JP2022037793A - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法ならびにプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の制御方法ならびにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザが手動で弁別性のあるモノクロ化を行う画像を選択すると、手間がかかり、弁別性のあるモノクロ化に適していない画像が選択されてしまうこともある。【解決手段】 印刷データのページ毎にページ内の属性を解析し、ページの属性に基づき、濃度差、及び、輪郭強調といったグレーデータに変換する弁別性向上手段を切り替える。【選択図】 図5

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理装置の制御方法ならびにプログラムに関するものである。
印刷装置において、RGB形式などで表現されたカラー原稿をグレースケール形式で出力する場合、入力されるRGB値を、所定の比率に従って変換する変換式(例えば、NTSC変換)を用いてグレースケールに変換して出力することが一般的である。所定の比率に従って変換される色変換(以下、全カラー対象色変換と呼ぶ。)は、階調性が求められている原稿には有効である。
しかし、全カラー対象色変換では、RGB(3チャネル)をグレー(1チャネル)に変換する過程で色情報が欠落する。そのため、異なるRGB値(色)で表現されている複数色が、全カラー対象色変換によって同じ(あるいは近い)グレー値に変換され、複数色間における色の違いが識別不能になってしまう場合がある。特に、円グラフなど、二つの色が部分的に重なるように、あるいは接するように描画されている画像においては、二つの色の境界線が消滅してしまう。したがって、そのようにして生成された画像をモノクロ出力した場合、カラー出力した場合に比べて弁別性が悪くなる可能性があった。
また、色弱者にとっては、異なるRGB値(色)で表現されている各色が、同じ(あるいは近い)色に見えてしまう場合がある。したがって、RGB形式などで表現されたカラー原稿をカラー出力した場合でも、色弱者にとっては色の違いが識別できなかったり、一般色覚者と色弱者との間で見え方が異なったりするなど、弁別性が悪くなる可能性があった。
そこで、出力画像の弁別性を高めるための方法として、原稿で使用されている色数に応じて色変換を行う方法が提案されている。特許文献1には、PDLデータからページ内で使用されている色やオブジェクトなどを解析して色数を取得し、使用されているそれぞれの色に対して均等に濃度が異なるグレー値を割り当てていく方法が記載されている。これにより、カラーデータを視認可能な濃度差を持つ弁別性があるグレーデータに変換することが可能となる。
特開2017-38242
しかしながら、特許文献1では、弁別性のあるモノクロ化を行う画像を、ユーザが選択する必要があり、弁別性のあるモノクロ化に適していない画像が選択されてしまうことがある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る画像処理装置は以下のような構成を備える。有彩色のカラーデータを無彩色のグレーデータに変換する画像処理装置であって、有彩色のカラーデータのページ内で使用される色の数を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された色の数に基づき、前記カラーデータで使用される複数色のそれぞれの色に対して異なるグレー値が割り当てられるように変換する第一のグレーデータ変換方法と、前記カラーデータを構成する複数の色成分を所定の割合で合成してグレー値に変換し、かつ前記グレーデータのエッジ部を強調する第二のグレーデータ変換方法の中からグレーデータ変換方法を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定されたグレーデータ変換方法を用いて、前記カラーデータをグレーデータに変換する変換手段とを有することを特徴とする。
または、本発明の一態様に係る画像処理装置は以下のような構成を備える。有彩色のカラーデータを無彩色のグレーデータに変換する画像処理装置であって、カラーデータのページ内に含まれるグラフで使用される複数色のそれぞれの色に対して異なるグレー値が割り当てられるように変換し、前記カラーデータのページ内に含まれるグラフ以外のオブジェクトに対しては、前記オブジェクトの画素を構成する複数の色成分を所定の割合で合成してグレー値に変換し、かつ前記グレーデータのエッジ部を強調する変換手段とを有する。
本発明によれば、有彩色のカラーデータを無彩色のグレーデータに変換する際に、カラーデータのページの属性に基づき、各ページに適切なグレーデータ変換を行うことができる。
画像処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 画像処理装置の操作部に表示される画面の一例を示す図である。 画像処理装置のソフトウェア構成の一例を示す図である。 第1実施形態における印刷データの一例である。 第1実施形態におけるDL生成処理を示すフローチャートである。 第1実施形態における画像形成処理を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるDL生成処理を示すフローチャートである。 第3実施形態におけるDL生成処理を示すフローチャートである。 第3実施形態における画像形成処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における円グラフに対する濃度差強調前後の一例を示す図である。 第2実施形態における折れ線グラフに対する濃度差強調前後の一例を示す図である。 第3実施形態における円グラフに対するパターン適用前後の一例を示す図である。 第1実施形態における印刷データの画像形成結果を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態に記載されている構成要素は、本発明の例としての形態を示すものであり、本発明の範囲をそれらのみに限定するものではない。
