JP2009120183A - 折畳式手押し車および折畳式乳母車 - Google Patents

折畳式手押し車および折畳式乳母車 Download PDF

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Abstract

【課題】スライド式押棒を持つ乳母車において、乳母車の開状態における剛性を高める。
【解決手段】乳母車は、一対の前脚4と、一対の連結部材2と、一対の前脚の中間領域に固定された一対の案内スリーブ3と、上端部が一対の連結部材2に回動可能に連結された一対の後脚4と、一対の連結部材2および一対の案内スリーブ3にスライド可能に保持された一対の押棒5と、一対の前脚間、一対の後脚間および一対の押棒の下方端部間の間隔を縮小可能となるようにそれらを連結する幅方向連結手段と、逆U字状の形態を有し、一対の押棒の上方端を連結するハンドル部材6とを備える。ハンドル部材6は、L字状の形態を有する第1ハンドルアーム61と、第1ハンドルアームと対称的なL字状の形態を有する第2ハンドルアーム62と、第1ハンドルアームの他方端部と第2ハンドルアームの他方端部とを分離可能に連結する連結機構63,64,65とを含む。
【選択図】図11

Description

この発明は、手押し車および乳母車に関するものであり、特に幅方向のサイズが縮小して折り畳まれる折畳式手押し車、ならびに高さ方向および幅方向のサイズが縮小して折り畳まれる折畳式乳母車に関するものである。なお、手押し車は、乳母車や荷物運搬車等を含む広い意味を持つ。
高さ方向および幅方向のサイズが縮小して折り畳まれる乳母車は、例えば実公昭45−13549号公報および特公平7−12824号公報に開示されている。これらの公報に開示された乳母車では、上下方向に延びる一対の前脚に対して、上下方向に延びる一対の押棒を前方に折れ曲がるように構成して、折り畳み状態の高さを減じている。また、乳母車は、折り畳み状態において、幅方向サイズが縮小するようになっている。そのような幅方向サイズの縮小を可能にするために、一対の後脚と、一対の押棒とは、X字状に交差する2つの棒部材からなる背面クロス部材によって連結されている。
実公昭45−13549号公報および特公平7−12824号公報に開示された乳母車は、一対の押棒を前方に折れ曲がるように構成することによって折り畳み状態の高さを減少させているが、他のタイプの乳母車が、例えば、特表2001−525291号公報および特表2005−522372号公報に開示されている。これらの公報に開示された乳母車では、一対の押棒を一対の前脚に沿って下降させることによって、乳母車の折り畳み状態の高さを減じている。
実公昭45−13549号公報 特公平7−12824号公報 特表2001−525291号公報 特表2005−522372号公報
実公昭45−13549号公報や特公平7−12824号公報に開示された乳母車では、一対の押棒の上方端は自由端となっているので、押棒のある程度のぐらつきは避けられない。そのような押棒のぐらつきは、一対の押棒の上方端を連結するハンドル部材を設けることによって小さくすることができる。その場合、乳母車の折畳み状態における幅方向寸法を小さくするために、ハンドル部材を複数の部材で構成し、各部材間を回動可能に連結することが一般的である。このような構造であれば、ハンドル部材が各部材間の連結部分で屈曲することにより、一対の押棒の間隔が小さくなる。しかしながら、そのような屈曲可能な連結部分が存在すると、乳母車の開状態においてその連結部分においてがたつきが生じるので、十分な剛性のある車体フレームとはならない。
この発明の目的は、スライド式押棒を持つ乳母車において、乳母車の開状態における剛性を高めることである。
この発明の他の目的は、幅方向のサイズが縮小して折り畳まれる手押し車において、開状態における剛性を高めることである。
この発明に従った折畳式手押し車は、逆U字状の形態のハンドル部材を備える。ハンドル部材は、L字状の形態を有する第1ハンドルアームと、第1ハンドルアームと対称的なL字状の形態を有する第2ハンドルアームと、第1ハンドルアームの内方端部と第2ハンドルアームの内方端部とを分離可能に連結する連結機構とを備える。
