JP2023008251A - 画像処理装置と画像処理方法並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】カラーの画像をR,G,Bの各値を重みづけてグレーの画像に変換する際に、RIP前にページ内の各オブジェクトの色情報からグレーの値を変更して弁別をつけRIPすることで、ページ内の弁別性は向上する。しかしながら、ページ内に多くの色数が存在すると、弁別させるために必要なグレー値差が確保できず弁別性を向上させることができなかった。【解決手段】入力したカラー画像データから無彩色で表現される画像データを生成して出力する画像処理装置であって、前記カラー画像データに含まれる色値のリストを生成し、その生成された前記色値をグレー値に変換する。こうして変変換された前記グレー値のリストにおいて、所定のグレー値の範囲内に含まれるグレー値を抽出し、当該抽出したグレー値を一つのグレー値にまとめてグルーピングする。そして変換された前記グレー値と、グルーピングされたグレー値とに基づいて無彩色で表現される画像データを生成して出力する。【選択図】 図8

Description

本発明は、画像処理装置と画像処理方法並びにプログラムに関するものである。
近年、一般のオフィスにおいてドキュメントやプレゼンテーションの文書は、フルカラーで作成される場合が多い。しかし、それらの文書を印刷する際は、モノクロ(黒単色)で印刷されることが多い。このようにカラー文書をモノクロで印刷する場合、カラー(カラー値)をグレースケールデータ(グレー値)に変換する処理が必要となる。例えば、原稿のカラーデータがRGBで表される場合、そのRGB値を、例えば0.299R+0.587G+0.114Bの重み付け演算を行って得られた値をカラーのRGB値に対応するグレー値とするグレー変換方法がある。しかしながらこの方法では、RGB値の全く異なる複数の色が、グレー変換した後に同じ或いは似たグレー値になり、弁別性が低下するという問題がある。
カラー値をグレー値に変換する方法は、上述した重み付け方以外にも、RGB値を均等な重み付けでグレー値に変換する方法など、重みを変えた様々な方法があるが、どの方法も同様に弁別性が低下する問題がある。
そこで、カラー画像で使われている色の数が一定数以下の場合には、カラー値をグレー値に変換した後のグレー値が、互いに離れた値に割り当てられるように、カラー値をグレー値に変換するテーブルを利用することが行われている。特許文献1には、例えば8ビットの画像データを前提とすると、グレー値が取り得る0~255で等間隔に割り当てたテーブルを作成する。そして、このテーブルを用いてカラー値をグレー値に変換することで弁別性を向上させる手法が記載されている。
特開2017-38242号公報
上記従来技術によれば、ラスタ展開される前の各オブジェクトの色値を基に、グレー値に変換した際に異なる色が同じ或いは似たグレー値になって弁別性が低下するか判別して濃淡差をつける。その結果、NTSC変換などによって、異なる色をグレー値に変換した際に、同じ或いは似たグレー値になって弁別性が低下することが解消される。
しかしながら1ページ内に多くの色が存在する場合は、グレー値が持つ階調でしか差分を付けることができない。具体的には、RGB値がそれぞれ8ビットであれば256x256x256の階調となり、1ページ内に多くの色が存在していても弁別がつく。しかしグレー値が8ビットであれば256階調のみであり、弁別性を向上させることができない。
本発明の目的は、上記従来技術の課題の少なくとも一つを解決することにある。
本発明の目的は、カラー画像データに多くの色が存在する場合でも、弁別性が低下しないようにグレー変換できる技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
入力したカラー画像データから無彩色で表現される画像データを生成して出力する画像処理装置であって、
前記カラー画像データに含まれる色値のリストを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記色値をグレー値に変換する変換手段と、
前記変換手段により変換された前記グレー値のリストにおいて、所定のグレー値の範囲内に含まれるグレー値を抽出し、当該抽出したグレー値を一つのグレー値にまとめてグルーピングするグルーピング手段と、
前記変換手段により変換された前記グレー値と、前記グルーピング手段によりグルーピングされたグレー値とに基づいて、前記無彩色で表現される画像データを生成して出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、カラー画像データに多くの色が存在する場合でも、弁別性が低下しないようにグレー変換できるという効果がある。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