<第1実施形態>
以下、本発明を実施するための第一実施形態について図面を用いて説明する。第一実施形態は、印刷データのページ毎に使用される色数を取得し、所定の色数を超えた場合に色変換処理を切り替えるものである。
図1は、本実施形態に適用される印刷システムの構成例を示す図である。本システムでは、ホストコンピュータ101と画像処理装置110とがLAN102を介して接続されている。ユーザは、印刷するページ情報を示すPDLデータをホストコンピュータ101において生成し、ホストコンピュータ101からLAN102を介して画像処理装置110に送信する。本実施形態における画像処理装置110は、MFP(Multi Function Printer)であっても、SFP(Single Function Printer)のうちいずれのプリンタであってもよい。また、画像処理装置110は、MFPやSFP以外のプリンタであってもよい。
[画像処理装置におけるハードウェア構成について]
図1を用いて、第1実施形態の画像処理装置110におけるハードウェア構成例を説明する。画像処理装置110は、例えば、画像出力デバイスであるプリンタ部111を含む。また、画像処理装置110は、ホストコンピュータ101からLANを介してPDLデータ(ページ記述言語で記述された印刷データ)を取得する。
プリンタ部111は、デバイスI/F235と接続され、CPU220で生成された画像データをシート(紙)に出力する処理を行う。CPU220は、画像処理装置の全体(各部)を制御するための中央処理部である。RAM222は、CPU220が動作するためのシステムワークメモリである。また、RAM222は、取得したPDLデータや、画像形成処理のために生成される中間データ、レンダリング処理を行う際の作業領域であるワーク領域や、入力された画像データを一時的に格納するためのメモリでもある。ROM221は、例えばブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。記憶部223は、例えばハードディスクドライブであり、各種処理のためのシステムソフトウェアおよび取得したPDLデータを格納する。
操作部I/F225は、各種メニューや印刷指示された印刷データに関する情報等を表示するための表示部を有する操作部113に対するインターフェース部であり、操作部113に対して操作画面データを出力する。また、操作部I/F225は、操作部113を介してユーザが入力した情報をCPU220に伝える。ネットワークI/F226は、LAN102を介して外部装置(例えばホストコンピュータ101)との間で情報のやり取りを行うためのインターフェースである。これらCPU220、ROM221、RAM222、記憶部223、操作部I/F225およびネットワークI/F226は、システムバス227に接続されている。
画像バスI/F228は、システムバス227と画像データを高速に転送する画像バス230とを接続するためのインターフェースであり、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス230には、RIP(ラスタイメージプロセッサ)231、画像編集部232、画像圧縮部233、画像伸長部234、デバイスI/F235が接続されている。これらは、CPU220によって制御されるハードウェアであるが、CPU220とは異なる命令を有するプログラムを実行可能なサブプロセッサとなる構成も当然可能である。RIP231は、CPU220からの指示に基づき、PDLデータコードや中間データ(ディスプレイリスト、DL)を解析し、ラスタ形式の画像に展開する。画像編集部232は、RIP231によって展開された画像に対し、色空間変換や輪郭補正といった画素単位の画像編集を行う。画像圧縮部233は、印刷処理に応じてRIP231のイメージ展開で得られる画像を圧縮し、画像バスI/F228を通してRAM222に格納する。画像伸長部234は、RAM222に格納された画像を伸長し、印刷処理に応じて画像バス230を通してRIP231やデバイスI/F235に伸長結果を転送する。画像圧縮部233と画像伸長部234はユーザによってボックス保存が指定された場合に、RIP231による展開後のラスタ形式の画像を保存し、ユーザの指示に応じて印刷する際に使用する。また、RIP231による展開処理がプリンタ部111の印刷処理よりも早い場合に、一時的に保存するために使用する場合もある。デバイスI/F235は、プリンタ部111にデータを送信するためのインターフェースである。
