JP2009119616A - 射出成形機の管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 新コードデータの追加毎に行う上位制御装置のカスタマイズ作業を不要にして容易かつ確実な実施を可能にするとともに、様々なケースに柔軟に対応し、かつ全体のコストダウンに寄与する。
【解決手段】 新コードデータDc及びこれに対応する関連情報データDiが成形機コントローラ2で発生したなら新コードデータDc及びこの新コードデータDcに対応する関連情報データDiを含む成形機マスタファイルFmiを作成するマスタファイル作成処理手段Msと、成形機マスタファイルFmiと上位マスタファイルFmをマージ処理して新コードデータDc及びこの新コードデータDcに対応する関連情報データDiを含む新しい上位マスタファイルFmnを作成するマージ処理手段Mmと、上位制御装置3における上位マスタファイルFmを新しい上位マスタファイルFmnに更新処理するマスタファイル更新処理手段Meとを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、射出成形機に搭載する成形機コントローラに上位制御装置を接続して射出成形機に対する管理処理を行う射出成形機の管理システムに関する。
従来、射出成形機に搭載する成形機コントローラに、この射出成形機の外部に設けた上位制御装置を接続し、この上位制御装置により成形機コントローラに対する所定の管理処理を行う射出成形機の管理システムとしては、特許文献1で開示される射出成形機群の群管理システムが知られている。
同文献1で開示される射出成形機群の群管理システム(射出成形機の管理システム)は、中央コントローラ(成形機コントローラ)を搭載する一又は二以上の射出成形機と、各中央コントローラに接続する一又は二以上の周辺機器と、通信ラインを介して各中央コントローラに接続し、各射出成形機及び各周辺機器を群管理するホストコンピュータ部(上位制御装置)を備える射出成形機群の群管理システムであって、各周辺機器を制御する補助コントローラを設け、各射出成形機における補助コントローラと中央コントローラをインタフェースにより接続するとともに、各補助コントローラとホストコンピュータ部を上記通信ラインとは異なる第二の通信ラインを介して接続したものである。
ところで、この種の管理システムは、射出成形機の管理を目的としてシステム化されるため、各射出成形機に搭載する成形機コントローラから上位制御装置に対して各種データが送信される。例えば、任意の射出成形機において異常が発生(イベント発生)した場合、この異常の発生に係わる情報が上位制御装置に送信され、上位制御装置にその旨の表示が行われる。この場合、特許文献2で開示されるように、異常が発生した際には、異常の種類に対応したエラーコードが用いられ、通常、異常に対応したエラーコード(コードデータ)は成形機コントローラから上位制御装置に送信され、上位制御装置において、このエラーコードに対応した異常に係わる関連情報データ、具体的には、異常メッセージがエラーマスタファイルから読出され、この異常メッセージが上位制御装置に備えるディスプレイに表示される。したがって、管理者は、ディスプレイの表示を見ることにより、異常の発生有無及び具体的な異常の種類等を速やかに確認することができる。
特公平8−13491号公報 特公平6−45165号公報
しかし、上述した従来における射出成形機の管理システムは、次のような解決すべき課題が存在した。
第一に、新しい射出成形機を追加した場合、追加した射出成形機が新規のエラーコードを所有している場合も少なくないが、新規のエラーコードを上位制御装置に送信してもエラーマスタファイルでは認識できない。したがって、この場合、新規のエラーコード及び対応する関連情報データを上位制御装置でも利用できるように、上位制御装置をカスタマイズする必要があるが、カスタマイズ作業は、新規のエラーコードが発生する毎に行う必要があるなど、新規のエラーコードに対する対応作業が面倒で大変となる。
第二に、新規のエラーコードに対する対応は、上位制御装置のカスタマイズを前提とするため、予めカスタマイズに対応するマスタ情報(データベース)を用意する必要があるとともに、このマスタ情報に無いエラーコードが発生した場合やカスタマイズできないエラーコードが発生した場合には、データベースの追加やソフトウェア変更等を伴うなど、柔軟に対応できないとともに、コストアップも強いられる。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した射出成形機の管理システムの提供を目的とするものである。
