JP2009121374A - 車両の駆動力制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 油温に応じてエンジン1の出力トルクの上限値を複数段階に制限する過熱保護制御を実行する過熱保護制御部50aを設けた。
【選択図】 図4
Description
なお奇数変速段クラッチC1および偶数変速段クラッチC2はそれぞれ、常態で解放しているノーマルオープン型クラッチとする。
前記のごとく奇数変速段クラッチC1および偶数変速段クラッチC2を介してトーショナルダンパ8からのエンジン回転を選択的に入力される第1入力軸4および第2入力軸5のうち第2入力軸5は中空とし、これを第1入力軸4上に嵌合するが、内側の第1入力軸4および外側の第2入力軸5を相互に同心状態で回転自在とする。
第1入力軸4を第2入力軸5の後端から突出させ、この突出した第1入力軸4の後端部4aに同軸に突き合わせて前記の変速機出力軸6を相対回転可能に設け、この出力軸6を変速機ケース7の後端から突出させる。
第1入力軸4、第2入力軸5、および出力軸6に平行に配してカウンターシャフト10を設け、これを変速機ケース7に回転自在に支持する。
ここでカウンターギヤ11は、そのピッチ円直径を出力歯車12のピッチ円直径よりも小さくし、これらカウンターギヤ11および出力歯車12により減速歯車組を構成する。
第1速歯車組G1および後退歯車組GRは第2入力軸5の後端と変速機ケース中間壁7aとの間に位置させるが、後退歯車組GRを変速機ケース中間壁7aの直近に位置させる。
第3速歯車組G3は、変速機ケース中間壁7aを挟んで第1速歯車組G1および後退歯車組GRの反対側に配置するが、変速機ケース中間壁7aの直近に、つまり、第1入力軸4(後端部4a)の最後部に位置させる。
後退歯車組GRは、第1入力軸4の後端部4aに一体成形した後退入力歯車15と、カウンターシャフト10上に回転自在に設けた後退出力歯車16と、これら歯車15,16に噛合してこれら歯車15,16間を逆転下に駆動結合するリバースアイドラギヤ17とで構成し、リバースアイドラギヤ17を、変速機ケース中間壁7aに植設したリバースアイドラ軸18により回転自在に支持する。
第3速歯車組G3は、第1入力軸4の後端部4aに回転自在に設けた第3速入力歯車19と、カウンターシャフト10に駆動結合して設けた第3速出力歯車20とを相互に噛合させて構成する。
第6速歯車組G6は変速機ケース7の前壁7bに沿うよう第2入力軸5の前端に配置し、第4速歯車組G4は第2入力軸5の後端に配置し、第2速歯車組G2は第2入力軸5の両端間中央部に配置する。
第2速歯車組G2は、第2入力軸5の外周に一体成形した第2速入力歯車25と、カウンターシャフト10上に回転自在に設けた第2速出力歯車26とを相互に噛合させて構成する。
第4速歯車組G4は、第2入力軸5の外周に一体成形した第4速入力歯車27と、カウンターシャフト10上に回転自在に設けた第4速出力歯車28とを相互に噛合させて構成する。
またカウンターシャフト10には、第2速出力歯車26および第4速出力歯車28間に配して2速−4速用同期噛合機構(シンクロメッシュ機構)30を設け、そのカップリングスリーブ30aを図示の中立位置から右行させてクラッチギヤ30bに噛合させるとき、第2速出力歯車26がカウンターシャフト10に駆動結合されて後述するごとく第2速を選択可能なものとし、カップリングスリーブ30aを図示の中立位置から左行させてクラッチギヤ30cに噛合させるとき、第4速出力歯車28がカウンターシャフト10に駆動結合されて後述するごとく第4速を選択可能なものとする。
動力伝達を希望しない中立(N)レンジや駐車(P)レンジのような非走行レンジにおいては、ノーマルオープン型クラッチ(自動湿式回転クラッチ)C1,C2の双方を非制御状態にして解放しておき、また、同期噛合機構21,22,29,30のカップリングスリーブ21a,22a,29a,30aを全て図示の中立位置にして、ツインクラッチ式マニュアルトランスミッションを動力伝達が行われない中立状態にする。