上記構成の手押し車によれば、逆U字状の形態のハンドル部材が回動可能な連結部分を有していないので、開状態における剛性が高まる。
一つの実施形態では、連結機構は、第1ハンドルアームの内方端部に設けられた凸部と、凸部を受入れるように第2ハンドルアームの内方端部に設けられた凹部と、凸部と凹部との係合状態を固定するロック部材とを含む。好ましくは、ロック部材は、凸部と凹部との係合状態を固定する第1の位置と、凸部と凹部との係合状態を解除する第2の位置との間を変位可能に設けられている。さらに好ましくは、連結機構は、ロック部材を第2の位置にもたらすように付勢する付勢部材を含む。
一つの実施形態では、第1ハンドルアームの内方端部は、厚みを減じた薄肉部分を含み、第2ハンドルアームの内方端部は、第1ハンドルアームとは逆方向に厚みを減じた薄肉部分を含む。この場合、凸部は、第1ハンドルアームの薄肉部分に設けられ、凹部は、第2ハンドルアームの薄肉部分に設けられている。
この発明に従った折畳式乳母車は、高さ方向および幅方向のサイズが縮小して折り畳まれるものであって、上下方向に延びその下端部に前輪を有する一対の前脚と、上下方向に延びその下端部に後輪を有する一対の後脚と、一対の前脚に部分的に重なって上下方向に延びる一対の押棒と、一対の前脚の上端部に固定された一対の連結部材と、一対の前脚の中間領域に固定された一対の案内スリーブと、一対の前脚間、一対の後脚間および一対の押棒の下方端部間の間隔を縮小可能となるようにそれらを連結する幅方向連結手段と、逆U字状の形態を有し、一対の押棒の上方端を連結するハンドル部材とを備える。一対の後脚の上端部は、一対の連結部材に回動可能に連結される。一対の押棒は、一対の連結部材および一対の案内スリーブにスライド可能に保持される。
ハンドル部材は、L字状の形態を有し、その一方端部が一方の押棒の上方端に固定された第1ハンドルアームと、第1ハンドルアームと対称的なL字状の形態を有し、その一方端部が他方の押棒の上方端に固定された第2ハンドルアームと、第1ハンドルアームの他方端部と、第2ハンドルアームの他方端部とを分離可能に連結する連結機構とを含む。
上記構成の乳母車によれば、一対の押棒の上方端を連結するハンドル部材が、回動可能な連結部分を有していないので、乳母車の開状態における剛性が高まる。
好ましい実施形態では、連結機構は、第1ハンドルアームの他方端部に固定された固定軸と、固定軸を受け入れるように第2ハンドルアームの他方端部に形成された軸受入れ空間と、軸受入れ空間内を変位可能となるように第2ハンドルアームに支持され、第1の位置にあるときには固定軸に係合して第1ハンドルアームの他方端部と第2ハンドルアームの他方端部とを連結固定し、第2の位置にあるときには固定軸との係合状態を解除して第1ハンドルアームの他方端部と第2ハンドルアームの他方端部との離脱を許容するロック部材とを備える。好ましくは、連結機構は、第2ハンドルアームに支持されて、ロック部材を第1の位置にもたらすように付勢する付勢部材と、第2ハンドルアームに支持されて、ロック部材を付勢部材の付勢力に抗して第2の位置にもたらすように操作する操作部材とを備える。
さらに好ましくは、第1ハンドルアームの他方端部は、厚みを減じた薄肉部分を含み、第2ハンドルアームの他方端部は、第1ハンドルアームとは逆方向に厚みを減じた薄肉部分を含む。上記の固定軸は第1ハンドルアームの薄肉部分に設けられ、軸受入れ空間は第2ハンドルアームの薄肉部分に設けられている。
図1〜図4は、折畳式乳母車の全体を示している。図1は乳母車の車体フレームを示し、図2は座席ハンモック23、幌17および物品収納袋22を装着した状態の乳母車を示し、図3は開いた状態の乳母車の側面図を示し、図4は折り畳んだ状態の乳母車の側面図を示している。
乳母車は、高さ方向および幅方向のサイズが縮小して折り畳まれるものである。乳母車は、車体フレームの主要構成要素として、一対の前脚1と、一対の後脚4と、一対の押棒5と、ハンドル部材6と、一対の座部支持棒10と、背面クロス部材8と、底面クロス部材9とを備える。