本発明に係る射出成形機の管理システム1は、上述した課題を解決するため、射出成形機50…に搭載する成形機コントローラ2に、射出成形機50…の外部に設けた上位制御装置3を接続し、成形機コントローラ2から上位制御装置3に所定のコードデータが送信されたなら上位制御装置3に格納する上位マスタファイルFmからコードデータに対応する関連情報データを読出すことにより上位制御装置3による所定の管理処理を行う管理システムを構成するに際して、上位マスタファイルFmに存在しない新コードデータDc及びこの新コードデータDcに対応する関連情報データDiが成形機コントローラ2で発生したなら当該成形機コントローラ2により新コードデータDc及びこの新コードデータDcに対応する関連情報データDiを含む成形機マスタファイルFmiを作成するマスタファイル作成処理手段Msと、成形機マスタファイルFmiと上位マスタファイルFmをマージ処理して新コードデータDc及びこの新コードデータDcに対応する関連情報データDiを含む新しい上位マスタファイルFmnを作成するマージ処理手段Mmと、上位制御装置3における上位マスタファイルFmを新しい上位マスタファイルFmnに更新処理するマスタファイル更新処理手段Meとを具備してなることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、所定の管理処理には、少なくとも上位制御装置3に設けたディスプレイ5に関連情報データDiを表示する表示処理を含ませることができる。また、マージ処理手段は、成形機コントローラ2側に設けてもよいし、上位制御装置3側に設けてもよい。マージ処理手段を成形機コントローラ2側に設ける場合には、成形機コントローラ2により上位制御装置3から上位マスタファイルFmを受信するマスタファイル受信手段Mrと、成形機コントローラ2により上位マスタファイルFmを受信したなら受信した上位マスタファイルFmと成形機マスタファイルFmiをマージ処理して新コードデータDc及びこの新コードデータDcに対応する関連情報データDiを含む新しい上位マスタファイルFmnを作成するマージ処理手段Mmと、このマージ処理手段Mmから得た上位マスタファイルFmnを上位制御装置3に送信するマスタファイル送信手段Mtと、上位マスタファイルFmnが送信されたなら上位制御装置3により当該上位制御装置3における上位マスタファイルFmを更新処理するマスタファイル更新処理手段Meを備えて構成できる。この際、マスタファイル送信手段Mtによる上位マスタファイルFmnの送信は、射出成形機50の電源投入時に自動により、又は新しい上位マスタファイルFmnの作成後における所定のタイミングにより行うことができる。なお、上位マスタファイルFmには、少なくとも、エラーマスタファイルFme,成形条件マスタファイルFmc、の一方又は双方を含ませることができる。さらに、管理システム1には、成形機コントローラ2により新しいマスタファイルFma,Fmbを作成する新マスタファイル作成処理手段Msnと、マスタファイル送信手段Mtにより新しいマスタファイルFma,Fmbが上位制御装置3に送信されたなら上位制御装置3により当該上位制御装置3における上位マスタファイルFmを新しいマスタファイルFma,Fmbに更新処理する新マスタファイル更新処理手段Menを設けることができる。なお、新しいマスタファイルFma,Fmbには、少なくとも、モニタデータマスタファイル(Fma),成形条件表マスタファイル(Fmb)、の一方又は双方を含ませることができる。特に、成形条件表マスタファイルFmbは、上位制御装置3からダウンロードしたHTML形式の成形条件表Pmbにオプション仕様Pmoを追加して作成することができる。
他方、マージ処理手段を上位制御装置3側に設ける場合には、成形機マスタファイルFmiを上位制御装置3に送信するマスタファイル送信手段Mtと、上位制御装置3により成形機コントローラ2から送信された成形機マスタファイルFmiと上位マスタファイルFmをマージ処理して新コードデータDc及びこの新コードデータDcに対応する関連情報データDiを含む新しい上位マスタファイルFmnを作成するマージ処理手段と、当該上位制御装置3における上位マスタファイルFmを新しい上位マスタファイルFmnに更新処理するマスタファイル更新処理手段Meを備えて構成できる。なお、この上位マスタファイルFmには、エラーマスタファイルFme,成形条件マスタファイルFmc,成形条件表マスタファイルFmbの少なくとも一つ以上を含ませることができる。
このような構成を有する本発明に係る射出成形機の管理システム1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 追加した新しい射出成形機50が、新コードデータDcを所有しているような場合であっても、オペレータの簡単な操作により、上位制御装置3における上位マスタファイルFmの自動更新、即ち、上位マスタファイルFmに対する新コードデータDc及び関連情報データDiの追加を自動で行うことができる。したがって、新コードデータDcの追加毎に行う上位制御装置3のカスタマイズ作業が不要になるなど、容易かつ確実に実施することができる。
(2) 上位制御装置3におけるカスタマイズが不要となるため、カスタマイズに使用するマスタ情報(データベース)を上位制御装置3に予め用意する必要がない。しかも、カスタマイズできない新コードデータDcが発生したような場合であってもソフトウェア変更等が不要になるなど、様々なケースに柔軟に対応できるとともに、全体のコストダウンにも寄与できる。
(3) 上位マスタファイルFmと成形機マスタファイルFmiをマージ処理して新コードデータDc及びこの新コードデータDcに対応する関連情報データDiを含む新しい上位マスタファイルFmnを作成し、上位制御装置3の上位マスタファイルFmを新しい上位マスタファイルFmnに更新処理するため、上位制御装置3で設定・管理されるデータが、上位マスタファイルFmに含まれているような場合であっても、マスタファイルFmの整合性を失うことなくマスタファイルFmを最新の状態に更新できる。