図2は、画像処理装置の操作部113に表示される操作画面の一例を示す図である。図2(a)はホストコンピュータ101上で動作するプリンタドライバの印刷設定画面の一例である。カラーモードで白黒、または自動が選択された場合、色変換方法の選択が可能になり「通常(全カラー対象色変換)」、「濃度差強調」、「輪郭強調」、及び、「自動」のいずれか一つを選択可能になる。また、図2(b)は操作部113に表示される印刷設定画面の一例であり、「通常」、「濃度差強調」、「輪郭強調」、及び、「自動」のいずれか一つを選択する設定画面を示す。例えば、プリンタドライバにおいて印刷設定が設定されなかった場合、画像処理装置110に予め設定されている設定が印刷設定として設定される。
図3は、本実施形態に関わる画像処理装置において、CPU220がROM221や記憶部223からRAM222に展開し実行するソフトウェアモジュール構成の一例を示す図である。
データ入力部301は、ホストコンピュータ101からネットワークI/F226とLAN102を介して印刷データを受信するモジュールである。ジョブ解析部302は、図2に示す設定を印刷データから取得し解析するか、取得できなかった場合はあらかじめ設定される設定値を取得するモジュールである。より具体的には、印刷データに含まれるPJL(Printer Job Language)やJDF(Job Definition Format)等の印刷設定情報を取得し解析する。ページ解析部303は、ページ毎の情報解析を行うモジュールである。具体的には印刷データに含まれるページ記述言語(PDL:Printer DeScription Language)を取得し、各ページに含まれる描画命令を解析し、中間データを作成する。画像形成部304は、RIP(ラスタイメージプロセッサ)231、画像編集部232、画像圧縮部233、画像伸長部234を制御するモジュールである。プリンタ制御部305はデバイスI/F235とプリンタ部111を制御するモジュールである。
色情報取得部311は、印刷データに含まれる色処理に関わる設定を取得するモジュールである。従って、図2に示す設定の他にも、ガンマ補正値や使用するICCプロファイルの指定も含まれるが、本実施形態においては説明を省略する。色情報解析部312は、ページ解析部303がページ毎の描画命令から描画色に関する情報を解析するモジュールである。第1実施形態では、ページ内で使われている色値とその数を解析対象とする場合を説明する。最後に、色変換部313は、色情報取得部312の解析結果に基づいたグレーデータへの変換を実施するモジュールである。
以上が、第一実施形態におけるソフトウェアモジュール構成であるが、各モジュール内にサブモジュールが存在するといった構成も当然可能である。以降、第一実施形態におけるデータ入力からプリンタ部111への出力までの処理についてフローチャートを用いて説明する。
図4は第1実施形態において、データ入力部301が、ホストコンピュータ101からネットワークI/F226とLAN102を介して受信する印刷データの一例であり、図4(A)の画像400は、図13の印刷データの画像形成結果を示す。
印刷データ全体の構成概要を説明する。ジョブ開始命令401は印刷データの先頭であることを示し、その直後に印刷データ全体に設定される設定情報がある。描画領域設定命令411からページ毎の描画命令が続き、改ページ命令441によりページの切れ目が示され、最後はジョブ終了命令451が印刷データの終わりを示す。従って、カラーモード設定命令402の「自動」という項目は、以降のジョブ終了命令451までに含まれる全ページに対して有効な設定値となる。また、描画領域設定命令411の前に、出力解像度指定や、出力用紙サイズ指定、給紙カセット指定、両面印刷指定、ステイプル指定なども当然含まれるが、本実施形態には不要なため説明を割愛する。
描画領域設定命令411は描画領域全体の幅と高さ指定である。出力用紙サイズと出力解像度、及び、プリンタ部111の有効印字領域を反映した値を設定する。
塗りつぶしパターン指定命令412、塗りつぶしカラー指定命令413、及び、矩形描画命令414は、画像400に描画される円グラフ部と系列名部を含むグラフエリア全体の背景色描画命令である。塗りつぶしパターン指定命令412は単色塗りつぶしであることを示し、塗りつぶしカラー指定命令413は色として白を指定していることを示し、矩形描画命令414は指定した塗りつぶし方法を適用する矩形範囲の指定を示す。
パス構築命令415からパス塗りつぶし命令423、及び、パス構築命令424からパス塗りつぶし命令432は画像400に描画される円グラフ部の扇形を描画する描画命令の一例である。扇形円弧部にベジェ曲線を用い、中心までの直線部分を相対座標指定で表現している。塗りつぶしカラー指定命令433から登録文字印字命令437は、画像400に描画される系列名部の文字と矩形を描画する描画命令の一例である。
図5を用いて第一実施形態における色数を閾値とした色変換方法の自動切り替えを説明する。
S501において、ジョブ解析部302はデータ入力部301が取得した入力データ(PDLデータ)からジョブ開始命令401を読み込む。続いて、ジョブ解析部302はS502において色情報取得部311を用いてカラーモード設定命令402を読み込む。色情報取得部311の読み込んだ結果から、グレーデータへの変換が必要なジョブである場合、かつ、色変換方法が「自動」が設定されている場合の処理についてのみ説明する。その他の指定だった場合は、従来技術の通りであるため説明を省略する。
