JP2009118419A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザがより効率的に色選択することを可能とする。
【解決手段】
カラーピッカーは、HLS空間における所望の色を含む部分空間の範囲内で三属性内の二属性の値(彩度及び色相の値)をそれぞれ変化させたときの各々の色を二次元的に配置したカラーチャートを、残りの一属性の離散値ごとに、表示媒体の対応する描画領域101〜105に同時に表示する。
【選択図】図6
【解決手段】
カラーピッカーは、HLS空間における所望の色を含む部分空間の範囲内で三属性内の二属性の値(彩度及び色相の値)をそれぞれ変化させたときの各々の色を二次元的に配置したカラーチャートを、残りの一属性の離散値ごとに、表示媒体の対応する描画領域101〜105に同時に表示する。
【選択図】図6
Description
本発明は、表示媒体に複数種の色を表示する画像処理装置に係わり、特に、該表示媒体に表示された色の中からユーザ所望の色の選択を受け付ける画像処理装置等に関する。
従来、カラーモニタや印刷用紙等の表示媒体に複数種の色を表示し、その中からユーザ所望の色(以下、目標色という)の選択を受け付けるものとして、カラーピッカーと呼ばれる色選択ツールがある。このカラーピッカーは、複数種の色を複数のカラーパッチ又はグラデーションチャートを用いて表示する。
上記複数のカラーパッチから目標色を選択する場合、表示媒体には代表的な色のカラーパッチしか表示されておらず、より詳細な色選択は、ユーザが直接、色の値(以下、色値という)を入力し、表示される色を逐次確認しながら行わなければならず、非効率的である。
一方、上記グラデーションチャートから目標色を選択する場合、上記カラーパッチで表現される色よりも多数の色が同時に表示されるため、詳細に色を選択可能であるが、人間の色の知覚は周りの色によって影響を受けるため、少数の色表示から目標色を選択する方が好ましい。また、人間の色の知覚は、表示色の大きさによっても影響を受けるため、各々の色を所定サイズ以上で表示する方が良い。
ところで、上記カラーモニタ上に表示される色と、それを印刷した印刷用紙に表示される色とは異なる場合があるため、色空間の全範囲内で複数の色を抽出し、これらの色のカラーパッチを複数含むカラーチャートを印刷し、これと比較しながらカラーモニタ上で目標色を選択することが行われている。この場合、印刷される色の種類が多様で色を選択するに際し煩雑であり、また詳細な色選択を行うためには複数回の印刷を行わなければならず、効率的でなく、印刷用紙及びトナー等の記録材を浪費する。
そこで、下記特許文献1では、画像処理装置の画面上に表示された複数のカラーパッチの中から目標色を選択する場合において、目標色近傍、すなわち顕色系の色空間の三属性(色相、明度、彩度)のうち色相が所定範囲内における複数のカラーパッチを画面上に同時に表示させることにより、目標色と明らかに異なる色を排除し、人間の色の知覚に与える影響を少なくし、また詳細な色の選択を視覚的に比較しながら行えるようにした構成が開示されている。
同様に、下記特許文献2では、画面上の色とその印刷媒体との色とが異なる場合において色調整を行うときに、彩度などの属性値が所定範囲内における複数のカラーパッチを印刷媒体上に同時に表示させることにより、印刷される色の多様さを抑え、色選択の煩雑さを軽減し、また詳細な色選択を視覚的に比較しながら行えるようにした構成が開示されている。
特開平8−287215号公報
特開2006−191164号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2の発明は、色の三属性内の一つの属性値のみを所定範囲内で変化させたときの複数のカラーパッチを、表示媒体に同時に表示させるだけなので、その属性値の他に、他の属性値を変化させたときの色の比較を同時に行うことができず、所定の属性値を変化させたときの色のみを表示した表示媒体では他の属性値を詳細に決定できない点で、色選択において未だ非効率的な部分を含む。また、上記発明を用いて一つの属性値を決定しても、他の属性値の変化により、人間の色の知覚に変化が生じ、再度、該一つの属性値を決定し直す必要が生じる得る点でも、未だ非効率的な部分を含む。特にHLS色空間に基づく表示では、同じ明度値でも色によって見た目の明るさが異なって感じられる。
例えば、上記特許文献2の発明では、図6(b)に示すような顕色系の色空間において、目標色と仮定する色値を中心として彩度を所定範囲内で一次元的に変化させ、その変化させたときの範囲内で複数の色を抽出し、この複数の色に対応する各々のカラーパッチを表示媒体に同時に表示させるようにしている。この場合、色空間において一次元的に一つの属性値を変化させた複数のカラーパッチを表示媒体に同時に表示しただけでは、色空間内における三つの属性を比較してその調和(最適な色)をみいだすことはできない。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、ユーザがより効率的に色選択することを可能とする画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することにある。
本発明による画像処理装置の第1態様では、
表示媒体に複数種の色を表示する画像処理装置において、
指示入力手段と、
該指示入力手段を介して入力した選択色を含む部分空間を色の三属性に基づく顕色系の色空間から抽出する部分空間抽出手段と、