本発明の実施形態1に係る画像処理システムの構成を説明するブロック図。 実施形態1に係るホストPCと画像形成装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図。 実施形態1に係る画像形成装置が実行する弁別性を向上させるための処理を説明するフローチャート。 実施形態1に係るコマンド解析部、コマンド実行部が、印刷データに含まれるコマンドを解析して描画してRIPすることでラスタ画像データを生成する例を説明する図。 図4のオブジェクトに基づく色値リストの一例を示す図。 実施形態1に係る色値リストへのインデックスの追加と、グレー値リストの生成例を説明する図。 実施形態1において生成されたグレー値リストと色値リストの一例を示す図。 図3のS302の減色処理を説明するフローチャート。 実施形態1に係る図3のS302の減色処理を説明するフローチャート。 実施形態2に係る色値リストへのインデックスの追加と、グレー値リストの生成例を説明する図。 実施形態3に係る減色処理を説明するフローチャート。 実施形態3に係る弁別性向上処理を説明するフローチャート。 実施形態4に係る減色処理を説明するフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これら複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。更に、添付図面においては、同一もしくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る画像処理システム117の構成を説明するブロック図である。この画像処理システム117は、画像形成装置101、ホストPC119を有している。
画像形成装置101は、本発明に係る画像処理装置の一例であり、例えば、スキャン機能やプリンタ機能等の複数の機能が一体化された複合機(MFP:Multi-Function Peripheral)である。制御部110は、画像形成装置101を統括的に制御しており、CPU105、ROM106、RAM107、HDD(ハードディスクドライブ)111、操作部I/F(インタフェース)112、プリンタI/F113、スキャナI/F114、ネットワークI/F115を有している。一方で、ホストPC119もまた、CPU120、ROM121、RAM122、HDD123を有している。尚、このホストPC109は、例えば汎用のPC(パーソナルコンピュータ)と同じハードウェア構成を有している。
CPU105は、ROM106或いはHDD111に記憶されているプログラムをRAM107に展開し、その展開したプログラムを実行することにより、この画像形成装置101の動作を制御している。RAM107は一時記憶メモリで、画像データやプログラムなどを一時的に記憶する。ROM106は、この画像形成装置101を制御するためのパラメータや、実施形態に関わる制御を実現するためのアプリケーションやプログラム、OSなどを記憶している。HDD111は、プログラムやスキャンした画像データなどを不揮発に保存する。
またCPU105は操作部I/F112を介して操作部118を制御し、またプリンタI/F113を介して画像出力部(プリンタエンジン)109を制御する。更に、スキャナI/F114を介して画像読取部(スキャナ)108を制御する。またCPU105は、ネットワークI/F115及びLAN116を介してホストPC119からの画像データなどの受信及び、ホストPC119への画像データなどの送信を行う。画像読取部108は例えばスキャナを含み、画像出力部109は、例えばプリンタエンジンを含む。CPU105が、上述したRAM107に展開したプログラムを実行することで、画像読取部108が読み取った原稿の画像データを取得するスキャン機能や、画像出力部109を介して画像を記録媒体に印刷したり、モニタ等へ表示する出力機能が実現される。
操作部118は、タッチパネルやハードキー等を含み、ユーザからの指示や各種設定の操作を受付けるとともに、画像形成装置101の装置情報やジョブの進捗情報、各種ユーザインタフェース画面を表示する。操作部118で受け付けた設定情報などはRAM107に格納される。
図2は、実施形態1に係るホストPC119と画像形成装置101の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。尚、図2に示す画像形成装置101の機能モジュールは、CPU105がRAMに展開したプログラムを実行することにより達成される。
画像形成装置101は、コマンド処理部211と画像処理部212とを備える。コマンド処理部211は、後述するホストPC119のプリンタドライバ202からの印刷データを判別、解析、実行し、ラスタ画像データと属性情報とを作成してRAM107に保存する。尚、コマンド処理部211内の各処理部については後述する。画像処理部212は、RAM107に記憶されたラスタ画像データと属性情報とを読み出し、パラメータに従ってそのラスタ画像データを最適化するための画像処理を実行する。尚、画像処理部212の各処理部については後述する。また画像処理部212は、操作部118から通知された設定情報に基づいた画像処理も実行する。尚、カラーのラスタ画像データをグレーのラスタ画像データに変換する処理も画像処理部212で行われる。
以下、図2を参照して、実施形態1に係る画像処理システム117におけるプリント処理の流れを説明する。
アプリケーション201、プリンタドライバ202は、ホストPC119のROM121或いはHDD123に搭載されており、CPU120が、そのプログラムをRAM122に展開し、それを実行することにより、ホストPC119の動作が制御される。
ホストPC119では、アプリケーション201を使用してドキュメント文書やプレゼンテーション文書などの電子データが作成される。プリンタドライバ202は、画像形成装置101に印刷データ(カラー画像データ)を出力して印刷させるためのドライバである。こうしてプリンタドライバ202で作成された印刷データは画像形成装置101へ送られる。そして、この印刷データは、画像形成装置101のコマンド処理部211で処理される。そして、その処理結果に応じて画像処理部212で画像処理が行われ画像出力部109で印刷される。