ページ解析部303は、S503においてページ開始命令を読み込む。S502で読み込んだカラーモード設定命令402の色変換方法に「自動」が設定されている場合、ページ開始時にページに対する色変換方法の初期値として「濃度強調」を設定する。また、濃度強調処理で必要となるページ内の色数カウントを0で初期化する。ページ解析部303は、S504において描画命令を読み込む。次に、ページ解析部303は、S505にて読み込んだ描画命令が色指定に関わる命令だった場合、例えば、塗りつぶしカラー指定命令だった場合、S506にて色変換方法が「濃度強調」設定かを確認する。「濃度強調」設定であれば、命令内容を色情報解析部312に伝える。色情報解析部312はページ解析部303が読み込んだ色指定に関わる描画命令から、S507にてページ内で使用される色数をカウントしていく。この時、すでにページ内で使用されている色値だった場合は色数をカウントアップしない。なお、S507では、ページ内のオブジェクト毎に色数をカウントし、S508はオブジェクト毎に色数が閾値を超えればS510に進み、オブジェクトの色数が閾値以下であればS509に進んでもよい。
次に、色情報解析部312は、S508においてページ内で使用される色数が、所定の閾値を超えたかどうか判定する。より具体的には、色数の合計がプリンタ部で表現可能なグレーデータの階調数を超えた場合など、カラーデータを視認可能な濃度差を持つグレーデータに変換することができるかどうかを判定する。濃度差から弁別性を表現できない場合は、輪郭強調を用いる色変換方法に切り替えることになる。色情報解析部312は、ページ内で使用される色数が所定の閾値を超えない場合、S509の濃度差を持たせるためにカラーデータの色変換テーブルを作成する処理を実行する。色変換テーブルについては従来技術になるため、説明を省略する。ページ内で使用される色数が所定の閾値を超えた場合は、S510にて色変換テーブルの作成をやめて、色変換部313が色変換方法を「濃度強調」から「輪郭強調」に設定変更する。「輪郭強調」設定時はオブジェクトに紐づく属性を輪郭強調用の属性に切り替えるルールを画像形成部204に通知する。
S511において、描画命令を中間データに変換する。具体的には、相対座標とベジェ曲線で表現される描画命令や登録された文字(フォント)を実際の出力解像度と用紙サイズに合わせた絶対座標のパス点列に変換する。
ページ解析部303は、S504からS511までの処理を、描画命令が終わるまで繰り返す。この過程で、ページ解析部303は、S512にて読み込んだ描画命令が改ページ命令だった場合、S513で中間データにページ終了を意味する命令を追加し、1ページ分の中間データと色変換方法を画像形成部304およびRIP231に通知する。また、ページ解析部303は、S514にてジョブ終了命令を検知した場合、S515にてジョブ解析部302にジョブに含まれる全ページ分の中間データ変換が完了した旨を通知し、本シーケンスを終了する。
図6は、1ページ分の中間データができた旨の通知を受けた画像形成部304の画像形成処理を説明するフローチャートである。
S601において、中間データの場所、色変換テーブルの場所、実行すべき色変換方法を取得する。S602において、濃度強調が選択されていた場合、S603において、色変換テーブルを用いて中間データの使用色テーブルの色値を変換する(第一のグレーデータ変換方法)。なお、S603では、中間データである有彩色のカラーデータを、中間データである無彩色のグレーデータに変換する。S603では、カラーデータで使用される複数色のそれぞれの色に対して等間隔に異なるグレー値を割り当てるように変換する。例えば、赤色はグレー値50、青色はグレー値100、緑色はグレー値150のように割り当てる。S602において、輪郭強調が選択されていた場合、S604にて輪郭強調用の属性に切り替えるルールを取得する。S605において、属性の切り替えルールがあればそれに従い、なければ元の属性で、画像形成部204が中間データを出力解像度と用紙サイズに合わせてラスタ形式の画像に変換する画像形成処理を行う。続いて、S606において、画像形成部204が輪郭強調用の属性が含まれている場合、S607の輪郭強調処理を実行し、グレースケール変換を実行する(第二のグレーデータ変換方法)。なお、S607では、中間データである有彩色のカラーデータを、中間データである無彩色のグレーデータに変換する。S607の輪郭強調処理は、カラーデータを構成する複数の色成分(例えば、赤、緑、青成分)を画素毎に所定の割合(例えば、0.3R+0.6G+0.1B)で合成してグレーデータに変換し、かつ、グレーデータのエッジ部を強調する処理を行う。輪郭強調処理とグレースケール変換処理の具体的手段は従来技術と差異が無いため説明を省略する。S607の輪郭強調処理を実行した後に、変換後の中間データであるグレーデータを用いて、レンダリング処理を行い、画像データを生成する。このように、ページ内で使用される色数に基づき、第一のグレーデータ変換方法を用いてグレーデータ変換を行うか、第二のグレーデータ変換方法を用いてグレーデータ変換を行うかを決定する。
以上が1ページ分の中間データができた旨の通知を受けた画像形成部304の画像形成処理であり、これらの処理は、CPU220が実行するページ解析部303の指示により、RIP231や画像編集部232によって実行される。従って、図5に示すジョブ解析とページ解析は図6に示す画像形成処理と並列に動作することになる。
本実施例により、印刷データのページ毎に使用される色数を取得し、所定の色数を超えた場合に色変換処理を切り替えることが可能になり、ユーザに「自動」による色変換手段の選択、切り替える機能を提供できる。
<第2実施形態>
以下、本実施形態を実施するための第2実施形態について図面を用いて説明する。第2実施形態は、印刷データのページ毎に使用される色数に加えて、描画命令の傾向から印刷データに合わせた色変換処理を切り替えるものである。なお、第2実施形態の印刷制御装置の構成は、図1に示す第1実施形態の構成と同様である。以下では、第1実施形態と異なる点について説明する。