該抽出された部分空間内において、該三属性内の二属性の値をそれぞれステップ変化させたときの各々の色を二次元的に配置したカラーチャートを、残りの一属性の離散値ごとに、該表示媒体に同時に表示する部分空間色展開手段と、
を備えることを特徴とする。
表示媒体に複数種の色を表示する画像処理装置において、
指示入力手段と、
該指示入力手段を介して入力した選択色を含む部分空間を色の三属性に基づく顕色系の色空間から抽出する部分空間抽出手段と、
該抽出された部分空間内において、該三属性内の二属性の値をそれぞれステップ変化させたときの各々の色を二次元的に配置したカラーチャートを、残りの一属性の離散値ごとに、該表示媒体に同時に表示する部分空間色展開手段と、
を備えることを特徴とする。
なお、上記表示媒体はカラー表示装置を含み、上記展開手段はプロセッサ及びメモリ等を含む。また、上記選択色受付手段は、表示媒体に表示される複数種の色からの色の選択を受け付けるだけでなく、色値を直接入力することによる色の選択(指定)も受け付ける。さらに、上記カラーチャートは、グラデーションチャートを含む。
本発明による画像処理装置の第2態様では、第1態様において、
該部分空間抽出手段は、該部分空間を三次元格子で表したときの各格子点の色値を抽出する色値抽出手段を備えることを特徴とする。
該部分空間抽出手段は、該部分空間を三次元格子で表したときの各格子点の色値を抽出する色値抽出手段を備えることを特徴とする。
本発明による画像処理装置の第3態様では、第2態様において、
該部分空間抽出手段は、抽出する部分空間の範囲を該指示入力手段により受け付ける抽出範囲受付手段を備えることを特徴とする。
該部分空間抽出手段は、抽出する部分空間の範囲を該指示入力手段により受け付ける抽出範囲受付手段を備えることを特徴とする。
本発明による画像処理装置の第4態様では、第3態様において、
該色空間はHLS空間であり、該二属性は色相及び彩度であり、該残りの一属性は明度であることを特徴とする。
該色空間はHLS空間であり、該二属性は色相及び彩度であり、該残りの一属性は明度であることを特徴とする。
本発明による画像処理装置の第5態様では、第3又は第4態様において、
該色空間の全範囲内における複数の色値に基づき、該三属性内の二属性の値をそれぞれ変化させたときの各々の色を二次元的に配置したカラーチャートを、残りの一属性の離散値ごとに、該表示媒体に同時に表示する全空間色展開手段をさらに備え、
該部分空間抽出手段は、該全空間色展開手段により該表示媒体に表示された色の中から選択色の入力を受け付ける、
ことを特徴とする。
該色空間の全範囲内における複数の色値に基づき、該三属性内の二属性の値をそれぞれ変化させたときの各々の色を二次元的に配置したカラーチャートを、残りの一属性の離散値ごとに、該表示媒体に同時に表示する全空間色展開手段をさらに備え、
該部分空間抽出手段は、該全空間色展開手段により該表示媒体に表示された色の中から選択色の入力を受け付ける、
ことを特徴とする。
本発明による画像処理装置の第6態様では、第5態様において、
該カラーチャートは、複数のカラーパッチからなり、
該指示入力手段からの入力に応じて、該カラーパッチの大きさを変更するパッチサイズ変更手段をさらに備えることを特徴とする。
該カラーチャートは、複数のカラーパッチからなり、
該指示入力手段からの入力に応じて、該カラーパッチの大きさを変更するパッチサイズ変更手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明による画像処理装置の第7態様では、第6態様において、
該画像処理装置は、用紙に画像を印刷するカラー画像形成装置を含み、
該表示媒体は該用紙を含み、該部分空間色展開手段は、該残りの一属性が離散値ごとであるカラーチャートを該用紙に同時に表示する、
ことを特徴とする。
該画像処理装置は、用紙に画像を印刷するカラー画像形成装置を含み、
該表示媒体は該用紙を含み、該部分空間色展開手段は、該残りの一属性が離散値ごとであるカラーチャートを該用紙に同時に表示する、
ことを特徴とする。
なお、上記画像処理装置は、カラー画像形成装置である場合を含み、また、コンピュータ及びこれに結合されたカラー画像形成装置を含めたシステムも画像処理装置として解釈する場合も含む。
上記第1態様の構成によれば、目標色を含んだ部分空間の色で、該三属性内の二属性の値をそれぞれステップ変化させたときの各々の色を二次元的に配置したカラーチャートを、残りの一属性の離散値ごとに、表示媒体に同時に表示する部分空間色展開手段を備えているので、部分空間内で三つの属性値をそれぞれ変化させたときの色の変化を視覚的に、且つ同時に比較することができ、容易に最適な色値を見つけ出すことができ、もって効率的に色選択を行うことができるという効果を奏する。
また、選択色を含む部分空間内の色のみを上記表示媒体に表示するので、目標色と明らかに異なる色の表示を排除でき、目標色と異なる色によって該目標色の見え方に与える影響を軽減することができるという効果を奏する。
上記画像処理装置の第2態様によれば、部分空間抽出手段は、部分空間を三次元格子で表したときの各格子点の色値を抽出する色値抽出手段を備えるので、部分空間色展開手段は、該格子点の色値、即ち色値が所定間隔ごとの色を表示することとなり、ユーザは色の変化を系統的に比較することができるという効果を奏する。
上記画像処理装置の第3態様によれば、部分空間抽出手段は、抽出する部分空間の範囲を指示入力手段により受け付ける抽出範囲受付手段を備えるので、表示媒体に表示される色の範囲をより的確にし、不必要な色が表示されることを防ぐことができ、もって効率的に色選択を行うことができるという効果を奏する。
