量と娘の上昇量との中間となって母の入浴なのか娘の入浴なのかが不明確となるような場合や、親類の者が泊まりに来ていて家族の各人とは体格の異なる者が入浴したために、その者の水位上昇量のデータが嗜好番組データに記憶(記録)されていない場合や、風呂リモコン装置1が給湯装置27に配線接続された後の最初の入浴であるために、嗜好番組データが未だ作成されていない場合等のときには、文字放送の先頭(第1番目)の番組の文字情報の表示を表示制御部41に指令する。その指令を受けて表示制御部41は、文字放送の先頭の番組(前述した例では第1番目のニュースの番組)の文字情報をメモリ43から読み出す。そして、表示画面32の表示を給湯関連情報の表示から文字情報の表示へ切り替え、その読み出した文字情報を表示画面32に表示する。
なお、表示制御部41は入浴・出浴検出部42の出浴検出信号に基き、入浴者が浴槽26から出浴したことを検知(検出)した時には、表示画面32の表示を文字情報の表示から給湯関連情報の表示へ切り替える。この場合、入浴者が浴槽26から出浴したことを検知(検出)した時には、その出浴時から所定時間後(例えば10秒)に表示画面32を給湯関連情報の表示(文字情報の非表示)へ切り替えるようにしてもよい。
本実施形態例によれば、人が浴槽26へ入浴したときには表示画面32は給湯関連情報の表示(文字情報の非表示)から文字情報の表示へ自動的に切り替わり、また、人が浴槽26から出浴した時には表示画面32の表示は文字情報の表示から給湯関連情報への表示に自動的に切り替わる(又は、出浴後所定時間(例えば10秒)経過後に給湯関連情報への表示に自動的に切り替わる)ので、文字放送スイッチ37の操作を行なわなくても浴槽26内で文字放送を楽しむことができる。浴槽26から出浴している期間は表示画面32には給湯関連情報が表示されるが、浴槽26から出浴しているときに文字放送を見たい場合は文字放送スイッチ37をオンすることにより、表示画面32は給湯関連情報から文字情報に切り替わるので、文字情報を楽しむことができ、そのとき、文字放送スイッチ37をオフすれば、表示画面32は文字情報から給湯関連情報の表示に切り替わる。
また、本実施形態例においては、一旦入浴した後には、その人の文字放送の嗜好番組が番組嗜好データとして作成記憶されるので、次に入浴したときには、その嗜好番組が自動的に表示画面32に表示されることとなり、番組選択の操作を行なうことなく自分の好みの番組(例えば天気予報)を浴槽内で楽しむことができる。別の番組に興味を持った場合は番組選択ボタン39を操作して別の番組(例えばスポーツ番組)を選択すれば、その番組が表示画面32に表示されることとなり、浴槽26から出浴した時には、番組嗜好データの番組データは前の記録データ(天気予報)から浴槽内で最後に見ていた別の番組(スポーツ番組)に変更されるので、次に入浴したときにはその更新記憶された番組(スポーツ番組)が表示画面32に表示されることになる。このように、入浴者の番組の好みが変わったときにおいても、前に記憶されていた番組データが入浴者の好みに応じて更新されるので、非常に便利である。
さらに、番組嗜好データに自分のデータが記録作成されていない場合や、入浴者の特定ができない場合であっても、浴槽26への入浴が検知(検出)されたときには、予め定められている番組(この実施形態例では文字放送の先頭の番組)の文字情報が自動的に表示画面32に表示されるので、文字放送を見るための操作を何ら行なうことなく、浴槽26内で、ゆったりした気分で文字放送を楽しむことができる。
次に、本実施形態例の風呂リモコン装置1の第2の構成例を説明する。この第2の構成例は、個人別嗜好番組データ作成記憶部44にカウンタ回路(図示せず)を設け、入浴時の水位上昇量の情報によって特定される入浴者が浴槽26内で入浴しているときに選択された文字放送の番組別の各選択回数を番組が選択されるごとにその番組が選択された時間の情報に関連付けて前記カウンタ回路によってカウントして、その時間情報を付したカウント値(各番組別選択回数の累積値)、つまり、時系列の時間情報を持つカウント値を入浴者の入浴時の水位変化の上昇量に関連付けて番組嗜好データとして作成する。