図7を用いて第1実施形態における色数に加えて、描画命令の傾向を条件とした色変換方法の自動切り替えを説明する。
S701において、ジョブ解析部302はデータ入力部301が取得した入力データからジョブ開始命令401を読み込む。続いて、ジョブ解析部302はS702において色情報取得部311を用いてカラーモード設定命令402を読み込む。色情報取得部311の読み込んだ結果から、グレーデータへの変換が必要なジョブである場合、かつ、色変換方法が「自動」が設定されている場合の処理について説明する。その他の指定だった場合は、従来技術の通りであるため説明を省略する。
ページ解析部303は、S703においてページ開始命令を読み込む。S702で読み込んだカラーモード設定命令402の色変換方法に「自動」が設定されている場合、ページ開始時にページに対する色変換方法の初期値として「濃度強調」を設定する。また、濃度強調処理で必要となるページ内の色数カウントを0で初期化、濃度強調に適するページかを判断するための濃度強調適合フラグを「不適合」で初期化する。
ページ解析部303は、S704において描画命令を読み込む。次に、ページ解析部303は、S705にて読み込んだ描画命令がページ内の描画に関わる命令だった場合、例えば、塗りつぶしカラー指定命令だった場合、S706にて色変換方法が「濃度強調」設定かを確認する。「濃度強調」設定であれば、命令内容を色情報解析部312に伝える。色情報解析部312はページ解析部303が読み込んだ色指定に関わる描画命令から、S707にてページ内で使用される色数をカウントしていく。この時、すでにページ内で使用されている色値だった場合は色数をカウントアップしない。
次に、色情報解析部312は、S708においてページ内で使用される色数が、所定の閾値を超えたかどうか判定する。より具体的には、色数の合計がプリンタ部で表現可能なグレーデータの階調数を超えた場合など、カラーデータを視認可能な濃度差を持つグレーデータに変換することができるかどうかを判定する。濃度差から弁別性を表現できない場合は、輪郭強調を用いる色変換方法に切り替えることになる。色情報解析部312は、ページ内で使用される色数が所定の閾値を超えない間は、S709にてページ内の描画傾向を解析して濃度強調に適するページかを判断する。より具体的には、色情報解析部312がページ解析部303で読み込んだ、ページ内の描画に関わる命令から濃度強調に適す特徴を持つページかを解析する。第1実施形態の図4で示した例では、連続する描画命令の幅と高さ、座標情報、色情報等の内容から、円グラフ部と円グラフ内の各色に対応した系列名部から構成される描画を検知できる。円グラフ部と系列名部がセットで含まれる場合、濃度差を持たせることで対応関係がより識別しやすくなるため、色情報解析部312は濃度強調に適すページであると判断する。他にも濃度強調に適す例として、棒グラフ部と系列名部のセットで構成される描画や、折れ線グラフ部と系列名部のセットで構成される描画などが挙げられる。図10に円グラフ部と系列名部の濃度差補正なし、濃度差補正ありのイメージ図、また、図11に折れ線グラフと系列名部の濃度差補正なし、濃度差補正ありのイメージ図を示す。図10、図11から濃度差を持たせる前(図10(A)、図11(A))と後(図10(B)、図11(B))を比較して図10(B)、図11(B)の方が系列名部とグラフ部の色の対応関係が識別しやすいことがわかる。色情報解析部312は解析して濃度強調に適す描画を検知した場合に濃度強調適合フラグを「適合」に設定変更する。検知できなかった場合には濃度強調適合フラグを「不適合」のままにする。濃度強調に適すページかは最後まで解析を行わないと判断できない場合があるため、ページ内で使用される色数が所定の閾値を超えない間は、続けてS710にて濃度差を持たせるためにカラーデータの色変換テーブル作成処理を実行する。色変換テーブルについては従来技術になるため、説明を省略する。ページ内で使用される色数が所定の閾値を超えた場合、色情報解析部312はS711にて、濃度強調適合フラグを「不適合」に設定し、色変換テーブルの作成をやめて、色変換部313が色変換方法を「濃度強調」から「輪郭強調」に設定変更する。「輪郭強調」設定時はオブジェクトに紐づく属性を輪郭強調用の属性に切り替えるルールを画像形成部204に通知する。
なお、図7では、S708がNoの場合に、S709の処理を行ったが、S708の判定を行わずに、S709がYesであればS710に移行し、S709がNoであればS711に移行してもよい。
S712において、描画命令を中間データに変換する。具体的には、相対座標とベジェ曲線で表現される描画命令や登録された文字(フォント)を実際の出力解像度と用紙サイズに合わせた絶対座標のパス点列に変換する。
ページ解析部303は、S704からS712までの処理を、描画命令が終わるまで繰り返す。この過程で、ページ解析部303は、S713で読み込んだ描画命令が改ページ命令だった場合、S714で濃度強調適合フラグを確認する。濃度強調適合フラグが「適合」であれば濃度強調を設定した状態のままS716へと進む。「不適合」であれば、S715にて色変換テーブルの作成をやめて、色変換部313が色変換方法を「濃度強調」から「輪郭強調」に設定変更する。「輪郭強調」設定時はオブジェクトに紐づく属性を輪郭強調用の属性に切り替えるルールを画像形成部204に通知する。