上記画像処理装置の第4態様によれば、顕色系の色空間はHLS空間であり、二属性は色相及び彩度であり、残りの一属性は明度であるので、各々のカラーチャートの表示が明度ごとに統一されており、色相及び彩度を変化させたときの色が同一チャート内に配置された構成であるため、色の指定や対比を行いやすく、効率的に色選択を行うことができるという効果を奏する。
また、HLS色空間に基づいて色値を抽出してその色を表示した場合、同じ明度値でも色相及び彩度によって見た目の明るさが異なって感じられるため、明度ごとに色相及び彩度を変化させたときの色を同時に表示させることにより、最適な明度値を得ることができるという効果を奏する。
上記画像処理装置の第5態様によれば、色空間の全範囲内における複数の色値に基づき、三属性内の二属性の値をそれぞれ変化させたときの各々の色を二次元的に配置したカラーチャートを、残りの一属性の離散値ごとに、表示媒体に同時に表示する全空間色展開手段をさらに備え、部分空間抽出手段は、該全空間色展開手段により該表示媒体に表示された色の中から選択色の入力を受け付けるので、ユーザは色を指定する際に、色空間の全範囲内で三属性の値をそれぞれ変化させたときの色の変化を視覚的に、且つ同時に比較することができ、容易に目標色を選択することができるという効果を奏する。
上記画像処理装置の第6態様によれば、カラーチャートは、複数のカラーパッチからなり、指示入力手段からの入力に応じて、該カラーパッチの大きさを変更するパッチサイズ変更手段をさらに備えるので、色の大きさによる人間の色の知覚に与える影響を考慮して、カラーパッチサイズを大きく又は小さくし、効率的に色選択を行うことができるという効果を奏する。
上記画像処理装置の第7態様によれば、部分空間色展開手段が、目標色を含んだ所定の部分空間の範囲内でカラーチャートを印刷用紙に印刷する構成により、選択範囲を的確に絞り込んで複数の色を印刷することができるので、印刷回数を軽減し、また不必要な色の印刷を回避し、もって印刷用紙及びトナー等の記録材の浪費を防止することができるという効果を奏する。
本発明の他の目的、構成及び効果は以下の説明から明らかになる。
ユーザ所望の色を取得する際、カラーモニタ上の画面から所望の色を取得する場合と、印刷媒体から所望の色を取得する場合とがある。本実施例1では、カラーモニタ上の画面から所望の色を取得する場合について説明する。
図13は、本発明の実施例1に係わる画像処理装置としてのコンピュータ10のハードウェア構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ10では、MPU11にインタフェース12を介して、RAM13、ROM14、HDD15、対話型入力装置16、表示装置17及びプリンタインタフェース18が結合されている。図13では、簡単化のため、複数の基本的なインタフェースを1つのブロックで示している。
RAM13は、主メモリ用である。ROM14には、ブートストラップ及びBIOSが格納されている。HDD15には、OS、本発明に係わるカラーピッカー20を含む各種アプリケーション及びプリンタドライバを含む各種デバイスドライバが格納されている。
アプリケーションの1つであるカラーピッカー20は、例えばWindows(登録商標)の「色の設定」ダイアログを表示する通常のカラーピッカーと同様、カラーチャートを表示装置17の画面上に表示し、このカラーチャートからユーザが所望の色(RGB値)を取得可能なように構成されている。ただし、本発明に係わるカラーピッカー20は、後述のように色を取得するまでの動作が通常のカラーピッカーと異なる。
対話型入力装置16は、ユーザの入力を受け取るものであり、例えばキーボードやポインティングデバイスなどである。
表示装置17は、RGB色空間で表現された画像データをその画面上に表示させるものである。
プリンタインタフェース18は、ケーブル又は無線の通信媒体を介して不図示のカラープリンタに結合され、MPU11からの指令に基づいて、カラープリンタに画像データと、その印刷指令を含む制御コマンドと、を送信するものである。
図3は、カラーピッカー20の初期画面99の説明図である。
初期画面99には、カラーチャート表示領域100、色値表示領域110、表示切替え指示領域120と、カラーパッチ数選択領域130と、チャート出力指示領域140と、を含む。
カラーチャート表示領域100は、描画領域101、102、103、104及び105を含み、顕色系の色空間として例えばHLS空間が使用され、これに基づいた表示処理が行われる。描画領域101、102、103、104及び105は、明度Lごとに、彩度SをX軸(画面上横)、色相HをY軸(画面上縦)としたカラーチャートを表示するためのものである。本実施例1では、表示されるチャートの数は、5つと固定されている。
図4は、上記描画領域101〜105に表示されるカラーチャートの一例を示す図である。本実施例1では、カラーチャートは、彩度Sと色相Hとの組がそれぞれ異なる複数のカラーパッチから構成され、カラーパッチ自体の色は単一色からなる。
カラーパッチは、HLS空間における全空間の範囲内又は所定の部分空間の範囲内でそれぞれ異なる色値のものが抽出され、対応する描画領域101〜105に配置される。図5は、HLS空間の全空間の範囲内でそれぞれ異なる色値を有する複数のカラーパッチを抽出し、これらを対応する描画領域101〜105に配置するまでの、カラーピッカー20の動作の概略説明図である。また、図6(a)は、所定の部分空間の範囲内でそれぞれ異なる色値を有する複数のカラーパッチを抽出し、これらを対応する描画領域101〜105に配置するまでの、カラーピッカー20の動作の概略説明図である。ここで、上記全空間の範囲内とは、色相、明度及び彩度の値がそれぞれ、0≦H≦360、0≦L≦1、0≦S≦1、の範囲内あることを意味する。成分値L及びSは、最大値を「1」に規格化している。