(4) 好適な態様により、成形機コントローラ2により上位制御装置3から上位マスタファイルFmを受信するマスタファイル受信手段Mrと、成形機コントローラ2により上位マスタファイルFmを受信したなら受信した上位マスタファイルFmと成形機マスタファイルFmiをマージ処理して新コードデータDc及びこの新コードデータDcに対応する関連情報データDiを含む新しい上位マスタファイルFmnを作成するマージ処理手段Mmと、このマージ処理手段Mmから得た上位マスタファイルFmnを上位制御装置3に送信するマスタファイル送信手段Mtと、上位マスタファイルFmnが送信されたなら上位制御装置3により当該上位制御装置3における上位マスタファイルFmを更新処理するマスタファイル更新処理手段Meを備えて構成すれば、マージ処理手段を成形機コントローラ2側に設けることができため、上位制御装置3側におけるマージ処理を不要にできる。
(5) 好適な態様により、マスタファイル送信手段Mtによる上位マスタファイルFmnの送信を、射出成形機50の電源投入時に自動により、又は新しい上位マスタファイルFmnの作成後における所定のタイミングにより行うようにすれば、オペレータは、必要に応じて更新のタイミングを選択できるため、更新を行う際の利便性向上及び信頼性向上(安全性向上)に寄与できる。
(6) 好適な態様により、上位マスタファイルFmに、少なくとも、エラーマスタファイルFme,成形条件マスタファイルFmc、の一方又は双方を含ませれば、特に、コードデータDc及び関連情報データDiを用いる上位マスタファイルFm及び成形機マスタファイルFmiに適した更新処理を容易かつ的確に行うことができる。
(7) 好適な態様により、管理システム1に、成形機コントローラ2により新しいマスタファイルFma,Fmbを作成する新マスタファイル作成処理手段Msnと、マスタファイル送信手段Mtにより新しいマスタファイルFma,Fmbが上位制御装置3に送信されたなら上位制御装置3により当該上位制御装置3における上位マスタファイルFmを新しいマスタファイルFma,Fmbに更新処理する新マスタファイル更新処理手段Menを設ければ、特に、モニタデータマスタファイルFma及び成形条件表マスタファイルFmbに適した更新処理を容易かつ的確に行うことができる。
(8) 好適な態様により、成形機マスタファイルFmiを上位制御装置3に送信するマスタファイル送信手段Mtと、上位制御装置3により成形機コントローラ2から送信された成形機マスタファイルFmiと上位マスタファイルFmをマージ処理して新コードデータDc及びこの新コードデータDcに対応する関連情報データDiを含む新しい上位マスタファイルFmnを作成するマージ処理手段と、当該上位制御装置3における上位マスタファイルFmを新しい上位マスタファイルFmnに更新処理するマスタファイル更新処理手段Meを備えて構成すれば、マージ処理手段を上位制御装置3側に設けることができるため、成形機コントローラ2側におけるマージ処理、更には上位制御装置3から上位マスタファイルFmを受信するマスタファイル受信手段Mrを不要にできるとともに、マージ処理できる上位マスタファイルFmには、エラーマスタファイルFme,成形条件マスタファイルFmcに加え、成形条件表マスタファイルFmbも含ませることができる。
次に、本発明に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る射出成形機の管理システム1の構成について、図1を参照して説明する。
図1に、管理システム1の全体構成を示す。同図中、50…は複数台の射出成形機を示す。射出成形機50は、成形機コントローラ2を搭載し、この成形機コントローラ2は、コントローラ本体部21とディスプレイ部22を備える。コントローラ本体部21は、処理部25及び内部メモリ26を備える。処理部25はCPUを含み、内部メモリ26と共にコンピュータ機能部を構成し、各種演算処理や制御処理を実行する。内部メモリ26には、RAM,ROM,不揮発性メモリ等の各種メモリ類を含む。また、内部メモリ26には、本発明に係る管理システム1に関連して、成形機マスタファイルFmiの書込エリアAmを有するとともに、射出成形機50の動作に係わるPLCプログラム及びHMIプログラムをはじめ、各種アプリケーションプログラム等を格納する。なお、PLCプログラムは、射出成形機50における各種工程のシーケンス動作や射出成形機50の監視等を実現するためのソフトウェアであり、HMIプログラムは、射出成形機50の動作パラメータの設定及び表示,射出成形機50の動作管理データの表示等を実現するためのソフトウェアである。このHMIプログラムに、本実施形態に係る管理システム1の動作を実現するための処理プログラムApが含まれる。これらのソフトウェアは、成形機コントローラ2を搭載する射出成形機50の固有アーキテクチャとして構築される。さらに、処理部25にはディスプレイ部22を接続する。このディスプレイ部22は、ディスプレイ本体22m及びこのディスプレイ本体22mに付設したタッチパネル22tを備え、ディスプレイ本体22mにより各種表示を行うことができるとともに、タッチパネル22tを利用して設定やON/OFF等の各種入力を行うことができる。