これによりクラッチC1からのエンジン回転が第1入力軸4、第1速歯車組G1、カウンターシャフト10、および出力歯車組11,12を経て出力軸6より軸線方向に出力され、第1速での動力伝達を行うことができる。
なお、上記第1速の選択が発進用のものである時は、それ用にクラッチC1の締結進行制御を行って発進ショックのない滑らかな前発進を行わせること、勿論である。
これによりクラッチC2からのエンジン回転が第2入力軸5、第2速歯車組G2、カウンターシャフト10、および出力歯車組11,12を経て出力軸6より軸線方向に出力され、第2速での動力伝達を行うことができる。
これによりクラッチC1からのエンジン回転が第1入力軸4、第3速歯車組G3、カウンターシャフト10、および出力歯車組11,12を経て出力軸6より軸線方向に出力され、第3速での動力伝達を行うことができる。
これによりクラッチC2からのエンジン回転が第2入力軸5、第4速歯車組G4、カウンターシャフト10、および出力歯車組11,12を経て出力軸6より軸線方向に出力され、第4速での動力伝達を行うことができる。
これによりクラッチC1からのエンジン回転が第1入力軸4、およびカップリングスリーブ29aを経て出力軸6より軸線方向に出力され、第5速(変速比1:1)での動力伝達を行うことができる。
これによりクラッチC2からのエンジン回転が第2入力軸5、第6速歯車組G6、カウンターシャフト10、および出力歯車組11,12を経て出力軸6より軸線方向に出力され、第6速での動力伝達を行うことができる。
これによりクラッチC1からのエンジン回転が第1入力軸4、後退歯車組GR、カウンターシャフト10、および出力歯車組11,12を経て出力軸6より軸線方向に出力され、この際、後退歯車組GRにより回転方向を逆にされることから、後退変速段での動力伝達を行うことができる。
なお、後退変速段での発進時は、それ用にクラッチC1の締結進行制御を行って、発進ショックのない滑らかな後発進を行わせること、勿論である。
エンジンコントローラ40は、車速センサ41からの車速(車体速)、アクセル開度センサ(アクセル操作検出手段)42からのアクセル開度、エンジン回転数センサ43からのエンジン回転数に基づいて、エンジン1の回転数(エンジン回転数)およびトルク(出力トルク)を制御する。
ここで、MTコントローラ50は、出力トルク(アクセル操作量)が大きいほどクラッチ容量を大きくする。例えば、アクセル開度に比例してクラッチC1,C2のクラッチ容量を設定する。理由は、クラッチ容量を出力トルクに対応させることで、出力トルクと路面から駆動輪に作用する反力トルクとをバランスさせ、エンジン回転の吹き上がりやエンジンストールを防止するためである。
MTコントローラ50は、変速機のオイルパン(図外)に設けられた油温センサ(油温検出手段)48からの作動油の温度(油温)に応じて、エンジン1のトルク制限を行い、同時にクラッチ容量を制限することで、出力トルクと路面から駆動輪に作用する反力トルクとをバランスさせつつ、変速機の負荷を軽減し、油温の上昇を抑制する過熱保護制御を実行する。
過熱保護部50aは、アクセル操作の有無と油温とに基づき、エンジンコントローラ40に対し、出力トルク制限要求を出力すると同時に、エンジンの出力トルクの制限値に応じてクラッチ容量を制限する過熱保護制御を実行する。また、図外のインストルメントパネルに配置した警告ランプ47を点灯(または点滅)させることで、運転者に油温が高い旨の警告を行う。ここで、警告ランプ47の点灯に代えて、音声等による警告を用いてもよいし、警告ランプ47と音声とを併用してもよい。
「警告温度」は、変速機が正常な状態で想定される油温の上限値に対し、油温算出時における推定誤差分を考慮した値を加算した温度とする。
「トルクダウン温度」は、作動油がこの温度以上である状態が継続した場合、変速機に異常が発生している可能性が高いと判断できる温度とする。
「クラッチ解放温度」は、作動油がこの温度以上である状態が継続した場合、変速機が破損する可能性のある温度とする。