S716で中間データにページ終了を意味する命令を追加し、1ページ分の中間データと色変換方法を画像形成部304およびRIP231に通知する。また、ページ解析部303は、S717にてジョブ終了命令を検知した場合、S718にてジョブ解析部302にジョブに含まれる全ページ分の中間データ変換が完了した旨を通知し、本シーケンスを終了する。
本実施例により、印刷データのページ毎に使用される色数とページ内の描画傾向を解析し、所定の色数を超えた場合、または、描画傾向に応じて色変換処理を切り替えることが可能になり、ユーザに「自動」による色変換手段の選択、切り替える機能を提供できる。
具体的には、カラーデータのページ内に含まれるグラフで使用される複数色のそれぞれの色に対して異なるグレー値が割り当てられるように変換する。カラーデータのページ内に含まれるグラフ以外のオブジェクトに対しては、オブジェクトの画素を構成する複数の色成分を所定の割合で合成してグレー値に変換し、かつグレーデータのエッジ部を強調する変換を行う。
<第3実施形態>
以下、本実施形態を実施するための第3実施形態について図面を用いて説明する。第2実施形態は、描画命令の傾向からグラフなどを特定し、色変換方法を切り替えるものであった。しかしながら、濃度差を用いた色変換手段では、グレー色の階調数以上の表現ができない。従って、グラフなど濃度差を用いた色変換を行いたいデータであっても、ページ内の色数が上限値を超えた場合は使用できない場合もある。第3実施形態は、描画命令の傾向を判断しつつ、描画する図形の特徴から、さらにパターン画像を用いてグレー色の階調数以上の弁別性を提供するものである。なお、第3実施形態の印刷制御装置の構成は、図1に示す第一実施形態の構成と同様である。以下では、第1実施形態と異なる点について説明する。
図8を用いて第2実施形態における色数に加えて、描画命令の傾向を条件とした色変換方法の自動切り替えを説明する。
S801において、ジョブ解析部302はデータ入力部301が取得した入力データからジョブ開始命令401を読み込む。続いて、ジョブ解析部302はS802において色情報取得部311を用いてカラーモード設定命令402を読み込む。色情報取得部311の読み込んだ結果から、グレーデータへの変換が必要なジョブである場合、かつ、色変換方法が「自動」が設定されている場合の処理について説明する。その他の指定だった場合は、従来技術の通りであるため説明を省略する。
ページ解析部303は、S803においてページ開始命令を読み込む。S802で読み込んだカラーモード設定命令402の色変換方法に「自動」が設定されている場合、ページ開始時にページに対する色変換方法の初期値として「濃度強調」を設定する。また、濃度強調処理で必要となるページ内の色数カウントを0、濃度強調に適するページかを判断するための濃度強調適合フラグを「不適合」、パターン画像での弁別に適するページかを判断するためのパターン適合フラグを「適合」で初期化する。
ページ解析部303は、S804において描画命令を読み込む。次に、ページ解析部303は、S805にて読み込んだ描画命令がページ内の描画に関わる命令だった場合、例えば、塗りつぶしカラー指定命令だった場合、S806にて色変換方法が「濃度強調」設定かを確認する。「濃度強調」設定であれば、命令内容を色情報解析部312に伝える。色情報解析部312はページ解析部303が読み込んだ色指定に関わる描画命令から、S807にてページ内で使用される色数をカウントしていく。この時、すでにページ内で使用されている色値だった場合は色数をカウントアップしない。
次に、色情報解析部312は、S808においてページ内で使用される色数が、所定の閾値を超えたかどうか判定する。より具体的には、色数の合計がプリンタ部で表現可能なグレーデータの階調数を超えた場合など、カラーデータを視認可能な濃度差を持つグレーデータに変換することができるかどうかを判定する。色情報解析部312は、ページ内で使用される色数が所定の閾値を超えない場合は、S809にてページ内の描画傾向を解析して濃度強調に適すページかを判断する。色情報解析部312は解析して濃度強調に適す描画を検知した場合に濃度強調適合フラグを「適合」に設定変更する。検知できなかった場合には濃度強調適合フラグを「不適合」のままにする。濃度強調に適すページかは最後まで解析を行わないと判断できない場合があるため、ページ内で使用される色数が所定の閾値を超えない間は、続けてS810にて濃度差を持たせるためにカラーデータの色変換テーブル作成処理を実行する。色変換テーブルについては従来技術になるため、説明を省略する。ページ内で使用される色数が所定の閾値を超えた場合、色情報解析部312はS811にて、濃度強調に加えてパターン画像を用いることで、ページ内の色を識別しやすくなるページであるかを判断する。より具体的には、色情報解析部312がページ解析部303で読み込んだ、ページ内の描画に関わる命令からパターンに適する特徴を持つページであるかを解析する。第1実施形態の図4で示した例では、連続する描画命令の幅と高さ、座標情報、色情報等の内容から、円グラフ部と円グラフ内の各色に対応した系列名部から構成される描画を検知できる。円グラフ部と系列名部がセットで構成される描画を検知した場合、パターン画像を用いて表現しても対応関係がより識別しやすくなるため、色情報解析部312はパターンに適した描画であると判断する。他にもパターンに適した描画の例として、棒グラフ部と系列名部のセットで構成される描画などが挙げられる。図12に円グラフ部と系列名部のパターン適用前、パターン適用後のイメージ図を示す。図12(B)から濃度差だけでなくパターン画像を用いることでもグラフ部と系列名部の対応関係が図12(A)より識別しやすくなることがわかる。一方で、パターンに適さない描画の例として、折れ線グラフ部と系列名部のセットで構成される描画などが挙げられる。例えば図11に示す折れ線グラフ部の折れ線部分をパターン画像に置き換えて識別しやすくすることは困難である。このような描画に対してパターンを適用しても視認性が向上しないため、パターンに適さないと判断する。色情報解析部312は解析してパターンに適さない描画を検知した場合にパターン適合フラグに「不適合」を設定する。パターンに適さない描画を検知しなかった場合にはパターン適合フラグに「適合」を設定したままにする。