一方、処理部25は、インタフェース27を介して射出成形機50…群の外部に設置した上位制御装置3に接続するとともに、インタフェース28を介して解析装置29に接続する。上位制御装置3は、サーバコンピュータ3sを用いる。5はサーバコンピュータ3sに接続したディスプレイを示す。なお、サーバコンピュータ3s及び解析装置29のハードウェアとしては、いずれも汎用的なパーソナルコンピュータシステムを利用することができ、サーバコンピュータ3sには、本発明に係る管理システム1を動作させるためのアプリケーションソフトウェア(処理プログラム)を格納するとともに、解析装置29には、各種データ類の解析を行うための専用のアプリケーションソフトウェアを格納する。したがって、サーバコンピュータ3sは、本発明に係る管理システム1に関連して、上位マスタファイルFmを格納する。この上位マスタファイルFmには、エラーマスタファイルFme,成形条件マスタファイルFmc,モニタデータマスタファイルFma,成形条件表マスタファイルFmbが含まれる。
次に、本実施形態に係る管理システム1における要部の動作、即ち、上位マスタファイルFmの更新処理方法について、図1〜図8を参照して説明する。
今、既存の射出成形機50…群に対して、新しい射出成形機50を追加した場合を想定する。この場合、新しい射出成形機50も上述したサーバコンピュータ3s(及び解析装置29)に接続して管理システム1に組み込む。射出成形機50とサーバコンピュータ3sの接続は、一般的なLAN(無線LAN.有線LAN)接続を用いることができる。なお、射出成形機50とサーバコンピュータ3sの設置場所が離れている場合には、インターネット接続等を利用して射出成形機50とサーバコンピュータ3sの接続を行ってもよく、必ずしもLAN接続に限定されるものではない。
射出成形機50とサーバコンピュータ3sの接続が終了したなら、ディスプレイ部22に、初期設定画面として、図6に示す設定画面Vsを表示する。この設定画面Vsは、左側に成形機設定部Ha及びサーバ設定部Hbを有するため、この成形機設定部Ha及びサーバ設定部Hbを用いて初期設定、即ち、サーバコンピュータ3sに対する必要な通信設定を行う。この場合、成形機設定部Haにより、アドレス設定及び送信ショット設定を行うとともに、サーバ設定部Hbにより、サーバIPアドレス設定,ユーザ名設定行うパスワード設定を行う。
一方、設定画面Vsは、右側にマスタ更新部Hmを有するため、このマスタ更新部Hmを用いて上位マスタファイルFmの更新処理を行う。マスタ更新部Hmには、エラーマスタ更新キー31,成形条件マスタ更新キー32,モニタデータマスタ更新キー33,成形条件表マスタ更新キー34及び言語選択キー35を有する。各更新キー31,32…は、ON/OFFキーであり、ON又はOFFに切換えることができる。上述したように、上位マスタファイルFmには、エラーマスタファイルFme,成形条件マスタファイルFmc,モニタデータマスタファイルFma,成形条件表マスタファイルFmbを含むため、これらの各ファイルFme,Fmc…は、各更新キー31,32…により選択して更新することができる。
即ち、図3に示すように、エラーマスタファイルFmeの更新を行う場合には、OFFになっているエラーマスタ更新キー31をONに切換えることにより、エラーマスタファイルFmeの更新処理を行うことができる(ステップS1,S2,S3)。図6はエラーマスタ更新キー31をONに切換えた状態を示している。同様に、成形条件マスタファイルFmcの更新を行う場合には、OFFになっている成形条件マスタ更新キー32をONに切換えることにより、成形条件マスタファイルFmcの更新処理を行うことができる(ステップS4,S5,S6)。同様に、モニタデータマスタファイルFmaの更新を行う場合には、OFFになっているモニタデータマスタ更新キー33をONに切換えることにより、モニタデータマスタファイルFmaの更新処理を行うことができる(ステップS7,S8,S9)。同様に、成形条件表マスタファイルFmbの更新を行う場合には、OFFになっている成形条件表マスタ更新キー34をONに切換えることにより、成形条件表マスタファイルFmbの更新処理を行うことができる(ステップS10,S11,S12)。これらの更新処理はそれぞれ個別に行うこともできるし、同時に行わせることもできる。
以下、各マスタファイルFme,Fmc,Fma,Fmbの具体的な更新処理方法について説明する。図2は本発明の要旨に対応した機能ブロック図を示す。
最初に、エラーマスタファイルFmeの更新処理方法について、図2に示す機能ブロック図及び図7を参照しつつ、図4(a)に示すフローチャートに従って説明する。まず、設定画面Vsにおいて、言語選択キー35により言語の選択を行う(ステップS21)。この場合、複数の言語が設定されており、言語選択キー35をタッチする毎に順次言語が切換わる。一方、エラーマスタ更新キー31をONに切換える(ステップS22)。これにより、以降は自動で更新処理が行われる。したがって、オペレータが行う操作はこれだけである。図7は、エラーマスタファイルFmeのフォーマットを示す。このフォーマットは、CSV形式のテキストフォーマットである。