したがって、各判定値の関係は、解除温度<警告温度<トルクダウン温度<クラッチ解放温度となる。
(1) 警告処理
油温が警告温度以上である状態が所定の警告判定時間継続した場合、警告ランプ47を点灯させ、運転者に油温が高い状態である旨を警告する警告処理を実施する。
この警告処理は、油温が解除温度を下回り、かつアクセル操作の無い状態が解除判定時間継続した場合に終了する。ここで、「解除判定時間」は、アクセル操作が無いことを確実に判定するために設定している。
油温がトルクダウン開始温度以上である状態が所定の第1判定時間継続した場合、出力トルクの上限値を第1制限値に制限すると共に、クラッチ容量を第1制限値に応じた値に制限する。出力トルクの上限値を、通常走行時における無制限の状態から第1制限値まで減少させる場合、その上限値は、運転者に違和感を与えない程度の変化率で減少させるが、油温の抑制を最優先するために、油温が高いほど変化率を大きくしてもよい。なお、「運転者に違和感を与えない程度の変化率」とは、運転者に車両の駆動力変動を気付かせない、または車両の駆動力変動により運転者が危険と感じないような出力トルクおよびクラッチ容量の変化率をいう。
この第1過熱保護処理は、油温が解除温度を下回り、かつ、アクセル操作の無い状態が解除判定時間継続した場合、または後述する第2過熱保護処理、第3過熱保護処理の開始条件が成立した場合に終了する。
第1過熱保護処理の実行中であって、油温がトルクダウン開始温度以上である状態が第2判定時間継続した場合、出力トルクの上限値を第1制限値よりも低い第2制限値に制限すると共に、クラッチ容量を第2制限値に応じた値に制限する。出力トルクの上限値を、第1制限値から第2制限値まで減少させる場合、その上限値は、実施例1と同様、運転者に違和感を与えない程度の変化率で減少させるが、油温の抑制を最優先するために、油温が高いほど変化率を大きくしてもよい。
この第2過熱保護処理は、油温が解除温度を下回り、かつ、アクセル操作の無い状態が解除判定時間継続した場合、または後述する第3過熱保護処理の開始条件が成立した場合に終了する。
油温がクラッチ解放温度以上である状態が第3判定時間継続した場合、または第2過熱保護処理の実行中であって、油温がトルクダウン開始温度以上である状態が第4判定時間継続した場合、出力トルクの上限値を第2制限値よりも低い第3制限値に制限すると共に、クラッチを解放する。現在のアクセル開度と車速に応じた出力トルクが第3制限値よりも大きい場合、現在値から第3制限値まで、第1および第2過熱保護処理時における変化率よりも小さい変化率(例えば、半分程度)で出力トルクを減少させる。このとき、変速機の保護を最優先するために、油温が高いほど変化率を大きくしてもよい。
この第3過熱保護処理は、推定温度が解除温度を下回り、かつ、アクセル操作の無い状態が解除判定時間継続した場合に終了する。
[運転者への油温上昇警告作用]
図5は、実施例1の警告処理実行時の警告作用を示すタイムチャートである。
時点t1では、油温が警告温度となり、時点t2では、油温が警告温度以上である状態が警告判定時間継続したため、警告ランプ47を点灯させ、運転者に油温が高い状態である旨を警告する。これにより、回避動作(アクセル操作量の減少)を促すことができ、油温がトルクダウン開始温度まで上昇するのを抑制することができる。また、油温上昇を招く運転状態、すなわち回避すべき運転状態を、運転者に学習させることができる。
時刻t3では、油温が解除温度を下回ると共に、運転者がアクセルペダルから足を離し、時点t4では、アクセル開度が所定開度以下となってから解除判定時間が経過したため、警告ランプ47を消灯し、警告処理を終了する。
図6は、実施例1の第1過熱保護処理実行時のトルクダウン作用を示すタイムチャートである。
時点t1から時点t2の区間は、図5の時点t1から時点t2の区間と同様であるため、説明を省略する。
時点t3では、油温がトルクダウン開始温度となり、時点t4では、油温がトルクダウン開始温度以上である状態が第1判定時間継続したため、第1過熱保護処理を開始する。