次にコマンド処理部211について説明する。
画像形成装置101のCPU105は、この印刷データを受信すると、コマンド処理部211のコマンド判別部203として機能してPDLの種別を判別する。このPDLの種別は、PostScript(PS)やPrinterCommandLanguage(PCL)等を含む。次にCPU105はコマンド解析部204として機能し、コマンド判別部203で特定されたPDLの種別のコマンドの抽出及び解析を実行する。更にCPU105はコマンド実行部205として機能し、コマンド解析部204の解析結果に応じて描画するRIP(ラスタイメージプロセッサ)として機能することで、ラスタ画像データ及び属性の情報を記した属性情報を生成する。
最後に、画像処理部212の処理について説明する。
CPU105は色変換処理部206として機能し、コマンド実行部205により生成されたラスタ画像データ及び属性情報を用いて、RGBの色空間からCMYKの色空間への色変換の処理を行う。次にCPU105はフィルタ処理部207として機能し、CMYK画像データに対してシャープネス処理などのエッジ強調等を実行する。尚、RGBの画像データに対してエッジ強調を行ってもよく、その場合は、その後に色変換処理部206による処理を行い、RGB画像データからCMYK画像データに変換する必要がある。
そしてCPU105はガンマ処理部208として機能し、画像出力部109の特性に応じて1次元のLUT(ルックアップテーブル)を用いたガンマ処理を行う。そしてCPU105はディザ処理部209として機能し、ガンマ処理された画像データに対してディザ処理を行う。
尚、コマンド処理部211のコマンド判別部203、コマンド解析部204、コマンド実行部205、及び画像処理部212の機能は、実施形態ではCPU105が前述のプログラムを実行することにより実現される。以上によりコマンド処理103、画像処理部212の説明を終える。
図4は、実施形態1に係るコマンド解析部204、コマンド実行部205が、印刷データに含まれるコマンドを解析して描画し、RIPすることでラスタ画像データを生成する例を説明する図である。以下、コマンド解析部204がコマンドを解析し、コマンド実行部205が、コマンド解析部204の解析結果に応じて描画しRIPを介してラスタ画像データを生成するまでを例を挙げて説明する。
印刷データに含まれるコマンドには、描画コマンドと制御コマンドがあり、図4(A)は、この描画コマンドの一例を示す。
この描画コマンドには、ジョブのカラーモードを設定するカラーモード設定コマンド、色を設定する色設定コマンドがある。更に、オブジェクトを描画するオブジェクト描画コマンド、文字のサイズを設定する文字サイズ設定コマンド、文字のフォントを設定するフォント設定コマンド、文字を描画する文字描画コマンドがある。これら一連のコマンドの構成は、他のオブジェクトや文字列の場合も同様である。この他にも、座標や線の太さを設定するコマンド、イメージを描画するコマンド等も含まれる。
次に、図4(A)の描画コマンド400の内容を簡単に説明する。尚、これ以降の描画コマンド400や色値データは、8ビット画像を前提とするものとする。図4(B)は、この描画コマンド400によって描画されたオブジェクトを含む画像例を示す。
描画コマンド400のコマンド401において、色設定コマンド「Set Color(255,128,128)」は、RGB値がR=255、G=128、B=128の赤色をセットすることを示している。そしてオブジェクト描画コマンド「Draw Box(座標(X1,Y1),座標(X2,Y2)塗りつぶし)」は、座標(X1,Y1)から座標(X2,Y2)にかけて長方形のオブジェクトを描画し、その長方形を赤色で塗りつぶす旨を示す。こうして描画されたオブジェクトは図4(B)のオブジェクト411に該当する。
同様に、コマンド402において、色設定コマンド「Set Color(255,130,128)」は、オブジェクト411とは少し色が異なる赤色をセットすることを示している。またオブジェクト描画コマンド「Draw Box(座標(X2,Y1),座標(X3,Y2)塗りつぶし)」は、オブジェクト411に隣接した長方形のオブジェクトを描画し、その長方形を少し色が異なる赤色で塗りつぶす旨を示す。こうして描画されたオブジェクトは図4(B)のオブジェクト412に該当する。
更にコマンド403の色設定コマンド「Set Color(153,153,255)」とオブジェクト描画コマンド「Draw Box(座標(X3,Y1),座標(X4,Y2)塗りつぶし)」によって、青色のオブジェクト413をオブジェクト412の隣に描画する。
以上説明した画像のオブジェクトは、コマンド解析部204による描画コマンド400の解析に応じてコマンド実行部205が描画しRIPして生成される。
以上によりコマンド解析部204、コマンド実行部205についての説明を終える。
コマンド解析部204及びコマンド実行部205の説明は通常、ユーザによってカラーに設定された場合である。しかし、実施形態に係る弁別性を向上させる処理では、モノクロで指定されていてもカラーと同じ処理が行われ、その後、コマンド実行部205以降においてグレー変換が行われてモノクロで出力される。
次に、コマンド解析部204、コマンド実行部205による弁別性を向上させる処理を図3のフローチャートを参照して説明する。
図3は、実施形態1に係る画像形成装置101が実行する弁別性を向上させるための処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU105が前述のRAM107に展開したプログラムを実行することにより達成される。