エラーマスタ更新キー31のONにより、マスタファイル作成処理手段Msは、追加エラーマスタファイルFmeiを作成する(ステップS23)。この場合、追加エラーマスタファイルFmeiは成形機マスタファイルFmiとして作成する。即ち、内部メモリ26のデータベースDBには、上位マスタファイルFmに存在しない新コードデータDc及びこの新コードデータDcに対応する関連情報データDiが書込まれているため、マスタファイル作成処理手段Msは、この新コードデータDc及び関連情報データDiを取得し、上述したフォーマットに基づく追加エラーマスタファイルFmei(成形機マスタファイルFmi)を作成する。具体的には、図7に示すように、四桁のエラーコード(新コードデータDc),このエラーコードに対応するエラーメッセージDm(関連情報データDi)及びカウンタフラグDf(関連情報データDi)を一組として新しいデータ分だけ作成する。なお、カウンタフラグはサーバコンピュータ3sの固有情報であり、カウントしないエラーは「0」,カウントするエラーは「1」が付される。追加エラーマスタファイルFmeiが作成されたなら内部メモリ26に保存される(ステップS24)。
また、成形機コントローラ2は、マスタファイル受信手段Mrにより、サーバコンピュータ3sから上位エラーマスタファイルFme(上位マスタファイルFm)を受信する(ステップS25)。即ち、サーバコンピュータ3sに格納される上位エラーマスタファイルFmeが成形機コントローラ2に読み込まれる。そして、マージ処理手段Mmは、受信した上位エラーマスタファイルFmeと作成した追加エラーマスタファイルFmeiをマージ処理し、新コードデータDc及び関連情報データDiを含む新しい上位マスタファイル(エラーマスタファイル)Fmnを作成する(ステップS26)。新しい上位マスタファイルFmnが作成されたなら内部メモリ26に保存される(ステップS27)。
この後、新しい上位マスタファイルFmnは、マスタファイル送信手段Mtによりサーバコンピュータ3sに送信される(ステップS28)。この場合、マスタファイル送信手段Mtによる上位マスタファイルFmnの送信は、新しい上位マスタファイルFmnの作成後における所定のタイミング(自動)により行ってもよいし、射出成形機50の次回の電源投入時に自動で行ってもよい。所定のタイミングにより行うとは直ちに行う場合も含まれる。稼働中の他の射出成形機50…への影響が懸念される場合には、次回の電源投入時に行うことができる。このような設定により、オペレータは更新(送信)のタイミングを任意に選択できるため、更新を行う際の利便性向上及び信頼性向上(安全性向上)に寄与できる。他方、新しい上位マスタファイルFmnがサーバコンピュータ3sに送信されたなら、サーバコンピュータ3sにおけるマスタファイル更新処理手段Meにより、新しい上位マスタファイル(エラーマスタファイル)Fmnの書換処理が行われる(ステップS29)。即ち、格納されている上位マスタファイルFmの代わりに、送信された新しい上位マスタファイル(エラーマスタファイル)Fmnが格納される。これにより、エラーマスタファイルFmeの更新処理が終了する。なお、更新処理が終了すれば、エラーマスタ更新キー31は自動でOFFに復帰する。
次に、成形条件マスタファイルFmcの更新処理方法について、図2に示す機能ブロック図を参照しつつ、図4(b)に示すフローチャートに従って説明する。基本的な更新処理方法は、上述したエラーマスタファイルFmeの更新処理方法と同じである。まず、設定画面Vsにおいて、言語選択キー35により言語の選択を行う(ステップS31)。次いで、成形条件マスタ更新キー32をONに切換える(ステップS32)。これにより、以降は自動で更新処理が行われる。なお、成形条件マスタファイルFmcのフォーマットもCSV形式のテキストフォーマットである。成形条件マスタ更新キー32のONにより、マスタファイル作成処理手段Msは、追加成形条件マスタファイルFmciを作成する(ステップS33)。この場合、追加成形条件マスタファイルFmciは、成形機マスタファイルFmiとして作成する。即ち、内部メモリ26のデータベースDBには、上位マスタファイルFmに存在しない新コードデータDc及びこの新コードデータDcに対応する関連情報データDiが書込まれているため、マスタファイル作成処理手段Msは、この新コードデータDc及び関連情報データDiを取得し、上述したフォーマットに基づく追加成形条件マスタファイルFmciを作成する。具体的には、条件コード(新コードデータDc),この条件コードに対応する成形条件名称や単位等を含む成形条件内容(関連情報データDi)を一組として新しいデータ分だけ作成する。追加成形条件マスタファイルFmciが作成されたなら内部メモリ26に保存される(ステップS34)。
また、成形機コントローラ2は、マスタファイル受信手段Mrにより、サーバコンピュータ3sから上位成形条件マスタファイルFmc(上位マスタファイルFm)を受信する(ステップS35)。即ち、サーバコンピュータ3sに格納される上位成形条件マスタファイルFmcが成形機コントローラ2に読み込まれる。そして、マージ処理手段Mmは、受信した上位成形条件マスタファイルFmcと作成した追加成形条件マスタファイルFmciをマージ処理し、新コードデータDc及び関連情報データDiを含む新しい上位マスタファイル(成形条件マスタファイル)Fmnを作成する(ステップS36)。新しい上位マスタファイルFmnが作成されたなら内部メモリ26に保存される(ステップS37)。この後、新しい上位マスタファイルFmnは、マスタファイル送信手段Mtによりサーバコンピュータ3sに送信される(ステップS38)。新しい上位マスタファイルFmnがサーバコンピュータ3sに送信されたなら、サーバコンピュータ3sにおけるマスタファイル更新処理手段Meにより、新しい上位マスタファイルFmの書換処理が行われる(ステップS39)。即ち、格納されている上位マスタファイルFmの代わりに、送信された新しい上位マスタファイル(成形条件マスタファイル)Fmnが格納される。これにより、成形条件マスタファイルFmcの更新処理が終了する。なお、更新処理が終了すれば、成形条件マスタ更新キー32は自動でOFFに復帰する。