一方、出力トルクのみを制限し、クラッチ容量を維持した場合、エンジン負荷が過大となり、エンジンストールを招くおそれがある。
ここで、第1制限値は、高速道路走行時に想定される必要トルク、すなわち高速道路走行中において運転者が所望する車両の駆動力を確保可能な出力トルクであるため、出力トルクおよびクラッチ容量は制限されているものの、走行性能には影響を与えず、運転者の所望する走行性能を維持できる。また、出力トルクおよびクラッチ容量を減少させる際、運転者に違和感を与えない程度の変化率で減少させるため、運転者に駆動力減少に伴う違和感を与えることなく、油温の上昇を抑制することができる。
また、アクセル操作の解除を確認してから駆動力制限を解除している。これは、アクセル操作中に駆動力制限を解除した場合、車両が急加速するおそれがあるためである。駆動力制限(トルクダウン)中はアクセル操作に応じた出力トルクが制限されるため、運転者はさらにアクセルペダルを踏み込むおそれがある。よって、運転者がアクセルペダルを踏んでいないことを確認した後で駆動力制限を解除することで、当該解除に伴う車両の急加速を防止することができる。
図7は、実施例1の第2過熱保護処理実行時にトルクダウン作用を示すタイムチャートである。
時点t1から時点t5の区間は、図6の時点t1から時点t5の区間と同様であるため説明を省略する。
時点t6では、第1過熱保護処理実行中に油温がトルクダウン開始温度以上である状態が第2判定時間継続したため、第1過熱保護処理から第2過熱保護処理に移行する。
図8〜図10は、実施例1の第3過熱保護処理実行時のクラッチ解放作用を示すタイムチャートであり、図8は第1過熱保護処理から直接第3過熱保護処理へ移行するケースを示し、図9,図10は第1過熱保護処理→第2過熱保護処理→第3過熱保護処理へと順次移行するケースを示している。なお、図9と図10の両ケースでは、第3過熱保護処理の開始条件が異なっている。
時点t1から時点t5の区間は、図7の時点t1から時点t5の区間と同様であるため説明を省略する。
時点t6では、油温がクラッチ解放温度となり、時点t7では、油温がクラッチ解放温度以上である状態が第3判定時間継続したため、第1過熱保護処理から第3過熱保護処理に移行する。
ここで、車両が登坂路を極低速で走行している場合には、クラッチの解放に伴い車両のずり下がりが生じるおそれがある。これに対し、実施例1では、油温が高いほど出力トルクおよびクラッチ容量の減少率を大きくすることで、油温が高い場合にはより早期にクラッチを解放してクラッチの破損を防ぐ一方、油温が低い場合にはゆっくりとクラッチを解放し、出来るだけ車両のずり下がりが発生しないよう配慮している。
時点t1から時点t6の区間は、図7の時点t1から時点t6の区間と同様であるため説明を省略する。
時点t7では、油温がクラッチ解放温度以上となり、時点t8では、油温がクラッチ解放温度以上である状態が第3判定時間継続したため、第2過熱保護処理から第3過熱保護処理に移行する。
時点t10では、アクセル開度が所定開度以下となり、時点t11では、油温が解除温度となる。そして、時点t12では、油温が解除温度以下となってから解除判定時間が経過したため、警告処理および第3過熱保護処理を終了する。
時点t1から時点t7の区間は、図7の時点t1から時点t7の区間と同様であるため説明を省略する。
時点t8では、第2過熱保護処理実行中に油温がトルクダウン開始温度以上である状態が第4判定時間継続したため、第2過熱保護処理から第3過熱保護処理に移行する。
時点t10では、アクセル開度が所定開度以下となり、時点t11では、油温が解除温度となる。そして、時点t12では、油温が解除温度以下となってから解除判定時間が経過したため、警告処理および第3過熱保護処理を終了する。
実施例1の車両の駆動力制御装置にあっては、以下に列挙する効果が得られる。
以上、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づく実施例1により説明したが、本発明の具体的な構成は、実施例1に示したものに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