まずS301でCPU105はコマンド解析部204として機能し、印刷データに含まれる各オブジェクトに対して色設定コマンドで指定されている色値を抽出する。そして、抽出された色値を図5(A)に示す色値リスト501に追加していく。ここで色値リスト501は、各オブジェクトから抽出されたRGB値を保持している。そして、その印刷データの全てのオブジェクトに対する色値リスト501が完成すると、CPU105は、その色値リスト501をRAM107に保存してS302に進む。
図5は、実施形態1において、図4のオブジェクトに基づいて作成される色値リストの一例を示す図である。
図5(A)は、図3のS301で作成される色値リストを示す。ここでは図4で描画されたオブジェクト411~413に対応する色値リストを示している。図5(B)は、後述するカラー値からグレー値への変換処理により、各オブジェクトのグレー値を求めて、そのグレー値を色値リストに追加した状態を示す。そして図5(C)は、そのグレー値の小さい方から昇順でオブジェクトを再配列した状態を示す。これに関する処理は後述する。
S302でCPU105は、入力したカラーの印刷データから無彩色で表現される画像データを生成する。まずS301で作成された色値リスト501に対して、グレー値に変換したときに弁別性を向上させるように、色値が近い色をまとめる処理を行う。こうして図6に示すグレー値リスト601を生成する。この処理の詳細については後述する。
図6は、実施形態1に係る色値リストへのインデックスの追加と、グレー値リストの生成例を説明する図である。
次にS303に進みCPU105は、S302で生成されたグレー値リスト601にあるグレー値を、弁別性がつくグレー値に修正する。例えば、図6(A)に示すグレー値リスト601にあるように、オブジェクト411のグレー値は「166」である。一方、オブジェクト413のグレー値は「165」である。このため、グレー値の差が小さいためグレー変換されたオブジェクト411とオブジェクト413の弁別性がつかないと判定される。
図7(A)は、実施形態1により生成されたグレー値リストの一例を示す図、図7(B)は、実施形態1により生成された色値リストの一例を示す図である。
ここでは弁別性を向上させるために、例えば図7(A)のグレー値リスト701のように、オブジェクト413のグレー値を120に、オブジェクト411のグレー値を190に修正する。ここでグレー値の差と弁別性の関係性としてはグレー値の差が大きいほど弁別性が高いといえる。一方で、最低必要なグレー値の差としては、画像形成装置101の性能にもよるが、グレー値で15~20の差があれば弁別はつけることができると考えられる。その後、図7(B)の色値リスト702の後述するインデックスに従って、図6に示すグレー値リスト601のグレー値を、図7(B)の色値リスト702に示すようなグレー値に書き換える。これが弁別性向上処理である。
そしてS304に進みCPU105はコマンド実行部205として機能し、PDL言語からラスタ画像データへ変換する。この時、図7(B)の色値リスト702を参照しながらRGBの値をグレー値に変換する。
以上のように、印刷データをラスタ展開する前に、RGB値からグレー値に変換する色値リストを作成する。そして、グレー値の弁別性が低下すると判定した場合は、弁別性が向上するようにRGB値からグレー値に変換する色値リストを修正する。そして、ラスタ展開時に、その色値リストを参照しながらグレー値に変換することで、グレー画像における弁別性を向上させることができる。
次に、図3のS302の減色処理(カラー値をグレー値に変換する処理)を図8のフローチャートを参照して説明する。
図8は、図3のS302の減色処理を説明するフローチャートである。
まずS801でCPU105は、図5の色値リスト501に列挙された夫々のRGB値をグレー値に変換する変換処理を行う。ここでグレー値は、例えばRGB値を0.299R+0.587G+0.114Bの重み付け演算することで得られる。こうして得られたグレー値は、色値リスト501のグレー値の項目に格納される。
例えば、図5(A)に示す色値リスト501が入力された場合、図5(B)に示すよう、それぞれのオブジェクトに対応するグレー値を色値リスト501に書き込む。その結果、オブジェクト411のR=255、G=128、B=128が入力され、対応するグレー値は、上述の重みづけ演算により「166」と算出される。尚、上記のグレー値に変換する方法はあくまでも一例であり、本発明はこれに限定されない。例えば、重み付けの比率を変更しても良いし、RGB値に対応するグレー値を記憶したルックアップテーブルを用いた変換を行っても良い。
次にS802に進みCPU105は、色値リスト501のグレー値を昇順でソートする。図5(C)は、図5(B)で示した色値リスト501のグレー値を昇順でソートした結果を示す。これによりグレー値が一番小さいオブジェクト413のRGB値とグレー値がが先頭に移動していることが分かる。尚、ソートは昇順に限定されず、例えば降順でソートしてもよい。
次にS803に進みCPU105は、S802でソートされた色値リスト501の先頭のRGB値及びグレー値を、図6(A)に示すグレー値リスト601に追加する。そして、色値リスト501の値がグレー値リスト601のどこに書き込まれたかを記憶するため、インデックス610を追加した色値リスト611を生成する。いま図5(C)の色値リスト501が入力された場合、オブジェクト413のRGB値及びグレー値が色値リスト501の先頭であるため、図6(A)に示すグレー値リスト601に、オブジェクト413のRGB値及びグレー値を追加する。またオブジェクト413のRGB値及びグレー値がグレー値リスト601へ書き込まれたインデックス番号を、色値リスト611のインデックス610に書き込む。ここでグレー値リスト601のインデックス番号は0から開始するとし、インデックス610には、グレー値リスト601の先頭を示す「0」が書き込まれる。