各前脚1は、上下方向に延びており、その下端部に前輪を有し、その上端部に連結部材2を有している。連結部材2は、前脚1に固定されており、その前方部に筒状体2aを有し、その後方部に張出し部2bを有している。各前脚1の中間領域には、案内スリーブ3が固定して取り付けられている。この案内スリーブ3は、その前方部に筒状体3aを有している。
各後脚4は、上下方向に延びており、その下端部に後輪を有している。各後脚4の上端部は、前脚1に固定された連結部材2の張出し部2bに回動可能に連結されている。乳母車の折り畳み動作に伴って各後脚4は各前脚1に近づく方向に回動し、図4に示す折畳み状態においては、各後脚4と各前脚1とは平行な関係で位置し、後輪は前輪の上方に位置する。
各押棒5は、その下方領域が各前脚1上に重なるように配置されて上下方向に延びている。この押棒5は、前脚1に固定された連結部材2および案内スリーブ3の筒状体2a,3aにスライド可能に保持されている。乳母車の折り畳み動作に伴って各押棒5は各前脚1上を下方に向かってスライド移動し、図4に示す折り畳み状態においては、各押棒5の下方端が地面に当接するようになる。地面に接する押棒5の下方端と前輪とによって、折り畳み状態の乳母車は自立することが可能である。
一対の押棒5の上方端は、逆U字状形態のハンドル部材6によって連結されている。図5および図6に示すように、ハンドル部材6は、L字状の形態を有し、その一方端部が一方の押棒5の上方端に固定された第1ハンドルアーム61と、L字状の形態を有し、その一方端部が他方の押棒5の上方端に固定された第2ハンドルアーム62とを有している。第1ハンドルアーム61の他方端と、第2ハンドルアーム62の他方端とは、連結機構によって分離可能に連結されている。この構造については、主として図9〜図12を参照しながら後に詳細に説明する。
図7および図8は、一対の後脚4および背面クロス部材8を背面側から見た図であり、図7は乳母車の開状態を示し、図8は乳母車の折り畳み状態を示している。一対の後脚4の上方領域上に、一対のスライド部材7がスライド可能に配置されている。乳母車の折り畳み動作に伴って各スライド部材7は各後脚4上を上方に向かってスライド移動する。
背面クロス部材8は、X字状に交差する第1棒部材81と第2棒部材82とを含み、その上端部が一対のスライド部材7に回動可能に連結され、その下端部が一対の後脚4の下方領域に回動可能に連結されている。第1棒部材81と第2棒部材82とは、それらの交差部において回動可能に連結されている。図7および図8を比較すれば明らかなように、乳母車の折畳み状態においては、背面クロス部材8の上下端の距離が長くなり、一対の後脚4の間隔が狭まっている。
図1および図3に示すように、底面クロス部材9は、X字状に交差する第1の棒部材91と第2の棒部材92とを含み、その前端部が一対の押棒5の下端部に回動可能に連結され、その後端部が一対の後脚4の中間領域に回動可能に連結されている。乳母車の折り畳み動作に伴って一対の押棒5が前脚1に沿って下方へ移動すると、押棒5の下端部に連結された底面クロス部材9の前端部もそれに追従して下方へ移動し、それに伴い、底面クロス部材9の後端部に連結された一対の後脚4を前脚1に向かって回動させる。また、押棒5の下端部の下方への移動量が大きくなるのにつれて、底面クロス部材9の前端部と後端部との間の距離が長くなるので、一対の前脚1間の間隔および一対の後脚4間の間隔が狭まる。
一対の座部支持棒10は、座席ハンモック23の座部を支持するように前後方向に延びており、その前方領域または中間領域が一対の前脚1に回動可能に連結され、その後端部が一対のスライド部材7に回動可能に連結されている。乳母車の折り畳み動作に伴ってスライド部材7が後脚4上を上方に向かって移動すると、座部支持棒10は図3において反時計方向に回動し、乳母車の折り畳み状態では、前脚1の内側に沿って位置するようになる。