図8は、HLS空間の全空間の範囲内でそれぞれ異なる色値を有する複数のカラーパッチからなる複数のカラーチャートが、対応する描画領域101〜105に表示されている画面の説明図である。また、図11及び図12は、所定の部分空間の範囲内でそれぞれ異なる色値を有する複数のカラーパッチからなる複数のカラーチャートが、対応する描画領域101〜105に表示されている画面の説明図である。
図3に戻って、色値表示領域110は、描画領域101〜105に表示されるカラーチャート内でユーザにより選択されたカラーパッチの色の値を表示する領域であり、選択色のRGB値を表示するRGB値表示ボックス111と、選択色のHLS値を表示するHLS値表示ボックス112とを含む。
表示切替え指示領域120は、カラーチャート表示領域100の表示を切替え指示する部分空間指示ボックス121及び全空間ボタン122を含む。部分空間指示ボックス121は、カラーチャート表示領域100の表示を、図6(a)に示すような所定の部分空間内の色値からなる複数のカラーチャートで構成される表示に切り替えるよう指示するためのものである。全空間ボタン122は、カラーチャート表示領域100の表示を、図5に示すようなHLS空間の全範囲内の色値からなる複数のカラーチャートで構成される表示に切り替えるよう指示するためのものである。
カラーパッチ数選択領域130は、パッチ数選択移動バー131を含み、ユーザはこのパッチ数選択移動バー131を左右に移動させることにより、カラーチャート内のカラーパッチ数を少なく又は多くすることができる。なお、本実施例1では、描画領域101〜105のサイズが固定されているため、パッチ数に従ってパッチサイズも変更される。
チャート出力指示領域140は、カラーチャート表示領域100を印刷範囲と設定し、これを不図示のカラープリンタに印刷指示する印刷ボタン141を含む。
次に、上述した構成を具備したコンピュータ10において実行されるカラーピッカー20の動作について説明する。
図1は、ユーザがカラーピッカー20を用いて所望の色を取得するまでの、該カラーピッカー20の動作のフローチャートである。このカラーピッカー20の動作は、カラーピッカー20がHDD15からRAM13に読み出され、MPU11によって実行されることにより実現される。以下、括弧内は図1中のステップ識別符号である。
(S1)カラーピッカー20は、入力装置16による起動開始の指示に応答して、表示装置17の画面上に図3に示す初期画面99を表示する。
(S2)カラーピッカー20は、HLS空間の各成分値(属性値)のとり得る範囲をデフォルトの分割数(H成分の分割数をm、L成分の分割数を4、S成分の分割数をnとし、分割数m及びnは共に整数)でそれぞれ分割し、各成分の値H[i](i = 0,…,m-1)、L[j](j = 0,…,4)、及びS[k](k = 0,…,n-1)を、変数i,j及びkに所定の値を代入して、それぞれ求める。次に、上記で求めた値H[i]、L[j]及びS[k]の組に基づき、チャート用RGBデータ“RGB(i,j,k)”を生成し、該RGB(i,j,k)値が示す色を描画領域101〜105の対応する部分に表示する。この処理は、変数i,j,kの値をそれぞれ変化させ、変数i,j,kのとり得る全ての組合せに対してそのRGB値が求められるまで繰り返される。
例えば、H、L及びS成分の範囲の分割数が共に4と設定されている場合、L成分の値L[j]は、図7(a)の示すL軸上にあるj=0,1,2,3,4の面における明度の値、S成分の値S[k]は、図7(b)に示すS軸上にあるk=0,1,2,3の半径の円における彩度の値であり、また、H成分値H[i]は、図7(b)に示す円のi=0,1,2,3の角度での色相の値である。
図2は、図1に示すステップS2の詳細フローチャートである。以下、括弧内は図2中のステップ識別符号である。
(S2a)以下のステップS2b〜S2hを、j=0からj=4まで5回繰り返す。
(S2b)以下のステップS2c〜S2gを、i=0からi=m-1までm回繰り返す。
(S2c)以下のステップS2d〜S2fを、k=0からk=n-1までn回繰り返す。
(S2d)カラーピッカー20は、分割数n,4,m及び変数i,j,kの各値を以下の式(1)〜(3)に代入して、各成分の分割値を求める。
H[i] = H_min + i × (H_max - H_min) / m ・・・(1)
L[j] = L_min + j × (L_max - L_min) / 4 ・・・(2)
S[k] = S_min + k × (S_max - S_min) / n ・・・(3)
ただし、H_min、L_min、S_minはそれぞれ、各成分値のとり得る範囲の最小値であり、H_max、L_max、S_maxはそれぞれ、各成分値のとり得る範囲の最大値である。各成分値のとり得る範囲は全空間内であるので、H_min = 0, H_max = 360, L_min = 0, L_max = 1, S_min = 0, S_max =1である。
H[i] = H_min + i × (H_max - H_min) / m ・・・(1)
L[j] = L_min + j × (L_max - L_min) / 4 ・・・(2)