次にS804に進みCPU105は、S802でソートされた色値リスト501の比較対象となる次にオブジェクト、ここではオブジェクト411を決定する。そして、そのオブジェクト411が持つ色(以下、比較色)のグレー値と、グレー値リスト601のオブジェクトのグレー値との差分を求める。最初はグレー値リスト601にはオブジェクト413のグレー値のみが登録されているため、オブジェクト411のグレー値とオブジェクト413のグレー値との差分を求める。そしてそれ以降は、比較オブジェクトとグレー値リスト601の複数のオブジェクトとの差分を求めることになる。そしてその差分が第1の閾値以未満となるものがあるか判定する。ここで、第1の閾値は、予めHDD111に記憶された値を読み出すものとする。そして、グレー値の差分が第1の閾値未満となるものがあればS805に進み、なければS806へ移行し、グレー値リスト601に比較色を追加してS808に進む。
S805でCPU105は、S804で比較色とグレー値リスト601のグレー値の差分が第1の閾値未満と判定された組み合わせにおいてRGB値の差分を算出し、RGB値の差分が第2の閾値未満かどうか判定する。ここで第2の閾値は、予めHDD111に記憶された値を読み出すものとする。そして、比較色のRGB値とグレー値リスト601のオブジェクトのRGB値との差分が第2の閾値未満となるものがあればS807に進み、なければS806へ移行し、グレー値リスト601に比較色を追加してS808に進む。
S806でCPU105は、比較色が減色する対象ではないと判定して、比較色のRGB値及びグレー値をグレー値リスト601に追加する。また色値リスト611のオブジェクトがグレー値リスト601へ書き込まれたインデックス番号をインデックス610へ書き込む。図6(B)では、比較色がオブジェクト411の場合、減色する対象ではないと判定して、オブジェクト411のRGB値及びグレー値をグレー値リスト601に追加し、オブジェクト411がグレー値リスト601へ書き込まれたインデックス番号をインデックス610に追加している。
一方、グレー値の差分が第1の閾値未満で、かつRGB値の差分が第2の閾値未満であればS807に進みCPU105は、S805でRGB値の差分が第2の閾値未満と判定された組み合わせを減色対象と判定する。そして、その減色対象と判定された比較色に対応するインデックス番号に、減色対象と判定されたインデックス番号を書き込んでS808に進む。S808でCPU105は、色値リスト611の全てのオブジェクトの色が比較色として取得されて処理されたか否かを判定する。そして全ての色が比較色として処理されていない場合はS804に戻り、色値リスト611の次のオブジェクトの色を抽出して前述の処理を実行する。このようにS808で全てのオブジェクトの色が比較色として処理されると、この処理を終了する。
上記フローチャートで示す処理の具体例を、第1の閾値を「10」、第2の閾値を「5」として図6(A)の状態から説明する。
まずオブジェクト411のグレー値が比較色となった場合、S804でCPU105は、オブジェクト411のグレー値(=166)とグレー値リスト601に含まれるオブジェクト413のグレー値(=165)との差分を求める。このときのグレー値の差分差は「1」であるため、S804で第1の閾値未満と判定される。このためS805に進みCPU105は、オブジェクト411のRGB値とオブジェクト413のRGB値との差分が第2の閾値未満か判定する。ここでオブジェクト411のRGB値をR1,G1,B1、オブジェクト413のRGB値をR2,G2,B2、RGB値の差をΔRGBとすると。以下の式(1)で表すことができる。
ΔRGB=√{(R1-R2)+(G1-G2)+(B1-B2)} …式(1)
この式(1)より、オブジェクト411のR=255、G=128、B=128とオブジェクト413のR=153、G=153、B=255とのRGB値の差ΔRGBは「254」となり、第2の閾値未満でないと判定される。そのためS806に進み、図6(B)のように、グレー値リスト601にオブジェクト411のRGB値とグレー値が追加され、色値リスト611のオブジェクト411に対応するインデックス610には「1」が書き込まれる。
同様に、図6(B)の状態からオブジェクト412が比較色となった場合を説明する。まずS804でCPUは、オブジェクト412と、グレー値リスト601のオブジェクト413,411とのグレー値の差分が第1の閾値未満か判定する。まずオブジェクト412のグレー値(=167)とオブジェクト413のグレー値(=165)との差分は「2」、オブジェクト412のグレー値(=167)とオブジェクト411のグレー値(=166)とのグレー値との差分は「1」である。このためS804でCPU105は、オブジェクト413及びオブジェクト411のグレー値の差分は第1の閾値未満であると判定してS805に進む。