実施例1では、油温に応じて出力トルクおよびクラッチ容量を2段階に制限する例を示したが、一段階または3段階以上に制限してもよい。
また、実施例1においては、エンジンのトルクダウンと共にクラッチ容量を低下させる例を示したが、クラッチ容量の低下は行わず、エンジンのトルクダウンのみを行う構成としてもよい。
2 クランクシャフト
C1 奇数変速段クラッチ(締結要素)
C2 偶数変速段クラッチ(締結要素)
3 クラッチハウジング
4 第1入力軸
5 第2入力軸
6 出力軸
7 変速機ケース
8 トーショナルダンパ
9 オイルポンプ
10 カウンターシャフト
11 カウンターギヤ
12 出力歯車
G1 第1速歯車組
G2 第2速歯車組
G3 第3速歯車組
G4 第4速歯車組
G6 第6速歯車組
GR 後退歯車組
21 1速―後退用同期噛合機構
22 3速−5速用同期噛合機構
29 6速用同期噛合機構
30 2速−4速同期噛合機構
40 エンジンコントローラ
41 車速センサ
42 アクセル開度センサ
43 エンジン回転数センサ
44 レンジ位置センサ
45 第1入力軸回転数センサ
46 第2入力軸回転数センサ
47 警告ランプ
48 油温センサ(油温検出手段)
50 MTコントローラ
50a 過熱保護部(過熱保護制御手段)
Claims (8)
- 車両の原動機と駆動輪との間の駆動伝達経路上に、摩擦要素を介して前記原動機の出力を入力する変速機を備えた車両の駆動力制御装置において、
前記変速機の作動油の温度を検出する油温検出手段と、
前記油温に応じて前記出力トルクの上限値を複数段階に制限する過熱保護制御を実行する過熱保護制御手段と、
を設けたことを特徴とする車両の駆動力制御装置。 - 請求項1に記載の車両の駆動力制御装置において、
前記過熱保護制御手段は、前記油温が高いほど前記出力トルクの上限値を小さくすることを特徴とする車両の駆動力制御装置。 - 請求項1または請求項2に記載の車両の駆動力制御装置において、
前記過熱保護制御手段は、前記出力トルクの制限量に比例して前記摩擦要素の締結容量の上限値を制限することを特徴とする車両の駆動力制御装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両の駆動力制御装置において、
前記過熱保護制御手段は、前記油温が所定値を超える場合、前記摩擦要素を解放することを特徴とする車両の駆動力制御装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両の駆動力制御装置において、
前記過熱保護制御手段は、前記出力トルクの上限値を所定の変化率で減少させることを特徴とする車両の駆動力制御装置。 - 請求項5に記載の車両の駆動力制御装置において、
前記過熱保護制御手段は、前記油温が高いほど前記変化率を大きくすることを特徴とする車両の駆動力制御装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両の駆動力制御装置において、
運転者のアクセル操作を検出するアクセル操作検出手段を設け、
前記過熱保護制御手段は、前記油温が正常値まで下がり、かつ、運転者がアクセル操作をしていない場合、前記過熱保護制御を終了することを特徴とする車両の駆動力制御装置。 - 請求項7に記載の車両の駆動力制御装置において、
前記過熱保護制御手段は、所定時間内に前記過熱保護制御の開始および終了を所定回数繰り返した場合、前記油温およびアクセル操作の有無にかかわらず、前記過熱保護制御処理を継続することを特徴とする車両の駆動力制御装置。
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- 2007-11-16 JP JP2007297379A patent/JP4935638B2/ja active Active
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