そして、嗜好番組優先表示選択部45は次に入浴が行われたときには、その入浴者が過去(過去の全期間、又は現時点から1ケ月、3ケ月、等の予め定めた過去の期間)に最も選択回数の多い(累積選択回数の値が大きい)第1位の番組の文字情報を表示画面32に優先表示させるか、又は、累積選択回数の値が最も大きい第1位の順位の番組から予め指定した順位(例えば第3位)までの番組の文字情報を番組選択手段39による番組選択がされるまで繰り返し表示する。この場合、同順位の累積選択回数の番組が複数生じたときには、例えば、カウント値に付されている時間情報(時系列情報)に基き、より最近選択された番組を上位として判断することにより、順位の上下を決定することができる。
次に本実施形態例の風呂リモコン装置1の第3の構成例を説明する。この第3の構成例は、個人別嗜好番組データ作成記憶部44に同様にカウンタ回路(図示せず)を設け、入浴時の水位上昇量の情報によって特定される入浴者が浴槽26内で入浴しているときに表示された文字放送の番組別の各表示回数を番組が表示されるごとにその番組が表示された時点(タイミング)の時間の情報に関連付けて前記カウンタ回路によってカウントして、その時間情報を付したカウント値(各番組別表示回数の累積値)、つまり、時系列の時間情報を持つカウント値を入浴者の入浴時の水位変化の上昇量に関連付けて番組嗜好データとして作成する。
そして、嗜好番組優先表示選択部45は次に入浴が行われたときには、その入浴者が過去(過去の全期間、又は現時点から1ケ月、3ケ月、等の予め定めた過去の期間)に最も表示回数の多い(累積表示回数の値が大きい)第1位の番組の文字情報を表示画面32に優先表示させるか、又は、累積表示回数の値が最も大きい第1位の順位の番組から予め指定した順位(例えば第3位)までの番組の文字情報を番組選択手段39による番組選択がされるまで繰り返し表示する。この場合、同順位の累積表示回数の番組が複数生じたときには、例えば、カウント値に付されている時間情報(時系列情報)に基き、より最近表示された番組を上位として判断することにより、順位の上下を決定することができる。
なお、本発明は上記実施形態例に限定されることなく様々な実施の形態を採り得る。例えば、上記実施形態例では、入浴時に入浴者の特定ができなかった場合には、文字放送の先頭(第1番目)の番組を表示画面32に表示するようにしたが、これとは異なり、文字放送の先頭番組から末尾の番組にわたって全ての番組を番組選択ボタン39によって番組が選定されるまで優先的に繰り返し表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態例では、文字放送スイッチ37がオフされていて人が入浴していない時期、つまり、表示画面32に文字情報が表示されていない時期(文字情報の非表示期間)には表示画面32に給湯関連情報を表示するようにしたが、給湯関連情報を表示することに代えて、省電力モードの動作状態としてもよい。この省電力モードの動作は、FM文字放送受信部40と表示画面32との一方又は両方の駆動回路の電源をオフし、表示画面32に情報を表示しないようにする動作であり、たとえば、人が入浴していない状態で文字放送スイッチ37がオン状態からオフ状態に切り替わったときや、文字放送スイッチ37がオフ状態のときに入浴者が浴槽26から出浴したことが検出されたときにFM文字放送受信部40および表示画面32の電源を遮断する構成とすることにより、省電力モードの動作状態を得ることができる。このような動作モードとすることにより、風呂リモコン装置1の省電力を図ることができる。このような省電力モードの動作状態にあっても、文字放送スイッチ37がオンされたときや、文字放送スイッチ37がオフ状態であっても水位センサ20の水位検出信号に基き人の入浴が検出(検知)されたときには、前記遮断状態の電源をオンにさせることにより、表示画面32は省電力モードによる非表示状態から文字情報の表示状態へ切り替えられる。