S[k] = S_min + k × (S_max - S_min) / n ・・・(3)
ただし、H_min、L_min、S_minはそれぞれ、各成分値のとり得る範囲の最小値であり、H_max、L_max、S_maxはそれぞれ、各成分値のとり得る範囲の最大値である。各成分値のとり得る範囲は全空間内であるので、H_min = 0, H_max = 360, L_min = 0, L_max = 1, S_min = 0, S_max =1である。
(S2e)カラーピッカー20は、変数i,j,kがそれぞれ所定の値であるときのH[i],L[j]及びS[k]の各値に基づき、RGB[i,j,k]値を求める。ここで、RGB[i,j,k]値は、HLS値からRGB値への変換関数をHLS_to_RGB(H値,L値,S値)とし、その戻り値をRGB値として、以下の式により求められる。
RGB[i,j,k]= HLS_to_RGB(H[i],L[j],S[k]) ・・・(4)
(S2f)カラーピッカー20は、変数i,j,kがそれぞれ所定の値であるときのRGB[i,j,k]値の色を、描画領域101〜105の対応する矩形部分にカラーパッチとして表示する。
RGB[i,j,k]= HLS_to_RGB(H[i],L[j],S[k]) ・・・(4)
(S2f)カラーピッカー20は、変数i,j,kがそれぞれ所定の値であるときのRGB[i,j,k]値の色を、描画領域101〜105の対応する矩形部分にカラーパッチとして表示する。
本実施例1では、明度L[j](j=0,…,4)値ごとに、彩度SをX軸(画面上横)、色相HをY軸(画面上縦)としたカラーチャートを描画領域101〜105に表示するので(図8参照)、カラーピッカー20は、描画領域101〜105のうち変数jに対応する一つの描画領域を決定し、図4に示すように、この決定したチャートの領域をm×n数の矩形部分に等分割し、等分割して得た複数の矩形部分のうち、例えば左下頂点の座標値が(X[k],Y[i])である矩形部分に、RGB[i,j,k]値の色を表示する。なお、左下頂点座標(X[k],Y[i])は、以下の式により求められる。
X[k] = i × X1 / m ・・・(5)
Y[i] = k × Y1 / n ・・・(6)
ただし、X1は各描画領域101〜105の横幅であり、Y1はその縦幅である。また、座標値は、描画領域101〜105各々の左下頂点を基準(ゼロ)として計算する。
X[k] = i × X1 / m ・・・(5)
Y[i] = k × Y1 / n ・・・(6)
ただし、X1は各描画領域101〜105の横幅であり、Y1はその縦幅である。また、座標値は、描画領域101〜105各々の左下頂点を基準(ゼロ)として計算する。
(S2g)変数kの値を1だけインクリメントして、ステップS2cに戻る。
(S2h)変数iの値を1だけインクリメントして、ステップS2bに戻る。
(S2i)変数jの値を1だけインクリメントして、ステップS2aに戻る。
以上のステップS2(S2a〜S2i)の処理が終了すると、図8に示すように、初期画面99の5つの描画領域101〜105には、明度(L)を所定の値とし、横軸を彩度(S)・縦軸を色相(H)とした、パッチ数m×nを有するカラーチャートがそれぞれ表示される。
以下、図1に戻ってカラーピッカー20の動作の続きを説明する。
(S3、S6)カラーピッカー20は、ユーザによって終了されるまで、S3〜S6間のステップを繰り返す。
(S4)カラーピッカー20は、図8に示した画面上でユーザの選択を受け付け、受け付けた内容に基づき分岐処理する。描画領域101〜105内のカラーパッチの選択(指定)を受け付けた場合、ステップS5aに進み、部分空間ボタン121の選択(押下)を受け付けた場合、ステップS5b1に進む。また、パッチ数選択移動バー131の選択(移動)を受け付けた場合、ステップS5c1に進み、印刷ボタン141の選択(押下)を受け付けた場合、ステップS5dに進む。
ここで、所望の色を取得するためには、まず、ユーザは描画領域101〜105内に該所望の色がある場合、該所望の色のカラーパッチを選択し、また、該所望の色がない場合、該所望の色に近い色(以下、近傍色という)のカラーパッチを選択する。カラーピッカー20は、ユーザのパッチ選択に応答し、ステップS5aに進む。
(S5a)図9は、パッチ選択がされ、ステップS5aの処理直後において表示装置17に表示される画面の説明図である。カラーピッカー20は、ユーザが選択したカラーパッチのRGB[i,j,k]値を取得し、この値をRGB値表示ボックス111に表示する。同時に、ユーザが選択したカラーパッチのHLS(H[i],L[j],S[k])値を取得し、この値をHLS値表示ボックス112に表示する。また、カラーピッカー20は、変数Select_H、Selcet_L及びSelect_Sの格納領域をRAM13上に確保し、選択されたカラーパッチに対応するH[i]、L[j]及びS[k]の値をこれら変数に代入する。
ユーザは次に、部分空間ボタン121を選択(押下)する。カラーピッカー20は、ユーザの部分空間ボタン121の選択に応答し、ステップS5b1に進む(S4)。なお、パッチ数選択移動バー131を図8において右に移動し、表示されるパッチ数を多くすることも可能である。しかし、この場合、表示される色のRGB値の範囲が広いので不必要な色が多く、またパッチサイズが小さくなる。人間の色の知覚が周りの色やパッチサイズによって影響を受けることを考慮すると、パッチ数を多くし過ぎると所望の色を見つけ出すのは困難になる。