図7および図8に示すように、背面クロス部材8には、乳母車の開状態において第1棒部材81と第2棒部材82との交差角度を固定する開状態ロック機構11が設けられている。この開状態ロック機構11は、一方端が第2棒部材82に回動可能に連結された第1リンク棒12と、一方端が第1棒部材81に回動可能に連結された第2リンク棒13と、操作部材14とを備える。乳母車の開状態においては、第1リンク棒12と第2リンク棒13とは思案点を僅かに越えた位置で固定した関係となり、第1棒部材81と第2棒部材82との交差角度を固定する。乳母車を折り畳もうとするときには、操作部材14を手で引き上げて第1リンク棒12と第2リンク棒13とを上方に屈曲させた状態となるようにする。
図1に示すように、一対の前脚1の下方部分は、中央部分において屈曲可能な足乗せ部材15によって連結されている。乳母車の開いた状態では、足乗せ部材15は幅方向に沿ってほぼ直線的に延在するが、乳母車の折り畳み状態では、足乗せ部材15はV字状に屈曲した形態となる。
図3から明らかなように、幌17は、その幅方向両端が一対の連結部材2よりも下方の位置で一対の押棒5に連結保持されている。具体的には、各押棒5は、連結部材2よりも下方の位置に固定された幌支えスリーブ16を有している。幌17は、幌支えスリーブ16に回動可能に保持された幌骨18、19と、複数の幌骨間に張り渡された幌布20とを備える。図示した実施形態の幌17は、ドーム形状であり、第1幌骨18と第2幌骨19とを備える。第1幌骨18および第2幌骨19は、乳母車の折り畳み時に幅方向間隔を縮小できるような構造または材質で構成されている。
図示した実施形態の幌17は、左右の側面に、第1幌骨81と第2幌骨82との開き角度を固定するための開き角度固定手段21を備える。この開き角度固定手段21は、一端が第1幌骨18に連結された第1リンクプレート21aと、一端が第2幌骨19に連結された第2リンクプレート21bと、幌の折り畳みのために第1および第2リンクプレート21a,21bを屈曲した位置関係にもたらすための操作つまみ21cとを備える。
幌17は、その両端部が一対の押棒5に固定された幌支えスリーブ16に支持されているので、乳母車の折り畳み動作に伴って一対の押棒が下降すると、それに追従して幌17も下方に移動する。図4に示す乳母車の折り畳み状態においては、幌17も折り畳むようにする。このように図示した実施形態では、幌17を乳母車車体に取り付けた状態のままでも、幌17が押棒5と共に下降するので乳母車の折り畳み状態の高さ寸法を縮小することができる。
本発明の実施形態では、開状態における乳母車の車体フレームの剛性を高めるために、一対の押棒5の上方端を連結するハンドル部材6の構造に特徴を持たせている。すなわち、図示した実施形態では、ハンドル部材6を構成する第1ハンドルアーム61と第2ハンドルアーム62とを連結機構によって分離可能に連結している。図9〜図12を参照して、この構造について詳しく説明する。
図6および図11に示すように、第1ハンドルアーム61の内方端部は厚みを減じた薄肉部分を含み、第2ハンドルアーム62の内方端部も厚みを減じた薄肉部分を含む。両者の薄肉部分が、連結機構によって分離可能に連結される。
連結機構は、第1ハンドルアーム61の内方端部に固定された固定軸63と、固定軸63を受け入れるように第2ハンドルアーム62の内方端部に形成された軸受入れ空間64と、ロック部材65とを備える。固定軸63は、乳母車の後方に向かって突出しており、直径の大きな頭部63aと、直径の小さな首部63bとを含む。
図9および図10に示すように、ロック部材65は、上下方向に長い扁平な板状の形態をしており、その中央部分に貫通穴66を有している。貫通穴66は、上方に位置する直径の大きな大径穴66aと、大径穴66aの下方部分に重なるように形成された直径の小さな小径穴66bとを有する。大径穴66aの直径は、固定軸63の頭部63aの直径よりも大きく、小径穴66bの直径は、固定軸63の頭部63aの直径よりも小さく、首部63bの直径よりも僅かに大きい。