S812にてパターン適合フラグが「適合」であれば、S810の濃度強調用の色変換テーブル作成処理を実行する。濃度強調用の色変換テーブルに濃度差をつけた色に加えて、テーブルに特定の色を特定のパターン画像に変換する項目を追加登録する。パターン適合フラグが「不適合」であれば、色情報解析部312はS813にて色変換テーブルの作成をやめて、色変換部313が色変換方法を「濃度強調」から「輪郭強調」に設定変更する。「輪郭強調」設定時はオブジェクトに紐づく属性を輪郭強調用の属性に切り替えるルールを画像形成部204に通知する。
S814において、描画命令を中間データに変換する。具体的には、相対座標とベジェ曲線で表現される描画命令や登録された文字(フォント)を実際の出力解像度と用紙サイズに合わせた絶対座標のパス点列に変換する。
ページ解析部303は、S804からS814までの処理を、描画命令が終わるまで繰り返す。この過程で、ページ解析部303は、S815で読み込んだ描画命令が改ページ命令だった場合、S816にてページ内で使用される色数が、所定の閾値を超えているかどうか判定する。S816にてページ内で使用される色数が所定の閾値を超えていない場合、S817で濃度強調適合フラグを確認する。濃度強調適合フラグが「適合」であれば濃度強調を設定した状態のままS819へと進む。「不適合」であれば、S818にて色変換テーブルの作成をやめて、色変換部313が色変換方法を「濃度強調」から「輪郭強調」に設定変更する。「輪郭強調」設定時はオブジェクトに紐づく属性を輪郭強調用の属性に切り替えるルールを画像形成部204に通知する。
S819で中間データにページ終了を意味する命令を追加し、1ページ分の中間データと色変換方法を画像形成部304およびRIP231に通知する。また、ページ解析部303は、S820にてジョブ終了命令を検知した場合、S821にてジョブ解析部302にジョブに含まれる全ページ分の中間データ変換が完了した旨を通知し、本シーケンスを終了する。
図9は1ページ分の中間データができた旨の通知を受けた画像形成部304の画像形成処理を説明するフローチャートである。
S901において、中間データの場所、色変換テーブルの場所、実行すべき色変換方法を取得する。S902において、濃度強調が選択されていた場合、S903において、色変換テーブルを用いて使用色テーブルの色値を、濃度差を持たせた色値、または、パターン画像に変換する。S902において、輪郭強調の場合は、S904にて輪郭強調用の属性に切り替えるルールを取得する。S905において、属性の切り替えルールがあればそれに従い、なければ元の属性で、画像形成部204が中間データを出力解像度と用紙サイズに合わせてラスタ形式の画像に変換する画像形成処理を行う。続いて、S906において、画像形成部204が輪郭強調用の属性が含まれている場合、S907の輪郭強調処理を実行し、グレースケール変換を実行する。輪郭強調処理、グレースケール変換処理の具体的手段は従来技術と差異が無いため説明を省略する。
以上が1ページ分の中間データができた旨の通知を受けた画像形成部304の画像形成処理であり、これらの処理は、CPU220が実行するページ解析部303の指示により、RIP231や画像編集部232によって実行される。従って、図8に示すジョブ解析とページ解析は図9に示す画像形成処理と並列に動作することになる。
本実施例により、印刷データのページ毎に使用される色数とページ内の描画傾向を解析し、所定の色数を超えた場合でも、描画傾向に応じてパターンに適するページであれば濃度差とパターンを用いて弁別性を向上させることが可能となる。また、描画傾向に応じてパターンに適さない場合は色変換処理を切り替えて輪郭強調を実施することが可能になり、ユーザに「自動」による色変換手段の選択、切り替える機能を提供できる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (15)

  1. 有彩色のカラーデータを無彩色のグレーデータに変換する画像処理装置であって、