(S5b1)カラーピッカー20は、表示装置17の画面上に、図10に示すような、部分空間の範囲指定ボックス200を表示する。このボックス200には、選択色のHLS値(Select_H、Selcet_L、Select_S)を表示するためのHLS値表示ボックス201と、変数Select_Hの値を中心とする色相の範囲を選択するための色相範囲選択ボックス202と、変数Select_Lの値を中心とする明度の範囲を選択するための明度範囲選択ボックス203と、変数Select_Sの値を中心とする彩度の範囲を選択するための彩度範囲選択ボックス204と、OKボタン205と、キャンセルボタン206と、が含まれる。ここで、カラーピッカー20は、色相の範囲、明度の範囲及び彩度の範囲の選択を各選択ボックス202〜204で受け付け、OKボタン205が押下されると、その選択範囲から部分空間の範囲(H_min < H < Hmax, L_min < L < L_max, S_min < S < S_max)を決定し(図6(a)参照)、ステップS5b2に進む。
なお、図10において、色相等の範囲の単位は、パーセントとなっているが、このパーセントは、HLS空間のとり得る全範囲を100%としたものである。したがって、例えば、色相の範囲が+10%〜−10%と選択されて、OKボタン205が押下された場合、Hminは、成分Hのとりうる全範囲は0から360であるから、“Hmin = Select_H −360 × 10/100”として計算され、Hmaxは、“Hmax = Select_H + 360 × 10/100”として計算される。ここで、Hmaxの値が360を超える場合には、“Hmax = Select_H + 360 × 10/100 - 360”として計算される。
(S5b2)カラーピッカー20は、上述したステップS2(より詳細にはS2a〜S2i)と同様の処理、即ち、上記で決定した部分空間内で式(1)〜式(3)を計算して複数のHLS値を抽出し(図6(a)参照)、これらに対応する複数のRGBデータを生成し、これらデータに基づいた明度ごとのカラーチャートをカラーチャート表示領域100の所定の位置にそれぞれ配置し、図11に示す画面300を表示する。
ここで、ユーザは、画面300のカラーチャート内に所望の色がある場合には、対応するカラーパッチの選択(指示)をし、その色値を色値表示領域110から取得する。所望の色がない場合には、本実施例1では、ユーザは上述した部分空間の範囲指定により表示される色の範囲が十分に狭くなった、すなわち、パッチ数を多くしても略同一色のカラーパッチが多いので、周りの色の影響をあまり受けないと判断して、パッチ数選択移動バー131を図中右に移動して、表示されるパッチ数を多くする。カラーピッカー20は、パッチ数の選択に応答し、ステップS5cに進む。なお、所望の色がない場合には、部分空間ボタン121をもう一度押下し、部分空間の範囲をさらに狭くして、所望の色を詳細に選択するようにしてもよい。
(S5c1)カラーピッカー20は、パッチ数選択移動バー131の停止位置に対応する値を取得し、この値をH成分の分割数を示す変数mと、S成分の分割数を示す変数nと、に代入する。
(S5c2)カラーピッカー20は、上述したステップS1(より詳細にはS2a〜S2i)と同様の処理、即ち、上記代入した分割数で式(1)〜式(3)を計算して複数のHLS値を抽出し、これらに対応する複数のRGBデータを生成し、これらデータに基づいた明度ごとのカラーチャートを、カラーチャート表示領域100の所定の位置にそれぞれ配置し、図12に示す画面400を表示する。
ここで、ユーザは、画面400のカラーチャート内に所望の色がある場合には、該当するカラーパッチの選択(指示)をし、その色値を色値表示領域110から取得する。しかし、画面上に表示される色と、その印刷媒体の色とが異なる場合があるため、ユーザは印刷ボタン141を押下する。カラーピッカー20は、これに応答し、ステップS5dに進む。
(S5d)カラーピッカー20は、画面400のカラーチャート表示領域100を印刷範囲と設定し、これを不図示のカラープリンタに印刷指示する。
ユーザは、上記カラープリンタによりカラーチャートが印刷された用紙を取得し、これと比較しながら画面400上又は上記ステップS3〜S6の間のステップを再度繰り返して最終的な目標色の色値を取得する。
本実施例1によれば、カラーピッカー20が、上記第1態様の構成によれば、目標色を含んだ部分空間の色で、該三属性内の二属性(色相及び彩度)の値をそれぞれステップ変化させたときの各々の色を二次元的に配置したカラーチャートを、残りの一属性(明度)の離散値ごとに、表示装置17上の画面上又は印刷用紙に同時に表示するので、部分空間内でHLS値をそれぞれ変化させたときの色の変化を視覚的に、且つ同時に比較することができ、容易に最適な色値を見つけ出すことができ、もって効率的に色選択を行うことができるという効果を奏する。
また、カラーピッカー20が、所望の色を含む部分空間内の色のみを表示媒体に表示するので、所望の色と明らかに異なる色の表示を排除でき、所望の色と異なる色によって該所望の色の見え方に与える影響を軽減することができるという効果を奏する。
さらに、カラーピッカー20が、部分空間における各属性の範囲を、各々m、4及びnの分割数で分割し、部分空間を三次元格子で表したときの各格子点の色値H[i]、L[j]及びS[k]を抽出し、この色値H[i]、L[j]及びS[k]に基づきRGB[i,j,k]値を求め、この値に基づきカラーチャートを表示するので、ユーザは色の変化を系統的に比較することができるという効果を奏する。