ロック部材65は、第2ハンドルアーム62の軸受入れ空間64内に位置するようにされる。ロック部材65の上端には操作部材67が固定される。この操作部材67は、第2ハンドルアーム62の内方端部の上面から上に露出して突出している。また、図9に示すように、ロック部材65の下端と第2ハンドルアーム62の底壁部との間には、ロック部材65を常に上方に向かって移動するように付勢する付勢部材68が配置されている。図示した実施形態では、付勢部材68はコイルばねである。
図9に示す状態では、第1ハンドルアーム61に固定された固定軸63の首部63bが、第2ハンドルアーム62に支持されたロック部材65の小径穴66bに嵌っており、この係合状態が付勢部材68の付勢力によって維持されている。ロック部材65は、固定軸63の頭部63aと第1ハンドルアーム61とによって挟まれているので、第1ハンドルアーム61と第2ハンドルアーム62とは連結固定された状態となる。この状態は、乳母車の開状態に対応する。
乳母車を折り畳もうとするときには、操作部材67を下方に押してロック部材65を下方位置にもたらす。その位置では、ロック部材65の大径穴66aが固定軸63の頭部63aと整列した関係になる。したがって、第1ハンドルアーム61の内方端部を第2ハンドルアーム62の内方端部に対して相対的に前方に動かせば、固定軸63の頭部63aがロック部材65の大径穴66aを通過し、第1ハンドルアーム61と第2ハンドルアーム62とが分離する。図12は、乳母車の折畳み状態において、第1ハンドルアーム61と第2ハンドルアーム62とが分離している状態を示している。一対の押棒5の間隔が小さくなっているので、第1ハンドルアーム61は図において左方向に移動し、第2ハンドルアームは右方向に移動している。
乳母車の折り畳み操作を順を追って記載すると、まずハンドル部材6の中央にある操作部材67を下方に押し込んで第1ハンドルアーム61と第2ハンドルアーム62とを離し、次に背面クロス部材8に取り付けられている開状態ロック機構11の操作部材14を上方に引き上げ、最後に一対の押棒5を下方に移動させる。
図13は、本発明の他の実施形態に係る折畳式手押し車の斜視図である。手押し車は、幅方向のサイズを縮小して折り畳まれるように構成されている。
手押し車は、基本的な構成要素として、平行な位置関係で上下方向に延びる一対の前脚101と、一対の前脚101の上端部に連結された逆U字状の形態のハンドル部材110と、X字状に交差する2つの棒部材121,122を含む背面クロス部材120と、X字状に交差する2つの棒部材131,132を含む底面クロス部材130と、平行な位置関係で前後方向に延びる一対のサイドフレーム123とを備える。
一対の前脚101の下端には前輪102が取付けられ、背面クロス部材120の下端には後輪124が取付けられている。逆U字状の形態のハンドル部材110は、L字状の形態を有する第1ハンドルアーム111と、第1ハンドルアーム111と対称的なL字状の形態を有する第2ハンドルアーム112と、第1ハンドルアーム111の内方端部と第2ハンドルアーム112の内方端部とを分離可能に連結する連結機構113とを備える。
背面クロス部材120の一方の棒部材121の上端部は第2ハンドルアーム112に回動可能に連結され、他方の棒部材122は第1ハンドルアーム111に回動可能に連結されている。底面クロス部材130の一方の棒部材131は、その前方端部が一方の前脚101に回動可能に連結され、その後方端部が背面クロス部材120の他方の棒部材122に回動可能に連結されている。底面クロス部材130の他方の棒部材132は、その前方端部が他方の前脚に回動可能に連結され、その後方端部が背面クロス部材120の一方の棒部材121に回動可能に連結されている。
平行な位置関係で前後方向に延びる一対のサイドフレーム123は、その前方端部が一対の前脚101に回動可能に連結され、その後方端部が背面クロス部材120に回動可能に連結されている。
逆U字状形態のハンドル部材110の連結機構113の構造は、図9〜図12に示したものと実質的に同じであるので、詳細な図示を省略する。重複するかもしれないが、連結機構113の基本的な構成を簡単に説明する。