S805でCPU105は、オブジェクト402のRGB値と、グレー値リスト601に含まれるオブジェクト413及びオブジェクト411のRGB値との差分、即ち、色値同士の差分が第2の閾値未満か判定する。ここで式(1)より、オブジェクト412のR=255、G=130、B=128とオブジェクト411のR=255、G=128、B=128とのRGB値の差分は「2」となる。従って第2の閾値未満であると判定してS807に進み、オブジェクト412はオブジェクト411と同じ色とみなして、共通のグレー値に変換する減色処理を行う。このとき図6(C)に示すように、色値リスト611のインデックス610に、オブジェクト411のインデックス番号「1」を書き込む。これによりグレー値リスト601のエントリー数は、色値リスト611より少なくなって、グレー値リスト601に登録されるグレー値の数を減らすことができ、弁別性向上処理が効果的に働くようになる。
尚、実施形態1において、減色するかしないかの判定はRGB値の差分で行ったが、これは一例であり、本発明はこれに限らない。例えば、Lab色空間などの他の色空間に変換してもよい。尚、Lab色空間とはCIE(国際照明委員会)が定める、人間の視覚特性を考慮した画像出力部109に非依存の3次元の視覚均等色空間を指している。
以上説明した様に実施形態1によれば、カラー画像データの色値をグレー値に変換したときに、グレー値同士の差分が所定値よりも小さい(弁別できない)範囲内のグレー値を一つのグレー値で表すグルーピングを行うことにより、グレー値リストに登録されるグレー値の数を減らすことができる。
[実施形態2]
上述の実施形態1では、減色処理において、色値リストをグレー化し、グレー値に基づいてソートし、グレー値の差分が近いものだけを減色処理の対象とした。しかしながら、グレー変換の方式や第1の閾値によってまとめるか判断されるため、より多くの類似した色をまとめるには適さないことがある。そこで実施形態2では、RGB値の差分のみを比較し、より多くの色がまとまるような処理について説明する。尚、実施形態2に係る画像処理システム及び画像形成装置のハードウェア構成等は前述の実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
実施形態2に係るS302の減色処理を図9のフローチャートと図10を参照して説明する。図10は、実施形態2に係る色値リストへのインデックスの追加と、グレー値リストの生成例を説明する図である。
図9は、実施形態1に係る図3のS302の減色処理を説明するフローチャートである。ここでは実施形態1との相違点について説明する。尚、図9のS902~S905は図8のS805~S808と夫々同様であるため説明を省略する。
まずS901でCPU105は、図10(A)の色値リスト1000の先頭をグレー値リスト1020に追加する。前述の実施形態1のS803では、RGB値とグレー値をグレー値リストに記憶したが、実施形態2では図10(A)のように、RGB値のみをグレー値リスト1020に追加する。これにより図10(A)に示すように、オブジェクト411のRGB値がグレー値リスト1020に追加される。
次にS902に進みCPU105は、比較色となる次のオブジェクト412のRGB値と、グレー値リスト1020のオブジェクト411のRGB値との差分が第2の閾値未満か判定する。尚、第2の閾値は、予めHDD111に記憶された値を読み出すものとする。そして、比較色とのRGB値の差分が第2の閾値未満ものがグレー値リスト1020に存在しない場合はS903に移行し、グレー値リスト1020にRGB値のみを追加し、色値リスト1000にインデックス番号を追加してS905に進む。一方で、比較色のRGB値と、グレー値リスト1020のオブジェクトのRGB値との差分が第2の閾値未満であればS904に進んで、比較色のオブジェクトのインデスク番号を同じ番号とする。
図10(B)では、比較色となる次のオブジェクト412のRGB値と、グレー値リスト1020のオブジェクト411のRGB値との差分が第2の閾値未満であるため、そのオブジェクト412のRGB値をグレー値リスト1020に追加しない。更に、色値リスト1000のオブジェクト412に対応するインデックス番号を「0」としている。
更に図10(C)では、比較色となる次のオブジェクト413のRGB値と、グレー値リスト1020のオブジェクト411,412のRGB値との差分を求める。このときオブジェクト412のRGB値とオブジェクト413のRGB値との差分は第2の閾値以上であるため、オブジェクト413のRGB値をグレー値リスト1020に追加し、色値リスト1000のオブジェクト413に対応するインデックス番号を「1」とする。
最後にS906でCPU105は、グレー値リスト1020の各オブジェクトに対して、RGB値をグレー値に変換する変換処理を行う。ここでは最終的に、図10(C)に示すように、グレー値リスト1020の各オブジェクトのRGB値をグレー値に変換して書き込む。
以上説明した様に実施形態2によれば、RGB値の差分のみを比較し、RGB値同士の差分が所定値よりも小さい(弁別できない)範囲のグレー値を一つのグレー値で表すことにより、グレー変換の方式や第1の閾値に左右されず、RGB値が近いグレー値を一つにまとめることができ、グレー値リストに登録されるグレー値の数を減らすことができる。
[実施形態3]
上述の実施形態1では、全ての色値リストに対して減色処理を行った。しかしながら、色数によって適切な処理に切り替えた方が良い場合もある。例えば、色値リストの色数が少ない場合は、元々グレー値の差分を十分確保できるため、上述したグルーピングによる減色処理を行う必要がない。一方、減色処理を行った後、グレー値リストの色数が多い場合はグレー値の差分を十分確保できないため、弁別性向上処理が効果的に働かない。そのため弁別性処理を行わないという選択肢を取ることが考えられる。そこで実施形態3では、色値リストの色数と、処理後のグレー値リストの色数とによって適切なフローに切り替える処理について説明する。尚、実施形態3に係る画像処理システム及び画像形成装置のハードウェア構成等は前述の実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