このように、上位マスタファイルFm(成形機マスタファイルFmi)に、エラーマスタファイルFme及び成形条件マスタファイルFmcを含ませれば、特に、コードデータDc及びコードデータDcに対応する関連情報データDiを利用する上位マスタファイルFm及び成形機マスタファイルFmiに適した更新処理を容易かつ的確に行うことができる利点がある。
以上の動作が本実施形態(本発明)に係る管理システム1の基本的な動作となる。よって、このような管理システム1を用いれば、追加した新しい射出成形機50が、新コードデータDc(例えば、新規のエラーコードや条件コード等)を所有しているような場合であっても、オペレータの簡単な操作により、サーバコンピュータ3s(上位制御装置3)における上位マスタファイルFmの自動更新、即ち、上位マスタファイルFmに対する新コードデータDc及び関連情報データDi(例えば、異常メッセージや成形条件内容等)の追加を自動で行うことができる。したがって、新コードデータDcの追加毎に行うサーバコンピュータ3sのカスタマイズ作業が不要になるなど、容易かつ確実に実施することができる。また、サーバコンピュータ3sにおけるカスタマイズが不要になるため、カスタマイズに使用するマスタ情報(データベース)をサーバコンピュータ3sに予め用意する必要がない。しかも、カスタマイズできない新コードデータDcが発生したような場合であってもソフトウェア変更等が不要となるなど、様々なケースに柔軟に対応できるとともに、全体のコストダウンにも寄与できる。さらに、上位マスタファイルFmと成形機マスタファイルFmiをマージ処理して新コードデータDc及びこの新コードデータDcに対応する関連情報データDiを含む新しい上位マスタファイルFmnを作成し、サーバコンピュータ3sの上位マスタファイルFmを新しい上位マスタファイルFmnに更新処理するため、サーバコンピュータ3sで設定・管理されるデータが、上位マスタファイルFmに含まれているような場合であっても、マスタファイルFmの整合性を失うことなくマスタファイルFmを最新の状態に更新できる。
他方、モニタデータマスタファイルFma及び成形条件表マスタファイルFmbの更新処理は、エラーマスタファイルFme及び成形条件マスタファイルFmcの更新処理方法とは、異なる更新処理方法により行われる。
次に、モニタデータマスタファイルFmaの更新処理方法について、図2に示す機能ブロック図を参照しつつ、図5(a)に示すフローチャートに従って説明する。まず、設定画面Vsにおいて、言語選択キー35により言語の選択を行う(ステップS41)。次いで、モニタデータマスタ更新キー33をONに切換える(ステップS42)。これにより、以降は自動で更新処理が行われる。なお、モニタデータマスタファイルFmaのフォーマットもCSV形式のテキストフォーマットである。
モニタデータマスタ更新キー33のONにより、新マスタファイル作成処理手段Msnは、新しいモニタデータマスタファイルFmaを作成する(ステップS43)。この場合、モニタデータマスタファイルFmaの内容は、上位マスタファイルFmの内容に関係なく全内容が作成される。新しいモニタデータマスタファイルFmaが作成されたなら、この新しいモニタデータマスタファイルFmaは、新しい上位マスタファイルFmnとして内部メモリ26に保存される(ステップS44)。この後、新しい上位マスタファイルFmn(新しいモニタデータマスタファイルFma)は、マスタファイル送信手段Mtによりサーバコンピュータ3sに送信される(ステップS45)。新しい上位マスタファイルFmnがサーバコンピュータ3sに送信されたなら、サーバコンピュータ3sにおける新マスタファイル更新処理手段Menにより、新しい上位マスタファイルFmの書換処理が行われる(ステップS46)。即ち、格納されている上位マスタファイルFmの代わりに、送信された新しい上位マスタファイルFmn(新しいモニタデータマスタファイルFma)が格納される。これにより、モニタデータマスタファイルFmaの更新処理が終了する。なお、更新処理が終了すれば、モニタデータマスタ更新キー33は自動でOFFに復帰する。
次に、成形条件表マスタファイルFmbの更新処理方法について、図2に示す機能ブロック図及び図8を参照しつつ、図5(b)に示すフローチャートに従って説明する。まず、設定画面Vsにおいて、言語選択キー35により言語の選択を行う(ステップS51)。次いで、成形条件表マスタ更新キー34をONに切換える(ステップS52)。これにより、以降は自動で更新処理が行われる。図8は、成形条件表マスタファイルFmbのフォーマットを示す。このフォーマットはHTMLフォーマットである。