さらにまた、HLS空間に基づいて色値を抽出してその色を表示した場合、同じ明度L値でも色相又は色彩によって見た目の明るさが異なって感じられるため、カラーピッカー20が、L値を変化させたときの色を同時に表示させることにより、最適なL値を得ることができるという効果を奏する。
また、カラーピッカー20は、表示媒体に表示されるカラーパッチの大きさを変更することが可能なパッチ数選択移動バー131を備えているので、ユーザは、色の大きさによる人間の色の知覚の影響を考慮して、カラーパッチサイズを大きく又は小さくし、効率的に色選択を行うことができるという効果を奏する。
さらに、ユーザは、本発明に係わるカラーピッカー20を用いることで、所望の色を含んだ部分空間の範囲内でカラーチャートを印刷させることができるので、印刷回数を軽減し、また不必要な色の印刷を回避し、もって印刷用紙及びトナー等の記録材の浪費を防止することができるという効果を奏する。本実施例1では、印刷回数が一回のみでも色調整を終えることができる場合がある。
さらにまた、カラーピッカー20は、部分空間ボタン121の押下に応答し、抽出する部分空間の範囲を指示入力手段により受け付ける部分空間の範囲指定ボックス200を表示するので、表示媒体に表示される色の範囲をより的確にし、不必要な色が表示されることを防ぐことができ、もって効率的に色選択を行うことができるという効果を奏する。
なお、上述した本発明の実施例は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱することなしに、様々な変形が可能である。以下に、その変形の一部を例示する。
本実施例1では、顕色系の色空間としてHLS空間を使用したが、他の顕色系、例えばHSB空間を使用してもよい。
また、所望の色を取得するために、ユーザがカラーピッカー20を操作する順序は、上述した態様に限られず、他の操作順序で、例えばパッチ数選択移動バー121を移動し、近傍色のカラーパッチを選択し、次に部分空間ボタン121を押下して、所望の色を取得するようにしてもよい。
さらに、表示装置17の画面上に同時に表示されるカラーチャートの数(L値の分割数に基づく)は、上述した5つに限定されない。
さらにまた、分割数nとmは同一値でなくともよい。即ち、カラーパッチ数選択領域130で分割数nとmとをそれぞれ別個に設定できるようにしてもよい。
また、本実施例1では、明度ごとにカラーチャートを別にする場合を説明したが、色相ごと又は彩度ごとにカラーチャートを別にするようにしてもよい。
さらに、近傍色の選択は、該当するカラーパッチを指定することにより選択するのではなく、その色値を入力することにより選択するようにしてもよい。
さらにまた、カラーピッカー20は、カラーチャート表示領域100は表示装置17の画面上には表示せず、起動開始又は部分空間ボタン121の押下など所定のタイミングで、複数のカラーパッチとその色値を不図示のカラープリンタに印刷指示し、用紙上で上記カラーチャートと同様なチャートを表示するようにしてもよい。この場合、ユーザはチャート用紙から所望の色の色値を取得する。
また、カラーパッチのサイズは、パッチ数選択移動バー131を移動し、分割数n及びmを変更することにより変化させることができるが、分割数を変更せず、描画領域101〜105を拡大又は縮小することにより変化させることも可能である。
さらに、本実施例1では、画像処理装置としてコンピュータ10が使用されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば画像形成装置又はビデオカメラなどの他の画像処理装置が使用されてもよい。
さらにまた、カラーピッカー20が格納される記録媒体は、HDD15の他に、例えば、USBメモリ、フローピーディスク、CD、MD、HDD、SDカード、又は、CFカードのようなリムーバブル記憶装置を含む。
また、描画領域101〜105に表示されるチャートは、図4に示すようなカラーチャートに限られず、例えば図14に示すように、複数のカラーパッチがそれぞれ独立して構成されるカラーチャートであってもよい。さらに、分割数m及びnを小さくして、描画領域101〜105に表示されるチャートをグラデーションチャートにすることも可能である。
さらに、上記全空間又は部分空間を分割したときの、各成分の値H[i]、L[j]及びS[k]において、変数i,j,kのとり得る範囲は、i について0〜m-1、j について0〜4、kについて0〜n-1として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、変数i,j,kのとり得る範囲として例えば、i について 0〜m-1、j について0〜4、kについて0〜nの範囲としてもよい。
10 コンピュータ
11 MPU
12 インタフェース
13 RAM
14 ROM
15 HDD
16 入力装置
17 表示装置
18 プリンタインタフェース
20 カラーピッカー
99 初期画面
100 カラーチャート表示領域
101〜105 描画領域
111 RGB値表示ボックス
112 HLS値表示ボックス
110 色値表示領域
120 表示切替え指示領域
121 部分空間指示ボックス
122 全空間ボタン
130 カラーパッチ数選択領域
131 パッチ数選択移動バー
140 チャート出力指示領域
141 印刷ボタン
200 部分空間の範囲指定ボックス
201 HLS値表示ボックス
202 色相範囲選択ボックス
203 明度範囲選択ボックス
204 彩度範囲選択ボックス