連結機構113は、第1ハンドルアーム111の内方端部に設けられた凸部と、この凸部を受入れるように第2ハンドルアーム112の内方端部に設けられた凹部と、凸部と凹部との係合状態を固定するロック部材とを含む。好ましくは、ロック部材は、凸部と凹部との係合状態を固定する第1の位置と、凸部と凹部との係合状態を解除する第2の位置との間を変位可能に設けられている。さらに好ましくは、連結機構113は、ロック部材を上記第2の位置にもたらすように付勢する付勢部材を含む。
前述の実施形態と同様に、第1ハンドルアーム111の内方端部は、厚みを減じた薄肉部分を含み、第2ハンドルアーム112の内方端部は、第1ハンドルアームとは逆方向に厚みを減じた薄肉部分を含む。凸部は、第1ハンドルアームの薄肉部分に設けられ、凹部は、第2ハンドルアームの薄肉部分に設けられている。
図13に示す手押し車を折り畳む際には、第1ハンドルアーム111の内方端部と第2ハンドルアーム112の内方端部とを分離し、第1ハンドルアーム111の脚部と第2ハンドルアーム112の脚部との間隔を小さくする。この動作に追従して、一対の前脚101の間隔が小さくなり、背面クロス部材120および底面クロス部材130の幅方向サイズも小さくなる。こうして、手押し車の折畳み状態においては、幅方向のサイズが縮小する。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明は、幅方向のサイズが縮小して折り畳まれる折畳式手押し車、ならびに高さ方向および幅方向のサイズが縮小して折り畳まれる折畳式乳母車として有利に利用され得る。
本発明の一実施形態の車体フレームを示す斜視図である。 本発明の一実施形態の乳母車を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の幌付車体フレームの側面図である。 本発明の一実施形態の幌付車体フレームの折り畳み状態の側面図である。 一対の押棒およびハンドル部材を背面側から見た図である。 ハンドル部材の平面図である。 一対の後脚および背面クロス部材を背面側から見た図である。 乳母車の折畳み状態における一対の後脚および背面クロス部材を背面側から見た図である。 第1ハンドルアームと第2ハンドルアームとを分離可能に連結する連結機構の要部を正面側から見た図である。 ロック部材の正面図である。 連結機構を上方から見た断面図である。 第1ハンドルアームと第2ハンドルアームとが離れている状態を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る手押し車を示す斜視図である。
符号の説明
1 前脚、2 連結部材、2a 筒状体、2b 張出し部、3 案内スリーブ、3a 筒状体、4 後脚、5 押棒、6 ハンドル部材、61 第1ハンドルアーム、62 第2ハンドルアーム、63 固定軸、63a 頭部、63b 首部、64 軸受入れ空間、65 ロック部材、66 貫通穴、66a 大径穴、66b 小径穴、67 操作部材、68 ばね、7 スライド部材、8 背面クロス部材、81 第1棒部材、82 第2棒部材、9 底面クロス部材、91 第1棒部材、92 第2棒部材、10 座部支持棒、11 開状態ロック機構、12 第1リンク棒、13 第2リンク棒、14 操作部材、15 足乗せ部材、16 幌支えスリーブ、17 幌、18 第1幌骨、19 第2幌骨、20 幌布、21 開き角度固定手段、21a 第1リンクプレート、21b 第2リンクプレート、21c 操作つまみ、22 物品収納袋、23 座席ハンモック、101 前脚、102 前輪、110 逆U字状形態のハンドル部材、111 第1ハンドルアーム、112 第2ハンドルアーム、113 連結機構、120 背面クロス部材、121 一方の棒部材、122 他方の棒部材、123 サイドフレーム、124 後輪、130 底面クロス部材、131 一方の棒部材、132 他方の棒部材。

Claims (9)

  1. 逆U字状の形態のハンドル部材(6)を備えた折畳式手押し車において、
    前記ハンドル部材は、L字状の形態を有する第1ハンドルアーム(61)と、前記第1ハンドルアームと対称的なL字状の形態を有する第2ハンドルアーム(62)と、前記第1ハンドルアームの内方端部と前記第2ハンドルアームの内方端部とを分離可能に連結する連結機構とを備えることを特徴とする、折畳式手押し車。