さらに、上記実施形態例における風呂リモコン装置の第1の構成例においては、番組嗜好データを作成する場合、浴槽26内で最後に見ていた番組を入浴者の嗜好番組として決定したが、浴槽内で最も長い時間利用された番組をその入浴者の嗜好番組として記憶してもよい。この場合は、時計機構(例えばタイマ)によって、入浴者が浴槽26内で利用された番組の時間を測定し、複数の番組が利用された場合はそのうちで最も長い時間利用された番組をその入浴者の嗜好番組として嗜好番組データに記憶することとなる。
また、本実施形態例における風呂リモコン装置の第2、第3の構成例において、番組の選択回数や、表示回数をカウントするとき、単純に番組が1回選択(表示)される毎に1をカウント(加算カウント)する以外に、次のような変形例を採用することができる。例えば、番組が1回選択(表示)される毎に2以上の予め定めた単位数を加算カウントし、番組が途中で別の番組に切り替えられたときにはその表示オフとなった番組には1以上の予め定めた単位数を減算するというカウント方式や、その他、様々なルールを定めてそのルールに従ったカウント方式を実行する構成とすることができる。
さらに、上記実施形態例においては、風呂リモコン装置1に文字放送スイッチ37を設けたが、人が浴槽26に入浴したときのみ表示画面32に文字情報を表示する仕様とする場合は、文字放送スイッチ37を省略することができる。
さらに、水位センサ20は圧力センサを用いて構成したが、水面の高さを反射波によって水位を検出したり、フロートの上下移動位置で水位を検出する等、圧力センサ以外の様々な公知の水位検出手段によって水位センサ20を構成してもよい。
さらに、表示画面32の文字情報の表示はスクロール方式としたが、例えば、文章の全文を一括表示する方式としたり、文章を区切って表示する方式とする等、スクロール以外の構成でもよい。
さらに、上記実施形態例では、FM文字放送受信部40を筐体ケース31内に形成したが、これを台所リモコン又は給湯装置27の制御装置3側に設けても良い。また、表示制御部41の回路も給湯装置27の制御装置3側に設けても良い。
さらに、上記実施形態例において、給湯関連情報の表示動作モードとなったときに、給湯関連情報表示に代えて、時計表示としてもよく、又は、給湯関連情報と時計表示の併記表示としてもよい。また、文字情報の表示期間においても表示画面32に時計表示を表示させてもよい。
さらに、表示画面32に文字情報を表示する場合には、図2の一点鎖線で示すように、文字情報表示領域に文字情報を表示させるのに併せて、給湯燃焼表示Aと風呂燃焼表示Bの少なくとも一方を例えば燃焼ランプ等の表示手段によって表示するようにしてもよく、さらには、給湯装置が風呂リモコン装置1で設定されている給湯設定温度と、台所リモコン装置2で設定されている給湯設定温度の何れを優先して給湯運転を行なっているかの優先表示を表示するようにしてもよい。
さらに、入浴時の水位上昇量によって入浴者が特定できない場合は、入浴者の発音の音声情報を判断材料に加えて入浴者を特定するようにしてもよい。この場合は、番組嗜好データに入浴者の音声データを追加情報としてメモリに記憶させておくこととなる。つまり、入浴者が入浴している時の音声(例えば鼻歌等)を風呂リモコン装置のマイク33で集音し、音声の周波数、イントネーション等の個人識別可能な情報を解析してその音声情報を番組嗜好データとして記憶しておく。このように音声情報を番組嗜好データに加えることにより、入浴時の水位上昇量によって入浴者が特定できない場合であっても、入浴者の入浴時の集音データを番組嗜好データの音声データ(情報)と比較照合することにより、入浴者を特定することができる。