205 OKボタン
206 キャンセルボタン
300、400 画面
11 MPU
12 インタフェース
13 RAM
14 ROM
15 HDD
16 入力装置
17 表示装置
18 プリンタインタフェース
20 カラーピッカー
99 初期画面
100 カラーチャート表示領域
101〜105 描画領域
111 RGB値表示ボックス
112 HLS値表示ボックス
110 色値表示領域
120 表示切替え指示領域
121 部分空間指示ボックス
122 全空間ボタン
130 カラーパッチ数選択領域
131 パッチ数選択移動バー
140 チャート出力指示領域
141 印刷ボタン
200 部分空間の範囲指定ボックス
201 HLS値表示ボックス
202 色相範囲選択ボックス
203 明度範囲選択ボックス
204 彩度範囲選択ボックス
205 OKボタン
206 キャンセルボタン
300、400 画面
Claims (9)
- 表示媒体に複数種の色を表示する画像処理装置において、
指示入力手段と、
該指示入力手段を介して入力した選択色を含む部分空間を色の三属性に基づく顕色系の色空間から抽出する部分空間抽出手段と、
該抽出された部分空間内において、該三属性内の二属性の値をそれぞれステップ変化させたときの各々の色を二次元的に配置したカラーチャートを、残りの一属性の離散値ごとに、該表示媒体に同時に表示する部分空間色展開手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 該部分空間抽出手段は、該部分空間を三次元格子で表したときの各格子点の色値を抽出する色値抽出手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 該部分空間抽出手段は、抽出する部分空間の範囲を該指示入力手段により受け付ける抽出範囲受付手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 該色空間はHLS空間であり、該二属性は色相及び彩度であり、該残りの一属性は明度であることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 該色空間の全範囲内における複数の色値に基づき、該三属性内の二属性の値をそれぞれ変化させたときの各々の色を二次元的に配置したカラーチャートを、残りの一属性の離散値ごとに、該表示媒体に同時に表示する全空間色展開手段をさらに備え、
該部分空間抽出手段は、該全空間色展開手段により該表示媒体に表示された色の中から選択色の入力を受け付ける、
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。 - 該カラーチャートは、複数のカラーパッチからなり、
該指示入力手段からの入力に応じて、該カラーパッチの大きさを変更するパッチサイズ変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。 - 該画像処理装置は、用紙に画像を印刷するカラー画像形成装置を含み、
該表示媒体は該用紙を含み、該部分空間色展開手段は、該残りの一属性が離散値ごとであるカラーチャートを該用紙に同時に表示する、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。 - 表示媒体と指示入力手段とを備えた画像処理装置が行う画像処理方法において、
該画像処理装置が、
該指示入力手段を介して入力した選択色を含む部分空間を色の三属性に基づく顕色系の色空間から抽出する第1ステップと、
該抽出された部分空間内において、該三属性内の二属性の値をそれぞれステップ変化させたときの各々の色を二次元的に配置したカラーチャートを、残りの一属性の離散値ごとに、該表示媒体に同時に表示する第2ステップと、
を有することを特徴とする画像処理方法。 - 表示媒体と指示入力手段とを備えた画像処理装置に格納される画像処理プログラムにおいて、
該画像処理装置を
該指示入力手段を介して入力した選択色を含む部分空間を色の三属性に基づく顕色系の色空間から抽出する部分空間抽出手段、
該抽出された部分空間内において、該三属性内の二属性の値をそれぞれステップ変化させたときの各々の色を二次元的に配置したカラーチャートを、残りの一属性の離散値ごとに、該表示媒体に同時に表示する部分空間色展開手段、
として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007292257A JP2009118419A (ja) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009118419A true JP2009118419A (ja) | 2009-05-28 |
Family
ID=40785003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007292257A Pending JP2009118419A (ja) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
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-
2007
- 2007-11-09 JP JP2007292257A patent/JP2009118419A/ja active Pending
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