  2. 前記連結機構は、前記第1ハンドルアームの内方端部に設けられた凸部(63a)と、前記凸部を受入れるように前記第2ハンドルアームの内方端部に設けられた凹部(64)と、前記凸部と前記凹部との係合状態を固定するロック部材(65)とを含む、請求項1に記載の折畳式手押し車。
  3. 前記ロック部材は、前記凸部と前記凹部との係合状態を固定する第1の位置と、前記凸部と前記凹部との係合状態を解除する第2の位置との間を変位可能に設けられている、請求項2に記載の折畳式手押し車。
  4. 前記連結機構は、前記ロック部材を前記第2の位置にもたらすように付勢する付勢部材(68)を含む、請求項3に記載の折畳式手押し車。
  5. 前記第1ハンドルアームの内方端部は、厚みを減じた薄肉部分を含み、
    前記第2ハンドルアームの内方端部は、前記第1ハンドルアームとは逆方向に厚みを減じた薄肉部分を含み、
    前記凸部は、前記第1ハンドルアームの薄肉部分に設けられ、
    前記凹部は、前記第2ハンドルアームの薄肉部分に設けられている、請求項2に記載の折畳式手押し車。
  6. 高さ方向および幅方向のサイズが縮小して折り畳まれる折畳式乳母車であって、
    上下方向に延びその下端部に前輪を有する一対の前脚と、
    前記一対の前脚の上端部に固定された一対の連結部材と、
    前記一対の前脚の中間領域に固定された一対の案内スリーブと、
    上下方向に延びその下端部に後輪を有し、その上端部が前記連結部材に回動可能に連結された一対の後脚と、
    前記一対の前脚に部分的に重なって上下方向に延び、前記一対の連結部材および前記一対の案内スリーブにスライド可能に保持された一対の押棒と、
    前記一対の前脚間、前記一対の後脚間および前記一対の押棒の下方端部間の間隔を縮小可能となるようにそれらを連結する幅方向連結手段と、
    逆U字状の形態を有し、前記一対の押棒の上方端を連結するハンドル部材とを備え、
    前記ハンドル部材は、
    L字状の形態を有し、その一方端部が前記一方の押棒の上方端に固定された第1ハンドルアームと、
    前記第1ハンドルアームと対称的なL字状の形態を有し、その一方端部が前記他方の押棒の上方端に固定された第2ハンドルアームと、
    前記第1ハンドルアームの他方端部と、前記第2ハンドルアームの他方端部とを分離可能に連結する連結機構とを含む、折畳式乳母車。
  7. 前記連結機構は、
    前記第1ハンドルアームの他方端部に固定された固定軸と、
    前記固定軸を受け入れるように前記第2ハンドルアームの他方端部に形成された軸受入れ空間と、
    前記軸受入れ空間内を変位可能となるように前記第2ハンドルアームに支持され、第1の位置にあるときには前記固定軸に係合して前記第1ハンドルアームの他方端部と前記第2ハンドルアームの他方端部とを連結固定し、第2の位置にあるときには前記固定軸との係合状態を解除して前記第1ハンドルアームの他方端部と前記第2ハンドルアームの他方端部との離脱を許容するロック部材とを備える、請求項6に記載の折畳式乳母車。
  8. 前記連結機構は、
    前記第2ハンドルアームに支持されて、前記ロック部材を前記第1の位置にもたらすように付勢する付勢部材と、
    前記第2ハンドルアームに支持されて、前記ロック部材を前記付勢部材の付勢力に抗して前記第2の位置にもたらすように操作する操作部材とを備える、請求項6に記載の折畳式乳母車。
  9. 前記第1ハンドルアームの他方端部は、厚みを減じた薄肉部分を含み、
    前記第2ハンドルアームの他方端部は、前記第1ハンドルアームとは逆方向に厚みを減じた薄肉部分を含み、
    前記固定軸は、前記第1ハンドルアームの薄肉部分に設けられ、
    前記軸受入れ空間は、前記第2ハンドルアームの薄肉部分に設けられている、請求項6に記載の折畳式乳母車。
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