さらに、文字情報とラジオ等の音声情報とが多重送信される放送を利用する場合には、例えば、初めて文字放送スイッチ37を押すと文字情報表示とラジオ等の音声提供とを行ない、次に、文字放送スイッチ37を押すと文字情報のみの表示を行ない、次に、文字放送スイッチ37を押すとラジオ等の音声提供を行ない、次に文字放送スイッチ37を押すと文字情報と音声提供の両方がオフする動作を行い、文字放送スイッチ37を押すごとに行われるこれら一連の動作を繰り返し行う構成としてもよい。
さらに、FM文字放送受信部40は一度受信したニュース等を蓄えるRAMや文字フォントを記憶するROMと一体のものとしてもよい。
さらに、上記の各実施形態例では文字情報を表示画面32に表示するようにしたが、文字情報以外に画像情報、web情報などを表示してもよい。
さらに、上記の実施形態例では、文字放送はFM多重文字放送としたが、本発明はAM多重文字放送や、TV多重文字放送にも適用でき、これらの各多重文字放送の文字情報を表示画面32に表示する構成としてもよい。
さらに、上記の実施形態例では、表示画面32の給湯関連情報の表示と文字情報の表示との切替は切替指令に基いて行われるものであったが、切替指令に代え、上書き指令による上書きで表示画面32の表示の切替を制御してもよい。
さらに、表示画面32は、ドットマトリックス表示、蛍光管表示、LED、液晶、ブラウン管等どれでもよい。
さらに、上記実施形態の給湯装置はガスを燃料とした装置としたが石油を燃料とした給湯装置でもよく、又は、電気温水器等でもよい。
1 風呂リモコン装置
20 水位センサ
32 表示画面(表示部)
39 番組選択ボタン
40 FM文字放送受信部
41 表示制御部
42 入浴・出浴検出部
44 個人別嗜好番組データ作成記憶部
45 嗜好番組優先表示選択部

Claims (6)

  1. 給湯装置の回路に信号接続されて該給湯装置の遠隔操作を行なう浴室設置の風呂リモコン装置において、文字放送の受信部と、この受信部によって受信された文字放送の番組を選択する番組選択手段と、この番組選択手段によって選択された番組の文字情報を表示部に表示制御する表示制御部と、浴槽への入浴を水位の上昇変化によって検出する水位センサの水位検出信号を受け、入浴者の入浴時の水位変化の上昇量とその入浴者が浴槽内で最後に選択した文字放送の番組とを関連付けた番組嗜好データを各体格の異なる入浴者毎に入浴時の水位変化量の違いにより識別して作成記憶する個人別嗜好番組データ作成記憶部と、人の浴槽への入浴時に水位センサによって検出される水位上昇量を前記番組嗜好データの各人の水位上昇量と照合して入浴者を特定し、その特定された入浴者が前回の入浴時に浴槽内で最後に見ていた番組を前記番組嗜好データから検知してその番組の文字情報の表示を前記表示部に最初に優先して表示させる嗜好番組優先表示選択部とを有し、前記番組嗜好データにおける各人の水位変化の上昇量は、浴槽に張られた湯の水位レベルに対応させて記憶されており、嗜好番組優先表示選択部は浴槽に張られている湯の水位レベルを水位センサの水位検出信号によって検知し、その検知した水位レベルに対応した前記番組嗜好データの水位変化の上昇量の各人のデータと人の浴槽入浴時に前記水位センサによって検出される水位変化の上昇量とを照合して入浴者を特定する構成としたことを特徴とする風呂リモコン装置。
  2. 個人別嗜好番組データ作成記憶部は番組嗜好データを入浴者の入浴時の水位変化の上昇量とその入浴者が浴槽内で選択した文字放送の各番組別の累積選択回数とを関連付けたデータとして作製する構成と成し、嗜好番組優先表示選択部は水位センサによって検出される水位上昇量によって特定した入浴者が過去に選択した各番組の累積選択回数を前記番組嗜好データに基き照合して検知し、累積選択回数が最も多い番組の文字情報の表示を表示部に最初に優先して表示させる構成としたことを特徴とする請求項1記載の風呂リモコン装置。