成形条件表マスタ更新キー34のONにより、新マスタファイル作成処理手段Msnは、新しい成形条件表マスタファイルFmbを作成する。この場合、まず、成形機コントローラ2は、サーバコンピュータ3sから標準の成形条件表マスタファイルFmbをダウンロードする(ステップS53)。図8に示す上側一部がダウンロードした標準の成形条件表マスタファイルFmbの成形条件表Pmb(HTML形式)である。そして、この成形条件表Pmbの後端に新しいオプション仕様Pmoを追加する(ステップS54)。図8に示す下側一部が追加したオプション仕様Pmo(HTML形式)である。これにより、図8に示す新しい成形条件表マスタファイルFmbが作成される。作成された新しい成形条件表マスタファイルFmbは、新しい上位マスタファイルFmnとして内部メモリ26に保存される(ステップS55)。この後、新しい上位マスタファイルFmn(新しい成形条件表マスタファイルFmb)は、マスタファイル送信手段Mtによりサーバコンピュータ3sに送信される(ステップS56)。新しい上位マスタファイルFmnがサーバコンピュータ3sに送信されたなら、サーバコンピュータ3sにおける新マスタファイル更新処理手段Menにより、新しい上位マスタファイルFmの書換処理が行われる(ステップS57)。即ち、格納されている上位マスタファイルFmの代わりに、送信された新しい上位マスタファイルFmn(新しい成形条件表マスタファイルFmb)が格納される。これにより、成形条件表マスタファイルFmbの更新処理が終了する。なお、更新処理が終了すれば、成形条件表マスタ更新キー34は自動でOFFに復帰する。
このように、管理システム1に、成形機コントローラ2により新しいマスタファイルFma,Fmbを作成する新マスタファイル作成処理手段Msnと、マスタファイル送信手段Mtにより新しいマスタファイルFma,Fmbが上位制御装置3に送信されたなら上位制御装置3により当該上位制御装置3における上位マスタファイルFmを新しいマスタファイルFma,Fmbに更新処理する新マスタファイル更新処理手段Menを設ければ、特に、モニタデータマスタファイルFma及び成形条件表マスタファイルFmbに適した更新処理を容易かつ的確に行うことができる利点がある。
以上、最良の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,手法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、マージ処理手段は、成形機コントローラ2側に設けた場合を示したが、上位制御装置3側に設けてもよい。上位制御装置3側に設ける場合には、成形機マスタファイルFmiを上位制御装置3に送信するマスタファイル送信手段Mtと、上位制御装置3により成形機コントローラ2から送信された成形機マスタファイルFmiと上位マスタファイルFmをマージ処理して新コードデータDc及びこの新コードデータDcに対応する関連情報データDiを含む新しい上位マスタファイルFmnを作成するマージ処理手段と、当該上位制御装置3における上位マスタファイルFmを新しい上位マスタファイルFmnに更新処理するマスタファイル更新処理手段Meを備えて構成できる。したがって、この場合には、成形機コントローラ2側におけるマージ処理、更には上位制御装置3から上位マスタファイルFmを受信するマスタファイル受信手段Mrを不要にできるとともに、マージ処理できる上位マスタファイルFmには、エラーマスタファイルFme,成形条件マスタファイルFmcに加え、成形条件表マスタファイルFmbも含ませることができる。
一方、射出成形機50…は複数台を設置した場合を示したが、一台であってもよい。また、所定の管理処理には、上位制御装置3に設けたディスプレイ5に関連情報データDiを表示する表示処理をはじめ、管理に伴う各種処理(例えば、異常出力処理,記録処理,通信処理等)が含まれる。さらに、上位マスタファイルFmは、エラーマスタファイルFme,成形条件マスタファイルFmc,モニタデータマスタファイルFma,成形条件表マスタファイルFmbを例示したが、他のマスタファイルを排除するものではない。なお、実施形態では、新しい射出成形機50を追加した場合を説明したが、既設の射出成形機50に、ユーザの特注仕様により新しいエラーメッセージを追加したり、新しい成形条件の設定器名称を追加する場合などにおいても、上位制御装置3に格納するマスタファイルFmに対して同様の更新処理を行うことができる。
本発明の最良の実施形態に係る射出成形機の管理システムの概要を示す全体構成図、 同管理システムにおける発明の要旨を示す機能ブロック図、 同管理システムのマスタファイルを更新する際の操作手順を説明するためのフローチャート、 同管理システムのマスタファイル(エラーマスタファイル,成形条件マスタファイル)を更新する際の処理手順を説明するためのフローチャート、 同管理システムのマスタファイル(モニタデータマスタファイル,成形条件表マスタファイル)を更新する際の処理手順を説明するためのフローチャート、 同管理システムにおける設定画面図、 同管理システムにおけるエラーマスタファイルのフォーマット図、 同管理システムにおける成形条件表マスタファイルのフォーマット図、
符号の説明