図11は、実施形態3に係る減色処理を説明するフローチャートである。
また図12は、実施形態3に係る弁別性向上処理を説明するフローチャートである。以下、実施形態1との相違点について述べる。尚、図11のS1102~S1109は、図8のS801~S808の処理と同様である。また図12において、前述の図3と共通する処理は同じ参照番号で示している。従って上記同様となる部分の説明は省略する。
まずS1101でCPU105は、図5の色値リスト501のオブジェクト数が第3の閾値未満(所定値未満)かどうか判定する。ここで第3の閾値は、グレー値を弁別するにあたってグレー値の差分を、例えば20程度にできるような値が望ましい。ここで色値リストのオブジェクト数が第3の閾値未満の場合は、減色処理を行う必要がないとして、この減色処理を終了させる。尚、第3の閾値は予めHDD111に記憶されているとする。
図5の色値リスト501のオブジェクト数が第3の閾値以上であればS1102に進み、図8を参照して前述したようにしてグレー値リストと色値リストへのインデックス番号の付与を行う。こうして色値リスト501のすべてのオブジェクトに対する処理が終了するとS1110に進む。S1110でCPU105は、グレー値リスト501の色数が第4の閾値以上(所定値以上)かどうか判定する。ここで第4の閾値以上と判定した場合はS1111に進むが、第4の閾値未満のときはS1111の処理をスキップしてこの処理を終了する。尚、この第4の閾値は予めHDD111に記憶されているとする。S1111でCPU105は、弁別性向上処理を行わないとして処理スルーフラグをオンする。この処理フラグはRAM107に書き込まれる。
そして図12のS1201でCPU105は、RAM107に書き込まれた、この処理スルーフラグがオンかどうか判定する。オンであれば、弁別性向上処理を行わないとしてS303の弁別性向上処理をスキップしてS304へ進む。この場合は、色値リスト501を参照してRIP処理が実行される。
以上説明した様に実施形態3によれば、色値リストの色数によって適切なフローに切り替えることが可能となる。
[実施形態4]
上述の実施形態1では、減色処理を同じ閾値で実施した。しかしながら色数が多い場合は、なるべく多くの色をまとめることでグレー値の差分を大きくし、弁別性向上処理を行う方が良い場合もある。実施形態4では、色数によって減色処理に用いる第1の閾値及び第2の閾値を可変とする処理について説明する。尚、実施形態4に係る画像処理システム及び画像形成装置のハードウェア構成等は先述の実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
図13は、実施形態4に係る減色処理を説明するフローチャートである。ここでは、主に実施形態1との相違点について述べる。尚、図13のS1303~S1310は、図8のS801~S808と夫々同様であるため説明を省略する。
まずS1301でCPU105は、色値リスト501のオブジェクト数が第5の閾値未満かどうか判定する。ここで色値リスト501のオブジェクト数が第5の閾値以上と判定した場合はS1302へ進み、第5の閾値未満と判定された場合はS1303に進む。S1302でCPU105は、第1の閾値及び第2の閾値を予めHDD111に記憶した第6の閾値及び第7の閾値に変更する。ここで第6及び第7の閾値は、より多くの色をまとめるために実施形態1で予めHDD111に記憶されている第1及び第2の閾値よりも大きな値にすることが望ましい。しかしながら、実施形態1で予め設定されている第1及び第2の閾値よりも小さな値にするとしても良い。
以上説明した様に実施形態4によれば、色値リストの色数が多い場合は、なるべく多くの色をまとめることでグレー値の差分を大きくして弁別性向上処理を行うことが可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
101…画像形成装置、105…CPU、106…ROM、107…RAM、109…画像読取部、109…画像出力部、111…HDD,118…操作部、119…ホストPC,211…コマンド処理部、212…画像処理部

Claims (17)

  1. 入力したカラー画像データから無彩色で表現される画像データを生成して出力する画像処理装置であって、
    前記カラー画像データに含まれる色値のリストを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記色値をグレー値に変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された前記グレー値のリストにおいて、所定のグレー値の範囲内に含まれるグレー値を抽出し、当該抽出したグレー値を一つのグレー値にまとめてグルーピングするグルーピング手段と、