    有彩色のカラーデータのページ内で使用される色の数を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された色の数に基づき、前記カラーデータで使用される複数色のそれぞれの色に対して異なるグレー値が割り当てられるように変換する第一のグレーデータ変換方法と、前記カラーデータを構成する複数の色成分を所定の割合で合成してグレー値に変換し、かつ前記グレーデータのエッジ部を強調する第二のグレーデータ変換方法の中からグレーデータ変換方法を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定されたグレーデータ変換方法を用いて、前記カラーデータをグレーデータに変換する変換手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記決定手段は、前記取得手段によって取得された色の数が閾値を超える場合、前記第二のグレーデータ変換方法に決定し、前記取得手段によって取得された色の数が前記閾値以下の場合、前記第一のグレーデータ変換方法に決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第一のグレーデータ変換方法は、前記カラーデータで使用される複数色のそれぞれの色に対して等間隔にグレー値が割り当てられるように変換することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. さらに、PDLデータを解析することによってページ毎に中間データを生成する生成手段を有し、
    前記取得手段は、前記中間データのページ内で使用される色の数をカウントするカウントすることで色の数を取得することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記変換手段は、前記中間データのカラーデータから前記中間データのグレーデータに変換することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. さらに、前記変換後の中間データのグレーデータに基づき、レンダリング処理を行い画像データを生成する生成手段を有することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 有彩色のカラーデータを無彩色のグレーデータに変換する画像処理装置であって、
    カラーデータのページ内に含まれるグラフで使用される複数色のそれぞれの色に対して異なるグレー値が割り当てられるように変換し、前記カラーデータのページ内に含まれるグラフ以外のオブジェクトに対しては、前記オブジェクトの画素を構成する複数の色成分を所定の割合で合成してグレー値に変換し、かつ前記グレーデータのエッジ部を強調する変換手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  8. 有彩色のカラーデータを無彩色のグレーデータに変換する画像処理方法であって、
    有彩色のカラーデータのページ内で使用される色の数を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって取得された色の数に基づき、前記カラーデータで使用される複数色のそれぞれの色に対して異なるグレー値が割り当てられるように変換する第一のグレーデータ変換方法と、前記カラーデータを構成する複数の色成分を所定の割合で合成してグレー値に変換し、かつ前記グレーデータのエッジ部を強調する第二のグレーデータ変換方法の中からグレーデータ変換方法を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップによって決定されたグレーデータ変換方法を用いて、前記カラーデータをグレーデータに変換する変換ステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  9. 前記決定ステップは、前記取得ステップによって取得された色の数が閾値を超える場合、前記第二のグレーデータ変換方法に決定し、前記取得ステップによって取得された色の数が前記閾値以下の場合、前記第一のグレーデータ変換方法に決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  10. 前記第一のグレーデータ変換方法は、前記カラーデータで使用される複数色のそれぞれの色に対して等間隔にグレー値が割り当てられるように変換することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理方法。
  11. さらに、PDLデータを解析することによってページ毎に中間データを生成する生成ステップを有し、
    前記取得ステップは、前記中間データのページ内で使用される色の数をカウントするカウントすることで色の数を取得することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  12. 前記変換ステップは、前記中間データのカラーデータから前記中間データのグレーデータに変換することを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
  13. さらに、前記変換後の中間データのグレーデータに基づき、レンダリング処理を行い画像データを生成する生成ステップを有することを特徴とする請求項5に記載の画像処理方法。
  14. 有彩色のカラーデータを無彩色のグレーデータに変換する画像処理方法であって、
    カラーデータのページ内に含まれるグラフで使用される複数色のそれぞれの色に対して異なるグレー値が割り当てられるように変換し、前記カラーデータのページ内に含まれるグラフ以外のオブジェクトに対しては、前記オブジェクトの画素を構成する複数の色成分を所定の割合で合成してグレー値に変換し、かつ前記グレーデータのエッジ部を強調する変換ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  15. コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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