  3. 個人別嗜好番組データ作成記憶部は番組嗜好データを入浴者の入浴時の水位変化の上昇量とその入浴者が浴槽内に入浴している間に表示部に表示された文字放送の各番組別の累積表示回数とを関連付けたデータとして作製する構成と成し、嗜好番組優先表示選択部は水位センサによって検出される水位上昇量によって特定した入浴者が過去に浴槽に入浴している間に表示部に表示された各番組別の累積表示回数を前記番組嗜好データと照合して検知し、累積表示回数が最も多い番組の文字情報の表示を表示部に最初に優先して表示させる構成としたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の風呂リモコン装置。
  4. 給湯装置の回路に信号接続されて該給湯装置の遠隔操作を行なう浴室設置の風呂リモコン装置において、文字放送の受信部と、この受信部によって受信された文字放送の番組を選択する番組選択手段と、この番組選択手段によって選択された番組の文字情報を表示部に表示制御する表示制御部と、浴槽への入浴を水位の上昇変化によって検出する水位センサの水位検出信号を受け、入浴者の入浴時の水位変化の上昇量とその入浴者が浴槽内で選択した文字放送の各番組別の累積選択回数とを関連付けた番組嗜好データを各体格の異なる入浴者毎に入浴時の水位変化量の違いにより識別して作成記憶する個人別嗜好番組データ作成記憶部と、人の浴槽への入浴時に水位センサによって検出される水位上昇量を前記番組嗜好データの各人の水位上昇量と照合して入浴者を特定し、その特定された入浴者が過去に浴槽内で選択した各番組の累積選択回数を前記番組嗜好データに基き照合して検知し、累積選択回数が最も多い第1位の番組から予め指定された順位までの番組の文字情報を番組選択手段によって番組が選択されるまで繰り返し表示する嗜好番組優先表示選択部とを有することを特徴とする風呂リモコン装置。
  5. 給湯装置の回路に信号接続されて該給湯装置の遠隔操作を行なう浴室設置の風呂リモコン装置において、文字放送の受信部と、この受信部によって受信された文字放送の番組を選択する番組選択手段と、この番組選択手段によって選択された番組の文字情報を表示部に表示制御する表示制御部と、浴槽への入浴を水位の上昇変化によって検出する水位センサの水位検出信号を受け、入浴者の入浴時の水位変化の上昇量とその入浴者が浴槽内に入浴している間に表示部に表示された文字放送の各番組別の累積表示回数とを関連付けた番組嗜好データを各体格の異なる入浴者毎に入浴時の水位変化量の違いにより識別して作成記憶する個人別嗜好番組データ作成記憶部と、人の浴槽への入浴時に水位センサによって検出される水位上昇量を前記番組嗜好データの各人の水位上昇量と照合して入浴者を特定し、その特定された入浴者が過去に浴槽に入浴している間に表示部に表示された各番組別の累積表示回数を前記番組嗜好データと照合して検知し、累積表示回数が最も多い第1位の番組から予め指定された順位までの番組の文字情報を番組選択手段によって番組が選択されるまで繰り返し表示する嗜好番組優先表示選択部とを有することを特徴とする風呂リモコン装置。
  6. 番組嗜好データにおける各人の水位変化の上昇量は、浴槽に張られた湯の水位レベルに対応させて記憶されており、嗜好番組優先表示選択部は浴槽に張られている湯の水位レベルを水位センサの水位検出信号によって検知し、その検知した水位レベルに対応した前記番組嗜好データの水位変化の上昇量の各人のデータと人の浴槽入浴時に前記水位センサによって検出される水位変化の上昇量とを照合して入浴者を特定する構成としたことを特徴とする請求項4又は請求項5記載の風呂リモコン装置。
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