    前記変換手段により変換された前記グレー値と、前記グルーピング手段によりグルーピングされたグレー値とに基づいて、前記無彩色で表現される画像データを生成して出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記所定のグレー値の範囲に含まれるグレー値は、前記グレー値のリストに含まれるグレー値同士の差分が第1閾値未満で、かつ前記グレー値が前記変換手段により変換される前の色値同士の差分が第2閾値未満のグレー値であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記所定のグレー値の範囲に含まれるグレー値は、前記グレー値が前記変換手段により変換される前の色値同士の差分が第2閾値未満のグレー値であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記グルーピング手段は、前記変換手段により変換された前記グレー値のリストに含まれるグレー値を昇順、或いは降順に並び替えて前記所定のグレー値の範囲内に含まれるグレー値を抽出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記グルーピング手段によりグルーピングされたグレー値の差を更に大きくすることで弁別性を高めたグレー値のリストに書き換える弁別性向上処理手段を、更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記色値のリストに含まれる色値の数が所定値未満かどうか判定する判定手段を、更に有し、
    前記判定手段が、前記色値のリストに含まれる色値の数が所定値未満と判定すると前記グルーピング手段によるグルーピングを実施せず、前記出力手段は、前記変換手段により変換された前記グレー値に基づいて、前記無彩色で表現される画像データを生成して出力することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記グルーピング手段によるグルーピングにより変更されたグレー値のリストに含まれるグレー値の数が所定値未満かどうか判定する判定手段を、更に有し、
    前記判定手段が、前記変更されたグレー値のリストに含まれるグレー値の数が所定値未満と判定すると前記弁別性向上処理手段による処理が実行されないことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  8. 前記色値のリストに含まれる色値の数が所定値未満かどうか判定する判定手段を、更に有し、
    前記判定手段が、前記色値のリストに含まれる色値の数が所定値以上と判定すると前記第1閾値と前記第2閾値とを変更する変更手段を、更に有することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  9. 前記変更手段は、前記第1閾値と前記第2閾値とをそれぞれ、より大きな値に変更することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記グルーピング手段は、一つのグレー値にまとめてグルーピングしたグレー値に、共通のインデックスを付与することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記色値がRGBの値で示される場合、前記色値同士の差分は、
    ΔRGB=√{(R1-R2)+(G1-G2)+(B1-B2)}で求められることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  12. 前記弁別性向上処理手段は、前記グレー値の差が少なくとも15~20となるようにすることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  13. 入力したカラー画像データから無彩色で表現される画像データを生成して出力する画像処理方法であって、
    前記カラー画像データに含まれる色値のリストを生成する生成工程と、
    前記生成工程により生成された前記色値をグレー値に変換する変換工程と、
    前記変換工程により変換された前記グレー値のリストにおいて、所定のグレー値の範囲内に含まれるグレー値を抽出し、当該抽出したグレー値を一つのグレー値にまとめてグルーピングするグルーピング工程と、
    前記変換工程により変換された前記グレー値と、前記グルーピング工程によりグルーピングされたグレー値とに基づいて、前記無彩色で表現される画像データを生成して出力する出力工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  14. 前記所定のグレー値の範囲に含まれるグレー値は、前記グレー値のリストに含まれるグレー値同士の差分が第1閾値未満で、かつ前記グレー値が前記変換工程により変換される前の色値同士の差分が第2閾値未満のグレー値であることを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
  15. 前記所定のグレー値の範囲に含まれるグレー値は、前記グレー値が前記変換工程により変換される前の色値同士の差分が第2閾値未満のグレー値であることを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
  16. 前記グルーピング工程によりグルーピングされたグレー値の差を更に大きくすることで弁別性を高めたグレー値のリストに書き換える弁別性向上処理工程を、更に有することを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  17. コンピュータを、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段のすべてとして機能させるためのプログラム。
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