1:管理システム,2:成形機コントローラ,3:上位制御装置,5:ディスプレイ,50…:射出成形機,Fm:上位マスタファイル,Fmi:成形機マスタファイル,Fmn:新しい上位マスタファイル,Fme:エラーマスタファイル,Fmc:成形条件マスタファイル,Fma:モニタデータマスタファイル,Fmb:成形条件表マスタファイル,Dc:新コードデータ,Di:新コードデータに対応する関連情報データ,Ms:マスタファイル作成処理手段,Mr:マスタファイル受信手段,Mm:マージ処理手段,Mt:マスタファイル送信手段,Me:マスタファイル更新処理手段,Msn:新マスタファイル作成処理手段,Men:新マスタファイル更新処理手段,Pmb:標準の成形条件表,Pmo:オプション仕様

Claims (10)

  1. 射出成形機に搭載する成形機コントローラに、射出成形機の外部に設けた上位制御装置を接続し、前記成形機コントローラから前記上位制御装置に所定のコードデータが送信されたなら前記上位制御装置に格納する上位マスタファイルから前記コードデータに対応する関連情報データを読出すことにより前記上位制御装置による所定の管理処理を行う射出成形機の管理システムにおいて、前記上位マスタファイルに存在しない新コードデータ及びこの新コードデータに対応する関連情報データが前記成形機コントローラで発生したなら当該成形機コントローラにより前記新コードデータ及びこの新コードデータに対応する関連情報データを含む成形機マスタファイルを作成するマスタファイル作成処理手段と、前記成形機マスタファイルと前記上位マスタファイルをマージ処理して前記新コードデータ及びこの新コードデータに対応する関連情報データを含む新しい上位マスタファイルを作成するマージ処理手段と、前記上位制御装置における前記上位マスタファイルを前記新しい上位マスタファイルに更新処理するマスタファイル更新処理手段とを具備してなることを特徴とする射出成形機の管理システム。
  2. 前記所定の管理処理には、少なくとも前記上位制御装置に設けたディスプレイに前記関連情報データを表示する表示処理を含むことを特徴とする請求項1記載の射出成形機の管理システム。
  3. 前記成形機コントローラにより前記上位制御装置から前記上位マスタファイルを受信するマスタファイル受信手段と、前記成形機コントローラにより前記上位マスタファイルを受信したなら受信した上位マスタファイルと前記成形機マスタファイルをマージ処理して前記新コードデータ及びこの新コードデータに対応する関連情報データを含む新しい上位マスタファイルを作成するマージ処理手段と、このマージ処理手段から得た上位マスタファイルを前記上位制御装置に送信するマスタファイル送信手段と、上位マスタファイルが送信されたなら前記上位制御装置により当該上位制御装置における上位マスタファイルを前記新しい上位マスタファイルに更新処理するマスタファイル更新処理手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の射出成形機の管理システム。
  4. 前記マスタファイル送信手段による上位マスタファイルの送信は、射出成形機の電源投入時に自動により、又は新しい上位マスタファイルの作成後における所定のタイミングにより行うことを特徴とする請求項3記載の射出成形機の管理システム。
  5. 前記上位マスタファイルには、少なくとも、エラーマスタファイル,成形条件マスタファイル、の一方又は双方を含むことを特徴とする請求項3記載の射出成形機の管理システム。
  6. 前記成形機コントローラにより新しいマスタファイルを作成する新マスタファイル作成処理手段と、前記マスタファイル送信手段により前記新しいマスタファイルが前記上位制御装置に送信されたなら前記上位制御装置により当該上位制御装置における上位マスタファイルを前記新しいマスタファイルに更新処理する新マスタファイル更新処理手段を備えることを特徴とする請求項3記載の射出成形機の管理システム。
  7. 前記新しいマスタファイルには、少なくとも、モニタデータマスタファイル,成形条件表マスタファイル、の一方又は双方を含むことを特徴とする請求項6記載の射出成形機の管理システム。
  8. 前記成形条件表マスタファイルは、前記上位制御装置からダウンロードしたHTML形式の成形条件表にオプション仕様を追加して作成することを特徴とする請求項7記載の射出成形機の管理システム。
  9. 前記成形機マスタファイルを前記上位制御装置に送信するマスタファイル送信手段と、前記上位制御装置により前記成形機コントローラから送信された前記成形機マスタファイルと前記上位マスタファイルをマージ処理して前記新コードデータ及びこの新コードデータに対応する関連情報データを含む新しい上位マスタファイルを作成するマージ処理手段と、当該上位制御装置における上位マスタファイルを前記新しい上位マスタファイルに更新処理するマスタファイル更新処理手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の射出成形機の管理システム。
  10. 前記上位マスタファイルには、エラーマスタファイル,成形条件マスタファイル,成形条件表マスタファイルの少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする請求項9記載の射出成形機の管理システム。
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